JPH0755681Y2 - 磁気記録装置のコモン電源回路 - Google Patents

磁気記録装置のコモン電源回路

Info

Publication number
JPH0755681Y2
JPH0755681Y2 JP11295488U JP11295488U JPH0755681Y2 JP H0755681 Y2 JPH0755681 Y2 JP H0755681Y2 JP 11295488 U JP11295488 U JP 11295488U JP 11295488 U JP11295488 U JP 11295488U JP H0755681 Y2 JPH0755681 Y2 JP H0755681Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
voltage
circuit
common
read
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11295488U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0235307U (ja
Inventor
晃 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP11295488U priority Critical patent/JPH0755681Y2/ja
Publication of JPH0235307U publication Critical patent/JPH0235307U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0755681Y2 publication Critical patent/JPH0755681Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は磁気記録装置のコモン電源回路、特にコモン電
源電圧の変動防止対策に関する。
[従来の技術] 連続的に定速回転するフロッピディスクの記録面に密接
された磁気ヘッドに内蔵されているリード/ライトコイ
ルにてフロッピディスクに情報の保存再生を行う磁気記
録装置が周知である。
前記再生利用は、フロッピディスクにおける磁化の方向
に応じ、リード/ライトコイルに誘起される電流を取り
出すことにより行われる。リード/ライトコイルの出力
信号は再生回路内で所定の増幅作用を受けた後、再生出
力として次段の復元処理に供されてゆく。
第2図に従来の磁気記録装置の磁気記録再生回路を示
す。フロッピディスクのトラックと密接するリード/ラ
イトコイル10の両端子10a,10bがライト回路12に接続さ
れており、該ライト回路12からのライト信号にてフロッ
ピディスクへのデータ書込みが行われる。
他方、記録情報の読取り即ち再生は、フロッピディスク
磁気記録面における前記磁化方向にしたがってリード/
ライトコイル10に誘起される電流を該コイル10の両端電
位の変化として検出し、これを原情報に復元することに
より行う。
図示例において、コモン端子14からの電圧供給を受ける
書込み読取りコイル10の両出力端10a及び10bには再生回
路100が接続されている。
前記リード/ライトコイル10の両出力端10a及び10bは、
再生回路100において後にその作用を詳述するダイオー
ド16,18及び20,22をそれぞれ介して差動増幅用トランジ
スタ24及び26のベース24b及び26bにそれぞれ接続されて
いる。
前記差動増幅用トランジスタ24及び26のベース24b及び2
6b、そしてコレクタ24c及び26cにはそれぞれ抵抗R1及び
R2、そしてR1a及びR2aを介して電源電圧Vccが印加され
ており、また該コレクタ側から再生回路100の出力が端
子28を介して取り出されている。
また、再生回路100は、再生回路用定電流源30を含む。
該再生回路用定電流源30の出力は、コレクタ32cが前記
差動増幅トランジスタ24及び26の出力側に接続されると
共にエミッタ32cがアースされたトランジスタ32のベー
ス32cに入力している。該トランジスタ34と並列に、そ
のコレクタ34c,36cが前記ダイオード18−22,16−20間に
接続されエミッタ34e,34eが抵抗を介してアースされた
トランジスタ34及び36が接続されている。
以上の構成の下、再生時には次のような動作が行われ
る。
使用者の端末操作などによる再生回路用定電流源30から
のバイアス電圧がトランジスタ32〜36をオンし、差動増
幅用トランジスタ26及び26が動作状態となる。
この結果リード/ライトコイル10に誘起電流が流れ、不
図示のフロッピディスクに保存されているデータの読取
り作用が開始する。読取られたデータは、リード/ライ
トコイル10の両端10a及び10bからダイオード16〜22を経
て、差動増幅用トランジスタ24及び26のベース24b及び2
6bの電位変化として現れる。
前述したごとく、差動増幅用トランジスタ24及び26のコ
レクタ24c及び26cには抵抗R1及びR2を介して電源電圧Vc
cが印加されており、また該コレクタ側から再生出力28
が取り出されている。
差動増幅トランジスタ24及び26はそのベース26b及び28b
における電流変化を100倍程度にまで増幅する作用を果
たしており、この増幅信号が再生出力端子30から出力さ
れ、後段の復元処理に供されてゆくこととなる。
ここで、リード/ライトコイル10の両端10a及び10bの出
力電位変化を検出するだけであるならば、ダイオード16
及び18あるいは20及び22を介在させることなく、差動増
幅用トランジスタ24及び26のベース24b及び26bと直結し
ても良く、その方が損失が少なくて済む。
ところが、ダイオード20及び22を設けない場合、書込み
時にリード/ライトコイル10に生じる逆起電力に起因し
て、電源Vccに対して書込み電流の誤差成分となる電流
が流れたり、差動増幅トランジスタ24,26の一方がブレ
ークダウンによって破壊されてしまうという事態を招
く。即ち、書込み時にリード/ライトコイル10に生じる
逆起電力に応じて例えば差動増幅トランジスタ24のベー
ス24bに加わる起電力はエミッタ24eから、更に抵抗R3
びR4を経て他方の差動増幅用トランジスタ26のエミッタ
26e側に至る。
この時、差動増幅用トランジスタ26のベース26bの電位
が低くなっているためにエミッタ26eに逆バイアスが印
加されて、ブレークダウンが生じ、該差動増幅用トラン
ジスタ26を破壊してしまうことになる。逆起方向が反対
の場合には、同様の理由によって差動増幅用トランジス
タ24が破壊される。
ダイオード20及び22はこうした逆起電力によって電源に
対して書込み電流の誤差成分となる電流が流れたり、ブ
レークダウンによるトランジスタ24及び26の破壊の阻止
作用を果たすものであり、両ダイオード20及び22の介在
によってリード/ライトコイル10の逆起電力に基づく電
流の悪影響は未然に防止される。
なお、ダイオード16及び18は再生回路からリード/ライ
トコイル10への電流の流れ込みを防止するために設けら
れている。
ここで、再生時にリード/ライトコイル10からの再生信
号が差動増幅用トランジスタ24及び26により取り込まれ
るためにはそのベース電位を電源電圧Vcc以下に保持す
る必要がある。
この為に図示例では、リード/ライトコイル10のセンタ
ータップ10cへの供給電位を電源電圧Vcc以下に落とすた
めのコモン電圧発生回路200が配設されている。
前記コモン電圧発生回路200において、ライト時にトラ
ンジスタ38がオンされるとトランジスタ40が通電状態と
なり、電源電圧Vccが該トランジスタ40からコモン端子1
4を経てリード/ライトコイル10のセンタータップ10cに
加わる。ライト時には再生回路100はオフ状態にあり、
リード/ライトコイル10への供給電圧を低下制御する必
要はない。
他方、再生時にはトランジスタ38及び40がオフ状態とな
り、代わってトランジスタ42がオンされる。通電された
トランジスタ42のエミッタ42e側から分圧抵抗R5及びR6
によって減圧されたコモン電圧がリード/ライトコイル
10に供給されることになる。
この結果、再生時における差動増幅用トランジスタ24及
び26のベース電位はコレクタ24c,26c側に印加されてい
る電源電圧Vcc以下の電圧でバイアスが与えられ、所望
の再生出力を得ることができる。
[考案が解決しようとする課題] こうして、前記従来装置では、コモン電圧発生回路200
を介挿すうことで再生時における減圧制御が達成され
る。
しかしながら、コモン電圧発生回路200には電源電圧Vcc
抵抗分割により印加されているため、該電源電圧Vccに
生じる変動はそのままリード/ライトコイル10への供給
電圧の変動につながり、所望の再生特性を得ることがで
きないという問題があった。
考案の目的 本考案は、上記従来の課題に鑑み為されたものであり、
その目的は、電源電圧の変動に左右されず常に安定した
所望の電圧をリード/ライトコイルに供給することがで
きる磁気記録装置のコモン電源回路を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案は、磁気記録装置の
リード/ライトコイルにコモン入力電圧を供給するコモ
ン電源回路において、リード/ライトコイルのセンター
タップに接続されたコモン端子に電源電圧に依存しない
定電圧を供給可能な定電圧回路と、前記コモン端子に大
電流を供給可能な電流供給回路と、リード時に前記定電
圧回路が出力する定電圧を前記コモン端子に供給し、ラ
イト時に前記電流供給回路が出力する大電流を前記コモ
ン端子に供給するコモン電圧切換回路と、を含み、前記
定電圧は前記電源電圧より低いことを特徴とする磁気記
録装置のコモン電源回路である。
[作用] 以上のごとく構成される本考案によれば、電源電圧に生
じる変動にかかわりなくコイルへのコモン電圧は定電圧
回路により一定値に安定保持されるため、再生出力への
悪影響は未然に防止される。
[実施例] 以下、図面に基づき本考案の好適な実施例を説明する。
尚、図中前記第2図にかかる従来技術と同等の構成要素
には同一符号を付しその説明を省略する。
第1図に本考案にかかる磁気記録装置のコモン電源回路
の構成例を示す。
本考案において特徴的なことは、コモン電源回路内に定
電圧回路300を介設し、再生時に電源電圧Vccに生じた変
動の影響がリード/ライトコイル10に及ばない措置を講
じたことである。
第1図における定電圧回路300はバンドギャップ基準電
圧回路として知られる定電圧回路をもとに構成されてお
り、トランジスタの禁制帯幅つまりバンドギャップ値を
上限として全体の温度係数を0とすることができ、温度
によらず一定の基準電圧を得ることができ、また同時に
電源電圧依存性が極めて少ない定電圧回路を得ることが
可能となり、この結果電源電圧変動に対しても安定した
定電圧を前述したリード/ライトコイル10へのコモン端
子14に与えることができる。
即ち、定電圧回路300のVccとトランジスタ44のエミッタ
44e間電圧は該トランジスタ44のベース44b・エミッタ44
e間電圧と抵抗R7の両端電圧との和である。ここで、ト
ランジスタ44のベース44b・エミッタ44e間電圧は温度に
よって変動するが、この変動は抵抗R7とR8の比を適当に
調整することによって補償することができる。このよう
な良好な補償作用を得るため、前記抵抗R7の抵抗値と抵
抗R9および抵抗R7に流れる電流I1、I2を適当に選択する
ことによって前記のVccトランジスタ44のエミッタ44e間
電圧を安定化することができる。
そして、上述した定電圧回路300バンドギャップ電圧と
ダイオード45及びトランジスタ42のVFにより決定する安
定化された電圧は、電源変動や周囲温度の影響を受ける
ことなくリード/ライトコイル10のコモン端子14に供給
されてゆく。
なお、抵抗R10はトランジスタ46から定電圧回路300及び
トランジスタ42のベースに供給される電流制御作用を、
そして抵抗R12はトランジスタ42のリーク吸収作用をそ
れぞれ果たす。
従って、第1図の定電圧回路300を組込んだ書込み回路
から明らかなように、電源電圧変動時にもリード/ライ
トコイル10のコモン端子14への供給電圧を一定にして書
込み電流を安定化させることが可能となり、磁気記録装
置の書込み作用の品質を改善することができる。
以上の内部構成を取る定電圧回路300の作用により、再
生時におけるその出力端電位は常に一定値で安定保持さ
れる。
こうして、電源電圧Vccが変動しても定電圧回路の働き
によりコモン端子14の電圧は変化しないので、リード/
ライトコイル10のセンタータップ10aに印加される電圧
は変わることがない。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、リード/ライト
コイルへのコモン電源回路内に定電圧回路を設けたの
で、再生時における出力特性は電源電圧変動の悪影響を
被ることなく、安定保持可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の回路構成図、 第2図は従来技術の回路構成図である。 10…リード/ライトコイル 10a…センタータップ 200…コモン電圧発生回路 300…定電圧発生回路 Vcc…電源電圧

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気記録装置のリード/ライトコイルにコ
    モン入力電圧を供給するコモン電源回路において、 リード/ライトコイルのセンタータップ(10c)に接続
    されたコモン端子(14)に電源電圧に依存しない定電圧
    を供給可能な定電圧回路(300)と、 前記コモン端子に大電流を供給可能な電流供給回路と、 リード時に前記定電圧回路(300)が出力する定電圧を
    前記コモン端子(14)に供給し、ライト時に前記電流供
    給回路が出力する大電流を前記コモン端子(14)に供給
    するコモン電圧切換回路(201)と、 を含み、前記定電圧は前記電源電圧より低いことを特徴
    とする磁気記録装置のコモン電源回路。
JP11295488U 1988-08-29 1988-08-29 磁気記録装置のコモン電源回路 Expired - Lifetime JPH0755681Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11295488U JPH0755681Y2 (ja) 1988-08-29 1988-08-29 磁気記録装置のコモン電源回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11295488U JPH0755681Y2 (ja) 1988-08-29 1988-08-29 磁気記録装置のコモン電源回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0235307U JPH0235307U (ja) 1990-03-07
JPH0755681Y2 true JPH0755681Y2 (ja) 1995-12-20

Family

ID=31352366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11295488U Expired - Lifetime JPH0755681Y2 (ja) 1988-08-29 1988-08-29 磁気記録装置のコモン電源回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0755681Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0235307U (ja) 1990-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5606282A (en) Transimpedance amplifier
US5877911A (en) Magneto-resistive head pre-amplifying circuit for avoiding output voltage transients
US5523898A (en) Partial MR sensor bias current during write
JPS60247836A (ja) 光学式情報再生装置
JPH07169009A (ja) 磁気抵抗効果型ヘッド用信号再生回路
US5793551A (en) Amplifier having a differential input capacitance cancellation circuit
US6487034B1 (en) Write head fault detection with small threshold
JPS5851324B2 (ja) テイコウソクテイカイロハイチ
US6349007B1 (en) Magneto-resistive head open and short fault detection independent of head bias for voltage bias preamplifier
JPH0755681Y2 (ja) 磁気記録装置のコモン電源回路
US4792868A (en) Recording/reproducing device with means for switching inductance of such device for use in a floppy disk apparatus
US5398144A (en) Bias generator for a low voltage differential read amplifier
JP2571604B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0755682Y2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2518906B2 (ja) 磁気記録再生装置
KR0138485B1 (ko) 자기헤드 구동회로 및 이를 포함하는 자기 기록 / 재생 장치
JP3099837B2 (ja) 磁気抵抗素子信号切換増幅回路およびそれを用いた磁気記憶装置
JPH07169003A (ja) 磁気抵抗効果型ヘッド用信号再生回路
JPH08293102A (ja) 磁気記録再生装置
JPH0258737A (ja) 半導体レーザ書き込み制御装置
JPH01292611A (ja) 磁気記録再生装置
JPH0753121Y2 (ja) フロッピディスクドライブの書込み回路
JPH01211304A (ja) コントロール信号用ヘッドアンプ
KR20000011281A (ko) 자기재생장치
JPH05182425A (ja) コントロール信号の再生回路