JPH10312158A - 表示パネル開閉機構及びそれを用いた表示装置 - Google Patents

表示パネル開閉機構及びそれを用いた表示装置

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JPH10312158A
JPH10312158A JP9122672A JP12267297A JPH10312158A JP H10312158 A JPH10312158 A JP H10312158A JP 9122672 A JP9122672 A JP 9122672A JP 12267297 A JP12267297 A JP 12267297A JP H10312158 A JPH10312158 A JP H10312158A
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JP
Japan
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main body
opening
monitor
closing mechanism
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JP9122672A
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English (en)
Inventor
Kiyoharu Takeo
清春 竹尾
Yukio Sawamoto
幸夫 沢本
Hiroshi Umehara
浩 梅原
Takeshi Sasano
毅 佐々野
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示パネルを操作者の見やすい位置に簡単に
設定でき、操作性を向上できる表示パネル開閉機構及び
それを備えた表示装置を提供することである。 【解決手段】 モニタ部の開閉機構は、モニタ部20の
左右両部に突設された左右一対のヒンジピン21,22
と、モニタ部20の上下部に対向するようVTR本体部
30に設けられた固定板33と、固定板33の左右位置
に回転自在に取り付けた左右一対のラッチ板36,37
と、一対のラッチ板間に設けられた連結リンク38と、
を備えている。固定板33は、その左右両部に、それぞ
れ係合溝31,32が形成されている。ラッチ板36,
37は、固定板33の支軸50,51に回転自在に取り
付けられ、このラッチ溝34,35が、それぞれラッチ
板36,37の一端に開口して形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を表示する液
晶等の表示パネルを本体部から開閉可能とする表示パネ
ル開閉機構及びそれを用いた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶等の表示パネルを備えた様々
の装置が登場している。例えば、モニタ付きカメラ一体
型VTR、ノート型パソコン、車載用ナビゲーションシ
ステムなどである。特に、モニタ付きカメラ一体型VT
Rにあっては、カメラ部が液晶表示パネルのモニタ部を
備えるVTR本体部に対し回転したり、モニタ部を開閉
及び回転可能して、表示を見ながら撮影操作ができるよ
うにしたものがある。
【0003】図48は、従来のモニタ付きカメラ一体型
VTRの一例を示す概略外観図であり、図49は、本体
部とモニタ部のジョイント部を示す概略構成図である。
図48に示すように、このモニタ付きカメラ一体型VT
Rは、VTR本体部30にモニタ部20が組み込まれて
固定されており、カメラ部10がVTR本体部30に対
して回転する。カメラ部10とVTR本体部30のジョ
イント部の機構について図49を用いて説明する。
【0004】まず、円柱形状したカメラ側取付アングル
110に連結リング111を連結リング113で挟み込
んで支持する。カメラ側取付アングル110と連結リン
グ113はビス114で固定されている。この時、連結
リング111には、隙間111a,111b,111c
があり、回動自在となっている。この状態で連結リング
111は本体側取付アングル112にビス115にて固
定される。
【0005】この構造により、カメラ部10は、VTR
本体部30に対し回転中心軸116を中心に回転自在で
ある。カメラ部10が回転することで、Low/Hig
hアングルの撮影を可能とし、あるいはモニタ部20の
表示面とカメラ部10の撮像面とを撮影者に向けること
で、撮影者自身を撮影する対面撮影を可能とするもので
ある。
【0006】図50は、従来のモニタ付きカメラ一体型
VTRの他の例を示す概略外観図である。このタイプの
モニタ付カメラ一体型VTRは、カメラ部とVTR本体
部とを一体化したカメラ・VTR本体部210と、モニ
タ部221とから構成され、同図左に示すように、モニ
タ部221をカメラ・VTR本体部210から略90度
開き、撮影者がモニタ部221をモニタしながら被写体
を撮影したり、同図中に示すように、モニタ部221を
上下方向に回転して見やすい位置に設定して撮影した
り、更には180度回転して、同図右に示すように対面
撮影までも可能とするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に前者のモニタ付
きカメラ一体型VTRは、モニタ部20とVTR本体部
30が固定されており、カメラ部10のみが上下に回転
し、Low/Highアングルの撮影及び対面撮影が可
能であったが、この構造では、図51に示すように、撮
影者のすぐ左右に座わっている人物等(例えば、電車で
となりに座わっている人)を撮影する時、モニタが見づ
らくなり操作性が悪くなるという欠点があった。また、
後者のモニタ付きカメラ一体型VTRは、対面撮影する
場合、画面が逆さ状態になるので、それを補正して見や
すくするため、回転検出スイッチおよび上下反転回路が
必要となり、画像の処理回路が複雑になっていた。
【0008】本発明の目的は、表示パネルを操作者の見
やすい位置に簡単に設定でき、操作性を向上できる表示
パネル開閉機構及びそれを備えた表示装置を提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、画像
を表示する表示パネルを本体部から開閉可能とする表示
パネル開閉機構において、前記表示パネルあるいは前記
本体部の表示パネルを取り付ける部分のいずれか一方の
相対向する側面の両端部に回転軸を設け、任意に両側面
の対向する一端部の回転軸を支点として、前記表示パネ
ルを開閉可能とすることを特徴とする表示パネル開閉機
構である。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の表示パ
ネル開閉機構であって、前記表示パネルあるいは本体部
の表示パネルを取り付ける部分のいずれか一方の相対向
する側面の両端部に突設した回転軸と、前記表示パネル
を挟み込むように前記本体部に取り付けられ、前記回転
軸が係脱自在に係合する係合溝を有する一対の固定板
と、前記固定板に回転自在に取り付けられ、開口を有す
るラッチ溝を形成して、前記ヒンジピンを前記ラッチ溝
と前記係合溝を交差させて拘束するラッチ板と、同一の
固定板に取り付けられたラッチ板を互いに連結し、表示
パネルの開閉側に対しラッチ板の回転中心よりも奥側に
取り付けられた連結部材と、前記表示パネルを開閉する
際に、前記ラッチ板の回転を制限するため、前記固定板
に設置されたストッパピンと、を備えたことを特徴とす
る。
【0011】請求項3の発明は、請求項1記載の表示パ
ネル開閉機構であって、前記表示パネルあるいは本体部
の表示パネルを取り付ける部分のいずれか一方の相対向
する側面の両端部に突設したヒンジピンと、前記表示パ
ネルを挟み込むように前記本体部に取り付けられ、前記
ヒンジピンが係脱自在に係合する係合溝を有する一対の
固定板と、前記固定板に回転自在に取り付けられ、開口
を有するラッチ溝を形成して、前記ヒンジピンを前記ラ
ッチ溝と前記係合溝を交差させて拘束するラッチ板と、
前記ラッチ板を反拘束方向に付勢する弾性部材と、前記
ラッチ板の回転中心を結ぶ線と平行に摺動可能であって
両端部を前記ラッチ板に当接して前記ヒンジピンを係合
溝に拘束するスライドレバーとを備え、前記スライドレ
バーを摺動することによって任意のラッチ板を回転させ
ることを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項1記載の表示パ
ネル開閉機構であって、前記表示パネルあるいは本体部
の表示パネルを取り付ける部分のいずれか一方の相対向
する側面の両端部に突設したヒンジピンと、前記本体部
のモニタ部取り付け部分に前記回転軸が係脱自在に係合
するように開口を形成した係合溝と、前記本体部に回転
自在に取り付けられ、開口を有するラッチ溝を形成し
て、前記ヒンジピンを前記ラッチ溝と前記係合溝を交差
させて拘束するラッチ板と、前記ラッチ板を拘束方向に
回転するように付勢する弾性部材と、前記表示パネルを
開閉する際に、前記ラッチ板の回転を制限するために設
置されたストッパピンと、を備えたことを特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、請求項2記載の表示パ
ネル開閉機構であって、前記ラッチ板に形成した溝と、
該溝と嵌合する形状部分を有し本体部に取り付けたロッ
クバネとを備え、前記溝に前記ロックバネが嵌合したと
きに、前記ロックバネの押圧力によりラッチ板が回転し
ないように保持されることを特徴とする。
【0014】請求項6の発明は、請求項2又は請求項4
記載の表示パネル開閉機構であって、前記ラッチ板は、
前記表示パネル側に対して反対側の面に回転中心以外に
凸部が形成され、該凸部を開閉方向に押すことにより開
閉操作をすることを特徴とする。
【0015】請求項7の発明は、請求項5記載の表示パ
ネル開閉機構であって、前記固定板に摺動可能に取り付
けられ、前記凸部に当接して回転させるイジェクトレバ
ーと、該イジェクトレバーに係合して凸部から離れる方
向に付勢する弾性部材とを備えたことを特徴とする。
【0016】請求項8の発明は、請求項2又は4記載の
表示パネル開閉機構であって、ラッチ板の側面を押すこ
とによってラッチ板を回転させるボタンを備えたことを
特徴とする。
【0017】請求項9の発明は、請求項2又は3記載の
表示パネル開閉機構であって、前記本体部には、前記表
示パネルを開くように付勢する弾性部材が取り付けられ
たことを特徴とする。
【0018】請求項10の発明は、請求項2又は4記載
の表示パネル開閉機構であって、前記表示パネルの回転
軸方向に平行な側面に円弧状に歯を設け、本体部に該歯
に噛合する形状を有する噛合部材を設けて、段階的に表
示パネルを開閉させる。
【0019】請求項11の発明は、請求項1ないし10
のいずれかに記載の表示パネル開閉機構であって、前記
本体部と前記表示パネルに接続して信号を供給可能とす
るフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板を案内す
るガイド部を有して両端部で回動自在に接続可能なリン
クとを備え、該リンクを複数組み合わせて前記本体部と
前記表示パネルに接続することを特徴とする。
【0020】請求項12の発明は、請求項1ないし10
のいずれかに記載の表示パネル開閉機構であって、表示
パネルの回転軸方向に平行な両側面と該両側面に対向す
る本体部とに、接点用ランドと接点ブラシを設け、該接
点用ランドと該接点ブラシを当接させることにより表示
パネルに信号を供給可能とすることを特徴とする。
【0021】請求項13の発明は、請求項11又は12
記載の表示パネル開閉機構であって、前記表示パネルに
表示パネル用電源を備えたことを特徴とする。
【0022】請求項14の発明は、請求項1ないし10
のいずれかに記載の表示パネル開閉機構前記本体部に発
光部を、前記表示パネルに受光部と表示パネル用電源と
を備え、前記表示パネルと前記本体部間を光伝送にて信
号の供給を行うことを特徴とする。
【0023】請求項15の発明は、請求項1ないし10
のいずれかに記載の表示パネル開閉機構であって、表示
パネルの回転軸方向に平行な両側面と該両側面に対向す
る本体部とに、接点用ランドと接点ブラシを設け、前記
本体部に発光部を、前記表示パネルに受光部を備え、前
記接点用ランドと該接点ブラシを当接させることにより
表示パネルに電源を供給し、前記表示パネルと前記本体
部間を光伝送にて信号の供給を行うことを特徴とする。
【0024】請求項16の発明は、請求項14又は15
記載の表示パネル開閉機構であって、前記受光部は、表
示パネルの両端回転軸間のほぼ中心線上に配置され、前
記発光部は前記受光部に対向する本体部に配置されるこ
とを特徴とする。
【0025】請求項17の発明は、画像を表示する表示
パネルと、該表示パネルを取り付ける本体部と、請求項
1ないし16のいずれかに記載の表示パネル開閉機構と
を備えた表示装置である。
【0026】請求項18の発明は、請求項17記載の表
示装置であって、前記本体部は、被写体を撮像するカメ
ラ部と画像や音声信号の記録再生を行うVTR部とを一
体化して形成され、前記表示パネルの回転軸は、本体部
に設けられた撮像レンズの光軸に対して垂直方向に配置
されたことを特徴とする。
【0027】上記構成とした本発明において、表示パネ
ルを本体部から左右任意の方向に開くことが可能とな
り、操作者が操作等に適した位置まで、開閉できる。従
って、例えば、本体部にカメラを備えたVTRのような
装置であれば、撮影者のとなりに座わっている人物の撮
影時でも表示パネルで画像を確認しながら撮影可能とな
る。また、カメラ部と本体部が一体化したVTRあれ
ば、回転検出スイッチおよび上下反転回路が必要とな
り、回路を簡易化できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0029】(1)表示パネル開閉機構 図1は、本発明に係る表示パネル開閉機構を備えたモニ
タ付きカメラ一体型VTRの外観図である。このモニタ
付きカメラ一体型VTRは、従来技術と同様に、カメラ
部10と、VTR本体部30と、VTR本体部30に開
閉自在に取り付けた液晶表示パネルを備えたモニタ部2
0とからなる構成である。本実施形態が従来例と異なる
点は、モニタ部20を左右任意の方向に開閉可能とした
点である。このような構造にすることによって、図2に
示すように、撮影者のすぐ左右に座わっている人物等を
撮影する時、カメラ部10及びVTR本体部30は、非
対象物に向け、モニタ部20を撮影者の正面に向けるこ
とができるので、撮影がしやすくなる。モニタ部20は
左右に開閉可能であるので、左右の対象物を同様に撮影
可能である。
【0030】以下に、この開閉機構の具体的構造につい
て述べる。
【0031】(第1実施形態)図3は、モニタ部の開閉
機構を示す第1実施形態の平面図であり、図4はその側
面図、図5は開閉動作を示す説明図である。このモニタ
部の開閉機構は、モニタ部20の左右両部に突設された
左右一対のヒンジピン21,22と、モニタ部20の上
下部に対向するようVTR本体部30に設けられた固定
板33と、固定板33の左右位置に回転自在に取り付け
た左右一対のラッチ板36,37と、一対のラッチ板間
に設けられた連結リンク38と、を備えている。
【0032】固定板33は、その左右両部に、それぞれ
係合溝31,32が形成されている。これら係合溝3
1,32は、モニタ部20の開放側に開口して形成され
ている。このため、対応する側のヒンジピン21,22
が開口側から嵌入して係合したり、また離脱したりする
ことが可能である。
【0033】ラッチ板36,37は、固定板33の係合
溝31,32の外側に取り付けた支軸50,51に回転
自在に取り付けられ、このラッチ溝34,35が、それ
ぞれラッチ板36,37の一端に開口して形成されてい
る。このラッチ板36,37は、ラッチ溝34,35の
開口を内側に向けて、ラッチ溝34,35と係合溝3
1,32を交差させることによって、ヒンジピン21,
22を拘束する。また、ラッチ板36,37を拘束解除
方向に回転することによって、ラッチ溝34,35の開
口が係合溝31,32の開口と合致して、ヒンジピン2
1,22をラッチ溝34,35及び係合溝31,32か
ら離脱させることができる。
【0034】連結部材である連結リンク38は、一方の
ラッチ板36(37)の拘束解除方向の回転に連係して
他方のラッチ板37(36)の回転を阻止するものであ
り、ラッチ板36,37に突設した支軸52,53に、
その端部を回動自在に取り付けている。支軸52,53
は、モニタ部20を閉じた状態(ラッチ板36,37の
ラッチ溝34,35が内側に向き合った状態)で、ラッ
チ板36,37の回転中心(支軸50,51)を結ぶ線
に対してモニタ部側の反対側で、且つ支軸50,51の
間に設けられている。更に固定板33には、ラッチ板3
6,37の回転を制御する為のストッパピン39,4
0,41,42が突設されている。
【0035】次にモニタ部20の開閉動作を説明する。
図3に示すように、各ラッチ板36,37のラッチ溝が
内側を向き合った状態では、ラッチ溝34,35が係合
溝31,32と交差しており、その交差部内にヒンジピ
ン21,22が拘束されている。その結果、モニタ部2
0はVTR本体部30に対し閉止状態に保持されてい
る。
【0036】図5に示すように、モニタ部20を左側か
ら開ける場合、モニタ部20の左側の図示せぬ凹部に操
作者が手を掛けて手前に引く。それによりヒンジピン2
1が、係合溝31から抜け出す方向に引かれ、ラッチ板
36が時計方向(拘束解除方向)に支軸50を中心とし
て回転する。それに伴って、ヒンジピン21は、係合溝
31に沿って開口側に移動して行く。ラッチ溝34及び
係合溝31の開口が合致した時に、モニタ部20の左側
のヒンジピン21が外れて、右側のヒンジピン22を支
点としてモニタ部20が左回りに回転して開放される。
【0037】この時、前記ラッチ板36が支軸50を支
点に時計方向に回転するので、連結リンク38の支軸5
2側は、モニタ部20側に移動する。一方、連結リンク
38の支軸53側の端部は、モニタ部20側とは反対側
に移動するので、ラッチ板37が支軸51を支点に右回
りに回転する。
【0038】連結リンク38の支軸52が、ラッチ板3
6の回転により、ラッチ板36,37の支軸50,51
をむすぶ線上に移動した時、該ラッチ板36,37がス
トッパピン39,42に接触する構造となっている。こ
れにより、操作者が誤って、モニタ部20の左側が開放
されている状態でモニタ部20の右側を手前に引いて
も、ラッチ板36がストッパピン39に当接して連結リ
ンク38がラッチ板36,37の位置を保持する。従っ
て、ラッチ板37が反時計方向に回わるモーメントは働
らかず、モニタ部20の脱落を防止できる。
【0039】この開放したモニタ部20を閉める場合、
モニタ部20の左側面をVTR本体部30側に向けて押
せばよい。右側のヒンジピン22を支点として、モニタ
部20が回転し、左側のヒンジピン21が開口から係合
溝31に嵌入して係合する。同時に、ラッチ板36が反
時計方向に回転して、ヒンジピン21をラッチ溝34に
嵌入し、ラッチ溝34を係合溝31に対して交差させる
ことで、この交差部内にヒンジピン21を拘束してモニ
タ部20が閉止される(図3参照)。なお、モニタ部2
0を右側から開閉する場合は、前記と左右逆の動作によ
って行われるので説明を省略する。
【0040】(第2実施形態)図6、図7は、モニタ部
の開閉機構を示す第2実施形態の説明図である。モニタ
部20がVTR本体部30から左右任意の方向に開閉す
る基本的な構造は第1実施形態で説明したので省略し、
図6、図7に本実施形態の特徴的な構造を示して説明す
る。
【0041】ラッチ板36a,37aのラッチ溝34,
35が形成されていない方の端部側面にV溝60,61
を設ける。板バネ状のロックバネ70,71の一端を、
ビス76,77で固定板33の奥側端部に固定する。ロ
ックバネ70,71の他端は、V溝60,61に嵌合す
るV形状の凸部72,73を有する。モニタ部20が閉
止された時、ロックバネ70,71の凸部72,73
が、該ラッチ板36a,37aのV溝60,61とかみ
合った状態となり、ラッチ板36a,37aは、ラッチ
溝34,35が内側に向き合った状態に保持される。こ
れにより操作者が誤ってモニタ部20を触れた程度の軽
い力ではモニタ部20が開かないようになり、またモニ
タ部20の開閉時にクリック感を与える。
【0042】また、モニタ部20が開いた状態の時を図
7に示す。モニタ部20の左側に操作者が手を掛けて手
前に引く事により、ラッチ板36aが時計方向に支軸5
0を中心として回転する。ラッチ溝34及び係合溝31
の開口部が合致した時に、モニタ部20の左側のヒンジ
ピン21が外れて、右側のヒンジピン22を支点として
モニタ部20が開放される。この時、ロックバネ70の
V形状した凸部72が、その反モニタ側斜面をラッチ板
36aのモニタ部20側の側面74に当接させる。これ
により、ラッチ溝34及び係合溝31の開口が合致した
位置でラッチ板36aが保持される。従って、モニタ部
20が開いた状態で、使用中、軽い振動等によりラッチ
板36aが反時計方向へ、勝手に回わってしまうことを
防ぐことができる。
【0043】(第3実施形態)図8及び図9は、モニタ
部の開閉機構を示す第3実施形態の説明図である。第3
実施形態の特徴的な構造を説明する。
【0044】ラッチ板36b,37bに、ラッチ溝3
4,35の反対側の端部に凸部80,81を設ける。
又、モニタ部20が開放される時に、モニタ部20を押
し出す為の板バネであるイジェクタバネ82をVTR本
体部30のモニタ部20に対向する面に一端を固定し、
他端を、モニタ部20が閉じられている場合には、モニ
タ部20に当接させ、開放方向に付勢する。
【0045】この構造によるモニタ部20の開閉動作を
説明する。まず、モニタ部20を左側から開ける場合、
操作者は、ラッチ板36bを時計回りに回転させるよう
に凸部80を押す。ラッチ板36bが時計方向に支軸5
0を中心として回転し、ラッチ溝34及び係合溝31の
開口部が合致した時にモニタ部20の左側のヒンジピン
21が外れて、右側のヒンジピン22を支点としてモニ
タ部20が回転し、開放される。この際、VTR本体部
30にビス83で固定されたイジェクタバネ82のバネ
力により、モニタ部20は押し出される(図9参照)。
【0046】この開放されたモニタ部20を閉める場
合、モニタ部20の左側面をVTR本体部30側に向け
て押せばよい。すると、右側のヒンジピン22を支点と
して、モニタ部20が回転し、左側のヒンジピン21が
係合溝31及びラッチ溝34に嵌入する。ラッチ板36
bが反時計方向に回転して、ラッチ溝34を係合溝31
に対して交差させることで、この交差部内にヒンジピン
21を拘束して、モニタ部20が閉止される(図8参
照)。
【0047】ここで、ラッチ板36b,37bの凸部8
0,81をモニタ部20の開放方向に対し反対側に押す
手段として、直接操作者が、凸部80,81を押すので
はなく、VTR本体部30に設けたイジェクトレバーを
前後にスライドするものが考えられる。
【0048】このイジェクトレバーの構造について以下
に説明する。図10は樹脂系材料で成形されたイジェク
トレバー90を示す構成図である。(a)は正面図、
(b)は側面図、(c)は下方から見た平面図、(d)
は斜視図である。爪91,92はVTR本体部30のキ
ャビネットに滑動可能なように取り付けるための爪であ
り、滑動方向に平行に相対向して設けられている。凸部
94は、裏面側に滑動方向に対して表面が垂直になるよ
うに形成され、前記ラッチ板36b,37bの凸部8
0,81を押す役割を果たす。
【0049】次にVTR本体部30にイジェクトレバー
90を滑動可能な様に取り付けた構造を図11及び図1
2に示す。図11は平面図、図12は要部断面図であ
る。VTR本体部30に設けられた長方形状の切り欠き
部97(2ケ所)にイジェクトレバー90の爪91,9
2を樹脂の弾性を利用してはめ込み、イジェクトレバー
90が切り欠き部97内を滑動可能とする。イジェクト
レバー90のフック93とVTR本体部30のモニタ側
のフック98にバネ96を係止し、イジェクトレバー9
0は、バネ96にてモニタ側に常時引っ張られている。
イジェクトレバー90の裏面側の凸部94は、前記ラッ
チ板36b,37bの凸部80,81に対してモニタ部
20側にあるように配設される。
【0050】イジェクトレバー90を用いてモニタ部2
0を開放させる動作を説明する。図13は、モニタ部の
閉止状態を示す説明図であり、図14は、モニタ部を開
放する動作を示す説明図であり、図15及び図16はそ
の主要部分の説明図である。操作者はイジェクトレバー
90の表側凸部95に指をかけ、モニタ部の表示面奥側
方向に該イジェクトレバー90をスライドさせる。イジ
ェクトレバー90の裏面凸部94により、前記ラッチ板
36b(37b)の凸部80(81)が押され、該ラッ
チ板36bは時計方向に回転し、モニタ部20の左側の
ヒンジピン21が外れる。固定板33に固定されたイジ
ェクタバネ82のバネ力により、モニタ部20は押し出
される。
【0051】また、イジェクトレバーを用いた他の例を
図17に示す。板バネ84がVTR本体部30にビス8
5で固定され、その先端部がV形状になっている。この
先端部が、イジェクトレバー90aに当接し、モニタ部
側へとイジェクトレバー90を付勢する。図18に示す
ように、イジェクトレバー90aでは、イジェクトレバ
ー90に設けていたフック93に替えて、板バネ84の
当接部分に当接片95を設けて、ここに板バネ84の先
端部を当接させている。イジェクトレバー90aによる
モニタ部の開閉動作は上記と同様であるので説明は省略
する。
【0052】このように前記ラッチ板36b、37bの
凸部80,81を押すような構造にすれば、操作者の作
業性が向上する。
【0053】(第4実施形態)図19は、モニタ部の開
閉機構を示す第5実施形態の説明図であり、(a)は要
部拡大図、(b)はA−AAの断面図である。モニタ部
20の左右両端の上下部に、断面円弧状に歯23を設け
る。先端部がV形状の板バネ24をVTR本体部30に
ビス25で固定し、その先端部を歯23に噛み合わせ
る。こうして、板バネ24のV先端部が歯23にかみ合
うので、モニタ部20の開閉時に段階的なクリック感を
持たせることができる。従って、モニタ部20を一定の
角度で保持することも可能になり、勝手にモニタ部20
が動いてしまうということがなくなる利点がある。
【0054】(第5実施形態)図20は、モニタ部20
の開閉機構を示す第5実施形態の平面図、図21はその
正面図である。このモニタ部の開閉機構は、ほぼ第2実
施形態と同じなので、同一部分の説明は省略する。VT
R本体部30に取り付けられた板バネ120,121が
ラッチ板36,37の側面に当接し、ラッチ板36,3
7はヒンジピン21,22の拘束解除方向に付勢されて
いる。スライドレバー100が、固定板33のモニタ側
の長手方向に滑動可能に取り付けられている。スライド
レバー100は、両端がラッチ板36,37に当接する
長さを有し、ラッチ板36,37の回転を同時に阻止で
きる。スライドレバー100を左右に移動させることに
よって、いずれか一端がラッチ板36,37と当接しな
くなり、ラッチ板36,37を回転可能にすることがで
きる。
【0055】さて、スライドレバー100の滑動構造に
ついて説明する。固定板33には、ラッチ板36,37
の間の中央部でモニタ部側寄りに長方形状の切り欠き部
109が形成されている。スライドレバー100は、図
22に示すように、中央部上部に凸部103、中央部下
部に爪101,102が形成されている。この爪10
1,102が切り欠き部109に滑動可能に係合してい
る。切り欠き部109の中心近くに爪101,102が
位置するときは、スライドレバー100の両端がラッチ
板36,37に当接し、板バネ120,121によるラ
ッチ板36,37の回転を阻止している。このとき、ラ
ッチ板36,37はストッパピン40,41にも当接し
ており、逆側への回転も阻止されている。
【0056】次に、モニタ部20の開閉動作について説
明する。図23は、モニタ部20を左側から開ける場合
を示す説明図である。まず操作者は、スライドレバー1
00の凸部103に指をかけて、スライドレバー100
を右側へ移動させる。これにより、ラッチ板36の回転
拘束がなくなり、時計方向に支軸50を中心として回転
自在となり、モニタ部20の左側のヒンジピン21が外
れて右側のヒンジピン22を支点としてモニタ部20が
バネ力により解放される。また、このとき、右側のラッ
チ板37はスライドレバー100とストッパピン42に
より回転を阻止されているため、ヒンジピン22は、ラ
ッチ板37のラッチ溝35と係合溝32に拘束されて、
モニタ部20は脱落しない。
【0057】(第6実施形態)図24、図25及び図2
6は、モニタ部20の開閉機構を示す第6実施形態の概
略構成図である。図24はモニタ部の上部の構成図、図
25は下部の構成図、図26は要部斜視図である。ま
ず、液晶表示パネルからなるモニタ部20の左右両端部
の上下には、ヒンジピン21,22が突設されている。
VTR本体部30にはヒンジピン21,22が係脱自在
に係合しうる係合溝31a,32aがモニタ部20の開
放側に開口して形成されている。本体部30の上部には
ヒンジピン21,22を前記係合溝31a,32aに拘
束する「く」の字型ラッチ板36c,37cは、その一
端部にラッチ溝34a,35aが形成されている。ラッ
チ板36c,37cの屈折部分で、VTR本体部30に
取り付けた支軸50,51に回転自在に取り付けられて
いる。
【0058】更にVTR本体部30にはラッチ板36,
37の回転を制御する為のストッパピン43,44が設
けられている。VTR本体部30には、モニタ部20を
VTR本体部30から押し出す方向に付勢する弾性部
材、例えば板バネ82a,82bが取り付けられてい
る。VTR本体部30のモニタ部20の取り付け側面で
あって、モニタ部の収容部分の両側上部近傍に取り出し
ボタン47,48を取り付ける。取り出しボタン47,
48は、ボタンホルダ45,46によって前後に移動可
能であり、ラッチ板36c,37cに達する長さを有し
ている。ラッチ板36,37のラッチ溝を形成していな
い端部とVTR本体部30には、コイルバネ26,27
が接続されている。この結果、ラッチ板36,37は、
ヒンジピン21,22を拘束する方向に回転付勢されて
いる。
【0059】モニタ部20とVTR本体部30の上部に
ついて説明したが、下部にも同様の開閉機構が設けられ
ている。図25に示すように、モニタ部20の左右両端
にはヒンジピン21,22が設けられ、VTR本体部3
0には上下方向に支軸50,51が設けられ、その支軸
50,51の上部にはラッチ板36d,37dが回転可
能に設置されている。ラッチ板36d,37dの形状
は、両端円弧状の長方形である。ラッチ板36d,37
dの支軸50,51側とは反対側の端部側方に開口を有
するラッチ溝を形成する。モニタ部20が閉止した状態
では、ラッチ板36d,37dの開口がヒンジピン21
b,22bを拘束した状態(ラッチ溝が違いに内側を向
いた状態)に保持されている。VTR本体部30には、
モニタ部20に対向する面にVTR本体部30からモニ
タ部20を押し出す方向に付勢する板バネ82c,82
dが取り付けられている。
【0060】次にモニタ部20を左側から開ける場合を
図27及び図28に示す。図27は、左側の開閉機構の
拡大図、図28は右側の開閉機構の拡大図である。まず
取り出しボタン47を押すことによってラッチ板36c
の当接片板62が押され、回転軸を中心にラッチ板36
cが時計方向に回転し、ヒンジピン21aがラッチ溝3
4aから外れる。下部のラッチ板36dも連動して回転
し、ヒンジピン21bがラッチ溝34aから外れる。モ
ニタ部20は板バネ82a〜82dのバネ力によって押
し出され、ヒンジピン21が係合溝31a、31bに沿
って移動し、開口から外側へ外れる。一方、右側の開放
機構は、取り出しボタン48が押されておらず、ラッチ
板37は回転しない。そのためヒンジピン22a,22
bは、ラッチ板37c,37dに拘束された状態であ
る。従って、モニタ部20はヒンジピン22を支点とし
て回転し開放される。
【0061】図28でモニタ部20の左側が開いた状態
で右側の取り出しボタン48を押した場合について説明
する。この状態で取り出しボタン48を押すとラッチ板
37cが回転しようとするが、ラッチ溝側の先端がモニ
タ部20の上端に設けたブロック57に接触し回転する
ことができず、ヒンジピン22が外れない。また、それ
以上押し出しボタン48も押せない。モニタ部20が収
納された状態ではラッチ板37Cがブロック57に接触
することはない。
【0062】次に、モニタ部20を閉じる場合を説明す
る。図29は、モニタ部20を閉じる場合の左側開閉機
構の動作を示す説明図である。操作者がモニタ部20の
左側を押すと、モニタ部20はヒンジピン22を支点に
時計回り(図中矢印A方向)に回転する。ラッチ板36
cはコイルバネ26により初期の位置(ラッチ溝34a
と係合溝31aが交差する位置)に戻っている。この状
態でモニタ部20をA方向に収納しようとすると、ヒン
ジピン21aがラッチ板36cのラッチ溝側の先端に初
めに接触する。この先端側面は傾斜が設けられているた
め、モニタ部20をA方向に押すと、ラッチ板が図中の
B方向に回転し、ヒンジピン21aがラッチ溝34aに
嵌入し収納が完了する。下部の開閉機構も上部開閉機構
に連動して同様に動作する。
【0063】上記構成であれば、モニタ部20を閉じた
状態で同時に取り出しボタン47,48を押した場合、
モニタ部20を取り外すことができる。モニタ部を使用
しない場合、モニタ部をこのように取り外して、逆に取
り付けて表示面と裏面を逆に取り付け、表示面を保護す
ることも可能である。また、VTR本体部に形成する係
合溝31,32を開口に近づくに従って間隔を狭くする
ように形成する。例えボタンを同時に押してもモニタ部
20がVTR本体部から簡単に外れることはなく、誤っ
てボタンを同時に押して、モニタ部20を取り落とし
て、破損することがない。
【0064】(第7実施形態)図30〜34は、モニタ
部20の開閉機構を示す第7実施形態の説明図であっ
て、図30と図31に、そのモニタ部開閉機構の主要部
品を示す。図30は図示しないモニタ部20側に取り付
けられているスライドカム1の詳細図であり、図31は
図示しないVTR本体部側に取り付けられるロックカム
2の詳細図である。これらの図において、(a)は背面
図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は(b)
のA−A断面図、そして(e)は(b)のB−B断面図
である。
【0065】スライドカム1は、第1溝カム3と、この
第1溝カム3に連続する第2溝カム4と第2溝カム4の
外周に設けられた第1カム突起5とを有している。第1
溝カム3は、スライドカム1の部材1aの一端から中央
に向かって斜めに延び、部材1aの中央に形成された第
2溝カム4に連続する。この第1溝カム3は、(e)に
示すように、部材1aの一端では深く、中央に至るに従
って浅くなっている。第1カム突起5の外周はカタツム
リ状に変化しており、その端部5aは径大になってい
て、後述するモニタ部閉止時のカム係止状態を具現する
当て部(段部)となる。
【0066】図31において、(a)〜(e)は図30
の(a)〜(e)に対応したロックカム2の各面を示し
ている。ロックカム2は前記スライドカム1の第1カム
突起5と係合する第2カム突起6を有している。6aは
第2カム突起6を形成する溝であり、その溝6a内には
貫通穴7が設けられいる。この穴7には、後述するVT
R本体部側に設けられたヒンジピン14が貫通し、その
中心軸が回転軸8と一致する。
【0067】スライドカム1に設けられた第1溝カム3
は回転軸8を案内し、また、第2溝カム4はスライドカ
ム1が回転軸8から外れない位置に導く働きをする。同
じくスライドカム1に設けられた第1カム突起5は、モ
ニタ部が開かれるにつれてロックカム2に設けられた第
2突起カム6に摺動案内されることにより、スライドカ
ム1が回転軸8から外れないように働くので、ひいては
モニタ部20がVTR本体部30側から脱落するのを防
止することができる。
【0068】図32は、スライドカム1とロックカム2
を組み合わせた状態を示す図である。同図において、各
々の部品は、モニタ部が完全に閉じた場合の位置関係と
なっている。
【0069】図33はモニタ部20に対し前記スライド
カム1を左右に一対取り付け、それに対応するVTR本
体部30側の位置にロックカム2を一対設けて、両者の
係合・離脱の動作を示したものである。更にいえば、こ
の図33はスライドカム1(実線)とロックカム2(点
線)の各々勝手違いの部品の組み合わせが、それぞれ左
右対称の位置に配置され、左右に開くことができるモニ
タ部20のヒンジを形成している状態の平面図であると
ともに、右側からモニタ部20を開ける場合の動作を示
している。
【0070】同図(a)はモニタ部20が完全に閉じた
状態であり、モニタ部20側に取り付けられているスラ
イドカム1とVTR本体部側に取り付けられているロッ
クカム2がそれぞれ第1係止位置で完全に左右対称で組
み合わさっている。この時、左右のスライドカム1に設
けられた第1溝カム3は、それぞれモニタ部20の斜め
内側の向きとなるよう形成されており、それぞれがヒン
ジピン14に規制されるので、使用者がモニタ部20を
左右両側から手前に引っ張ってもモニタ部20がVTR
本体部30から脱落することはない。
【0071】同図(b)は、モニタ部20が右側から開
き始めた状態を示しており、右側のスライドカム1に設
けられた第1溝カム3が、右側のロックカム2に設けら
れた穴7を貫通するヒンジピン14からはずれる位置と
なっている。この時、ヒンジピン14に案内された第1
溝カム3がモニタ部20を右へ少しスライドさせている
ので、左側のスライドカム1に設けられた第2溝カム4
と、左側のロックカム2に設けられた穴7を貫通するヒ
ンジピン14は、スライドカム1が左側の回転軸8から
はずれない位置関係となっている。
【0072】さらに、同図(c)、(d)に示すよう
に、モニタ部20が回転するにつれて、左側のスライド
カム1に設けられた第1カム突起5が、左側のロックカ
ム2に設けられた第2カム突起6に摺動案内されること
により、スライドカム1が左側の回転軸8からはずれな
いように働くので、モニタ部20がVTR本体部30か
ら脱落するのを防止し、モニタ部20の開閉を確実に行
えるようにすることができる。(b)(c)(d)にお
いて、左側のカム機構は回転自在にロックされる第2係
止位置にもたらされている。
【0073】図34は左側からモニタ部20を開ける場
合の動作図であり、図33の場合とは左右対称の動きと
なる。
【0074】(2)VTR本体部とモニタ部の接続機構 以下に前記モニタ部の開閉機構を持つVTRにおいて、
VTR本体部とモニタ部の画像信号を伝達するための接
続機構を説明する。 (第8実施形態)図35は、VTR本体部とモニタ部の
接続機構の第8実施形態を示す斜視図である。モニタ部
20がVTR本体から左右任意の方向に開閉する基本的
な構造は第1実施形態で説明したので省略する。この図
は液晶モニタ20の右側が開いた状態を示している。ま
ず該液晶モニタ20の裏面とVTR本体30を、連結ピ
ン206で連結された2ケのリンク200,201の一
方のリンク200がモニタ部20に連結ピン203で連
結され、他方のリンク201がVTR本体30に連結ピ
ン107で連結されている。
【0075】このリンク200の詳細形状を図36に示
す。相対向した上下のリンク板200c,200dを継
ぐ壁面200a中央には切り起こされたL字型フック2
00bが設けられている。リンク板200c,200d
の両端部には連結ピンを挿通する貫通穴が設けられてい
る。他方のリンク201も同様の形状をしている。図3
5に示すように、モニタ部20とVTR本体部30の対
向する面には、貫通穴を有するリンク板が上下相対向す
るリンク204,205が取り付けられている。
【0076】図35に示すように、リンク200,20
1は、それぞれ表裏が逆になるようにして連結ピン20
6で連結され、更にリンク204,205に連結ピン2
03,207によって連結される。液晶モニタ20とV
TR本体30を結ぶFPC202が3本の連結ピン20
3,206,207と2本のフック200a,201a
に案内されている。
【0077】次に液晶パネル20がVTR本体30に収
納された場合について図37を使って説明する。リンク
200,201は連結ピン206を中心に折り重なった
状態で収納される。又、この状態より液晶パネル20を
左右に開いた状態を図38に示す。左右任意の側に開い
ても、液晶パネル20に連結ピン203により連結され
たリンク200とVTR本体30に連結ピン207によ
り連結されたリンク201が連結ピン206を中心に液
晶パネル20の開く角度に合わせて開く構造となってい
る。
【0078】(第9実施形態)図39は、VTR本体部
とモニタ部の接続機構を示す第9実施形態の説明図であ
る。モニタ部20aの開閉機構は、第1実施形態で説明
したものと同じである。モニタ部20aの左右両側には
VTR本体部30aからの信号を受ける為の金属製の接
点ランド110(1),110(2)…110(n−
1),110(n)及び、120(1),120(2)
…120(n−1),120(n)が必要な接点数n個
設けられている。該接点ランド110,120は液晶モ
ニタ20aが開放されている時及び開閉動作中であって
も常時通電されなければならない為、前記ヒンジピン2
1,22を回転中心とした円弧形状となっている。
【0079】又、図40は本発明のVTR本体30aで
あり、便宜上、モニタ部20aはVTR本体30aから
分解して図示した。該VTR本体30aにはモニタ部2
0aの挿入される左右両側に前記モニタ部20aへの信
号供給の為の金属製接点ブラシ130(1),130
(2)…130(n−1),130(n)及び140
(1),140(2)…140(n−1),140
(n)が必要な接点数n個設けられている。
【0080】この構造により、液晶モニタ20aとVT
R本体部30aの信号供給方法は接点ランド110
(1)に対し接点ブラシ130(1)が、110(2)
に対し130(2)が…110(n)に対し、130
(n)がそれぞれ当接し、モニタ部20aが閉止されて
いる時はもちろんのこと、開閉動作中であっても電池等
の電源を使用する必要もなく常時電源、信号供給が可能
となる。
【0081】(第10実施形態)前記の説明において
は、モニタ部を駆動する電源は、モニタ・VTR本体部
から供給されることを前提に説明したが、本実施形態に
おいては、図41に示すようにモニタ部20を駆動する
電源としてのバッテリ150をモニタ部20自体に備え
るものである。これは、通常モニタ部20においては複
数種類の電源を必要とし、前記のモニタ・VTR本体部
より電源を供給する方法においては、モニタ・VTR本
体部とモニタ部間の電源ライン及び信号ラインを合わせ
ると接続ライン数も多い。そこで、モニタ部20にバッ
テリ150を備えることで電源ラインの接続を不要と
し、信号ラインを接続するのみとし、接続ライン数の削
減を図っている。
【0082】そこで本実施形態においては、図に示すよ
うに、モニタ部20の底部にバッテリ150を配置す
る。この時、モニタ部20の水平方向の中心(A)にバ
ッテリ150の中心を一致させて配置する。こうするこ
とで、モニタ部20の左右の重量バランスが保たれ、モ
ニタ部20は左右どちらにも円滑に開閉できる。。
【0083】(第11実施形態)図42は、モニタ・V
TR本体部間の信号伝送を示す第11実施形態の説明図
である。図43は、信号伝送の説明図であり、(a)は
回転をしてない状態、(b)は左に回転した状態、
(c)は受光部160をモニタ部横方向の中心(B)に
配置しない場合の図である。
【0084】本実施形態においては、モニタ部20への
信号供給を赤外線、紫外線、可視光等の光伝送にて行な
い、モニタ部20とVTR本体部30の間の接続を不要
としている。図42において、モニタ部横方向の中心
(B)の略軸線上には受光部160が設けられ、又、V
TR本体部30には受光部160に対向する部分に発光
部161が設けられている(B1の軸線上)。図43の
(a)、(b)に示すように、発光部161の光軸の延
長上であって、モニタ部20の左右回転の中心軸上に受
光部160を配置することで、効率的に光のパワーが供
給されるようにしている。
【0085】図43(c)のように、モニタ部の左右回
転の中心軸上にない場合は、モニタ部の回転に伴って受
光部が発光部の照射範囲からずれていくので、レンズ等
で光の伝送範囲を変えなければならず、機構が複雑とな
っていしまう。本実施形態はこのような機構は必要な
く、簡単な機構で効率的に光のパワーが供給できる。
【0086】(3)モニタ部の開閉機構を有する表示装
置 (第12実施形態)図44は、モニタ部の開閉機構を有
するモニタ付カメラ一体型VTRを示す第12実施形態
の説明図である。図44に示すように、この種のモニタ
付カメラ一体型VTRに本発明を適用した図であり、カ
メラ部とVTR本体部とを一体化したカメラ・VTR本
体部210と、モニタ部211とから構成される。同図
左はカメラ・VTR本体部210からモニタ部211を
右に開き撮影者がモニタ部211をモニタしながら被写
体を撮影する通常撮影状態、同図右はカメラ・VTR本
体部210からモニタ部211を左に開き撮影者が自分
自身をモニタしながら撮影する対面撮影状態を示してい
る。
【0087】図で示す如く、従来のカメラ部とVTR本
体部を一体化したタイプの構成と異なるところは、モニ
タ部がカメラ・VTR本体部から略90度開く機構及び
上下方向に回転する機構を廃止し、モニタ部を左右任意
の側に開閉する機構を設けたものである。従って、モニ
タ部211の表示画面の表示(山の向き)からもわかる
ように、何の手段も設けることなく、通常撮影状態およ
び対面撮影状態の表示は同じとなり、表示が上下に逆転
することはない。本発明の構成とすることで、従来のよ
うな回転検出スイッチおよび上下反転回路は不要とな
る。
【0088】以上、第1〜第8の実施形態はモニタ付カ
メラ一体型VTRに本発明を適用して説明したが、本発
明はモニタ付カメラ一体型VTRに限らず、モニタ部を
備えた様々な装置においても適用が可能であり、カーナ
ビゲーション装置、カーテレビ、カメラ接続可能なポケ
ット型コンピュータ、電子スチルカメラ、ノート型パソ
コンあるいはワープロ等にも適用が可能である。
【0089】(第13実施形態)図45は、モニタ部の
開閉機構をカーナビゲーション装置に適用した第13実
施形態をの説明図である。本カーナビゲーション装置
は、本体部300とモニタ部301とから構成され、本
体部300は、自動車のダッシュボード302に埋め込
まれて取り付けられる。また、本体部300、モニタ部
301には、モニタ部を左右任意の側に開閉する機構が
設けられている。従って、助手席、運転席からモニタ部
301が非常に見やすくなり、特に助手席の人からの運
転者への誘導作業が非常に誘導しやすくなる。
【0090】以上説明したように、本発明はモニタの角
度が変えられない埋め込み型のモニタに用いて非常に効
果があるものであり、埋め込み型のカーテレビに用いて
も同様な効果がある。また、本発明は埋め込み型のモニ
タに適用して非常に効果があるものであるが、埋め込み
型でないカーナビゲーション装置、カーテレビに適用可
能であり、その場合はモニタの角度を変えるために必要
なスタンド及びその機構が不要となり装置のコンパクト
化が図かれる。
【0091】(第14実施形態)図46は、モニタ部の
開閉機構をカメラ接続可能なポケット型コンピュータに
適用した第14実施形態の説明図ある。ポケット型コン
ピュータは、ポケット型コンピュータ本体400、モニ
タ部401、カメラ部402から構成される。カメラ部
402が回転し、レンズ402aはモニタ部401側及
び非モニタ部側に向けることができ、静止画の通常撮影
及び対面撮影が可能である。また、ポケット型コンピュ
ータ本体400、モニタ部401には、前記実施形態に
て説明したモニタ部を左右任意の側に開閉する機構が設
けられている。従って、前記説明したモニタ付カメラ一
体型VTRと同様、隣の被写体を無理な姿勢で撮影する
ことなく、スムーズな姿勢でモニタ表示を確認しながら
撮影できることが可能となる。
【0092】(第15実施形態)図47は、モニタ部の
開閉機構をノート型パソコンあるいはワープロに適用し
た第15実施形態の説明図である。ノート型パソコンあ
るいはワープロは、本体500、モニタ本体501、モ
ニタ部502から構成される。モニタ本体501、モニ
タ部502には、前記第1乃至第3の実施形態にて説明
したモニタ部を左右任意の側に開閉する機構が設けられ
ている。
【0093】従って、オペレータが入力した数字デー
タ、文章、図面等の内容を他の人に見せて確認を得るよ
うな場合、わざわざオペレータが席をよけて他の人が覗
き込むというようなことはなく、左右に開くだけで簡単
に他の人に見せることができる。また、デスクトップ型
のパソコンあるいはワープロにも本発明は適用可能であ
り、この場合はスタンドの回転機構が不要となる。
【0094】上記構成においては、ヒンジピンを表示パ
ネル側に突設させたが、本体部側から突設してもよい。
開閉する表示パネル側にヒンジピン突設してしないの
で、ヒンジピンが何かに引っ掛かるおそれがないという
利点がある。
【0095】
【発明の効果】以上説明した様に各請求項において下記
の効果がある。
【0096】請求項1の発明によれば、モニタ部がVT
R本体部より左右任意の側に開閉可能にすれば、撮影者
のとなりに座わっている人物等を撮影する場合でも、モ
ニタ部のみ開き、モニタで画像を確認しながら撮影が可
能となる。更に、通常撮影時においても太陽光線等でモ
ニタの表示が見づらい場合、本開閉機能を動作させるこ
とで表示を見やすくすることが可能となる。
【0097】請求項2、3及び4の発明によれば、複雑
な機構を有する必要もなく、簡単に表示パネル部を左右
に開閉する事が可能となり、又、表示パネル部が開いて
いる状態で逆側の端を操作者が誤って手前に引いても、
表示パネル部の脱落を防止できる。
【0098】請求項5の発明によれば、ロックバネとラ
ッチ板にV溝を設ける事により、モニタ部が閉止された
時、操作者にクリック感を与え、過度の液晶モニタ部の
押し込みを防止するとともに、操作者が誤って軽くモニ
タ部に触れた程度では開かない様になる。又、モニタ部
を開いた状態で使用中でも、軽い振動等によりラッチ板
が勝手に回わってしまう事も防止できる。
【0099】請求項6、7及び8の発明によれば、ラッ
チ板に凸部あるいはラッチ板の側面を押すボタンを設
け、該凸部あるいはボタンをラッチ板のヒンジピンの拘
束解除方向に押すことにより、操作者が表示パネルの開
放を行なう時の作業性を向上させる事ができる。特に請
求項6においては、更に該凸部をイジェクトレバーを介
して押す事により、更に作業性を向上させる事ができ
る。
【0100】請求項9の発明によれば、弾性部材によっ
て、前記表示パネルを開くように付勢しているので、ラ
ッチ板によるヒンジピンの拘束を解除すれば、自動的に
表示パネルが開放されるので、作業性を向上させる事が
できる。
【0101】請求項10の発明によれば、前記表示パネ
ルの回転軸方向に平行な側面に円弧状に歯を設け、本体
部に該歯に噛合する形状を有する噛合部材を設けて、段
階的に表示パネルを開閉させるので、任意の位置で表示
パネルある程度固定でき、例えば振動等があって、表示
パネルが動き易いところで使用する場合等に好適であ
る。
【0102】請求項11の発明によれば、前記本体部と
前記表示パネルに接続して信号を供給可能とするフレキ
シブル基板と、前記フレキシブル基板を案内するガイド
部を有して両端部で回動自在に接続可能なリンクとを備
えたので、フレキシブル基板により表示パネルがVTR
本体部より開閉した際のFPCがからんだり、誤ってど
こかにはさんだりする事を防止でき、保護効果がある。
又、リンクによりモニタが開いた際の補強の効果もあ
る。
【0103】請求項12によれば、表示パネル部への信
号供給手段として、表示パネル部及び本体部の左右両側
に接点用ランド及び接点ブラシを設け、該接点用ランド
と接点ブラシを当接させる事により、開放時電池等の電
源を使用する必要もなく、左右任意の側から開閉しても
常時、電源及び信号の供給が可能となる。
【0104】請求項13の発明によれば、表示パネル用
電源を表示パネルに備えたので、本体部と表示パネルの
電源の接続が不要となるので、接続ライン数を減らすこ
とができ、構成を簡易化できる。
【0105】請求項14の発明によれば、前記本体部に
発光部を、前記表示パネルに受光部と表示パネル用電源
とを備え、前記表示パネルと前記本体部間を光伝送にて
信号の供給を行うので、複雑な信号供給構造が不要とな
り、構成を簡易化できる。
【0106】請求項15の発明によれば、請求項12の
接点用ランドと接点ブラシを当接させることにより表示
パネルに電源を供給し、前記表示パネルと前記本体部間
を光伝送にて信号の供給を行うので、接点ランドと接点
ブラシによる信号の接続ライン数の削減が図れ、構成を
簡易化できる。
【0107】請求項16の発明によれば、、受光部は、
表示パネルの両端回転軸間のほぼ中心線上に配置され、
前記発光部は前記受光部に対向する本体部に配置される
ので、効率的に光のパワーの供給が可能な光伝送が行な
える。
【0108】請求項17の発明によれば、画像を表示す
る表示パネルと、該表示パネルを取り付ける本体部と、
請求項1〜15記載の表示パネル開閉機構とを備えたの
で、左右にいる人に表示画面を見せたり、左右にいる人
を撮影することが簡単にでき、操作性が向上できる。
【0109】請求項18によれば、表示パネルの回転軸
は、本体部に設けられた撮像レンズの光軸に対して垂直
方向に配置されたので、表示パネルが回転したことを検
出する回転検出スイッチと、検出出力に基づいて表示画
像を上下に反転する上下反転回路が不要となり、部品及
び回路の削減を図かることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表示パネル開閉機構を備えたモニ
タ付きカメラ一体型VTRの外観図である。
【図2】本発明の表示パネル開閉機構を備えたモニタ付
きカメラ一体型VTRを用いて撮影者のすぐ左右に座わ
っている人物を撮影する場合の説明図である。
【図3】モニタ部の開閉機構を示す第1実施形態の平面
図である。
【図4】第1実施形態の側面図である。
【図5】モニタ部の開閉動作を示す説明図である。
【図6】モニタ部の開閉機構(モニタ部が閉止状態)を
示す第2実施形態の説明図である。
【図7】モニタ部の開閉機構(モニタ部が開放状態)を
示す第2実施形態の説明図である。
【図8】モニタ部の開閉機構(モニタ部が閉止状態)を
示す第3実施形態の説明図である。
【図9】モニタ部の開閉機構(モニタ部が開放状態)を
示す第3実施形態の説明図である。
【図10】(a)〜(d)は、樹脂系材料で成形された
イジェクトレバー90を示す構成図である。
【図11】VTR本体部にイジェクトレバーを取り付け
た構造を示す平面図である。
【図12】VTR本体部にイジェクトレバーを取り付け
た構造を示す要部断面図である。
【図13】イジェクトレバーを用いた第3実施形態にお
けるモニタ部が閉止状態を示す説明図である。
【図14】イジェクトレバーを用いた第3実施形態にお
けるモニタ部が開放状態を示す説明図である。
【図15】モニタ部が閉止状態を示す要部説明図であ
る。
【図16】モニタ部が開放状態を示す要部説明図であ
る。
【図17】VTR本体部にイジェクトレバーを取り付け
た他の構造を示す平面図である。
【図18】VTR本体部にイジェクトレバーを取り付け
た他の構造を示す要部断面図である。
【図19】モニタ部の開閉機構を示す第5実施形態の説
明図である。
【図20】モニタ部20の開閉機構を示す第5実施形態
の平面図である。
【図21】モニタ部20の開閉機構を示す第5実施形態
の正面図である。
【図22】スライドレバーの構成図である。
【図23】モニタ部を左側から開ける場合を示す説明図
である。
【図24】モニタ部の開閉機構を示す第6実施形態のモ
ニタ部上部の概略構成図である。
【図25】モニタ部の開閉機構を示す第6実施形態のモ
ニタ部下部の概略構成図である。
【図26】モニタ部の開閉機構を示す第6実施形態の要
部斜視図である。
【図27】左側の開閉機構の拡大図である。
【図28】右側の開閉機構の拡大図である。
【図29】モニタ部を閉じる場合の左側開閉機構の動作
を示す説明図である。
【図30】モニタ部の開閉機構を示す第7実施形態のモ
ニタ部側に取り付けられているスライドカムの説明図で
ある。
【図31】モニタ部の開閉機構を示す第7実施形態のV
TR本体部側に取り付けられるロックカムの説明図であ
る。
【図32】スライドカムとロックカムを組み合わせた状
態を示す図である。
【図33】スライドカムとロックカムの係合・離脱の動
作を示した説明図である。
【図34】左側からモニタ部を開ける場合の動作図であ
る。
【図35】VTR本体部とモニタ部の接続機構の第8実
施形態を示す斜視図である。
【図36】リンクを示す構成図である。
【図37】モニタ部が閉止された状態のリンクを示す説
明図である。
【図38】モニタ部が開放された状態のリンクを示す説
明図である。
【図39】VTR本体部とモニタ部の接続機構を示す第
9実施形態の説明図である。
【図40】第9実施形態のVTRを示す斜視図である。
【図41】第10実施形態のVTRを示す斜視図であ
る。
【図42】モニタ・VTR本体部間の光信号伝送を示す
第11実施形態の説明図である。
【図43】信号伝送の説明図である。
【図44】モニタ部の開閉機構を有するモニタ付カメラ
一体型VTRを示す第12実施形態の説明図である。
【図45】モニタ部の開閉機構をカーナビゲーション装
置に適用した第13実施形態をの説明図である。
【図46】モニタ部の開閉機構をカメラ接続可能なポケ
ット型コンピュータに適用した第14実施形態の説明図
である。
【図47】モニタ部の開閉機構をノート型パソコンある
いはワープロに適用した第15実施形態の説明図であ
る。
【図48】従来のモニタ付きカメラ一体型VTRの一例
を示す概略外観図である。
【図49】本体部とモニタ部のジョイント部を示す概略
構成図である。
【図50】従来のモニタ付きカメラ一体型VTRの他の
例を示す概略外観図である。
【図51】従来のモニタ付きカメラ一体型VTRを用い
て撮影者のすぐ左右に座わっている人物を撮影する場合
の説明図である。
【符号の説明】
10 カメラ部 20 モニタ部 21,22 ヒンジピン 30 VTR本体部 31,32 係合溝 33 固定板 34,35 ラッチ溝 36,37 ラッチ板 38 連結リンク 39,40,41,42 ストッパピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々野 毅 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を表示する表示パネルを本体部から
    開閉可能とする表示パネル開閉機構において、 前記表示パネルあるいは前記本体部の表示パネルを取り
    付ける部分のいずれか一方の相対向する側面の両端部に
    回転軸を設け、任意に両側面の対向する一端部の回転軸
    を支点として、前記表示パネルを開閉可能とすることを
    特徴とする表示パネル開閉機構。
  2. 【請求項2】 前記表示パネルあるいは本体部の表示パ
    ネルを取り付ける部分のいずれか一方の相対向する側面
    の両端部に突設したヒンジピンと、 前記表示パネルを挟み込むように前記本体部に取り付け
    られ、前記ヒンジピンが係脱自在に係合する係合溝を有
    する一対の固定板と、 前記固定板に回転自在に取り付けられ、開口を有するラ
    ッチ溝を形成して、前記ヒンジピンを前記ラッチ溝と前
    記係合溝を交差させて拘束するラッチ板と、 同一の固定板に取り付けられたラッチ板を互いに連結
    し、表示パネルの開閉側に対しラッチ板の回転中心より
    も奥側に取り付けられた連結部材と、 前記表示パネルを開閉する際に、前記ラッチ板の回転を
    制限するため、前記固定板に設置されたストッパピン
    と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の表示パネ
    ル開閉機構。
  3. 【請求項3】 前記表示パネルあるいは本体部の表示パ
    ネルを取り付ける部分のいずれか一方の相対向する側面
    の両端部に突設したヒンジピンと、 前記表示パネルを挟み込むように前記本体部に取り付け
    られ、前記ヒンジピンが係脱自在に係合する係合溝を有
    する一対の固定板と、 前記固定板に回転自在に取り付けられ、開口を有するラ
    ッチ溝を形成して、前記ヒンジピンを前記ラッチ溝と前
    記係合溝を交差させて拘束するラッチ板と、 前記ラッチ板を反拘束方向に付勢する弾性部材と、 前記ラッチ板の回転中心を結ぶ線と平行に摺動可能であ
    って両端部を前記ラッチ板に当接して前記ヒンジピンを
    係合溝に拘束するスライドレバーとを備え、 前記スライドレバーを摺動することによって任意のラッ
    チ板を回転させることを特徴とする請求項1記載の表示
    パネル開閉機構。
  4. 【請求項4】 前記表示パネルあるいは本体部の表示パ
    ネルを取り付ける部分のいずれか一方の相対向する側面
    の両端部に突設したヒンジピンと、 前記本体部のモニタ部取り付け部分に前記回転軸が係脱
    自在に係合するように開口を形成した係合溝と、 前記本体部に回転自在に取り付けられ、開口を有するラ
    ッチ溝を形成して、前記ヒンジピンを前記ラッチ溝と前
    記係合溝を交差させて拘束するラッチ板と、 前記ラッチ板を拘束方向に回転するように付勢する弾性
    部材と、 前記表示パネルを開閉する際に、前記ラッチ板の回転を
    制限するために設置されたストッパピンと、を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の表示パネル開閉機構。
  5. 【請求項5】 前記ラッチ板に形成した溝と、該溝と嵌
    合する形状部分を有し本体部に取り付けたロックバネと
    を備え、前記溝に前記ロックバネが嵌合したときに、前
    記ロックバネの押圧力によりラッチ板が回転しないよう
    に保持されることを特徴とする請求項2記載の表示パネ
    ル開閉機構。
  6. 【請求項6】 前記ラッチ板は、前記表示パネル側に対
    して反対側の面に回転中心以外に凸部が形成され、該凸
    部を開閉方向に押すことにより開閉操作をすることを特
    徴とする請求項2又は4記載の表示パネル開閉機構。
  7. 【請求項7】 前記固定板に摺動可能に取り付けられ、
    前記凸部に当接して回転させるイジェクトレバーと、該
    イジェクトレバーに係合して凸部から離れる方向に付勢
    する弾性部材とを備えたことを特徴とする請求項5記載
    の表示パネル開閉機構。
  8. 【請求項8】 ラッチ板の側面を押すことによってラッ
    チ板を回転させるボタンを備えたことを特徴とする請求
    項2又は4記載の表示パネル開閉機構。
  9. 【請求項9】 前記本体部には、前記表示パネルを開く
    ように付勢する弾性部材が取り付けられたことを特徴と
    する請求項2又は3記載の表示パネル開閉機構。
  10. 【請求項10】 前記表示パネルの回転軸方向に平行な
    側面に円弧状に歯を設け、本体部に該歯に噛合する形状
    を有する噛合部材を設けて、段階的に表示パネルを開閉
    させる請求項2又は4記載の表示パネル開閉機構。
  11. 【請求項11】 前記本体部と前記表示パネルに接続し
    て信号を供給可能とするフレキシブル基板と、前記フレ
    キシブル基板を案内するガイド部を有して両端部で回動
    自在に接続可能なリンクとを備え、該リンクを複数組み
    合わせて前記本体部と前記表示パネルに接続することを
    特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の表示
    パネル開閉機構。
  12. 【請求項12】 表示パネルの回転軸方向に平行な両側
    面と該両側面に対向する本体部とに、接点用ランドと接
    点ブラシを設け、該接点用ランドと該接点ブラシを当接
    させることにより表示パネルに信号を供給可能とするこ
    とを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の
    表示パネル開閉機構。
  13. 【請求項13】 前記表示パネルに表示パネル用電源を
    備えたことを特徴とする請求項11又は12記載の表示
    パネル開閉機構。
  14. 【請求項14】 前記本体部に発光部を、前記表示パネ
    ルに受光部と表示パネル用電源を備え、前記表示パネル
    と前記本体部間を光伝送にて信号の供給を行うことを特
    徴とする請求項1ないし10のいずれか記載の表示パネ
    ル開閉機構。
  15. 【請求項15】 表示パネルの回転軸方向に平行な両側
    面と該両側面に対向する本体部とに、接点用ランドと接
    点ブラシを設け、前記本体部に発光部を、前記表示パネ
    ルに受光部を備え、 前記接点用ランドと該接点ブラシを当接させることによ
    り表示パネルに電源を供給し、前記表示パネルと前記本
    体部間を光伝送にて信号の供給を行うことを特徴とする
    1ないし10のいずれかに記載の表示パネル開閉機構。
  16. 【請求項16】 前記受光部は、表示パネルの両端回転
    軸間のほぼ中心線上に配置され、前記発光部は前記受光
    部に対向する本体部に配置されることを特徴とする請求
    項14又は15記載の表示パネル開閉機構。
  17. 【請求項17】 画像を表示する表示パネルと、該表示
    パネルを取り付ける本体部と、請求項1ないし16のい
    ずれかに記載の表示パネル開閉機構とを備えた表示装
    置。
  18. 【請求項18】 前記本体部は、被写体を撮像するカメ
    ラ部と画像や音声信号の記録再生を行うVTR部とを一
    体化して形成され、 前記表示パネルの回転軸は、本体部に設けられた撮像レ
    ンズの光軸に対して垂直方向に配置されたことを特徴と
    する請求項17記載の表示装置。
JP9122672A 1997-05-13 1997-05-13 表示パネル開閉機構及びそれを用いた表示装置 Pending JPH10312158A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009175748A (ja) * 1999-05-28 2009-08-06 Sony Corp 撮像装置及び撮像装置における撮像方法
JP5420107B1 (ja) * 2013-10-01 2014-02-19 稔 稲葉 ディジタルカメラ
JP5461739B1 (ja) * 2013-12-05 2014-04-02 稔 稲葉 ディジタルカメラ
JP2018189677A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 アルパイン株式会社 車載用表示装置

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