JP2018189677A - 車載用表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータなどを有する選択駆動部をディスプレイに設けることなく、ディスプレイを2つの回動軸を支点として回動させることができる車載用表示装置を提供する。【解決手段】支持パネル3の前方にディスプレイ4が設けられている。ディスプレイ4に第1回動軸12と第2回動軸13が設けられ、支持パネル3に第1回動軸12を支持する第1軸受け部43と、第2回動軸13を支持する第2軸受け部44とが設けられている。支持パネル3に設けられた案内規制部31を第1選択位置(i)に設定すると、ディスプレイ4は第1回動軸12を中心として回動するようになり、第2選択位置(ii)に設定すると、ディスプレイ4は第2回動軸13を中心として回動するようになる。【選択図】図6

Description

本発明は、ディスプレイが2つの回動軸のいずれかを支点として回動することで、その設置角度を可変できるようにした車載用表示装置に関する。
特許文献1に表示システムおよびチルト装置に関する発明が記載されている。
このチルト装置は、表示パネルの背部にパネルホルダが固定されており、パネルホルダが、回転軸によって本体装置に回転自在に支持されている。パネルホルダには、回転軸から離れた位置にガイド溝が形成されている。本体装置に、駆動モータによって上下に移動させられるカムレバーが設けられており、カムレバーに設けられたスライドシャフトが、ガイド溝に摺動自在に挿入されている。
駆動モータによって、カムレバーを上下へ移動させると、スライドシャフトがガイド溝内を摺動して、パネルホルダおよび表示パネルが回転軸を中心として回動し、車室内に向けられた表示パネルの設置角度が変化させられる。
特開2014−182268号公報
特許文献1に記載されたチルト装置は、表示パネルとパネルホルダが、1か所に設定された回転軸を支点として回動する構造であるため、車室内に向けられる表示画面の設定角度の範囲をさほど広くすることができない。
また、本体装置内にディスクなどを導入できるようにするためには、パネルホルダを、その下端が前方へ長い距離突出するような回動動作が必要になるが、この場合に、パネルホルダが1か所の回転軸を支点として回動する構造を採用すると、表示画面の上向きの角度を大きく変化させることができても、表示画面を下向きの角度に設定することができないなどの不都合が生じる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、ディスプレイを回動させる支点となる回動軸を選択することで、広い角度範囲でディスプレイを設置することができる車載用表示装置を提供することを目的としている。
本発明は、表示画面を有するディスプレイが、支持パネルの前方で設置角度を変化できるように支持されている車載用表示装置において、
前記ディスプレイに、前記表示画面に沿う方向に間隔を空けて配置された第1回動軸および第2回動軸が設けられ、
前記支持パネルに、
前記第1回動軸を回動自在に支持する第1軸受け部および前記第2回動軸を回動自在に支持する第2軸受け部と、
前記第2回動軸を前記第2軸受け部から離脱可能とする第1選択位置と、前記第1回動軸を前記第1軸受け部から離脱可能とする第2選択位置との間で移動する選択部材と、
前記選択部材を、前記第1選択位置と前記第2選択位置との間で移動させる選択駆動部と、
が設けられ、
前記第1回動軸と前記第2回動軸の間で、前記ディスプレイを前方へ押し出す押圧駆動機構が設けられていることを特徴とするものである。
本発明の車載用表示装置は、前記第1軸受け部と前記第2軸受け部は、互いに接近し離反する方向に延びており、前記第1軸受け部および前記第2軸受け部における、互いに離反する側の端部が、前記第1回動軸または前記第2回動軸の拘束を解除する離脱部となる。
本発明の車載用表示装置は、前記第1軸受け部が、前方に解放された第1摺動長溝を有し、前記第2軸受け部が、前方に開放された第2摺動長溝を有しており、
前記選択部材が前記第1選択位置のときに、前記選択部材で前記第1摺動長溝が前方で塞がれるとともに、前記選択部材が前記第2摺動長溝から離れて、前記第2軸受け部に離脱部が形成され、
前記選択部材が前記第2選択位置のときに、前記選択部材で前記第2摺動長溝が前方で塞がれるとともに、前記選択部材が前記第1摺動長溝から離れて、前記第1軸受け部に離脱部が形成される。
本発明の車載用表示装置は、前記選択部材に、第1選択位置で停止しているときに、前記第1軸受け部の一部として連続する部分第1軸受け部が設けられている構造とすることが好ましい。
本発明の車載用表示装置は、ディスプレイを支持する第1回動軸と第2回動軸のいずれかを選択し、選択した回動軸を支点として回動させることで、ディスプレイの設置角度の範囲を広げることが可能になる。
また、第1回動軸と第2回動軸のいずれかを選択する選択部材と、この選択部材を移動させる選択駆動部が支持パネル側に設けられているため、ディスプレイに多くの機構やモータなどを搭載することがなくなり、ディスプレイを回動させるときの負荷を低減させることができる。
さらに、選択部材に、第1選択位置で停止しているときに前記第1軸受け部の一部として連続する部分第1軸受け部を設けると、支持パネルの前後方向の寸法を薄くでき、薄型化で外観の良好な車載用表示装置を構成することができる。
本発明の実施の形態の車載用表示装置を示すものであり、ディスプレイが初期姿勢の状態を示す斜視図、 本発明の実施の形態の車載用表示装置を示すものであり、ディスプレイを正面側から見た斜視図、 本発明の実施の形態の車載用表示装置を示すものであり、ディスプレイを背部側から見た斜視図、 本発明の実施の形態の車載用表示装置を示すものであり、支持パネルの前方にディスプレイが重ねられた状態を背部側から示す斜視図、 本発明の実施の形態の車載用表示装置を示すものであり、(A)は支持パネルを前方から示す斜視図、(B)は選択部材を前方から示す斜視図、 本発明の実施の形態の車載用表示装置を示すものであり、(A)は選択部材が第1選択位置にあるときの部分側面図、(B)は選択部材が第2選択位置にあるときの部分側面図、 本発明の実施の形態の車載用表示装置を示すものであり、ディスプレイが第1回動軸を中心として回動した状態を示す側面図、 本発明の実施の形態の車載用表示装置を示すものであり、ディスプレイが第2回動軸を中心として回動した状態を示す側面図、
本発明の実施の形態の車載用表示装置1を示す各図では、Y1方向が前方、Y2方向が後方、X1方向が左方向、X2方向が右方向、そしてZ1方向が上方、Z2方向が下方である。
図1に示すように、車載用表示装置1は、金属板で形成された筐体2を有している。筐体2の前方に支持パネル3が固定されており、支持パネル3の前方にディスプレイ4が配置されている。
図2には、ディスプレイ4が正面側から示され、図3には、ディスプレイ4が背部側から示されている。ディスプレイ4はY1側に向く正面4aと、Y2側に向く背面4b、Z1側に向く上端部4cとZ2側に向く下端部4dを有している。またX1−X2方向に向く両側端部4eを有している。
図2に示すように、ディスプレイ4は表示枠体11を有している。正面4aでは、表示枠体11に表示窓11aが開口しており、表示窓11aの内側が表示画面15となっている。表示枠体11に表示パネルが収納されており、表示画面15にて表示パネルの表示内容を目視できる。表示パネルは、液晶カラー表示パネルまたはエレクトロルミネッセンス表示パネルなどである。表示画面15には、必要に応じて、抵抗検知方式や静電検知方式の透明なタッチセンサが配置される。
図2と図3に示すように、ディスプレイ4の両側端部4eには、Z1側に第1回動軸12が固定され、Z2側に第2回動軸13が固定されている。両側端部4eのそれぞれに設けられた第1回動軸12はX1−X2方向において同軸上に位置し、第2回動軸13もX1−X2方向において同軸上に位置している。また、それぞれの側端部4eにおいて、第1回動軸12と第2回動軸13は、表示画面15に沿う方向であるZ1−Z2方向に距離を空けて固定されている。
図3に示すように、ディスプレイ4の背面4bには、表示枠体11の一部で形成された一対の連結ブラケット14が設けられている。連結ブラケット14はX1−X2方向に間隔を空けて後方(Y2方向)に向けて突出している。それぞれの連結ブラケット14に、連結穴14aが開口している。
図5(A)に、支持パネル3が前方から示され、図4に、支持パネル3が背部側から示されている。支持パネル3は、Y1方向に向く前部3aと、Y2方向に向く背部3bおよびX1−X2方向に向く両側部3cを有している。
図4に示すように、支持パネル3には、後方に向けて突出する一対の固定ブラケット24が一体に形成されている。この固定ブラケット24が筐体2の前方に固定されて、筐体2に固定ブラケット24が取り付けられている。
支持パネル3は、前部3aに、ディスプレイ4の後方部分を収納する凹部21が形成されている。図3と図4に示すように、凹部21の内面には、X1側とX2側に開口部22が形成されている。また、開口部22よりも上方にディスク挿入口23が開口している。筐体2の内部にディスク駆動ユニットが収納されており、ディスク挿入口23から挿入されたディスクが、搬入機構によって筐体2の内部に搬入されて、ディスク駆動ユニットに装填される。
図5(B)に、選択部材30が前方から示され、図4に、支持パネル3に選択部材30が組み合わされた状態が背部から示されており、図6(A)(B)には、支持パネル3に選択部材30が組み合わされた状態が側方から示されている。
図5(B)に示すように、選択部材30には、X1−X2方向に間隔を空けて、上下方向(Z1−Z2方向)に向けて平行に延びる案内規制部31が設けられている。2本の案内規制部31は連結部32によって連結されている。図4と図6に示すように、案内規制部31は、支持パネル3のそれぞれの側部3cの前方に密着して、Z1−Z2方向へ移動自在に取り付けられる。また連結部32は、支持パネル3の背部3bに配置される。
図4に示すように、選択部材30の連結部32に、下向きのラック部33が一体に形成されている。支持パネル3の背部3bに、モータ34が固定され、モータ34の出力軸にウオーム歯車35が固定されている。背部3bにはピニオン歯車36が回転自在に支持されており、ピニオン歯車36が、ウオーム歯車35とラック部33に噛み合っている。モータ34の駆動力でピニオン歯車36が回転させられ、回転力がラック部33に伝達されると、選択部材30が、支持パネル3に対して上下に移動させられる。ラック部33とモータ34とウオーム歯車35とピニオン歯車36および選択部材30のZ1−Z2方向の位置を検知する検知部材によって、選択部材30の位置を制御するための選択駆動部38が構成されている。
図5(A)に示すように、支持パネル3では、それぞれの側部3cの内面が選択カム面41となっている。図5(B)に示すように、選択部材30のX1側とX2側に位置する案内規制部31の対向内面も選択カム面42となっている。図4と図6に示すように、支持パネル3に選択部材30が組み合わされると、それぞれの案内規制部31が、支持パネル3のそれぞれの側部3cの前方に密着し、支持パネル3の側部3cに形成された選択カム面41と、支持パネル3の案内規制部31に形成された選択カム面42が、Y−Z平面と平行な同一平面上に位置するようになる。
図6には、選択カム面41と選択カム面42が、前後に同一平面状に並べられた状態が側方から示されている。図5にも示すように、支持パネル3の側部3cに形成された選択カム面41には、Z1側に第1摺動長溝43aが形成されており、案内規制部31の選択カム面42には、部分第1軸受け部43bが形成されている。第1摺動長溝43aは、前方(Y1方向)に向けて解放された形状である。
図6(A)では、選択部材30が、支持パネル3上でZ1方向へ移動し、第1選択位置(i)で停止している。このとき、選択カム面41の第1摺動長溝43aは、上下方向の全長において、Y1側から案内規制部31によって塞がれている。また、選択カム面41の第1摺動長溝43aと選択カム面42の部分第1軸受け部43bとが連続しており、第1摺動長溝43aと部分第1軸受け部43bとが組み合わされて、第1軸受け部43が形成されている。第1軸受け部43は、Z1−Z2方向に直線状に延び、その下部分が前方(Y1方向)に向けて湾曲する形状である。
図5に示すように、支持パネル3の側部3cに形成された選択カム面41には、Z2側に第2摺動長溝44aが形成されている。第2摺動長溝44aは、前方(Y1方向)に向けて解放された形状である。図6(B)では、選択部材30が、支持パネル3上でZ2方向へ移動し、第2選択位置(ii)で停止している。このとき、選択カム面41の第2摺動長溝44aは、上下方向の全長において、Y1側から案内規制部31によって塞がれており、選択カム面41の第2摺動長溝44aと案内規制部材31とで、第2軸受け部44が形成されている。第2軸受け部44は、Z1−Z2方向に直線状に延びている。
第1軸受け部43と第2軸受け部44は、Z1−Z2方向において、互いに接近し離反する方向に延びている。第2軸受け部44のZ1−Z2方向の長さ寸法は、第1軸受け部43よりも短い。
図1に示すように、筐体2の内部押圧駆動機構50が設けられている。押圧駆動機構50は、Y1−Y2方向に移動自在に設けられた押圧駆動部材51と、押圧駆動部材51を移動させる駆動モータおよび減速機構と、押圧駆動部材51の移動位置を検知する検知手段などから構成されている。押圧駆動部材51には、X1−X2方向に間隔を空けてY1方向に延びる一対の押圧アーム52が一体に形成されている。押圧アーム52は、図4と図5(B)に示す支持パネル3の開口部22内に挿入されて、支持パネル3よりも前方に延び出ている。押圧アーム52の先部に連結軸53が固定されており、この連結軸53が、図3に示すディスプレイ4の表示枠体11に形成された連結ブラケット14の連結穴14aに回動自在に連結されている。
次に、前記車載用表示装置1の動作を説明する。
車載用表示装置1の筐体2は、自動車の車室内において、コンソールパネルまたはインストルメントパネルの内部に収納され、支持パネル3が、コンソールパネルまたはインストルメントパネルとほぼ同一面に現れる。
図1では、筐体2の内部で押圧駆動部材51がY2方向に後退している。その結果、ディスプレイ4は、支持パネル3の凹部21の内部に収納された初期姿勢であり、表示画面15がX−Z面と平行となっている。図6(A)(B)に示すように、ディスプレイ4が初期姿勢のとき、ディスプレイ4に固定された第1回動軸12は、支持パネル3と案内規制部31とにわたって形成された第1軸受け部43の上端部に位置し、第2回動軸13は、支持パネル3に形成された第2軸受け部44の下端部に位置している。
図7に示すように、ディスプレイ4の下端部4dを前進させて表示画面15を上向きに設定するときには、図4に示す選択駆動部38のモータ34を始動し、ピニオン歯車36の回転力で、選択部材30を上方へ移動させて、図6(A)に示す第1選択位置(i)に設定する。
選択部材30が図6(A)に示す第1選択位置(i)に停止していると、選択カム面41の第1摺動長溝43aが、その上下方向の全長において、Y1側から案内規制部31で塞がれ、さらに、選択カム面41の第1摺動長溝43aと選択カム面42の部分第1軸受け部43bとが連続して第1軸受け部43が形成されている。選択カム面41の第2摺動長溝44aは、その上方部分が、Y1側から案内規制部31で塞がれているが、案内規制部31の下端部31aは第2摺動長溝44aの下端部から離れている。そのため、案内規制部31の下端部31aよりも下方に、第2摺動長溝44aがY1方向に解放された第2離脱部46が形成される。
選択部材30が第1選択位置(i)に停止しているときに、筐体2内の押圧駆動機構50が始動し、押圧駆動部材51がY1方向へ移動して、ディスプレイ4が前方に押されると、ディスプレイ4に設けられた第2回動軸13が第2離脱部46から前方に抜け出る。そして、図7に示すように、ディスプレイ4が、第1軸受け部43内に位置する第1回動軸12を中心として、下端部4dが前方(Y1方向)へ移動しながら回動する。またこの回動に伴って、第1回動軸12が、第1軸受け部43内を下向きに移動する。
押圧駆動部材51の前進距離を変えて停止させることで、ディスプレイ4を、その表示画面15が上向きとなる任意の設置角度に設定して停止させることが可能になる。図7では、第1回動軸12が第1軸受け部43の下端部まで移動しており、ディスプレイ4の上向きの回動角度が最大角度となっている。このとき、ディスプレイ4の上端部4cよりも上方に、支持パネル3に開口するディスク挿入口23が現れる。ディスク挿入口23から各種ディスクが挿入されると、筐体2の内部の搬送機構によりディスクが筐体2の内部に導入され、ディスク駆動部に装填される。
図8に示すように、ディスプレイ4の上端部4cを前進させて表示画面15を下向き設定するときには、図4に示す選択駆動部38のモータ34を始動し、ピニオン歯車36の回転力で、選択部材30を下方へ移動させて、図6(B)に示す第2選択位置(ii)に設定する。
選択部材30が第2選択位置(ii)に停止していると、選択カム面41の第2摺動長溝44aが、その上下方向の全長において、Y1側から案内規制部31で塞がれて、上下に直線状に延びる第2軸受け部44が形成される。選択カム面41の第1摺動長溝43aは、その下側部分が、案内規制部31で塞がれているが、案内規制部31の上端部31bは第1摺動長溝43aの上側の端部から離れている。そのため、案内規制部31の上端部31bよりも上方に、第1摺動長溝43aがY1方向に解放された第1離脱部45が形成される。
選択部材30が第2選択位置(ii)に停止しているときに、筐体2内の押圧駆動機構50が始動し、押圧駆動部材51がY1方向へ移動して、ディスプレイ4が前方に押されると、ディスプレイ4に設けられた第1回動軸12が第1離脱部45から前方に抜け出る。そして、図8に示すように、ディスプレイ4は、第2軸受け部44内に位置する第2回動軸13を中心として上端部4cが前方(Y1方向)へ向けて移動しながら回動する。またこの回動に伴って、第2回動軸13が、第2軸受け部44内を上向きに移動する。
押圧駆動部材51の前進距離を変えて停止させることで、ディスプレイ4を、その表示画面15が下向きとなる任意の設置角度に設定することが可能になる。表示画面15をやや下向きに設定することで、表示画面15に照射される太陽光が強いときなどであっても、表示画面15を通して表示パネルの画面表示を目視しやすくなる。
なお、前記実施の形態は、第1回動軸12と第1軸受け部43がZ1側に、第2回動軸13と第2軸受け部44がZ2側に位置しているが、これとは逆に、第2回動軸13と第2軸受け部44がZ1側に位置し、第1回動軸12と第1軸受け部43がZ2側に位置していてもよい。
前記実施の形態の車載用表示装置1は、第1回動軸12と第2回動軸13のいずれかを回動支点として選択するための「選択駆動機構」を構成しているモータ34などが支持パネル3側に設けられているため、ディスプレイ4の構造を簡単にでき、またディスプレイ4の質量も軽くでき、ディスプレイ4を回動させる負荷を軽減できるようになる。
1 車載用表示装置
2 筐体
3 支持パネル
4 ディスプレイ
12 第1回動軸
13 第2回動軸
22 開口部
23 ディスク挿入口
30 選択部材
31 案内規制部
33 ラック部
34 モータ
36 ピニオン歯車
38 選択駆動部
41 選択カム面
43 第1軸受け部
43a 第1案内長溝
43b 部分第1軸受け部
44 第2軸受け部
44a 第2摺動長溝
45 第1離脱部
46 第2離脱部
50 押圧駆動機構
(i) 第1選択位置
(ii) 第2選択位置

Claims (4)

  1. 表示画面を有するディスプレイが、支持パネルの前方で設置角度を変化できるように支持されている車載用表示装置において、
    前記ディスプレイに、前記表示画面に沿う方向に間隔を空けて配置された第1回動軸および第2回動軸が設けられ、
    前記支持パネルに、
    前記第1回動軸を回動自在に支持する第1軸受け部および前記第2回動軸を回動自在に支持する第2軸受け部と、
    前記第2回動軸を前記第2軸受け部から離脱可能とする第1選択位置と、前記第1回動軸を前記第1軸受け部から離脱可能とする第2選択位置との間で移動する選択部材と、
    前記選択部材を、前記第1選択位置と前記第2選択位置との間で移動させる選択駆動部と、
    が設けられ、
    前記第1回動軸と前記第2回動軸の間で、前記ディスプレイを前方へ押し出す押圧駆動機構が設けられていることを特徴とする車載用表示装置。
  2. 前記第1軸受け部と前記第2軸受け部は、互いに接近し離反する方向に延びており、前記第1軸受け部および前記第2軸受け部における、互いに離反する側の端部が、前記第1回動軸または前記第2回動軸の拘束を解除する離脱部となる請求項1記載の車載用表示装置。
  3. 前記第1軸受け部は、前方に解放された第1摺動長溝を有し、前記第2軸受け部は、前方に開放された第2摺動長溝を有しており、
    前記選択部材が前記第1選択位置のときに、前記選択部材で前記第1摺動長溝が前方で塞がれるとともに、前記選択部材が前記第2摺動長溝から離れて、前記第2軸受け部に離脱部が形成され、
    前記選択部材が前記第2選択位置のときに、前記選択部材で前記第2摺動長溝が前方で塞がれるとともに、前記選択部材が前記第1摺動長溝から離れて、前記第1軸受け部に離脱部が形成される請求項2記載の車載用表示装置。
  4. 前記選択部材には、第1選択位置で停止しているときに、前記第1軸受け部の一部となる部分第1軸受け部が設けられている請求項2または3記載の車載用表示装置。
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JP7265718B1 (ja) 2021-12-21 2023-04-27 カシオ計算機株式会社 表示角度調整装置及び投影システム
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