JP2702141B2 - 電子的撮像装置 - Google Patents

電子的撮像装置

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JP2702141B2
JP2702141B2 JP63077316A JP7731688A JP2702141B2 JP 2702141 B2 JP2702141 B2 JP 2702141B2 JP 63077316 A JP63077316 A JP 63077316A JP 7731688 A JP7731688 A JP 7731688A JP 2702141 B2 JP2702141 B2 JP 2702141B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電子的撮像装置、さらに詳しくは、ICカード
等の記憶媒体を用いて被写体の記録および/または再生
を行う電子的撮像装置に関する。
[従来の技術] 従来より、撮影レンズにより形成された被写体像を光
電変換素子によって電気信号に変換し、この電気信号を
カメラ本体に着脱自在に装着した固体メモリ等の記憶媒
体に伝送して記録するようにした、いわゆる電子スチル
カメラ等の電子的撮像装置については、例えば特開昭57
−17275号公報等によって種々の提案がなされる。
この種の電子スチルカメラ等は、それ自身が一体とな
っている筐体内に収納されているものであるので、この
筐体自身は、特に使用者が携帯して撮影を行うに際して
好都合な形状をなすように形成することが必要である。
即ち、上記特開昭57−17275号公報に開示されている
電子スチルカメラは、カメラ自体を保持するに際して好
都合な形状とすることによって、通常の撮影時の使用状
態で良好な操作性を確保しているものである。
一方、銀塩フイルムを使用する一般的な銀塩フイルム
カメラの場合には、撮影によって得られる画像をフイル
ム等の記録媒体上に固定して記録するのみであるが、上
述のような電子スチルカメラ等の電子的撮像装置は、画
像をデータ化してこれを記録媒体に記録するだけではな
く、例えばパーソナルコンピュータ等、他の外部機器と
接続することで、取得した映像信号(画像情報)の再生
等を行う再生装置として使用するといった用途もある。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記特開昭57−17275号公報に開示されて
いる電子スチルカメラによれば、通常の撮影時の使用状
態では良好な操作性を確保しているが、例えば机上に載
置して記録媒体に記録されている映像信号(画像)を再
生するといった用途に使用する場合等、撮影動作時以外
の使用状態では、必ずしも使い勝手の良好な形状ではな
いという問題点がある。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであっ
て、その目的とするところは、電子的撮像装置のさまざ
まな使用形態に応じて装置自体の形態を変更できるよう
にして、各使用形態時において良好な操作性を確保する
ことのできる電子的撮像装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段および作用] 本発明の第1の発明による電子的撮像装置は、撮影動
作を行うための第1の形態と非撮影時の第2の形態とを
選択的に取り得べく、自己の少なくとも所定の第1のユ
ニット部と所定の第2のユニット部とが各ユニット部の
互いに近接する端部付近に設けられたヒンジ部によって
結合され、上記第1のユニット部と上記第2のユニット
部との相対位置を上記ヒンジ部を回動中心として変化で
きるように構成された電子的撮像装置であって、上記第
2のユニット部には撮影のためのレンズ機構を保持し、
上記第1のユニット部にはカード状記録媒体を挿入可能
とし、上記第1のユニット部の厚み方向に直交する方向
に上記カード状記録媒体が挿入可能となされていること
を特徴とする。
また、第2の発明による電子的撮像装置は、上記第1
の発明による電子的撮像装置において、上記第1のユニ
ット部と上記第2のユニット部とは折り畳まれた状態で
接触していることを特徴とする。
そして、第3の発明による電子的撮像装置は、上記第
1または第2の発明による電子的撮像装置において、上
記第2のユニット部に設けられた撮影のための上記レン
ズ機構は、被写体側に対向するレンズ面が折り畳まれた
状態で上記第1のユニット部に対向していることを特徴
とする。
第4の発明による電子的撮像装置は、上記第1,第2ま
たは第3の発明による電子的撮像装置において、上記第
1のユニット部と上記第2のユニット部の外形は略等し
いことを特徴とする。
第5の発明による電子的撮像装置は、上記第1,第2、
第3または第4の発明による電子的撮像装置において、 上記第1のユニット部と上記第2のユニット部が互い
に開かれた状態で撮影可能となっていることを特徴とす
る。
第6の発明による電子的撮像装置は、上記第2,第3、
第4または第5の発明による電子的撮像装置において、
上記第1のユニット部の上記第2のユニット部と対向す
る部位に上記第2のユニット部に設けられた上記レンズ
機構を収容するための凹部が設けられていることを特徴
とする。
第7の発明による電子的撮像装置は、上記第3,第4、
第5または第6の発明による電子的撮像装置において、
上記第1のユニット部の上記第2のユニット部と対向す
る面上で上記レンズ機構とは対向しない位置に、上記第
1のユニット部と上記第2のユニット部を係止するため
の係止機構を設けたことを特徴とする。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
本発明を適用した電子スチルカメラの一実施例を第1
図および第2図に示す。第1図に示した状態はこのカメ
ラの非撮影時の状態、即ち第2の形態であり、第2図に
示した状態は撮影時の状態、即ち撮影動作を行うための
第1の形態である。
カメラ本体1は外形が略等しい大きさの第1ユニット
部1Aと第2ユニット部1Bとからなり、非撮影状態では、
第1図に示すように、両ユニット部1A,1Bが重なり合っ
て、携帯に便利なようにコンパクトな1個の直方体の形
状を呈している。この第1図に示した非撮影時の形態か
ら、両ユニット部1A,1Bを連結しているヒンジ2を中心
にして両ユニット部1A,1Bを回動させ、互いに直角をな
す位置まで開くと、第2図に示す撮影時の形状となる。
撮影時形態で下本体枠を形成する第1ユニット部1Aに
は、記憶媒体としてのカード状のメモリ構体たるICカー
ド3が装填される。撮影時の形態でカメラ本体1の底面
となる第1ユニット部1Aの外面には大きな切欠部4が形
成されていて、装填されたICカード3の表面の大部分が
切欠部4より露呈している(第1図参照)。このICカー
ド3は、第3図(A)に示すように、表面には未記録お
よび既記録の撮影駒数を表示するための、液晶,フォト
クロミック,磁気表示素子等による表示部5が形成され
ており、未記録部分は無表示で、既記録部分は黒く表示
されるようになっている(なお、表示はICカード3をカ
メラ本体1より取り外した状態でも、自己のバックアッ
プ電源等で保持される)。したがってICカード3が第1
ユニット部1Aに装填された状態で表面の表示部5も切欠
部4より露呈していて、外部から撮影駒数の残量が一目
で分かるようになっている。ICカード3の裏面には、第
3図(B)に示すように、そのカメラ本体1に対する挿
入側端部に接点群6が設けられている。上記切欠部4の
長手方向の寸法l1はICカード3の挿入方向である縦方向
の長さt1よりも短く形成され、切欠部4の幅寸法l2はIC
カード3の幅方向の長さt2に略等しく形成されている。
第1ユニット部1Aのヒンジ2を有する側とは反対側の
端面には、ユーザが指を入れてICカード3を取り出すた
めの取出口7が上記切欠部4に連続して切り欠かれて形
成されている。また、第2ユニット部1Bのヒンジ2を有
する側とは反対側の端面には、シャッタ釦8および開閉
部材9が設けられている。開閉部材9は本体1の一部に
切り込みを入れることにより本体1の可撓性を利用して
変位自在にしたもので、第1ユニット部1Aと対向する部
分に係止爪9aが形成されている。この係止爪9aは両ユニ
ット部1A,1Bを折り畳んだとき第1ユニット部1Aに形成
されている係止溝10と係合して非撮影時形態を維持する
ようになっている。これにより、上記第1ユニット部1A
と第2ユニット部1Bを係止するための係止機構が構成さ
れている。第2ユニット部1Bの第1ユニット部1Aと対向
する面には短円筒からなるレンズ保持部11の端部が突出
して設けられていて、同レンズ保持部11内に撮影レンズ
アセンブリ12が光軸方向に伸縮自在に配設されている。
これにより、撮影のためのレンズ機構が構成されてい
る。また、レンズ保持部11と隣接する上記開閉部材9寄
りの位置にはファインダレンズアセンブリ13が配設され
ている。そして、第1ユニット部1Aの上記第2ユニット
部1Bと対向する面には、上記レンズ保持部11および収縮
した状態の撮影レンズアセンブリ12を収容するための凹
部14が形成されている。
ところで、ICカード3の挿脱は、上記カメラ本体1の
両ユニット部1A,1Bを第1図に示すように閉じた非撮影
時形態で行われる。カメラ本体1の所定位置に装填され
たICカード3は、第2図に示す撮影時形態では所定位置
にロックされた状態にあり、不用意にICカード3が抜き
外されないようにしている。そして、この状態で、ヒン
ジ2の第2ユニット部1Bと一体に動く部分に形成された
左右一対のピン15が、後述するように上記ICカード3を
ロックしている姿勢にある、第1ユニット部1Aより突出
した接点ばね台22の延出部22bに係合して、第2ユニッ
ト部1Bを第1ユニット部1Aに対して直角の姿勢に維持し
ている。
次に、さらに、この電子スチルカメラの内部構造を示
す第4図(A)〜(C)および第5図を用いて、ICカー
ド3を装填してロックする構成について詳細に説明す
る。
上記切欠部4の奥所にはICカード3を装填するための
カード装填部16が第1ユニット部1Aの枠体に沿って形成
されている。第1ユニット部1A内のヒンジ2に近い側の
位置に、ばね台受け17が固設されていて、このばね台受
け17と上記カード装填部16との間に、戻しばね18によっ
て連結した滑り板19が配置されている。滑り板19は装填
されるICカード3の先端部を押圧するためのもので、断
面がL字形状の板部材からなり、第5図に示すように、
底面に戻しばね18の伸縮する方向に沿って形成された長
孔19aに止め部材20が嵌合していて、ある範囲だけ摺動
自在な構成になっている。ばね台受け17の上部両側には
支軸21が突出していて、この支軸21に接点ばね台22が回
動自在に支持されている。この接点ばね台22は、装填さ
れるICカード3の接続群6と接続する接点ばね群23を保
持するためのもので、第5図に示すように、押え板24に
より接点ばね群23を接点ばね台22との間で挟んで固定し
ている。接点ばね群23は接点用FPC(フレキシブルプリ
ント基板)25により図示しないプロセス回路に接続され
ている。接点ばね台2は、接点ばね群23の両側位置で、
カード装填部16側へ向かって延出した先端に左右一対の
ストッパ部22aが形成され、また、支軸21を介した反対
側にもヒンジ2に向かって斜め上方へ左右の一部分が延
出し、同延出部22bにはヒンジ2に一体のピン15が係合
できるクリック用凹部22cが形成されている。この延出
部22bの先端は、切欠孔26を貫通して第1ユニット部1A
の外に突出し、さらに、この第1ユニット部1Aに第2ユ
ニット部1Bが折り重なった状態では、同ユニット部1B内
へ切欠孔27より嵌入している(第4図(A),(B)参
照)。また、この接点ばね台22は捩りばね28によって常
時、図中、反時計方向,つまりヒンジ2側へ回動する習
性を与えられている。なお、第4図(A)〜(C)に示
すように、第2ユニット部1Bのレンズ保持部11内にCCD
等の撮像素子29およびフィルタ30が配設されている。
ここで、第4図(A)に示した非撮影時形態では、第
2ユニット部1Bと一体のヒンジ2に形成されたピン15
は、第1ユニット部1A内で接点ばね台22から遠ざかった
位置にあり、このため接点ばね台22は回動習性によって
ヒンジ2側へ最大限に回動した状態にあるので、そのス
トッパ部22aは滑り板19の移動を妨げない位置にある。
そこで、ICカード3を装填するに際しては、ICカード
3の表示部5が形成されている表面を手前に向けた状態
で、第4図(A)に示すように、ICカード3の挿入側端
部を切欠部4よりカード装填部16の一端部に差し入れ、
このICカード3の先端部で滑り板19を戻しばね18の弾撥
習性に抗して押し動かす。そして、ICカード3を矢印a
の方向にある程度挿入した状態で、続いてその挿入され
た先端部を支点としてICカード3を矢印bの方向に回動
させれば、ICカード3は後端部を切欠部4の端部4′に
妨げられることなくカード装填部16内に収容され、この
後、手を離せば、戻しばね18の弾撥習性によってICカー
ド3は若干量押し戻され、第4図(B)に示すように所
定位置に装填されることとなる。
また、ICカード3を取り外すに際しては、取出口7よ
り露出したICカード3の後端部を押して第4図(B)に
示すように、ICカード3を戻しばね18の弾撥習性に抗し
てカード装填部16の壁面に平行した矢印a0の方向にスラ
イドさせ、ICカード3の後端部を切欠部4の端部4′に
係止されなくなる位置に至った状態で、上記矢印bの方
向とは逆の矢印cで示す手前方向に引けば、ICカード3
は上記装填時の場合と同様に、容易にカード装填部16内
より取り出される。
ここで、ICカード3が第4図(B)に示すようにカー
ド装填部16に装填された状態で、第4図(C)に示す撮
影時形状にすべく、ヒンジ2を中心に第2ユニット部1B
を第1ユニット部1Aに対して回動させると、第2ユニッ
ト部1Bの回動に伴ってヒンジ2に一体のピン15が回動す
るので、同ピン15は接点ばね台22の延出部22bに接触し
た後、この接点ばね台22を捩りばね28による回動習性に
抗して、図中、時計方向に回動させる。接点ばね台22が
時計方向に回動すると、同ばね台22のストッパ部22aが
下降して滑り板19に接近していき、第2ユニット部1Bが
第4図(C)に示すように垂直状態を保つ回動位置に至
った状態で、ストッパ部22aは滑り板19の立上辺に僅か
の隙間をもって対向する。ストッパ22aが滑り板19に近
接した位置にあると、滑り板19は上記戻しばね18による
弾撥習性に抗する方向には僅かしか移動できなくなるの
で、上記カード装填部16内のICカード3を上記矢印a0
向にスライドさせることが不可能となり、ICカード3は
その後端が切欠部4の端部4′から離脱できずにカード
装填部16内にロックされた状態となる。また、このICカ
ード3のロック状態で、ICカード3の接点群6に接点ば
ね23が接触する状態となる。
また、第4図(C)に示すように、第2ユニット部1B
が垂直状態を保つ回動位置に至った状態では、上記ピン
15の先端が前記捩じりばね28に加えて接点ばね23の反力
による図中反時計方向への回動力を与えられた接点ばね
台22の延出部22bのクリック用凹部22cに嵌入するので、
この撮影時形態における第2ユニット部1Bの姿勢が安定
する。
そして、この撮影時形態でユーザは、カード装填部16
に装填されたICカード3の表示部5を直接見ることがで
きるので、撮影の都度、残量駒数を確認することができ
る。
この撮影時形態のロック状態を解除するには、第2ユ
ニット部1Bをやや強い回動力で第1ユニット部1A側に倒
すと、ピン15がクリック用凹部22cから脱してクリップ
ストップ機構が解除されるので、この後は、そのまま第
2ユニット部1Bを回動して非撮影時形態にすればよい。
すなわち、第2ユニット部1Bに連動したピン15が、図
中、時計方向へ回動するのに伴って、接点ばね台22は捩
じりばね28の回動習性により図中、反時計方向に回動し
ていき、ピン15が接点ばね台22に係合しなくなる回動位
置に至ると、ストッパ部22aが滑り板19から離間してロ
ック状態が解除される。このあと、両ユニット部1A,1B
が完全に折り畳まれると、上述した第4図(B)に示す
非撮影時形態となる。
なお、上記電子スチルカメラは、上記第2図および第
4図(C)に示す撮影時形態では、第6図に示すよう
に、撮影レンズアセンブリ12より入射した被写体光が撮
像素子29に結像されると、制御回路31により撮像素子29
およびプロセス回路32が制御され、撮像素子29の光電変
換出力はプロセス回路32で信号処理されて上記カード装
填部16内に装填されているICカード3に記録される。制
御回路31およびプロセス回路32は第4図(A)〜(C)
には図示されていないが、上記第1ユニット部1Aまたは
第2ユニット部1B内の適宜の空間部に配設されている。
以上のように構成された上記一実施例によれば、第1
ユニット部1Aと第2ユニット部1Bとが各ユニット部の互
いに近接する端部付近に設けられたヒンジ2によって結
合され、第1ユニット部1Aと第2ユニット部1Bとの相対
位置をヒンジ2を回動中心として変化できるように構成
したので、撮影動作を行う撮影時の第1の形態と非撮影
時の第2の形態の異なる形態でと使用を可能とし、良好
な操作性を確保することができる。
これと同時に、第2ユニット部1Bの撮影のためのレン
ズ機構を設ける一方、第1ユニット部1Aの厚み方向に直
交する方向にカード状記録媒体であるICカード3を挿入
可能に形成することで、比較的厚みを必要とするレンズ
機構を保持する部分と、ICカード3を挿入するための部
分とを各別に独立させて設けたので、装置自体の薄型化
に寄与することができる。つまり、装置の体積を大幅に
増加させることなく、ICカード3の収容スペースを確保
することが容易となる。
また、非撮影時の第2の形態、即ち折り畳んだ状態で
持ち運ぶことができるので携帯性を向上させると共に、
装置全体の小型化に寄与することができる。
そして、第1ユニット部1Aと第2ユニット部1Bとは、
折り畳まれた状態で接触するように形成したので、保管
時、携帯時等の非撮影時において防塵性を確保すること
ができる。
また、被写体側に対向するレンズ面が折り畳まれた非
撮影時には、第2ユニット部1B側のレンズ構造が、第1
ユニット部1Aに対向するように形成したので、レンズ機
構に保持される撮影レンズアセンブリ12の先端側が傷付
かないように保護することができる。
さらに、第1ユニット部1Aと第2ユニット部1Bの外形
を略等しくなるように形成したことによって、両ユニッ
ト部1A,1Bを折り畳んだ状態では、筐体の外形が連続し
た状態となるので、コンパクトなすっきりした形状とな
り、よって携帯するに際して違和感のない形状とするこ
とができる。
また、第1ユニット部1Aと第2ユニット部1Bが互いに
開かれた状態で撮影可能となるように構成したので、撮
影時の状態では、例えば机上等に安定させて載置して撮
影することができる。したがって、撮影者が自身を撮影
するような場合にも好都合である。また、両ユニット部
1A,1Bが折り畳まれた非撮影時の形態では、レンズを保
護し携帯性を向上させることができる。
そしてまた、第2ユニット部1Bと対向する第1ユニッ
ト部1A側の部位に、上記レンズ構造を収容するための凹
部14を設けたので、例えば焦点距離の長いレンズ機構や
全長の長いレンズ機構とした場合にも、撮影レンズ先端
部を傷めることなく、これを保護し確実に収容すること
ができる。
さらにまた、第2ユニット部1Bと対向する第1ユニッ
ト部1A面上で上記レンズ機構とは対向しない位置に、第
1ユニット部1Aと第2ユニット部1Bを係止するための係
止構成を設けたので、上記凹部14内にレンズ機構を収納
した場合にも、このレンズ機構の構成部材等を邪魔する
ことなく、両ユニット部1A,1Bを係止することができ
る。よって、非撮影時の状態を確実に維持することがで
きる。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、第1のユニット部
と第2のユニット部とが各ユニット部の互いに近接する
端部付近に設けられたヒンジ部によって結合され、第1
のユニット部と第2のユニット部との相対位置をヒンジ
を回動中心として変形できるように構成したことによっ
て、電子的撮像装置のさまざまな使用形態に応じて装置
自体の形態を変更することができる。これにより、異な
る複数の形態での使用を可能とすると共に、各使用形態
時の操作性をより良好なものとした電子的撮像装置を提
供することができる。
また、第2のユニット部に撮影のためのレンズ機構を
設け、第1のユニット部の厚み方向に直交する方向にカ
ード状記録媒体を挿入可能に形成したことによって、比
較的厚みが必要とされるレンズ機構を保持する部分と、
カード状記録媒体を挿入するための部分とを各別に独立
させて設けたので、装置の体積を大幅に増加させること
なくカード状記憶媒体の収容スペースを容易に確保する
と共に、装置自体の薄型化、及び小型軽量化に寄与する
ことのできる電子的撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を適用した電子スチルカメラの一実施
例の非撮影時形態を示す外観斜視図、 第2図は、上記第1図に示す実施例の撮影時形態を示す
外観斜視図、 第3図(A)および(B)は、上記実施例に用いられる
ICカードの表面および裏面の各平面図、 第4図(A),(B)および(C)は、上記第1図に示
す実施例の、それぞれICカード挿入時,ICカード装填完
了時およびICカードロック時における各縦断面図、 第5図は、上記第1図に示す実施例のロック機構の分解
斜視図、 第6図は、上記第1図に示す実施例の記録系統の概略ブ
ロック図、 である。 3,3A……ICカード(記憶媒体としてのカード状のメモリ
構体) 4,48……切欠部 5,5A……表示部(記憶状況に関する情報の表示部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大井上 建一 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−296483(JP,A) 特開 昭63−296024(JP,A)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影動作を行うための第1の形態と非撮影
    時の第2の形態とを選択的に取り得べく、自己の少なく
    とも所定の第1のユニット部と所定の第2のユニット部
    とが各ユニット部の互いに近接する端部付近に設けられ
    たヒンジ部によって結合され、上記第1のユニット部と
    上記第2のユニット部との相対位置を上記ヒンジ部を回
    動中心として変化できるように構成された電子的撮像装
    置であって、 上記第2のユニット部には撮影のためのレンズ機構を保
    持し、上記第1のユニット部にはカード状記録媒体を挿
    入可能とし、上記第1のユニット部の厚み方向に直交す
    る方向に上記カード状記録媒体が挿入可能となされてい
    ることを特徴とする電子的撮像装置。
  2. 【請求項2】上記第1のユニット部と上記第2のユニッ
    ト部とは折り畳まれた状態で接触していることを特徴と
    する請求項1に記載の電子的撮像装置。
  3. 【請求項3】上記第2のユニット部に設けられた撮影の
    ための上記レンズ機構は、被写体側に対向するレンズ面
    が折り畳まれた状態で上記第1のユニット部に対向して
    いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    電子的撮像装置。
  4. 【請求項4】上記第1のユニット部と上記第2のユニッ
    ト部の外形は略等しいことを特徴とする請求項1,2また
    は請求項3のいずれか一つに記載の電子的撮像装置。
  5. 【請求項5】上記第1のユニット部と上記第2のユニッ
    ト部が互いに開かれた状態で撮影可能となっていること
    を特徴とする請求項1,2,3または請求項4のいずれか一
    つに記載の電子的撮像装置。
  6. 【請求項6】上記第1のユニット部の上記第2のユニッ
    ト部と対向する部位に上記第2のユニット部に設けられ
    た上記レンズ機構を収容するための凹部が設けられてい
    ることを特徴とする請求項2,3,4または請求項5のいず
    れか一つに記載の電子的撮像装置。
  7. 【請求項7】上記第1のユニット部の上記第2のユニッ
    ト部と対向する面上で上記レンズ機構とは対向しない位
    置に、上記第1のユニット部と上記第2のユニット部を
    係止するための係止機構を設けたことを特徴とする請求
    項3,4,5または請求項6のいずれか一つに記載の電子的
    撮像装置。
JP63077316A 1988-03-29 1988-03-29 電子的撮像装置 Expired - Lifetime JP2702141B2 (ja)

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