JPH10311130A - 隅部構造 - Google Patents

隅部構造

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JPH10311130A
JPH10311130A JP12360697A JP12360697A JPH10311130A JP H10311130 A JPH10311130 A JP H10311130A JP 12360697 A JP12360697 A JP 12360697A JP 12360697 A JP12360697 A JP 12360697A JP H10311130 A JPH10311130 A JP H10311130A
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JP
Japan
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corner member
wall material
dry type
type wall
corner
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Application number
JP12360697A
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English (en)
Inventor
Sue Koseki
寿衛 小関
Takahiro Hoshikawa
貴裕 星川
Hideki Takiguchi
英喜 滝口
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IG Technical Research Inc
Original Assignee
IG Technical Research Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は内装材、外装材として使用する乾式
壁材の端部をカバーする隅部構造に関するものである。 【構成】 固定面C1とカバー面C2と立ち上がり面C
3とからなる既存隅部材Cの断面略コ字状の空間C4に
乾式壁材Bの端部を挿入して固定されている構造におい
て、既存隅部材Cのカバー面C2を切り取り、露出した
乾式壁材B端部を隅部材Aにより被覆した隅部構造であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内装材、外装材として使
用する乾式壁材の端部をカバーする隅部構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の隅部構造としては、図16に示す
ような家屋において、図17〜図19(a)、(b)に
示すように壁下地α(木造下地、鉄骨下地、防水シート
等、あるいは既存壁、等よりなる)に固定具βにより既
存隅部材Cが形成され、乾式壁材Bの木口端部を被覆し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、芯材と
して合成樹脂発泡体を使用した乾式壁材Bは経年変化に
より図20〜図23に示すように乾式壁材B自体が凸状
に変形してしまうことが希にあった。このため、上記の
ような既存隅部材Cを使用した壁は、乾式壁材Bが凸状
に変形することにより、既存隅部材Cの化粧面と乾式壁
材Bの化粧面間に凸部a、凹部bが形成され、美感上問
題が生じることもあった。その上、既存隅部材Cと乾式
壁材B間の間隙cが凸部a、凹部bにより拡大し、雨水
等が内部へと浸入してしまう欠点があった。さらに、乾
式壁材Bを張り直す作業は非常に手間とコストがかかる
ものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、固定面とカバー面と立ち上がり面とか
らなる既存隅部材の断面略コ字状の空間に乾式壁材の端
部を挿入して固定されている構造において、既存隅部材
のカバー面を切り取り、露出した乾式壁材端部を隅部材
により被覆した隅部構造とすることにより、上記欠点を
排除した隅部構造を提供するものである。
【0005】
【実施例】以下に図面を用いて本発明に係る隅部構造の
一実施例について詳細に説明する。すなわち、図1は本
発明に係る隅部構造を出隅に形成した状態を示す断面
図、図2〜図4は本発明に係る隅部構造を出隅に形成し
た場合の施工順序を示す断面図、図5は本発明に係る隅
部構造に使用する隅部材Aの一実施例を示す断面図、図
6(a)、(b)(施工後の経時変化により凸条に変形
した乾式壁材B)は乾式壁材Bを示す断面図、図7は乾
式壁材Bの施工状態を示す断面図であり、Aは隅部材、
Bは乾式壁材、Cは既存隅部材、αは壁下地、βは固定
具である。
【0006】隅部材Aは図5に示すように、略90度で
交わる2片の水平面状の化粧片1と、化粧片1の両端を
内方に屈曲した固定溝3と、固定溝3の両端を上方に突
出した突出片4とから形成した固定部2とから形成した
ものである。
【0007】その素材としては、金属薄板、例えば鉄、
アルミニウム、銅、ステンレス、チタン、アルミ・亜鉛
合金メッキ鋼板、ガルバリウム鋼板、ホーロー鋼板、ク
ラッド鋼板、ラミネート鋼板(塩ビ鋼板等)、サンドイ
ッチ鋼板(制振鋼板等)、塩化ビニル樹脂、ポリカーボ
ネイト樹脂等(勿論、これらを各種色調に塗装したカラ
ー板を含む)の一種をロール成形、プレス成形、押出成
形等によって各種形状に成形したものである。
【0008】化粧片1は乾式壁材Bの木口端部を被覆し
て、乾式壁材Bの木口端部が外部に露出しないように形
成したものである。
【0009】固定部2は壁下地α上に固定具βにより隅
部材Aを固定する部分である。
【0010】固定溝3は固定具βの打設位置を明確に
し、施工性を向上したものである。
【0011】突出片4は隅部材Aの直線性を向上させ、
乾式壁材Bとの納まりを向上するものであると共に、シ
ーリング材を形成する埋設下地としても機能するもので
ある。
【0012】勿論、隅部材A、乾式壁材B、既存隅部材
C間には必要によりシーリング材を形成して防水性を強
化するものである。
【0013】シーリング材は、乾式壁材Bと隅部材A間
から内部に雨水が浸入しないように形成するものであ
る。その素材としては、例えば定型で弾性のあるシーリ
ング材としては、例えば発泡ゴム、ポリ塩化ビニル系、
クロロプレン系、クロロスルホン化ポリエチレン系、エ
チレンプロピレン系、アスファルト含浸ポリウレタン
系、EPM、EPDM等の一般的に市販されているも
の、あるいは硬化型のシーリング材としてはシリコーン
系(反応硬化型、湿気硬化型)、変成シリコーン系(反
応硬化型)、ポリサルファイド系(反応硬化型)、ポリ
ウレタン系(反応硬化型、湿気硬化型)、SBR系(乾
燥硬化型)、アクリル系(乾燥硬化型)等よりなるもの
であり、主に防水材、気密材等の機能として有用なもの
である。勿論、これらの成分中に無機材等の難燃材、あ
るいは耐火性、防火性を有する例えばポリリン酸アンモ
ニウム、水酸化アルミニウム、フェノール樹脂粒、カー
ボンブラック、グラファイト(発泡、非発泡)等の難燃
材を混入した耐火性のあるシーリング材を使用しても良
いものである。
【0014】乾式壁材Bの一例としては、図6(a)に
示すように表面材5と裏面材6間に芯材7を形成し、両
端に雄型連結部8と雌型連結部9を形成したものであ
り、図7に示すように、固定具βの打設と、雄型連結部
8と雌型連結部9を嵌合することにより乾式壁材Bを連
結するものである。
【0015】表面材5、裏面材6は金属薄板、例えば
鉄、アルミニウム、銅、ステンレス、チタン、アルミ・
亜鉛合金メッキ鋼板、ガルバリウム鋼板、ホーロー鋼
板、クラッド鋼板、ラミネート鋼板(塩ビ鋼板等)、サ
ンドイッチ鋼板(制振鋼板等)、塩化ビニル樹脂、ポリ
カーボネイト樹脂等(勿論、これらを各種色調に塗装し
たカラー板を含む)の一種をロール成形、プレス成形、
押出成形等によって各種形状に成形したもの、あるいは
無機質材を押出成形、プレス成形、オートクレーブ養生
成形等して各種任意形状に形成したものである。
【0016】芯材7は例えばポリウレタンフォーム、ポ
リイソシアヌレートフォーム、フェノールフォーム、塩
化ビニルフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリスチレ
ンフォーム、ユリアフォーム、等の合成樹脂発泡体から
なるものであり、例えばレゾール型フェノールの原液
と、硬化剤、発泡剤を混合し、表面材5、もしくは裏面
材6の裏面側に吐出させ、加熱して反応・発泡・硬化さ
せて形成したものである。また、芯材7中には各種難燃
材として軽量骨材(パーライト粒、ガラスビーズ、石膏
スラグ、タルク石、シラスバルーン、水酸化アルミニウ
ム等)、繊維状物(グラスウール、ロックウール、カー
ボン繊維、グラファイト等)を混在させ、防火性を向上
させることも出来る。
【0017】さらに詳説すると、芯材7は主に断熱材、
防火材、接着剤、補強材、緩衝材、吸音材、嵩上材、軽
量化材、等として機能するものである。勿論、芯材7と
してロックウール、グラスウール、セラミックウール等
の無機材を使用しても良いものである。
【0018】次に、本発明に係る隅部構造の施工方法に
ついて、図1〜図7を用いて簡単に説明する。そこで、
乾式壁材Bが図2に示すように凸状に変形してしまった
出隅部分を改修するとする。
【0019】まず、図2に示すような固定面C1、カバ
ー面C2、立ち上がり面C3、空間C4よりなる既存隅
部材Cのカバー面C2を図3に示すように、電気丸の
こ、チップソー、ジグソー、グラインダー、サンダー、
金ばさみ、等により切り取る。
【0020】次に、図4に示すように固定部βにより乾
式壁材Bの木口端部近傍を壁下地αに固定し、乾式壁材
Bの出隅近傍の凸状を修正する。
【0021】最後に、図5に示すような隅部材Aを図1
に示すように固定具βにより壁下地αに打設し、施工を
完了するものである。
【0022】勿論、隅部材A打設後にシーリング材を隅
部材Aと乾式壁材B間に形成しても良いものである。
【0023】また、乾式壁材Bの木口端部近傍への固定
具βの打設を削除し、隅部材Aを固定する固定具βの打
設により凸状の修正を行っても良いものである。
【0024】
【その他の実施例】以上説明したのは本発明に係る隅部
構造の一実施例にすぎず、図8〜図15に示すように形
成することが出来る。すなわち、図8(a)〜(h)は
隅部材Aのその他の実施例を示すものである。
【0025】図9(a)〜(c)は各部分に前記したシ
ーリング材Dを形成した隅部構造であり、(a)図は乾
式壁材Bと既存隅部材C間にシーリング材Dを形成した
隅部構造、(b)図は固定具βを埋設するようにシーリ
ング材Dを形成し、固定具βの外部への露出を防止した
隅部構造、(c)図は両方にシーリング材Dを形成した
隅部構造である。
【0026】図10〜図12は入隅に隅部構造を形成し
た場合の施工順序を示すものである。
【0027】図13(a)〜(c)は入隅の各部分に前
記したシーリング材Dを形成した隅部構造であり、
(a)図は乾式壁材Bと既存隅部材C間にシーリング材
Dを形成した隅部構造、(b)図は固定具βを埋設する
ようにシーリング材Dを形成し、固定具βの外部への露
出を防止した隅部構造、(c)図は両方にシーリング材
Dを形成した隅部構造である。
【0028】図14(a)はジョイナ、図14(b)は
止縁に形成した隅部構造を示すものである。
【0029】また、乾式壁材Bは図15(a)〜(g)
に示すような金属系サイディング材を使用することが出
来るものである。
【0030】
【発明の効果】上述したように本発明に係る隅部構造に
よれば、出隅、入隅、ジョイナ、止縁、等の部分に形
成出来る。乾式壁材の凸状を簡単に修正出来る。凸
状が一番目立つ部分を簡単に修正出来る。乾式壁材を
剥がす必要が無い。防水性も良い。等の特徴、効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る隅部構造を示す断面図である。
【図2】本発明に係る隅部構造の施工順序を示す断面図
である。
【図3】本発明に係る隅部構造の施工順序を示す断面図
である。
【図4】本発明に係る隅部構造の施工順序を示す断面図
である。
【図5】本発明で使用する隅部材を示す断面図である。
【図6】本発明で使用する乾式壁材を示す断面図であ
る。
【図7】本発明で使用する乾式壁材の施工状態を示す断
面図である。
【図8】本発明で使用する隅部材のその他の実施例を示
す断面図である。
【図9】本発明に係る隅部構造のその他の実施例を示す
断面図である。
【図10】本発明に係る隅部構造のその他の実施例の施
工順序を示す断面図である。
【図11】本発明に係る隅部構造のその他の実施例の施
工順序を示す断面図である。
【図12】本発明に係る隅部構造のその他の実施例の施
工順序を示す断面図である。
【図13】本発明に係る隅部構造のその他の実施例を示
す断面図である。
【図14】本発明に係る隅部構造のその他の実施例を示
す断面図である。
【図15】本発明で使用する乾式壁材のその他の実施例
を示す断面図である。
【図16】従来例を示す説明図である。
【図17】従来例を示す説明図である。
【図18】従来例を示す説明図である。
【図19】従来例を示す説明図である。
【図20】従来例を示す説明図である。
【図21】従来例を示す説明図である。
【図22】従来例を示す説明図である。
【図23】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】 A 隅部材 B 乾式壁材 C 既存隅部材 C1 固定面 C2 カバー面 C3 立ち上がり面 C4 空間 D シーリング材 a 凸部 b 凹部 c 間隙 α 壁下地 β 固定具 1 化粧片 2 固定部 3 固定溝 4 突出片 5 表面材 6 裏面材 7 芯材 8 雄型連結部 9 雌型連結部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定面とカバー面と立ち上がり面とから
    なる既存隅部材の断面略コ字状の空間に乾式壁材の端部
    を挿入して固定されている構造において、既存隅部材の
    カバー面を切り取り、露出した乾式壁材端部を隅部材に
    より被覆したことを特徴とする隅部構造。
JP12360697A 1997-05-14 1997-05-14 隅部構造 Pending JPH10311130A (ja)

Priority Applications (1)

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JP12360697A JPH10311130A (ja) 1997-05-14 1997-05-14 隅部構造

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JP12360697A JPH10311130A (ja) 1997-05-14 1997-05-14 隅部構造

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JPH10311130A true JPH10311130A (ja) 1998-11-24

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JP12360697A Pending JPH10311130A (ja) 1997-05-14 1997-05-14 隅部構造

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JP (1) JPH10311130A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010269615A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 鉄道車両

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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