JPH10310236A - フリーフローコンベアにおける搬送パレットの分離・セットの方法とシステム - Google Patents

フリーフローコンベアにおける搬送パレットの分離・セットの方法とシステム

Info

Publication number
JPH10310236A
JPH10310236A JP13750397A JP13750397A JPH10310236A JP H10310236 A JPH10310236 A JP H10310236A JP 13750397 A JP13750397 A JP 13750397A JP 13750397 A JP13750397 A JP 13750397A JP H10310236 A JPH10310236 A JP H10310236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transport
pallet
pallets
setting
free flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP13750397A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3830617B2 (ja
Inventor
Takeshi Tamura
健 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoya Corp filed Critical Hoya Corp
Priority to JP13750397A priority Critical patent/JP3830617B2/ja
Publication of JPH10310236A publication Critical patent/JPH10310236A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3830617B2 publication Critical patent/JP3830617B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Special Conveying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フリーフローコンベア上を連続して移動して
いる複数の搬送パレットを、移動状態から1台ずつ分離
しセットすることが可能で、分離・セットに要する時間
を短縮でき、作業効率を向上すると共に装置の構成を簡
素化する。 【解決手段】 フリーフローコンベア11に沿う場所に作
業領域が設定され、ワークを搭載した複数の搬送パレッ
ト13,13A,13Bがフリーフローコンベア上を連続して移動
し、上記作業領域で、複数の搬送パレットのうち先頭側
に位置する少なくとも2台の搬送パレットを分離し、少
なくとも2か所のセット箇所20a,20b のうちの対応する
箇所に停止させる方法であり、さらに、連続移動の状態
にある上記の少なくとも2台の搬送パレットを、上流側
の搬送パレットから順次に対応するセット箇所に停止さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フリーフローコン
ベア上を連続して流れてくる多数の搬送パレットを、当
該コンベアに沿う作業領域で、作業に必要な数の搬送パ
レットを分離しセットするとき、各搬送パレットの分離
・セットに要する時間を短縮し、作業の効率を高めた搬
送パレットの分離・セットの方法とシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、眼鏡プラスチックレンズの元とな
るレンズ基材の量産工程では、フリーフローコンベアを
利用して大量のレンズ基材を各作業領域に順次に搬送
し、必要な作業を施すようにしている。フリーフローコ
ンベアは、或る単位数の複数のレンズ基材を載置した搬
送パレットを一定方向に移動させる手段で、コンベア上
を移動する搬送パレットはコンベアに固定されておら
ず、例えば搬送パレットにその移動を制限する力を与え
ると、コンベア上で停止させることができる程度の状態
で搬送パレットを移動させる。このようなフリーフロー
コンベアでは、移動ルートに沿う場所に各種の作業領域
が設けられている。各作業領域では、少なくとも2台の
搬送パレットが停止し、搬送パレット上のレンズ基材は
必要な作業を受けることになる。一方、作業領域間のコ
ンベア部分でのパレット移動は比較的自由に行われ、多
数の搬送パレットがまとまった状態で連続して流れる。
【0003】作業領域での搬送パレットの停止動作を概
説する。一列状態の複数の搬送パレットが作業領域の手
前の場所に接近すると、コンベアに付設された停止装置
によって停止させられる。停止箇所では、多数の搬送パ
レットが一列に並んだ状態に保たれる。その後、先頭側
に位置する搬送パレットのみが停止状態を解除されて、
作業領域の第1の停止箇所に移動し、次いで2番目に位
置する搬送パレットのみが停止状態を解除されて、作業
領域の第2の停止箇所に移動する。上記の各作業領域で
は、当該2台の搬送パレットは、分離され、一定の距離
をあけて停止し、所定作業を受けることができるように
コンベア上でセットされる。このようなフリーフローコ
ンベアを移動する大量の搬送パレットについての各作業
領域における分離・セットは、搬送パレット上に載置さ
れたレンズ基材が作業領域で必要な作業を受けるための
必須の位置決め制御の一態様である。
【0004】図11を参照して、フリーフローコンベア
の作業領域で2台の搬送パレットを分離・セットする従
来の位置決め制御法を詳述する。図中101はフリーフ
ローコンベア102に沿って設定された1つの作業領域
であり、当該作業領域101には第1停止箇所103と
第2停止箇所104が決められている。作業領域101
で所定の作業を行う場合、2台の搬送パレットが第1停
止箇所103と第2停止箇所104に分離・セットされ
る。フリーフローコンベア102の上を作業領域101
に向って複数の搬送パレット105が連続的に流れてく
る(工程A)。図中、各搬送パレット105の中には台
数を表す番号(1,2,…)が示されている。作業領域
101の第1停止箇所103で、連続して流れてくる複
数の搬送パレット105の先頭のものの前でストッパ
(シリンダシャフト)106を予め出しておくことによ
り搬送パレット全体を停止させる(工程B)。次に、1
番目の搬送パレットと2番目の搬送パレットの間に分離
用ストッパ107を出して2番目以降の搬送パレット1
05を停止状態に保つと共に、1番目の搬送パレット1
05の前のストッパ106を解除して当該搬送パレット
のみをさらに前進させ(工程C,D)、第2停止箇所1
04ではストッパ108を予め出しておくことにより1
番目の搬送パレット105を停止させる(工程E)。他
方、工程Dで1番目の搬送パレットの搬出を確認した
ら、ストッパ107を解除して2番目の搬送パレットを
前進させ、ストッパ106を出して第1停止箇所103
で停止させる(工程F)。工程Gでは、1番目と2番目
の搬送パレット105が、作業領域の各停止箇所に正確
に停止したか否かが確認される。その後、各停止箇所1
03,104に設けられたリフタ109で、搬送パレッ
トはリフトアップされ(工程H,I)、作業が開始され
る。作業が終了すると、リフトアップ状態が解消され、
作業領域から2台の搬送パレット105が搬出される
(工程J,K)。工程Jでは、ストッパ106,108
は解除され、ストッパ107は立てられ、番号1,2の
搬送パレット105を移動させ、かつ番号3以降の搬送
パレット105の移動を阻止している。工程Lでは、作
業領域から2台の搬送パレット105が搬出されたこと
を確認する。以上のように、作業領域において2台の搬
送パレットが分離・セットされ、各々はその停止場所で
必要な作業を受けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】フリーフローコンベア
における作業領域での複数の搬送パレットの従来の分離
・セット法は、まず全体を停止させてから、1番目の1
台を前進させかつ2番目の1台を止めて分離するため、
最初のセット場所で停止用ストッパと分離用ストッパが
必要になる。従って、分離のためのストッパ用のエアー
シリンダが2台必要となることから、全体の構成が複雑
になる。さらにセット場所の数が3以上になり、分離・
セットされる搬送パレットの数が増すほど、上記構成の
複雑さの問題は顕著になる。またセット場所で、一度搬
送パレットの全体を停止させ、その後に搬送パレットの
分離を行うため、分離・セットに要する時間が長くなる
という問題が提起される。さらに上記の分離・セット法
では、搬送パレットが移動している状態から搬送パレッ
トを1台ずつ分離・セットするということが不可能であ
り、効率が悪く、時間がかかるという問題を有する。
【0006】本発明の目的は、上記の問題を解決するこ
とにあり、フリーフローコンベア上を連続して移動して
いる複数の搬送パレットを、移動状態から1台ずつ分離
しセットすることが可能で、分離・セットに要する時間
を短縮でき、作業効率を向上すると共に、装置の構成を
簡素化できるフリーフローコンベアにおける搬送パレッ
トの分離・セットの方法とシステムを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】本発明に係る
フリーフローコンベアにおける搬送パレットの分離・セ
ットの方法は、上記目的を達成するため、次のような構
成を有する。
【0008】第1の分離・セットの方法(請求項1に対
応)は、フリーフローコンベアに沿う場所に作業領域が
設定され、ワークを搭載した複数の搬送パレットがフリ
ーフローコンベア上を連続して移動し、上記作業領域
で、複数の搬送パレットのうち先頭側に位置する少なく
とも2台の搬送パレットを分離し、少なくとも2か所の
セット箇所のうちの対応する箇所に停止させる方法であ
り、さらに、連続移動の状態にある上記の少なくとも2
台の搬送パレットを、上流側の搬送パレットから順次に
対応するセット箇所に停止させるようにした。
【0009】上記の分離・セット方法では、作業領域に
設定された複数のセット箇所の各々に搬送パレットを停
止させるにあたって、フリーフローコンベア上を上流側
から連続して送られてきた複数の搬送パレットを、上流
側に位置する搬送パレットから、対応する上流側のセッ
ト箇所に順次に停止させるようにし、当該停止によっ
て、その下流側にセットされるべき搬送パレットとの分
離が自然に行われる。換言すれば、敢えて分離を行うた
めに搬送パレットの全体を一旦停止させる必要はなく、
上流側に位置する各セット箇所にパレット分離機構を設
けることにより、連続の移動状態にある複数の搬送パレ
ットについて、各セット箇所で、その下流側にセットさ
れるべき搬送パレットは通過させ、当該セット箇所にセ
ットされるべき搬送パレットのみを停止させるようにし
ている。その結果、短時間で分離・セットを行うことが
でき、作業を効率よく行うことができる。またこのよう
な分離・セットを可能にするため、搬送パレットと通過
と停止を判断し実行するための検出機構、ストッパ、パ
レット構造等の装置的な工夫が上記パレット分離機構に
関連して施されている。
【0010】第2の分離・セットの方法(請求項2に対
応)は、第1の方法において、最下流のセット箇所以外
のセット箇所には、その下流側に位置するセット箇所の
数と同数の搬送パレットが通過することを検出したとき
にストッパを立てるパレット分離機構が備えられるよう
にした。当該パレット分離機構は、下流側にセットされ
るべき搬送パレットを正確にカウントし、搬送パレット
の最後のカウントが終了すると、ストッパを立て、最終
的に到来する搬送パレットを停止させ、それによって分
離が完了すると共に、当該セット箇所における停止、セ
ットが完了することになる。
【0011】第3の分離・セットの方法(請求項3に対
応)は、第1の方法において、少なくとも2か所の前記
セット箇所の各々には、その下流側に位置するセット箇
所の数と同数の搬送パレットが通過することを検出した
ときにストッパを立てる停止装置が備えられる。下流側
の最後のセット箇所でも、同様に対応する搬送パレット
を停止させ、セットさせなければならない。従って、当
該セット箇所には停止装置に備えられる。他方、他のセ
ット箇所においては、前述のようにパレット分離を行う
装置が備えられるが、当該装置は、セット箇所に停止さ
れるべき搬送パレットのみを停止させることによって搬
送パレットの分離を行うので、実質的に停止装置と同等
の働きを有するものである。かかる観点から、各セット
箇所に設けられる装置は、パレット分離あるいはパレッ
ト停止を行う停止装置として把握することが可能とな
る。
【0012】第4の分離・セットの方法(請求項4に対
応)は、上記の各方法において、好ましくは、セット箇
所での搬送パレットの通過検出は、搬送パレットに設け
られた例えば鉄等の特定金属を検出する近接センサによ
って行われるようにした。実際上、近接センサは各種の
金属に感応し、これを検出することが可能であるが、検
出対象の金属と近接センサとの距離を調整することによ
り、当該金属のみを検出できるようにしている。
【0013】本発明に係るフリーフローコンベアにおけ
る搬送パレットの分離・セットのシステムは、上記目的
を達成するため、次のように構成される。
【0014】第1の分離・セットのシステム(請求項5
に対応)は、フリーフローコンベアに沿う場所に作業領
域が設定され、ワークを搭載した複数の搬送パレットが
フリーフローコンベア上を連続して移動し、当該作業領
域で、複数の搬送パレットのうち先頭側に位置する少な
くとも2台の搬送パレットを分離し、少なくとも2か所
のセット箇所のうち対応する箇所に停止させるシステム
であり、最下流のセット箇所以外のセット箇所には、鉄
等の特定金属を検出する近接センサと、この近接センサ
の検出動作に基づいて1つのストッパ(シリンダシャフ
ト)を立てる駆動装置(エアーシリンダ)とからなるパ
レット分離機構が設けられ、最下流のセット箇所にはパ
レット分離機構と実質的に同一の構成を有する停止装置
が設けられ、他方、搬送パレットの下面の後縁部には特
定金属が設けられ、かつストッパ逃げ孔が形成され、か
かる構成で、連続移動の状態にある少なくとも2台の搬
送パレットを、パレット分離機構と停止装置によって、
上流側の搬送パレットから順次に対応するセット箇所に
停止させるように構成される。
【0015】上記のシステムでは、パレット分離機構の
働きと搬送パレットの構造で、上流側のセット箇所から
搬送パレットを順次に停止させることができ、ストッパ
を1つ設けるだけで分離と停止に共用でき、簡易に構成
できる。特に、作業領域におけるセット箇所が増大した
ときに、望ましい簡易な構成を採用できる。
【0016】第2の分離・セットのシステム(請求項6
に対応)は、第1のシステムにおいて、近接センサが、
その下流側に位置するセット箇所の数と同数の搬送パレ
ットが通過することを検出したとき、パレット分離機構
がストッパを立て、その後に続く搬送パレットを停止さ
せる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を添付図面に基づいて説明する。
【0018】図1は、フリーフローコンベアの全体構成
を示す平面図である。ループ状に形成されたフリーフロ
ーコンベア11に沿って一例として4箇所の作業領域1
2A〜12Dが設けられている。フリーフローコンベア
11によって矢印17の方向へ搬送されるワークは、例
えば眼鏡プラスチックレンズのレンズ基材である。最初
の作業領域12Aではワークの搬入作業が行われ、最後
の作業領域12Dではワークの搬出作業が行われる。中
間の作業領域12B,12Cでは、ワークに対する各種
の処理作業が行われる。作業領域12A〜12Dには、
各々の作業を実行する作業装置10A〜10Dが配備さ
れている。ワークは搬送パレット13の上に或る単位数
(例えば2〜4個)で搭載されている。
【0019】作業領域12A〜12Dでは、フリーフロ
ーコンベア11で搬送されてくる多数の搬送パレット1
3が、2か所のセット箇所に分離・セットされる。この
分離・セットを行うために、各作業領域では、第1セッ
ト箇所にパレット分離機構14が設けられ、第2セット
箇所に停止装置15が設けられる。パレット分離機構1
4と停止装置15は、実質的に同一の構成を有し、共に
ストッパ(シリンダシャフト)とこれを出入れするエア
ーシリンダとを有し、搬送パレットを停止させる機能を
有する。パレット分離機構14は、1番目の搬送パレッ
トと通過させ、2番目の搬送パレットを第1セット箇所
に停止させる働きを有していることから、「パレット分
離機構」と呼ぶことにする。なおパレット分離機構は、
停止装置の一種として考えることもできる。作業領域1
2A〜12Dにおいて搬送パレットの位置決めを行うた
めの分離・セットは、制御装置16による制御に基づい
て行われる。
【0020】図1では、長方形をしたループ状のフリー
フローコンベア11を示したが、実際上、フリーフロー
コンベアの形状は任意である。またフリーフローコンベ
ア11の上を多数の搬送パレット13が循環している
が、作業領域12A〜12Dの各々では、搬送パレット
の移動方向によって上流側と下流側を定めることができ
る。
【0021】フリーフローコンベア11は、図2に示す
ように、案内通路部材11aと、案内通路部材11aの
通路両側の下部にほぼ等間隔で多数配列された駆動ロー
ラ11bと、すべての駆動ローラ11bに掛け渡された
線状のベルト11cと、当該ベルト11cを矢印17の
方向に移動させ、駆動ローラ11bを搬送方向へ回転さ
せるためのモータ11d(図3に示す)とから構成され
る。全体が板状の搬送パレット13は、両側の駆動ロー
ラ11bの上に載置される。搬送パレット13は、その
両側下部が駆動ローラ11bで支えられ、かつ回転する
駆動ローラ11bにより、案内通路部材11aに案内さ
れながら矢印17の方向に移動させられる。搬送パレッ
ト13は駆動ローラ11bの上に載置されているだけな
ので、例えば搬送パレット13に対して止める力が外部
から与えられると、その場所で停止することになる
【0022】上記搬送パレット13の上には、例えば2
つのワーク容器18が搭載される。このワーク容器18
は、例えば眼鏡プラスチックレンズのプラスチック製レ
ンズ基材19を収容するためのものであり、ロボットハ
ンド等でレンズ基材の出入れを容易に行えるようにする
ため、切欠き部18aが形成されている。搬送パレット
13は、フリーフローコンベア11上にて連続して流れ
てくる。フリーフローコンベア11上において移動中の
複数の搬送パレット13の間の間隔は一定ではなく、状
況に応じて自由に決まる。例えばいずれかの箇所でスト
ッパによって一台の搬送パレットが止められると、後に
続く複数の搬送パレットもほとんど隙間がない状態で一
列に並んで停止する。
【0023】図3は、フリーフローコンベア11におけ
る例えば作業領域12Bの部分を簡略して示している。
作業領域12Bでは、案内通路部材11aにおいて、2
か所のパレットセット箇所20a,20bが設けられて
いる。20aは上流側の第1セット箇所であり、20b
は下流側の第2セット箇所である。第1セット箇所20
aと第2セット箇所20bは、一定の距離をあけて設け
られている。図1に示した通り、第1セット箇所20a
にはパレット分離機構14が配備され、第2セット箇所
20bには停止装置15が配備される。図3において、
パレット分離機構14と停止装置15の図示は省略され
ている。各セット箇所では、案内通路部材11aの床面
にリフタ21とストッパ14a,15aが設けられてい
る。リフタ21は、作業の際、搬送パレットの位置決め
を行うもので、下側に設けられた昇降駆動装置(図示せ
ず)によって搬送パレット13を昇降させる。リフタ2
1の上面には、搬送パレット13に形成された孔13a
に挿入される2つの突起21aが形成されている。スト
ッパは、搬送パレットを停止させるために使用される昇
降自在な手段であり、通常シリンダシャフトである。搬
送パレットを停止させるときには、各ストッパが突出
し、搬送パレットの先端部に当たるようにする。なお、
図3では駆動ローラ等の図示は省略され、さらに搬送パ
レット13の上に搭載されるワークの図示も省略されて
いる。
【0024】第1セット箇所20aのストッパ14aは
上記パレット分離機構14に設けられたストッパであ
り、第2セット箇所20bのストッパ15aは上記停止
装置15に設けられたストッパである。
【0025】図4に搬送パレット13の特徴的構成を示
す。図4は搬送パレット13を斜め下側から見た図であ
る。搬送パレット13の前縁部13bには凹部13cが
形成され、3つの接触緩衝部22が形成されている。中
央に位置する凹部13c内の接触緩衝部22に上記スト
ッパ14a,15aが接触する。後縁部13dの下面に
はストッパ逃げ孔13eが形成されている。ストッパ逃
げ孔13eの近傍の下面には、検出金具23が取り付け
られている。検出金具23は、その下面が搬送パレット
13の下面と同一面となるように、搬送パレット13の
下面に埋め込まれている。検出金具23は鉄で作られて
いる。これに対して搬送パレット13はアルミニウムで
作られている。検出金具23は、後述するごとき、近接
センサを感応させ、上記ストッパを上昇動作させる引き
金(トリガ)としての働きを有する。
【0026】ワークを搭載した複数の搬送パレット13
は、フリーフローコンベア11上を連続して移動し、例
えば作業領域12Bにくると、先頭側の2台の搬送パレ
ットが分離され、所定距離あけて第1セット箇所20a
と第2セット箇所20bに停止され、セットされる。か
かる搬送パレットの分離・セットにおいて、本実施形態
の方法によれば、作業領域に到来する複数の搬送パレッ
トの全体を分離のために一旦停止させることなく、移動
状態(または移動可能状態)を保ったまま、先頭側の2
台の搬送パレットを分離することができる。当該分離・
セットの動作工程を図5に示す。この図5は従来技術の
箇所で説明した図11に対応する図である。図5に従っ
て本実施形態による分離・セットの位置決め制御法を説
明する前に、かかる分離・セットを可能にする前述のパ
レット分離機構14を図6〜図8に基づいて説明する。
【0027】図6はパレット分離機構14の側面図を示
し、図7は同機構の平面図を示し、図8は同機構の動作
説明図を示す。このパレット分離機構14は、1番目の
搬送パレットを通過させ、2番目の搬送パレットを第1
セット箇所20aに停止させる装置である。パレット分
離機構14は、案内通路部材の下側に配置されたストッ
パ用エアーシリンダ31と近接センサ32と検出センサ
33を備える。エアーシリンダ31は、その上部に、エ
アーシリンダ31の動作で昇降するシリンダシャフトを
備える。このシリンダシャフトは前述のストッパ14a
に相当する。以下「シリンダシャフト14a」ともい
う。シリンダシャフト14aが矢印35のように上昇す
ると、案内通路部材11aの上側に突出して搬送パレッ
ト13を停止させる。シリンダシャフト14aが降下す
ると、搬送パレット13の停止状態が解除される。近接
センサ32と検出センサ33は、取付けステー34によ
ってエアーシリンダ31に取付けられる。近接センサ3
2は、搬送パレット13の下面後縁部に設けられた鉄製
の検出金具23に感応し、検出金具23の存在を検出す
る手段である。近接センサ32は、実際には、鉄を検出
すると共に、搬送パレット13の材料であるアルミニウ
ムを検出することもできる。ただし鉄の感応に要する距
離(5mm)とアルミニウムの感応に要する距離(1.
8mm)が異なるので、この特性を利用して鉄のみを検
出できるように設定されている。本実施形態では、近接
センサ32は、案内通路部材11a上を移動する搬送パ
レット13の下面に対して、1.8mmよりも大きな間
隔、例えば3.5mmをあけるようにして配置されてい
る。また検出センサ33はアルミニウムを検出できる手
段であり、搬送パレット13の到着を検出するのに使用
される。
【0028】上記のパレット分離機構14は、図1で説
明した通り、フリーフローコンベア11における例えば
作業領域12Bで、搬送パレットの分離を行う第1セッ
ト箇所20aに配置される。パレット分離機構14は、
第1セット箇所20aで、近接センサ32とエアーシリ
ンダ31およびシリンダシャフト14aと、搬送パレッ
ト13のストッパ逃げ孔13eとの作用で、1番目の搬
送パレットを通過させて第2セット箇所20bへ移動さ
せ、2番目の搬送パレットを第1セット箇所20aで停
止させる機能を有する。こうして、パレット分離機構1
4によって、連続して到来する2台の搬送パレットの分
離が行われる。なお、図6および図7における31a,
32a,33aは制御装置16に接続される信号線であ
り、これらの信号線によって検出信号を制御装置16に
送り、また制御装置16から動作指令信号を受ける。
【0029】次に、前述の分離動作を図8を参照して詳
述する。図8ではA〜Dの工程が示されている。図8
で、フリーフローコンベアは駆動ローラ11bのみが示
されている。駆動ローラ11bの上には、分離・セット
される2台の搬送パレット13A,13Bが矢印41の
ごとく右方移動している。第1セット箇所20aに対応
する場所にエアーシリンダ31が配置される。エアーシ
リンダ31は床41の上に設置されている。エアーシリ
ンダ31のシリンダシャフト14aは、非作動時には下
方位置にあり(工程A,B)、搬送パレットの右方への
移動を妨げない。付設された近接センサ32が鉄に感応
したときには、エアーシリンダ31が作動し、シリンダ
シャフト14aが上昇し、フリーフローコンベアの通路
に突出する(工程C,D)。
【0030】工程Aでは、搬送パレット13A,13B
がフリーフローコンベア11上を矢印17のごとく左か
ら右へ搬送され、1台目の搬送パレット13Aが第1セ
ット箇所を通過している状態を示す。このとき、近接セ
ンサ32の近くでは、搬送パレット13Aの中央部が通
過しているので、感応作用は生じない。工程Bでは、1
台目の搬送パレット13Aの検出金具23が近接センサ
32に接近し、近接センサ32が検出金具23に感応
し、これを検出する状態を示している。近接センサ32
が検出金具23を検出すると、エアーシリンダ31が作
動しシリンダシャフト14aを上昇させる(工程C)。
上方へ突き出たシリンダシャフト14aは、搬送パレッ
ト13Aの後縁部に形成されたストッパ逃げ孔13eの
中に入る。シリンダシャフト14aは、1台目の搬送パ
レット13Aに対しては影響を与えず、そのまま通過さ
せ、その後に続いてくる2台目の搬送パレット13Bを
停止させる(工程D)。こうして、移動状態にある1台
目の搬送パレット13Aと2台目の搬送パレット13B
は、前述パレット分離機構14によって第1セット箇所
20aにおいて分離される。
【0031】次に、図5に示した前述の動作工程と、図
1に示した全体構成と、図9に示すフローチャートを参
照して、2か所のセット箇所に関する当該分離・セット
の動作について説明する。図5では一例として作業領域
12Bにおける分離・セットを示している。また図9に
示された制御動作は、作業領域における分離・セット、
作業開始、作業終了の一連の動作を示し、図1に示され
た制御装置16によって実行される。制御装置16は、
作業領域12Bに配備された近接センサ32や検出セン
サ33等からの出力信号を受け、パレット分離機構1
4、停止装置15、作業装置10Bの各動作を制御す
る。なお停止装置15の構成は、前述のパレット分離装
置14の構成と実質的に同じであり、また作業装置10
Bの構成は作業の内容に応じて決まり、任意である。
【0032】作業領域12Bでは、第1セット箇所20
aと第2セット箇所20bが設定されている。作業領域
12Bで、連続して到来する先頭側の1番目と2番目の
2台の搬送パレット13A,13Bが分離され、第1セ
ット箇所20aと第2セット箇所20bにセットされ
る。まずフリーフローコンベア11上を作業領域12B
に向って複数の搬送パレットが連続的に流れてくる(工
程A,B)。第1セット箇所20aで、1番目の搬送パ
レット13Aが通過すると、その検出金具23によって
パレット分離機構14のストッパ14aが突出し、2番
目の搬送パレット13Bを第1セット箇所20aに停止
させる(工程C)。搬送パレット13Bの後に他の搬送
パレット13があるときには、これらの搬送パレットも
同時に停止する。一方、第1セット箇所20aを通過し
た1番目の搬送パレット13Aは、第2セット箇所20
bで、作動状態にある停止装置15のストッパ15aに
よって停止する(工程D)。工程Dでは、また、2台の
搬送パレット13A,13Bの停止、および正確な位置
に停止したか否かが確認される。
【0033】その後、搬送パレット13A,13Bは、
各セット箇所20a,20bに設けられたリフタ21に
よってリフトアップされ、作業が開始される(工程
E)。作業が終了すると、ストッパ14a,15aが解
除され(工程F)、リフトアップ状態が解消され、2台
の搬送パレット13A,13Bが作業領域12Bから搬
出される(工程G,H)。なお工程Hでは、その後に続
く2台の搬送パレット13の分離・セットが同時に行わ
れる。工程Iでは、作業領域12Bから2台の搬送パレ
ット13A,13Bが搬出されたことを確認すると共
に、次の2台の搬送パレット13の第1セット箇所20
aと第2セット箇所20bへのセットを確認する。第1
セット箇所20aでは1台の搬送パレット13Bの通過
を検出してストッパ14aを立て(工程H)、第2セッ
ト箇所20bでは、2台の搬送パレット13A,13B
の通過を検出してストッパ15aを立てる。以上のよう
に、パレット分離機構14と停止装置15によって、作
業領域12Bにおいて、先頭側に位置する2台の搬送パ
レットがパレット全体を分離のために一旦停止させるこ
となく分離・セットされ、各々の搬送パレットはそのセ
ット箇所で必要な作業を受けることになる。
【0034】上記の分離・セットの動作を、図9のフロ
ーチャートに従って説明する。判断ステップS100は
分離・セットおよびを行うためのスタート信号を検出す
るためのステップである。スタート信号を検出すると、
ステップS101〜S108,S201〜S208によ
る分離・セット、作業開始、作業終了が実行される。左
側のステップS101〜S108の流れは上流側の第1
セット箇所20aにおける動作を示し、右側のステップ
S201〜S208の流れは下流側の第2セット箇所2
0bにおける動作を示している。
【0035】第1セット箇所20aで、1番目の搬送パ
レット13Aの検出金具23が近接センサ32で検出さ
れると(ステップS101)、そのパレット分離機構1
4におけるエアーシリンダ31が動作してシリンダシャ
フトすなわちストッパ14aを上昇させる(ステップS
102)。他方、第2セット箇所20bでは、停止装置
15のストッパ15aが上昇した状態にある(ステップ
S201)。その結果、搬送パレット13Bが第1セッ
ト箇所20aに停止し、搬送パレット13Aは第2セッ
ト箇所20bに停止する。搬送パレット13A,13B
の分離は、そのために停止させることなく、自然に行わ
れる。そうすると、パレット分離機構14の検出センサ
33で搬送パレット13Bの到着が確認され(ステップ
S103)、停止装置15の検出センサ33で搬送パレ
ット13Aの到着が確認される(ステップS202)。
以上が工程A〜Dに対応する。
【0036】ステップS104,S203では、各搬送
パレット13A,13Bが、リフタ21でリフトアップ
され、セットアップが行われる。工程Fに対応する。
【0037】ステップS105,S204では、各セッ
ト箇所で作業領域12Bで設定された各作業が開始され
る。判断ステップS106,S205では、作業装置1
0Bからの作業完了信号が入力される否かを判断する。
作業完了信号が入力されると、各セット箇所でリフタ2
1とストッパ14a,15aが下降する(ステップS1
07,S206)。リフタとストッパが下降すると、第
1セット箇所20aでの搬送パレット13Bと第2セッ
ト箇所20bでの搬送パレット13Aは、フリーフロー
コンベア11によって次の作業領域12Cへ搬出され
る。その際、第1セット箇所20aではパレット分離機
構14の近接センサ32で搬送パレット13Bの検出金
具23が検出される(ステップS108)。その後、ス
テップS101に戻り、次の1番目の搬送パレットの検
出金具の検出を待つ。他方、下流側の第2セット箇所2
0bでは、停止装置15の近接センサ23で、搬送パレ
ット13A,13Bの検出金具23が検出され(ステッ
プS207,S208)、これによってセット箇所20
bにおける搬送パレットの通過台数がカウントされ、そ
の後、ステップS201でストッパ15aを上昇させ
る。以上は工程G〜Iに対応する。
【0038】図5に示した動作工程と図11に示した従
来の動作工程との比較で明らかなように、本実施形態に
よる搬送パレットの分離・セット法は、分離のために搬
送パレットの全体を停止させる工程が不要であるため、
従来の方法に比較して工程数を減少させることができ
る。従って、分離・セットに要する時間を短くすること
ができる。また分離・セットしようとする2台の搬送パ
レットを移動させたままの状態で、上流側の搬送パレッ
トから順次に1台ずつ対応するセット箇所に停止させる
ことにより分離でき、セットできる。そのため、作業全
体の効率を高め、作業時間の短縮化を達成できる。特
に、各作業領域のセット場所の数が増加したときに、効
果が顕著に発揮される。
【0039】図10は、作業領域におけるセット箇所が
第1から第3までの3か所設けられた場合の搬送パレッ
トの分離・セット、作業開始、作業終了の動作を示すフ
ローチャートであり、前述の図9に対応するものであ
る。この場合には、連続して到来する3台の搬送パレッ
ト(ここでは順に13A,13B,13Cとする)を移
動状態のままで第1から第3のセット箇所に順次に分離
・セットすることが可能となる。第1セット箇所と第2
セット箇所にはパレット分離機構14が配備され、最下
流の第3セット箇所には停止装置15が配備されてい
る。図10において、図9で説明した内容と実質的に同
一の内容については、同一の符号を付している。ステッ
プS101a〜S108は、上流側の第1セット箇所に
おける動作の流れを示し、ステップS200〜S208
は、中間の第2セット箇所における動作の流れを示し、
ステップS301〜S309は、下流側の第3セット箇
所における動作の流れを示している。
【0040】第1セット箇所では、近接センサで2台の
搬送パレット13A,13Bの通過を検出し(ステップ
S101a,S101b)、2番目の搬送パレット13
Bの検出金具23を検出したときに、ストッパを上昇さ
せ(ステップS102)、3番目の搬送パレット13C
を停止させ、その到着を確認する(ステップS10
3)。その後のステップS105〜S108は前述の通
りである。
【0041】第2セット箇所では、そのパレット分離機
構の近接センサで1番目の搬送パレット13Aの検出金
具を検出したとき(ステップS200)に、そのストッ
パを上昇させ(ステップS201)、2番目の搬送パレ
ット13Bを停止させ、その到着を確認する(ステップ
S202)。その後のステップS203〜S208の内
容は前述したものと実質的に同じである。
【0042】第3セット箇所では、前回の分離・セット
でストッパは上昇状態にあり(ステップS301)、そ
れによって、1番目の搬送パレット13Aを停止させ、
その到着を確認する(ステップS302)。その後のス
テップS303〜S309の内容は、実質的に第2セッ
ト箇所の処理内容(ステップS203〜S208)と同
じである。相違する点は、第3セット箇所では、ステッ
プS307〜S309によって3台の搬送パレット13
A〜13Cの通過を検出した後に、ストッパを上昇させ
るように構成されている(ステップS301)。
【0043】以上の本発明による分離・セットの方法
は、作業領域で搬送パレットをセットすべき箇所が増大
しても、制御の流れは増加する部分のフローを加えれば
足りるので、比較的に簡単に制御装置を構成することが
できる。
【0044】上記の実施形態では、検出金具23を鉄と
したが、近接センサの特性に応じて他の金属を利用する
こともできる。また近接センサや検出センサの機能も上
記実施形態に限定されない。
【0045】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、フリーフローコンベアによって連続的に搬送され
る複数の搬送パレットを作業領域で分離・セットする場
合に、分離・セットされる複数の搬送パレットの全体を
分離のために一旦停止させる必要がなく、移動状態のま
まで、上流側に位置する搬送パレットから順にセット箇
所に停止させるだけで分離が行えるようにしたため、分
離・セットに要する時間を短縮でき、作業効率を向上す
ることができる。また各セット箇所には1つのストッパ
を設けるだけでよいので、システム全体の構成を簡素化
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフリーフローコンベアの全体的構
成を示す模式図である。
【図2】フリーフローコンベアの一部を拡大して示した
斜視図である。
【図3】フリーフローコンベア上のセット箇所を示す斜
視図である
【図4】搬送パレットの構成を示す下面斜視図である。
【図5】本発明に係る分離・セット法を説明するための
工程図である。
【図6】パレット分離機構の正面図である。
【図7】パレット分離機構の平面図である。
【図8】パレット分離機構による分離動作を説明するた
めの工程図である。
【図9】2か所のセット箇所に搬送パレットを分離・セ
ットするための動作を説明するフローチャートである。
【図10】3か所のセット箇所に搬送パレットを分離・
セットするための動作を説明するフローチャートであ
る。
【図11】従来の代表的な分離・セット法を説明するた
めの工程図である。
【符号の説明】
10A〜10D 作業装置 11 フリーフローコンベア 12A〜12D 作業領域 13,13A,13B 搬送パレット 14 パレット分離機構 15 停止装置 16 制御装置 18 ワーク容器 19 レンズ基材 20a 第1セット箇所 20b 第2セット箇所

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フリーフローコンベアに沿う場所に作業
    領域が設定され、ワークを搭載した複数の搬送パレット
    が前記フリーフローコンベア上を連続して移動し、前記
    作業領域で、前記複数の搬送パレットのうち先頭側に位
    置する少なくとも2台の搬送パレットを分離し、少なく
    とも2か所のセット箇所の対応する箇所に停止させる方
    法において、 連続移動の状態にある前記少なくとも2台の搬送パレッ
    トを、上流側の搬送パレットから順次に対応する前記セ
    ット箇所に停止させることを特徴とするフリーフローコ
    ンベアにおける搬送パレットの分離・セットの方法。
  2. 【請求項2】 最下流の前記セット箇所以外の前記セッ
    ト箇所には、その下流側に位置するセット箇所の数と同
    数の搬送パレットが通過することを検出したときにスト
    ッパを立てるパレット分離機構が備えられることを特徴
    とする請求項1記載のフリーフローコンベアにおける搬
    送パレットの分離・セットの方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも2か所の前記セット箇所の各
    々には、その下流側に位置するセット箇所の数と同数の
    搬送パレットが通過することを検出したときにストッパ
    を立てる停止装置が備えられることを特徴とする請求項
    1記載のフリーフローコンベアにおける搬送パレットの
    分離・セットの方法。
  4. 【請求項4】 前記セット箇所での搬送パレットの通過
    検出は、前記搬送パレットに設けられた特定金属を検出
    する近接センサによって行われることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか1項に記載のフリーフローコンベア
    における搬送パレットの分離・セットの方法。
  5. 【請求項5】 フリーフローコンベアに沿う場所に作業
    領域が設定され、ワークを搭載した複数の搬送パレット
    が前記フリーフローコンベア上を連続して移動し、前記
    作業領域で、前記複数の搬送パレットのうち先頭側に位
    置する少なくとも2台の搬送パレットを分離し、少なく
    とも2か所のセット箇所の対応する箇所に停止させるシ
    ステムにおいて、 最下流の前記セット箇所以外の前記セット箇所には、特
    定金属を検出する近接センサと、この近接センサの検出
    動作に基づきストッパを立てる駆動装置とからなるパレ
    ット分離機構が設けられ、最下流の前記セット箇所には
    前記パレット分離機構と実質的に同一の停止装置が設け
    られ、 前記搬送パレットの下面の後縁部には前記特定金属が設
    けられ、かつストッパ逃げ孔が形成され、 連続移動の状態にある前記少なくとも2台の搬送パレッ
    トを、前記パレット分離機構と前記停止装置によって、
    上流側の搬送パレットから順次に対応する前記セット箇
    所に停止させることを特徴とするフリーフローコンベア
    における搬送パレットの分離・セットのシステム。
  6. 【請求項6】 前記近接センサが、その下流側に位置す
    るセット箇所の数と同数の搬送パレットが通過すること
    を検出したとき、前記パレット分離機構が前記ストッパ
    を立てることを特徴とする請求項5記載のフリーフロー
    コンベアにおける搬送パレットの分離・セットのシステ
    ム。
JP13750397A 1997-05-13 1997-05-13 フリーフローコンベアにおける搬送パレットの分離・セットの方法とシステム Expired - Fee Related JP3830617B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13750397A JP3830617B2 (ja) 1997-05-13 1997-05-13 フリーフローコンベアにおける搬送パレットの分離・セットの方法とシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13750397A JP3830617B2 (ja) 1997-05-13 1997-05-13 フリーフローコンベアにおける搬送パレットの分離・セットの方法とシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10310236A true JPH10310236A (ja) 1998-11-24
JP3830617B2 JP3830617B2 (ja) 2006-10-04

Family

ID=15200196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13750397A Expired - Fee Related JP3830617B2 (ja) 1997-05-13 1997-05-13 フリーフローコンベアにおける搬送パレットの分離・セットの方法とシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3830617B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012183633A (ja) * 2011-02-16 2012-09-27 Nidek Co Ltd 眼鏡レンズ供給システム
JP2013141797A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Meinan Mach Works Inc 板状体の搬送装置およびその搬送方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012183633A (ja) * 2011-02-16 2012-09-27 Nidek Co Ltd 眼鏡レンズ供給システム
JP2013141797A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Meinan Mach Works Inc 板状体の搬送装置およびその搬送方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3830617B2 (ja) 2006-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11066248B2 (en) Article transport device
US11964303B2 (en) Methods, devices and systems for cargo sorting
JPH10310236A (ja) フリーフローコンベアにおける搬送パレットの分離・セットの方法とシステム
JP2002043387A (ja) クリーンルーム、及びクリーンルームにおける半導体装置の搬送方法
JP2890350B2 (ja) 天井走行車
JPH06255790A (ja) 段バラシ装置
JPS6312518A (ja) 自動組立用搬送装置
JPH02193878A (ja) エレベータ装置
JPH02250737A (ja) 流れ生産路における車体位置決め装置
JPH10118261A (ja) 遊技機製造用釘打装置
CN210004953U (zh) 位置检测装置、机台及系统
JP3775209B2 (ja) 自動倉庫設備の入庫システム
JPS61257748A (ja) 無人搬送車用パレツト移載装置
JPH04223999A (ja) 無人搬送車のテーブル昇降装置
JP2546438Y2 (ja) 物品保管システムの搬送テーブルの停止位置修正装置
JP2003340659A (ja) 組立ラインシステム
JP2022134207A (ja) 物品センタリング装置
JPH0521310Y2 (ja)
JPH0455217A (ja) 段ばらし装置
JPH02255903A (ja) 無人搬送車運行制御装置
JP2024066850A (ja) 移載システム、移載システムの制御方法および制御プログラム
JP2002255310A (ja) 荷高検出装置
JP2004035128A (ja) オートドア付き搬送設備
JPH05286544A (ja) ロボットパレタイザ用ワーク位置決め装置
JPH01205963A (ja) ワークの作業装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051115

A521 Written amendment

Effective date: 20060113

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060314

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060712

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090721

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100721

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110721

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110721

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120721

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees