JP3830617B2 - フリーフローコンベアにおける搬送パレットの分離・セットの方法とシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フリーフローコンベア上を連続して流れてくる多数の搬送パレットを、当該コンベアに沿う作業領域で、作業に必要な数の搬送パレットを分離しセットするとき、各搬送パレットの分離・セットに要する時間を短縮し、作業の効率を高めた搬送パレットの分離・セットの方法とシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、眼鏡プラスチックレンズの元となるレンズ基材の量産工程では、フリーフローコンベアを利用して大量のレンズ基材を各作業領域に順次に搬送し、必要な作業を施すようにしている。フリーフローコンベアは、或る単位数の複数のレンズ基材を載置した搬送パレットを一定方向に移動させる手段で、コンベア上を移動する搬送パレットはコンベアに固定されておらず、例えば搬送パレットにその移動を制限する力を与えると、コンベア上で停止させることができる程度の状態で搬送パレットを移動させる。このようなフリーフローコンベアでは、移動ルートに沿う場所に各種の作業領域が設けられている。各作業領域では、少なくとも2台の搬送パレットが停止し、搬送パレット上のレンズ基材は必要な作業を受けることになる。一方、作業領域間のコンベア部分でのパレット移動は比較的自由に行われ、多数の搬送パレットがまとまった状態で連続して流れる。
【0003】
作業領域での搬送パレットの停止動作を概説する。一列状態の複数の搬送パレットが作業領域の手前の場所に接近すると、コンベアに付設された停止装置によって停止させられる。停止箇所では、多数の搬送パレットが一列に並んだ状態に保たれる。その後、先頭側に位置する搬送パレットのみが停止状態を解除されて、作業領域の第1の停止箇所に移動し、次いで2番目に位置する搬送パレットのみが停止状態を解除されて、作業領域の第2の停止箇所に移動する。上記の各作業領域では、当該2台の搬送パレットは、分離され、一定の距離をあけて停止し、所定作業を受けることができるようにコンベア上でセットされる。このようなフリーフローコンベアを移動する大量の搬送パレットについての各作業領域における分離・セットは、搬送パレット上に載置されたレンズ基材が作業領域で必要な作業を受けるための必須の位置決め制御の一態様である。
【0004】
図11を参照して、フリーフローコンベアの作業領域で2台の搬送パレットを分離・セットする従来の位置決め制御法を詳述する。図中101はフリーフローコンベア102に沿って設定された1つの作業領域であり、当該作業領域101には第1停止箇所103と第2停止箇所104が決められている。作業領域101で所定の作業を行う場合、2台の搬送パレットが第1停止箇所103と第2停止箇所104に分離・セットされる。フリーフローコンベア102の上を作業領域101に向って複数の搬送パレット105が連続的に流れてくる(工程A)。図中、各搬送パレット105の中には台数を表す番号(1,2,…)が示されている。作業領域101の第1停止箇所103で、連続して流れてくる複数の搬送パレット105の先頭のものの前でストッパ(シリンダシャフト)106を予め出しておくことにより搬送パレット全体を停止させる(工程B)。次に、1番目の搬送パレットと2番目の搬送パレットの間に分離用ストッパ107を出して2番目以降の搬送パレット105を停止状態に保つと共に、1番目の搬送パレット105の前のストッパ106を解除して当該搬送パレットのみをさらに前進させ(工程C,D)、第2停止箇所104ではストッパ108を予め出しておくことにより1番目の搬送パレット105を停止させる(工程E)。他方、工程Dで1番目の搬送パレットの搬出を確認したら、ストッパ107を解除して2番目の搬送パレットを前進させ、ストッパ106を出して第1停止箇所103で停止させる(工程F)。工程Gでは、1番目と2番目の搬送パレット105が、作業領域の各停止箇所に正確に停止したか否かが確認される。その後、各停止箇所103,104に設けられたリフタ109で、搬送パレットはリフトアップされ(工程H,I)、作業が開始される。作業が終了すると、リフトアップ状態が解消され、作業領域から2台の搬送パレット105が搬出される(工程J,K)。工程Jでは、ストッパ106,108は解除され、ストッパ107は立てられ、番号1,2の搬送パレット105を移動させ、かつ番号3以降の搬送パレット105の移動を阻止している。工程Lでは、作業領域から2台の搬送パレット105が搬出されたことを確認する。以上のように、作業領域において2台の搬送パレットが分離・セットされ、各々はその停止場所で必要な作業を受けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
フリーフローコンベアにおける作業領域での複数の搬送パレットの従来の分離・セット法は、まず全体を停止させてから、1番目の1台を前進させかつ2番目の1台を止めて分離するため、最初のセット場所で停止用ストッパと分離用ストッパが必要になる。従って、分離のためのストッパ用のエアーシリンダが2台必要となることから、全体の構成が複雑になる。さらにセット場所の数が3以上になり、分離・セットされる搬送パレットの数が増すほど、上記構成の複雑さの問題は顕著になる。またセット場所で、一度搬送パレットの全体を停止させ、その後に搬送パレットの分離を行うため、分離・セットに要する時間が長くなるという問題が提起される。さらに上記の分離・セット法では、搬送パレットが移動している状態から搬送パレットを1台ずつ分離・セットするということが不可能であり、効率が悪く、時間がかかるという問題を有する。
【0006】
本発明の目的は、上記の問題を解決することにあり、フリーフローコンベア上を連続して移動している複数の搬送パレットを、移動状態から1台ずつ分離しセットすることが可能で、分離・セットに要する時間を短縮でき、作業効率を向上すると共に、装置の構成を簡素化できるフリーフローコンベアにおける搬送パレットの分離・セットの方法とシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】
本発明に係るフリーフローコンベアにおける搬送パレットの分離・セットの方法は、上記目的を達成するため、次のような構成を有する。
【0008】
第1の分離・セットの方法(請求項1に対応)は、フリーフローコンベアに沿う場所に作業領域が設定され、ワークを搭載した複数の搬送パレットがフリーフローコンベア上を連続して移動し、上記作業領域で、複数の搬送パレットのうち先頭側に位置する少なくとも2台の搬送パレットを分離し、少なくとも2か所のセット箇所のうちの対応する箇所に停止させる方法であり、最下流の前記セット箇所以外の前記セット箇所には、その下流側に位置するセット箇所の数と同数の搬送パレットが通過することを検出したときにストッパを立てるパレット分離機構が備えられ、連続移動の状態にある上記の少なくとも2台の搬送パレットを、上流側の搬送パレットから順次に対応するセット箇所にストッパで停止させ、少なくとも2台の搬送パレットの各々が対応するセット箇所に停止した後に、少なくとも2か所のセット箇所の各々に設けたリフタによって搬送パレットは同じタイミングでリフトアップされ、所定の作業完了後に、同じタイミングで、少なくとも2か所のセット箇所の各々に設けたリフタと搬送パレットを停止させるストッパを下降させるようにした。
【0009】
上記の分離・セット方法では、作業領域に設定された複数のセット箇所の各々に搬送パレットを停止させるにあたって、フリーフローコンベア上を上流側から連続して送られてきた複数の搬送パレットを、上流側に位置する搬送パレットから、対応する上流側のセット箇所に順次に停止させるようにし、当該停止によって、その下流側にセットされるべき搬送パレットとの分離が自然に行われる。換言すれば、敢えて分離を行うために搬送パレットの全体を一旦停止させる必要はなく、上流側に位置する各セット箇所にパレット分離機構を設けることにより、連続の移動状態にある複数の搬送パレットについて、各セット箇所で、その下流側にセットされるべき搬送パレットは通過させ、当該セット箇所にセットされるべき搬送パレットのみを停止させるようにしている。その結果、短時間で分離・セットを行うことができ、作業を効率よく行うことができる。またこのような分離・セットを可能にするため、搬送パレットと通過と停止を判断し実行するための検出機構、ストッパ、パレット構造等の装置的な工夫が上記パレット分離機構に関連して施されている。
【0010】
また上記の分離・セットの方法では、パレット分離機構は、下流側にセットされるべき搬送パレットを正確にカウントし、搬送パレットの最後のカウントが終了すると、ストッパを立て、最終的に到来する搬送パレットを停止させ、それによって分離が完了すると共に、当該セット箇所における停止、セットが完了することになる。
【0011】
さらに上記の分離・セットの方法では、下流側の最後のセット箇所でも、同様に対応する搬送パレットを停止させ、セットさせなければならない。従って、当該セット箇所には停止装置に備えられる。他方、他のセット箇所においては、前述のようにパレット分離を行う装置が備えられるが、当該装置は、セット箇所に停止されるべき搬送パレットのみを停止させることによって搬送パレットの分離を行うので、実質的に停止装置と同等の働きを有するものである。かかる観点から、各セット箇所に設けられる装置は、パレット分離あるいはパレット停止を行う停止装置として把握することが可能となる。
【0012】
第2の分離・セットの方法(請求項2に対応)は、上記の方法において、好ましくは、セット箇所での搬送パレットの通過検出は、搬送パレットに設けられた例えば鉄等の特定金属を検出する近接センサによって行われるようにした。実際上、近接センサは各種の金属に感応し、これを検出することが可能であるが、検出対象の金属と近接センサとの距離を調整することにより、当該金属のみを検出できるようにしている。
【0013】
本発明に係るフリーフローコンベアにおける搬送パレットの分離・セットのシステムは、上記目的を達成するため、次のように構成される。
【0014】
第1の分離・セットのシステム(請求項5に対応)は、フリーフローコンベアに沿う場所に作業領域が設定され、ワークを搭載した複数の搬送パレットがフリーフローコンベア上を連続して移動し、当該作業領域で、複数の搬送パレットのうち先頭側に位置する少なくとも2台の搬送パレットを分離し、少なくとも2か所のセット箇所のうち対応する箇所に停止させるシステムであり、最下流のセット箇所以外のセット箇所には、鉄等の特定金属を検出する近接センサと、この近接センサの検出動作に基づいて1つのストッパ(シリンダシャフト)を立てる駆動装置(エアーシリンダ)とからなるパレット分離機構が設けられ、最下流のセット箇所にはパレット分離機構と実質的に同一の構成を有する停止装置が設けられ、近接センサは、その下流側に位置するセット箇所の数と同数の搬送パレットが通過することを検出したとき、パレット分離機構に前記ストッパを立てさせ、少なくとも2か所のセット箇所の各々には、搬送パレットに形成された孔に挿入される突起を有するリフタを設け、他方、搬送パレットの下面の後縁部には特定金属が設けられ、かつストッパ逃げ孔が形成され、かかる構成で、連続移動の状態にある少なくとも2台の搬送パレットを、パレット分離機構と停止装置によって、上流側の搬送パレットから順次に対応するセット箇所に停止させ、少なくとも2台の搬送パレットの各々が対応するセット箇所に停止した後に、少なくとも2か所のセット箇所の各々に設けたリフタによって搬送パレットは同じタイミングでリフトアップされ、所定の作業完了後に、同じタイミングで、少なくとも2か所のセット箇所の各々に設けたリフタと搬送パレットを停止させるストッパを下降させるように構成される。
【0015】
上記のシステムでは、パレット分離機構の働きと搬送パレットの構造で、上流側のセット箇所から搬送パレットを順次に停止させることができ、ストッパを1つ設けるだけで分離と停止に共用でき、簡易に構成できる。特に、作業領域におけるセット箇所が増大したときに、望ましい簡易な構成を採用できる。
【0016】
第2の分離・セットのシステム(請求項6に対応)は、第1のシステムにおいて、近接センサが、その下流側に位置するセット箇所の数と同数の搬送パレットが通過することを検出したとき、パレット分離機構がストッパを立て、その後に続く搬送パレットを停止させる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0018】
図1は、フリーフローコンベアの全体構成を示す平面図である。ループ状に形成されたフリーフローコンベア11に沿って一例として4箇所の作業領域12A〜12Dが設けられている。フリーフローコンベア11によって矢印17の方向へ搬送されるワークは、例えば眼鏡プラスチックレンズのレンズ基材である。最初の作業領域12Aではワークの搬入作業が行われ、最後の作業領域12Dではワークの搬出作業が行われる。中間の作業領域12B,12Cでは、ワークに対する各種の処理作業が行われる。作業領域12A〜12Dには、各々の作業を実行する作業装置10A〜10Dが配備されている。ワークは搬送パレット13の上に或る単位数(例えば2〜4個)で搭載されている。
【0019】
作業領域12A〜12Dでは、フリーフローコンベア11で搬送されてくる多数の搬送パレット13が、2か所のセット箇所に分離・セットされる。この分離・セットを行うために、各作業領域では、第1セット箇所にパレット分離機構14が設けられ、第2セット箇所に停止装置15が設けられる。パレット分離機構14と停止装置15は、実質的に同一の構成を有し、共にストッパ(シリンダシャフト)とこれを出入れするエアーシリンダとを有し、搬送パレットを停止させる機能を有する。パレット分離機構14は、1番目の搬送パレットと通過させ、2番目の搬送パレットを第1セット箇所に停止させる働きを有していることから、「パレット分離機構」と呼ぶことにする。なおパレット分離機構は、停止装置の一種として考えることもできる。作業領域12A〜12Dにおいて搬送パレットの位置決めを行うための分離・セットは、制御装置16による制御に基づいて行われる。
【0020】
図1では、長方形をしたループ状のフリーフローコンベア11を示したが、実際上、フリーフローコンベアの形状は任意である。またフリーフローコンベア11の上を多数の搬送パレット13が循環しているが、作業領域12A〜12Dの各々では、搬送パレットの移動方向によって上流側と下流側を定めることができる。
【0021】
フリーフローコンベア11は、図2に示すように、案内通路部材11aと、案内通路部材11aの通路両側の下部にほぼ等間隔で多数配列された駆動ローラ11bと、すべての駆動ローラ11bに掛け渡された線状のベルト11cと、当該ベルト11cを矢印17の方向に移動させ、駆動ローラ11bを搬送方向へ回転させるためのモータ11d(図3に示す)とから構成される。全体が板状の搬送パレット13は、両側の駆動ローラ11bの上に載置される。搬送パレット13は、その両側下部が駆動ローラ11bで支えられ、かつ回転する駆動ローラ11bにより、案内通路部材11aに案内されながら矢印17の方向に移動させられる。搬送パレット13は駆動ローラ11bの上に載置されているだけなので、例えば搬送パレット13に対して止める力が外部から与えられると、その場所で停止することになる
【0022】
上記搬送パレット13の上には、例えば2つのワーク容器18が搭載される。このワーク容器18は、例えば眼鏡プラスチックレンズのプラスチック製レンズ基材19を収容するためのものであり、ロボットハンド等でレンズ基材の出入れを容易に行えるようにするため、切欠き部18aが形成されている。搬送パレット13は、フリーフローコンベア11上にて連続して流れてくる。フリーフローコンベア11上において移動中の複数の搬送パレット13の間の間隔は一定ではなく、状況に応じて自由に決まる。例えばいずれかの箇所でストッパによって一台の搬送パレットが止められると、後に続く複数の搬送パレットもほとんど隙間がない状態で一列に並んで停止する。
【0023】
図3は、フリーフローコンベア11における例えば作業領域12Bの部分を簡略して示している。作業領域12Bでは、案内通路部材11aにおいて、2か所のパレットセット箇所20a,20bが設けられている。20aは上流側の第1セット箇所であり、20bは下流側の第2セット箇所である。第1セット箇所20aと第2セット箇所20bは、一定の距離をあけて設けられている。図1に示した通り、第1セット箇所20aにはパレット分離機構14が配備され、第2セット箇所20bには停止装置15が配備される。図3において、パレット分離機構14と停止装置15の図示は省略されている。各セット箇所では、案内通路部材11aの床面にリフタ21とストッパ14a,15aが設けられている。リフタ21は、作業の際、搬送パレットの位置決めを行うもので、下側に設けられた昇降駆動装置(図示せず)によって搬送パレット13を昇降させる。リフタ21の上面には、搬送パレット13に形成された孔13aに挿入される2つの突起21aが形成されている。ストッパは、搬送パレットを停止させるために使用される昇降自在な手段であり、通常シリンダシャフトである。搬送パレットを停止させるときには、各ストッパが突出し、搬送パレットの先端部に当たるようにする。なお、図3では駆動ローラ等の図示は省略され、さらに搬送パレット13の上に搭載されるワークの図示も省略されている。
【0024】
第1セット箇所20aのストッパ14aは上記パレット分離機構14に設けられたストッパであり、第2セット箇所20bのストッパ15aは上記停止装置15に設けられたストッパである。
【0025】
図4に搬送パレット13の特徴的構成を示す。図4は搬送パレット13を斜め下側から見た図である。搬送パレット13の前縁部13bには凹部13cが形成され、3つの接触緩衝部22が形成されている。中央に位置する凹部13c内の接触緩衝部22に上記ストッパ14a,15aが接触する。後縁部13dの下面にはストッパ逃げ孔13eが形成されている。ストッパ逃げ孔13eの近傍の下面には、検出金具23が取り付けられている。検出金具23は、その下面が搬送パレット13の下面と同一面となるように、搬送パレット13の下面に埋め込まれている。検出金具23は鉄で作られている。これに対して搬送パレット13はアルミニウムで作られている。検出金具23は、後述するごとき、近接センサを感応させ、上記ストッパを上昇動作させる引き金(トリガ)としての働きを有する。
【0026】
ワークを搭載した複数の搬送パレット13は、フリーフローコンベア11上を連続して移動し、例えば作業領域12Bにくると、先頭側の2台の搬送パレットが分離され、所定距離あけて第1セット箇所20aと第2セット箇所20bに停止され、セットされる。かかる搬送パレットの分離・セットにおいて、本実施形態の方法によれば、作業領域に到来する複数の搬送パレットの全体を分離のために一旦停止させることなく、移動状態(または移動可能状態)を保ったまま、先頭側の2台の搬送パレットを分離することができる。当該分離・セットの動作工程を図5に示す。この図5は従来技術の箇所で説明した図11に対応する図である。図5に従って本実施形態による分離・セットの位置決め制御法を説明する前に、かかる分離・セットを可能にする前述のパレット分離機構14を図6〜図8に基づいて説明する。
【0027】
図6はパレット分離機構14の側面図を示し、図7は同機構の平面図を示し、図8は同機構の動作説明図を示す。このパレット分離機構14は、1番目の搬送パレットを通過させ、2番目の搬送パレットを第1セット箇所20aに停止させる装置である。パレット分離機構14は、案内通路部材の下側に配置されたストッパ用エアーシリンダ31と近接センサ32と検出センサ33を備える。エアーシリンダ31は、その上部に、エアーシリンダ31の動作で昇降するシリンダシャフトを備える。このシリンダシャフトは前述のストッパ14aに相当する。以下「シリンダシャフト14a」ともいう。シリンダシャフト14aが矢印35のように上昇すると、案内通路部材11aの上側に突出して搬送パレット13を停止させる。シリンダシャフト14aが降下すると、搬送パレット13の停止状態が解除される。近接センサ32と検出センサ33は、取付けステー34によってエアーシリンダ31に取付けられる。近接センサ32は、搬送パレット13の下面後縁部に設けられた鉄製の検出金具23に感応し、検出金具23の存在を検出する手段である。近接センサ32は、実際には、鉄を検出すると共に、搬送パレット13の材料であるアルミニウムを検出することもできる。ただし鉄の感応に要する距離(5mm)とアルミニウムの感応に要する距離(1.8mm)が異なるので、この特性を利用して鉄のみを検出できるように設定されている。本実施形態では、近接センサ32は、案内通路部材11a上を移動する搬送パレット13の下面に対して、1.8mmよりも大きな間隔、例えば3.5mmをあけるようにして配置されている。また検出センサ33はアルミニウムを検出できる手段であり、搬送パレット13の到着を検出するのに使用される。
【0028】
上記のパレット分離機構14は、図1で説明した通り、フリーフローコンベア11における例えば作業領域12Bで、搬送パレットの分離を行う第1セット箇所20aに配置される。パレット分離機構14は、第1セット箇所20aで、近接センサ32とエアーシリンダ31およびシリンダシャフト14aと、搬送パレット13のストッパ逃げ孔13eとの作用で、1番目の搬送パレットを通過させて第2セット箇所20bへ移動させ、2番目の搬送パレットを第1セット箇所20aで停止させる機能を有する。こうして、パレット分離機構14によって、連続して到来する2台の搬送パレットの分離が行われる。なお、図6および図7における31a,32a,33aは制御装置16に接続される信号線であり、これらの信号線によって検出信号を制御装置16に送り、また制御装置16から動作指令信号を受ける。
【0029】
次に、前述の分離動作を図8を参照して詳述する。図8ではA〜Dの工程が示されている。図8で、フリーフローコンベアは駆動ローラ11bのみが示されている。駆動ローラ11bの上には、分離・セットされる2台の搬送パレット13A,13Bが矢印41のごとく右方移動している。第1セット箇所20aに対応する場所にエアーシリンダ31が配置される。エアーシリンダ31は床41の上に設置されている。エアーシリンダ31のシリンダシャフト14aは、非作動時には下方位置にあり(工程A,B)、搬送パレットの右方への移動を妨げない。付設された近接センサ32が鉄に感応したときには、エアーシリンダ31が作動し、シリンダシャフト14aが上昇し、フリーフローコンベアの通路に突出する(工程C,D)。
【0030】
工程Aでは、搬送パレット13A,13Bがフリーフローコンベア11上を矢印17のごとく左から右へ搬送され、1台目の搬送パレット13Aが第1セット箇所を通過している状態を示す。このとき、近接センサ32の近くでは、搬送パレット13Aの中央部が通過しているので、感応作用は生じない。工程Bでは、1台目の搬送パレット13Aの検出金具23が近接センサ32に接近し、近接センサ32が検出金具23に感応し、これを検出する状態を示している。近接センサ32が検出金具23を検出すると、エアーシリンダ31が作動しシリンダシャフト14aを上昇させる(工程C)。上方へ突き出たシリンダシャフト14aは、搬送パレット13Aの後縁部に形成されたストッパ逃げ孔13eの中に入る。シリンダシャフト14aは、1台目の搬送パレット13Aに対しては影響を与えず、そのまま通過させ、その後に続いてくる2台目の搬送パレット13Bを停止させる(工程D)。こうして、移動状態にある1台目の搬送パレット13Aと2台目の搬送パレット13Bは、前述パレット分離機構14によって第1セット箇所20aにおいて分離される。
【0031】
次に、図5に示した前述の動作工程と、図1に示した全体構成と、図9に示すフローチャートを参照して、2か所のセット箇所に関する当該分離・セットの動作について説明する。図5では一例として作業領域12Bにおける分離・セットを示している。また図9に示された制御動作は、作業領域における分離・セット、作業開始、作業終了の一連の動作を示し、図1に示された制御装置16によって実行される。制御装置16は、作業領域12Bに配備された近接センサ32や検出センサ33等からの出力信号を受け、パレット分離機構14、停止装置15、作業装置10Bの各動作を制御する。なお停止装置15の構成は、前述のパレット分離装置14の構成と実質的に同じであり、また作業装置10Bの構成は作業の内容に応じて決まり、任意である。
【0032】
作業領域12Bでは、第1セット箇所20aと第2セット箇所20bが設定されている。作業領域12Bで、連続して到来する先頭側の1番目と2番目の2台の搬送パレット13A,13Bが分離され、第1セット箇所20aと第2セット箇所20bにセットされる。まずフリーフローコンベア11上を作業領域12Bに向って複数の搬送パレットが連続的に流れてくる(工程A,B)。第1セット箇所20aで、1番目の搬送パレット13Aが通過すると、その検出金具23によってパレット分離機構14のストッパ14aが突出し、2番目の搬送パレット13Bを第1セット箇所20aに停止させる(工程C)。搬送パレット13Bの後に他の搬送パレット13があるときには、これらの搬送パレットも同時に停止する。一方、第1セット箇所20aを通過した1番目の搬送パレット13Aは、第2セット箇所20bで、作動状態にある停止装置15のストッパ15aによって停止する(工程D)。工程Dでは、また、2台の搬送パレット13A,13Bの停止、および正確な位置に停止したか否かが確認される。
【0033】
その後、搬送パレット13A,13Bは、各セット箇所20a,20bに設けられたリフタ21によってリフトアップされ、作業が開始される(工程E)。作業が終了すると、ストッパ14a,15aが解除され(工程F)、リフトアップ状態が解消され、2台の搬送パレット13A,13Bが作業領域12Bから搬出される(工程G,H)。なお工程Hでは、その後に続く2台の搬送パレット13の分離・セットが同時に行われる。工程Iでは、作業領域12Bから2台の搬送パレット13A,13Bが搬出されたことを確認すると共に、次の2台の搬送パレット13の第1セット箇所20aと第2セット箇所20bへのセットを確認する。第1セット箇所20aでは1台の搬送パレット13Bの通過を検出してストッパ14aを立て(工程H)、第2セット箇所20bでは、2台の搬送パレット13A,13Bの通過を検出してストッパ15aを立てる。以上のように、パレット分離機構14と停止装置15によって、作業領域12Bにおいて、先頭側に位置する2台の搬送パレットがパレット全体を分離のために一旦停止させることなく分離・セットされ、各々の搬送パレットはそのセット箇所で必要な作業を受けることになる。
【0034】
上記の分離・セットの動作を、図9のフローチャートに従って説明する。判断ステップS100は分離・セットおよびを行うためのスタート信号を検出するためのステップである。スタート信号を検出すると、ステップS101〜S108,S201〜S208による分離・セット、作業開始、作業終了が実行される。左側のステップS101〜S108の流れは上流側の第1セット箇所20aにおける動作を示し、右側のステップS201〜S208の流れは下流側の第2セット箇所20bにおける動作を示している。
【0035】
第1セット箇所20aで、1番目の搬送パレット13Aの検出金具23が近接センサ32で検出されると(ステップS101)、そのパレット分離機構14におけるエアーシリンダ31が動作してシリンダシャフトすなわちストッパ14aを上昇させる(ステップS102)。他方、第2セット箇所20bでは、停止装置15のストッパ15aが上昇した状態にある(ステップS201)。その結果、搬送パレット13Bが第1セット箇所20aに停止し、搬送パレット13Aは第2セット箇所20bに停止する。搬送パレット13A,13Bの分離は、そのために停止させることなく、自然に行われる。そうすると、パレット分離機構14の検出センサ33で搬送パレット13Bの到着が確認され(ステップS103)、停止装置15の検出センサ33で搬送パレット13Aの到着が確認される(ステップS202)。以上が工程A〜Dに対応する。
【0036】
ステップS104,S203では、各搬送パレット13A,13Bが、リフタ21でリフトアップされ、セットアップが行われる。工程Fに対応する。
【0037】
ステップS105,S204では、各セット箇所で作業領域12Bで設定された各作業が開始される。判断ステップS106,S205では、作業装置10Bからの作業完了信号が入力される否かを判断する。作業完了信号が入力されると、各セット箇所でリフタ21とストッパ14a,15aが下降する(ステップS107,S206)。リフタとストッパが下降すると、第1セット箇所20aでの搬送パレット13Bと第2セット箇所20bでの搬送パレット13Aは、フリーフローコンベア11によって次の作業領域12Cへ搬出される。その際、第1セット箇所20aではパレット分離機構14の近接センサ32で搬送パレット13Bの検出金具23が検出される(ステップS108)。その後、ステップS101に戻り、次の1番目の搬送パレットの検出金具の検出を待つ。他方、下流側の第2セット箇所20bでは、停止装置15の近接センサ23で、搬送パレット13A,13Bの検出金具23が検出され(ステップS207,S208)、これによってセット箇所20bにおける搬送パレットの通過台数がカウントされ、その後、ステップS201でストッパ15aを上昇させる。以上は工程G〜Iに対応する。
【0038】
図5に示した動作工程と図11に示した従来の動作工程との比較で明らかなように、本実施形態による搬送パレットの分離・セット法は、分離のために搬送パレットの全体を停止させる工程が不要であるため、従来の方法に比較して工程数を減少させることができる。従って、分離・セットに要する時間を短くすることができる。また分離・セットしようとする2台の搬送パレットを移動させたままの状態で、上流側の搬送パレットから順次に1台ずつ対応するセット箇所に停止させることにより分離でき、セットできる。そのため、作業全体の効率を高め、作業時間の短縮化を達成できる。特に、各作業領域のセット場所の数が増加したときに、効果が顕著に発揮される。
【0039】
図10は、作業領域におけるセット箇所が第1から第3までの3か所設けられた場合の搬送パレットの分離・セット、作業開始、作業終了の動作を示すフローチャートであり、前述の図9に対応するものである。この場合には、連続して到来する3台の搬送パレット(ここでは順に13A,13B,13Cとする)を移動状態のままで第1から第3のセット箇所に順次に分離・セットすることが可能となる。第1セット箇所と第2セット箇所にはパレット分離機構14が配備され、最下流の第3セット箇所には停止装置15が配備されている。図10において、図9で説明した内容と実質的に同一の内容については、同一の符号を付している。ステップS101a〜S108は、上流側の第1セット箇所における動作の流れを示し、ステップS200〜S208は、中間の第2セット箇所における動作の流れを示し、ステップS301〜S309は、下流側の第3セット箇所における動作の流れを示している。
【0040】
第1セット箇所では、近接センサで2台の搬送パレット13A,13Bの通過を検出し(ステップS101a,S101b)、2番目の搬送パレット13Bの検出金具23を検出したときに、ストッパを上昇させ(ステップS102)、3番目の搬送パレット13Cを停止させ、その到着を確認する(ステップS103)。その後のステップS105〜S108は前述の通りである。
【0041】
第2セット箇所では、そのパレット分離機構の近接センサで1番目の搬送パレット13Aの検出金具を検出したとき(ステップS200)に、そのストッパを上昇させ(ステップS201)、2番目の搬送パレット13Bを停止させ、その到着を確認する(ステップS202)。その後のステップS203〜S208の内容は前述したものと実質的に同じである。
【0042】
第3セット箇所では、前回の分離・セットでストッパは上昇状態にあり(ステップS301)、それによって、1番目の搬送パレット13Aを停止させ、その到着を確認する(ステップS302)。その後のステップS303〜S309の内容は、実質的に第2セット箇所の処理内容(ステップS203〜S208)と同じである。相違する点は、第3セット箇所では、ステップS307〜S309によって3台の搬送パレット13A〜13Cの通過を検出した後に、ストッパを上昇させるように構成されている(ステップS301)。
【0043】
以上の本発明による分離・セットの方法は、作業領域で搬送パレットをセットすべき箇所が増大しても、制御の流れは増加する部分のフローを加えれば足りるので、比較的に簡単に制御装置を構成することができる。
【0044】
上記の実施形態では、検出金具23を鉄としたが、近接センサの特性に応じて他の金属を利用することもできる。また近接センサや検出センサの機能も上記実施形態に限定されない。
【0045】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明によれば、フリーフローコンベアによって連続的に搬送される複数の搬送パレットを作業領域で分離・セットする場合に、分離・セットされる複数の搬送パレットの全体を分離のために一旦停止させる必要がなく、移動状態のままで、上流側に位置する搬送パレットから順にセット箇所に停止させるだけで分離が行えるようにしたため、分離・セットに要する時間を短縮でき、作業効率を向上することができる。また各セット箇所には1つのストッパを設けるだけでよいので、システム全体の構成を簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフリーフローコンベアの全体的構成を示す模式図である。
【図2】フリーフローコンベアの一部を拡大して示した斜視図である。
【図3】フリーフローコンベア上のセット箇所を示す斜視図である
【図4】搬送パレットの構成を示す下面斜視図である。
【図5】本発明に係る分離・セット法を説明するための工程図である。
【図6】パレット分離機構の正面図である。
【図7】パレット分離機構の平面図である。
【図8】パレット分離機構による分離動作を説明するための工程図である。
【図9】2か所のセット箇所に搬送パレットを分離・セットするための動作を説明するフローチャートである。
【図10】3か所のセット箇所に搬送パレットを分離・セットするための動作を説明するフローチャートである。
【図11】従来の代表的な分離・セット法を説明するための工程図である。
【符号の説明】
10A〜10D 作業装置
11 フリーフローコンベア
12A〜12D 作業領域
13,13A,13B 搬送パレット
14 パレット分離機構
15 停止装置
16 制御装置
18 ワーク容器
19 レンズ基材
20a 第1セット箇所
20b 第2セット箇所
Claims (3)
- フリーフローコンベアに沿う場所に作業領域が設定され、ワークを搭載した複数の搬送パレットが前記フリーフローコンベア上を連続して移動し、前記作業領域で、前記複数の搬送パレットのうち先頭側に位置する少なくとも2台の搬送パレットを分離し、少なくとも2か所のセット箇所の対応する箇所に停止させる方法において、
最下流の前記セット箇所以外の前記セット箇所には、その下流側に位置するセット箇所の数と同数の搬送パレットが通過することを検出したときにストッパを立てるパレット分離機構が備えられ、
連続移動の状態にある前記少なくとも2台の搬送パレットを、上流側の搬送パレットから順次に対応する前記セット箇所にストッパで停止させ、
前記少なくとも2台の搬送パレットの各々が対応する前記セット箇所に停止した後に、前記少なくとも2か所のセット箇所の各々に設けたリフタによって前記搬送パレットは同じタイミングでリフトアップされ、
所定の作業完了後に、同じタイミングで、前記少なくとも2か所のセット箇所の各々に設けた前記リフタと前記搬送パレットを停止させる前記ストッパを下降させる、
ことを特徴とするフリーフローコンベアにおける搬送パレットの分離・セットの方法。 - 前記セット箇所での搬送パレットの通過検出は、前記搬送パレットに設けられた特定金属を検出する近接センサによって行われることを特徴とする請求項1記載のフリーフローコンベアにおける搬送パレットの分離・セットの方法。
- フリーフローコンベアに沿う場所に作業領域が設定され、ワークを搭載した複数の搬送パレットが前記フリーフローコンベア上を連続して移動し、前記作業領域で、前記複数の搬送パレットのうち先頭側に位置する少なくとも2台の搬送パレットを分離し、少なくとも2か所のセット箇所の対応する箇所に停止させるシステムにおいて、 最下流の前記セット箇所以外の前記セット箇所には、特定金属を検出する近接センサと、この近接センサの検出動作に基づきストッパを立てる駆動装置とからなるパレット分離機構が設けられ、最下流の前記セット箇所には前記パレット分離機構と実質的に同一の停止装置が設けられ、前記近接センサは、その下流側に位置するセット箇所の数と同数の搬送パレットが通過することを検出したとき、前記パレット分離機構に前記ストッパを立てさせ、
前記少なくとも2か所のセット箇所の各々には、前記搬送パレットに形成された孔に挿入される突起を有するリフタを設け、
前記搬送パレットの下面の後縁部には前記特定金属が設けられ、かつストッパ逃げ孔が形成され、
連続移動の状態にある前記少なくとも2台の搬送パレットを、前記パレット分離機構と前記停止装置によって、上流側の搬送パレットから順次に対応する前記セット箇所に前記ストッパで停止させ、前記少なくとも2台の搬送パレットの各々が対応する前記セット箇所に停止した後に、前記少なくとも2か所のセット箇所の各々に設けたリフタによって前記搬送パレットは同じタイミングでリフトアップされ、所定の作業完了後に、同じタイミングで、前記少なくとも2か所のセット箇所の各々に設けた前記リフタと前記搬送パレットを停止させる前記ストッパを下降させる、
ことを特徴とするフリーフローコンベアにおける搬送パレットの分離・セットのシステム。
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