JP3994806B2 - オートドア付き搬送設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クリーンルーム等の室内と室外との間の荷搬入搬出経路に外気の流通を阻止するための2つのオートドアが配設されたオートドア付き搬送設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
外気と遮断されたクリーンな倉庫内に対する搬入搬出経路には、2つのオートドアが経路方向に荷中継エリアを介して並設される。この場合、荷搬入経路と荷搬出経路とを並設し、両経路を同時に開閉するように2つのオートドアを経路方向に並設することにより、各経路毎に2つのオートドアを配設するよりも設備コストを大巾に削減出来る。この種のオートドア付き搬送設備では、各経路毎に制御手段を配設し、この各制御手段により、自経路のオートドア手前の荷到着信号に基づいて自経路の搬送手段を制御させるように構成されるが、従来は、何れか一方の制御手段に2つのオートドアの開閉制御を受け持たせていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のオートドア付き搬送設備では、オートドアの開閉制御を受け持つ方の制御手段がダウンしたとき(故障等、正常に機能しなくなったとき)、オートドアの開閉が行えなくなるので、荷の搬入及び搬出の両方とも行えなくなり、その影響は甚大であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得るオートドア付き搬送設備を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、それぞれ荷搬送手段(コンベヤC1〜C3、C4〜C6)を備えた荷搬入経路2と荷搬出経路3とが並設され、両経路2,3を同時に開閉する2つのオートドアD1,D2が経路方向に荷中継エリア(荷中継室4)を介して並設されたオートドア付き搬送設備であって、各経路2,3毎に制御手段10,11が併設されると共に両経路2,3の一方、例えば荷搬出経路3が優先経路に設定され、前記2つの制御手段10,11のそれぞれは、自経路のオートドア手前の荷到着信号(荷定位置在席センサーS1又はS4のON状態)に基づいて、自経路での荷中継エリア(荷中継室4)を経由する荷の搬送を行うべく2つのオートドアD1,D2を交互に開閉させると共に自経路の荷搬送手段(コンベヤC1〜C3又はC4〜C6)を制御するものであって、優先経路でない荷搬入経路2側の制御手段10は、自経路と優先経路それぞれのオートドア手前の荷到着情報(荷定位置在席センサーS1,S4両方のON,OFF状態)を取り込み、自経路荷到着信号(荷定位置在席センサーS1のON状態)と優先経路荷到着信号(荷定位置在席センサーS4のON状態)の両方が取り込まれたときは、優先経路である荷搬出経路3側の制御手段11が作動して荷搬出経路3側の荷搬送が実行された後に作動し、優先経路である荷搬出経路3側の制御手段11が異常になったときは、優先経路荷到着情報(荷定位置在席センサーS4のON,OFF状態)に関係なく自経路荷到着信号(荷定位置在席センサーS1のON状態)に基づいて作動するように構成されている。
【0005】
上記構成の本発明を実施するについて、荷搬入経路と荷搬出経路の何れか一方の荷中継エリアにのみ荷に対する作業手段、例えば荷を正常にするためのエアーシャワーが併設されている場合、当該作業手段が併設されていない側の経路を前記優先経路に設定することが出来る。
【0006】
又、荷を荷搬入経路へ移載して空になった荷搬送台車が荷搬出経路に移って、搬出される荷を受け継いで搬送する搬送設備であるときは、荷搬入経路を前記優先経路に設定することが出来る。
【0007】
更に、荷搬入経路の稼働率と荷搬出経路の稼働率とが異なる搬送設備である場合、例えば1つのクリーン倉庫に於いて、荷搬入経路が荷搬出経路よりも数多く設けられている場合は、並設されている荷搬入経路と荷搬出経路との内、荷搬出経路の稼働率が荷搬入経路の稼働率よりも高くなるが、このような場合は、稼働率の高い方の経路(荷搬出経路)を前記優先経路に設定することが出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の第一実施形態を添付の図1〜図3に基づいて説明すると、図1に於いて、1はクリーン倉庫、2は当該クリーン倉庫1内への荷搬入経路、3はクリーン倉庫1からの荷搬出経路3である。荷搬入経路2と荷搬出経路3とは互いに並列する状態で、クリーン倉庫1に付設された荷中継室4を貫通するように並設され、これら両経路2,3を横断するように、荷中継室4と外界との間及び荷中継室4とクリーン倉庫1との間にオートドアD1,D2が配設されている。
【0009】
荷搬入経路2は、オートドアD1の手前(搬送方向の上手側)に配置されて外界の搬入コンベヤ5に接続される入り口側荷移載コンベヤC1と、荷中継室4内に配置された中継コンベヤC2と、オートドアD2の外側(搬送方向の下手側)に配置されてクリーン倉庫1内の搬入コンベヤ6に接続される出口側荷移載コンベヤC3とから構成され、これら荷搬入経路2の荷搬送手段である入り口側荷移載コンベヤC1、中継コンベヤC2、及び出口側荷移載コンベヤC3には、それぞれ荷定位置在席センサーS1〜S3が併設されている。又、この荷搬入経路2には、荷中継室4内に於いて荷を清浄にするエアーシャワー7が併設されている。
【0010】
荷搬出経路3は、オートドアD2の手前(搬送方向の上手側)に配置されてクリーン倉庫1内の搬出コンベヤ8に接続される入り口側荷移載コンベヤC4と、荷中継室4内に配置された中継コンベヤC5と、オートドアD1の外側(搬送方向の下手側)に配置されて外界の搬出コンベヤ9に接続される出口側荷移載コンベヤC6とから構成され、これら荷搬出経路3の荷搬送手段である入り口側荷移載コンベヤC4、中継コンベヤC5、及び出口側荷移載コンベヤC6のそれぞれには荷定位置在席センサーS4〜S6が併設されている。
【0011】
2つのオートドアD1,D2は、例えば昇降駆動される気密ドアーから成るもので、閉じ限センサーS7,S9と開き限センサーS8,S10とが併設され、これらオートドア開閉限センサーS7〜S10の信号に基づいて各オートドアD1,D2の位置情報、即ち、開動中、開き限到着、閉動中、閉じ限到着が検知される。
【0012】
荷搬入経路2と荷搬出経路3のそれぞれには制御手段(制御ボックス)10,11が併設されている。荷搬入経路側制御手段10は、荷定位置在席センサーS1〜S3とオートドア開閉限センサーS7〜S10からの検出信号に基づいて、荷搬入経路2の荷搬送手段である入り口側荷移載コンベヤC1、中継コンベヤC2、及び出口側荷移載コンベヤC3にそれぞれ設けられているモーターコントローラーを各別に起動停止制御すると共に2つのオートドアD1,D2それぞれに設けられている昇降駆動用モーターコントローラーを各別に開閉制御するものであり、荷搬出経路側制御手段11は、荷定位置在席センサーS4〜S6とオートドア開閉限センサーS7〜S10からの検出信号に基づいて、荷搬出経路3の荷搬送手段である入り口側荷移載コンベヤC4、中継コンベヤC5、及び出口側荷移載コンベヤC6にそれぞれ設けられているモーターコントローラーをを各別に起動停止制御すると共に2つのオートドアD1,D2それぞれに設けられている昇降駆動用モーターコントローラーを各別に開閉制御するものである。
【0013】
上記構成の搬送設備では、荷搬出経路3がエアーシャワー7を備えた荷搬入経路2に対して優先順位上位、即ち、優先経路に設定される。又、各制御手段10,11は、故障等でダウンしたとき、ダウンしたとの情報を他方の制御手段11又は10に与えることが出来る。而して、各制御手段10,11の構成、即ち、制御手順を図2及び図3のフローチャートに基づいて説明すると、図2に示すように、荷搬入経路側の制御手段10は、荷搬出経路側制御手段11がダウンしているか否かの判定結果に基づき(s01)、正常のときは、荷Wが荷搬入コンベヤ5から入り口側荷移載コンベヤC1上の定位置に供給された状態(センサーS1がON状態)であること、中継コンベヤC2上に荷が在席していない状態(センサーS2がOFF状態)であること、そしてオートドアD2が閉じている(センサーS9がON状態)ことの3条件が揃っており(s02)、更に優先経路である荷搬出経路3のオートドア手前に荷が到着していないとき、即ち、入り口側荷移載コンベヤC4の荷定位置在席センサーS4がOFFのとき(s03)、オートドアD1を開く。
【0014】
オートドアD1が開き限に達してセンサーS8がONすると(s04)、入り口側荷移載コンベヤC1と中継コンベヤC2とを起動し(s05)、入り口側荷移載コンベヤC1上の荷Wが中継コンベヤC2上の定位置まで搬送されてセンサーS2がONすると(s06)、入り口側荷移載コンベヤC1と中継コンベヤC2とを停止させる(s07)。この後、オートドアD1を閉動させ、このオートドアD1が閉じ限に達してセンサーS7がONすると(s08)、エアシャワー7を設定時間だけ起動して、中継コンベヤC2上の定位置にある荷Wに対する清浄化作業を行う(s09)。この清浄化作業が終了すると、オートドアD2を開動させる。
【0015】
オートドアD2が開き限に達してセンサーS10がONすると(s10)、中継コンベヤC2と出口側荷移載コンベヤC3とを起動し、中継コンベヤC2上の荷Wを出口側荷移載コンベヤC3上へ搬出させる(s11)。荷Wが出口側荷移載コンベヤC3上の定位置に達してセンサーS3がONすると(s12)、中継コンベヤC2と出口側荷移載コンベヤC3とを停止させた後(s13)、オートドアD2を、センサーS9がONする閉じ限まで閉動させる(s14)。これで荷搬入経路2側の一連の制御が終了するが、出口側荷移載コンベヤC3の荷Wは、この出口側荷移載コンベヤC3により搬入コンベヤ6に受け渡され、当該搬入コンベヤ6によりクリーン倉庫1内の所要箇所まで搬送される。
【0016】
若し、上記の荷搬入経路2側の一連の制御が開始されるとき、ステップs02で3条件が揃っていても、優先経路である荷搬出経路3のオートドア手前に荷が到着しているとき、即ち、入り口側荷移載コンベヤC4の荷定位置在席センサーS4がONのときは(s03)、上記の荷搬入経路2側の一連の制御は開始されない。換言すれば、後述する荷搬出経路3側の一連の制御が開始されて、入り口側荷移載コンベヤC4上の荷Wが荷中継室4内に搬出され、センサーS4がOFFした後に、上記の荷搬入経路2側の一連の制御が開始される。又、荷搬出経路側制御手段11がダウンしているときは(s01)、ステップs15で示すように、上記の3条件が揃っていさえすれば、仮に荷搬出経路3のオートドア手前に荷が到着している状態(入り口側荷移載コンベヤC4の荷定位置在席センサーS4がONのとき)でも、直ちに荷搬入経路2側の一連の制御が開始されることになる。即ち、荷搬出経路3側の荷搬出作業が行えなくとも、荷搬入経路2側の荷搬入作業は滞りなく遂行出来る。
【0017】
一方、荷搬出経路3側の制御手段11は、図3に示すように、荷搬入経路側制御手段10がダウンしているか否かに関係なく、クリーン倉庫1内の荷Wが搬出コンベヤ8から入り口側荷移載コンベヤC4上の定位置に供給された状態(センサーS4がON状態)であること、中継コンベヤC5上に荷が在席していない(センサーS5がOFF状態)状態であること、そしてオートドアD1が閉じている(センサーS7がON状態)ことの3条件が揃ったとき(s16)、オートドアD2を開く。
【0018】
オートドアD2が開き限に達してセンサーS10がONすると(s17)、入り口側荷移載コンベヤC4と中継コンベヤC5とを起動し(s18)、入り口側荷移載コンベヤC4上の荷Wが中継コンベヤC5上の定位置まで搬送されてセンサーS5がONすると(s19)、入り口側荷移載コンベヤC4と中継コンベヤC5とを停止させる(s20)。この後、オートドアD2を閉動させ、このオートドアD2が閉じ限に達してセンサーS9がONすると(s21)、次にオートドアD1を開動させる。
【0019】
オートドアD1が開き限に達してセンサーS8がONすると(s22)、中継コンベヤC5と出口側荷移載コンベヤC6とを起動し、中継コンベヤC5上の荷Wを出口側荷移載コンベヤC6上へ搬出させる(s23)。荷Wが出口側荷移載コンベヤC6上の定位置に達してセンサーS6がONすると(s24)、中継コンベヤC5と出口側荷移載コンベヤC6とを停止させた後(s25)、オートドアD1を、センサーS7がONする閉じ限まで閉動させる(s26)。これで荷搬出経路3側の一連の制御が終了するが、出口側荷移載コンベヤC6の荷Wは、この出口側荷移載コンベヤC6により搬出コンベヤ9に受け渡され、当該搬出コンベヤ9により外界の所要箇所まで搬送される。
【0020】
上記の荷搬出経路側制御手段11は、荷搬入経路2側の入り口側荷移載コンベヤC1に荷Wが在席しているか否かの判定結果を条件としない優先経路での制御を実行しているので、その制御は、荷搬入経路側制御手段10がダウンしているか否かに関係なく行われ、荷搬入経路側制御手段10がダウンした場合でも、荷搬出経路3側での荷搬出作業は滞りなく行われる。
【0021】
尚、荷Wに対する作業手段(上記実施形態ではエアシャワー7)が荷搬入経路2側に設けられておらず、荷搬出経路3側の荷中継エリア(前後両オートドアD1,D2間の荷中継室4内)に荷Wに対する作業手段(例えば、荷Wの表面に搬送先等の情報を書き込む手段等)が併設される場合は、この作業手段が併設されていない側の荷搬入経路2を優先経路に設定して、上記のように制御することが出来る。
【0022】
次に本発明の第二実施形態を図4〜図6に基づいて説明する。図4に示す搬送設備は、荷Wを荷搬入経路2へ移載して空になった荷搬送台車20が荷搬出経路3に移って、当該荷搬出経路3から搬出される荷Wを受け継いで搬送するようにしたものであり、第一実施形態に示したオートドアD1の外側に前記荷搬送台車20の走行経路21が各経路2,3に対し直交する方向に配設され、当該荷搬送台車20の走行経路21中で、第一実施形態に示す荷搬入経路2の入り口側荷移載コンベヤC1に相当する位置に荷下ろし停車位置22が設定されると共に、第一実施形態に示す荷搬出経路3の出口側荷移載コンベヤC6に相当する位置に荷積み込み停車位置23が設定されている。そして、荷搬送台車20には、荷積み下ろし用コンベヤ24が設けられ、荷下ろし停車位置22に停車した荷搬送台車20上(荷積み下ろし用コンベヤ24上)の荷Wを検出する荷定位置在席センサーS1と荷積み込み停車位置22で停車した荷搬送台車20を検出する台車センサーS11、及び当該荷積み込み停車位置23で停車した荷搬送台車20上(荷積み下ろし用コンベヤ24上)の荷Wを検出する荷定位置在席センサーS6が併設されている。第一実施形態と同一の構成部分には、同一参照符号を付して説明は省略する。
【0023】
上記構成の搬送設備では、荷搬入経路2に荷Wを下ろして空になった荷搬送台車20を利用して荷搬出経路3からの荷Wの搬出を行うので、荷搬入経路2が優先経路に設定される。而して、この搬送設備での荷搬入経路側制御手段(制御ボックス)25と荷搬出経路側制御手段26の構成、即ち、制御手順を図5及び図6のフローチャートに基づいて説明すると、図5に示すように、優先経路である荷搬入経路2側の制御手段25は、荷Wを積載した荷搬送台車20が荷下ろし停車位置22で自動停止した状態、即ち、荷WがセンサーS1で検出される定位置に到着したこと((センサーS1がON状態)、中継コンベヤC2上に荷が在席していない(センサーS2がOFF状態)状態であること、そしてオートドアD2が閉じている(センサーS9がON状態)ことの3条件が揃っているとき(s27)、オートドアD1を開く。
【0024】
オートドアD1が開き限に達してセンサーS8がONすると(s28)、荷下ろし停車位置22で停止している荷搬送台車20の荷積み下ろし用コンベヤ24と中継コンベヤC2とを起動し(s29)、荷搬送台車20上の荷Wが中継コンベヤC2上の定位置まで搬送されてセンサーS2がONすると(s30)、荷搬送台車20の荷積み下ろし用コンベヤ24と中継コンベヤC2とを停止させる(s31)。この後、オートドアD1を閉動させ、このオートドアD1が閉じ限に達してセンサーS7がONすると(s32)、オートドアD2を開動させる。
【0025】
オートドアD2が開き限に達してセンサーS10がONすると(s33)、中継コンベヤC2と出口側荷移載コンベヤC3とを起動し、中継コンベヤC2上の荷Wを出口側荷移載コンベヤC3上へ搬出させる(s34)。荷Wが出口側荷移載コンベヤC3上の定位置に達してセンサーS3がONすると(s35)、中継コンベヤC2と出口側荷移載コンベヤC3とを停止させた後(s36)、オートドアD2を、センサーS9がONする閉じ限まで閉動させる(s37)。これで荷搬入経路2側の一連の制御が終了するが、荷下ろし停車位置22で荷Wを下ろして空になった荷搬送台車20は、ステップs31で荷積み下ろし用コンベヤ24が停止せしめられた後に荷積み込み位置23まで自動走行して停止し、センサーS11がONに切り換わる。出口側荷移載コンベヤC3の荷Wは、この出口側荷移載コンベヤC3により搬入コンベヤ6に受け渡され、当該搬入コンベヤ6によりクリーン倉庫1内の所要箇所まで搬送される。
【0026】
上記の荷搬入経路側制御手段25は、荷搬出経路3側の入り口側荷移載コンベヤC1に荷Wが在席しているか否かの判定結果を条件としない優先経路での制御を実行しているので、その制御は、荷搬出経路側制御手段26がダウンしているか否かに関係なく行われ、荷搬入経路側制御手段26がダウンした場合でも、荷搬入経路2側での荷搬入作業は滞りなく行われる。
【0027】
一方、荷搬出経路3側の制御手段26は、図6に示すように、荷搬入経路側制御手段25がダウンしているか否かの判定結果に基づき(s38)、正常のときは、荷Wが搬出コンベヤ8から入り口側荷移載コンベヤC4上の定位置に供給された状態(センサーS4がON状態)であること、中継コンベヤC5上に荷が在席していない状態(センサーS5がOFF状態)であること、そしてオートドアD2が閉じている(センサーS9がON状態)ことの3条件が揃っており(s39)、更に優先経路である荷搬入経路2のオートドア手前に荷が到着していないとき、即ち、荷下ろし位置22に荷Wを積載した荷搬送台車20が在席せず、荷定位置在席センサーS1がOFF状態であると共に、荷下ろし位置22から荷積み込み位置23に空の荷搬送台車20が到着してセンサーS11がON状態で且つ荷定位置在席センサーS6がOFFのとき(s40)、オートドアD2を開く。
【0028】
オートドアD2が開き限に達してセンサーS10がONする(s41)と、入り口側荷移載コンベヤC4と中継コンベヤC5とを起動し(s42)、入り口側荷移載コンベヤC4上の荷Wが中継コンベヤC5上の定位置まで搬送されてセンサーS5がONすると(s43)、入り口側荷移載コンベヤC4と中継コンベヤC5とを停止させる(s44)。この後、オートドアD2を閉動させ、このオートドアD2が閉じ限に達してセンサーS9がONすると(s45)、次にオートドアD1を開動させる。
【0029】
オートドアD1が開き限に達してセンサーS8がONすると(s46)、中継コンベヤC5と荷積み込み位置23で待機している空の荷搬送台車20の荷積み下ろし用コンベヤ24とを起動し(s47)、中継コンベヤC5上の荷Wを荷積み込み位置23の荷搬送台車20上に搬出させる。荷Wが荷搬送台車20上の定位置に達してセンサーS6がONすると(s48)、中継コンベヤC5と荷搬送台車20の荷積み下ろし用コンベヤ24とを停止させた後(s49)、オートドアD1を、センサーS7がONする閉じ限まで閉動させる(s50)。これで荷搬出経路3側の一連の制御が終了するが、荷搬送台車20に積み込まれた荷Wは、この荷搬送台車20の走行により外界の所要箇所まで搬送される。
【0030】
若し、上記の荷搬出経路3側の一連の制御が開始されるとき、ステップs39で3条件が揃っていても、優先経路である荷搬入経路2のオートドア手前に荷が到着しているとき、即ち、荷下ろし位置22に荷Wを積載した荷搬送台車20が到着していて、センサーS1がONのときは(s40)、上記の荷搬出経路3側の一連の制御は開始されない。換言すれば、先に説明した荷搬入経路2側の一連の制御が開始されて、荷下ろし位置22の荷搬送台車20上の荷Wが荷中継室4内に搬出され、センサーS1がOFFに切り換わり、空になった荷搬送台車20が荷積み込み位置23に移動して、センサーS11がONに切り換わったとき(センサーS6はOFF状態)(s40)、上記の荷搬出経路3側の一連の制御が開始される。又、荷搬入経路側制御手段25がダウンしているときは(s38)、ステップs51,s52で示すように、上記の3条件が揃っている状態で、空の荷搬送台車20を荷積み込み位置23に待機させてセンサーS11をON状態に切り換えるだけで(センサーS6はOFF状態で)、直ちに荷搬出経路3側の一連の制御が開始されることになる。即ち、荷搬入経路2側の荷搬入作業が行えなくとも、荷搬出経路3側の荷搬出作業は滞りなく遂行出来る。
【0031】
又、第一実施形態に示した構成でエアシャワー7等の荷Wに対する作業手段が荷搬入経路2の荷中継エリア(前後両オートドアD1,D2間の荷中継室4内)に設けられていないとき、即ち、荷Wに対する作業手段が荷搬入経路2と荷搬出経路3の何れにも併設されていないときは、荷搬入経路2と荷搬出経路3の何れか任意の一方を優先経路に設定して、先に説明した要領で制御することが出来る。
【0032】
更に、荷搬入経路2の稼働率と荷搬出経路3の稼働率とが異なる搬送設備である場合、例えば1つのクリーン倉庫に於いて、荷搬入経路が荷搬出経路よりも数多く設けられている場合は、並設されている荷搬入経路2と荷搬出経路3との内、荷搬出経路3の稼働率が荷搬入経路2の稼働率よりも高くなるが、このような場合は、稼働率の高い方の経路(荷搬出経路3)を優先経路に設定して、先に説明した要領で制御することが出来る。
【0033】
又、第一実施形態を例にとって説明すると、優先経路でない荷搬入経路2側の制御手段10は、自経路と優先経路それぞれのオートドア手前の荷到着情報(荷定位置在席センサーS1,S4両方のON,OFF状態)を取り込み、自経路荷到着信号(荷定位置在席センサーS1のON状態)と優先経路荷到着信号(荷定位置在席センサーS4のON状態)の両方が取り込まれたときは、優先経路である荷搬出経路3側の制御手段11が作動して荷搬出経路3側の荷搬送が実行された後に作動するように構成されているが、具体的には、自経路荷到着信号(荷定位置在席センサーS1のON状態)が取り込まれた後、設定時間(0〜数m秒乃至数秒程度)内に優先経路荷到着信号(荷定位置在席センサーS4のON状態)が取り込まれるか否かに基づいて、直ちに荷搬入経路2側の荷搬入作業を実行に移すか又は荷搬出経路3側の荷搬出作業の実行を先に行うかを決定することになる。
【0034】
尚、荷搬入経路と荷搬出経路とを構成する搬送手段としては、ローラーコンベヤ、スラットコンベヤ、ベルトコンベヤ等の荷を支持搬送する荷支持面が連続する一般的なコンベヤの他、トロリーコンベヤや自走車両等で荷を吊り下げて搬送する吊下式搬送装置や、軌道式又は無軌道式の床上自走搬送台車を使用する台車式搬送装置等、あらゆるものが利用出来る。
【0035】
【発明の効果】
本発明は以上のように実施し且つ使用することが出来るものであって、係る本発明のオートドア付き搬送設備によれば、並設された荷搬入経路と荷搬出経路とを同時に開閉する前後2つのオートドアが経路方向に荷中継エリアを介して並設され、各経路毎に搬送手段とオートドアとを制御する制御手段が併設されたものであって、各経路毎に前後2つのオートドアを設ける場合と比較して、設備コストを大巾に削減出来るものであるにもかかわらず、両経路のオートドア手前に同時(設定時間内)に荷が到着したときに両方のオートドアが開いてしまう不都合や、一方の経路の制御手段が異常になったとき(ダウンしたとき)、他方の経路での荷搬送も行えなくなるというような不都合がなくなる。
【0036】
尚、荷に対する作業手段が併設された荷搬入経路又は荷搬出経路では、前後両オートドア間の荷中継室内に荷が留まる時間が長くなるが、この場合、請求項2に記載の構成によれば、荷中継室内に荷が留まる時間が短い方の経路を優先経路として荷搬送制御を行うので、設備全体として、オートドア手前で待機させられる荷の待ち時間が短縮出来、効率よく荷の搬入搬出作業を行うことが出来る。
【0037】
又、荷を荷搬入経路へ移載して空になった荷搬送台車を荷搬出経路から搬出される荷の搬送に利用する搬送設備である場合、請求項3に記載の構成によれば、荷搬入経路のオートドア手前と荷搬出経路のオートドア手前とに同時に荷が到着したとき、先に荷搬入経路側の荷搬送を実行させるので、荷搬出経路側の荷搬送を先に実行させたときのように、荷搬出経路の出口側のオートドアの外側に空の荷搬送台車が到着するまで荷を待機させておくエリア又は手段を配設する必要がなくなり、オートドアを出たところで直ちに荷を荷搬送台車に移載するように構成することが出来、
設備コストの削減に役立つと共に、荷搬送台車を効率よく稼働させることが出来る。
【0038】
更に、荷搬入経路の稼働率と荷搬出経路の稼働率とが異なる搬送設備である場合、請求項4に記載の構成によれば、稼働率の高い方の経路での荷の滞りを抑制し、その稼働率の低下を防止出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一実施形態を説明する概略平面図である。
【図2】 第一実施形態での荷搬入経路側の制御手段の制御手順を説明するフローチャートである。
【図3】 第一実施形態での荷搬出経路側の制御手段の制御手順を説明するフローチャートである。
【図4】 第二実施形態を説明する概略平面図である。
【図5】 第二実施形態での荷搬入経路側の制御手段の制御手順を説明するフローチャートである。
【図6】 第二実施形態での荷搬出経路側の制御手段の制御手順を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 クリーン倉庫
2 荷搬入経路
3 荷搬出経路
4 荷中継室(荷中継エリア)
5,6 搬入コンベヤ
7 エアーシャワー(荷に対する作業手段)
8,9 搬出コンベヤ
10,11,25,26 制御手段
20 荷搬送台車
21 台車走行経路
22 荷下ろし停車位置
23 荷積み込み停車位置
24 荷積み下ろし用コンベヤ
C1,C4 入り口側荷移載コンベヤ(荷搬送手段)
C2,C5 中継コンベヤ(荷搬送手段)
C3,C6 出口側荷移載コンベヤ(荷搬送手段)
D1,D2 オートドア
S1〜S3,S4〜S6 荷定位置在席センサー
S7〜S10 オートドア開閉限センサー
S10 台車センサー
W 荷

Claims (4)

  1. それぞれ荷搬送手段を備えた荷搬入経路と荷搬出経路とが並設され、両経路を同時に開閉する2つのオートドアが経路方向に荷中継エリアを介して並設されたオートドア付き搬送設備であって、各経路毎に制御手段が併設されると共に両経路の一方が優先経路に設定され、前記2つの制御手段のそれぞれは、自経路のオートドア手前の荷到着信号に基づいて、自経路での荷中継エリアを経由する荷の搬送を行うべく2つのオートドアを交互に開閉させると共に自経路の荷搬送手段を制御するものであって、優先経路でない側の制御手段は、自経路と優先経路それぞれのオートドア手前の荷到着情報を取り込み、自経路荷到着信号と優先経路荷到着信号の両方が取り込まれたときは、優先経路側の制御手段が作動して優先経路側の荷搬送が先に実行された後に作動し、優先経路側の制御手段が異常になったときは、優先経路荷到着情報に関係なく自経路荷到着信号に基づいて作動するように構成された、オートドア付き搬送設備。
  2. 荷搬入経路と荷搬出経路の何れか一方の荷中継エリアにのみ荷に対する作業手段が併設された搬送設備であって、当該作業手段が併設されていない側の経路が前記優先経路に設定された、請求項1に記載のオートドア付き搬送設備。
  3. 荷を荷搬入経路へ移載して空になった荷搬送台車が荷搬出経路に移って、搬出される荷を受け継いで搬送する搬送設備であって、前記荷搬入経路が前記優先経路に設定された、請求項1に記載のオートドア付き搬送設備。
  4. 荷搬入経路の稼働率と荷搬出経路の稼働率とが異なる搬送設備であって、稼働率の高い方の経路が前記優先経路に設定された、請求項1に記載のオートドア付き搬送設備。
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