JPH10309120A - 収穫機 - Google Patents

収穫機

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JPH10309120A
JPH10309120A JP9137915A JP13791597A JPH10309120A JP H10309120 A JPH10309120 A JP H10309120A JP 9137915 A JP9137915 A JP 9137915A JP 13791597 A JP13791597 A JP 13791597A JP H10309120 A JPH10309120 A JP H10309120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
hydraulic
valve
hydraulic cylinder
lowering
Prior art date
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Pending
Application number
JP9137915A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Horiuchi
道夫 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP9137915A priority Critical patent/JPH10309120A/ja
Publication of JPH10309120A publication Critical patent/JPH10309120A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排出筒起伏手段の不良時に排出筒が落下する
不都合を解消する。 【解決手段】 穀粒を機外に排出するための排出筒10
を、起伏用油圧シリンダ11の伸縮に伴って起伏作動さ
せるものにおいて、起伏用油圧シリンダ11からの作動
油の流出を制限する逆止弁付き絞り弁(下降速度調整
弁)16を起伏用油圧シリンダ11側に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、起伏自在な排出筒
を備えるコンバイン等の収穫機の技術分野に属するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバイン等の収穫機において
は、収穫物を機外に排出する排出筒を起伏自在とし、該
排出筒を油圧シリンダの伸縮に基づいて起伏作動させる
ようにしたものが知られているが、前記排出筒を下降作
動させる際には、排出筒の本体荷重等が順方向に作用す
るため、油圧シリンダ用制御弁に逆止弁付き絞り弁を設
けて下降速度を制限するのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、この様な収
穫機では、前記逆止弁付き絞り弁の上手側で不良が生じ
た場合(例えば油圧シリンダと逆止弁付き絞り弁とを接
続する油圧ホースが切損した場合)には、逆止弁付き絞
り弁が機能しないため、油圧シリンダ内の作動油が制限
無く流出して排出筒が落下する可能性があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、収穫物を機外に排出する排出筒を
油圧シリンダの作動で起伏させる排出筒起伏手段を備え
る収穫機であって、該収穫機に、排出筒起伏手段の不良
時に排出筒の落下制限をする落下制限手段を設けたもの
である。つまり、仮に排出筒起伏手段に不良が生じて
も、排出筒の落下が制限されるため、落下に伴って排出
筒が破損する等の不都合を回避することができる。ま
た、収穫物を機外に排出する排出筒を油圧シリンダの作
動で起伏させる排出筒起伏手段を備える収穫機におい
て、前記油圧シリンダに、作動油の流出を制限する逆止
弁付き絞り弁を設けて排出筒の落下制限をするものであ
る。つまり、油圧シリンダと制御弁とを繋ぐ油圧配管が
仮に切損しても、排出筒の落下(下降速度)が制限され
るため、落下に伴って排出筒が破損する等の不都合を回
避することができる。また、従来では、逆止弁付き絞り
弁を複数の制御弁が組込まれる弁ユニットに組み込んで
いたため、排出筒の重量が異なる機種では、弁ユニット
の共通化が困難であったが、本発明においては、逆止弁
付き絞り弁のみの仕様変更で対応することができるた
め、弁ユニットの共通化を促進してコストダウンに寄与
することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の一つ
を図面に基づいて説明する。図面において、1はコンバ
インであって、該コンバイン1は、茎稈を刈取る前処理
部2、刈り取った茎稈から穀粒を脱穀し、かつ脱穀した
穀粒を選別する脱穀部(図示せず)、選別した穀粒が貯
溜される穀粒タンク4、脱穀済みの排稈を排出処理する
後処理部5、機体底部に設けられるクローラ走行部6、
各種の操作具が配設される操作部7等で構成されるが、
これらの基本構成は何れも従来通りである。
【0006】前記穀粒タンク4に貯溜された穀粒は、穀
粒タンク4の後面下端部に固設される固定筒8と、該固
定筒8に回動自在に接続される縦搬送筒9と、該縦搬送
筒9の上端に一体回動可能で、かつ起伏揺動自在に接続
される排出筒10とを経由して機外に排出されるように
なっている。即ち、穀粒タンク4の底部には、前後方向
を向く横螺旋搬送体(図示せず)が配設されており、該
横螺旋搬送体が固定筒8まで搬送した穀粒を、縦搬送筒
9および排出筒10に内装される螺旋搬送体(図示せ
ず)が引き継ぐように構成されるが、縦搬送筒9には、
ギヤ機構(図示せず)を介して旋回用電動モータ(図示
せず)が連動連結されるため、旋回用電動モータの正逆
駆動に基づいて縦搬送筒9および排出筒10を一体的に
旋回作動させることができるようになっている。
【0007】11は前記縦搬送筒9の上端部と排出筒1
0の基端部との間に介設される起伏用油圧シリンダ(単
動式油圧シリンダ)であって、該起伏用油圧シリンダ1
1は、作動油の流入に伴う伸長作動で排出筒10を上昇
させる一方、作動油の流出に伴う縮小作動で排出筒10
を下降させるが、起伏用油圧シリンダ11の作動を切換
える起伏用制御弁12は、操作部7の床下部に配設され
る弁ユニット13に組込まれるため、比較的長い油圧ホ
ース14を用いて起伏用油圧シリンダ11と制御弁12
とを接続するようになっている。
【0008】前記起伏用制御弁12は、4つのポート
(P、R、A、B)を備える電磁切換弁で構成されてお
り、ポートAには、パイロット逆止弁15を介して起伏
用油圧シリンダ11が接続される一方、ポートBには、
パイロット逆止弁15のパイロット操作油路が接続され
ている。そして、起伏用制御弁12が停止位置(中立)
である場合には、ポートAおよびポートBがリターンポ
ートRに通じるため、パイロット逆止弁15によって起
伏用油圧シリンダ11からの作動油の流出を規制し、ま
た、起伏用制御弁12が上昇位置である場合には、ポー
トAがポンプポートPに通じ、かつポートBがリターン
ポートRに通じるため、ポンプポートPから供給される
圧油がパイロット逆止弁15を介して起伏用油圧シリン
ダ11に流出し、また、起伏用制御弁12が下降位置で
ある場合には、ポートAがリターンポートRに通じ、か
つポートBがポンプポートPに通じるため、ポンプポー
トPから供給される圧油がパイロット逆止弁15を開い
て起伏用油圧シリンダ11内の作動油を流出させるよう
になっている。尚、図2において、S1は減速ターン用
油圧シリンダ、S2はブレーキ用油圧シリンダ、S3は
サイドクラッチ用油圧シリンダ、S4は前処理昇降用油
圧シリンダであり、各シリンダS1〜S4を作動させる
制御弁は前記弁ユニット13に組み込まれている。
【0009】16は前記パイロット逆止弁15と起伏用
油圧シリンダ11との間の油路に介設される逆止弁付き
絞り弁(下降速度調整弁)であって、該逆止弁付き絞り
弁16は、起伏用油圧シリンダ11からの作動油の流出
を規制する逆止弁回路要素16aと、起伏用油圧シリン
ダ11からの作動油の流出を制限(絞る)する絞り弁回
路要素16bとを並列接続して構成されている。つま
り、上昇作動時には、起伏用油圧シリンダ11への作動
油の流入を許容する一方、下降作動時には、起伏用油圧
シリンダ11からの作動油の流出を制限して排出筒10
の下降速度を減速するが、逆止弁付き絞り弁16を管継
手形状に形成し、起伏用油圧シリンダ11の油圧ホース
接続ポート11aに直接組み付けているため、仮に油圧
ホース14が切損したとしても、逆止弁付き絞り弁16
が起伏用油圧シリンダ11からの作動油の流出を制限
し、排出筒10を低速(通常の下降作動速度)で下降さ
せるようになっている。
【0010】17は前記逆止弁付き絞り弁16の弁ボデ
ィであって、該弁ボディ17内に形成されるシート(段
差)17aに、側部に一対の連通孔18aを有するポペ
ット18を弾圧状に接当させて逆止弁回路要素16aを
構成すると共に、該ポペット18の先端部に、絞り孔1
8bを形成して絞り弁回路要素16bを構成している。
そして、上昇作動時には、油圧でポペット18が押され
るため、連通孔18aおよび絞り孔18bを介して起伏
用油圧シリンダ11内に作動油が流入する一方、下降作
動時もしくは油圧ホース切損時には、ポペット18がシ
ート17aに密着しているため、起伏用油圧シリンダ1
1内の作動油が絞り孔18bを介して徐々に流出するよ
うになっている。
【0011】叙述の如く構成されたものにおいて、穀粒
タンク4に貯溜された穀粒を機外に排出するための排出
筒10を、起伏用油圧シリンダ11の伸縮に伴って起伏
作動させるものであるが、前記起伏用油圧シリンダ11
には、起伏用油圧シリンダ11からの作動油の流出を制
限する逆止弁付き絞り弁16が直接設けられているた
め、起伏用油圧シリンダ11と起伏用制御弁12とを繋
ぐ油圧ホース14が他部材との振動接触で切損したり、
障害物に引っ掛けて油圧ホース14を切断したとして
も、起伏用油圧シリンダ11からの作動油の流出を制限
して排出筒10をゆっくりと下降させることができる。
従って、排出筒10の落下を制限して安全性を高めるこ
とができる許りでなく、落下に伴って排出筒10が破損
する等の不都合を回避することができる。
【0012】しかも、前記逆止弁付き絞り弁16は、従
来から起伏用制御弁12側に設けられているものである
ため、逆止弁付き絞り弁16の取付箇所を起伏用油圧シ
リンダ11側に移す程度の容易な設計変更で排出筒10
の落下を防止できることになり、そのため、部品点数の
増加やコストアップを伴うことなく実施できるという利
点がある。
【0013】また、従来では、逆止弁付き絞り弁16を
弁ユニット13に組み込んでいたため、排出筒10の重
量が異なる機種では、弁ユニット13の共通化が困難で
あったが、本発明のものにおいては、逆止弁付き絞り弁
16のみの仕様変更で対応することができるため、弁ユ
ニット13の共通化を促進してコストダウンに寄与する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図である。
【図2】起伏用油圧シリンダの作動回路を示す油圧回路
図である。
【図3】起伏用油圧シリンダの断面図である。
【図4】(A)は上昇作動時の作用を示す逆止弁付き絞
り弁の断面図、(B)は下降作動時もしくは油圧ホース
切損時の作用を示す逆止弁付き絞り弁の断面図である。
【符号の説明】
1 コンバイン 10 排出筒 11 起伏用油圧シリンダ 12 起伏用制御弁 14 油圧ホース 15 パイロット逆止弁 16 逆止弁付き絞り弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収穫物を機外に排出する排出筒を油圧シ
    リンダの作動で起伏させる排出筒起伏手段を備える収穫
    機であって、該収穫機に、排出筒起伏手段の不良時に排
    出筒の落下制限をする落下制限手段を設けた収穫機。
  2. 【請求項2】 収穫物を機外に排出する排出筒を油圧シ
    リンダの作動で起伏させる排出筒起伏手段を備える収穫
    機において、前記油圧シリンダに、作動油の流出を制限
    する逆止弁付き絞り弁を設けて排出筒の落下制限をする
    収穫機。
JP9137915A 1997-05-12 1997-05-12 収穫機 Pending JPH10309120A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9137915A JPH10309120A (ja) 1997-05-12 1997-05-12 収穫機

Applications Claiming Priority (1)

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JP9137915A JPH10309120A (ja) 1997-05-12 1997-05-12 収穫機

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JPH10309120A true JPH10309120A (ja) 1998-11-24

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ID=15209667

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JP9137915A Pending JPH10309120A (ja) 1997-05-12 1997-05-12 収穫機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013029161A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Jtekt Corp 継ぎ手及び弁装置

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JPH0795815A (ja) * 1993-09-29 1995-04-11 Yanmar Agricult Equip Co Ltd コンバイン

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