JPH10309012A - 防護管挿入・撤去装置 - Google Patents

防護管挿入・撤去装置

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JPH10309012A
JPH10309012A JP11085097A JP11085097A JPH10309012A JP H10309012 A JPH10309012 A JP H10309012A JP 11085097 A JP11085097 A JP 11085097A JP 11085097 A JP11085097 A JP 11085097A JP H10309012 A JPH10309012 A JP H10309012A
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恭数 安藤
Takashi Mori
孝 森
Keiichi Yokoyama
圭一 横山
Fumio Watanabe
文雄 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でポリ管の挿入・撤去作業を行う
ことができる防護管挿入・撤去装置を得る。 【解決手段】 電線取付部材10と、防護管ガイド部材
20と、防護管駆動機構30と、開口装置40およびポ
リ管ホルダ50に設けられた防護管保持手段とからな
る。電線Dには電線取付部材10が取り付けられ、この
電線取付部材10には弾性可撓性を有した絶縁材によっ
て形成されたポリ管ガイド部材20の一端が繋がれてい
る。ポリ管ガイド部材20の他端には、ポリ管Pのポリ
管ガイド部材20への繰り出しおよび引き取りを行う防
護管駆動機構20が繋がっている。そして、ポリ管Pの
繰り出しおよび引き取り時には、防護管保持手段によっ
て下側のポリ管Pを保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電柱上に配設され
た電線の外周を覆うことにより電線を防護する防護管
を、電線の外周に挿入するときおよび電線から撤去する
ときに用いる防護管挿入・撤去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電柱上に配設された電線の近傍において
建設作業等を行う場合には、作業中に作業用の機器類が
直接電線に触れることを防止するため、作業現場近傍の
電線の外周を絶縁材によって形成された防護管(いわゆ
る「ポリ管」)によって覆うこととしている。
【0003】ポリ管Pは、図12から図14に示すよう
に、本体部P1と接続部(雌嵌合部)P2とから構成さ
れている。本体部P1は断面形状が環状の円筒形に形成
され、この円筒部P1の一箇所に形成された開口部P1
bの両端部から一対の本体側ツバ部P4a,P4bが形
成されている。そして、本体側ツバ部P4a,P4bを
開いて円筒部P1の内部空間P1a内に電線を挿入させ
ることにより、電線の外周を覆って防護するものであ
る。
【0004】また、広範囲にわたって電線を防護する場
合には、接続部P2に形成された嵌合溝P5内に他のポ
リ管の嵌合突起(雄嵌合部)P3′を挿入嵌合すること
によりポリ管P,P′の連結を行う。尚、接続部P2に
も本体側ツバ部P4a,P4bを覆う接続部側ツバ部P
6a,P6bが形成されている。
【0005】ポリ管Pの電線への装着は、図15に示す
ように、車体上に起伏・伸縮作動が自在に設けられたブ
ームBの先端に作業台Sを配設した高所作業車(図示せ
ず)を用いて行われ、この高所作業車の作業台Sを電線
Dの近傍に位置させた後、ブームB先端部の垂直ポスト
Vに取り付けたポリ管挿入装置9によりなされる。
【0006】ポリ管挿入装置9は、電線取付部材91
と、ポリ管ガイド部材92と、ポリ管繰出機構93と、
アーム機構94とから構成されている。電線取付部材9
1は、電線Dへの取り付けが可能に構成され、ポリ管ガ
イド部材92の先端部が取り付け可能に構成されてい
る。ポリ管ガイド部材92は、基端部がポリ管繰出機構
93に取り付け可能に構成されており、このポリ管繰出
機構93は、垂直ポストVの上部に配設されたアーム機
構94に取り付けられている。
【0007】ポリ管繰出機構93は、前側繰出機構93
aと後側繰出機構93bとから構成され、各繰出機構9
3a,93bは相対して配設された一対のローラを有し
ている。そして、両ローラでポリ管Pにおけるツバ部P
4,P6を挟持し、これらのローラを回転駆動すること
によりポリ管Pの繰り出しを行う。
【0008】ポリ管挿入装置9によってポリ管Pを装着
させる場合には、ポリ管繰出機構93と、電線Dに取り
付けられた電線取付部材91とをポリ管ガイド部材92
によって繋ぎ、ポリ管繰出機構93によって繰り出され
たポリ管Pを電線Dの外周に案内させる。
【0009】そして、複数のポリ管Pを連結する場合に
は、前側繰出機構93aにおいて前方のポリ管を挟持す
ることによって保持し、このように保持した前方のポリ
管に対して後方のポリ管を後側繰出機構93bによって
繰り出すことにより、前方のポリ管と後方のポリ管とを
嵌合させる。
【0010】また、嵌合を解除する場合には、繰出時に
おいて前方のポリ管であった後方のポリ管を前側繰出機
構93aに保持させ、繰出時において後方のポリ管であ
った前方のポリ管を後側繰出機構93bに保持させる。
そして、後側繰出機構93bのみを繰出方向と逆方向に
回転駆動させることにより、後方のポリ管を前方のポリ
管から引き抜く。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
ポリ管挿入装置9においては、ポリ管繰出機構93が前
側繰出機構93aと後側繰出機構93bとからなる2台
の繰出機構から構成されているため、ポリ管繰出機構9
3の重量が重くなる。このため、ポリ管繰出機構93を
支持するための専用のアーム機構94等が必要となり、
ポリ管装着装置9全体が大がかりなものとなるという問
題があった。
【0012】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、簡単な構成でポリ管の挿入・撤去作業を
行うことができる防護管挿入・撤去装置を提供すること
を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る防護管挿入・撤去装置は、第一防護
管と第二防護管とに、それぞれ形成された雄嵌合部を雌
嵌合部に挿入嵌合させて連結しながら防護管の電線の外
周への挿入を行ったり、雄嵌合部と雌嵌合部との挿入嵌
合を解除させて防護管の連結を解除しながら電線の外周
からの撤去を行うものである。
【0014】この防護管挿入・撤去装置は、電線取付部
材と、防護管ガイド部材と、防護管駆動手段と、防護管
保持手段とからなり、防護管の挿入を行う電線に対して
この順序で配設されている。すなわち、電線には電線取
付部材が取り付けられ、この電線取付部材には弾性可撓
性を有した絶縁材によって形成された防護管ガイド部材
の一端が繋がれている。
【0015】防護管ガイド部材の他端には、防護管の防
護管ガイド部材への繰り出しおよび防護管ガイド部材か
らの引き取りを行う防護管駆動手段が繋がっている。そ
して、防護管保持手段によって、防護管駆動手段により
防護管ガイド部材へ繰り出し、引き取りが可能となった
状態の第一防護管の雄嵌合部もしくは雌嵌合部を、第二
防護管の雌嵌合部もしくは雄嵌合部と対向して第二防護
管を保持する。
【0016】このように構成された防護管挿入・撤去装
置によれば、防護管保持手段に第二防護管を保持させた
状態で、防護管駆動手段による第一防護管の引き取り作
動を行うことにより、雄嵌合部を雌嵌合部に挿入嵌合さ
せて防護管の連結を行うことができ、第一防護管の繰り
出し作動を行うことにより、雄嵌合部と雌嵌合部との挿
入嵌合を解除して防護管の連結を解除することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図1から図12を参照しながら説明する。ま
ず、本発明に係るポリ管挿入・撤去装置(防護管挿入・
撤去装置)1が取り付けられる高所作業車Kについて説
明する。高所作業車Kは、図2に示すように車体K1上
に旋回自在な旋回台K2が配設され、旋回台K2には伸
縮自在なブームK3が旋回台K2に対して起伏自在に取
り付けられている。ブームK3の先端部には、レベリン
グ機構によって常時垂直を維持することのできる垂直ポ
ストK5が取り付けられており、垂直ポストK5には水
平旋回が自在に作業台K4が取り付けられている。
【0018】垂直ポストK5の上部にはサブブームSB
が取り付けられている。サブブームSBは、ウインチ部
SB1とアーム部SB2とからなり、図1において鎖線
で示すように垂直ポストK5に対して起伏自在に配設さ
れ、アーム部SB2はウインチ部SB1に対して伸縮作
動が自在に構成されている。ウインチ部SB1にはワイ
ヤWが繰出・巻取自在に設けられており、先端部に取り
付けられたフックFによって詳細を後述するポリ管ホル
ダ50の吊り上げが可能に構成されている。
【0019】このように構成された高所作業車Kに取り
付けられるポリ管挿入・撤去装置1は、電線取付部材1
0と、ポリ管ガイド部材(防護管ガイド部材)20と、
ポリ管駆動機構(防護管駆動手段)30と、開口拡張装
置40と、ポリ管ホルダ50とから構成されている。な
お、開口拡張装置40およびポリ管ホルダ50が請求の
範囲に記載の防護管保持手段を有する。また、電線取付
部材10および、ポリ管ガイド部材20は、特開平8−
149640号公報等に開示されているものと同様に構
成された公知のものであるため、ここでの詳細な説明は
省略し、以下概略のみ説明する。
【0020】電線取付部材10は、図3に示すように電
線Dを上下方向から挟持するために長尺状に形成された
電線挟持部11と、この電線挟持部11から斜め側方に
延びて取り付けられた案内板12と、電線挟持部11と
案内板12とを繋ぐ平板部13と、案内板12の後側の
切り欠きに係合するように先端部が円錐形に形成された
電線取付部側電連結部14とから構成されている。
【0021】このように構成されて電線Dに取り付けら
れた電線取付部材10には、ポリ管ガイド部材20が取
り付けられる。ポリ管ガイド部材20は、電線取付部側
連結部14と繋がるガイド部材側連結部21と、ガイド
部材側連結部21に取り付けられたガイド部材本体23
とから構成されている。ガイド部材側連結部21の先端
部には、連結用雌ネジ14aと螺合する連結用雄ネジ2
1aが形成されている。
【0022】ガイド部材本体23は、本体部23aが長
尺の円柱状に形成されており、この本体部23aには同
様に長尺状に延びたガイド部材ツバ部23bが形成され
ている。ガイド部材本体23は、ポリエチレン等の弾性
可撓性を有した絶縁材によって形成されているが、弾性
可撓性を有した絶縁材であれば、ポリエチレン以外の他
の樹脂、ゴム等も用いることができる。
【0023】このように構成されたポリ管ガイド部材2
0の基端部は、図4および図5に示すようにポリ管駆動
機構30に繋がれる。ポリ管駆動機構30は、相対して
配設された一対の繰出用ローラ31a,31bを有して
いる。そして、両繰出用ローラ31a,31bでポリ管
Pにおける各ツバ部P4,P6を挟持し、これらの繰出
用ローラ31a,31bを回転駆動することによりポリ
管ガイド部材20へのポリ管Pの繰り出しおよび引き取
りを行うものである。
【0024】このように構成されたポリ管駆動機構30
の下方には、開口拡張装置40と、この開口拡張装置4
0に対して着脱自在に構成されたポリ管ホルダ50が配
設されている。開口拡張装置40は、ポリ管Pの嵌合の
解除を行うときに用いるものであり、この開口拡張装置
40の下方に設けられたポリ管ホルダ50は、ポリ管P
の嵌合を行うときに用いるものである。
【0025】まず、ポリ管ホルダ50を用いてポリ管P
の接続を行う場合について説明する。図4(A)に示す
ように、ポリ管ホルダ50は、接続部P2が引っ掛かっ
て、複数のポリ管Pを保持することができるように構成
されている。さらに、ポリ管ホルダ50は、保持したポ
リ管Pを上方(駆動機構30側)へ移動させることがで
きるように構成されている。そして、ポリ管ホルダ50
に保持されたポリ管Pを嵌合させて電線Dへ繰り出す場
合には、まず(B)に示すように、作業台Sに搭乗した
作業者Mがポリ管把持具Hを用いて一本のポリ管Pを持
ち上げ、接続部側ツバ部P6a,P6bを両繰出用ロー
ラ31a,31b間に挟持させる。
【0026】次いで、(C)に示すようにポリ管繰出機
構30を駆動して両繰出用ローラ31a,31bを回転
させ、ポリ管Pを上方に移動させる。そして、図5
(D)に示すように他のポリ管Pの上方までポリ管Pを
移動させた後は、ポリ管ホルダ50を回転させて、上方
への繰り出しを行ったポリ管(第一防護管)P′の下方
に他のポリ管(第二防護管)Pを移動させる。
【0027】その後、(E)に示すように両繰出用ロー
ラ31a,31bを逆転させてポリ管P′を下方に移動
させ、ポリ管ホルダ50に保持されているポリ管Pと嵌
合させる。そして、(F)で示すように再度両繰出用ロ
ーラ31a,31bを回転させればポリ管P′がポリ管
Pと嵌合した状態でポリ管ガイド部材20へ繰り出すこ
とができる。繰り出されたポリ管Pは、ポリ管ガイド部
材20および電線取付部材10により電線Dの外周に挿
入されて電線Dを防護する。以下、(D)〜(F)の動
作を繰り返すことにより、図13(A)に示すようにポ
リ管Pにおける嵌合溝P5において、ポリ管P′の嵌合
突起P3′を挿入嵌合させて、各ポリ管Pの連結を行う
ことができる。
【0028】次に、開口拡張装置40を用いて、嵌合さ
れたポリ管P′,Pの嵌合の解除を行う場合について図
6から図11を加えて説明する。開口拡張装置40は、
L字状に形成された一対の爪部材41a,41bからな
る開口爪41を有して構成されている。両爪部材41
a,41bは、ツバ部P4が通過可能な間隔を有し、ヒ
ンジ43a,43bを支点として左右方向に揺動自在に
枢支されている。そして、前記のようにポリ管P′,P
の嵌合を行う場合には、図7において鎖線で示すように
左右に開いた状態で保持させ、爪部材41a,41bや
ローラ42a,42b等が嵌合されるポリ管Pに当接し
ないようにする。
【0029】嵌合されたポリ管P′,Pの解除を行う場
合には、まず、図7に示すように開口爪41を鎖線で示
す開状態から実線で示す閉状態(解除状態)まで揺動さ
せる。そして、作業者Mが電線Dに取り付けられている
ポリ管Pをポリ管把持具Hを用いて、電線取付部材10
からポリ管ガイド部材20を通した後、ポリ管駆動機構
30まで移動させる。その後、ポリ管Pの本体側ツバ部
P4を両繰出用ローラ31a,31bに挟持させ、駆動
用ローラ31を逆転させて図7に示すように両開口爪ロ
ーラ42a,42bおよび、両爪部材41a,41bの
間に位置させる。なお、ポリ管P′,Pの嵌合の解除を
行う場合には、図1において鎖線で示すようにポリ管ホ
ルダ50は開口拡張装置40から取り外しておく。
【0030】このように本体側ツバ部P4を両開口爪ロ
ーラ42a,42bおよび、両爪部材41a,41bに
よって挟持した状態で、駆動用ローラ31を逆転させる
と、図8(A)および図10に示すように、接続部側ツ
バ部P6が両開口爪ローラ42a,42b間に位置し
て、開口爪41を左右に押し開く。その後、さらに駆動
用ローラ31の逆転駆動を行うと、(B)に示すよう
に、ポリ管Pに嵌合されたポリ管P′の本体側ツバ部P
4′が開口拡張装置40に挟持される。
【0031】そして、下側のポリ管Pの接続部P2が開
口爪41の下方まで移動したら駆動用ローラ31の逆転
駆動(引取駆動)を停止させる。その後、駆動用ローラ
31を正転駆動(繰出駆動)させることにより、図9お
よび図11に示すように開口爪41によって上側のポリ
管P′の本体側ツバ部P4′を挟持するとともに、下側
のポリ管Pの接続部側ツバ部P6a,P6bを押し開
く。
【0032】このようにして下側のポリ管Pの接続部側
ツバ部P6a,P6bを押し開いた後は、ポリ管繰出機
構30の繰出作動を行って、上側のポリ管P′を上方に
移動させる。ここで、下側のポリ管Pの接続部側ツバ部
P6a,P6bを押し開いただけでは上側のポリ管P′
と下側のポリ管Pとの嵌合は完全に解除されてはいない
ため、上側のポリ管P′を上方に移動させると下側のポ
リ管Pも上方に移動しようとする。
【0033】しかしながら、開口爪41の爪部材41
a,41bは、上端部に外側に向かって水平に伸びるス
トッパ部41e,41fが形成されている。このため、
爪部材41a,41bの外側に位置する接続部側ツバ部
P6a,P6bの上端面P7がストッパ部41e,41
fに当接し、下側のポリ管Pの上方への移動が規制され
る(開口拡張装置40に保持される)。これにより、上
側のポリ管P′のみが上方へ移動して上側のポリ管P′
と下側のポリ管Pとの嵌合が完全に解除されるため、下
側のポリ管Pと上側のポリ管P′との連結を解除させる
ことができる。
【0034】このようにポリ管P′,Pの嵌合を解除さ
せると、下側のポリ管Pは自重により落下するが、爪部
材41a,41bには爪部ローラ41c,41dが配設
されているため、開口爪41によって接続部側ツバ部P
6a,P6bが押し広げられた状態であっても下側のポ
リ管Pはスムーズに落下する。
【0035】なお、上記実施形態においては、ポリ管駆
動機構30を一対の繰出用ローラ31a,31bを有し
て構成した場合について説明したが、本発明はこれに限
られるものではなく、ポリ管Pを繰出方向(上方)およ
び繰出方向と逆方向の引取方向(下方)に移動させるこ
とができればよい。
【0036】また、防護管保持手段も上記のように開口
拡張装置40とポリ管ホルダ50とによって構成する必
要はなく、その構成も上記の構成に限られるものではな
い。すなわち、ポリ管Pの嵌合を行うために先のポリ管
(第一防護管)P′を戻したとき(後のポリ管Pの方に
押したとき)に後のポリ管(第二防護管)Pが動かない
ようになっていればよく、また、ポリ管Pの嵌合の解除
を行うために先のポリ管(第1防護管)Pを引っ張った
ときに後のポリ管(第二防護管)Pが動かないようにな
っていればよい。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明の防護管挿入・撤
去装置は、防護管の電線への挿入・撤去を行うために第
一防護管と第二防護管とを嵌合させたりその嵌合を解除
させたりするために、防護管駆動手段によって第二防護
管に対して第一防護管を押したり引っ張ったりするわけ
であるが、このときに第二防護管が動かないように防護
管保持手段に保持させる。これにより、防護管の繰出・
引取を行う防護管駆動手段が一台でよく、この防護管駆
動手段を用いて防護管の嵌合およびこの嵌合の解除を行
うため、防護管挿入・撤去装置を簡単に、且つ、安価に
製作することができる。また、装置の軽量化を図ること
ができるため、従来のサブブームを有する高所作業車に
も簡単に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防護管挿入・撤去装置の側面図で
ある。
【図2】上記防護管挿入・撤去装置が取り付けられた高
所作業車の側面図である。
【図3】上記防護管挿入・撤去装置における電線取付部
材および防護管ガイド部材の斜視図である。
【図4】上記防護管挿入・撤去装置における嵌合作動時
の防護管駆動機構および防護管保持装置を模式化した正
面図である。
【図5】上記防護管挿入・撤去装置における嵌合作動時
の防護管駆動機構および防護管保持装置を模式化した正
面図である。
【図6】上記防護管挿入・撤去装置における開口拡張装
置および防護管保持装置の側面図である。
【図7】上記開口拡張装置および防護管保持装置の図6
におけるVII矢視図である。
【図8】上記防護管挿入・撤去装置における解除作動時
の開口拡張装置を示す正面図である。
【図9】上記開口拡張装置の部分拡大図である。
【図10】上記開口拡張装置の図8(A)におけるX断
面図である。
【図11】上記開口拡張装置の図9におけるXI−XI断面
図である。
【図12】ポリ管の正面図および側面図である。
【図13】このポリ管の図12におけるXIII−XIII断面
図である。
【図14】上記ポリ管の図12におけるXIV−XIV断面図
である。
【図15】従来のポリ管挿入装置の側面図である。
【符号の説明】
1 ポリ管挿入・撤去装置 10 電線取付部材 20 ポリ管ガイド部材 30 ポリ管駆動機構 40 開口拡張装置 50 ポリ管ホルダ D 電線 K 高所作業車 P ポリ管(防護管)
フロントページの続き (72)発明者 森 孝 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の10 株式会社アイチコーポレーション上尾工 場内 (72)発明者 横山 圭一 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の10 株式会社アイチコーポレーション上尾工 場内 (72)発明者 渡辺 文雄 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の10 株式会社アイチコーポレーション上尾工 場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一端に雄嵌合部もしくは雌嵌
    合部が形成された第一防護管と、少なくとも一端に前記
    第一防護管の雌嵌合部もしくは雄嵌合部に挿入嵌合可能
    な雄嵌合部もしくは雌嵌合部が形成された第二防護管と
    を、前記雄嵌合部を前記雌嵌合部に挿入嵌合させて連結
    した防護管の、電柱上に配設された電線の外周への挿入
    および撤去を行う防護管挿入・撤去装置であって、 前記電線に取り付けられる電線取付部材と、 一端が前記電線取付部材に繋がり、弾性可撓性を有した
    絶縁材によって形成された防護管ガイド部材と、 この防護管ガイド部材の他端が繋がり、前記防護管の前
    記防護管ガイド部材への繰り出しおよび前記防護管ガイ
    ド部材からの引き取りを行う防護管駆動手段と、 この防護管駆動手段により前記防護管ガイド部材へ繰り
    出し、引き取りが可能となった状態の前記第一防護管の
    雄嵌合部もしくは雌嵌合部を、前記第二防護管の雌嵌合
    部もしくは雄嵌合部と対向させて前記第二防護管を保持
    する防護管保持手段とからなり、 この防護管保持手段に前記第二防護管を保持させた状態
    で、前記防護管駆動手段によって前記第一防護管の引き
    取り作動を行うことにより前記防護管における雄嵌合部
    と雌嵌合部との挿入嵌合を行い、前記第一防護管の繰り
    出し作動を行うことにより前記防護管の嵌合の解除を行
    うことを特徴とする防護管挿入・撤去装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220017169A (ko) * 2020-08-04 2022-02-11 한국전력공사 방호관 간접활선 설치장치

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JP3389450B2 (ja) 2003-03-24

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