JP2000228809A - 多導体架空送電線に対する送電線用スペーサ取付け装置の取付け方法 - Google Patents
多導体架空送電線に対する送電線用スペーサ取付け装置の取付け方法Info
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- JP2000228809A JP2000228809A JP2995799A JP2995799A JP2000228809A JP 2000228809 A JP2000228809 A JP 2000228809A JP 2995799 A JP2995799 A JP 2995799A JP 2995799 A JP2995799 A JP 2995799A JP 2000228809 A JP2000228809 A JP 2000228809A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 搬機を多導体架空送電線に取付ける際に、導
体の相互間隔を広げる作業を従来よりも安全に行えるよ
うにする。 【解決手段】 送電線用スペーサ取付け装置14を、宙
乗機27と、送電線用スペーサ2を搬送する搬機17と
で構成する。最初に宙乗機27を吊り上げて多導体架空
送電線1に取付ける。この宙乗機27上で導体間隔拡大
機構37を用いて多導体架空送電線1の少なくとも上側
の導体1A,1Bの間隔を搬機27が通れる間隔まで広
げる。かかる状態で、搬機27を多導体架空送電線1の
中に入れて、搬機27の各ローラ20を多導体架空送電
線1の各導体1A〜1Dの上に載せる。
体の相互間隔を広げる作業を従来よりも安全に行えるよ
うにする。 【解決手段】 送電線用スペーサ取付け装置14を、宙
乗機27と、送電線用スペーサ2を搬送する搬機17と
で構成する。最初に宙乗機27を吊り上げて多導体架空
送電線1に取付ける。この宙乗機27上で導体間隔拡大
機構37を用いて多導体架空送電線1の少なくとも上側
の導体1A,1Bの間隔を搬機27が通れる間隔まで広
げる。かかる状態で、搬機27を多導体架空送電線1の
中に入れて、搬機27の各ローラ20を多導体架空送電
線1の各導体1A〜1Dの上に載せる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空中に上下に架設
されている多導体架空送電線に送電線用スペーサ取付け
装置を取付ける多導体架空送電線に対する送電線用スペ
ーサ取付け装置の取付け方法に関するものである。
されている多導体架空送電線に送電線用スペーサ取付け
装置を取付ける多導体架空送電線に対する送電線用スペ
ーサ取付け装置の取付け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄塔に支持されて空中に上下に架設され
ている多導体架空送電線には、導体間隔の保持及び導体
相互の衝突を防止することを目的として、送電線用スペ
ーサが取付けられる。
ている多導体架空送電線には、導体間隔の保持及び導体
相互の衝突を防止することを目的として、送電線用スペ
ーサが取付けられる。
【0003】図10は、上側に2条の導体1A,1Bが
配置され、下側に2条の導体1C,1Dが配置された4
導体からなる多導体架空送電線1で用いる送電線用スペ
ーサ2の一例を示したものである。
配置され、下側に2条の導体1C,1Dが配置された4
導体からなる多導体架空送電線1で用いる送電線用スペ
ーサ2の一例を示したものである。
【0004】この送電線用スペーサ2は、略四角形の枠
体3の四隅にクランプ4A〜4Dが取付けられた構造に
なっている。各クランプ4A〜4Dは、固定クランプア
ーム5に可動クランプアーム6が蝶番7で開閉自在に取
付けられ、可動クランプアーム6は蝶番7に組み込まれ
た図示しないバネにより固定クランプアーム5に対して
閉じる方向に付勢されている。蝶番7に隣接して固定ク
ランプアーム5と可動クランプアーム6との間には導体
把持部8が設けられ、また固定クランプアーム5には可
動クランプアーム6を閉じた状態で固定するクランプ固
定部材9が設けられている。
体3の四隅にクランプ4A〜4Dが取付けられた構造に
なっている。各クランプ4A〜4Dは、固定クランプア
ーム5に可動クランプアーム6が蝶番7で開閉自在に取
付けられ、可動クランプアーム6は蝶番7に組み込まれ
た図示しないバネにより固定クランプアーム5に対して
閉じる方向に付勢されている。蝶番7に隣接して固定ク
ランプアーム5と可動クランプアーム6との間には導体
把持部8が設けられ、また固定クランプアーム5には可
動クランプアーム6を閉じた状態で固定するクランプ固
定部材9が設けられている。
【0005】クランプ固定部材9は、図11(A)
(B)に示すように、固定クランプアーム5の孔10に
通されてコイルバネ11で先端が可動クランプアーム6
側に突出する方向に付勢されている。このクランプ固定
部材9の先端には、後部側がテーパ状に広がった楔状を
なすクランプ固定片9Aがピン12で枢支されていて、
図示しないバネによりこのクランプ固定片9Aが図示の
ように露出していて、押し込み力が加わると該クランプ
固定片9Aがクランプ固定部材9内に収納されるように
なっている。可動クランプアーム6には、クランプ固定
部材9を挿入する孔13があけられている。クランプ固
定片9Aは、この孔13を通るときにクランプ固定部材
9内に収納され、この孔13を図11(B)に示すよう
に通り抜けたとき外に突出してクランプ固定部材9が後
退移動できないように後端部で可動クランプアーム6側
に係止されるようになっている。
(B)に示すように、固定クランプアーム5の孔10に
通されてコイルバネ11で先端が可動クランプアーム6
側に突出する方向に付勢されている。このクランプ固定
部材9の先端には、後部側がテーパ状に広がった楔状を
なすクランプ固定片9Aがピン12で枢支されていて、
図示しないバネによりこのクランプ固定片9Aが図示の
ように露出していて、押し込み力が加わると該クランプ
固定片9Aがクランプ固定部材9内に収納されるように
なっている。可動クランプアーム6には、クランプ固定
部材9を挿入する孔13があけられている。クランプ固
定片9Aは、この孔13を通るときにクランプ固定部材
9内に収納され、この孔13を図11(B)に示すよう
に通り抜けたとき外に突出してクランプ固定部材9が後
退移動できないように後端部で可動クランプアーム6側
に係止されるようになっている。
【0006】図12は、この送電線用スペーサ2を4導
体からなる多導体架空送電線1に取付ける従来の送電線
用スペーサ取付け装置14の構成を示したものである。
体からなる多導体架空送電線1に取付ける従来の送電線
用スペーサ取付け装置14の構成を示したものである。
【0007】この送電線用スペーサ取付け装置14は、
上部に存在する駆動輪15が上側の導体1A,1B上に
乗って自走する牽引装置16と、この牽引装置16の後
部に連結されて複数の送電線用スペーサ2を搬送する搬
機17とで構成されている。
上部に存在する駆動輪15が上側の導体1A,1B上に
乗って自走する牽引装置16と、この牽引装置16の後
部に連結されて複数の送電線用スペーサ2を搬送する搬
機17とで構成されている。
【0008】搬機17は、図13(A)〜(C)に示す
ように、四角形の枠体18と、この枠体18の四隅から
後方に延びたスペーサ載置部19とを備えている。スペ
ーサ載置部19は、長手方向に間隔を開けて取付けられ
た複数個のローラ20と、送電線用スペーサ2のクラン
プ4A〜4Dを開いた状態にしておくためのクランプ開
きガイド板21と、開いたクランプ4A〜4D内に位置
してこれらクランプ4A〜4Dを支持するH型のクラン
プ支持板22とから構成されている。
ように、四角形の枠体18と、この枠体18の四隅から
後方に延びたスペーサ載置部19とを備えている。スペ
ーサ載置部19は、長手方向に間隔を開けて取付けられ
た複数個のローラ20と、送電線用スペーサ2のクラン
プ4A〜4Dを開いた状態にしておくためのクランプ開
きガイド板21と、開いたクランプ4A〜4D内に位置
してこれらクランプ4A〜4Dを支持するH型のクラン
プ支持板22とから構成されている。
【0009】このような搬機17には、図14に示すよ
うな状態で送電線用スペーサ2が支持されている。この
状態では、クランプ4A〜4Dはクランプ開きガイド板
21により固定クランプアーム5から可動クランプアー
ム6が離れた状態に仮保持されている。
うな状態で送電線用スペーサ2が支持されている。この
状態では、クランプ4A〜4Dはクランプ開きガイド板
21により固定クランプアーム5から可動クランプアー
ム6が離れた状態に仮保持されている。
【0010】このような状態で、複数(好ましくは、1
径間に取付けられる数)の送電線用スペーサ2が搬機1
7に図12に示すように隣接相互間を密着させて支持さ
れている。
径間に取付けられる数)の送電線用スペーサ2が搬機1
7に図12に示すように隣接相互間を密着させて支持さ
れている。
【0011】また、送電線用スペーサ取付け装置14に
は、搬機17上の送電線用スペーサ2を1個ずつ押し出
すスペーサ押出し装置23が設けられている。更に、送
電線用スペーサ取付け装置14には、支持フレーム24
を介して搬機17の後ろ側に位置させて、上側のクラン
プ4A,4Bを締め付ける2個のクランプ閉じ機構25
A,25Bと、下側のクランプ4C,4Dを締め付ける
2個のクランプ閉じ機構25C,25Dとが支持フレー
ム24の長手方向に位置をずらして設けられている。こ
れらクランプ閉じ機構25A〜25Dの後方には、支持
フレーム24に上側の2本の導体1A,1Bに乗る補助
輪26A,26Bと、下側の2本の導体1C,1Dに乗
る補助輪26C,26Dとが支持フレーム24に支持さ
れて設けられている。
は、搬機17上の送電線用スペーサ2を1個ずつ押し出
すスペーサ押出し装置23が設けられている。更に、送
電線用スペーサ取付け装置14には、支持フレーム24
を介して搬機17の後ろ側に位置させて、上側のクラン
プ4A,4Bを締め付ける2個のクランプ閉じ機構25
A,25Bと、下側のクランプ4C,4Dを締め付ける
2個のクランプ閉じ機構25C,25Dとが支持フレー
ム24の長手方向に位置をずらして設けられている。こ
れらクランプ閉じ機構25A〜25Dの後方には、支持
フレーム24に上側の2本の導体1A,1Bに乗る補助
輪26A,26Bと、下側の2本の導体1C,1Dに乗
る補助輪26C,26Dとが支持フレーム24に支持さ
れて設けられている。
【0012】このような送電線用スペーサ取付け装置1
4では、先に牽引装置16をクレーン等で吊り上げて少
なくとも上部に存在する駆動輪15が上側の導体1A,
1B上に乗って自走するようにセットする。次に、牽引
装置16の後ろ側で上側の導体1A,1Bの相互間隔を
導体間隔拡大機構で広げた状態で、複数の送電線用スペ
ーサ2を支持した搬機17を上側の導体1A,1Bより
上に吊り上げてから牽引装置16の後ろ側で上側の導体
1A,1Bの間から吊り下ろして、該搬機17の下側の
ローラ20を下側の導体1C,1Dの上に乗せ、しかる
後に導体間隔拡大機構を縮めて上側の導体1A,1Bの
間隔を元の間隔に戻し、上側の導体1A,1Bの上に上
側のローラ20を乗せる。次に、牽引装置16の後部に
搬機17を連結する。
4では、先に牽引装置16をクレーン等で吊り上げて少
なくとも上部に存在する駆動輪15が上側の導体1A,
1B上に乗って自走するようにセットする。次に、牽引
装置16の後ろ側で上側の導体1A,1Bの相互間隔を
導体間隔拡大機構で広げた状態で、複数の送電線用スペ
ーサ2を支持した搬機17を上側の導体1A,1Bより
上に吊り上げてから牽引装置16の後ろ側で上側の導体
1A,1Bの間から吊り下ろして、該搬機17の下側の
ローラ20を下側の導体1C,1Dの上に乗せ、しかる
後に導体間隔拡大機構を縮めて上側の導体1A,1Bの
間隔を元の間隔に戻し、上側の導体1A,1Bの上に上
側のローラ20を乗せる。次に、牽引装置16の後部に
搬機17を連結する。
【0013】かかる状態で、送電線用スペーサ取付け装
置14の牽引装置16で搬機17を牽引させながら、該
牽引装置16をプログラム制御により走行させて、所定
の距離走行させたなら一時停止させる。この一時停止状
態で、スペーサ押出し装置23で搬機17上の各送電線
用スペーサ2を全体的に後方に押して1つの送電線用ス
ペーサ2を搬機17から離脱させる。かくすると、クラ
ンプ開きガイド板21が作用しなくなるので、各クラン
プ4A〜4Dの導体把持部8内に、対応する導体A1〜
1Dが入り込み、軽く閉じた状態になる。次に、上側の
クランプ4A,4Bをクランプ閉じ機構25A,25B
て挟持してクランプ固定部材9の先端を前述した図11
(B)に示すように可動クランプアーム6の孔13に押
し込んでクランプ固定片9Aで可動クランプアーム6が
開かないようにロックする。次に、下側のクランプ4
C,4Dをクランプ閉じ機構25C,25Dて挟持して
クランプ固定部材9の先端を同様に可動クランプアーム
6の孔13に押し込んでクランプ固定片9Aで可動クラ
ンプアーム6が開かないようにロックする。各クランプ
4A〜4Dのロックが終了したら牽引装置16を所定の
距離走行させ同様の動作を繰り返して送電線用スペーサ
2を多導体架空送電線1に順次取付ける。
置14の牽引装置16で搬機17を牽引させながら、該
牽引装置16をプログラム制御により走行させて、所定
の距離走行させたなら一時停止させる。この一時停止状
態で、スペーサ押出し装置23で搬機17上の各送電線
用スペーサ2を全体的に後方に押して1つの送電線用ス
ペーサ2を搬機17から離脱させる。かくすると、クラ
ンプ開きガイド板21が作用しなくなるので、各クラン
プ4A〜4Dの導体把持部8内に、対応する導体A1〜
1Dが入り込み、軽く閉じた状態になる。次に、上側の
クランプ4A,4Bをクランプ閉じ機構25A,25B
て挟持してクランプ固定部材9の先端を前述した図11
(B)に示すように可動クランプアーム6の孔13に押
し込んでクランプ固定片9Aで可動クランプアーム6が
開かないようにロックする。次に、下側のクランプ4
C,4Dをクランプ閉じ機構25C,25Dて挟持して
クランプ固定部材9の先端を同様に可動クランプアーム
6の孔13に押し込んでクランプ固定片9Aで可動クラ
ンプアーム6が開かないようにロックする。各クランプ
4A〜4Dのロックが終了したら牽引装置16を所定の
距離走行させ同様の動作を繰り返して送電線用スペーサ
2を多導体架空送電線1に順次取付ける。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き従来の多導体架空送電線に対する送電線用スペーサ
取付け装置では、搬機17を多導体架空送電線1に取付
ける際に、上側の導体1A,1Bの相互間隔を導体間隔
拡大機構で広げる作業が、作業員による空中での作業と
なるため、作業時の危険性が非常に大きくなる問題点が
あった。
如き従来の多導体架空送電線に対する送電線用スペーサ
取付け装置では、搬機17を多導体架空送電線1に取付
ける際に、上側の導体1A,1Bの相互間隔を導体間隔
拡大機構で広げる作業が、作業員による空中での作業と
なるため、作業時の危険性が非常に大きくなる問題点が
あった。
【0015】本発明の目的は、搬機を多導体架空送電線
に取付ける際に、導体の相互間隔を広げる作業を従来よ
りも安全に行うことができる多導体架空送電線に対する
送電線用スペーサ取付け装置の取付け方法を提供するこ
とにある。
に取付ける際に、導体の相互間隔を広げる作業を従来よ
りも安全に行うことができる多導体架空送電線に対する
送電線用スペーサ取付け装置の取付け方法を提供するこ
とにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、空中に上下に
架設されている多導体架空送電線に送電線用スペーサ取
付け装置を取付ける多導体架空送電線に対する送電線用
スペーサ取付け装置の取付け方法を改良の対象にしてい
る。
架設されている多導体架空送電線に送電線用スペーサ取
付け装置を取付ける多導体架空送電線に対する送電線用
スペーサ取付け装置の取付け方法を改良の対象にしてい
る。
【0017】本発明では、送電線用スペーサ取付け装置
を宙乗機と送電線用スペーサを搬送する搬機とで構成す
る。
を宙乗機と送電線用スペーサを搬送する搬機とで構成す
る。
【0018】最初に、宙乗機を吊り上げて多導体架空送
電線に取付ける。
電線に取付ける。
【0019】この宙乗機上で、導体間隔拡大機構を用い
て該導体間隔拡大機構を拡大することにより多導体架空
送電線の少なくとも上側の導体間隔を搬機が通れる間隔
まで広げる。
て該導体間隔拡大機構を拡大することにより多導体架空
送電線の少なくとも上側の導体間隔を搬機が通れる間隔
まで広げる。
【0020】かかる状態で、前記搬機を前記多導体架空
送電線の中に入れて該搬機の各ローラを前記多導体架空
送電線の各導体の上に載せる。
送電線の中に入れて該搬機の各ローラを前記多導体架空
送電線の各導体の上に載せる。
【0021】このように宙乗機を用いると、導体間隔拡
大機構を用いて多導体架空送電線の導体間隔を搬機が通
れる間隔まで広げる作業を、該宙乗機上に作業員を乗せ
て行うことができる。このため、導体間隔拡大機構を用
いて多導体架空送電線の導体間隔を搬機が通れる間隔ま
で広げる作業を、従来よりも安全に行うことができる。
大機構を用いて多導体架空送電線の導体間隔を搬機が通
れる間隔まで広げる作業を、該宙乗機上に作業員を乗せ
て行うことができる。このため、導体間隔拡大機構を用
いて多導体架空送電線の導体間隔を搬機が通れる間隔ま
で広げる作業を、従来よりも安全に行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る多導体架空送
電線に対する送電線用スペーサ取付け装置の取付け方法
による実施の形態の一例を図1(A)(B)〜図9
(A)〜(C)を参照して詳細に説明する。
電線に対する送電線用スペーサ取付け装置の取付け方法
による実施の形態の一例を図1(A)(B)〜図9
(A)〜(C)を参照して詳細に説明する。
【0023】本例では、図1(A)(B)に示すように
送電線用スペーサ取付け装置14を、宙乗機27と送電
線用スペーサ2を搬送する搬機17とで構成する。
送電線用スペーサ取付け装置14を、宙乗機27と送電
線用スペーサ2を搬送する搬機17とで構成する。
【0024】宙乗機27は、機体フレーム28に、多導
体架空送電線1の各導体1A〜1Dに乗るローラ29A
〜29Dと、進行方向の前側で下側の導体1C,1Dを
挟持して回転するそれぞれ対になった駆動輪30A,3
0Bとを備えた構造になっている。
体架空送電線1の各導体1A〜1Dに乗るローラ29A
〜29Dと、進行方向の前側で下側の導体1C,1Dを
挟持して回転するそれぞれ対になった駆動輪30A,3
0Bとを備えた構造になっている。
【0025】機体フレーム28は、ベース部28Aの左
右に、その前後方向の部分をカバーする長さを有する横
フレーム部28B,28Cが、その下端を左右方向に回
転自在に連結して構成されている。ベース部28Aには
図示しないが、作業員を乗せる板等が取付けられてい
る。横フレーム部28B,28Cの対向側の前後には、
導体1A〜1Dに対応するようにして水平向きで回転軸
31A〜31Dが片持ち支持されている。これら回転軸
31A〜31Dの外周には、対応するローラ29A〜2
9Dが回転自在に支持されている。各ローラ29A〜2
9Dは、図2に示すように、外周にV溝やU溝が設けら
れた溝付きローラとなっていて、回転軸31A〜31D
上で所要の範囲内で水平移動できるようになっており、
その移動範囲が対のストッパー32A〜32Dで規制さ
れている。左右で対向する回転軸31Aと31B及び回
転軸31Cと31Dとの先端間は、図2に示すように連
結軸33A,33Bにより継手34A,34Bを介して
連結されている。継手34A,34Bは、図3に示すよ
うに、連結軸33A,33Bとこれに対向する回転軸3
1A〜31Dのうちの、一方の先端に径方向に横切る平
型雄部35Aを設け、他方の先端に径方向に横切って先
端面と周面とに開口させたスリットよりなる平型雌部3
5Bを設け、これら平型雄部35Aと平型雌部35Bと
を径方向から嵌め合わせ、双方の貫通孔35C,35D
を合致させた状態で、これら貫通孔35C,35Dに連
結ピン35Eを通して連結する構造になっている。
右に、その前後方向の部分をカバーする長さを有する横
フレーム部28B,28Cが、その下端を左右方向に回
転自在に連結して構成されている。ベース部28Aには
図示しないが、作業員を乗せる板等が取付けられてい
る。横フレーム部28B,28Cの対向側の前後には、
導体1A〜1Dに対応するようにして水平向きで回転軸
31A〜31Dが片持ち支持されている。これら回転軸
31A〜31Dの外周には、対応するローラ29A〜2
9Dが回転自在に支持されている。各ローラ29A〜2
9Dは、図2に示すように、外周にV溝やU溝が設けら
れた溝付きローラとなっていて、回転軸31A〜31D
上で所要の範囲内で水平移動できるようになっており、
その移動範囲が対のストッパー32A〜32Dで規制さ
れている。左右で対向する回転軸31Aと31B及び回
転軸31Cと31Dとの先端間は、図2に示すように連
結軸33A,33Bにより継手34A,34Bを介して
連結されている。継手34A,34Bは、図3に示すよ
うに、連結軸33A,33Bとこれに対向する回転軸3
1A〜31Dのうちの、一方の先端に径方向に横切る平
型雄部35Aを設け、他方の先端に径方向に横切って先
端面と周面とに開口させたスリットよりなる平型雌部3
5Bを設け、これら平型雄部35Aと平型雌部35Bと
を径方向から嵌め合わせ、双方の貫通孔35C,35D
を合致させた状態で、これら貫通孔35C,35Dに連
結ピン35Eを通して連結する構造になっている。
【0026】対になった駆動輪30A,30Bは、左右
の横フレーム部28B,28Cの進行方向の前部に支持
体36A,36Bにより取付けられている。このような
駆動輪30A,30Bは、多導体架空送電線1に宙乗機
27を取付ける段階では、図1(B)に示すように導体
1C,1Dから左右方向の外側に逃がせるようになって
いる。
の横フレーム部28B,28Cの進行方向の前部に支持
体36A,36Bにより取付けられている。このような
駆動輪30A,30Bは、多導体架空送電線1に宙乗機
27を取付ける段階では、図1(B)に示すように導体
1C,1Dから左右方向の外側に逃がせるようになって
いる。
【0027】搬機17の構成は、前述した図13(A)
〜(C)と同様である。
〜(C)と同様である。
【0028】宙乗機27には、多導体架空送電線1の上
側の導体1A,1Bの間隔を搬機17が通れる間隔まで
広げる4つの導体間隔拡大機構37が搭載されている。
この導体間隔拡大機構37は、図4(A)(B)に示す
ように、内部を貫通する貫通孔の内周の両端に逆ネジ孔
が設けられている回転筒体38と、この回転筒体38の
両端に螺合された伸縮アーム39A,39Bと、これら
伸縮移動アーム39A,39Bの先端に設けられた当接
部材40A,40Bとで、回転筒体38を正逆回転させ
ることによりターンバックルと同様に全長が伸縮するよ
うになっている。
側の導体1A,1Bの間隔を搬機17が通れる間隔まで
広げる4つの導体間隔拡大機構37が搭載されている。
この導体間隔拡大機構37は、図4(A)(B)に示す
ように、内部を貫通する貫通孔の内周の両端に逆ネジ孔
が設けられている回転筒体38と、この回転筒体38の
両端に螺合された伸縮アーム39A,39Bと、これら
伸縮移動アーム39A,39Bの先端に設けられた当接
部材40A,40Bとで、回転筒体38を正逆回転させ
ることによりターンバックルと同様に全長が伸縮するよ
うになっている。
【0029】次に、このような宙乗機27と搬機17と
からなる送電線用スペーサ取付け装置14を、多導体架
空送電線1に取付ける取付け方法について図面を参照し
つつ説明する。
からなる送電線用スペーサ取付け装置14を、多導体架
空送電線1に取付ける取付け方法について図面を参照し
つつ説明する。
【0030】この送電線用スペーサ取付け装置14で
は、宙乗機27を先に多導体架空送電線1に取付ける。
この作業は、多導体架空送電線1を支持する図示しない
鉄塔の近くで行う。即ち、この作業は宙乗機27をクレ
ーン等で吊り上げて、図5(A)〜(C)の手順で行
う。即ち、宙乗機27は、図2に示す連結軸33A,3
3Bを両側の回転軸31Aと31Bとの間、回転軸31
Cと31Dとの間から外しておいて、左右の横フレーム
部28B,28Cを図5(A)に示すように互いに外側
に開いた状態にして、多導体架空送電線1をこれら横フ
レーム部28B,28Cの間に入れるようにして上昇さ
せる。各ローラ29A〜29Dが対応する導体1A〜1
Dより上に位置する状態になった時、図5(B)に示す
ように横フレーム部28B,28Cを矢印で示すように
閉じ、導体1A〜1Dの上に各ローラ29A〜29Dを
乗せる。かかる状態になったならば、図2に示すように
両側の回転軸31Aと31Bとの間、回転軸31Cと3
1Dとの間を連結軸33A,33Bで連結する。
は、宙乗機27を先に多導体架空送電線1に取付ける。
この作業は、多導体架空送電線1を支持する図示しない
鉄塔の近くで行う。即ち、この作業は宙乗機27をクレ
ーン等で吊り上げて、図5(A)〜(C)の手順で行
う。即ち、宙乗機27は、図2に示す連結軸33A,3
3Bを両側の回転軸31Aと31Bとの間、回転軸31
Cと31Dとの間から外しておいて、左右の横フレーム
部28B,28Cを図5(A)に示すように互いに外側
に開いた状態にして、多導体架空送電線1をこれら横フ
レーム部28B,28Cの間に入れるようにして上昇さ
せる。各ローラ29A〜29Dが対応する導体1A〜1
Dより上に位置する状態になった時、図5(B)に示す
ように横フレーム部28B,28Cを矢印で示すように
閉じ、導体1A〜1Dの上に各ローラ29A〜29Dを
乗せる。かかる状態になったならば、図2に示すように
両側の回転軸31Aと31Bとの間、回転軸31Cと3
1Dとの間を連結軸33A,33Bで連結する。
【0031】この時点での宙乗機27の状態を図6
(A)(B)に示す。即ち、この時点では、多導体架空
送電線1の上側の導体1A,1Bの相互間隔と下側の導
体1C,1Dの相互間隔は架設された状態での間隔とな
っている。一方、駆動輪30A,30Bは、図示のよう
に導体1C,1Dから左右方向の外側に逃がしておく。
(A)(B)に示す。即ち、この時点では、多導体架空
送電線1の上側の導体1A,1Bの相互間隔と下側の導
体1C,1Dの相互間隔は架設された状態での間隔とな
っている。一方、駆動輪30A,30Bは、図示のよう
に導体1C,1Dから左右方向の外側に逃がしておく。
【0032】かかる状態で、宙乗機27上に乗った作業
員によって、図4(A)(B)に示す導体間隔拡大機構
37を用いて宙乗機27上の進行方向の前後側で該導体
間隔拡大機構37を拡大することにより、多導体架空送
電線1の導体1A,1Bの間隔と導体1C,1Dの間隔
を、対応する導体に伸縮移動アーム39A,39Bの先
端の当接部材40A,40Bをあてがって、図7(A)
(B)に示すように搬機17が通れる間隔に拡大する。
このとき各導体1A〜1Dに溝が嵌まっている各ローラ
29A〜29Dも、上側と下側とでローラ29Aと29
Bの間及びローラ29Cと29Dの間の相互間隔が一緒
に広げられる。
員によって、図4(A)(B)に示す導体間隔拡大機構
37を用いて宙乗機27上の進行方向の前後側で該導体
間隔拡大機構37を拡大することにより、多導体架空送
電線1の導体1A,1Bの間隔と導体1C,1Dの間隔
を、対応する導体に伸縮移動アーム39A,39Bの先
端の当接部材40A,40Bをあてがって、図7(A)
(B)に示すように搬機17が通れる間隔に拡大する。
このとき各導体1A〜1Dに溝が嵌まっている各ローラ
29A〜29Dも、上側と下側とでローラ29Aと29
Bの間及びローラ29Cと29Dの間の相互間隔が一緒
に広げられる。
【0033】この状態になったならば、図8(A)
(B)に示すように複数の送電線用スペーサ2を後部に
搭載した搬機17を、導体1C,1Dの間と導体1A,
1Bの間の下方から上方に吊り上げて、各ローラ20が
対応する導体1A〜1Dより上に位置する状態になった
時に、吊り上げを停止する。
(B)に示すように複数の送電線用スペーサ2を後部に
搭載した搬機17を、導体1C,1Dの間と導体1A,
1Bの間の下方から上方に吊り上げて、各ローラ20が
対応する導体1A〜1Dより上に位置する状態になった
時に、吊り上げを停止する。
【0034】しかる後、図9(A)に示すように各導体
間隔拡大機構37を縮小しつつ、導体1A,1Bの間隔
と導体1C,1Dの間隔を狭める。導体間隔拡大機構3
7は下側のものから先に最短の状態にし、これに伴って
導体1C,1Dの間隔を元の状態に狭める。導体1A,
1Bの間隔と導体1C,1Dの間隔を狭めるにつれて、
搬機17を下降させる。図9(C)に示すように、上側
の導体間隔拡大機構37を最短の状態にし、これに伴っ
て導体1A,1Bの間隔を元の状態に狭める。この状態
では、送電線用スペーサ2の開いたクランプ4A〜4D
の下に対応する導体1A〜1Dが存在する状態になる。
間隔拡大機構37を縮小しつつ、導体1A,1Bの間隔
と導体1C,1Dの間隔を狭める。導体間隔拡大機構3
7は下側のものから先に最短の状態にし、これに伴って
導体1C,1Dの間隔を元の状態に狭める。導体1A,
1Bの間隔と導体1C,1Dの間隔を狭めるにつれて、
搬機17を下降させる。図9(C)に示すように、上側
の導体間隔拡大機構37を最短の状態にし、これに伴っ
て導体1A,1Bの間隔を元の状態に狭める。この状態
では、送電線用スペーサ2の開いたクランプ4A〜4D
の下に対応する導体1A〜1Dが存在する状態になる。
【0035】最後に、搬機17の前部の枠体18を宙乗
機27の後部の機体フレーム28に、図示しない連結手
段で連結する。
機27の後部の機体フレーム28に、図示しない連結手
段で連結する。
【0036】かかる状態になったならば、前述したよう
にして送電線用スペーサ2を所定間隔で多導体架空送電
線1に取付ける作業に入る。
にして送電線用スペーサ2を所定間隔で多導体架空送電
線1に取付ける作業に入る。
【0037】この場合、宙乗機27にスペーサ押出し装
置23やクランプ閉じ機構25A〜25D等を図12に
示したと同様に取付けておけば、前述したと同様にして
送電線用スペーサ2の取付けを自動的に行うことができ
る。また、送電線用スペーサ2の取付けは、宙乗機27
に乗った作業員が操作棒等を用いた手動操作により行う
こともできる。
置23やクランプ閉じ機構25A〜25D等を図12に
示したと同様に取付けておけば、前述したと同様にして
送電線用スペーサ2の取付けを自動的に行うことができ
る。また、送電線用スペーサ2の取付けは、宙乗機27
に乗った作業員が操作棒等を用いた手動操作により行う
こともできる。
【0038】上記例では、多導体架空送電線1の上と下
の各側の導体1A,1Bと導体1C,1Dの相互間隔を
共に広げておいて、搬機17を導体1C,1Dの間と導
体1A,1Bの間の下方から上方に吊り上げる例につい
て示したが、多導体架空送電線1は上側の導体1A,1
Bの相互間隔のみを導体間隔拡大機構37で広げておい
て、搬機17を上方から導体1A,1Bの間に吊り降ろ
してもよい。
の各側の導体1A,1Bと導体1C,1Dの相互間隔を
共に広げておいて、搬機17を導体1C,1Dの間と導
体1A,1Bの間の下方から上方に吊り上げる例につい
て示したが、多導体架空送電線1は上側の導体1A,1
Bの相互間隔のみを導体間隔拡大機構37で広げておい
て、搬機17を上方から導体1A,1Bの間に吊り降ろ
してもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明では、送電線用スペーサ取付け装
置を宙乗機と送電線用スペーサを搬送する搬機とで構成
し、最初に宙乗機を吊り上げて多導体架空送電線に取付
け、次にこの宙乗機上に乗った作業員が導体間隔拡大機
構を用いて多導体架空送電線の少なくとも上側の導体間
隔を搬機が通れる間隔まで広げる作業を行うので、導体
間隔を搬機が通れる間隔まで広げる作業を従来よりも安
全に行うことができる。
置を宙乗機と送電線用スペーサを搬送する搬機とで構成
し、最初に宙乗機を吊り上げて多導体架空送電線に取付
け、次にこの宙乗機上に乗った作業員が導体間隔拡大機
構を用いて多導体架空送電線の少なくとも上側の導体間
隔を搬機が通れる間隔まで広げる作業を行うので、導体
間隔を搬機が通れる間隔まで広げる作業を従来よりも安
全に行うことができる。
【図1】(A)(B)は本発明で用いる宙乗機と搬機と
からなる送電線用スペーサ取付け装置における実施の形
態の一例を示したもので、(A)は宙乗機の駆動輪が導
体を挟持している状態での送電線用スペーサ取付け装置
を示す斜視図、(B)は宙乗機の駆動輪が導体から離間
させた状態での送電線用スペーサ取付け装置を示す斜視
図である。
からなる送電線用スペーサ取付け装置における実施の形
態の一例を示したもので、(A)は宙乗機の駆動輪が導
体を挟持している状態での送電線用スペーサ取付け装置
を示す斜視図、(B)は宙乗機の駆動輪が導体から離間
させた状態での送電線用スペーサ取付け装置を示す斜視
図である。
【図2】本例で用いている宙乗機の要部正面図である。
【図3】本例で用いている宙乗機の左右の回転軸を連結
軸で連結する継手の分解斜視図である。
軸で連結する継手の分解斜視図である。
【図4】(A)(B)は本例で用いている導体間隔拡大
機構の拡大状態と縮小状態を示す斜視図である。
機構の拡大状態と縮小状態を示す斜視図である。
【図5】(A)〜(C)は本例で用いている宙乗機を多
導体架空送電線に取付ける過程を示す説明図である。
導体架空送電線に取付ける過程を示す説明図である。
【図6】(A)(B)は本例で用いている宙乗機上で導
体間隔拡大機構を用いて多導体架空送電線の水平方向の
導体間隔を広げる前の状態を示す正面図及び斜視図であ
る。
体間隔拡大機構を用いて多導体架空送電線の水平方向の
導体間隔を広げる前の状態を示す正面図及び斜視図であ
る。
【図7】(A)(B)は本例で用いている宙乗機上で導
体間隔拡大機構を用いて多導体架空送電線の水平方向の
導体間隔を広げた後の状態を示す正面図及び斜視図であ
る。
体間隔拡大機構を用いて多導体架空送電線の水平方向の
導体間隔を広げた後の状態を示す正面図及び斜視図であ
る。
【図8】(A)(B)は本例で搬機を吊り上げる工程を
示す正面図及び斜視図である。
示す正面図及び斜視図である。
【図9】(A)〜(C)は本例で搬機を吊り降ろして送
電線用スペーサの各クランプを各導体の上に供給する工
程を示す説明図である。
電線用スペーサの各クランプを各導体の上に供給する工
程を示す説明図である。
【図10】送電線用スペーサの一例を示す正面図であ
る。
る。
【図11】(A)(B)は図10に示す送電線用スペー
サで用いているクランプ固定部材による固定前の状態を
示す横断面図及び固定後の状態を示す横断面図である。
サで用いているクランプ固定部材による固定前の状態を
示す横断面図及び固定後の状態を示す横断面図である。
【図12】従来の送電線用スペーサ取付け装置の構成を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図13】(A)〜(C)は図12に示す送電線用スペ
ーサ取付け装置で用いている搬機の構成を示したもの
で、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は(A)
に示す搬機のスペーサ載置部の構成を示す拡大正面図で
ある。
ーサ取付け装置で用いている搬機の構成を示したもの
で、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は(A)
に示す搬機のスペーサ載置部の構成を示す拡大正面図で
ある。
【図14】搬機のスペーサ載置部に送電線用スペーサを
取付けた状態を示す正面図である。
取付けた状態を示す正面図である。
1A〜1D 導体 2 送電線用スペーサ 3 枠体 4A〜4D クランプ 5 固定クランプアーム 6 可動クランプアーム 7 蝶番 8 導体把持部 9 クランプ固定部材 9A クランプ固定片 10 孔 11 コイルバネ 12 ピン 13 孔 14 送電線用スペーサ取付け装置 15 駆動輪 16 牽引装置 17 搬機 18 枠体 19 スペーサ載置部 20 ローラ 21 クランプ開きガイド板 22 クランプ支持板 23 スペーサ押出し装置 24 支持フレーム 25A〜25D クランプ閉じ機構 26A〜26D 補助輪 27 搬機 28 機体フレーム 28A ベース部 28B,28C 横フレーム部 29A〜29D ローラ 30A,30B 駆動輪 31A〜31D 回転軸 32A〜32D ストッパー 33A,33B 連結軸 34A,34B 継手 35A 平型雄部 35B 平型雌部 35C,35D 貫通孔 35E 連結ピン 36A,36B 支持体 37 導体間隔拡大機構 38 回転筒体 39A,39B 伸縮アーム 40A,40B 当接部材
Claims (1)
- 【請求項1】 空中に上下に架設されている多導体架空
送電線に送電線用スペーサ取付け装置を取付ける多導体
架空送電線に対する送電線用スペーサ取付け装置の取付
け方法において、 前記送電線用スペーサ取付け装置を宙乗機と前記送電線
用スペーサを搬送する搬機とで構成し、 最初に宙乗機を吊り上げて多導体架空送電線に取付け、 この宙乗機上で導体間隔拡大機構を用いて該導体間隔拡
大機構を拡大することにより前記多導体架空送電線の少
なくとも上側の導体間隔を前記搬機が通れる間隔まで広
げ、 かかる状態で、前記搬機を前記多導体架空送電線の中に
入れて該搬機の各ローラを前記多導体架空送電線の各導
体の上に載せることを特徴とする多導体架空送電線に対
する送電線用スペーサ取付け装置の取付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2995799A JP2000228809A (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | 多導体架空送電線に対する送電線用スペーサ取付け装置の取付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2995799A JP2000228809A (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | 多導体架空送電線に対する送電線用スペーサ取付け装置の取付け方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000228809A true JP2000228809A (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=12290473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2995799A Pending JP2000228809A (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | 多導体架空送電線に対する送電線用スペーサ取付け装置の取付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000228809A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002301114A (ja) * | 2001-04-06 | 2002-10-15 | Fuji Heavy Ind Ltd | 補助駆動装置 |
JP2002301118A (ja) * | 2001-04-06 | 2002-10-15 | Fuji Heavy Ind Ltd | 補助駆動装置 |
KR100454217B1 (ko) * | 2002-05-09 | 2004-10-26 | 한전기공주식회사 | 고압 전선 보수용 스페이서 카 설치 장치 |
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CN111193220A (zh) * | 2020-01-13 | 2020-05-22 | 河北科技大学 | 四分裂间隔棒安装设备 |
CN112421476A (zh) * | 2020-10-13 | 2021-02-26 | 国网河南省电力公司宜阳县供电公司 | 一种用于高空电缆固定架的安装装置 |
JP2021078331A (ja) * | 2019-11-07 | 2021-05-20 | 株式会社電力機材サービス | 適用素導体間隔可変式2導体用アシスト宙乗機 |
CN112838516A (zh) * | 2021-01-07 | 2021-05-25 | 云南电网有限责任公司电力科学研究院 | 一种架空导线机器人带电作业装置及方法 |
CN112873170A (zh) * | 2021-01-26 | 2021-06-01 | 国网浙江省电力有限公司 | 间隔棒安装检修机器人 |
CN113928558A (zh) * | 2021-09-16 | 2022-01-14 | 上海合时无人机科技有限公司 | 一种基于无人机的自动拆装间隔棒方法 |
JP7075069B1 (ja) | 2021-05-12 | 2022-05-25 | 株式会社かんでんエンジニアリング | 架空線上運搬機 |
-
1999
- 1999-02-08 JP JP2995799A patent/JP2000228809A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN112421476A (zh) * | 2020-10-13 | 2021-02-26 | 国网河南省电力公司宜阳县供电公司 | 一种用于高空电缆固定架的安装装置 |
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JP2022174813A (ja) * | 2021-05-12 | 2022-11-25 | 株式会社かんでんエンジニアリング | 架空線上運搬機 |
CN113928558A (zh) * | 2021-09-16 | 2022-01-14 | 上海合时无人机科技有限公司 | 一种基于无人机的自动拆装间隔棒方法 |
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