JPH02241303A - 延線工法及びその装置 - Google Patents

延線工法及びその装置

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JPH02241303A
JPH02241303A JP1057812A JP5781289A JPH02241303A JP H02241303 A JPH02241303 A JP H02241303A JP 1057812 A JP1057812 A JP 1057812A JP 5781289 A JP5781289 A JP 5781289A JP H02241303 A JPH02241303 A JP H02241303A
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roller
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Isao Tsuchido
土戸 功
Masayasu Imai
今井 正康
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は架空送配電線、工事用バイパスケーブル等の
延線工法及びその装置に関するものである。
(従来の技術) 架空送配電線の延線に際しては、メツセンジャーワイヤ
ーを延線する区間の各電柱に張り渡し、この延線区間の
一端から延線すべき電線端を引き留めた先導ローラを上
記メツセンジャーワイヤーに載せ、この先導ローラ後方
のメツセンジャーワイヤーに上記電線をのせた移動金車
を順に吊架し、上記先導ローラ及び各移動金車は一定間
隔毎に連結ローブでつなぎ、上記先導ローラの先端を引
きロープにて延線方向に延線していく。この際引きロー
プは延線する電線の略延長線上に位置しており、各移動
金車はメツセンジャーワイヤー上を安定して移動する。
また連結ロープは単に先導ローラ及び各移動金車を一定
間隔でつなげたものであるが、先導ローラ以降は連結ロ
ープが各移動ローラの引きロープをも兼用する。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上記延線工法では引きロープで延線する際
、メツセンジャーワイヤーの各支持器箇所では、メツセ
ンシャーワイヤーに弛度が生じているので必ず抱き角が
生ずる。まして第14図に示すごとく線路の高低差があ
る所ではこの抱き角αは乙0°〜70mに達する。また
図示は省略するが、線路が水平方向に直角に曲がる箇所
では?0度の水平角が生ずる。
このため第14図に示すごとく、延線方向に直線的に引
っ張られる引きロープや移動ローラ間の連結ロープHは
メツセンジャーワイヤーMの支持器S箇所でメツセンジ
ャーワイヤーM上を走行する先導ローラや移動ローラR
とは、メツセンジャーワイヤーMに対しθ°の違った方
向Fへ引っ張られる。従って第15図に示すごとく先導
ローラや移動ローラRのメツセンジャーワイヤーM上を
走行しようとする力F′はcoso分だけ減少し、F′
=Fcosθとなり、また0080分だけ先導ローラや
移動ローラに対する負荷Wも大きくなり、W=M+Fc
osβ(なおMは移動ローラ又は先導ローラR1電線又
はケーブル、連結ロープ等の質量)となる。
それ故先導ローラや移動ローラはこれらの各支持器箇所
を通過できないか、又はかなり大きな張力により引きロ
ープを引っ張らなければならず、スムーズな延線が出来
ないという欠点がある。
(課題を解決するための手段) この発明は、この様なメツセンジャーワイヤーの支持器
箇所でもスムーズに通過出来、当該箇所で余分な張力を
掛けずに延線できる工法及びこの工法に使用する装置を
提供することにより上記課題を解決せんとするものであ
る。
この課題を解決するためにはまず、上記引きロープや連
結ロープをメツセンジャーワイヤーと常に平行に引っ張
ることが想定されるが、上記従来の延線工法において直
ちに引きロープや連結ロープをメツセンジャーワイヤー
と平行に引っ張ることはできない。なぜなら引きロープ
の後方には延線しようとする電線又はケーブルが続き、
また連結ロープは先導ローラや移動ローラの下部に位置
するが、この連結ロープの上には延線しようとする電線
又はケーブルがあるためメツセンジャーワイヤーの各支
持器箇所でガイドローラ等のガイド体にこれらを通すこ
とはできない。
そこでこの発明は第1図に示すごとく、先導ローラや移
動ローラRの、メツセンジャーワイヤーMより上部で引
きロープや連結ロープHを回動自在に支持させ、メツセ
ンジャーワイヤーMの各支持器S箇所で上記引きロープ
や連結ロープHをメツセンジャーワイヤーMから一定間
隔上のガイド体に通過せしめるようにしたもので、これ
により常に引きロープや連結ロープHをメツセンジャー
ワイヤーMと平行にせしめたものである。
そしてこの発明の具体的構成は、延線する区間の各電柱
等にメツセンジャーワイヤー(なおメツセンジャーロー
プの場合もある)を張り渡し、このメツセンジャーワイ
ヤーの一端に多数の移動ローラを順に吊架し、これらの
各移動ローラの下部で、延線する電線又はケーブルを一
定間隔で支持するとともに、各移動ローラのメツセンジ
ャーワイヤー用ローラの上方に回動自在に設けた回動係
止片に連結ロープ又は引きロープ(以下単に連結ロープ
等と言う)を固定して各移動ローラを当該連結ロープ等
で一定間隔毎に接続し、この連結ロープ等はメツセンジ
ャーワイヤーの各支持器箇所でメツセンジャーから一定
間隔上方に設けたガイド体に摺動自在に支持させ、この
連結ロープ等を延線方向に引っ張り延線する工法である
またこの延線工法に使用する移動ローラは縦フレームの
一側に、中央部を回動自在に軸支した横板を設け、この
横板に複数のメツセンジャーワイヤー用ローラを軸支し
、これらのメツセンジャーワイヤー用ローラの上方の縦
フレーム上部に、連結ロープ等固定用の回動係止片を回
動自在に設け、縦フレームの下部に、延線する電線又は
ケーブル支持用ローラを設けたものである。
また上記延線工法の際、先頭の移動ローラの前方のメツ
センジャーワイヤーに先導牽引ローラを吊架し、この先
導置引ローラに延線する電線又はケーブル端部を固定し
、上記連結ロープ等をこの先導牽引ローラに固定して連
結ロープ等を引っ張る場合もある。この先導牽引ローラ
は縦フレームの一側に、中央部を回動自在に軸支した横
板を設け、この横板に複数のメツセンジャーワイヤー用
ローラを軸支し、これらのメツセンジャーワイヤー用ロ
ーラの上方の縦フレームの上部に連結ロープ等固定用の
回動係止片を回動自在に設け、上記メツセンジャーワイ
ヤー用ローラの下方の縦フレームに、縦フレームと略直
角をなすガイドアームの中央部を固定し、このガイドア
ームの両端に上記メツセンジャーワイヤー用ローラと略
平行にガイドローラを設け、縦フレームの下部には延線
する電線又はケーブルの端部を支持する支持体を設けだ
ものである。
また上記延線工法においてメツセンジャーワイヤーを支
持する支持器は、適宜物に支持せしめる支持基体の下部
にメツセンジャーワイヤーを上端部で把持した一定長の
受け金具を突設し、この受け金具の上方に、上記メツセ
ンジャーワイヤーの長手方向に対して直角に連結ロープ
ガイドローラを複数個設け、これらの複数個の連結ロー
プガイドローラの両端には夫々一対の縦ガイドローラを
間隔をあけて設けたものである。
(作用) 上記延線工法において連結ロープ等を引っ張ると、各移
動ローラの上部が引っ張られ、縦フレームは斜に傾くが
、複数個のメツセンジャーワイヤー用ローラは縦フレー
ムに回動自在に軸支した横板に軸支されているため、各
ローラはメツセンジャーワイヤーから外れない。また延
線する電線又はケーブルは一定間隔毎に各移動ローラに
載置して支持されており、各移動ローラは連結ロープ等
に一定間隔で支持されているため連結ロープ等の牽引に
従って延線する電線又はケーブルを延線区間の一端から
繰り出せば各移動ローラに支持され乍ら延線されていく
上記移動ローラは上部に設けた回動係止片に連結ロープ
等を係止、固定し、メツセンジャーワイヤーにメツセン
ジャーワイヤー用ローラを載せ、電線又はケーブル支持
用ローラに延線する電線又はケーブルを載せる。そして
上記延線工法に従って連結ロープ等が引っ張られると、
縦フレームに対して回動係止片が回動し、縦フレームが
傾斜する。これに従って複数のメツセンジャーワイヤー
用ローラを軸支した横板も縦フレームに対して相対的に
回動し、各メツセンジャーワイヤー用ローラはメツセン
ジャーワイヤーに載ったままである。
この様な状態で移動ローラはメツセンジャーワイヤー上
を連結ロープ等に引っ張られて移動する6また上記先導
牽引ローラは自体の下部の支持体に電線又はケーブルの
端部を支持し、上部の回動係止片に連結ロープ等を係止
、固定し、メツセンジャーワイヤーにメツセンジャーワ
イヤー用ローラを載せる。そして上記延線工法に従って
連結ロープ等が引っ張られると、縦フレームに対して回
動係止片が相対的に回動し、縦フレームが傾斜する。こ
れに従って複数のメツセンジャーワイヤー用ローラを軸
支した横板も縦フレームに対して相対的に回動し、各メ
ツセンジャーワイヤー用ローラはメツセンジャーワイヤ
ーに載ったままである。
また、縦フレームの傾斜にともなってガイドアームも傾
斜し、このガイドアーム一端のガイドローラがメツセン
ジャーワイヤーの下面に押圧し、メツセンジャーワイヤ
ー用ローラとこのガイドローラとによってメツセンジャ
ーワイヤーを挟持し、かつそれ以上、縦フレームが傾斜
するのを阻止する。この様な状態で移動ローラはメツセ
ンジャーワイヤー上を連結ロープに引っ張られて移動す
る。
上記メツセンジャーワイヤー支持器は上記延線工法にお
いてメツセンジャーワイヤーを一定間隔で支持する支持
器であり、支持基体の下部に突設した受け金具でメツセ
ンジャーワイヤーを支持する。この支持器を移動ローラ
又は先導牽引ローラが通過する際はメツセンジャーワイ
ヤー用ローラは、受け金具上を通過し、連結ロープ及び
回動係止片はこの受け金具上方の複数の連結ロープガイ
ドローラ上をこれらのローラを回転させ乍ら通過する。
また移動ローラ又は先導牽引ローラが通過しない時にお
いても連結ロープ等は上記連結ロープガイドローラ上を
通過し、連結ロープ等は常にメツセンジャーワイヤーの
上方一定間隔の位置を保持され、メツセンジャーワイヤ
ーと常に同一方向に牽引されので無駄な張力上昇が無い
(実施例) 以下この発明の実施例を図について説明する。
まずこの発明の延線工法に使用する移動ローラAを第1
図乃至第3図について説明する。断面コ字型の縦フレー
ム1の中程−側にシャフト2を突設し、このシャフト2
に中央部を軸支した横板3の両側にメツセンジャーワイ
ヤー用ローラ4,4を軸支しである。上記縦フレーム1
の下端には上記シャフト2と略平行にアーム5を突設て
いる。
また上記シャフト2の先端には開閉扉11の上部が軸支
され、この開閉扉11の下面から突出する二つの可動係
止片12.12間に上記アーム5の先端から突出するピ
ン13が介在している。この開閉扉11は前後側に突出
した抑圧板14.14の一つが押されると、開閉扉11
の下面から突出する二つの可動係止片12.12のうち
の一つが連動して、開閉扉11内に入り、開閉扉11の
ロックが解除され、さらに当該抑圧板14が押されると
その力に従って開閉扉11はシャフト2を中心に回動し
、開く。上記縦フレーム1の上部−側からピン15が突
出し、上記メツセンジャーワイヤー用ローラ4.4の上
方のこのピン15の先端に回動係止片16が回動自在に
支持されている。この回動係止片16は二枚の板を重ね
合わせ、下端に連結ロープ用の把持溝17が形成され、
締付用のネジ18が二枚の板に螺着されている。上記ア
ーム5の下面にはフック19が設けられ、このフック■
9に一端を係止したワイヤー20の下端には、円弧形の
フレーム21の両端にV型シャフト22の両端を係止し
、このV型シャフト22の各辺に二つのローラ23.2
3を軸支して成る電線又はケーブル支持用ローラ24を
吊り下げたものである。
つぎに先導牽引ローラBを第4図について説明すると、
縦フレーム30の中程−側にシャフト31を突設し、こ
のシャフト31に中央部を軸支した横板32の両側にメ
ツセンジャーワイヤー用ローラ33.33を軸支しであ
る。上記縦フレーム30の下端にはこの縦フレーム30
と直角にガイドアーム34の中央部を固定している。こ
のガイドアーム34の両端には、上記メツセンジャーワ
イヤー用ローラ33.33の下方で、かつ同方向にガイ
ドローラ35.35を軸支している。また上記縦フレー
ム30の下端には電線又はケーブル支持体36を吊り下
げている。さらに上記縦フレーム30の上部−側にシャ
フト37を突設し、上記メツセンジャーワイヤー用ロー
ラ33.33の上方のこのシャフト37に回動係止片3
8の中央部を軸支し、この回動係止片38の両端の孔3
9.39にフック40.40を夫々遊貫せしめている。
さらにメツセンジャーワイヤー支持器Cを第5図及び第
6図について説明すると、支持基体41の下部から突腕
42を突設し、この突腕42の先端に二枚の板片をボル
トナツトにより重ね合わせて固定した受け金具43を設
け、この受け金具43の上端は断面が半円形を成し、こ
の上端真下に長手方向にメツセンジャーワイヤー挿通孔
44を設けている。
上記支持基体の上部には突腕45を突設し、この先端に
断面チャネル溝型の枠体46を上記受け金具43の上方
に受け金具43に沿って位置するように固着し、この枠
体46の下縁に沿って長手方向とは直角に連結ロープガ
イドローラ47を数個回転自在に設け、この枠体46の
前後端において夫々各連結ロープガイドローラ47の両
側に位置する箇所に一対の縦ガイドローラ48.48を
設けたものである。また上記支持基体41の突腕42.
45の突出側と反対側に支持体49を設け、この支持体
49は適宜の構造物に一端を支持した支持金具5Qに傾
斜調整自在に取り付けられている。
次に上述の部材を用いてこの発明の延線工法を説明する
まず第7図に示す如く延線しようとする区間の各電柱6
0にメツセンジャーワイヤー61を張り渡す。
このメツセンジャーワイヤー61は各電柱60に支持し
たメツセンジャーワイヤー支持器Cの受け金具43のメ
ツセンジャーワイヤー挿通孔44に挿入して支持せしめ
る。そしてこのメツセンジャーワイヤー61の一端、即
ち延線区間の一端にケーブル繰り出しドラム62を設け
、上記メツセンジャーワイヤー61の一端に先導牽引ロ
ーラBのメツセンジャーワイヤー用ローラ33を第8図
に示す如くのせて先導牽引ローラBを吊架し、この先導
牽引ローラBの電線又はケーブル支持体36に上記ケー
ブル繰り出しドラム62から繰り出したケーブル63の
一端を支持、固定する。そしてこの先導牽引ローラBの
上部の回動係止片38の前端のフック40に延線ロープ
64の一端を係止し、この延線ロープ64の他端を各電
柱60のメツセンジャーワイヤー支持器Cの二つの縦ガ
イドローラ48間及び複数の各連結ロープガイドローラ
47上にのせて支持させ、延線区間の他端に設けた作業
車65のウィンチ66に固定する。
なお上記ケーブル繰り出し側の一端の電柱6oにはメツ
センジャーワイヤー支持器Cとほぼ同構造の引留め工具
C′を用いるが、延線側の他端の電柱60にはメツセン
ジャーワイヤー支持器Cは用いておらず、上記延線ロー
プ64を導入ローラ67に通し、メツセンジャーワイヤ
ーはその下方で引留めている。そして上記先導牽引ロー
ラBの上部の回動係止片38の後端のフック40に連結
ロープ68の一端を係止し、当該連結ロープ68の一定
間隔毎に多数の移動ローラAを係止、固定する。これは
移動ローラAの上部の可動係止片16の把持溝17に連
結ロープ68を挿入して可動係止片16の二枚の板をネ
ジ18で締め付けることにより連結ロープ68に固定さ
れる。そしてウィンチ66を駆動せしめて延線ロープ6
4を引っ張ると、先導牽引ローラBはメツセンジャーワ
イヤー61に吊架−され乍ら移動する。そして連結ロー
プ68が伸びた際、ケーブル繰り出し側で順次各移動ロ
ーラAのメツセンジャーワイヤー用ローラ4.4をメツ
センジャーワイヤー61に載せ、電線又はケーブル支持
用ローラ24に上記ケーブル63をのせていく。この様
にして延線ロープ64及び連結ロープ68が引っ張られ
るに従って順次ケーブル63を繰り出し乍ら、多数の各
移動ローラAをメツセンジャーワイヤー61に吊架し、
これらの各移動ローラAにケーブル63を一定間隔毎に
載置していき、この状態で延線していく。
第8図は先導牽引ローラBがメツセンジャーワイヤー6
1上を移動する状態を示し、延線ロープ64に上部の回
動係止片38が引っ張られ、縦フレーム30は傾斜する
が縦フレーム30に対し横板32が回動自在であるため
メツセンジャーワイヤー用ローラ33.33はメツセン
ジャーワイヤー61上から外れない。しかも縦フレーム
30の下部に略直角に固定されたガイドアーム34は縦
フレーム30の上記傾斜によりガイドアーム34の一端
が上り、ガイドローラ35はメツセンジャーワイヤー6
1の下面に当る。これにより縦フレーム30はこれ以上
傾斜せず、安定してメツセンジャーワイヤー61上を走
行する。
また第9図及び第10図は移動ローラAがメツセンジャ
ーワイヤー支持器Cを通過する状態を示す正面図及び一
部所面側面図であるが、移動ローラAの上部の回動係止
片16は連結ロープ68とともにメツセンジャーワイヤ
ー支持器Cの上部の二つの縦ガイドローラ48.48の
間及び数個の連結ロープガイドローラ47上を通過する
。またメツセンジャーワイヤー用ローラ4.4は受け金
具43上を通過する。またこのメツセンジャーワイヤー
支持器Cを移動ローラAが通過の際、移動ローラAのシ
ャフト2先端とアーム5の先端との間に設けた開閉Jj
%11は第9図に示す如くその前側の抑圧板14が支持
器Cの突腕42に当り、押圧板14が押され、これによ
り開閉扉11の可動係止片12が開閉3%11内にひっ
込み、アーム5先端のピン13から外れ、ロックが解除
され、開閉扉11はさらに突腕42に押されてシャフト
2を中心に回動し、突腕42を越えていく。そして突腕
42を越えた後、開閉扉11は自重によりシャフト2を
中心に回動して元に戻り、可動係止片12がバネの力に
より開閉扉11下面から突出し、ピン13に係止される
。そして開閉J%11は閉じた状態で再びロックされる
。この様にして移動ローラAはメツセンジャーワイヤー
支持器Cを通過する。
上記ケーブル63を延線区間の一端から他端に延線した
後このケーブル63が工事用のバイパスケーブルであれ
ばこの状態で使用し、そうでなければ、先導牽引ローラ
B、移動ローラA等を撤去する。
またバイパスケーブルの場合工事終了後、ケーブルの繰
り出し側の作業車のウィンチ等に上記連結ロープ68の
端部を係止し、当該ウィンチを駆動させて連結ロープ6
8を巻き取り多数の移動ローラA及び先導牽引ローラB
をケーブル繰り出し側に引き寄せ、これとともにケーブ
ル63をケーブル繰り出しドラム62に巻き付けていく
。この様に連結ロープを引くため、ケーブル回収時にケ
ーブル63に張力がかからない。
なお以上の説明では延線するケーブル63は一本として
いるが実際は第7図に示す如く三相、即ち三本のケーブ
ル63を同時−括で延線する。その場合後続の先導牽引
ローラBの構成は先頭のそれと構成がやや異なリガイド
アーム34及びガイドローラ35がない。
第11図及び第12図はこの延線工法をグランドワイヤ
ーの張替工法に使用した例を示し、グランドワイヤーの
旧線70をメツセンジャーワイヤーとし、この上に移動
ローラA及び先導牽引ローラBを載せていく、そして上
記実施例と同様に延線していき、グランドワイヤーの新
線71を終端まで延線した後、新線71を仮り上げる。
この際新線71は各移動ローラAの電線又はケーブル支
持用ローラ24をこれとともに引き上げるが縦フレーム
1と電線又はケーブル支持用ローラ24とはワイヤー2
0によって接続されているため自由に持ち上がる。
そして第12図に示す如く、連結ロープ68を終端から
引っ張って多数の各移動ローラAを終端に寄せ、順次メ
ツセンジャーワイヤーたる旧線70から外して回収して
いく、その後、新線71をメツセンジャーワイヤーとし
て旧線70を引き抜いていく。
なお上記実施例では先導牽引ローラにケーブル端部を載
置、固定したが、この先導牽引ローラBを設けなくとも
先頭の移動ローラAに電線又はケーブルの端部を載置固
定してもよい。また上記実施例では延線ロープ64と連
結ロープ68とを分けたが、これは一体な連結ロープと
し、この連結ロープを延線ロープとして牽引してもよい
。さらに移動ローラA、先導牽引ローラB及びメツセン
ジャーワイヤー用支持器Cも上記実施例の構造に限定さ
れるものではない。
(発明の効果) この発明は以上の構成であり、請求項第1項の延線工法
においてはメツセンジャーワイヤーの各支持器箇所で連
結ロープ等をガイド体に支持させて連結ロープ等を常に
メツセンジャーワイヤーと平行に維持しているため、メ
ツセンジャーワイヤーと同方向に連結ロープ等が引っ張
られ、各移動ローラはこれらのメツセンジャーワイヤー
の各支持器箇所をスムーズに通過でき、電線又はケーブ
ルの延線張力が小さい、また延線する電線又はケーブル
は各移動ローラの下部で支持されるが、この電線又はケ
ーブル支持箇所と異なる各移動ローラの上部の回動係止
片に連結ロープ等を係止して、この連結ロープ等を延線
ロープとして引っ張るため、上記延線する電線又はケー
ブルにはほとんど延線張力がかからない。従って延線張
力も小さくて済み、装置も簡易なもので済む。
また請求項第2項の移動ローラは延線工法において連結
ロープ等を上部の回動係止片に係止するため、連結ロー
プ等に引っ張られた際縦フレームは上部が前方に引っ張
られて回動、傾斜するが。
回動係止片及びメツセンジャーワイヤー用ローラを軸支
した横板は延線方向に追従して回動し、メツセンジャー
ワイヤーから外れたすせず、安定して走行できる。
また請求項第3項の先導糸引ローラは延線工法において
連結ロープ等を上部の回動係止片に係止しているため、
連結ロープ等が延線時に引っ張られた際、縦フレームは
上部が前方に引っ張られて回動、傾斜するが、回動係止
片及びメツセンジャーワイヤー用ローラを軸支した横板
は延線方向に追従して回動し、メツセンジャーワイヤー
から外れたすせず、安定して走行できる。さらにこの先
導牽引ローラは縦フレームの下部から、縦フレームと略
直角に、前後方向に突設したガイドアームが上記延線時
の縦フレームの傾きに従って傾き。
メツセンジャーワイヤーの下面にガイドアーム先端のガ
イドローラが当り、縦フレームは一定度合しか傾かない
、従ってより安定してメツセンジャーワイヤー上を走行
できる。
さらに請求項第4項のメツセンジャーワイヤー支持器は
下方でメツセンジャーワイヤーを把持し、この上方に連
結ロープ又は引きロープをガイドする連結ロープガイド
ローラを設けているため、各電柱にこのメツセンジャー
ワイヤー支持器を設けると、連結ロープ又は引きロープ
は常にメツセンジャーワイヤーの一定上方を牽引され、
延線がスムーズに行われる。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例を示し、第1図はこの発明の方法
の概略構成図、第2図はこの発明の移動ローラの正面図
、第3図は同移動ローラの側面図、第4図は同移動ロー
ラの一部断面正面図、第5図はこの発明の先導牽引ロー
ラの側面図、第6図はこの発明のメツセンジャーワイヤ
ー支持器の正面図、第7図は同メツセンジャーワイヤー
支持器の一部断面側面図、第8図はこの発明の延線工法
を示す側面図、第9図はこの発明の先導ローラの延線状
態を示す側面図、第10図はこの発明の移動ローラがメ
ツセンジャーワイヤー支持器を通過する状態を示す正面
図、第11図は同一部断面側面説明図、第12図及び第
13図は夫々この発明の延線工法の他の実施例を示す側
面図、第14図は従来例の延線工法における高低差のあ
る箇所の状態を示す概略図、第15図は第14図におけ
る先導ローラ又は移動ローラと引きロープ等の力関係を
示す説明図である。 なお図中Aは移動ローラ、Bは先導牽引ローラ、Cはメ
ツセンジャーワイヤー支持器、1は縦フレーム、2はシ
ャフト、3は横板、4はメツセンジャーワイヤー用ロー
ラ、5はアーム、16は回動係止片、24は電線又はケ
ーブル支持用ローラ、30は縦フレーム、31はシャフ
ト、32は横板、33はメツセンジャーワイヤー用ロー
ラ、34はガイドアーム、35はガイドローラ、36は
電線又はケーブル支持体、38は回動係止片、40はフ
ック、41は支持基体、42は突腕、43は受け金具、
44はメツセンジャーワイヤー挿通孔、47は連結ロー
プガイドローラ、60は電柱、61はメツセンジャーワ
イヤー、63はケーブル、64は延線ロープ、66はウ
ィンチ、68は連結ロープである。 特許出願人   株式会社関 電 工

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)延線する区間の各電柱等にメッセンジャーワイヤ
    ーを張り渡し、このメッセンジャーワイヤーの一端に多
    数の移動ローラを順に吊架し、これらの各移動ローラの
    下部で延線する電線又はケーブルを一定間隔で支持する
    とともに各移動ローラのメッセンジャーワイヤー用ロー
    ラの上方に回動自在に設けた回動係止片に連結ロープを
    固定して各移動ローラを当該連結ロープで一定間隔毎に
    接続し、この連結ロープはメッセンジャーワイヤーの各
    支持器箇所でメッセンジャーワイヤーから一定間隔上方
    に設けたガイド体に摺動自在に支持させ、この連絡ロー
    プを延線方向に引っ張ることを特徴とする、延線工法。
  2. (2)縦フレームの一側に、中央部を回動自在に軸支し
    た横板を設け、この横板に複数のメッセンジャーワイヤ
    ー用ローラを軸支し、これらのメッセンジャーワイヤー
    用ローラの上方の縦フレーム上部に、連結ロープ固定用
    の回動係止片を回動自在に設け、縦フレームの下部に、
    延線する電線又はケーブル支持用ローラを設けたことを
    特徴とする、移動ローラ。
  3. (3)縦フレームの一側に、中央部を回動自在に軸支し
    た横板を設け、この横板に複数のメッセンジャーワイヤ
    ー用ローラを軸支し、これらのメッセンジャーワイヤー
    用ローラの上方の縦フレーム上部に連結ロープ固定用の
    回動係止片を回動自在に設け、上記メッセンジャーワイ
    ヤー用ローラの下方の縦フレームに、縦フレームと略直
    角をなすガイドアームの中央部を固定し、このガイドア
    ームの両端に上記メッセンジャーワイヤー用ローラと略
    平行にガイドローラを設け、縦フレームの下部には延線
    する電線又はケーブルの端部を支持する支持体を設けた
    ことを特徴とする、先導牽引ローラ。
  4. (4)適宜物に支持せしめる支持基体の下部にメッセン
    ジャーワイヤーを上端部で把持した一定長の受け金具を
    突設し、この受け金具の上方に、上記メッセンジャーワ
    イヤーの長手方向に対して直角に連結ロープガイドロー
    ラを設け、この連結ロープガイドローラをメッセンジャ
    ーワイヤーに沿って複数個設けたことを特徴とするメッ
    センジャーワイヤー支持器。
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