JP3427118B2 - 架設電線を活線のまま移動する装置 - Google Patents

架設電線を活線のまま移動する装置

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JP3427118B2
JP3427118B2 JP30090294A JP30090294A JP3427118B2 JP 3427118 B2 JP3427118 B2 JP 3427118B2 JP 30090294 A JP30090294 A JP 30090294A JP 30090294 A JP30090294 A JP 30090294A JP 3427118 B2 JP3427118 B2 JP 3427118B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、電柱に架設されてい
る、高圧電線の取替およびその他の電柱関係の工事をお
こなう場合に、架設された電線を張線状態で且つ活線の
ままで、架設電線を工事者に影響のない位置まで移動、
固定するために用いる装置であって、当該工事区間の電
柱の腕金ごとに本装置を取付け、工事完了後は再び移動
前と同様な状態となるものであり、間接活線工事におけ
る安全性を高める装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、高圧電線の取替およびその他の電
柱関係の工事は、架設電線の電流を絶って工事を進めて
いたが、電気需要家に対し厖大な影響を与える状況であ
り、このため一部直接活線で工事者が工事を実施してい
る場合もあった。しかし、この工事は工事者が高圧電線
に近接するため、危険も伴う状況であり改善が必要であ
った。 【0003】近年、上記工事の施工にあたり、工事者の
安全確保の為、架設電線に地上または中間部にバイパス
線を架空電線に併行に仮架設し、工事区間の架設電線の
電流を絶って工事を進める方法も研究されているが、工
事に伴うバイパス線の仮架設および撤去、工事車両、お
よび機材の配備による路上占有域の増大があり、工事現
場における公衆安全、環境保全への配慮とともに、工事
期間の短縮、工事占有域の縮小が望まれている実情であ
る。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】この発明はこの様な事
情に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、工事区間の電柱の腕金に架設電線を移動させる装置
を取付け、活線のまま架設電線を移動し、工事者が高圧
電線の取替および電柱関係の工事を実施を可能にし、さ
らに装置の取付、操作および撤去を絶縁操作棒、マニピ
ュレータ車両の手元側で操作を行うことのできる安全性
を高める間接活線作業用の装置を開発することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段及び作用】この発明の構成
としては、架設電線の移動のため両端部にある引留柱に
装架されている引留碍子を支持する碍子受具と、張線器
を介して架設電線を張線状態で活線のまま支持し、移動
させて固定する張替引留具と、架設電線の中央部にある
通り柱に装架されている碍子に取り付けられている架設
電線を保持し、上・下移動及び旋回移動させて固定する
スライド具とを具備して成る架設電線を活線のまま移動
する装置をその内容としている。 【0006】かかる装置にあっては、工事区間内の電柱
の装柱状態を確認し引留柱および通り柱用に合わせて碍
子受具、張替引留具、スライド具を選定し、電線ごとに
取付け、架設電線ごとに移動、固定することができ、ま
た、碍子受具、張替引留具、スライド具の取付け、移
動、固定の操作を、絶縁操作棒、マニピュレータ車両に
より手元操作、あるいは各々の器具の操作軸、スライド
軸に電源付駆動モーターを併設し、上述の絶縁操作棒、
マニピュレータ車両のスイッチ操作により、工事者が安
全に行えるようになっている。 【0007】 【実施例】次に、この発明に係る装置の実施例について
図を参照しながら以下に説明する。図1は電気需要家に
送電する架空配電線路の電柱a上部に電線bの引留部が
形成された引留柱を示す平面図であり、図2は中間部の
通り柱を示す平面図である。このように、架空配電線路
は電線bを両端に引留める引留柱と、電線bを中間で固
定する複数本の通り柱から形成されており、通常、架設
電線の引留柱の電線bは、引留クランプf、引留碍子
e、電線引留金物dを介し腕金cに固定されている。
又、中間の通り柱の電線bは電線止め具としてのバイン
ドh等によって碍子gに固定されている。この提案はそ
の両端を引留する引留柱と中間部の複数本の通り柱に一
定量の力で張線されている電線bを活線のまま移動する
装置である。 【0008】図3及び図4は引留柱での電線bを移動さ
せるための手順を示す各平面図であり、図3は碍子受具
A、外線張替引留具B、中線張替引留具Cを引留柱に取
り付けた状態を示す図、図4は各々の電線bに張線器i
を取り付け、わずかに張力をかけて引留クランプfと引
留碍子eとの間を外し、外線張替引留具B、中線張替引
留具Cのスライド機構により電線bを移動させた状態を
示す図である。 【0009】図5及び図6は通り柱での電線bを移動さ
せるための手順を示す各平面図であり、図5はスライド
具Dを通り柱に取り付けた状態を示す図、図6は電線b
と碍子gを固定してあるバインドhを取り外し、スライ
ド具Dのアーム旋回により電線bを引留柱での電線bの
移動と同方向に移動させた図である。 【0010】なお、碍子受具Aの取り付け、張線器iの
取り付け、外線張替引留具B、中線張替引留具Cの取り
付け及びスライド機構による移動、スライド具Dの取り
付け及びアーム旋回の操作は、絶縁操作棒、マニピュレ
ータ車両の手元操作により作業を進めることができ、各
電線bを移動させた後には新しい架設電線を平行施設で
きることになる。 【0011】図7は碍子受具Aの全体を示す平面図、図
8はその一部断面正面図、図9はその右側面図、図10
は引留柱の腕金cに電線bを引き留めた状態を示す図で
ある。碍子受具Aは、電線引留金物dを把持固定する機
構と合わせ、引留碍子eと引留クランプfのピンjを抜
き切離した時、引留碍子eが自重により下向きにならな
いよう引留碍子eが架設電線を張線の状態で保持可能な
機能を有している。これは前述の通り、電線bの移動後
新しい電線bを架設するとき、引留碍子eが同じ位置、
すなわち水平状態に保持しているのが望ましいからであ
る。碍子受具Aは、本体8の下端に操作軸7を設け操作
軸7の回転により本体8の送りネジ機構により操作軸7
が移動、操作軸7上端のリンクナット5が上・下移動
し、リンクナット5両側にリンク3と遊通してあるリン
クピン9により、リンク3も上・下移動することにな
る。本体8の両側にガイドピン6を設けてあり、リンク
3の上・下移動によりリンクピン9を支点および本体8
に穿孔された一対の楕円溝をガイドピン6が摺動するこ
とになり、一対のリンク3を開閉させ、リンク3先端部
のツメ4により電線引留金物dを把持固定するようにな
っている。本体8には碍子受1があり、上述する電線引
留金物dを把持固定された状態で、碍子受1により引留
碍子eを張線の位置で受けることになる。又、碍子受1
の下端には、碍子受具Aを電線引留金具dへ取付、取外
しに使用する絶縁操作棒、マニピュレータ車両の把持具
により容易に把持可能な形状の保持金具2を設けてあ
る。 【0012】このような碍子受具Aは、絶縁操作棒、マ
ニピュレータ車両を用いて手元から操作軸7、保持金具
2を操作し、引留柱に装架されている電線引留金物dに
把持固定、碍子受け1により引留碍子eを電線bを張線
の位置で受け固定させ、電線bを移動させた後も引留碍
子eの重量を支へ張線状態を保ち、新しい電線bの取付
を容易にさせるものであり、新しい電線bを取付完了後
に絶縁操作棒、マニピュレータ車両の手元操作により取
り外されて回収されるものである。 【0013】図11は引留柱の腕金cに架設されている
中央部の電線bを張線器iにて張線状態で移し替へする
ため、電線bを張線、移動、固定する中線張替引留具C
を示す正面図、図12はその右側面図、図13は引留柱
における中央部の電線bの移動状態を示す平面図、図1
4はその正面図である。引留柱の中線は腕金cに電線引
留金物d、引留碍子e、引留クランプfを介し電線bに
張力を加えた状態で架設されている。引留碍子eは、上
述の通り中線が張線状態で碍子受具Aにより支持固定さ
れる。一方、図12及び図13に示すように、中線張替
引留具Cは腕金cに取り付けられ、そのスライドフック
10に伸縮自在なる張線器iを連結し、張線器i端に併
設されたクランプkにより電線bを把持するようになっ
ている。そして、張線器iの短縮操作によって電線bを
僅かに腕金c側に引き寄せることにより、引留碍子eと
引留クランプfとに挿通結合されているピンjを手元操
作で抜き、引留クランプfと引留碍子eとを切り離すこ
とにより、張線器i、クランプk、電線bによる一系列
化が構成され、中線の移動のための張線、固定がなされ
るようになっている。中線の移動は、中線張替引留具
C、スライドフック10に支持固定された張線器i、電
線bをスライドフック10を手元操作により反碍子g側
に移動することにより行われる。これら一連の操作によ
り、中線の張替のための支持、張線、移動、固定が完了
することになる。 【0014】中線張替引留具Cは、その本体13の下端
に操作軸11を設け、操作軸11の回転によりカサ歯車
を介し、カサ歯車に結合されているネジ軸24を回転さ
せるようになっている。ネジ軸24の一端にはネジ軸2
4が回転自在な状態でプレート23を取り付け、ネジ軸
24を振れ止め状態に固定し、プレート23反面側にて
腕金cを把持するため腕金cの挿入位置決めをするよう
になっている。ネジ軸24の中間には移動ナット16が
螺挿され、操作軸11の回転操作に伴うネジ軸24の回
転により、移動ナット16は左右に移動するようになっ
ている。移動ナット16の両側にはリンクピン17を遊
通させて上・下一対のリンク19を設けてあり、移動ナ
ット16の移動に追従してリンク19も左右移動するよ
うになっている。本体13の両側にはガイドピン18を
遊通させる楕円溝を穿孔させてあり、リンク19の左・
右移動によりリンクピン17を支点にして本体13の斜
め楕円溝内をガイドピン18が摺動移動し、一対の上・
下リンク19を開閉させてリンク19先端部のツメ20
により腕金cを把持固定するようになっている。すなわ
ち、ネジ軸24の回転により移動ナット16が左側へ摺
動移動した場合、ガイドピン18が同じく左へ移動して
リンク19、ツメ20が開の状態になり、移動ナット1
6が右側へ摺動移動した場合は同じくガイドピン18も
右へ移動して、リンク19、ツメ20が閉の状態にな
る。このように、プレート23による腕金cの挿入位置
決めと合わせ、移動ナット16の右移動によるリンク1
9、ツメ20の併行摺動移動により強力に腕金cを締付
けて、中線張替引留具Cの腕金cへの把持・固定を強力
にしている。又、挟み込む構造にしてあり、工事者が間
接活線工事中に、腕金cから中線張替引留具Cがゆるむ
ことのないよう、安全に工事が可能な締付、固定機構を
有している。 【0015】本体13の上部にはフレーム21によって
腕金cと平行固定された移動レール14を設け、電線b
の仮張線引留のため張線器iを挿入固定するスライドフ
ック10を有している。スライドフック10は、移動レ
ール14内を左右に移動可能な構造であり、その反碍子
g側端にはスライドフック10を固定出来るロックプレ
ート15を有し、電線b移動後の工事中は電線bが移動
しない構造にしてある。移動レール14の上部には吊り
フック22を設けてあり、吊りフック22には吊具をか
けて吊り上げ、中線張替引留具Cを腕金cに誘導挿入可
能にしてある。 【0016】このような中線張替引留具Cは、絶縁操作
棒、マニピュレータ車両を用いた手元操作によって、本
体13の上部の吊りフック22に吊具をかけて吊り上
げ、引留柱の中線腕金cにフレーム21およびツメ20
の開口部を誘導挿入させ、操作軸11の回転によりリン
ク19、ツメ20を閉じ、腕金cに強力に固定させる。
そして、腕金c固定後に上述する吊具を吊りフック22
から外す。電線bの移動のための引留はスライドフック
10を碍子g側に寄せ、スライドフック10の孔に張線
器iを回動可能な状態で連結し、張線器i片端のクラン
プkを電線bに把持させ、張線器iの短縮操作により電
線bが僅か腕金c側に引き寄せ、引留碍子eと引留クラ
ンプfに挿通結合されているピンjを手元操作で抜き取
ることにより、引留クランプfと引留碍子eとを切り離
し、スライドフック10を反碍子g側に移動させ、移動
レール14端にあるロックプレート15に押し当てるこ
とによりスライドフック10を確実に固定することがで
きるようになっている。 【0017】図15は引留柱の腕金cに架設されている
外側部の電線bを張線器iにて張線状態で移し替へする
ため、電線bを張線、移動、固定する外線張替引留具B
を示す正面図、図16はその左側面図、図17は引留柱
における外側部の電線bの移動状態を示す平面図、図1
8はその正面図である。引留柱の外線は腕金cに電線引
留金物d、引留碍子e、引留クランプfを介し電線bに
張力を加えた状態で架設されている。引留碍子eは、上
述の通り外線が張線状態で碍子受具Aにより支持固定さ
れる。一方、図17及び図18に示すように、外線張替
引留具Bは腕金cに取り付けられ、そのスライドフック
25に伸縮自在なる張線器iを連結し、張線器i端に併
設されたクランプkにより電線bを把持するようになっ
ている。そして、張線器iの短縮操作により電線bを僅
かに腕金c側に引き寄せることにより、引留碍子eと引
留クランプfとに挿通結合されているピンjを手元操作
で抜き、引留クランプfと引留碍子eとを切り離すこと
により、張線器i、クランプk、電線bによる一系列化
が構成され、外線の移動のための張線、固定がなされる
ようになっている。外線の移動は、外線張替引留具B、
スライドフック25に支持固定された張線器i、電線b
をスライドフック25を手元操作により反碍子g側に移
動することにより行われる。これら一連の操作により、
外線張替のための支持、張線、移動、固定が完了するこ
とになる。 【0018】外線張替引留具Bは、その本体26の下端
に操作軸27を設け、操作軸27の回転により結合され
ているネジ軸28を回転させるようになっている。ネジ
軸28の片端はプレート29に挿通されており、ネジ軸
28は振れ止め状態に固定され、プレート29反面側で
は腕金c把持における腕金cの挿入位置決めをするよう
になっている。ネジ軸28の中間には移動ナット40が
螺挿され、操作軸27の回転操作に伴ったネジ軸28の
回転により、移動ナット40が上・下に移動するように
なっている。移動ナット40の両側にはリンクピン30
を遊通させて左・右一対のリンク32を設けてあり、移
動ナット40の移動に追従してリンク32も上・下移動
するようになっている。左右一対のリンク32の中間に
はガイドピン31を設け、本体26には前記ガイドピン
31を遊通させる斜め楕円溝を設けてあり、リンク32
が上・下移動したときにリンクピン30を支点にしてガ
イドピン31が本体26の斜め楕円溝内を摺動移動する
ようになっている。 【0019】従って、操作軸27の回転によりネジ軸2
8を回転させ、これに螺挿させている移動ナット40を
移動させ、これに併行させてリンクピン30及びガイド
ピン31を遊通させたリンク32を上・下移動させるこ
とにより、ツメ33を開閉させるようになっている。移
動ナット40が上側に摺動移動する場合はツメ33は開
の状態に、移動ナット40が下側に摺動移動の場合はリ
ンク32、ツメ33が閉の状態になる。腕金cへの把持
・固定を強力にするため、腕金c挿入側にはプレート2
9による位置決めと合わせ、移動ナット40の下移動に
よりツメ33が強力に腕金cを締付けるようになってい
る。又、挟み込む構造にしてあり、工事者が間接活線工
事中に、腕金cから外線張替引留具Bがゆるむこともな
く、安全に工事をすすめることが可能な締付、固定機構
を有している。 【0020】外線張替引留具Bの腕金cへの位置決めと
固定のため、本体26右側には第1フレーム34と第2
フレーム35とを設け、第2フレーム35には腕金c先
端が挿入される構造となっている。又、電線bの引留、
移動、固定のため、第2フレーム35の右端に移動レー
ル38を設けてあり、移動レール38は電線bの仮張線
引留のため張線器iのフック部を挿入固定するスライド
フック25を有している。スライドフック25は移動レ
ール38内を左右に移動可能な構造であり、移動レール
38端には、電線bを反碍子g側へ移動後のスライドフ
ック25の固定が出来るロックプレート39を有し、電
線bを反碍子g側端で安全に固定できる構造にしてあ
る。第2フレーム35の上部には吊りフック36を設け
てあり、外線張替引留具Bの吊り上げできるようになっ
ており、第1フレーム34の下部には保持金具37を有
し、吊り上げた外線張替引留具Bを位置決めするため絶
縁操作棒にて仮把持し、外線張替引留具Bを腕金cに誘
導挿入可能な構造としている。 【0021】このような外線張替引留具Bは、絶縁操作
棒、マニピュレータ車両を用いた手元操作によって、第
2フレーム35の上部の吊りフック36に吊具を取り付
け、外線張替引留具Bを吊り上げ、引留柱の外線腕金c
端へ第2フレーム35およびツメ33の開口部へ絶縁操
作棒で保持金具37を把持し誘導挿入させ、絶縁操作
棒、マニピュレータ車両の操作棒の回転を操作軸27に
伝達し、リンク32、ツメ33を閉じて腕金cに強力に
固定させ、吊具を吊りフック36より外す。電線bの移
動のための引留は、スライドフック25の孔に張線器i
を回動自在な状態で連結し、張線器i片端のクランプk
を電線bに把持させる。次いで張線器iの短縮操作によ
り電線bを僅か腕金c側に引き寄せ、引留碍子eと引留
クランプfとに挿通結合されているピンjを手元操作で
抜き取ることにより引留クランプfと引留碍子eとを切
り離し、スライドフック25を反碍子g側に移動させ、
移動レール38端にあるロックプレート39に押し当て
ることにより、スライドフック25を確実に固定するこ
とができるようになっている。 【0022】以上のように、引留碍子eを受ける碍子受
具A、外線の電線bを移動させ固定させる外線張替引留
具B、中線の電線bを移動させ固定させる中線張替引留
具Cにより、引留柱の外線、中線の電線bを活線のまま
移動させることができ、そしてこれら碍子受具A、外線
張替引留具B、中線張替引留具Cは絶縁操作棒、マニピ
ュレータ車両による手元操作で操作することができ、安
全に作業を行うことができる。 【0023】図19は通り柱の腕金cに架設されている
電線bを保持し、上・下移動及び旋回移動させて固定す
るスライド具Dを示す一部断面正面図であり、図20は
その右側面図、図21は通り柱の腕金cにスライド具D
を取り付た状態の正面図、図22は電線bを四面ローラ
本体64に挿通し、巻付バインドhを取外し、電線bを
上昇移動した状態を示す正面図である。スライド具D
は、腕金cに固定された碍子gに向かって腕金cに下方
より装着され、操作軸41を回転させることにより腕金
cに把持、固定させる機構を有し、ノブ65を開放する
ことにより、上ローラ67を反転させ電線bを収納挿通
させる四面ローラ本体64を備え、バインドhを取り外
しスライド軸57を回転させることにより電線bを上昇
させる機構を有し、アーム受け53に設けられた支点ピ
ン49を中心に、四面ローラ本体64の開口部66を電
線bと平行に保ちながら、アーム51を旋回移動、固定
させる機構を有している。 【0024】スライド具Dの腕金cへの把持・固定機構
は、前述の図16に示す外線張替引留具Bの締付、固定
するものと同機構の構造を備え、腕金c下方より装着さ
れて腕金cに固定された碍子gを挟んだ両側にてツメ4
8により締付固定されるようになっている。すなわち、
スライド具Dは、その本体42の下端に操作軸41を設
け、操作軸41の回転により結合されているネジ軸71
を回転させるようになっている。ネジ軸71の片端はプ
レート45に挿通されており、ネジ軸71は振れ止め状
態に固定され、プレート45反面側では腕金c把持にお
ける腕金cの挿入位置決めをするようになっている。ネ
ジ軸71の中間には移動ナット43が螺挿され、操作軸
41の回転操作によりネジ軸71が回転し、移動ナット
43が上・下に移動するようになっている。そして移動
ナット43の両側にはリンクピン44を遊通させて左・
右一対のリンク47を設けてあり、移動ナット43の移
動に追従してリンク47も上・下移動するようになって
いる。左右一対のリンク47の中間にはガイドピン46
を設けてあり、本体42には前記ガイドピン46を遊通
させる斜め楕円溝を設けてあり、リンク47が上・下移
動したときにリンクピン44を支点にしてガイドピン4
6が本体42の斜め楕円溝内を摺動移動するようになっ
ている。 【0025】従って、操作軸41の回転によりネジ軸7
1に螺挿されている移動ナット43が上・下に移動し、
これに併行してリンクピン44を遊通させているリンク
47も上・下移動するようになっており、このリンク4
7の上・下移動のときにガイドピン46が本体42の斜
め楕円溝内を摺動移動することでツメ48が開閉するよ
うになっている。すなわち、移動ナット43が上側に摺
動移動する場合はツメ48は開の状態に、移動ナット4
3が下側に摺動移動の場合はリンク47、ツメ48が閉
の状態になるようになっている。このように、スライド
具Dの腕金cへの固定は、碍子gをはさんだ両側に位置
させたリンク47、ツメ48により腕金cを締付け、さ
らにプレート45により挟み込んで強力に固定するよう
になっている。 【0026】電線bを上昇させる機構としては、アーム
51の先端部に外筒60を設け、この外筒60内を上・
下摺動する内筒62を備え、この内筒62の上・下摺動
により昇降する四面ローラ本体64を備えている。外筒
60の下端にはスライド軸57を設け、スライド軸57
にはネジ軸59が結合されて同時に回転するようになっ
ている。ネジ軸59にはスライドナット58が螺合し、
スライドナット58は内筒62の下端に結合し、中筒7
2内に遊通している。したがって、スライド軸57を回
転させることによってネジ軸59が回転し、これに伴っ
てスライドナット58がネジ軸59に沿って上昇、下降
し、スライドナット58に結合した内筒62が、中筒7
2および中筒ホルダ61の内面を上・下移動し、内筒6
2先端部に設けられた四面ローラ68が昇降するように
なっている。 【0027】四面ローラ本体64の開口部66は、四面
ローラ本体64の下部側面にあるノブ63を引くことに
より、四面ローラ本体64が内筒62を軸芯にして回転
し、その方向が位置決めされるようになっている。そし
て位置決め完了後にノブ63を戻すことにより、四面ロ
ーラ本体64の開口部66は所定の方向に位置決め固定
されるようになっている。このように開口部66の方向
を変更できるようにしたのは、四面ローラ本体64の開
口部66を電線bに平行になるように設定するためであ
る。 【0028】四面ローラ本体64の開口部66への電線
bの挿入は、四面ローラ本体64の上部に設けられた上
ローラ67の開閉によるものであり、上ローラ67の開
放はノブ65を引張り、支点ピン74を軸芯にして上ロ
ーラ67を90度以上反転させることにより開口部66
の上部を開放し、かかる状態でスライド軸57を回転し
ながら四面ローラ本体64を上昇させ、電線bを四面ロ
ーラ本体64の開口部66内へ誘導挿入するようになっ
ている。そして、電線bを四面ローラ本体64の開口部
66内へ挿入後は、再びノブ65を引張り、支点ピン7
4を軸芯に上ローラ67を四面ローラ本体64側へ戻し
て固定することにより開口部66の開放された上部を閉
じるようになっている。 【0029】アーム51を旋回移動、固定させる機構と
して、本体42にはアーム受け53を設け、これにアー
ム51を旋回させる軸芯となる支点ピン49を設けてい
る。又、アーム受け53の下部にはアーム51の旋回を
止める安全ストッパ54がアーム51のストッパー孔に
遊通し固定されている。したがって、アーム受け53の
支点ピン49を軸芯にアーム51を旋回させることによ
って、アーム51の先端部に設けた四面ローラ本体64
を移動できるようになっている。この場合、アーム受け
53の下部に設けられたリング55を引張ることによ
り、結合されている安全ストッパ54を引き抜き、アー
ム51を旋回移動可能な状態にすることができる。又、
アーム51の旋回位置決めが完了した後、リング55を
離せば、結合されている安全ストッパ54がアーム51
のストッパー孔に遊通し、アーム51を固定することが
できるようになっている。なお、アーム51の先端部に
位置する外筒60の上部には、アーム51を旋回させる
ときに把持する保持金具69が設けてある。 【0030】アーム51の旋回時において四面ローラ本
体64の開口部66はその方向がたえず電線bと平行状
態で移動しながら電線bを保持する機能を有している。
すなわち、アーム51内の支点ピン49に固定側スプロ
ケット50が設けられ、同様に中筒72の外面に回転側
スプロケット73が設けられており、そのスプロケット
50とスプロケット73と間はチェーン52で結ばれ、
チェーン52の中間には絶縁ジョイント56にて輪状に
接続されている。したがって、アーム51を旋回させる
と固定側スプロケット50にチェーン52により連動す
るように接続された回転側スプロケット73が同時に回
転を始め、アーム51の旋回角度に対応してチェーン5
2の噛み合い位置がズレ、そのズレ分に対応してアーム
51と同じ旋回角度でスプロケット73、中筒72及び
中筒72に併設してある内筒62が回転することにな
る。これにより内筒62の上端にある四面ローラ本体6
4の開口部66は、たえず電線bに平行状態に位置する
ようになっている。 【0031】スライド具Dは上述のとおり、腕金cを支
持、固定する機構、電線bを四面ローラ本体64の開口
部66へ挿入し、電線bを昇降させる機構、およびアー
ム51により旋回移動する機構を有している。このよう
な、スライド具Dは、絶縁操作棒、マニピュレータ車両
を用いた手元操作によって、本体42の上部の吊りフッ
ク70に吊具を取り付け、スライド具Dを吊り上げ、通
り柱の碍子gの腕金c下部へツメ48の開口部を移動
し、絶縁操作棒、マニピュレータ車両の操作棒にて保持
金具69を把持し、腕金cにツメ48を誘導挿入させ、
絶縁操作棒、マニピュレータ車両の操作棒により操作軸
41を回転し、リンク47、ツメ48を閉じて腕金cに
強力に固定し、吊具を吊りフック70より外して図21
に示すように腕金cにスライド具Dを固定する。次い
で、四面ローラ本体64の開口部66に電線bを挿入す
るため、ノブ65を引張り、上ローラ67を反転させ、
開口部66の上部を開放する。そして、スライド軸57
を回転させて内筒62を上昇させて開口部66内に電線
bを一旦保持させる。その後、バインドhを他の工具で
取り外し、再びスライド軸57を回転させ、内筒62を
上昇させ、図22に示すように、電線bが碍子gより上
方に位置するまで上昇させる。次に、絶縁操作棒、マニ
ピュレータ車両の操作棒により、アーム受け53の下部
のリング55を引張って安全ストッパ54を解除し、保
持金具69を把持して支点ピン49を軸芯にアーム51
を旋回移動させる。かかるスライド具Dは通り柱の腕金
cの架設された中線及び外線の電線bを電気的に安全な
作業により活線のまま移動させることができる。 【0032】以上説明した架設電線を活線のまま移動す
る装置においては、架設電線を張線且つ活線のまま移動
させるため、引留柱における引留碍子を張線状態で支持
する碍子受具A、架設電線を支持・移動・固定する外線
張替引留具B、および中線張替引留具C、通り柱におけ
る架設電線を上昇させ移動させるスライド具Dを備え、
絶縁操作棒、マニピュレータ車両の手元操作、あるいは
各々の器具の操作軸、スライド軸に電源付駆動モーター
を併設し、上述の絶縁操作棒、マニピュレータ車両のス
イッチ操作により、、架設電線毎に移動できるようにし
ている。 【0033】 【発明の効果】この発明は、上記のように構成されたこ
とにより、架設電線の電流を絶つことなく作業をすすめ
ることができ、また、バイパス線の仮架設および撤去、
工事車両、および機材の配備による路上占有域の増大の
問題が解消され、さらに工事者が絶縁操作棒、マニピュ
レータ車両による手元操作により作業の全ての工程を実
行でき、間接活線作業が確実、安全に行えるという優れ
た効果を有している。
【図面の簡単な説明】 【図1】 引留柱に張線された架設電線を示す平面図で
ある。 【図2】 通り柱に張線された架設電線を示す平面図で
ある。 【図3】 本発明に係る装置を使用した引留柱における
架設電線移動の操作手順を示す平面図である。 【図4】 同じく本発明に係る装置を使用した引留柱に
おける架設電線移動の操作手順を示す平面図である。 【図5】 本発明に係る装置を使用した通り柱における
架設電線移動の操作手順を示す平面図である。 【図6】 同じく本発明に係る装置を使用した通り柱に
おける架設電線移動の操作手順を示す平面図である。 【図7】 本発明に係る装置の碍子受具を示す平面図で
ある。 【図8】 同じく碍子受具の一部断面正面図である。 【図9】 同じく碍子受具の側面図である。 【図10】 同じく碍子受具の使用状態を示す正面図で
ある。 【図11】 本発明に係る装置の中線張替引留具を示す
正面図である。 【図12】 同じく中線張替引留具の側面図である。 【図13】 同じく中線張替引留具の使用状態を示す平
面図である。 【図14】 同じく中線張替引留具の使用状態を示す正
面図である。 【図15】 本発明に係る装置の外線張替引留具を示す
正面図である。 【図16】 同じく外線張替引留具の側面図である。 【図17】 同じく外線張替引留具の使用状態を示す平
面図である。 【図18】 同じく外線張替引留具の使用状態を示す正
面図である。 【図19】 本発明に係る装置のスライド具を示す正面
図である。 【図20】 同じくスライド具の側面図である。 【図21】 同じくスライド具の使用状態を示す正面図
である。 【図22】 同じくスライド具の使用状態を示す正面図
である。 【符号の説明】 A 碍子受具 B 外線張替 C 中線張替引留具 D スライド具 a 電柱 b 電線 c 腕金 d 電線引留金物 e 引留碍子 f 引留クランプ g 碍子 h バインド i 張線器 j ピン k クランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河合 武雄 大阪府大阪市淀川区新高1丁目3番8号 東神電気株式会社内 (72)発明者 白川 義美 大阪府大阪市淀川区新高1丁目3番8号 東神電気株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−132707(JP,A) 実開 平4−28717(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 1/02 H02G 7/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 電柱に装柱されている腕金、電線、引留
    金物に併設可能な構造を有した碍子受具、張替引留具、
    スライド具を備えた装置であって、 1.回転操作用の操作軸と、操作軸と連動し、リンク
    を開閉させ電線引留金物に揺動把持する機構とを有する
    本体と、 碍子受とを備え、 架設電線を取外し後、引留碍子を張線
    状態で支持する碍子受具と、 2.同じく操作軸と、操作軸と連動し、リンクを開閉
    させ腕金に揺動把持する機構とを有する本体と、 該本体上部に設けられた移動レールと、該移動レール内
    を左右に移動可能なスライドフックとを備え、 張線器をスライドフックに取付けて架設電線を張線状態
    で活線のまま支持移動させ固定する外線、中線用の張替
    引留具と、 3.同じく操作軸と、操作軸と連動し、リンクを開閉
    させ腕金に揺動把持する機構と、アーム受けと、該アーム受けに設けられた支点ピンと、
    該支点ピンを軸芯として旋回するアームと、該アームを
    定位置で固定する安全ストッパとを備えた本体と、 架設電線を上・下移動する機構とを備え、該架設電線を
    上・下移動する機構はアーム先端部に設けられた電線保
    持四面ローラを上・下移動する機構であるスライド具
    と、 を具備して成ることを特徴とする架設電線を活線のまま
    移動する装置。
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