JPS6217927B2 - - Google Patents
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- JPS6217927B2 JPS6217927B2 JP6401682A JP6401682A JPS6217927B2 JP S6217927 B2 JPS6217927 B2 JP S6217927B2 JP 6401682 A JP6401682 A JP 6401682A JP 6401682 A JP6401682 A JP 6401682A JP S6217927 B2 JPS6217927 B2 JP S6217927B2
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- roller
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- 238000005491 wire drawing Methods 0.000 claims description 28
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 6
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims 1
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 8
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 206010014357 Electric shock Diseases 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
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- Electric Cable Installation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は主に活線に近接した箇所で各電柱間
に電線、を延線する活線用延線工法及びその工具
に関するものである。
に電線、を延線する活線用延線工法及びその工具
に関するものである。
高圧線の電線を新しい電線に取り換える場合、
従来は休電を行い、この間に新設線を延線し、既
設線を外して新設線を碍子等に固定していたが、
休電を行うと、需用家側では思わぬ事故が起るお
それがあり、従つて休電時間を極力短くかするこ
とが要求されている。そこで既設線を活線のまま
にして作業箇所附近の既設線に絶縁保護管等を被
せ、新設線を延線し、その後休電して既設線を新
設線に取り換える作業を行つているが、この場合
新設線を延線する際、作業者が活線に近づいて延
線ローラー等を取り付けるため、活線に接触する
おそれがあり、極めて危険な作業であつた。
従来は休電を行い、この間に新設線を延線し、既
設線を外して新設線を碍子等に固定していたが、
休電を行うと、需用家側では思わぬ事故が起るお
それがあり、従つて休電時間を極力短くかするこ
とが要求されている。そこで既設線を活線のまま
にして作業箇所附近の既設線に絶縁保護管等を被
せ、新設線を延線し、その後休電して既設線を新
設線に取り換える作業を行つているが、この場合
新設線を延線する際、作業者が活線に近づいて延
線ローラー等を取り付けるため、活線に接触する
おそれがあり、極めて危険な作業であつた。
この発明はこれらの点に鑑みて発明したもので
活線から離れた位置から工具を使つて各電柱の腕
金等に延線ローラーを取り付け、これと同時にロ
ープを通し、このロープ端に引きロープを連結し
て各電柱の腕金等に固定した延線ローラーに引き
ロープを通し、この引きロープを一側から引くこ
とによつて引きロープ端に連結した電線を延線す
るものであるが、附近に活線があるにもかかわら
ず、極めて安全に新設線を延線し、延線後に既設
線を休電して新設線を碍子等に取り付けて完了す
るもので、休電時間を極めて短かくして作業が行
えるとともに活線から離れた位置で安全に作業が
行え、かつ作業が容易である延線工法及びその工
具を提供することを目的としたものである。
活線から離れた位置から工具を使つて各電柱の腕
金等に延線ローラーを取り付け、これと同時にロ
ープを通し、このロープ端に引きロープを連結し
て各電柱の腕金等に固定した延線ローラーに引き
ロープを通し、この引きロープを一側から引くこ
とによつて引きロープ端に連結した電線を延線す
るものであるが、附近に活線があるにもかかわら
ず、極めて安全に新設線を延線し、延線後に既設
線を休電して新設線を碍子等に取り付けて完了す
るもので、休電時間を極めて短かくして作業が行
えるとともに活線から離れた位置で安全に作業が
行え、かつ作業が容易である延線工法及びその工
具を提供することを目的としたものである。
以下この発明の一実施例を図について説明す
る。まずこの工法に使用する工具について説明す
ると第1図において1は延線ローラー、2はこの
延線ローラ1の四面ローラー部で、この四面ロー
ラー部2は四面ローラーを構成する四つのローラ
ー3と、後部横ローラー4とが夫々フレーム5に
支持されている。6はこの四面ローラー部2の下
部のフレーム5下面から平行に垂下せしめた略山
型の二つの固定フレーム、7はこの二つの固定フ
レーム6の一側下端間にわたした上軸8、下軸9
によつて軸支された二つの平行な鍵型の回動フレ
ームで、この回動フレーム7の上軸8を貫通せし
めた孔は横長の略楕円形になつており、これによ
つて回動フレーム7は下軸9を中心として、一定
角度だけ回動できる。10はこの二つの平行な回
動フレーム7の鍵型水平部間に設けたチヤネル溝
型の枠体、11はこの枠体10の下面を螺貫した
締付ボルト、12はこの締付ボルト11上端に回
転自在に設けた受け金具、13はこの回動フレー
ム7の鍵型水平端に設けた下向の鍵片、14は上
記二つの固定フレーム6の他側下端間に軸15に
よつて回転自在に軸支した扉、16はこの扉14
の自由端に穿つた孔で、この孔16の上下巾は鍵
片13の上下巾よりやや大きく、従つてこの孔1
6に鍵片13は挿通自在である。17はこの孔1
6の上方の扉14にボルト軸18によつて回転自
在に設けられた補助係止片で、この補助係止片1
7の取つ手をもつて回転せしめ、扉14の孔16
を貫通突出した鍵片13上端に補助係止片17の
外縁を当接せしめると、鍵片13は孔16内下部
に係止される。17aはこの補助係止片17に穿
つた小孔である。19は上記二つの固定フレーム
6の下面に穿つた腕金嵌入用の段状切欠部であ
る。次に第2図において20はホツトステイツ
ク、21はこのホツトステイツク20の杆状の把
手部、22は把手部21の上端に設けたフラン
ジ、23はこの把手部21の上端から突出せしめ
たネジ棒、24はこのネジ棒23に螺着した回動
管、25はこの回動管24の一側に設けたU字金
具、26は上記ネジ棒23の上端に螺着固定した
固定管、27はこの固定管26の一側から上方へ
突出せしめた略鍵型のフツク、28は上記回動管
24と固定管26との間のネジ棒23の外周に被
冠したスプリングワツシヤーで、上記回動管24
を回わしてスプリングワツシヤー28が第2図B
に示す如く圧縮された状態でU字金具25はフツ
ク27下に近接して位置するようになつている。
る。まずこの工法に使用する工具について説明す
ると第1図において1は延線ローラー、2はこの
延線ローラ1の四面ローラー部で、この四面ロー
ラー部2は四面ローラーを構成する四つのローラ
ー3と、後部横ローラー4とが夫々フレーム5に
支持されている。6はこの四面ローラー部2の下
部のフレーム5下面から平行に垂下せしめた略山
型の二つの固定フレーム、7はこの二つの固定フ
レーム6の一側下端間にわたした上軸8、下軸9
によつて軸支された二つの平行な鍵型の回動フレ
ームで、この回動フレーム7の上軸8を貫通せし
めた孔は横長の略楕円形になつており、これによ
つて回動フレーム7は下軸9を中心として、一定
角度だけ回動できる。10はこの二つの平行な回
動フレーム7の鍵型水平部間に設けたチヤネル溝
型の枠体、11はこの枠体10の下面を螺貫した
締付ボルト、12はこの締付ボルト11上端に回
転自在に設けた受け金具、13はこの回動フレー
ム7の鍵型水平端に設けた下向の鍵片、14は上
記二つの固定フレーム6の他側下端間に軸15に
よつて回転自在に軸支した扉、16はこの扉14
の自由端に穿つた孔で、この孔16の上下巾は鍵
片13の上下巾よりやや大きく、従つてこの孔1
6に鍵片13は挿通自在である。17はこの孔1
6の上方の扉14にボルト軸18によつて回転自
在に設けられた補助係止片で、この補助係止片1
7の取つ手をもつて回転せしめ、扉14の孔16
を貫通突出した鍵片13上端に補助係止片17の
外縁を当接せしめると、鍵片13は孔16内下部
に係止される。17aはこの補助係止片17に穿
つた小孔である。19は上記二つの固定フレーム
6の下面に穿つた腕金嵌入用の段状切欠部であ
る。次に第2図において20はホツトステイツ
ク、21はこのホツトステイツク20の杆状の把
手部、22は把手部21の上端に設けたフラン
ジ、23はこの把手部21の上端から突出せしめ
たネジ棒、24はこのネジ棒23に螺着した回動
管、25はこの回動管24の一側に設けたU字金
具、26は上記ネジ棒23の上端に螺着固定した
固定管、27はこの固定管26の一側から上方へ
突出せしめた略鍵型のフツク、28は上記回動管
24と固定管26との間のネジ棒23の外周に被
冠したスプリングワツシヤーで、上記回動管24
を回わしてスプリングワツシヤー28が第2図B
に示す如く圧縮された状態でU字金具25はフツ
ク27下に近接して位置するようになつている。
次にこの発明の工法を第3図乃至第7図につい
て説明すると、まず第3図に示す如く延線ローラ
ー1の扉14を開けて軸15を中心に上方へ回転
せしめ、別に用意した適宜のロープ9のリング状
にした一端を扉14の補助係止片17の小孔17
aに仮係止し、他端を四面ローラー部2内に通し
て垂下せしめる。そして第2図Aの状態のホツト
ステイツク20のU字金具25内に延線ローラー
1の上軸8、下軸9を挿入せしめてホツトステイ
ツク20の把手部21を回わすと、回動管24が
ネジ棒23外周を回わつて、第3図に示す如く、
U字金具25の開口端すぐ上にフツク27の下端
が位置し、開口部を塞ぐ。これにより延線ローラ
ー1はホツトステイツク20に係止される。この
際ホツトステイツク20のフランジ22が延線ロ
ーラー1の回動フレーム7を押し、回動フレーム
7は下軸9を中心に第3図に示す如く反時計方向
に少し回動し、上向きに傾く。そして上記ロープ
29の他端を引つ張り乍らホツトステイツク20
の把手部21を作業者が持つて電柱30の腕金3
1に延線ローラー1の段状切欠部19を載置せし
める。そして作業者の手元のロープ29をゆるめ
ると、扉14は自重により軸15を中心に第3図
乃至第4図において時計方向に回転し、上述の如
く回動フレーム7の先端の鍵片13が上向きにな
つているため、扉14の孔16に鍵片13が入
る。そこでホツトステイツク20を回転せしめて
フツク27の位置をU字金具25に対して略90度
回転せしめ、U字金具25の開口部を開けて延線
ローラー1の上軸8、下軸9からU字金具25を
外す。そして延線ローラー1の締付ボルト11の
環状部にホツトステイツク20のフツク27を引
つ掛け、ホツトステイツク20を回わして締め付
ける。これにより受け金具12が腕金31下面に
当り、回動フレーム7は下軸9を中心に第4図に
おける時計方向に回転し、鍵片13下縁が扉14
の孔16の下縁に圧接され、腕金31に延線ロー
ラー1は第5図に示す如く固定される。そこで作
業者は扉14の補助係止片17に仮係止されたロ
ープ29の一端のリング状部29aにホツトステ
イツク20のフツク27を引つ掛けてロープ29
の一端を引くと、ロープ29端が扉14の補助係
止片17から外れ、ロープ29の一端を作業者の
手元に引き寄せ、第6図に示す如く、ロープ29
の略中央を延線ローラー1に通して両端を地上近
くまで垂らす。この様にして第7図Aに示す如
く、各電柱30の腕金31に延線ローラー1を固
定すると同時にロープ29をこの延線ローラー1
内に通してロープ29両端を地上近くに垂らす。
そして第7図Bに示す如く、別に用意した引きロ
ープ32の一端を一側の電柱30箇所のロープ2
9の一端に連結し、ロープ29の他端を引つ張つ
て引きロープ32を該箇所の延線ローラー1に通
し順に各電柱30箇所の延線ローラー1に引きロー
プ32を通し、他側の電柱30箇所の延線ローラー
1まで引きロープ32を通す。そしてこの引きロ
ープ32の終端に第7図Cに示す如く、電線33
一端を接続し、ウインチ34を作動せしめて電線
33を他側の電柱30箇所まで延線する。電線33
を延線後、碍子35に引き通した既設線36を休
電し、既設線36を碍子35から外し、延線ロー
ラー1から電線33を外してこれを碍子35に固
定する。(なお第7図においては既設線36は説
明上一本とした。) そして碍子35から外した既設線36は各延線
ローラー1の四面ローラー部2を開けて四面ロー
ラー部2内に入れ、既設線36を一側から引き出
し、上記新設線たる電線33を通電する。そして
各延線ローラー1を各電柱30の腕金31から外
す。この取り外しに際してはホツトステイツク2
0のフツク27で締付けボルト11をゆるめ、ホ
ツトステイツク20のU字金具25を延線ローラ
ー1上軸8及び下軸9に挿入し、ホツトステイツ
ク20を回わしてU字金具25の開口部をフツク
27下端で塞ぐ。これによりフランジ22が回動
フレーム7を押し、回動フレーム7は下軸9を中
心に第4図に示す如く反時計方向に回転し、上向
きに傾く。従つて鍵片13は扉14の孔16を通
過可能となり、ホツトステイツク20を腕金31
から離れる方向に動かすと、鍵片13が扉14の
孔16から外れ、扉14は軸15を中心に開く。
この様にして延線ローラー1は腕金31から外れ
る。
て説明すると、まず第3図に示す如く延線ローラ
ー1の扉14を開けて軸15を中心に上方へ回転
せしめ、別に用意した適宜のロープ9のリング状
にした一端を扉14の補助係止片17の小孔17
aに仮係止し、他端を四面ローラー部2内に通し
て垂下せしめる。そして第2図Aの状態のホツト
ステイツク20のU字金具25内に延線ローラー
1の上軸8、下軸9を挿入せしめてホツトステイ
ツク20の把手部21を回わすと、回動管24が
ネジ棒23外周を回わつて、第3図に示す如く、
U字金具25の開口端すぐ上にフツク27の下端
が位置し、開口部を塞ぐ。これにより延線ローラ
ー1はホツトステイツク20に係止される。この
際ホツトステイツク20のフランジ22が延線ロ
ーラー1の回動フレーム7を押し、回動フレーム
7は下軸9を中心に第3図に示す如く反時計方向
に少し回動し、上向きに傾く。そして上記ロープ
29の他端を引つ張り乍らホツトステイツク20
の把手部21を作業者が持つて電柱30の腕金3
1に延線ローラー1の段状切欠部19を載置せし
める。そして作業者の手元のロープ29をゆるめ
ると、扉14は自重により軸15を中心に第3図
乃至第4図において時計方向に回転し、上述の如
く回動フレーム7の先端の鍵片13が上向きにな
つているため、扉14の孔16に鍵片13が入
る。そこでホツトステイツク20を回転せしめて
フツク27の位置をU字金具25に対して略90度
回転せしめ、U字金具25の開口部を開けて延線
ローラー1の上軸8、下軸9からU字金具25を
外す。そして延線ローラー1の締付ボルト11の
環状部にホツトステイツク20のフツク27を引
つ掛け、ホツトステイツク20を回わして締め付
ける。これにより受け金具12が腕金31下面に
当り、回動フレーム7は下軸9を中心に第4図に
おける時計方向に回転し、鍵片13下縁が扉14
の孔16の下縁に圧接され、腕金31に延線ロー
ラー1は第5図に示す如く固定される。そこで作
業者は扉14の補助係止片17に仮係止されたロ
ープ29の一端のリング状部29aにホツトステ
イツク20のフツク27を引つ掛けてロープ29
の一端を引くと、ロープ29端が扉14の補助係
止片17から外れ、ロープ29の一端を作業者の
手元に引き寄せ、第6図に示す如く、ロープ29
の略中央を延線ローラー1に通して両端を地上近
くまで垂らす。この様にして第7図Aに示す如
く、各電柱30の腕金31に延線ローラー1を固
定すると同時にロープ29をこの延線ローラー1
内に通してロープ29両端を地上近くに垂らす。
そして第7図Bに示す如く、別に用意した引きロ
ープ32の一端を一側の電柱30箇所のロープ2
9の一端に連結し、ロープ29の他端を引つ張つ
て引きロープ32を該箇所の延線ローラー1に通
し順に各電柱30箇所の延線ローラー1に引きロー
プ32を通し、他側の電柱30箇所の延線ローラー
1まで引きロープ32を通す。そしてこの引きロ
ープ32の終端に第7図Cに示す如く、電線33
一端を接続し、ウインチ34を作動せしめて電線
33を他側の電柱30箇所まで延線する。電線33
を延線後、碍子35に引き通した既設線36を休
電し、既設線36を碍子35から外し、延線ロー
ラー1から電線33を外してこれを碍子35に固
定する。(なお第7図においては既設線36は説
明上一本とした。) そして碍子35から外した既設線36は各延線
ローラー1の四面ローラー部2を開けて四面ロー
ラー部2内に入れ、既設線36を一側から引き出
し、上記新設線たる電線33を通電する。そして
各延線ローラー1を各電柱30の腕金31から外
す。この取り外しに際してはホツトステイツク2
0のフツク27で締付けボルト11をゆるめ、ホ
ツトステイツク20のU字金具25を延線ローラ
ー1上軸8及び下軸9に挿入し、ホツトステイツ
ク20を回わしてU字金具25の開口部をフツク
27下端で塞ぐ。これによりフランジ22が回動
フレーム7を押し、回動フレーム7は下軸9を中
心に第4図に示す如く反時計方向に回転し、上向
きに傾く。従つて鍵片13は扉14の孔16を通
過可能となり、ホツトステイツク20を腕金31
から離れる方向に動かすと、鍵片13が扉14の
孔16から外れ、扉14は軸15を中心に開く。
この様にして延線ローラー1は腕金31から外れ
る。
この発明は以上の方法で延線するため、新設線
たる電線33を延線する際、既設線36を活線の
ままにし、各電柱30の腕金31に、作業者が離
れた位置からホツトステイツク20を使つて延線
ローラー1を取り付けると同時にこの延線ローラ
ー1の扉14の自重による回転を利用してロープ
29を延線ローラー1に通す。従つて作業者は常
に活線たる既設線36から離れて作業するため、
感電等のおそれがなく活線作業といえども安全で
ある。またこの様に新設線たる電線33を延線す
るまで既設線36は通電状態であり、電線33の
延線後、既設線36を碍子35から外し、延線ロ
ーラー1から電線33を外してこの碍子35に取
り付けるまでのわずかな時間のみ休電する。従つ
て既設線を新設線に取り換える作業にあたつて、
2/3程の作業が活線中に終り、あとの1/3程度の作
業を休電中に行う。それ故従来の休電作業に比
べ、休電時間が極めて短縮される。また上記実施
例ではホツトステイツク20のU字金具25に延
線ローラー1の上軸8及び下軸9を挿入した際、
ホツトステイツク20を回わすと、U字金具25
が回転し、フツク27の真下にきてU字金具25
の開口部が塞がれ、スプリングワツシヤー28に
よつてむやみに回動管24が回転しないことと相
俟つて、延線ローラー1は確実にホツトステイツ
ク20上部に係止される。また延線ローラー1を
腕金31に載置せしめた際、扉14は自重によつ
て回転し、ロープ29の一端を四面ローラー部2
に通し、かつ回動フレーム7の鍵片13を扉14
の孔16に挿通せしめる。従つて作業者はホツト
ステイツク20を持つて延線ローラー1を腕金3
1に載置せしめ、延線ローラー1の締付ボルト1
1をホツトステイツク20の先端のフツク27で
回わして締め付け、ロープ29の一端を扉14か
ら外して垂下せしめればよいため、離れた箇所か
らホツトステイツク20を使用する作業である
が、作業が単純で、熟練を要せず、容易である。
たる電線33を延線する際、既設線36を活線の
ままにし、各電柱30の腕金31に、作業者が離
れた位置からホツトステイツク20を使つて延線
ローラー1を取り付けると同時にこの延線ローラ
ー1の扉14の自重による回転を利用してロープ
29を延線ローラー1に通す。従つて作業者は常
に活線たる既設線36から離れて作業するため、
感電等のおそれがなく活線作業といえども安全で
ある。またこの様に新設線たる電線33を延線す
るまで既設線36は通電状態であり、電線33の
延線後、既設線36を碍子35から外し、延線ロ
ーラー1から電線33を外してこの碍子35に取
り付けるまでのわずかな時間のみ休電する。従つ
て既設線を新設線に取り換える作業にあたつて、
2/3程の作業が活線中に終り、あとの1/3程度の作
業を休電中に行う。それ故従来の休電作業に比
べ、休電時間が極めて短縮される。また上記実施
例ではホツトステイツク20のU字金具25に延
線ローラー1の上軸8及び下軸9を挿入した際、
ホツトステイツク20を回わすと、U字金具25
が回転し、フツク27の真下にきてU字金具25
の開口部が塞がれ、スプリングワツシヤー28に
よつてむやみに回動管24が回転しないことと相
俟つて、延線ローラー1は確実にホツトステイツ
ク20上部に係止される。また延線ローラー1を
腕金31に載置せしめた際、扉14は自重によつ
て回転し、ロープ29の一端を四面ローラー部2
に通し、かつ回動フレーム7の鍵片13を扉14
の孔16に挿通せしめる。従つて作業者はホツト
ステイツク20を持つて延線ローラー1を腕金3
1に載置せしめ、延線ローラー1の締付ボルト1
1をホツトステイツク20の先端のフツク27で
回わして締め付け、ロープ29の一端を扉14か
ら外して垂下せしめればよいため、離れた箇所か
らホツトステイツク20を使用する作業である
が、作業が単純で、熟練を要せず、容易である。
なお上記実施例では延線ローラー1を電柱30
の腕金31に載置せしめる際、扉14をロープ2
9の他端で引つ張つて扉14を上方に持ち上げて
いるが、これに限らず、例えば扉14の軸15を
中心とした反対側に突片を設け、扉14を上方に
係止しておき、固定フレーム6及び回動フレーム
7とから成る略コ字型のフレーム内に腕金31を
挿入する際、この突片が腕金に押され、係止が外
れて扉14が自重で落ちてくるようにしても良
く、この場合ロープ29を作業者が引つ張つてお
く必要がない。また上記実施例に代えて、各電柱
30の腕金31に固定した延線ローラー1内にロ
ープ29を通してその両端を垂下せしめ、これら
のロープ29の両端を相互に接続して、一端に引
きロープ32をつなぎ、上記ロープ29を引つ張
つて各電柱30の延線ローラー1に引きロープ3
2を通す方法としても同様の効果を有すること勿
論である。
の腕金31に載置せしめる際、扉14をロープ2
9の他端で引つ張つて扉14を上方に持ち上げて
いるが、これに限らず、例えば扉14の軸15を
中心とした反対側に突片を設け、扉14を上方に
係止しておき、固定フレーム6及び回動フレーム
7とから成る略コ字型のフレーム内に腕金31を
挿入する際、この突片が腕金に押され、係止が外
れて扉14が自重で落ちてくるようにしても良
く、この場合ロープ29を作業者が引つ張つてお
く必要がない。また上記実施例に代えて、各電柱
30の腕金31に固定した延線ローラー1内にロ
ープ29を通してその両端を垂下せしめ、これら
のロープ29の両端を相互に接続して、一端に引
きロープ32をつなぎ、上記ロープ29を引つ張
つて各電柱30の延線ローラー1に引きロープ3
2を通す方法としても同様の効果を有すること勿
論である。
以上の如くこの発明は電線取換作業等、活線に
近接して電線を延線する際、休電時間が極めて短
縮でき、活線作業であつてもホツトステイツクを
使つて離れた位置から作業でき、しかも作業が容
易である等の効果を有する工法並びに工具であ
る。
近接して電線を延線する際、休電時間が極めて短
縮でき、活線作業であつてもホツトステイツクを
使つて離れた位置から作業でき、しかも作業が容
易である等の効果を有する工法並びに工具であ
る。
第1図はこの発明の延線ローラーの斜視図、第
2図A,Bは夫々この発明のホツトステイツクの
U字金具をフツクに対し略直角にした状態を示す
一部切欠正面図及びホツトステイツクのU字金具
をフツク真下に位置せしめた状態を示す一部切欠
正面図、第3図乃至第5図は夫々この発明の延線
ローラーを腕金に取り付け、かつロープを延線ロ
ーラーに取り付ける工法を示す説明図、第6図は
この発明の工法により腕金に延線ローラーを取り
付け、かつロープを延線ローラーに通した状態を
示す斜視図、第7図A,B,Cは夫々第6図の状
態から電線を延線するまでのこの発明の工法を示
す説明図である。 なお図中1は延線ローラー、2は四面ローラー
部、5はフレーム、6は固定フレーム、7は回動
フレーム、8は上軸、9は下軸、11は締付ボル
ト、13は鍵片、14は扉、16は孔、17は補
助係止片、20はホツトステイツク、25はU字
金具、27はフツク、28はスプリングワツシヤ
ー、29はロープ、30は電柱、31は腕金、3
2は引きロープ、33は電線、36は既設線であ
る。
2図A,Bは夫々この発明のホツトステイツクの
U字金具をフツクに対し略直角にした状態を示す
一部切欠正面図及びホツトステイツクのU字金具
をフツク真下に位置せしめた状態を示す一部切欠
正面図、第3図乃至第5図は夫々この発明の延線
ローラーを腕金に取り付け、かつロープを延線ロ
ーラーに取り付ける工法を示す説明図、第6図は
この発明の工法により腕金に延線ローラーを取り
付け、かつロープを延線ローラーに通した状態を
示す斜視図、第7図A,B,Cは夫々第6図の状
態から電線を延線するまでのこの発明の工法を示
す説明図である。 なお図中1は延線ローラー、2は四面ローラー
部、5はフレーム、6は固定フレーム、7は回動
フレーム、8は上軸、9は下軸、11は締付ボル
ト、13は鍵片、14は扉、16は孔、17は補
助係止片、20はホツトステイツク、25はU字
金具、27はフツク、28はスプリングワツシヤ
ー、29はロープ、30は電柱、31は腕金、3
2は引きロープ、33は電線、36は既設線であ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 四面ローラー部を支持するフレームに略コ字
型のフレームを有し、このコ字型のフレームの開
口部上端に軸支された扉を有する延線ローラーの
上記扉の自由端にロープの一端を仮係止して他端
を四面ローラー部に通して垂下せしめ、上端に鍵
型のフツク及び側面にU字金具を有するホツトス
テイツクのU字金具に上記延線ローラーを係止せ
しめて、上記扉の自由端を上にした状態でホツト
ステイツクを持ち上げ、上記コ字型フレーム内に
電柱等から突出する腕金を入れて延線ローラーを
腕金に載置し、この扉の自重によつて扉の自由端
が下つた後、コ字型フレーム下辺を螺貫した締付
ボルトを上記ホツトステイツクのフツクで回わし
て締め付けて延線ローラーを腕金に固定し、上記
ロープの一端の扉に対する仮係止を解いて垂下せ
しめ、この様にして各電柱等の腕金に固定した延
線ローラーにロープを通して両端を垂下せしめ、
これらのロープに引きロープを接続して延線ロー
ラーに通し、この引きロープの終端に電線を接続
して電線を各延線ローラーに通し、この電線わき
の既設線を休電せしめて電線を碍子に固定するこ
とを特徴とする活線用延線工法。 2 四面ローラー部を支持するフレームに略コ字
型のフレームを有し、このコ字型のフレームの開
口部上端に軸支された扉を設け、この扉の自由端
は開口部下端に係止自在とした延線ローラーと、
この延線ローラーのコ字型フレームを係止自在な
U字金具を有し、かつ上記延線ローラーのコ字型
フレームの下辺を螺貫した締付ボルトに係止自在
な鍵型フツクを有するホツトステイツクとから成
ることを特徴とする活線用延線工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57064016A JPS58182410A (ja) | 1982-04-19 | 1982-04-19 | 活線用延線工法及びその工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57064016A JPS58182410A (ja) | 1982-04-19 | 1982-04-19 | 活線用延線工法及びその工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58182410A JPS58182410A (ja) | 1983-10-25 |
JPS6217927B2 true JPS6217927B2 (ja) | 1987-04-20 |
Family
ID=13245941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57064016A Granted JPS58182410A (ja) | 1982-04-19 | 1982-04-19 | 活線用延線工法及びその工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58182410A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4884242B2 (ja) * | 2007-01-24 | 2012-02-29 | 中国電力株式会社 | 間接工具 |
JP2011205890A (ja) * | 2011-04-28 | 2011-10-13 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 電線設備具 |
JP7119975B2 (ja) * | 2018-12-17 | 2022-08-17 | 中国電力株式会社 | 腕金用鳥害防止具 |
JP7312443B2 (ja) * | 2019-08-20 | 2023-07-21 | 株式会社オートグランド スーパーセブン | 車両用荷崩れ防止具 |
-
1982
- 1982-04-19 JP JP57064016A patent/JPS58182410A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58182410A (ja) | 1983-10-25 |
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