JPH10136520A - 巻付バインドの着脱半自動装置 - Google Patents

巻付バインドの着脱半自動装置

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Publication number
JPH10136520A
JPH10136520A JP28550096A JP28550096A JPH10136520A JP H10136520 A JPH10136520 A JP H10136520A JP 28550096 A JP28550096 A JP 28550096A JP 28550096 A JP28550096 A JP 28550096A JP H10136520 A JPH10136520 A JP H10136520A
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JP
Japan
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winding
bind
cable
wire
binding
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Application number
JP28550096A
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English (en)
Inventor
Masanori Kobayashi
政則 小林
Yasuhiro Yamamoto
育宏 山本
Satoru Kadoguchi
哲 門口
Takeo Kawai
武雄 河合
Koji Takasaki
弘司 高崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chubu Electric Power Co Inc
Toshin Electric Co Ltd
Toenec Corp
Original Assignee
Chubu Electric Power Co Inc
Toshin Electric Co Ltd
Toenec Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】電線両端引留処理後に各電柱の電線吊架作業を
行うことが可能で、マニピュレータのアーム操作により
安全性、操作性、省力化を高めた巻付バインドの着脱半
自動装置を提供すること。 【解決手段】マニピュレータのアーム先端部の先端工具
の回転操作により、腕金Dへ固定するクランプ機構と、
電線を挿入、挿通させる左右一対の電線囲持機構と、電
線をがいし電線吊架溝に移動させる囲持機構に併設され
た上・下,水平スライド機構とを設け、回転操作により
腕金Dへの固定、電線を囲持しがいし電線吊架溝に移動
させる機能を有する下ベース1を備えると共に、巻付バ
インドを地上で仮保持させる巻付バインド保持機構と、
柱上作業点に移送、下ベース1に挿入し一体化させる結
合機構と、巻付バインドをがいしEへ添わせる、巻付バ
インドスライド機構と、左右一対の巻付バインド巻付機
構と、巻付プレート9とを設け、巻付バインドの移動螺
旋部を巻付ける機能を有する打器ベース2とを備えたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電柱工事において
電線をがいしに吊架、固定する吊架具として螺旋体で形
成された巻付バインドの取付、取外し作業を、近年導入
されつつある間接活線作業用マニピュレータ車両、それ
に類する遠隔操作で実施できる作業用ロボットのアーム
先端工具の把持、回転動作、付属されている吊上装置に
より作業点まで移動、固定し当該作業を行うものであ
り、マニピュレータ先端工具の微操作することなく、先
端工具への回転操作のみで巻付バインドの取付、取外し
作業の一連の工程を半自動化し、操作性の向上、間接活
線工事における安全性を高める装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電柱工事において、電線をがいし
に吊架、固定する吊架具、巻付バインドの取付、取外し
は架設された電線を高所作業用作業車に併設された吊上
げ装置により、電線をがいし電線吊架溝に添わせるため
の吊上げ、高所作業車のバケット内より複数の作業者が
間接活線工法用絶縁操作棒を用い、巻付バインドを把持
し、がいし電線吊架溝へ巻付バインド吊架部へ添わせ仮
保持し、他の作業者が巻付バインド螺旋部へ電線を乗
せ、他の絶縁操作棒を用い巻付バインドの螺旋部、がい
し側より電線を軸心に旋回させ、螺旋部端まで繰返し巻
付を実施する。また、他方の螺旋部も同じく電線を軸心
に旋回させ巻付をおこない、巻付バインドの取付を実施
する。取外しは上述する一連の作業を逆に実施すること
になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年、間接
活線作業の増大、作業者の安全対策、省力化としてマニ
ピュレータにより操作室からの手元操作にてアームおよ
び先端部に接続された各種先端工具により、当該作業が
可能になり、巻付バインド取付、取外し作業の一連の工
程を操作室内からの手元操作による半自動化、且つ装置
は作業者側からの一面の目視確認可能な構造の装置への
改善が必要であった。
【0004】この発明は、このような事情を鑑みなされ
たものであり、その目的とするところは、近年、各種電
柱工事において、複数の工事用車両が当該作業における
道路専有域の減少、時間の短縮等社会的要求もあり、高
所作業車の効率移動により電線を吊架時に延線する工法
がとられ、電線囲持装置への電線延線による電線挿通と
架設された電線を挿入囲持し、がいし電線吊架溝へスラ
イドさせることを可能にした下ベースと巻付バインドを
地上で仮保持し、マニピュレータのアーム先端工具によ
り電線へ巻付可能した打器ベースを一組とした装置を、
マニピュレータにより巡回しながら各電柱の電線吊架部
へ順次取付け、電線両端引留処理後に、各電柱の電線吊
架作業を行うことが可能で、マニピュレータの有効活用
が計れ、マニピュレータのアーム操作により安全性、操
作性、省力化を高めた装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の構成として
は、電柱工事における電柱吊架作業において巻付バイン
ドを地上にて仮保持し、マニピュレータ車両吊上げ装置
により下ベースを吊り上げ腕金に固定、予め架設された
電線を挿入、当該作業において電線を延線、挿通させ、
がいし電線吊架溝へスライドさせ、巻付バインドを仮保
持した打器ベースを吊り上げ、下ベースと結合、巻付バ
インドを電線に添わせ、マニピュレータ車両が順次当該
作業点への移動準備および電線引留作業、他の作業場所
への移動が可能であり、がいしへ電線吊架作業にはマニ
ピュレータ操作室からの遠隔操作により、巻付バインド
の螺旋部を電線に順次巻付が実施でき、マニピュレータ
車両の有効活用、電線のがいしへの吊架作業が容易に行
われるようになっている。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、この発明に係る作業の説明
および装置の実施例について図面を参照しながら以下に
説明する。図1は、がいしEに電線Bを吊架、固定する
巻付バインドAの形状図を示す。中央にはがいしE、電
線吊架溝eに挿入吊架する吊架部c、両端には螺旋状に
形成され電線Bに巻付け、電線Bと固定する螺旋部a,
bからなる吊架具である。図2は、電柱C、腕金Dに取
付けられたがいしEに巻付バインドAにより電柱Bを吊
架、固定されている正面図である。
【0007】図3及び図4は、腕金DにがいしEが取付
けられ、巻付バインドAにより電線Bが吊架、固定され
ている状態を示し、図3はその上面図、図4は電線吊架
溝eに巻付バインドAの吊架部cが挿入されている状態
を示す正面図である。
【0008】図5及び図6には、腕金Dにクランプ
(3)により固定、下ベース(1)の両端には電線Bを
挿入、挿通した四面ローラーからなる電線囲持部(4)
と上下移動させる上・下スライド(5)、水平移動させ
る水平スライド(6)を設けている下ベース(1)と巻
付バインドAを保持する巻付バインド保持(10)と吊
架部cをがいしE、電線吊架溝eに移動、挿入させる巻
付バインドスライド(7)、巻付バインドA螺旋部a,
bを電線Bを軸心に回転させ巻付ける、巻付バインド巻
付(8)とその螺旋部を押し回転する巻付プレート
(9)からなる打器ベース(2)が下ベース(1)、ベ
ース結合(11)で一体化された巻付バインド着脱半自
動装置の上面図及び正面図を示す。
【0009】図7から図15には、半自動装置である下
ベース(1)、打器ベース(2)の操作工程をそれぞれ
示す。図7は、フック(12)により高所作業車に設け
られた、吊上げ装置で吊架、腕金Dに挿入、回転フック
(14)の回転操作によりクランプ(3)が閉じ腕金D
に固定された下ベース(1)の正面図を、図8にはその
上面図を示す。
【0010】電線囲持部(4)の移動および電線Bの挿
入は、電線囲持部(4)上部の締付ナット(17)を緩
め、開閉ローラー(18)を開け、回転フック(15)
の回転操作により、上下スライド(5)を回転フック
(16)の回転操作により、水平スライド(6)を作
動、すなわち併設された電線囲持部(4)が移動、その
移動により電線Bを電線囲持部(4)に挿入開閉ローラ
ー(18)を閉じ、締付ナット(17)で締付けること
になる。電線BをがいしE,電線吊架溝eへの添わせ、
移動は前述する上下スライド(5)、水平スライド
(6)を作動させることにより実施可能になり、その状
態を図9に示す。
【0011】図10は、巻付バインド保持(10)に巻
付バインドAを仮保持させ、一対の巻付プレート(9)
を中央部に寄せた状態を示す。図11は、一対のフック
(13)を高所作業車に設けられた吊上げ装置により吊
上げ結合軸(21)を下ベース(1)、ベース結合(1
1)に挿入、結合させた状態を示し、図12には、回転
フック(19)の回転操作により巻付バインドスライド
(17)が移動、すなわち、巻付バインドAが電線Bに
添った上面図を示す。
【0012】図13は、打器ベース(2)中央部の回転
フック(20)の回転操作により両側に設けられた巻付
バインド巻付(8)が動作し、電線Bを軸心とし、左右
の巻付プレート(9)が旋回、すなわち、巻付バインド
Aの螺旋部a,bが中央より電線に巻付けられている状
況を、図14にはその中間を、図15には、巻付バイン
ドの半自動装置により巻付バインドAのがいしEへの吊
架、電線Bとの固定操作を完了した正面の状況を示し、
打器ベース(2)、下ベース(1)の取外しは上述する
工程の逆操作で本装置の撤去、回収が可能になる。
【0013】図16には打器ベース(2)の全体構造
を、図17には巻付駆動機構、スライド機構、保持機構
のそれそれの正面図、図18にはその右側面を示す。打
器ベース(2)の上部には、高所作業車吊上げ装置によ
る吊具を掛ける1対のフック(13)を有し、中央には
マニピュレータアーム先端工具にて把持し回転を受ける
回転フック(20)、結合されているウォーム軸(2
2)、ウォーム(23)を介し、ウォームホィール(2
4)、結合されている巻付駆動軸(25)に回転伝達さ
れる。巻付駆動軸(25)は打器ベース(2)左右に突
出され左右1対の巻付バインド巻付(8)へ伝達され
る。よって、巻付バインドAの螺旋部a,bを同時に操
作可能であり、すなわち、螺旋部a,bを同時に電線B
に巻付け、巻外しが可能になる。
【0014】巻付駆動軸(25)の回転動力は両端部に
結合された各一対のマイタギア(26)、ギア軸(2
7)を介し、図19に示す巻付バインド巻付(8)機構
の上面、図20の正面図、図21の右側面図に示す下部
に設けられた、巻付プレート(9)回転機構に回転伝達
される。
【0015】ギア軸(27)の回転は結合されたネジ歯
車(28)、プレート(37)に固定された1組の軸受
(36)、軸受(36)に遊通されたボス(29)、結
合されたネジ歯車(30)に回転伝達される。プレート
(37)、軸受(36)、ボス(29)、ネジ歯車(3
0)には、ボス(29)を軸芯に電線Bを挿入または電
線Bの外周可能なU型溝を有し電線Bの挿入、軸芯に回
転可能な巻付プレート(9)回転機構である。
【0016】巻付ベース(31)はボス(29)に結合
され、回り止め(32)、シャフト(33)に挿入、遊
通移動する巻付プレート(9)を設けボス(29)に挿
通された電線Bを軸芯に旋回、すなわち、ボス(29)
に結合された巻付ベース(31)、シャフト(33)、
巻付プレート(9)との遊回固定させる回り止め(3
2)により、巻付ベース(31)と同回転する巻付プレ
ート(9)が設けられている。
【0017】巻付プレート(9)の旋回時の左右移動
は、巻付バインドA螺旋部の螺旋に添って、巻付時の移
動とその巻付プレート(9)の逆回転による巻外し移動
することになる。巻付プレート(9)には、電線Bを挿
入するU型溝と巻付バインドAの螺旋部a、あるいはb
の螺旋体を電線Bを軸芯として旋回させる巻付ガイド
(35)を形成し、螺旋部a,bいずれの巻始め及び終
端部の螺旋体を電線Bに添わせることが可能である。ま
た、巻付プレート(9)のシャフト(33)からの脱落
防止ストッパーとして、シャフト(33)端にワッシャ
(34)をもうけている。
【0018】次に、巻付バインドAの打器ベース(2)
への固定及び移動機構を図17、図18に示す。巻付バ
インドAの仮保持は、吊架部cを打器ベース中央下側に
ある樹脂製バインドホルダー(38)のU溝に手で挿入
仮保持させる、巻付バインドAのがいしE、電線Bへの
移動はマニピュレータ先端工具により回転を受ける回転
フック(19)と結合されたネジ軸(39)と螺合して
いるスライダーナット(42)により、サイドプレート
(40)が左右移動する。
【0019】固定点としては、予め腕金Dへ取付、固定
された下ベース(1)、ベース結合部(11)へ挿入固
定された連結軸(21)とバインドホルダー(38)を
結合ベース(41)により一体化され、前述の回転フッ
ク(19)、ネジ軸(39)の回転により、サイドベー
ス(40)が左右移動し固定されている、打器ベース
(1)本体も同移動することになり、回転フック(1
9)の回転によりバインドホルダー(38)に仮保持さ
れた巻付バインドAががいしE、電線Bまで移動し、逆
回転により巻付バインドAがバインドホルダー(38)
より外れ、元の位置へ移動する。
【0020】よって、打器ベース(2)の操作は巻付バ
インドAの吊架部cをバインドホルダー(38)に挿入
仮保持し、左右1組の巻付プレート(9)を中央部に移
動、高所作業車吊上装置、吊上具を一対のフック(1
3)に掛け作業点まで吊上げ、予め腕金Dに固定された
下ベース(1)、ベース結合部(11)に連結軸(2
1)を挿入位置決めを行い、回転フック(19)の回転
操作によりサイドプレート(40)、すなわち、結合ベ
ース(41)に併設されたバインドホルダー(38)を
がいしE、電線Bへに巻付バインドAを添わせるまで移
動させる。
【0021】巻付バインドAの両側螺旋部a,bの巻付
は、回転フック(20)の回転操作により、ウォーム軸
(22)、ウォーム(23)、ウォームホィール(2
4)、巻付駆動軸(25)、両端のマイタギア(2
6)、ギア軸(27)、ネジ歯車(28)、ネジ歯車
(30)、ボス(29)を介し、巻付ベース(31)を
回転動作される。ボス(29)に挿入された電線Bに添
わせた巻付バインドAの螺旋部a,bを各々中央側よ
り、巻付プレート(9)、巻付ガイド(35)により巻
付ける。また、回転フック(20)の逆回転操作によ
り、巻付バインドA螺旋部a,bの取り外しになる。
【0022】図24は、下ベース(1)の全体構造の上
面図、図25は正面図を示す。下ベース(1)の上面に
は、高所作業車吊上げ装置による吊具を掛ける左右一対
のフック(12)、中央上面には打器ベース(2)連結
軸(21)を挿入、固定するベース結合部(11)機
構、下面にはマニピュレータ先端工具回転操作を受ける
回転フック(14)により腕金Dを把持、固定するクラ
ンプ(3)機構を有し、下ベース(1)両端には、電線
Bの挿入、挿通、移動させる1本の開閉ローラー(1
8)と3本のローラーからなる四面ローラー構造の電線
囲持部(4)機構とその電線囲持部(4)をがいしE、
電線吊架溝eへ電線Bを添わせる回転フック(15)回
転操作による上下移動させる上下スライド(5)機構、
同じく回転フック(16)の回転操作により水平移動さ
せる水平スライド(6)機構を有し、回転フック(1
5)、(16)の回転操作はマニピュレータの先端工具
にて実施可能である。
【0023】図26は、ベース結合部(11)、クラン
プ(3)機構の構造を示す正面図、図27にはその右側
面図である。下ベース(1)の下面には、マニピュレー
タ先端工具の回転操作を受ける回転フック(14)、そ
の回転を結合されたフック軸(43)、その先端の1対
のマイタギア(44)を介し左右逆ネジ加工されたネジ
軸(45)に回転伝達され、ネジ軸(45)に螺合され
たクランプ爪(46)により腕金Dを把持、固定、回転
フック(14)の逆回転によりクランプ爪(46)が開
放することになる。クランプ(3)の把持固定位置合せ
としてがいしEとの間隙を同じくする当板(49)を設
けている。下ベース(1)の中央上面には、打器ベース
(2)、連結軸(21)を挿入、結合させマニピュレー
タ先端工具の回転操作により固定するロックボルト(4
8)を有している。
【0024】図28は、電線囲持部(4)と上下スライ
ド(5)、水平スライド(6)機構の構造を示す正面
図、図29はその右側面図であり、図30には開閉ロー
ラ(18)の開閉状態を示す。
【0025】下ベース(1)の両端には電線Bを挿入、
又は挿通する四面ローラー構造からなる。電線囲持部
(4)を有し、マニピュレータ先端工具の回転操作によ
り締付ナット(17)を緩め、ピン(50)を支点とし
て開閉ローラー(18)が開き、電線Bを挿入、マニピ
ュレータ先端工具操作により締付ナット(17)を把
持、元位置へ移動、締付けることにより、電線Bを囲持
することになり、その電線囲持部(4)は同じくマニピ
ュレータの先端工具の回転操作により回転フック(1
5)、結合されたネジ軸(51)が回転し螺合されたナ
ットプレート(54)、一体化された上下スライド
(5)が上下移動することになり、同じく回転フック
(16)を回転させることによりフック軸(55)、中
間軸に結合された1組のマイタギア(60)を介し、ネ
ジ軸(56)を回転動作することになり、螺合されてい
るナット(57)、一体化されているローラーベース
(58)を左右移動させることになる。
【0026】電線囲持部(4)はローラーベース(5
8)に固定され、スライドベース(59)は上下スライ
ド(5)へ固定、下ベース(1)へは取付金具(53)
によりベース(52)に固定されている。よって、電線
囲持部(4)の電線Bの挿入は締付ナット(17)を緩
め開閉ローラー(18)を開け、電線Bを挿入開閉ロー
ラー(18)を閉じ、上下移動は回転フック(15)、
左右移動は回転フック(16)を回転操作することによ
り上下、左右移動し電線BをがいしE、電線吊架溝eへ
添わせることになる。
【0027】次に、以上に説明した装置の使用について
説明する。図16、図17及び図18に示す打器ベース
(2)のバインドホルダー(38)に巻付バインドAを
仮保持し、図24及び図25に示す下ベース(1)の1
組のフック(12)に高所作業車の吊上装置の吊具を掛
け、電線Cの作業点である腕金Dへ移送、クランプ
(3)溝へ挿入、当板(49)をがいしE端へ当て、位
置決めした後、マニピュレータ先端工具の回転操作によ
り回転フック(14)を操作、クランプ爪(46)を閉
じ、把持固定する。
【0028】下ベース(1)両端の電線囲持部(4)の
締付ナット(17)を同じく先端工具で回転操作し、開
閉ローラー(18)を開け電線Bを挿入、締付ナット
(17)にて再び開閉ローラー(18)を閉じ電線Bを
囲持する。また、電線Bを電線囲持部(4)へ挿通し、
電線Bを囲持することも可能である。電線Bをがいし
E、電線吊架溝への移動は同じく、先端工具の回転操作
により上下移動の場合は回転フック(15)、左右移動
の場合は回転フック(16)を操作することにより実施
できる。
【0029】図16に示す巻付バインドAを仮保持させ
た打器ベース(2)のフック(13)に高所作業車の吊
具を掛け、上述した下ベース(1)固定点まで移送し、
連結軸(21)を下ベース(1)のベース結合部(1
1)へ挿入、ロックボルト(48)の回転操作により固
定する。
【0030】巻付バインドAの移動は、同じく先端工具
の回転操作により回転フック(19)を操作し、がいし
E、電線吊架溝eに添えられた電線Bに隣接するまで移
動、同じく打器ベース(2)の両端に設けられた巻付バ
インド巻付(8)のボス(29)、ネジ歯車(30)、
巻付プレート(9)のU溝に電線Bを挿入することを確
認する。
【0031】マニピュレータの先端工具の回転操作によ
り、回転フック(20)を操作し、両端の巻付プレート
(9)を回転させ電線Bに添えられた巻付バインドAの
中央部より順次螺旋部a,bを電線Bに巻付けることに
なる。又、巻付バインドAの巻外しは、上述する操作に
おいて、各回転フックを逆回転で実施可能であり、打器
ベース(2)、下ベース(1)の撤去は上述する使用の
逆操作において可能である。
【0032】以上に説明した巻付バインドの着脱半自動
装置について、電線Bを挿入、挿通し、囲持し、移動す
る機構、巻付バインドAを仮保持し電線Bに添わせ両端
の螺旋部a,bを同時に巻付または巻外しする機構を結
合させることにより、マニピュレータの吊上装置および
アーム先端工具による把持、回転操作により巻付バイン
ドAの取付、取外しが容易に実施できる。
【0033】
【発明の効果】以上のように構成されたこの発明の巻付
バインドの半自動装置によれば、巻付バインドを地上で
打器ベースに仮保持し、下ベースをマニピュレータ吊上
装置により電柱の腕金に把持、固定させ電線をがいしに
添え、待機し、打器ベースを同じく吊上装置により下ベ
ースのベース結合部へ移動、挿入、固定させ、巻付バイ
ンドを巻付、もしくは巻外し可能であり、従来の高所作
業車のバケット内から各種絶縁操作棒を用い、複数の作
業者による作業させる面倒がなく、腕金に下ベース、打
器ベースを取付けた状態で待機も可能であり、かつ、マ
ニピュレータ車両が他の作業点へ移動する効率面を有し
ている。
【0034】従って、マニピュレータ車両の手元操作に
より、巻付バインドAを取付、取外しの間接活線作業用
の半自動装置として極めて優れたものになり、操作が簡
単で作業が確実に行える等、極めて実用性に優れた種々
の特徴を発揮できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 巻付バインドの形状を示す正面図である。
【図2】 電柱に巻付バインドを取付けた正面図であ
る。
【図3】 腕金にがいし、巻付バインドを取付けた上面
図である。
【図4】 腕金にがいし、巻付バインドを取付けた正面
図である。
【図5】 腕金に半自動装置の下ベース、打器ベースを
結合した上面図である。
【図6】 腕金に半自動装置の下ベース、打器ベースを
結合した正面図である。
【図7】 腕金に下ベースを固定した正面図である。
【図8】 腕金に下ベースを固定した上面図である。
【図9】 下ベース両端の電線囲持部を移動し、電線を
挿入した上面図である。
【図10】 打器ベースに巻付バインドを仮保持した正
面図である。
【図11】 打器ベースを吊り上げた状態の正面図であ
る。
【図12】 打器ベースを吊り上げた状態の上面図であ
る。
【図13】 打器ベースにより巻付開始状態の正面図で
ある。
【図14】 打器ベースにより巻付中間状態の正面図で
ある。
【図15】 打器ベースにより巻付完了状態の正面図で
ある。
【図16】 打器ベース全体の一部破断正面図である。
【図17】 打器ベース巻付駆動、スライド、保持機構
の一部破断正面図である。
【図18】 図17の一部破断右側面図である。
【図19】 打器ベース巻付機構の上面図である。
【図20】 打器ベース巻付機構の一部破断正面図であ
る。
【図21】 打器ベース巻付機構の一部破断右側面図で
ある。
【図22】 打器ベース巻付プレート回転機構の断面図
である。
【図23】 打器ベース巻付プレート右側面図である。
【図24】 下ベース全体の上面図である。
【図25】 下ベース全体の正面図である。
【図26】 下ベース、ベース結合、クランプ機構の一
部破断正面図である。
【図27】 下ベース、ベース結合、クランプ機構の右
側面図である。
【図28】 下ベース、電線囲持部、上下、スライド機
構の一部破断正面図である。
【図29】 下ベース、電線囲持部、上下、スライド機
構の一部破断右側面図である。
【図30】 下ベース、電線囲持部、開閉ローラー作動
の右側面図である。
【符号の説明】
A 巻付バインド B 電線 D 腕金 E がいし 1 下ベース 2 打器ベース 9 巻付プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 育宏 名古屋市北区御成通4丁目8番 中部電力 株式会社北営業所内 (72)発明者 門口 哲 名古屋市港区千年3丁目1番32号 株式会 社トーエネック本店別館内 (72)発明者 河合 武雄 大阪市淀川区新高1丁目3番8号 東神電 気株式会社内 (72)発明者 高崎 弘司 大阪市淀川区新高1丁目3番8号 東神電 気株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電柱に装柱されている腕金、がいしに電線
    を吊架させる吊架具として螺旋体で形成された巻付バイ
    ンドを、間接活線作業用マニピュレータ車両のアーム、
    それに類する遠隔操作で実施できるロボットのアーム先
    端工具により、がいしに吊架する電線に巻付バインドを
    添わせ、巻付バインドを操作することにより、がいしに
    電線を吊架させる巻付バインドの着脱半自動装置であっ
    て、 マニピュレータのアーム先端部の先端工具の回転操作に
    より、腕金へ固定するクランプ機構と、電線を挿入、挿
    通させる左右一対の電線囲持機構と、その囲持機構に挿
    入された電線をがいし電線吊架溝に移動させる囲持機構
    に併設された上・下,水平スライド機構とを設け、回転
    操作により腕金への固定、電線を囲持しがいし電線吊架
    溝に移動させる機能を有する下ベースを備えると共に、 巻付バインドを地上で仮保持させる巻付バインド保持機
    構と、柱上作業点に移送、下ベースに挿入し一体化させ
    る結合機構と、マニピュレータのアーム先端部の先端工
    具の回転操作により、巻付バインド保持機構に仮保持さ
    れた巻付バインドをがいしへ添わせる、巻付バインドス
    ライド機構と、電線に巻付バインドの螺旋部を巻付、巻
    外しする左右一対の巻付バインド巻付機構と、巻付プレ
    ートとを設け、巻付バインドの仮保持、下ベースとの結
    合、回転操作により仮保持された巻付バインドの移動螺
    旋部を巻付ける機能を有する打器ベースとを備えたこと
    を特徴とするバインドの着脱半自動装置である。
JP28550096A 1996-10-28 1996-10-28 巻付バインドの着脱半自動装置 Pending JPH10136520A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102922530A (zh) * 2012-12-05 2013-02-13 山东电力集团公司电力科学研究院 500kV分裂导线巡检作业机器人平台
CN104682258A (zh) * 2013-12-02 2015-06-03 国家电网公司 电缆机器人行走装置
CN105244808A (zh) * 2015-10-27 2016-01-13 山东科技大学 一种输电线路在线监测用线缆攀爬机器人
CN106058713A (zh) * 2016-06-01 2016-10-26 南昌大学 一种应用在巡线机器人上的地线夹持结构

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