JP3174768B2 - 通り装柱を振分け装柱に変更する工法 - Google Patents
通り装柱を振分け装柱に変更する工法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は高圧配電線工事に
おいて、電柱の腕金の碍子に高圧配電線の通り電線を張
り渡した通り装柱に活線振分け金具を装着して配電線を
引留め式の振分け装柱に簡単な工法で変更しうるように
した通り装柱を振分け装柱に変更する工法に関する。
おいて、電柱の腕金の碍子に高圧配電線の通り電線を張
り渡した通り装柱に活線振分け金具を装着して配電線を
引留め式の振分け装柱に簡単な工法で変更しうるように
した通り装柱を振分け装柱に変更する工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の高圧配電線の通り装柱を振分け装
柱に変更する工法としては、活線作業で行う場合、高所
活線作業員のバケット内から最小2人の作業員が絶縁操
作棒により、引き通し碍子と通り電線とを固定している
バインド線を撤去し、電線を自在にした後、既設腕金の
上方等適宜離隔した位置に設けた仮腕木等に電線を移
線、仮受け、仮把持し、工事空間を造成した後、腕金と
引き通し碍子を電柱から撤去し、耐張碍子を介して圧縮
クランプを複数箇所に取付けた引留め用腕金を電柱に取
付け、仮腕木を下降させて通り電線を元の高さに戻し、
その通り電線の一部を剥ぎ取り、皮剥ぎ部より先の電線
部分とクランプとの間に張線手段を介在させて電線を張
線し、皮剥ぎ部を切断し、張線を緩めて皮剥ぎ部の切断
端をクランプに挿入固定し、張線手段を撤去するように
した工法が周知である(特公平5−10883号公
報)。
柱に変更する工法としては、活線作業で行う場合、高所
活線作業員のバケット内から最小2人の作業員が絶縁操
作棒により、引き通し碍子と通り電線とを固定している
バインド線を撤去し、電線を自在にした後、既設腕金の
上方等適宜離隔した位置に設けた仮腕木等に電線を移
線、仮受け、仮把持し、工事空間を造成した後、腕金と
引き通し碍子を電柱から撤去し、耐張碍子を介して圧縮
クランプを複数箇所に取付けた引留め用腕金を電柱に取
付け、仮腕木を下降させて通り電線を元の高さに戻し、
その通り電線の一部を剥ぎ取り、皮剥ぎ部より先の電線
部分とクランプとの間に張線手段を介在させて電線を張
線し、皮剥ぎ部を切断し、張線を緩めて皮剥ぎ部の切断
端をクランプに挿入固定し、張線手段を撤去するように
した工法が周知である(特公平5−10883号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記工法では
装柱の上部に仮腕木等を備える大掛かりな装置を必要と
し、電線を仮腕木の碍子に移線するための移動範囲が大
きく、そのための工具や用具を必要とする作業量が非常
に大きく一般的でなかった。そのため、バイパスケーブ
ルを用いて最小工事区間のみを停電させて工事を実施す
る所謂バイパスケーブル工法により行われているのが普
通である。既設通り線の碍子を取り外して移線、仮受
け、仮把持する工事や、通り線碍子位置に耐張ストラッ
プを取付ける作業が複雑であった。
装柱の上部に仮腕木等を備える大掛かりな装置を必要と
し、電線を仮腕木の碍子に移線するための移動範囲が大
きく、そのための工具や用具を必要とする作業量が非常
に大きく一般的でなかった。そのため、バイパスケーブ
ルを用いて最小工事区間のみを停電させて工事を実施す
る所謂バイパスケーブル工法により行われているのが普
通である。既設通り線の碍子を取り外して移線、仮受
け、仮把持する工事や、通り線碍子位置に耐張ストラッ
プを取付ける作業が複雑であった。
【0004】この発明は上記した従来技術の問題点を解
決するもので、通り電線を架線状態のままで、通り電線
の碍子を取り外すことなく、通り電線碍子を腕金に固定
するボルトを利用して活線振分け金具を装着できるよう
にして、この活線振分け金具を利用して電線との間に耐
張碍子、引留めクランプを簡単に装着して活線を振分け
し、一時的に工事用開閉器でバイパスをとり、簡単な工
法で振分け装柱に変更できる通り装柱を振分け装柱に変
更する工法を提供することを目的とする。
決するもので、通り電線を架線状態のままで、通り電線
の碍子を取り外すことなく、通り電線碍子を腕金に固定
するボルトを利用して活線振分け金具を装着できるよう
にして、この活線振分け金具を利用して電線との間に耐
張碍子、引留めクランプを簡単に装着して活線を振分け
し、一時的に工事用開閉器でバイパスをとり、簡単な工
法で振分け装柱に変更できる通り装柱を振分け装柱に変
更する工法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する手段】この発明の請求項1の通り装柱
を振分け装柱に変更する工法は、腕金20の碍子Gに通
り電線Dを張り渡した通り装柱Aの腕金20に備えた碍
子固定用ボルト21を利用して腕金20に両側に碍子支
持用ストラップ8を備えた活線振分け金具1を装着する
工程、該活線振分け金具1の碍子支持用ストラップ8に
耐張碍子24と引留めクランプ25とを連接して支承す
る工程、該引留めクランプ25と通り電線Dとの間に張
力調整可能な張線器30を介在して張線する工程、前記
通り電線Dの所定箇所の被覆を剥がして裸線部分Fを形
成する工程、該裸線部分Fを前記引留めクランプ25の
拘持部26に拘持接続する工程、張線器30の張力を調
整して活線振分け金具1に支承した前記碍子24と引留
めクランプ25を緊張させて電線Dを引留め保持する工
程、前記碍子24と引留めクランプ25を緊張後、張線
器30を取り外す工程、前記裸線部分Fから分岐して工
事用の開閉器60への接続線61を接続する工程とから
なるものである。
を振分け装柱に変更する工法は、腕金20の碍子Gに通
り電線Dを張り渡した通り装柱Aの腕金20に備えた碍
子固定用ボルト21を利用して腕金20に両側に碍子支
持用ストラップ8を備えた活線振分け金具1を装着する
工程、該活線振分け金具1の碍子支持用ストラップ8に
耐張碍子24と引留めクランプ25とを連接して支承す
る工程、該引留めクランプ25と通り電線Dとの間に張
力調整可能な張線器30を介在して張線する工程、前記
通り電線Dの所定箇所の被覆を剥がして裸線部分Fを形
成する工程、該裸線部分Fを前記引留めクランプ25の
拘持部26に拘持接続する工程、張線器30の張力を調
整して活線振分け金具1に支承した前記碍子24と引留
めクランプ25を緊張させて電線Dを引留め保持する工
程、前記碍子24と引留めクランプ25を緊張後、張線
器30を取り外す工程、前記裸線部分Fから分岐して工
事用の開閉器60への接続線61を接続する工程とから
なるものである。
【0006】この第1の発明の構成による作用は、通り
電線Dを架線状態のままで、通り電線碍子Gを腕金20
に固定してあるボルト21のナット22を取り外し、該
ボルト21を利用して活線振分け金具1の下部金具2を
腕金20に装着し、該腕金20の上部より上部金具3の
螺杆12を下部金具2の支持筒6に挿通してナット13
で締結して活線振分け金具1を腕金20に装着するこ
と、この活線振分け金具1の両側に耐張碍子24と引留
めクランプ25を連接して支承し、該引留めクランプ2
5と電線Dを張線器30で張線し、電線の所定の位置を
剥がして裸線部分Fを形成し、該裸線部分Fを治具で引
下げて引留めクランプ25の拘持部26に拘持接続して
後に、張線器30により張力を調整して活線振分け金具
1に支承した耐張碍子24と引留めクランプ25を緊張
させ、その後、引留めクランプ25と電線D間の張線器
30を取り外し、剥がした裸線部分Fに工事用開閉器6
0に接続した接続線(引下げ線)61を接続してバイパ
スをとり、配電線を電柱に振分けて引留めることができ
る。而して、通り電線を架線状態のままで、簡単に振分
け作業ができるので、工事内容が極めて簡素化され、絶
縁操作棒による工事を可能とすることができる。
電線Dを架線状態のままで、通り電線碍子Gを腕金20
に固定してあるボルト21のナット22を取り外し、該
ボルト21を利用して活線振分け金具1の下部金具2を
腕金20に装着し、該腕金20の上部より上部金具3の
螺杆12を下部金具2の支持筒6に挿通してナット13
で締結して活線振分け金具1を腕金20に装着するこ
と、この活線振分け金具1の両側に耐張碍子24と引留
めクランプ25を連接して支承し、該引留めクランプ2
5と電線Dを張線器30で張線し、電線の所定の位置を
剥がして裸線部分Fを形成し、該裸線部分Fを治具で引
下げて引留めクランプ25の拘持部26に拘持接続して
後に、張線器30により張力を調整して活線振分け金具
1に支承した耐張碍子24と引留めクランプ25を緊張
させ、その後、引留めクランプ25と電線D間の張線器
30を取り外し、剥がした裸線部分Fに工事用開閉器6
0に接続した接続線(引下げ線)61を接続してバイパ
スをとり、配電線を電柱に振分けて引留めることができ
る。而して、通り電線を架線状態のままで、簡単に振分
け作業ができるので、工事内容が極めて簡素化され、絶
縁操作棒による工事を可能とすることができる。
【0007】
【発明の実施形態】この発明の実施形態を図面に基づい
て説明する。図1はこの発明の活線振分け金具の分解斜
視図、図2は活線振分け金具の正面図、図3は同縦断面
図、図4は活線振分け金具を装着した腕金と、耐張碍子
と、引留めクランプを分解して示す斜視図、図5は張線
器の正面図、図6乃至図13は通り装柱を振分け装柱に
変更する工法を示すもので、図6は通り装柱の正面図、
図7は通り装柱の既設腕金に活線振分け金具を装着する
工程を示す説明図、図8は活線振分け金具に碍子、引留
めクランプを装着する工程を示す説明図、図9は引留め
クランプと電線を張線器で張る工程を示す説明図、図1
0は引留めクランプに電線の剥がし部分を接続する工程
を示す説明図、図11は電線の剥がし部分を開閉器と接
続する工程を示す説明図、図12は通り電線を引留めク
ランプの拘持部間で切断する工程を示す説明図、図13
は切断した電線をジャンパー線で接続して振分け装柱と
する工程を示す説明図、図14は活線振分け金具装着用
治具の平面図、図15は同正面図、図16は把持器の要
部正面図である。
て説明する。図1はこの発明の活線振分け金具の分解斜
視図、図2は活線振分け金具の正面図、図3は同縦断面
図、図4は活線振分け金具を装着した腕金と、耐張碍子
と、引留めクランプを分解して示す斜視図、図5は張線
器の正面図、図6乃至図13は通り装柱を振分け装柱に
変更する工法を示すもので、図6は通り装柱の正面図、
図7は通り装柱の既設腕金に活線振分け金具を装着する
工程を示す説明図、図8は活線振分け金具に碍子、引留
めクランプを装着する工程を示す説明図、図9は引留め
クランプと電線を張線器で張る工程を示す説明図、図1
0は引留めクランプに電線の剥がし部分を接続する工程
を示す説明図、図11は電線の剥がし部分を開閉器と接
続する工程を示す説明図、図12は通り電線を引留めク
ランプの拘持部間で切断する工程を示す説明図、図13
は切断した電線をジャンパー線で接続して振分け装柱と
する工程を示す説明図、図14は活線振分け金具装着用
治具の平面図、図15は同正面図、図16は把持器の要
部正面図である。
【0008】図6乃至図13において、Aは電線(通り
電線)を腕金20の碍子Gに張り渡した通り装柱、Bは
腕金20にこの発明の活線振分け金具を装着して電線
(振分け線)を振分け引留めした振分け装柱を示すもの
である。15は電柱、16は腕金20を電柱15に固定
する取付け金具である。腕金20に碍子Gを碍子用固定
ボルト21とナット22で固定し、その碍子Gの溝には
通り電線Dを当て、通り電線Dに巻き付けたバインド線
Eを碍子Gに巻き付けて通り電線Dを保持されている。
この通り装柱Aから振分け装柱Bに変更する場合に、活
線振分け金具1を用いることにより簡単に作業ができる
ようにする。
電線)を腕金20の碍子Gに張り渡した通り装柱、Bは
腕金20にこの発明の活線振分け金具を装着して電線
(振分け線)を振分け引留めした振分け装柱を示すもの
である。15は電柱、16は腕金20を電柱15に固定
する取付け金具である。腕金20に碍子Gを碍子用固定
ボルト21とナット22で固定し、その碍子Gの溝には
通り電線Dを当て、通り電線Dに巻き付けたバインド線
Eを碍子Gに巻き付けて通り電線Dを保持されている。
この通り装柱Aから振分け装柱Bに変更する場合に、活
線振分け金具1を用いることにより簡単に作業ができる
ようにする。
【0009】図1乃至図3において、活線振分け金具1
は下部金具2と上部金具3からなる。下部金具2は金属
板をT字型に形成し、その先端部に位置決め取付け孔5
と、基部両側に所定の間隔存して貫通孔4aとを設けた
下部板4を設け、該下部板4の貫通孔4aに上部金具3
の螺杆12を挿通しうる内径でかつ所定の高さの支持筒
6がかしめにより取付けられている。両側の支持筒6間
の間隔は少なくとも腕金20の幅より広くする。支持筒
6の所定の位置に円周方向に溝7が刻設されている。8
は細長い金属板を基端部に支持筒6の外径よりやや大き
い円筒部9を存して折り曲げて合わせて板状とした碍子
支持用ストラップで、ストラップ8の先端には、耐張碍
子の一端を止める取付け穴10が設けられている。スト
ラップ8の基端部の円筒部9には、その高さの中央に円
筒内部に突起9aが設けられ、前記支持筒6の相対する
円周方向の溝7に嵌合してストラップ8が支持筒の中央
部の位置に保持できるとともに回動自在な構造とされて
いる。前記下部金具はT字型としたが、これに限られる
ものではなく、例えば、三角形、四角形等でも良い。
は下部金具2と上部金具3からなる。下部金具2は金属
板をT字型に形成し、その先端部に位置決め取付け孔5
と、基部両側に所定の間隔存して貫通孔4aとを設けた
下部板4を設け、該下部板4の貫通孔4aに上部金具3
の螺杆12を挿通しうる内径でかつ所定の高さの支持筒
6がかしめにより取付けられている。両側の支持筒6間
の間隔は少なくとも腕金20の幅より広くする。支持筒
6の所定の位置に円周方向に溝7が刻設されている。8
は細長い金属板を基端部に支持筒6の外径よりやや大き
い円筒部9を存して折り曲げて合わせて板状とした碍子
支持用ストラップで、ストラップ8の先端には、耐張碍
子の一端を止める取付け穴10が設けられている。スト
ラップ8の基端部の円筒部9には、その高さの中央に円
筒内部に突起9aが設けられ、前記支持筒6の相対する
円周方向の溝7に嵌合してストラップ8が支持筒の中央
部の位置に保持できるとともに回動自在な構造とされて
いる。前記下部金具はT字型としたが、これに限られる
ものではなく、例えば、三角形、四角形等でも良い。
【0010】上部金具3は金属板で長方形状に形成した
上部板11を設け、該上部板11の下面両側に螺杆12
が設けられている。実施形態では、上部板11の両側に
前記支持筒6に合致する位置に貫通孔11aを形成して
前記下部金具2の支持筒6に挿通しうるボルト12がか
しめにより固定されている。13は螺杆(ボルト)12
に螺合するナットである。なお、支持筒6は下部金具2
に、螺杆12は上部金具3に設けたが、これに限られる
ものではなく、逆に設けてもよい。
上部板11を設け、該上部板11の下面両側に螺杆12
が設けられている。実施形態では、上部板11の両側に
前記支持筒6に合致する位置に貫通孔11aを形成して
前記下部金具2の支持筒6に挿通しうるボルト12がか
しめにより固定されている。13は螺杆(ボルト)12
に螺合するナットである。なお、支持筒6は下部金具2
に、螺杆12は上部金具3に設けたが、これに限られる
ものではなく、逆に設けてもよい。
【0011】この活線振分け金具1は、腕金20に対し
て下方より当て、先端の位置決め取付け孔5を腕金20
の碍子固定用ボルト21に挿入して当て、支持筒6を腕
金20の両側に位置させ、上部金具3を腕金20の上部
より被せて上部金具3のボルト12を下部金具2の支持
筒6に挿通してボルト12にナット13を締め付け固定
する。
て下方より当て、先端の位置決め取付け孔5を腕金20
の碍子固定用ボルト21に挿入して当て、支持筒6を腕
金20の両側に位置させ、上部金具3を腕金20の上部
より被せて上部金具3のボルト12を下部金具2の支持
筒6に挿通してボルト12にナット13を締め付け固定
する。
【0012】通り装柱の電柱の腕金20の碍子固定用ボ
ルト21に締結したナット22に予めナット脱落防止キ
ャップ23を被せておく(図4参照)。このナット脱落
防止キャップ23は絶縁操作棒の先端に取付けたナット
脱落防止キャップ着脱具により取り外しできる。腕金2
0の碍子固定用ボルト21に締結したナット22は絶縁
操作棒の先端に備えた回転具により取り外しできる。
ルト21に締結したナット22に予めナット脱落防止キ
ャップ23を被せておく(図4参照)。このナット脱落
防止キャップ23は絶縁操作棒の先端に取付けたナット
脱落防止キャップ着脱具により取り外しできる。腕金2
0の碍子固定用ボルト21に締結したナット22は絶縁
操作棒の先端に備えた回転具により取り外しできる。
【0013】図4において、電線を振分けて引留める耐
張碍子24と引留めクランプ25を示す。耐張碍子24
は実施形態では一対の碍子を連結し、碍子のキャップ金
具24aを前記ストラップの取付け穴10に合致させて
ピン36で結合し、かつ碍子の他端の取付け穴24dに
は引留めクランプの取付け穴をピン37で結合して連接
してある。引留めクランプ25は一端に前記碍子24と
連接する取付け穴と、他端部には電線の皮剥ぎ部を拘持
しうる裸線拘持部26と、その拘持部26の楔体27
と、該楔体を締付けるボルト28と、張線器50を接続
する取付け穴25bが形成されている。この耐張碍子2
4と引留めクランプ25とは地上で予め連接して、その
周りに合成樹脂製の碍子保護用ネットカバー(図示せ
ず)が取り外し自由に被せられる。
張碍子24と引留めクランプ25を示す。耐張碍子24
は実施形態では一対の碍子を連結し、碍子のキャップ金
具24aを前記ストラップの取付け穴10に合致させて
ピン36で結合し、かつ碍子の他端の取付け穴24dに
は引留めクランプの取付け穴をピン37で結合して連接
してある。引留めクランプ25は一端に前記碍子24と
連接する取付け穴と、他端部には電線の皮剥ぎ部を拘持
しうる裸線拘持部26と、その拘持部26の楔体27
と、該楔体を締付けるボルト28と、張線器50を接続
する取付け穴25bが形成されている。この耐張碍子2
4と引留めクランプ25とは地上で予め連接して、その
周りに合成樹脂製の碍子保護用ネットカバー(図示せ
ず)が取り外し自由に被せられる。
【0014】図5において、30は引留めクランプと電
線を張線する張線器で、調整手段の調整ボルト、或いは
調整ネジ部を回して伸縮杆31を軸方向に伸縮させるも
ので、その張線器の器体の一端にフック32を設けてク
ランプの端部の取付け穴に引っかけ、かつ伸縮杆31の
先端には電線を嵌めて挟持しうる掴線器33を備えたも
のである。この張線器は、一端のフック部32を引留め
クランプの穴に引っかけるとともに他端の掴線器33の
掴持金具34で電線を挟持して張線器30の調整手段を
回して伸縮杆を伸縮して電線と耐張碍子と引留めクラン
プを緊張させる。
線を張線する張線器で、調整手段の調整ボルト、或いは
調整ネジ部を回して伸縮杆31を軸方向に伸縮させるも
ので、その張線器の器体の一端にフック32を設けてク
ランプの端部の取付け穴に引っかけ、かつ伸縮杆31の
先端には電線を嵌めて挟持しうる掴線器33を備えたも
のである。この張線器は、一端のフック部32を引留め
クランプの穴に引っかけるとともに他端の掴線器33の
掴持金具34で電線を挟持して張線器30の調整手段を
回して伸縮杆を伸縮して電線と耐張碍子と引留めクラン
プを緊張させる。
【0015】図14および図15は活線振分け金具を腕
金の取付る際に用いる取付け具40で、絶縁操作棒45
の先端に取付られ、該取付け具40の上部には下部金具
の支持筒に嵌合しうる一対の支持棒41が設けられ、か
つ上部金具3を挟持する空隙部44を有する上部板42
と挟持板43が備えられ、活線振分け金具を既設腕金に
取付ける際に、活線振分け金具が絶縁操作棒より外れて
落下しないように把持できるように設けられている。す
なわち、活線振分け金具を腕金に装着する際には、先ず
取付け具40の支持棒41を下部金具の支持筒に挿入し
て取付け具40上に載せて腕金のボルトに先端の位置決
め取付け孔を合わせてナットで固定し、次いで、取付け
具40の挟持板43の空隙部44に活線振分け金具の上
部板を挟んで絶縁操作棒45に装着し、絶縁操作棒を伸
ばして既設の腕金20の上部より被せてそのボルト12
を下部金具2の支持筒6に挿入するようにしてある。
金の取付る際に用いる取付け具40で、絶縁操作棒45
の先端に取付られ、該取付け具40の上部には下部金具
の支持筒に嵌合しうる一対の支持棒41が設けられ、か
つ上部金具3を挟持する空隙部44を有する上部板42
と挟持板43が備えられ、活線振分け金具を既設腕金に
取付ける際に、活線振分け金具が絶縁操作棒より外れて
落下しないように把持できるように設けられている。す
なわち、活線振分け金具を腕金に装着する際には、先ず
取付け具40の支持棒41を下部金具の支持筒に挿入し
て取付け具40上に載せて腕金のボルトに先端の位置決
め取付け孔を合わせてナットで固定し、次いで、取付け
具40の挟持板43の空隙部44に活線振分け金具の上
部板を挟んで絶縁操作棒45に装着し、絶縁操作棒を伸
ばして既設の腕金20の上部より被せてそのボルト12
を下部金具2の支持筒6に挿入するようにしてある。
【0016】図16において、50は耐張碍子と引留め
クランプを保持して持ち上げる碍子把持器で、上部両側
に開閉可能な把持片51を備え、把持片51を開放して
耐張碍子と引留めクランプを入れ把持片51を閉じて保
持し、所定位置に装着後把持片51を開いて操作手段を
取り外すものである。
クランプを保持して持ち上げる碍子把持器で、上部両側
に開閉可能な把持片51を備え、把持片51を開放して
耐張碍子と引留めクランプを入れ把持片51を閉じて保
持し、所定位置に装着後把持片51を開いて操作手段を
取り外すものである。
【0017】次に、通り装柱Aから振分け装柱Bに変更
する工法を図6乃至図16により説明する。図7におい
て、活線振分け金具を通り装柱の腕金に装着する工程を
示す。高所作業車のバケットに作業員が乗り、通り装柱
の電柱の腕金20の碍子固定用ボルト21に締結したナ
ット22に予め被せられたナット脱落防止キャップ23
を絶縁操作棒の先端に取付けたナット脱落防止キャップ
着脱具により外し、次いで回転具によりナット22を緩
めて外してこの発明の活線振分け金具1を装着できるよ
うにする。
する工法を図6乃至図16により説明する。図7におい
て、活線振分け金具を通り装柱の腕金に装着する工程を
示す。高所作業車のバケットに作業員が乗り、通り装柱
の電柱の腕金20の碍子固定用ボルト21に締結したナ
ット22に予め被せられたナット脱落防止キャップ23
を絶縁操作棒の先端に取付けたナット脱落防止キャップ
着脱具により外し、次いで回転具によりナット22を緩
めて外してこの発明の活線振分け金具1を装着できるよ
うにする。
【0018】活線振分け金具取付け具40の上部に設け
た支持棒41に下部金具2の支持筒6を挿入したものを
絶縁操作棒の先端に載せて絶縁操作棒を伸ばして図7に
示すように、既設腕金20の下側に上げ、腕金20の下
部に突出している碍子Gの固定用ボルト21の位置に下
部金具2の位置決め取付け孔5を合致させ、しかる後、
別のナット回し具を備えた絶縁操作棒でナット22を締
付けて下部金具2を固定する。
た支持棒41に下部金具2の支持筒6を挿入したものを
絶縁操作棒の先端に載せて絶縁操作棒を伸ばして図7に
示すように、既設腕金20の下側に上げ、腕金20の下
部に突出している碍子Gの固定用ボルト21の位置に下
部金具2の位置決め取付け孔5を合致させ、しかる後、
別のナット回し具を備えた絶縁操作棒でナット22を締
付けて下部金具2を固定する。
【0019】次いで、活線振分け金具用取付け具40の
上部板42と挟持板43との空隙部44に活線振分け金
具1の上部金具3の上部板11を挟持させたものを、絶
縁操作棒45の先端に備え、絶縁操作棒を伸ばして既設
腕金20の上部より被せて、上部金具の螺杆12を下部
金具2の支持筒6に挿通し、絶縁操作棒の回転具により
ナット13を締め付け、活線振分け金具1を既設腕金2
0に装着する。
上部板42と挟持板43との空隙部44に活線振分け金
具1の上部金具3の上部板11を挟持させたものを、絶
縁操作棒45の先端に備え、絶縁操作棒を伸ばして既設
腕金20の上部より被せて、上部金具の螺杆12を下部
金具2の支持筒6に挿通し、絶縁操作棒の回転具により
ナット13を締め付け、活線振分け金具1を既設腕金2
0に装着する。
【0020】図8において、次の活線振分け金具のスト
ラップに耐張碍子と引留めクランプを支承する工程を示
す。地上で組み込まれた耐張碍子24、引留めクランプ
25のセットを絶縁操作棒の先端に取付けた碍子把持器
50に把持し、絶縁操作棒を伸ばして耐張碍子24のキ
ャップ金具24aの空隙部24bに前記活線振分け金具
のストラップ8を挟んでコッタピン保持器を用いてスト
ラップ8の取付け穴10と耐張碍子のキャップ金具24
aの取付け穴24cとの間をコッタピン36を挿通し、
割ピン挿入器を用いてコッタピンを挿通して留め、引留
めクランプ25、耐張碍子24のセットを腕金20の活
線振分け金具1に取付ける。同様な工事を反対側に対し
ても行う(図4参照)。
ラップに耐張碍子と引留めクランプを支承する工程を示
す。地上で組み込まれた耐張碍子24、引留めクランプ
25のセットを絶縁操作棒の先端に取付けた碍子把持器
50に把持し、絶縁操作棒を伸ばして耐張碍子24のキ
ャップ金具24aの空隙部24bに前記活線振分け金具
のストラップ8を挟んでコッタピン保持器を用いてスト
ラップ8の取付け穴10と耐張碍子のキャップ金具24
aの取付け穴24cとの間をコッタピン36を挿通し、
割ピン挿入器を用いてコッタピンを挿通して留め、引留
めクランプ25、耐張碍子24のセットを腕金20の活
線振分け金具1に取付ける。同様な工事を反対側に対し
ても行う(図4参照)。
【0021】絶縁操作棒の先端に皮むき器(図示せず)
を装備して、計測器(図示せず)により皮むき位置を決
め、皮むき器により所定長さの電線被覆を皮むきして図
9に示すように、クランプの裸線拘持部26に拘持しか
つ引下げ線を分岐しうる裸線部分Fを形成する。
を装備して、計測器(図示せず)により皮むき位置を決
め、皮むき器により所定長さの電線被覆を皮むきして図
9に示すように、クランプの裸線拘持部26に拘持しか
つ引下げ線を分岐しうる裸線部分Fを形成する。
【0022】図9、図10において、通り電線に裸線部
分を形成する工程と、裸線部分を引留めクランプに拘持
する工程を示す。絶縁操作棒の先端に張線器30を取付
け、一端を前記取付けた引留めクランプの先端の穴25
bにフック32を引っかけ、伸縮杆31の先端の掴線器
33を通り電線にかける。また、通り電線の所定の箇所
を皮剥ぎ器により所定の長さだけ皮むきして裸線部分F
を形成する(図4、図5参照)。
分を形成する工程と、裸線部分を引留めクランプに拘持
する工程を示す。絶縁操作棒の先端に張線器30を取付
け、一端を前記取付けた引留めクランプの先端の穴25
bにフック32を引っかけ、伸縮杆31の先端の掴線器
33を通り電線にかける。また、通り電線の所定の箇所
を皮剥ぎ器により所定の長さだけ皮むきして裸線部分F
を形成する(図4、図5参照)。
【0023】図10において、張線器で碍子、引留めク
ランプ、電線を緊張させて引留める工程を示す。引留め
クランプ25の裸線拘持部26と前記皮むき器により剥
かれた裸線部分Fとを治具により接近させ、裸線部分F
を引留めクランプ25の裸線拘持部分26に挿入して拘
持させる。次いで、張線器30の調整ボルト、調整ネジ
部等調整手段34を調整して伸縮杆31を伸縮して掴線
器で電線を圧接挟持して適宜な張力で碍子、クランプ、
通り電線Dを引っ張って緊張させ、電線を引留める。
ランプ、電線を緊張させて引留める工程を示す。引留め
クランプ25の裸線拘持部26と前記皮むき器により剥
かれた裸線部分Fとを治具により接近させ、裸線部分F
を引留めクランプ25の裸線拘持部分26に挿入して拘
持させる。次いで、張線器30の調整ボルト、調整ネジ
部等調整手段34を調整して伸縮杆31を伸縮して掴線
器で電線を圧接挟持して適宜な張力で碍子、クランプ、
通り電線Dを引っ張って緊張させ、電線を引留める。
【0024】次いで、図11において、裸線部分に工事
用開閉器に接続線を接続する工程を示す。電柱に予め工
事用開閉器60を設置し、バイパス用の引下げ線61を
取付けておく。前記碍子保護カバーを外し、裸線部分F
に電柱の下部に仮設された工事用開閉器60への接続線
(引下げ線)61を圧縮器で圧縮接続してバイパスを構
成し、通り電線の通電を確保する。この引下げ線と裸線
との分岐部に一旦カバーを被せる。しかる後、図12に
示すように、張線器30の調整手段34を逆に回して伸
縮杆31を縮めて掴線器を緩めて電線より外し、引留め
クランプ25よりフック32を外して張線器30を取外
し、その後引留めクランプ部分に合成樹脂製の引留めク
ランプカバー29を被せる(図8参照)。同様な工事を
反対側に対しても行う。
用開閉器に接続線を接続する工程を示す。電柱に予め工
事用開閉器60を設置し、バイパス用の引下げ線61を
取付けておく。前記碍子保護カバーを外し、裸線部分F
に電柱の下部に仮設された工事用開閉器60への接続線
(引下げ線)61を圧縮器で圧縮接続してバイパスを構
成し、通り電線の通電を確保する。この引下げ線と裸線
との分岐部に一旦カバーを被せる。しかる後、図12に
示すように、張線器30の調整手段34を逆に回して伸
縮杆31を縮めて掴線器を緩めて電線より外し、引留め
クランプ25よりフック32を外して張線器30を取外
し、その後引留めクランプ部分に合成樹脂製の引留めク
ランプカバー29を被せる(図8参照)。同様な工事を
反対側に対しても行う。
【0025】図12において、工事用開閉器によりバイ
パス経路を構成して後通り電線を切断する工程を示す。
開閉器60でバイパス経路を構成して後、通り電線Dを
所定の箇所、クランプの拘持部と腕金の碍子の間で切断
する。そしてその電線の切断端部Hは折り曲げて一旦絶
縁キャップを被せる。同様に反対側においても通り電線
を切断する。このようにして通り電線を左右に振り分け
て引き留めした振分け装柱とすることができる。通り電
線には引っ張りにより圧力がかかるので、切断する必要
がある。なお、碍子に残る通り電線Dとバインド線Eは
線除去用治具で取り除く。
パス経路を構成して後通り電線を切断する工程を示す。
開閉器60でバイパス経路を構成して後、通り電線Dを
所定の箇所、クランプの拘持部と腕金の碍子の間で切断
する。そしてその電線の切断端部Hは折り曲げて一旦絶
縁キャップを被せる。同様に反対側においても通り電線
を切断する。このようにして通り電線を左右に振り分け
て引き留めした振分け装柱とすることができる。通り電
線には引っ張りにより圧力がかかるので、切断する必要
がある。なお、碍子に残る通り電線Dとバインド線Eは
線除去用治具で取り除く。
【0026】図13において、切断した電線をジャンパ
ー線で接続する工程を説明する。振分け装柱のために設
置した工事用開閉器60を取り外すためには、この振分
け装柱で振り分けた電線に通電するために、図13に示
すように、切断した電線端部Hのキャップを外して端部
の被覆を皮むき器で剥ぎ、別に用意したジャンパー線6
2を接続して両側の振分け電線の端部を接続して振分け
電線を接続する。ジャンパー線62で接続後、引下げ線
の接続部のカバーを外して裸線部分に圧着した工事用開
閉器への引下げ線61を切断して開閉器を取外す。
ー線で接続する工程を説明する。振分け装柱のために設
置した工事用開閉器60を取り外すためには、この振分
け装柱で振り分けた電線に通電するために、図13に示
すように、切断した電線端部Hのキャップを外して端部
の被覆を皮むき器で剥ぎ、別に用意したジャンパー線6
2を接続して両側の振分け電線の端部を接続して振分け
電線を接続する。ジャンパー線62で接続後、引下げ線
の接続部のカバーを外して裸線部分に圧着した工事用開
閉器への引下げ線61を切断して開閉器を取外す。
【0027】以上の実施形態を示したが、この発明はこ
の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸
脱しない範囲で、様々な形態を実施しうるものである。
の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸
脱しない範囲で、様々な形態を実施しうるものである。
【0028】
【発明の効果】この発明の請求項1によれば、通り電線
を架線状態のままで、通り電線碍子を腕金に固定してあ
るボルトのナットを取り外し、該ボルトを利用して活線
振分け金具の下部金具を腕金に装着し、該腕金の上部よ
り上部金具を下部金具の支持筒に挿通してナットで締結
して活線振分け金具を腕金に装着し、この活線振分け金
具を利用してその両側に耐張碍子と引留めクランプを支
承し、電線の所定位置を剥がして裸線部分を引留めクラ
ンプに拘持接続し、碍子と該引留めクランプと通り電線
を張線器で緊張させ、電線を腕金に簡単に振分け引留め
できる。従って、通り電線を架線状態のままで、また通
り電線碍子を取付けたままで、通り装柱を振分け装柱に
変更することができ、仮腕木等の装具や大幅な電線の移
線を必要とせず、大幅な移線のための用具、工具も必要
としない。また、バイパス工法のようなバイパスケーブ
ルを取付け、最小工事区間を停電させて工事を実施する
必要もない。従来の工法は、大がかりであったために絶
縁操作棒による工事が困難であったが、本発明により工
法が極めて簡素化されたために絶縁操作棒を使用しての
工事が可能となった。また、大幅な工事量の軽減ができ
るので、直接の作業員は1人でもバケット内から絶縁操
作棒による作業が可能となり、省力化を可能とすること
ができる。
を架線状態のままで、通り電線碍子を腕金に固定してあ
るボルトのナットを取り外し、該ボルトを利用して活線
振分け金具の下部金具を腕金に装着し、該腕金の上部よ
り上部金具を下部金具の支持筒に挿通してナットで締結
して活線振分け金具を腕金に装着し、この活線振分け金
具を利用してその両側に耐張碍子と引留めクランプを支
承し、電線の所定位置を剥がして裸線部分を引留めクラ
ンプに拘持接続し、碍子と該引留めクランプと通り電線
を張線器で緊張させ、電線を腕金に簡単に振分け引留め
できる。従って、通り電線を架線状態のままで、また通
り電線碍子を取付けたままで、通り装柱を振分け装柱に
変更することができ、仮腕木等の装具や大幅な電線の移
線を必要とせず、大幅な移線のための用具、工具も必要
としない。また、バイパス工法のようなバイパスケーブ
ルを取付け、最小工事区間を停電させて工事を実施する
必要もない。従来の工法は、大がかりであったために絶
縁操作棒による工事が困難であったが、本発明により工
法が極めて簡素化されたために絶縁操作棒を使用しての
工事が可能となった。また、大幅な工事量の軽減ができ
るので、直接の作業員は1人でもバケット内から絶縁操
作棒による作業が可能となり、省力化を可能とすること
ができる。
【図1】この発明の活線振分け金具の分解斜視図であ
る。
る。
【図2】活線振分け金具の正面図である。
【図3】同縦断面図である。
【図4】活線振分け金具を装着した腕金と、耐張碍子
と、引留めクランプを分解して示す斜視図である。
と、引留めクランプを分解して示す斜視図である。
【図5】張線器の正面図である。
【図6】通り装柱の正面図である。
【図7】通り装柱の既設腕金に活線振分け金具を装着す
る工程を示す説明図である。
る工程を示す説明図である。
【図8】活線振分け金具に碍子、引留めクランプを装着
する工程を示す説明図である。
する工程を示す説明図である。
【図9】引留めクランプと電線を張線器で張る工程を示
す説明図である。
す説明図である。
【図10】引留めクランプに電線の剥がし部分を接続す
る工程を示す説明図である。
る工程を示す説明図である。
【図11】電線の剥がし部分を開閉器と接続する工程を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図12】通り電線を引留めクランプの拘持部間で切断
する工程を示す説明図である。
する工程を示す説明図である。
【図13】切断した電線をジャンパー線で接続して振分
け装柱とする工程を示す説明図である。
け装柱とする工程を示す説明図である。
【図14】活線振分け金具装着用治具の平面図である。
【図15】同正面図である。
【図16】把持器の要部正面図である。
1 活線振分け金具 2 下部金具 3 上部金具 5 位置決め取付け孔 6 支持筒 8 碍子支持用ストラップ 10 取付け穴 12 螺杆 20 腕金 21 碍子固定用ボルト 22 ナット 24 耐張碍子 25 引留めクランプ 30 張線器 A 通り装柱 B 振分け装柱 D 電線 G 通り電線碍子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥原 利雄 長野県松本市埋橋1丁目5−3 中部電 力株式会社 松本営業所内 (72)発明者 三輪 泰司 愛知県名古屋市港区千年3丁目1番32号 株式会社トーエネック本店別館内 (72)発明者 前田 敏行 愛知県春日井市松河戸町108番地 株式 会社古川電機製作所 春日井工場内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 1/02
Claims (1)
- 【請求項1】 腕金の碍子に通り電線を張り渡した通り
装柱の腕金に備えた碍子固定用ボルトを利用して腕金に
両側に碍子支持用ストラップを備えた活線振分け金具を
装着する工程、 該活線振分け金具の碍子支持用ストラップに耐張碍子と
引留めクランプとを連接して支承する工程、 該引留めクランプと通り電線との間に張力調整可能な張
線器を介在して張線する工程、 前記通り電線の所定箇所の被覆を剥がして裸線部分を形
成する工程、 該裸線部分を前記引留めクランプの拘持部に拘持接続す
る工程、 張線器で活線振分け金具に支承した前記碍子と引留めク
ランプを緊張させて電線を引留め保持する工程、 前記碍子と引留めクランプを緊張後、張線器を取り外す
工程、 前記裸線部分から分岐して工事用開閉器への接続線を接
続する工程とからなる通り装柱を振分け装柱に変更する
工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4415899A JP3174768B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 通り装柱を振分け装柱に変更する工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4415899A JP3174768B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 通り装柱を振分け装柱に変更する工法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001025750A Division JP2001204131A (ja) | 2001-02-01 | 2001-02-01 | 活線振分け金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000245024A JP2000245024A (ja) | 2000-09-08 |
JP3174768B2 true JP3174768B2 (ja) | 2001-06-11 |
Family
ID=12683818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4415899A Expired - Fee Related JP3174768B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 通り装柱を振分け装柱に変更する工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3174768B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103928867A (zh) * | 2014-04-24 | 2014-07-16 | 国家电网公司 | 220kV线路钢管杆带电更换直线绝缘子所用双吊点杆头卡具 |
CN105811312A (zh) * | 2016-06-06 | 2016-07-27 | 国网湖南省电力公司带电作业中心 | 配电线路更换耐张绝缘子的托瓶紧线工具及其应用方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200454035Y1 (ko) * | 2009-09-28 | 2011-06-10 | 한전케이피에스 주식회사 | 접지선 길이 조절장치 |
KR101127638B1 (ko) | 2010-08-19 | 2012-03-22 | 한국전력공사 | 배전용 전주의 양방향 볼쇄클 |
JP5335034B2 (ja) * | 2011-06-20 | 2013-11-06 | 中国電力株式会社 | 腕金交換装置 |
JP5872609B2 (ja) * | 2014-03-17 | 2016-03-01 | 中国電力株式会社 | ナット止め具着脱用工具 |
JP6483055B2 (ja) * | 2016-06-10 | 2019-03-13 | 北海道電力株式会社 | 架線装柱金具 |
KR102353393B1 (ko) * | 2020-06-18 | 2022-01-21 | 한국전력공사 | 점퍼지지애자 연결 장치 |
CN114512936B (zh) * | 2022-03-07 | 2024-07-19 | 深圳供电局有限公司 | 更换装置 |
-
1999
- 1999-02-23 JP JP4415899A patent/JP3174768B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103928867A (zh) * | 2014-04-24 | 2014-07-16 | 国家电网公司 | 220kV线路钢管杆带电更换直线绝缘子所用双吊点杆头卡具 |
CN105811312A (zh) * | 2016-06-06 | 2016-07-27 | 国网湖南省电力公司带电作业中心 | 配电线路更换耐张绝缘子的托瓶紧线工具及其应用方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000245024A (ja) | 2000-09-08 |
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