JPS5930568Y2 - 引留クランプ用連結金具 - Google Patents

引留クランプ用連結金具

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JPS5930568Y2
JPS5930568Y2 JP1974137047U JP13704774U JPS5930568Y2 JP S5930568 Y2 JPS5930568 Y2 JP S5930568Y2 JP 1974137047 U JP1974137047 U JP 1974137047U JP 13704774 U JP13704774 U JP 13704774U JP S5930568 Y2 JPS5930568 Y2 JP S5930568Y2
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JP
Japan
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insulator
tension
connecting piece
fitting
clamp
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JP1974137047U
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JPS5163193U (ja
Inventor
俊正 内藤
良和 長谷山
Original Assignee
中部電力 (株)
旭可鍛鉄 (株)
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電線を耐張碍子装置に正確に架線するために使
用する連結金具に関するもので、連結部構造が相異する
どのような引留クランプに対しても使用できるようにし
たものである。
従来送電々正66KV〜154KV系統用耐張碍子装置
と送電線との緊線作業を行うには、鉄塔に吊り止めした
耐張碍子装置の線側端部碍子、あるいはそれと連結した
ホーン取付金具等の碍子金具に取付けたワイヤーを、延
線した送電線を握持するカマロングと連結した滑車に通
し、その索端を鉄塔ポストを介してウィンチに連結し、
そのウィンチを巻きあげることによりカマロングと線側
端部の碍子又は碍子金具を相互に引寄せ、送電線端部を
耐張碍子装置へ正常に張設した状態にしてから、引留ク
ランプと碍子金具とが緊密に連結するような送電線引留
位置を見定めて送電線の所定の位置に引留クランプを取
付けた後、この引留クランプと線側端部の碍子金具とを
連結して送電線を張設していた。
このようにした場合、線側端の碍子あるいは碍子金具と
引留クランプとの間には通常複数個の碍子金具が介在す
るため、それ等を正常に張設した状態における引留クラ
ンプの送電線引留位置と合致させることが面倒であり、
かつその施工には多くの時間を費やした。
更に、このような施工は滞空にて行うので施工能率も悪
く、誤まって施工することもあった。
又、引留クランプの連結部は通常クレビス構造あるいは
リンク構造を形成しているため、(例えば、電気事業連
合会が規定する電力用規格A207圧縮形引留ランプ)
その連結部と連結できる二種類の碍子金具を用意しなけ
ればならず、資材管理の点からも繁雑であった。
第1図は長幹碍子を使用して鉄塔に吊り止めされた一連
耐張碍子装置に送電線を緊線する緊線施工速時の状態を
示すもので、この場合はホーン取付金具1等にワイヤー
2を取付ける適宜な箇所がないため、ワイヤー2を長幹
碍子3の胴部に縛着して、前述の緊線施工法にて送電線
4を張設した。
しかしながら、長幹碍子3の磁器部特に笠部は変則荷重
、衝撃的荷重には脆弱で破損することさえあり、破損し
た場合は縛着が解かれてワイヤー2が長幹碍子3より離
別するため危険であると共に、ワイヤー2を長幹碍子3
に縛着するのに手間を要した。
第2図は懸垂碍子を使用してホーン取付金具を具えた鉄
塔に吊り止めした一連耐張碍子装置の緊線施工速時の状
態を示すもので、この場合はホーン取付金具5の両端部
位置にあるホーン取付孔5aを利用して、滑車6aを通
したワイヤー2の両端工事用係止具7を介して取付孔5
aに取付け、該滑車6aと送電線4を握持するカマロン
グ8と連結した滑車6bをワイヤー2を介して連結して
電線4を張設する。
しかしながら、この第2図の方法による場合は緊線施工
後でないとアークホーン9をホーン取付金具5に取着す
ることができず、又ホーン取付金具5のホーン取付孔5
aあたりの翼状部は通常緊線荷重に対する強度的配慮が
なされていないため、そのことを配慮して補強するとホ
ーン取付金具5が総体的に大形となる不利が生じた。
第3図はアークホーン9を取付けたまま鉄塔に吊り止め
された一連耐張碍子装置の緊線施工速時の状態を示すも
ので、この場合は懸垂碍子10のキャップ金具10aを
外包する構造の碍子取替工具11を装着し、該碍子取替
工具11の両外翼の枢着孔11aを利用して、該枢着孔
11aに工事用係止具7を取付けて前述した構成と同じ
く滑車6 a p 6 bsカマロング8、ワイヤー2
.z等を介して送電線4を張設する。
しかしながら、この場合碍子取替工具11は使用する懸
垂碍子10のキャラ村金具10aの大きさに対応するよ
うに多くの異なった碍子取替工具11を用意しなければ
ならないし、長幹碍子を使用した耐張碍子装置には適用
できないという欠点があった。
本考案は以上述べたような事情に鑑みて考案したもので
、前述した種々の欠点を解消すべく緊線作業に便なる引
留クランプ連結用碍子金具を提供することを目的とする
ものである。
以下本考案による引留クランプ用連結金具の一実施例を
第4図〜6図について説明すると、中央基体12aの一
方に碍子連側連結孔12cを設けた碍子連側連結片12
dを突設し、他方にクレビス状連結片12hおよびリン
グ状連結片12jを開脚状に突設して正面形状がほぼ大
字状の金具12を一体に形成し、該クレビス状連結片1
2hおよびリンク状連結片12Jに前記碍子連側連結孔
12cからほぼ等しい間隔となるようにそれぞれ連結孔
12f、12iを設けるとともに、前記碍子連側連結孔
12cとクレビス状連結片の連結孔12fおよび前記碍
子連側連結孔12cとリンク状連結片の連結孔12iを
結ぶ直線12e、12e’が前記金具12内を通るよう
にして引留クランプ用連結金具を構成する。
図中12bは碍子連側連結片12dに設けた割溝、12
gはクレビス状連結片12hの割溝である。
なお割溝を有する連結片12d、12hには、その各連
結孔12c、12fに連結用ポルl−12kを挿通し、
このポルl−12kにはワッシャ11を介してナツト1
2mを螺着し、割ピン12nをボルト12にの端部に挿
通ずる。
前述した構成において、連結片12hと連結片12jと
の開度はできるだけ狭く設定するのがよい。
すなわち送電線の緊線施工速時における引留クランクの
送電線引留位置を設定するときの碍子金具類の態様と正
常に緊線したときの碍子金具類の態様を近似させるため
には、引留クランプ連結部と工事用係止具とが接触しな
い程度に連結孔12fと121を狭い間隔にて設定する
のがよい。
第1図は本考案による引留クランプ連結用碍子金具12
を使用して、長幹碍子3を介して鉄塔に吊り止めされた
一連耐張碍子装置に送電線4を緊線する状態を示すもの
で、この場合は耐張碍子装置端のホーン取付金具1に本
考案による引留クランプ連結用碍子金具12の碍子連側
連結片12dを連結し、使用する引留クランプ13の連
結部13aがリンク構造であれば、碍子金具12の連結
片12hをその引留クランプ13との連結に供するので
、残るクランプ連結用のリング状連結片12jを利用し
て、この連結片12jにUクレビス等工事用係止具7を
介してワイヤー2を接続し、送電線4を握持するカマロ
ング8と連結した滑車6bをワイヤー2を介して鉄塔ポ
スト(図示せず)にウィンチ(図示せず)により引張る
ことにより、前記したカマロング8と引留クランプ連結
用碍子金具12とを相互に引寄せ、送電線4の端部を一
連耐張碍子装置へ近づけて、引留クランプ13の連結部
13aと碍子金具12の連結片12hとを連結ボルト1
2kを介して連結して送電線4を張設する。
送電線の緊線施工においてクレビス構造連結部を有する
引留クランプを使用する場合は、本考案による前記碍子
金具12の異なる連結片12jが連結に供されるので、
残った連結片12hを利用してこの連結片12hにアイ
リンク等の工事用係止具を取付けて前述した方法と同様
に行なえばよい。
以上述べたように本考案による引留クランプ連結用碍子
金具12を使用した場合は、碍子金具12に工事用係止
具Tを直接取付けるので、一連耐張碍子装置のホーン取
付金具5は送電線張設後の正常状態と殆ど同じ状態にあ
り、かつ引留クランプ13の連結点と工事用係止具7の
連結点とは前述したようにきわめて接近しているので、
引留クランプ13の送電線引留位置を決定するのに、従
来の工事で行っていたような送電線引留位置を見定める
めんどうな、また危険な作業を行う必要がなくなると共
に、誤まって施工することもなく正確に緊線作業を行う
ことができる。
そして、本考案の引留クランプ連結用碍子金具12はク
レビス構造とリング構造の二種の連結片を有するから、
引留クランプ13の連結部13aの構造がクレビス構造
とリンク構造の二種有るにもかかわらず、それに対応し
た二種類の碍子金具を用意する必要がない。
したがって資材管理の点からも有利となる。
又、本考案金具を使用した場合は長幹碍子3より離れた
個所に前記工事用係止具7を取付けるので緊線施工速時
における長幹碍子3の磁器部の損壊もなく、従来のよう
に施工用ワイヤー2が長幹碍子3より離脱することもな
い。
第8図は鉄塔に吊り止めた懸垂碍子10にアークホーン
9を取付けた一連耐張碍子装置に本考案碍子金具12を
介して送電線4を緊線する状態を示すもので、この場合
ホ・−ン取付金具5には緊線荷重が作用せず、又前記し
た第3図に示す碍子取替工具11も要しないので前述し
た欠点を解消することかできる。
更に、第9図は鉄塔に吊り止めた二連耐張碍子装置に本
考案碍子金具12を介して送電線4を緊線する状態を示
すもので、これは二連の碍子連10を連結した水平ヨー
ク14に直角クレビスリンク15を介して引留クランプ
連結用碍子金具12を連結したものである。
モして又、送電線4を耐張碍子装置に緊線施工するのに
要する時間は、従来のように長幹碍子3にワイヤー2を
縛着するとか、ホーン取付金具5の複数個のホーン取付
孔5aに複数の工事用係止具7を取付けるとか、懸垂碍
子10に碍子取替工具11を装着するとかの動作に対し
て、本考案金具を使用した場合は引留クランプ13との
連結に供しない引留クランプ連結用連結片12hあるい
は12jに単に工事用係止具1を取着するだけであるか
ら作業時間が著しく短縮できる。
又従来の緊線施工法においてはワイヤー2と接続した碍
子金具と引留クランプ13の間に介在する複数個の碍子
金具類を、わざわざ正常に緊線したときの碍子金具類の
状態にして引留クランプ13の送電線4に対する引留位
置を見定めてから引留クランプ13を設定していた。
これに対して、本考案によれば引留クランプ13を連結
する引留クランプ連結用碍子金具12に緊線施工に供す
る工事用係止具7を直接取付けるので、この状態におけ
る耐張碍子装置部の碍子金具類は送電線張設後の正常状
態と殆ど同じである。
したがってこのま\の状態でも引留クランプ13の送電
線4に対する引留位置を決定するのに、従来の工事で行
っていたような送電線引留位置を見定めるめんどうな、
また危険な作業を行う必要がなくなると共に、緊線施工
に要する時間を更に短縮することができる。
以上述べたように、本考案によれば、耐張碍子装置に送
電線4を張設する緊線施工を迅速かつ正確に行なうこと
ができると共に、引留クランプ連結用碍子金具12は異
なる連結部構造を有する9留クランプの何れにも使用で
きる。
また緊線時などの曲げ応力も加わることがなく、さらに
余分な補強を施す必要もない等、本考案は実用上多くの
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は従来の緊線施工法により耐張碍子装置
に送電線を緊線する状態を示すもので、第1図は一連耐
張長幹碍子装置を使用した場合の側面図、第2図はホー
ン取付金具を具えた一連耐張懸垂碍子装置を使用した場
合の側面図、第3図はアークホーンを取付けた一連耐張
懸垂碍子装置を使用した場合の側面図、第4図は本考案
引留クランプ連結用碍子金具の一例を示す正面図、第5
図は連結ボルトを取付けた状態を示す第4図のX−X断
面図、第6図は同じく第4図のY−Y断面図、第1図〜
第9図は本考案の碍子金具を使用して耐張碍子装置に送
電線を緊線する状態を示すもので、第7図は一連耐張長
幹碍子装置を使用した場合の側面図、第8図はアークホ
ーンを取付けた一連耐張懸垂碍子装置を使用した場合の
側面図、第9図は二連耐張碍子装置を使用した場合の側
面図である。 12・・・・・・引留クランプ用連結金具、12a・・
・・・・中央基体、12a・・・・・・碍子連側連結片
、12h・・・・・・クレビス状連結片、12j・・・
・・・リング状連結片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 中央基体12aの一方に碍子連側連結孔12cを設けた
    碍子連側連結片12dを突設し、他方にクレビス状連結
    片12bおよびリンク状連結片12」を開脚状に突設し
    て正面形状がほぼ大字状の金具12を一体に形成し、該
    クレビス状連結片12hおよびリンク状連結片12Jに
    前記碍子連側連結孔12cからほぼ等しい間隔となるよ
    うにそれぞれ連結孔12f、12iを設けるとともに、
    前記碍子連側連結孔12cとクレビス状連結片の連結孔
    12fおよび前記碍子連側連結孔12cとリンク状連結
    片の連結孔12iを結ぶ直線12e。 12e′が前記金具12内を通るようにしてなる引留ク
    ランプ用連結金具。
JP1974137047U 1974-11-14 1974-11-14 引留クランプ用連結金具 Expired JPS5930568Y2 (ja)

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JP1974137047U JPS5930568Y2 (ja) 1974-11-14 1974-11-14 引留クランプ用連結金具

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Publication Number Publication Date
JPS5163193U JPS5163193U (ja) 1976-05-18
JPS5930568Y2 true JPS5930568Y2 (ja) 1984-08-31

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