JPH10308162A - 電界放出素子 - Google Patents

電界放出素子

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JPH10308162A
JPH10308162A JP11696597A JP11696597A JPH10308162A JP H10308162 A JPH10308162 A JP H10308162A JP 11696597 A JP11696597 A JP 11696597A JP 11696597 A JP11696597 A JP 11696597A JP H10308162 A JPH10308162 A JP H10308162A
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electrode
cathode
gate
gate terminal
insulating layer
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JP11696597A
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Takao Kishino
隆雄 岸野
Kazuhiko Tsuburaya
和彦 円谷
Hisataka Ochiai
久隆 落合
Takehiro Niiyama
剛宏 新山
Masaharu Tomita
正晴 冨田
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Futaba Corp
Original Assignee
Futaba Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic System or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/90Leading-in arrangements; Seals therefor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J3/00Details of electron-optical or ion-optical arrangements or of ion traps common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
    • H01J3/02Electron guns
    • H01J3/021Electron guns using a field emission, photo emission, or secondary emission electron source
    • H01J3/022Electron guns using a field emission, photo emission, or secondary emission electron source with microengineered cathode, e.g. Spindt-type
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2329/00Electron emission display panels, e.g. field emission display panels
    • H01J2329/92Means forming part of the display panel for the purpose of providing electrical connection to it

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カソード電極およびゲート電極の端子出しを
同一平面上に行うことによって、工程数増加,プロセス
の複雑化を防止した電界放出素子を提供する。 【解決手段】 カソード基板1上には、図示しないカソ
ード電極とともに、ゲート電極4の端子出しのためのゲ
ート端子7が形成され、絶縁層8にはスルーホール9が
設けられる。このような多層配線構造において、絶縁層
8上のゲート電極4のラインは、スルーホール9におい
てカソード基板1上のゲート端子7に接続される。シー
ル6の直下は絶縁層8となるため、シール6とゲート電
極4およびゲート端子7とが接触することがないため、
シール保護層を削減することが可能となる。コーン電極
5の下に形成した抵抗層3をスルーホール9においてゲ
ート電極4およびゲート端子7間に設けることもでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界放出素子に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】金属または半導体表面の印加電界を10
9 [V/m]程度にすると、トンネル効果により電子が
障壁を通過し、常温でも真空中に電子放出が行われるよ
うになる。これを電界放出(Field Emissi
on)と呼び、このような原理で電子を放出するカソー
ドを電界放出カソード(Field Emission
Cathode、以下、単にFECという)と呼んでい
る。
【0003】近年、半導体加工技術を駆使して、ミクロ
ンサイズの真空微細構造からなる面放出型のFECを作
製することが可能となっており、このFECを基板上に
多数個形成した素子は、その各エミッタから放出された
電子を蛍光面に照射することによって、電界放出型表示
装置(Field Emissin Display、
以下、単にFEDと表記する)、リソグラフィー用電子
ビーム装置等の電子放出源として用いられている。
【0004】図7は、スピント型FEDの基本構成を説
明するための模式的斜視図である。図中、1はカソード
基板、2はカソード電極、4はゲート電極、8は絶縁
層、31は開口部、32はアノード基板、33はアノー
ド電極である。Aはアノード引き出し配線、C1〜Cn
はカソード引き出し配線、G1〜Gmはゲート引き出し
配線である。
【0005】カソード基板1上にカソード電極2がスト
ライプ状に設けられ、その上に絶縁層8が一面に形成さ
れている。絶縁層8の上にゲート電極4が、カソード電
極2と直交する方向にストライプ状に形成されている。
このFECには、スピント(Spindt)型と呼ばれ
る電界放出カソードが用いられている。各カソード電極
2と各ゲート電極4の交差部分において、ゲート電極4
およびその下の絶縁層8を貫通する複数の開口部31が
設けられている。この中には、図9を参照して後述する
ように、コーン電極5がカソード電極2上に形成されて
いる。このコーン電極5がエミッタ電極となる。
【0006】一方、ガラス等のアノード基板32の下面
にアノード電極33と、図示を省略した蛍光体層が形成
されている。アノード引き出し配線Aを介してアノード
電極33に正電圧、カソード引き出し配線C1〜Cnを
介して各カソード電極2に画像信号、ゲート引き出し配
線G1〜Gmを介して各ゲート電極4に駆動信号が供給
される。開口部31内に設置されたコーン電極から電子
が放出され、アノード電極33に設けられた蛍光体が発
光することにより表示動作が行われる。なお、図示を省
略するが、3原色カラーFEDの場合には、蛍光体の発
光色に対応して、アノード電極33もカソード電極2と
平行なストライプ状にして、異なるアノード引き出し配
線に接続する。
【0007】図8は、スピント型FEDの基本構成を説
明するための模式的平面図である。図中、図7と同様な
部分には同じ符号を付して説明を省略する。6はシー
ル、34は絶縁支柱である。図7に示した絶縁層8上に
複数本の絶縁支柱34が立てられ、カソード基板1,ア
ノード基板32の両基板間を大気圧に抗して所定間隔に
保持するとともに、低融点のシールガラス(フリットガ
ラス)などのシール6が置かれて加熱溶着されて封着さ
れ、内部が高真空に保たれる。
【0008】シール6は、重ね合わせ部分の輪郭部から
若干内側に図示しているが、実際には、輪郭部またはこ
の近傍までの領域にわたって溶着されている。カソード
基板1の図示下端の領域には、各カソード電極2の端末
出しがされてカソード端子Cが形成されている。同様
に、図示左端の領域には、カソード基板1上の図7に示
した絶縁層8上にゲート端子が形成されている。また、
アノード基板32の図示上端の領域には、アノード電極
33から延長されたアノード端子Aが形成されている。
【0009】図9は、従来のFECの断面構造図であ
り、1つのゲート電極4のラインに沿った部分断面図で
ある。図中、図7と同様な部分には同じ符号を付して説
明を省略する。3は抵抗層、5はコーン電極、6はシー
ル、41はシール保護層である。ガラス等のカソード基
板1上に、アルミニウム等の金属であるカソード電極2
が設けられ、このカソード電極2を覆うようにアモルフ
ァスシリコン(a−Si)の抵抗層3が設けられてい
る。カソード電極2および抵抗層3のストライプがない
部分を含め、抵抗層3の上に、二酸化シリコン(SiO
2 )膜等の絶縁層8が形成されている。
【0010】絶縁層8の上にゲート電極4が、カソード
電極2と直交する方向にストライプ状に形成されてい
る。ゲート電極4および絶縁層8に設けられた開口部の
中において、抵抗層3を介してカソード電極2上にコー
ン電極5が位置している。このコーン電極5は、モリブ
デン等の金属からなるもので、その先端部分が開口部か
らアノード電極33側を臨む構成とされている。なお、
この断面図では、アノード電極2のラインの幅方向にコ
ーン電極5を1個しか図示していないが、実際には多数
のコーン電極5が設けられる。
【0011】ゲート電極4とコーン電極5の先端との距
離をサブミクロンとすることができるため、ゲート電極
4とコーン電極5との間にわずか数10ボルトの電圧を
印加することにより、電子をコーン電極5から電界放出
させることができ、このようにして、カソード電極2,
コーン電極5,ゲート電極4が電子放出部となる。抵抗
層3は、カソード電極2に流れる過電流を制限するため
に設けられる。
【0012】この抵抗層3がない場合には、ゲート電極
4と1つのコーン電極5の先端との間が何らかの原因で
1カ所でも放電または短絡したときに、ゲート電極4の
ラインおよびカソード電極2のラインには過電流が流
れ、両ラインが破損してしまうおそれがある。そこで、
抵抗層3を設けて過電流を防止する。また、多数のコー
ン電極5の中で、電子の放出されやすいコーン電極5が
存在すると、このコーン電極5から集中して放出された
電子により、画面上に異常に明るいスポットが発生する
ことがある。抵抗層3を設けることにより、コーン電極
5中の1つが異常に多い電流を放出し始めたときに、抵
抗層3による電圧降下により、異常に多い電流を放出し
ようとするコーン電極5への印加電圧が下げられる。そ
の結果、電子放出が抑制され各コーン電極5で安定した
電子放出を行うようになる。
【0013】ゲート電極4は、端子出しをするために、
シール6による封着部分の内外にまたがる必要がある
が、シール保護層41は、封着部分のゲート電極4を覆
うものであって、二酸化シリコン(SiO2 )を用い
る。このシール保護層41の上にシール6が封着され
る。ゲート電極4の電極材は、ニオブ(Nb、以下、単
に、「Nb」と表記する)が用いられている。シール保
護層41がない場合、Nbを用いたゲート電極4がシー
ル6の材料であるフリットガラスに接触するが、封着の
ために加熱したときに、フリットガラスにより電極引き
出し部のゲート電極4が酸化され、ゲート電極4が絶縁
層8から剥がれ、ここにシール6がもぐり込んで間隙部
分を生じ、長時間で管内の真空度が低下していくという
スローリーク現象を生じる。また、酸化されて高抵抗に
なったり、断線してゲート電極4の導通不良を招いたり
する。シール保護層41は、このような理由から、ゲー
ト電極4とシール6との接触を防ぐために設けられてい
る。
【0014】従来のFECにおいては、ゲート端子は絶
縁層8上に形成され、カソード電極2の端子はカソード
基板1上に形成されるため、ゲート端子とカソード端子
が異なる層に形成されることになる。そのため、それぞ
れ別工程の端子出し工程が必要である。また、シール6
が直接ゲート端子に接触しないようにシール保護層41
の成膜およびパターン形成の工程が必要である。したが
って、工程数増加,プロセスの複雑化を招くという問題
があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解決するためになされたもので、カソード電極お
よびゲート電極の端子出しを同一平面上に行うことによ
って、工程数増加,プロセスの複雑化を防止した電界放
出素子を提供することを目的とするものである。保護膜
を不要にすることが可能となり、さらに、ゲート電極と
カソード電極間の導通による過電流を抑制し電子放出部
の破壊を防止することができる電界放出素子を提供する
ことを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
おいては、カソード基板側とアノード基板側とが離隔さ
れ封着された電界放出素子において、前記カソード基板
上に形成されたカソード電極およびゲート端子と、前記
カソード電極および前記ゲート端子を覆い前記カソード
電極および前記ゲート端子の端子出しがなされた絶縁層
と、該絶縁層上に形成されたゲート電極と、前記カソー
ド電極と交差する位置の前記ゲート電極および前記位置
の前記絶縁層に設けられた開口部と、前記カソード電極
上の一部分に少なくとも形成された抵抗層と、前記開口
部内に形成され前記抵抗層を介してカソード電極と電気
的に接続されたエミッタ電極と、前記絶縁層に形成され
たスルーホールを有し、前記ゲート電極および前記ゲー
ト端子は、前記スルーホールにおいて電気的に接続され
るものである。
【0017】したがって、端子出しを同一平面上で行う
ことができる。抵抗層によりカソード電極とエミッタ電
極間に流れる過電流を抑制し電極の破壊を防止すること
ができ、また、安定した電子放出を行うことができる。
ゲート端子が絶縁層によって覆われているため、封着の
ためのシールがゲート端子と接触することがなく、保護
膜を不要にすることが可能となる。
【0018】請求項2に記載の発明においては、カソー
ド基板側とアノード基板側とが離隔され封着された電界
放出素子において、前記カソード基板上に形成されたカ
ソード電極およびゲート端子と、前記カソード電極およ
び前記ゲート端子を覆い前記カソード電極および前記ゲ
ート端子の端子出しがなされた絶縁層と、該絶縁層上に
形成されたゲート電極と、前記カソード電極と交差する
位置の前記ゲート電極および前記位置の前記絶縁層に設
けられた開口部と、該開口部内に形成され前記カソード
電極と電気的に接続されたエミッタ電極と、前記ゲート
端子上の一部分に少なくとも形成された抵抗層と、前記
絶縁層に形成されたスルーホールを有し、前記ゲート電
極および前記ゲート端子は、前記スルーホールにおいて
前記抵抗層を介し電気的に接続されるものである。
【0019】したがって、端子出しを同一平面上で行う
ことができる。抵抗層によりエミッタ電極とゲート電極
間を流れる過電流を抑制し電極の破壊を防止することが
できる。アノード電極とゲート電極間の過電流を抑制す
ることもできる。通常はゲート電極に電流が流れないの
で、スルーホールの抵抗層による電圧降下や消費電力の
増加は無視できる。そのため、この抵抗値は、比較的大
きな値に設定することができる。ゲート端子が絶縁層に
よって覆われているため、保護膜を不要にすることが可
能となる。
【0020】請求項3に記載の発明においては、カソー
ド基板側とアノード基板側とが離隔され封着された電界
放出素子において、前記カソード基板上に形成されたカ
ソード電極と、前記カソード基板上に形成されギャップ
により分離された接続部を有するゲート端子と、前記カ
ソード電極および前記ゲート端子を覆い前記カソード電
極および前記ゲート端子の端子出しがなされた絶縁層
と、該絶縁層上に形成されたゲート電極と、前記カソー
ド電極と交差する位置の前記ゲート電極および前記位置
の前記絶縁層に設けられた開口部と、該開口部内に形成
され前記カソード電極と電気的に接続されたエミッタ電
極と、前記ギャップに少なくとも形成された抵抗層と、
前記絶縁層に形成されたスルーホールを有し、前記ゲー
ト電極および前記接続部は、前記スルーホールにおいて
電気的に接続されるものである。
【0021】したがって、端子出しを同一平面上で行う
ことができる。ギャップの抵抗層によりエミッタ電極と
ゲート電極間を流れる過電流を抑制し電極の破壊を防止
することができる。この抵抗層は、アノード電極とゲー
ト電極間の過電流を防止することもできる。ギャップの
抵抗層による電圧降下や消費電力の増加は無視できるた
め、この抵抗値は、比較的大きな値に設定できる。ま
た、ギャップの幅を変えることにより抵抗値を幅広く制
御することができる。したがって、ゲート保護抵抗に適
した値が設定可能である。ゲート端子が絶縁層によって
覆われているため、保護膜を不要にすることが可能とな
る。
【0022】請求項4に記載の発明においては、カソー
ド基板側とアノード基板側とが離隔され封着された電界
放出素子において、前記カソード基板上に形成されたカ
ソード電極と、前記カソード基板上に形成されギャップ
により分離された接続部を有するゲート端子と、前記カ
ソード電極および前記ゲート端子を覆い前記カソード電
極および前記ゲート端子の端子出しがなされた絶縁層
と、該絶縁層上に形成されたゲート電極と、前記カソー
ド電極と交差する位置の前記ゲート電極および前記位置
の前記絶縁層に設けられた開口部と、該開口部内に形成
され前記カソード電極と電気的に接続されたエミッタ電
極と、前記ゲート端子上の一部分および前記ギャップに
少なくとも形成された抵抗層と、前記絶縁層に形成され
たスルーホールを有し、前記ゲート電極および前記接続
部は、前記スルーホールにおいて前記抵抗層を介し電気
的に接続されるものである。
【0023】したがって、端子出しを同一平面上で行う
ことができる。スルーホールおよびギャップの抵抗層に
よりエミッタ電極とゲート電極間を流れる過電流を抑制
し電極の破壊を防止することができる。この抵抗層は、
アノード電極とゲート電極間の過電流を防止することも
できる。スルーホールおよびギャップの抵抗層による電
圧降下や消費電力の増加は無視できるため、この抵抗値
は、比較的大きな値に設定できる。また、ギャップの幅
を変えることにより抵抗値を幅広く制御することができ
る。したがって、ゲート保護抵抗に適した値が設定可能
である。ゲート端子が絶縁層によって覆われているた
め、保護膜を不要にすることが可能となる。
【0024】請求項5に記載の発明においては、請求項
4に記載の電界放出素子において、前記スルーホールお
よび前記ギャップは共通位置に形成され、前記ゲート電
極および前記ゲート端子は、前記スルーホールにおいて
前記抵抗層を介し電気的に接続されるものである。した
がって、スルーホールの抵抗層およびギャップの抵抗層
とが個別にある場合よりも抵抗値を低くする方に可変範
囲を拡げることができる。また、スペース利用効率を上
げることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の電界放出素子の
第1の実施の形態の断面構造図である。図中、図7,図
9と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。
7はゲート端子、9はスルーホールである。この実施の
形態の電界放出素子は、以後の各実施の形態の基本構造
となるもので、図9に示した従来の電界放出素子の断面
構造と比較して、ゲート端子7の取り出し構造を異なら
せたものである。図9に示したシール保護層4は設けて
いない。
【0026】カソード基板1上には、図示しないカソー
ド端子が端子出しされたカソード電極2とともに、ゲー
ト電極4の端子出しのためのゲート端子7が形成され、
絶縁層8にはスルーホール9が設けられる。このような
多層配線構造において、絶縁層8上のゲート電極4のラ
インは、スルーホール9においてカソード基板1上のゲ
ート端子7に接続される。その結果、カソード基板1上
に、図示しないカソード端子とともにゲート端子7を同
一平面上に設けることが可能となり、工程数増加,プロ
セスの複雑化を防止することができる。
【0027】シール6の直下は絶縁層8であるため、シ
ール6とゲート電極4およびゲート端子7とが接触する
ことがないため、ゲート電極4,ゲート端子7の電極剥
離等の問題は生じない。したがって、図9に示したシー
ル保護層4の成膜およびパターン形成の工程を削減する
ことが可能となる。シール保護層4は特に必要がないも
のとなったが、絶縁層8の厚みを補強するなどのために
設けてもよい。
【0028】また、コーン電極5とゲート電極4の間が
ショートしたときには、カソード電極2とコーン電極5
との間に挟まれた抵抗層3によって過電流の発生を防
ぎ、電子放出部の破壊を防止する。この実施の形態は、
過電流防止をカソード電極2とコーン電極5の間の抵抗
層3のみによって実現しているため、ゲートのスイッチ
ングの応答性をよくするために、ゲート電極4のライン
の付加抵抗を小さくする場合に好適なものである。抵抗
層3としては、アモルファスシリコン(a−Si)を用
いることができる。
【0029】上述した断面構造の製造工程を簡単に説明
する。カソード基板1上にカソード電極2のラインと、
これに直交する方向にゲート端子7のラインをスパッタ
法等による金属薄膜形成およびこのパターニングによっ
て形成する。次に、抵抗層3となるアモルファスシリコ
ン(a−Si)薄膜をスパッタ法等により形成する。次
いで、フォトリソグラフィー法を用いて抵抗層3がカソ
ード電極2のラインを覆うようにRIE(反応性イオン
エッチング)によりパターニングして抵抗層3を形成す
る。次に、絶縁層8を形成して、パターニングによって
絶縁層8にスルーホール9を形成する。スルーホール9
は、ゲート端子7毎に個別に形成してもよいし、全ての
ゲート端子7にわたって連続して設けられた共通のもの
にしてもよい。
【0030】このようにして絶縁層8およびスルーホー
ル9を形成した後、例えば、Nbのスパッタによってゲ
ート膜を作製し、ゲート電極4をパターニングする。ゲ
ート膜がスルーホール9の内部にも蒸着されることによ
ってゲート電極4とゲート端子7とが接続されることに
なる。スルーホール9の側面部の傾斜角度が緩やかにな
るようにしておけば、接続が良好に行われる。傾斜角度
が急な場合には、接触不良を起こすおそれがあるが、ゲ
ート膜の上からNbを回転斜め蒸着して2層構造とする
ことにより、接続状態が良好となる。
【0031】この後、ゲート電極4の上から回転斜め蒸
着により剥離層を表面上に形成し、さらにその上から、
コーン層を堆積することによって開口部の内部にコーン
電極5を形成する。そして、剥離層とともにこの上のコ
ーン層を剥離した後に、絶縁層8をパターニングして、
絶縁層8からカソード端子とゲート端子7の端子出しを
行い、図1に示した電界放出素子が形成される。なお、
カソード電極2の端部がカソード端子となる。
【0032】したがって、シール保護層6の形成プロセ
ス,カソード電極2およびゲート電極4の端子出しプロ
セスなどの工程削減による原価低減の効果がある。具体
例をあげると、50μmφ程度のスルーホール9で充分
に低いコンタクト抵抗2kΩ未満を得られ、スイッチン
グ特性の劣化は無視できる。
【0033】図2は、本発明の電界放出素子の第2の実
施の形態の断面構造図である。図中、図7,図9,図1
と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。こ
の実施の形態の電界放出素子は、図1に示したものに比
べて、ゲート電極4のラインが、スルーホール9におい
てゲート端子7に接続される点では一致するが、ゲート
端子7のラインにも抵抗層3で覆われた状態で保護層8
が形成されたものである。コンタクトホール9の形成時
に、絶縁層8から抵抗層3までに穴を空けることにより
この構成が実現される。ゲート端子7の端末部の端子出
し時には、保護層8とともに抵抗層3が同時に除去され
る。
【0034】この実施の形態では、パターニングの際に
抵抗層3を残す領域を、アノード電極2のライン部分に
限定する必要がない。したがって、抵抗層3の形成プロ
セスが容易になる。また、ゲート端子7が絶縁層8およ
び抵抗層3の2層構造によりシール6から保護されるこ
とになる。
【0035】図3は、本発明の電界放出素子の第3の実
施の形態の断面構造図である。図中、図7,図9,図1
と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。こ
の実施の形態の電界放出素子は、図2に示した実施の形
態のものに比べて、スルーホール9において、ゲート端
子7とゲート電極4との間に抵抗層3が介在した構造で
ある。
【0036】これにより、ゲート端子7とゲート電極4
のライン間に電極−端子間抵抗が形成され、カソード電
極2とコーン電極5との間の抵抗層3とともに、ゲート
ラインの保護抵抗として動作し、ゲート電極4とカソー
ド電極2間の絶縁不良による過電流は、ゲート電極とカ
ソード電極間に電位降下を発生し、過電流による電子放
出部を破壊から保護することができる。また、ゲート電
極4とゲート端子7との間に抵抗が入るため、単にゲー
ト電極−カソード電極間のみならず、アノード電極−ゲ
ート電極間の過電流保護抵抗にもなる。
【0037】カソード電極2とコーン電極5間に介在し
た抵抗層3の電極間抵抗は、ここに普段から大きな電流
が流れているため、電圧降下や消費電力を考慮すると大
きくすることができない。これに対し、通常はゲート電
極4のラインに電流が流れないので、スルーホール9の
抵抗層3による電圧降下や消費電力の増加は無視でき
る。したがって、この抵抗値は、比較的大きな値に設定
することが可能である。ゲートのスイッチング特性は、
スルーホール9の抵抗層3の介在により若干劣化する
が、ゲート電極4とカソード電極2間の静電容量を小さ
くすることにより、この特性劣化を充分小さくすること
ができる。
【0038】この実施の形態では、コーン電極5の下に
設けるために形成した抵抗層3をパターニングの際にゲ
ート端子7上に残して用いる。スルーホール9を形成す
る際には、絶縁層8のみのエッチングとし抵抗層3を残
す。したがって、スルーホール9の接合部は、ゲート電
極4とゲート端子7の層間に抵抗層3が挟まる構造とな
る。その結果、シール保護層の形成プロセス,ゲート端
子出しプロセスなどの工程削減に加えて、抵抗層3をエ
ッチングするプロセスも特に必要としない。ゲート端子
7とゲート電極4のライン間の電極−端子間抵抗の値
は、数k〜数10kΩとなる。
【0039】図4は、本発明の電界放出素子の第4の実
施の形態の断面構造図である。図中、図7,図9,図1
と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略する。1
1はギャップ、12はゲート端子分離部である。この実
施の形態の電界放出素子は、図3に示した第3の実施の
形態のものに比べて、図3に示したゲート端子7のライ
ン途中に、端子出し側とスルーホール9側とに分離する
ギャップ11を新たに形成し、ギャップ11を抵抗層3
で埋める構造を併用したものである。
【0040】図4では、スルーホール9の下に位置する
側をゲート端子分離部12として示している。カソード
電極2とコーン状エミッタ5間の抵抗層3による電極間
抵抗、スルーホール部9の抵抗層3による電極−端子間
抵抗に加えて、ゲート端子7のギャップ11を埋める抵
抗層3による端子部抵抗によっても過電流保護が実現さ
れる。このギャップ11は、カソード基板1上にNbの
パターニングをする際に、ゲート端子7のラインに形成
すればよい。
【0041】したがって、この実施の形態の電界放出素
子も、コーン電極5の下に設けるために形成した抵抗層
3をパターニングの際にゲート電極7およびギャップ1
1に残すだけでよく、作成プロセスは増加しない。シー
ル保護層の形成プロセス,ゲート端子出しプロセスなど
の工程削減に加えて、スルーホール9の形成時に抵抗層
3をエッチングするプロセスを特に必要としない。
【0042】スルーホール部9における抵抗層3の厚み
を制御する場合よりも、ギャップ11の幅、すなわち、
ゲート端子7のライン方向の間隔を変化させる方が、抵
抗値を幅広く制御することが可能である。コーン電極5
の下の抵抗でもある抵抗層3の抵抗率の制約を受けず、
ゲート保護抵抗に適した値が設定可能である。ゲート端
子7とゲート電極4の間の抵抗は、数kΩ〜数100M
Ωの範囲で制御可能である。抵抗値を大きくすることに
より過電流保護抵抗としての効果はより大きくなる。通
常時はゲート電極4に電流が流れないため、消費電力の
増加は無視できる程度である。また、ゲート電極4のス
イッチング特性は、ゲート電極4とカソード電極2間の
静電容量を充分小さくすることで劣化を抑止することが
できる。
【0043】第5の実施の形態は、上述した実施の形態
の変形例であり、図4に示したスルーホール9の抵抗層
3を、図1、図2と同様に削除したものであり、同様の
効果がある。この場合、過電流保護は、カソード電極2
とコーン状エミッタ5間の抵抗層3による電極間抵抗お
よびギャップ11の抵抗層3による端子部抵抗により実
現されることになる。その抵抗値の可変範囲は、図1,
図2を参照して説明した第1,第2の実施の形態のよう
に電極間抵抗単独の場合と、図3を参照して説明した第
3の実施の形態のように電極間抵抗と電極−端子間抵抗
の場合の中間程度になる。
【0044】図5は、本発明の電界放出素子の第6の実
施の形態の断面構造図である。図中、図7,図9,図
1,図4と同様な部分には同じ符号を付して説明を省略
する。この実施の形態は、スルーホール9の下にギャッ
プ11が位置するようにしたものであり、電極−端子間
抵抗と端子部抵抗とが一体化されたものである。
【0045】抵抗値は、スルーホール9の面積、抵抗層
3の膜厚や抵抗率などで容易に制御することができる
が、その抵抗値の可変範囲は、図4を参照して説明した
第4の実施の形態のように電極−端子間抵抗、端子部抵
抗が個別にある場合よりも抵抗値を低くする方に可変範
囲を拡げることができ、図3を参照して説明した第3の
実施の形態のように電極間抵抗、電極−端子間抵抗があ
る場合よりも大きな抵抗値のものとなる。また、ゲート
端子7の長さが短い場合でも、スルーホール9だけの場
合と同じ長さのままでギャップ11を設けることがで
き、スペース利用効率がよい。
【0046】この実施の形態の電界放出素子も、シール
保護層の形成プロセス,ゲート端子出しプロセスなどの
工程削減に加えて、スルーホール9の形成時に抵抗層3
をエッチングするプロセスを特に必要としない。
【0047】図6は、本発明の電界放出素子の第7の実
施の形態の断面構造図およびゲート端子の平面図であ
る。図6(a)は断面構造図、図6(b)はゲート端子
の平面図である。図中、図7,図9,図1,図4と同様
な部分には同じ符号を付して説明を省略する。21はギ
ャップ、22はゲート端子の島部である。この実施の形
態は、図5を参照して説明した第6の実施の形態におい
て、スルーホール9の下に、ギャップ11に代えて、ゲ
ート端子7にゲート端子の島状部22を形成したもので
ある。
【0048】図6(b)に示すように、ゲート端子の島
状部22は、ゲート端子7の平面上に周囲からギャップ
21で区画されている。ゲート端子7から流入する電流
は、主としてギャップ21の抵抗層3を介しゲート端子
の島状部22に流れ、次にこの上を覆うスルーホール9
の抵抗層3を介してゲート電極4に流れる。図6(a)
においてギャップ21がゲート端子の島状部22の周囲
に形成されるので、ギャップ21の幅が図4に示したギ
ャップ11の幅と等しい場合でも、単純なギャップ11
に比べてギャップ抵抗を低く設定することができる。こ
のようなゲート端子の島状部22は、カソード基板1上
にNbのパターニングをする際に、ゲート端子7のライ
ンに形成することができる。
【0049】上述した説明では、平板上のカソード電極
2の上に抵抗層3を介して複数のコーン電極5を設け
た。これに代えて、カソード電極2のラインのエッチン
グ時に周囲がギャップにより囲まれた島状の部分が複数
形成されたカソード電極とし、このようなカソード電極
上に抵抗層を形成し、島状の部分の位置に複数のコーン
電極5を形成するようにしたものでもよい。
【0050】上述した説明では、カソード電極2とコー
ン電極5間を電気的に接続するものとして、抵抗層3の
みを設けたが、抵抗層3とコーン電極5との間に金属薄
膜を設けてもよい。
【0051】上述した説明では、いずれの実施の形態に
おいても、カソード電極とコーン電極間に抵抗層を設け
るためにゲート電極の上にも抵抗膜を形成した。そのた
め、スルーホールに抵抗層が存在しこれをそのまま利用
することができ、この抵抗膜をエッチングによりスルー
ホール部分から取り除くプロセスを必要としない。しか
し、カソード電極とコーン電極間に抵抗層を設けること
なく、スルーホールやギャップに抵抗層を設けることに
より、過電流防止用の電極間抵抗とすることも可能であ
る。
【0052】
【発明の効果】本発明の電界放出素子は、上述した説明
から明らかなように、カソード電極およびゲート電極の
端子出しを同一平面上に行うことができ、工程数増加,
プロセスの複雑化を防止することができるという効果が
ある。ゲート電極とカソード電極間の導通による過電流
の発生を防ぎ電子放出部の破壊を防止することができる
という効果がある。また、保護膜を不要にすることが可
能となる。スルーホールやギャップの抵抗層の抵抗値
は、比較的大きな値に設定することができ、ギャップの
幅を変えることにより抵抗値を幅広く制御することがで
き、ゲート保護抵抗に適した値が設定可能である。カソ
ード電極とコーン電極間に抵抗層を設けるためにゲート
電極の上にも抵抗膜を形成した場合には、スルーホール
やギャップに抵抗層が存在しこれをそのまま利用するこ
とができ、この抵抗膜をエッチングするプロセスを特に
必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電界放出素子の第1の実施の形態の断
面構造図である。
【図2】本発明の電界放出素子の第2の実施の形態の断
面構造図である。
【図3】本発明の電界放出素子の第3の実施の形態の断
面構造図である。
【図4】本発明の電界放出素子の第4の実施の形態の断
面構造図である。
【図5】本発明の電界放出素子の第6の実施の形態の断
面構造図である。
【図6】本発明の電界放出素子の第7の実施の形態の断
面構造図およびゲート端子の平面図である。
【図7】スピント型FEDの基本構成を説明するための
模式的斜視図である。
【図8】スピント型FEDの基本構成を説明するための
模式的平面図である。
【図9】従来のFECの断面構造図である。
【符号の説明】
1 カソード基板、2 カソード電極、3 抵抗層、4
ゲート電極、5 コーン電極、6 シール、7 ゲー
ト端子、8 絶縁層、9 スルーホール、11ギャッ
プ、12 ゲート端子分離部、21 ギャップ、22
ゲート端子の島部、31 開口部、32 アノード基
板、33 アノード電極、34 絶縁支柱、41 シー
ル保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新山 剛宏 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内 (72)発明者 冨田 正晴 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カソード基板側とアノード基板側とが離
    隔され封着された電界放出素子において、前記カソード
    基板上に形成されたカソード電極およびゲート端子と、
    前記カソード電極および前記ゲート端子を覆い前記カソ
    ード電極および前記ゲート端子の端子出しがなされた絶
    縁層と、該絶縁層上に形成されたゲート電極と、前記カ
    ソード電極と交差する位置の前記ゲート電極および前記
    位置の前記絶縁層に設けられた開口部と、前記カソード
    電極上の一部分に少なくとも形成された抵抗層と、前記
    開口部内に形成され前記抵抗層を介してカソード電極と
    電気的に接続されたエミッタ電極と、前記絶縁層に形成
    されたスルーホールを有し、前記ゲート電極および前記
    ゲート端子は、前記スルーホールにおいて電気的に接続
    されることを特徴とする電界放出素子。
  2. 【請求項2】 カソード基板側とアノード基板側とが離
    隔され封着された電界放出素子において、前記カソード
    基板上に形成されたカソード電極およびゲート端子と、
    前記カソード電極および前記ゲート端子を覆い前記カソ
    ード電極および前記ゲート端子の端子出しがなされた絶
    縁層と、該絶縁層上に形成されたゲート電極と、前記カ
    ソード電極と交差する位置の前記ゲート電極および前記
    位置の前記絶縁層に設けられた開口部と、該開口部内に
    形成され前記カソード電極と電気的に接続されたエミッ
    タ電極と、前記ゲート端子上の一部分に少なくとも形成
    された抵抗層と、前記絶縁層に形成されたスルーホール
    を有し、前記ゲート電極および前記ゲート端子は、前記
    スルーホールにおいて前記抵抗層を介し電気的に接続さ
    れることを特徴とする電界放出素子。
  3. 【請求項3】 カソード基板側とアノード基板側とが離
    隔され封着された電界放出素子において、前記カソード
    基板上に形成されたカソード電極と、前記カソード基板
    上に形成されギャップにより分離された接続部を有する
    ゲート端子と、前記カソード電極および前記ゲート端子
    を覆い前記カソード電極および前記ゲート端子の端子出
    しがなされた絶縁層と、該絶縁層上に形成されたゲート
    電極と、前記カソード電極と交差する位置の前記ゲート
    電極および前記位置の前記絶縁層に設けられた開口部
    と、該開口部内に形成され前記カソード電極と電気的に
    接続されたエミッタ電極と、前記ギャップに少なくとも
    形成された抵抗層と、前記絶縁層に形成されたスルーホ
    ールを有し、前記ゲート電極および前記接続部は、前記
    スルーホールにおいて電気的に接続されることを特徴と
    する電界放出素子。
  4. 【請求項4】 カソード基板側とアノード基板側とが離
    隔され封着された電界放出素子において、前記カソード
    基板上に形成されたカソード電極と、前記カソード基板
    上に形成されギャップにより分離された接続部を有する
    ゲート端子と、前記カソード電極および前記ゲート端子
    を覆い前記カソード電極および前記ゲート端子の端子出
    しがなされた絶縁層と、該絶縁層上に形成されたゲート
    電極と、前記カソード電極と交差する位置の前記ゲート
    電極および前記位置の前記絶縁層に設けられた開口部
    と、該開口部内に形成され前記カソード電極と電気的に
    接続されたエミッタ電極と、前記ゲート端子上の一部分
    および前記ギャップに少なくとも形成された抵抗層と、
    前記絶縁層に形成されたスルーホールを有し、前記ゲー
    ト電極および前記接続部は、前記スルーホールにおいて
    前記抵抗層を介し電気的に接続されることを特徴とする
    電界放出素子。
  5. 【請求項5】 前記スルーホールおよび前記ギャップは
    共通位置に形成され、前記ゲート電極および前記ゲート
    端子は、前記スルーホールにおいて前記抵抗層を介し電
    気的に接続されることを特徴とする請求項4に記載の電
    界放出素子。
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