JPH10306841A - 免震装置 - Google Patents
免震装置Info
- Publication number
- JPH10306841A JPH10306841A JP9751297A JP9751297A JPH10306841A JP H10306841 A JPH10306841 A JP H10306841A JP 9751297 A JP9751297 A JP 9751297A JP 9751297 A JP9751297 A JP 9751297A JP H10306841 A JPH10306841 A JP H10306841A
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- JP
- Japan
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- seismic isolation
- compressed air
- valve
- earthquake
- lock mechanism
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 地震時に免震対象物を有効に免震できるとと
もに、平時に免震対象物の不必要な振動を確実に防止で
きるようにすること。 【解決手段】 支持体11上に免震支承部13を介して
建築物12を支承する免震装置10において、免震支承
部を非作動状態(ロック状態)とするロック動作を実施
するロック機構14と、圧搾空気を供給するコンプレッ
サ15と、地震検知機能を備え、地震発生時に開弁して
コンプレッサの圧搾空気をロック機構へ供給し、このロ
ック機構のロック動作を解除させて免震支承部を作動状
態とする地震動検出弁16と、を有するものである。
もに、平時に免震対象物の不必要な振動を確実に防止で
きるようにすること。 【解決手段】 支持体11上に免震支承部13を介して
建築物12を支承する免震装置10において、免震支承
部を非作動状態(ロック状態)とするロック動作を実施
するロック機構14と、圧搾空気を供給するコンプレッ
サ15と、地震検知機能を備え、地震発生時に開弁して
コンプレッサの圧搾空気をロック機構へ供給し、このロ
ック機構のロック動作を解除させて免震支承部を作動状
態とする地震動検出弁16と、を有するものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は免震装置に係り、特
に、地震時にのみ免震支承部を機能させる免震装置に関
する。
に、地震時にのみ免震支承部を機能させる免震装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビルディング等の重量構造物で
は、支持体(基礎)との間に免震支承部(積層ゴム支
承、転がり支承、滑り支承)を介在した免震装置を装備
したものがある。しかし、住宅等の軽量構造物にあって
は、耐震構造に主眼がおかれ、免震装置を装備したもの
はほとんど普及していないのが現状である。これは、住
宅に免震装置を装備すると、地震時以外の平時に、風等
によって住宅が不必要に揺れてしまったり、また高コス
ト構造になってしまうからである。
は、支持体(基礎)との間に免震支承部(積層ゴム支
承、転がり支承、滑り支承)を介在した免震装置を装備
したものがある。しかし、住宅等の軽量構造物にあって
は、耐震構造に主眼がおかれ、免震装置を装備したもの
はほとんど普及していないのが現状である。これは、住
宅に免震装置を装備すると、地震時以外の平時に、風等
によって住宅が不必要に揺れてしまったり、また高コス
ト構造になってしまうからである。
【0003】一方、特開平1-315536号公報記載の免震装
置では、構造物等の免震対象物を支持体(支圧板)に支
承する転がり支承を、支持体の支持面に形成された凹部
に嵌合させて、平時には、免震対象物が風により不必要
に揺れないようにし、地震時には、転がり支承が凹部か
ら転がり出て免震機能を発揮するようにしている。
置では、構造物等の免震対象物を支持体(支圧板)に支
承する転がり支承を、支持体の支持面に形成された凹部
に嵌合させて、平時には、免震対象物が風により不必要
に揺れないようにし、地震時には、転がり支承が凹部か
ら転がり出て免震機能を発揮するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報記
載の従来技術では、地震時の免震動作中に、転がり支承
が凹部から繰り返し出入するので、免震対象物が上下に
ガタガタと振動して、特に免震対象物が住宅である場合
には、地震時の居住性が著しく損なわれることになる。
載の従来技術では、地震時の免震動作中に、転がり支承
が凹部から繰り返し出入するので、免震対象物が上下に
ガタガタと振動して、特に免震対象物が住宅である場合
には、地震時の居住性が著しく損なわれることになる。
【0005】本発明の課題は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、地震時に、免震対象物を有効に免震
できるとともに、平時に、例えば風等による免震対象物
の不必要な振動を確実に防止できる免震装置を提供する
ことにある。
されたものであり、地震時に、免震対象物を有効に免震
できるとともに、平時に、例えば風等による免震対象物
の不必要な振動を確実に防止できる免震装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、支持体上に免震支承部を介して免震対象物を支承
し、上記免震支承部の作動により上記免震対象物を免震
させる免震装置において、上記免震支承部を非作動状態
とするロック動作を実施可能とするロック機構と、地震
の発生を検知する地震検知部と、上記地震検知部の検知
結果に基づき上記ロック機構のロック動作を解除させて
上記免震支承部を作動状態とするロック機構解除部と、
を有するようにしたものである。
は、支持体上に免震支承部を介して免震対象物を支承
し、上記免震支承部の作動により上記免震対象物を免震
させる免震装置において、上記免震支承部を非作動状態
とするロック動作を実施可能とするロック機構と、地震
の発生を検知する地震検知部と、上記地震検知部の検知
結果に基づき上記ロック機構のロック動作を解除させて
上記免震支承部を作動状態とするロック機構解除部と、
を有するようにしたものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、支持体上に免震
支承部を介して免震対象物を支承し、上記免震支承部の
作動により上記免震対象物を免震させる免震装置におい
て、上記免震支承部を非作動状態とするロック動作を実
施可能とするロック機構と、圧搾空気を供給する圧搾空
気源と、地震の発生を検知する地震検知部と、上記地震
検知部の検知結果に基づき開閉が制御されて、上記圧搾
空気源の圧搾空気を上記ロック機構へ供給可能とし、こ
のロック機構のロック動作を解除させて上記免震支承部
を作動状態とする開閉弁と、を有するようにしたもので
ある。
支承部を介して免震対象物を支承し、上記免震支承部の
作動により上記免震対象物を免震させる免震装置におい
て、上記免震支承部を非作動状態とするロック動作を実
施可能とするロック機構と、圧搾空気を供給する圧搾空
気源と、地震の発生を検知する地震検知部と、上記地震
検知部の検知結果に基づき開閉が制御されて、上記圧搾
空気源の圧搾空気を上記ロック機構へ供給可能とし、こ
のロック機構のロック動作を解除させて上記免震支承部
を作動状態とする開閉弁と、を有するようにしたもので
ある。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、上記ロック機構は、圧搾空気源
の圧搾空気を上記ロック機構へ供給する復元弁からの圧
搾空気によって、免震支承部を非作動状態とするロック
動作に復元可能とされるものである。
に記載の発明において、上記ロック機構は、圧搾空気源
の圧搾空気を上記ロック機構へ供給する復元弁からの圧
搾空気によって、免震支承部を非作動状態とするロック
動作に復元可能とされるものである。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項2又は3
に記載の発明において、上記復元弁は、開閉弁を流れる
圧搾空気により、この圧搾空気が上記開閉弁を流れ始め
てから所定時間経過後に開弁操作されるものであり、ま
た、上記ロック機構と上記開閉弁との間には、上記開閉
弁からの圧搾空気を排気する第1排気弁が配設され、こ
の第1排気弁は上記開閉弁を流れる圧搾空気により、こ
の圧搾空気が上記開閉弁を流れ始めてから所定時間経過
後に開弁操作されるものであり、更に、上記ロック機構
と上記復元弁との間には、上記ロック機構のロック動作
復元後に上記復元弁からの圧搾空気を排気する第2排気
弁が配設され、この第2排気弁は、上記復元弁から上記
ロック機構へ流れる圧搾空気により、この圧搾空気が上
記復元弁から上記ロック機構へ供給され始めてから一定
時間経過後に開弁操作されるものである。
に記載の発明において、上記復元弁は、開閉弁を流れる
圧搾空気により、この圧搾空気が上記開閉弁を流れ始め
てから所定時間経過後に開弁操作されるものであり、ま
た、上記ロック機構と上記開閉弁との間には、上記開閉
弁からの圧搾空気を排気する第1排気弁が配設され、こ
の第1排気弁は上記開閉弁を流れる圧搾空気により、こ
の圧搾空気が上記開閉弁を流れ始めてから所定時間経過
後に開弁操作されるものであり、更に、上記ロック機構
と上記復元弁との間には、上記ロック機構のロック動作
復元後に上記復元弁からの圧搾空気を排気する第2排気
弁が配設され、この第2排気弁は、上記復元弁から上記
ロック機構へ流れる圧搾空気により、この圧搾空気が上
記復元弁から上記ロック機構へ供給され始めてから一定
時間経過後に開弁操作されるものである。
【0010】請求項5に記載の発明は、支持体に免震支
承部を介して免震対象物を支承し、上記免震支承部の作
動により上記免震対象物を免震させる免震装置におい
て、圧搾空気を供給する圧搾空気源と、上記圧搾空気源
からの圧搾空気により上記免震支承部を非作動状態とす
るロック動作を実施可能とするロック機構と、地震の発
生を検知する地震検知部と、上記地震検知部の検知結果
に基づき開閉が制御されて、上記圧搾空気源からの圧搾
空気を排気可能とし、上記ロック機構のロック動作を解
除させて上記免震支承部を作動状態とする開閉弁と、を
有するようにしたものである。
承部を介して免震対象物を支承し、上記免震支承部の作
動により上記免震対象物を免震させる免震装置におい
て、圧搾空気を供給する圧搾空気源と、上記圧搾空気源
からの圧搾空気により上記免震支承部を非作動状態とす
るロック動作を実施可能とするロック機構と、地震の発
生を検知する地震検知部と、上記地震検知部の検知結果
に基づき開閉が制御されて、上記圧搾空気源からの圧搾
空気を排気可能とし、上記ロック機構のロック動作を解
除させて上記免震支承部を作動状態とする開閉弁と、を
有するようにしたものである。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、上記ロック機構は免震支承部に一体化
して設けられたものである。
の発明において、上記ロック機構は免震支承部に一体化
して設けられたものである。
【0012】請求項7に記載の発明は、上記支持体と上
記免震対象物との間に請求項6に記載の免震支承部が少
なくとも 1台設置されたものである。
記免震対象物との間に請求項6に記載の免震支承部が少
なくとも 1台設置されたものである。
【0013】請求項8に記載の発明は、請求項2〜7の
いずれかに記載の発明において、上記圧搾空気源から供
給される圧搾空気は、地震時以外の平時に蓄えられた圧
搾空気であるようにしたものである。
いずれかに記載の発明において、上記圧搾空気源から供
給される圧搾空気は、地震時以外の平時に蓄えられた圧
搾空気であるようにしたものである。
【0014】請求項9に記載の発明は、請求項1〜8に
記載の発明において、上記免震対象物が住宅であるよう
にしたものである。
記載の発明において、上記免震対象物が住宅であるよう
にしたものである。
【0015】請求項1又は2に記載の発明には、次の作
用がある。地震時以外の平時には、ロック機構が免震支
承部を非作動状態(ロック状態)とするロック動作を実
施しているので、この免震支承部は免震機能を発揮せ
ず、平時における風等による免震対象物の不必要な振動
を確実に防止することができる。
用がある。地震時以外の平時には、ロック機構が免震支
承部を非作動状態(ロック状態)とするロック動作を実
施しているので、この免震支承部は免震機能を発揮せ
ず、平時における風等による免震対象物の不必要な振動
を確実に防止することができる。
【0016】また、地震時には、ロック機構解除部が作
動して(開閉弁が開弁して圧搾空気源の圧搾空気をロッ
ク機構へ供給し、)ロック機構をロック解除動作とする
ので、地震時に免震支承部が機能して免震対象物を有効
に免震させることができる。
動して(開閉弁が開弁して圧搾空気源の圧搾空気をロッ
ク機構へ供給し、)ロック機構をロック解除動作とする
ので、地震時に免震支承部が機能して免震対象物を有効
に免震させることができる。
【0017】更に、地震時に免震支承部としての転がり
支承が支持体の凹部に出入するものではないので、免震
機構の種類が制限されず、しかも、免震対象物が上下に
ガタガタ振動することもない。
支承が支持体の凹部に出入するものではないので、免震
機構の種類が制限されず、しかも、免震対象物が上下に
ガタガタ振動することもない。
【0018】特に、請求項2に記載の発明には、次の作
用がある。ロック機構解除部が圧搾空気により作動する
ので、ロック機構解除時に電力を必要としない。
用がある。ロック機構解除部が圧搾空気により作動する
ので、ロック機構解除時に電力を必要としない。
【0019】請求項3に記載の発明には次の作用があ
る。ロック機構解除後、圧搾空気によりロック機構を復
元するので、停電時でも復元でき、自動復元が可能とな
る。
る。ロック機構解除後、圧搾空気によりロック機構を復
元するので、停電時でも復元でき、自動復元が可能とな
る。
【0020】請求項4に記載の発明には、次の作用があ
る。開閉弁からロック機構へ供給される圧搾空気が第1
排気弁にて排気されるとともに、復元弁からロック機構
へ供給される圧搾空気によってロック機構がロック動作
に復元されることから、免震支承部をロック解除状態か
らロック状態にすることができるので、地震発生後の平
時においても、免震支承部により免震対象物の不必要な
振動を確実に防止することができる。
る。開閉弁からロック機構へ供給される圧搾空気が第1
排気弁にて排気されるとともに、復元弁からロック機構
へ供給される圧搾空気によってロック機構がロック動作
に復元されることから、免震支承部をロック解除状態か
らロック状態にすることができるので、地震発生後の平
時においても、免震支承部により免震対象物の不必要な
振動を確実に防止することができる。
【0021】また、復元弁からロック機構へ供給される
圧搾空気を排気する第2排気弁が配設されたので、ロッ
ク機構がロック動作に復元した後の圧搾空気を上記第2
排気弁を介して排気することから、ロック機構に不必要
な負荷が作用せず、このロック機構の安全性を確保する
ことができる。
圧搾空気を排気する第2排気弁が配設されたので、ロッ
ク機構がロック動作に復元した後の圧搾空気を上記第2
排気弁を介して排気することから、ロック機構に不必要
な負荷が作用せず、このロック機構の安全性を確保する
ことができる。
【0022】請求項5に記載の発明には、次の作用があ
る。地震時以外の平時には、圧搾空気源からの圧搾空気
によりロック機構が免震支承部を非作動状態(ロック状
態)とするロック動作を実施するので、免震支承部が免
震機能を発揮せず、平時における風等による免震対象物
の不必要な振動を確実に防止できる。
る。地震時以外の平時には、圧搾空気源からの圧搾空気
によりロック機構が免震支承部を非作動状態(ロック状
態)とするロック動作を実施するので、免震支承部が免
震機能を発揮せず、平時における風等による免震対象物
の不必要な振動を確実に防止できる。
【0023】また、地震時には、地震検知部が地震を検
知して開閉弁を開弁させ、圧搾空気源からロック機構へ
流れる圧搾空気を排気し、このロック機構のロック動作
を解除させるので、地震時に免震支承部が免震機能し
て、免震対象物を有効に免震させることができる。
知して開閉弁を開弁させ、圧搾空気源からロック機構へ
流れる圧搾空気を排気し、このロック機構のロック動作
を解除させるので、地震時に免震支承部が免震機能し
て、免震対象物を有効に免震させることができる。
【0024】更に、ロック機構が圧搾空気の作用で、ロ
ック動作、ロック解除動作を実施するので、電力を必要
とせず、停電時においても免震装置を有効に作用させる
ことができる。
ック動作、ロック解除動作を実施するので、電力を必要
とせず、停電時においても免震装置を有効に作用させる
ことができる。
【0025】請求項6に記載の発明には、次の作用があ
る。ロック機構が免震支承部に一体化して設けられたこ
とから、支持体にロック機構設置のための施工が不要と
なり、支持体を簡略化できるとともに、免震装置全体と
してもコンパクト化できるので、コストを低減できる。
る。ロック機構が免震支承部に一体化して設けられたこ
とから、支持体にロック機構設置のための施工が不要と
なり、支持体を簡略化できるとともに、免震装置全体と
してもコンパクト化できるので、コストを低減できる。
【0026】請求項7に記載の発明には、次の作用があ
る。支持体と免震対象物との間に請求項6に記載の免震
支承部が少なくとも 1台設置され、他の免震支承部は既
存の安価な免震支承部とすることができるので、免震装
置全体としてのコストの上昇を抑制できる。
る。支持体と免震対象物との間に請求項6に記載の免震
支承部が少なくとも 1台設置され、他の免震支承部は既
存の安価な免震支承部とすることができるので、免震装
置全体としてのコストの上昇を抑制できる。
【0027】請求項8に記載の発明には、次の作用があ
る。圧搾空気源からの圧搾空気が、平時に蓄えられた圧
搾空気であるため、停電中の地震、例えば大地震後長時
間停電中における大きな余震に対しても免震装置を良好
に作動させることができる。圧搾空気源には、ロック機
構のロック動作、ロック解除動作を二回以上動作可能に
圧搾空気を蓄えておくと良く、可能動作回数は、好まし
くは五回以上、更に好ましくは十回以上が良い。
る。圧搾空気源からの圧搾空気が、平時に蓄えられた圧
搾空気であるため、停電中の地震、例えば大地震後長時
間停電中における大きな余震に対しても免震装置を良好
に作動させることができる。圧搾空気源には、ロック機
構のロック動作、ロック解除動作を二回以上動作可能に
圧搾空気を蓄えておくと良く、可能動作回数は、好まし
くは五回以上、更に好ましくは十回以上が良い。
【0028】請求項9に記載の発明には、次の作用があ
る。免震対象物が住宅であることから、平時には免震支
承部が非作動状態(ロック状態)となって免震機能を発
揮しないので、例えば風等によっても住宅の不必要な振
動が防止されて、平時における住宅の居住性を向上させ
ることができる。
る。免震対象物が住宅であることから、平時には免震支
承部が非作動状態(ロック状態)となって免震機能を発
揮しないので、例えば風等によっても住宅の不必要な振
動が防止されて、平時における住宅の居住性を向上させ
ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。 (A) 第1の実施の形態 図1は、本発明に係る免震装置の第1の実施の形態を装
備した住宅を示す正面図である。図2は、図1の免震装
置の構成を示す系統図である。
面に基づいて説明する。 (A) 第1の実施の形態 図1は、本発明に係る免震装置の第1の実施の形態を装
備した住宅を示す正面図である。図2は、図1の免震装
置の構成を示す系統図である。
【0030】図1及び図2に示すように、免震装置10
は、地震発生時に地震動を、免震対象物としての建築物
12に伝達させないための装置であり、免震支承部1
3、ロック機構14、圧搾空気源としてのコンプレッサ
15、ロック機構解除部、開閉弁としての地震動検出弁
16、復元弁17、第1排気弁18、第2排気弁19、
及び警報器としての警報ランプ20を有して構成され
る。
は、地震発生時に地震動を、免震対象物としての建築物
12に伝達させないための装置であり、免震支承部1
3、ロック機構14、圧搾空気源としてのコンプレッサ
15、ロック機構解除部、開閉弁としての地震動検出弁
16、復元弁17、第1排気弁18、第2排気弁19、
及び警報器としての警報ランプ20を有して構成され
る。
【0031】上記免震支承部13は、支持体(基礎)1
1上に建築物12(本実施の形態では住宅)を支承し
て、地震発生時に地震動を吸収し免震させるものであ
り、積層ゴム支承、転がり支承、滑り支承等がある。こ
の免震支承部13は、支持体11と建築物12との間に
複数台介在されている。
1上に建築物12(本実施の形態では住宅)を支承し
て、地震発生時に地震動を吸収し免震させるものであ
り、積層ゴム支承、転がり支承、滑り支承等がある。こ
の免震支承部13は、支持体11と建築物12との間に
複数台介在されている。
【0032】上記ロック機構14は、支持体11と建築
物12との間に複数台配置され、建築物12側に取り付
けられたストッパピン21と、支持体11に固着されて
ストッパピン21が嵌合可能なストッパ凹部22とを有
して構成される。ストッパピン21がストッパ凹部22
に嵌合することにより、ロック機構14は免震支承部1
3を非作動状態(ロック状態)とするロック動作を実施
して、免震支承部13に免震機能を発揮させないように
するものである。
物12との間に複数台配置され、建築物12側に取り付
けられたストッパピン21と、支持体11に固着されて
ストッパピン21が嵌合可能なストッパ凹部22とを有
して構成される。ストッパピン21がストッパ凹部22
に嵌合することにより、ロック機構14は免震支承部1
3を非作動状態(ロック状態)とするロック動作を実施
して、免震支承部13に免震機能を発揮させないように
するものである。
【0033】上記コンプレッサ15は、空気タンク23
を備えており、地震時以外の平時に空気タンク23に所
定圧力の圧搾空気を蓄え、この蓄えられた圧搾空気を後
述の如くロック機構14へ供給可能とする。空気タンク
23の容量は、後述のロック機構14のロック動作又は
ロック解除動作を計10回程度実施可能な圧搾空気量を蓄
え可能とする。
を備えており、地震時以外の平時に空気タンク23に所
定圧力の圧搾空気を蓄え、この蓄えられた圧搾空気を後
述の如くロック機構14へ供給可能とする。空気タンク
23の容量は、後述のロック機構14のロック動作又は
ロック解除動作を計10回程度実施可能な圧搾空気量を蓄
え可能とする。
【0034】ここで、コンプレッサ15は電動式でよ
く、コンプレッサ15には上記警報ランプ20が電気的
に接続されている。この警報ランプ20は、内部の圧搾
空気が所定圧以下に低下したときに点滅して、建築物1
2の管理者、例えば住宅の居住者に空気タンク23内の
圧力低下を警報する。
く、コンプレッサ15には上記警報ランプ20が電気的
に接続されている。この警報ランプ20は、内部の圧搾
空気が所定圧以下に低下したときに点滅して、建築物1
2の管理者、例えば住宅の居住者に空気タンク23内の
圧力低下を警報する。
【0035】上記コンプレッサ15は、建築物12の床
下等に設置される。また、コンプレッサ15は、このコ
ンプレッサ15の側から地震動検出弁16、第1排気弁
18を順次配設した耐圧ホース24Aを介しロック機構
14に接続され、このロック機構14に空気タンク23
にて蓄えられた圧搾空気を供給可能とする。更に、コン
プレッサ15は、このコンプレッサ15の側から復元弁
17、第2排気弁19を順次配設した耐圧ホース24B
を介してロック機構14に接続され、、このロック機構
14に空気タンク23にて蓄えられた圧搾空気を供給可
能とする。
下等に設置される。また、コンプレッサ15は、このコ
ンプレッサ15の側から地震動検出弁16、第1排気弁
18を順次配設した耐圧ホース24Aを介しロック機構
14に接続され、このロック機構14に空気タンク23
にて蓄えられた圧搾空気を供給可能とする。更に、コン
プレッサ15は、このコンプレッサ15の側から復元弁
17、第2排気弁19を順次配設した耐圧ホース24B
を介してロック機構14に接続され、、このロック機構
14に空気タンク23にて蓄えられた圧搾空気を供給可
能とする。
【0036】また、地震動検出弁16と復元弁17間、
復元弁17と第1排気弁18間、復元弁17と第2排気
弁19間は、それぞれ耐圧ホース24C、24D、24
Eによって接続されて、圧搾空気が流動可能とされてい
る。。
復元弁17と第1排気弁18間、復元弁17と第2排気
弁19間は、それぞれ耐圧ホース24C、24D、24
Eによって接続されて、圧搾空気が流動可能とされてい
る。。
【0037】上記地震動検出弁16は、地震検知機構
(不図示)を備えた圧搾空気弁である。上記地震検知機
構は、所定加速度以上の地震(例えば震度 5以上の地
震)の発生を検知すると、地震動検出弁16を一定時間
開弁操作するものである。開弁した地震動検出弁16
は、コンプレッサ15の空気タンク23に蓄えられた圧
搾空気を耐圧ホース24Aを介してロック機構14へ供
給し、この圧搾空気により、ロック機構14のストッパ
ピン21とストッパ凹部22との嵌合を解除させて、ロ
ック機構14に、免震支承部13の非作動状態(ロック
状態)を解除させるロック解除動作を実施させる。この
地震動検出弁16によるロック機構14のロック解除動
作により、免震支承部13が作動状態となって、その免
震機能が発揮可能状態となる。
(不図示)を備えた圧搾空気弁である。上記地震検知機
構は、所定加速度以上の地震(例えば震度 5以上の地
震)の発生を検知すると、地震動検出弁16を一定時間
開弁操作するものである。開弁した地震動検出弁16
は、コンプレッサ15の空気タンク23に蓄えられた圧
搾空気を耐圧ホース24Aを介してロック機構14へ供
給し、この圧搾空気により、ロック機構14のストッパ
ピン21とストッパ凹部22との嵌合を解除させて、ロ
ック機構14に、免震支承部13の非作動状態(ロック
状態)を解除させるロック解除動作を実施させる。この
地震動検出弁16によるロック機構14のロック解除動
作により、免震支承部13が作動状態となって、その免
震機能が発揮可能状態となる。
【0038】上記復元弁17は、主弁25、第1副弁2
6及び第2副弁27を備えた圧搾空気弁であり、更にタ
イマー28A、28Bを備える。
6及び第2副弁27を備えた圧搾空気弁であり、更にタ
イマー28A、28Bを備える。
【0039】タイマー28Aは、耐圧ホース24Cを経
て、地震動検出弁16内を流れる圧搾空気の一部が供給
され始めたときに、この圧搾空気によって始動し、所定
の設定時間経過後に、第1副弁26及び主弁25を略同
時に一定時間開弁操作する。タイマー28Aの上記設定
時間は、地震動検出弁16が開弁後閉弁した後であって
地震の振れが納まる数分間とするのが好適である。
て、地震動検出弁16内を流れる圧搾空気の一部が供給
され始めたときに、この圧搾空気によって始動し、所定
の設定時間経過後に、第1副弁26及び主弁25を略同
時に一定時間開弁操作する。タイマー28Aの上記設定
時間は、地震動検出弁16が開弁後閉弁した後であって
地震の振れが納まる数分間とするのが好適である。
【0040】第1副弁26の開弁によって、コンプレッ
サ15から耐圧ホース24Bを経て復元弁17内へ導か
れた圧搾空気の一部が、耐圧ホース24Dを経て第1排
気弁18に作用し、この第1排気弁18を開弁する。こ
の第1排気弁18の開弁により、ストッパピン21とス
トッパ凹部22との嵌合を解除して(つまり、ロック解
除動作を実施して)免震支承部13をロック解除状態と
しているロック機構14へ、コンプレッサ15から地震
動検出弁16及び耐圧ホース24Aを経て供給される圧
搾空気を排気する。
サ15から耐圧ホース24Bを経て復元弁17内へ導か
れた圧搾空気の一部が、耐圧ホース24Dを経て第1排
気弁18に作用し、この第1排気弁18を開弁する。こ
の第1排気弁18の開弁により、ストッパピン21とス
トッパ凹部22との嵌合を解除して(つまり、ロック解
除動作を実施して)免震支承部13をロック解除状態と
しているロック機構14へ、コンプレッサ15から地震
動検出弁16及び耐圧ホース24Aを経て供給される圧
搾空気を排気する。
【0041】また、主弁25の開弁により、コンプレッ
サ15から耐圧ホース24Bを経て復元弁17内に導か
れた圧搾空気の大部分が、耐圧ホース24Bを経てロッ
ク機構14へ作用し、この圧搾空気により、ストッパピ
ン21をストッパ凹部22に嵌合させてロック機構14
をロック作動させ、このロック機構14により免震支承
部13を非作動状態(ロック状態)に復元させて、免震
支承部13に免震機能を発揮させないようにする。
サ15から耐圧ホース24Bを経て復元弁17内に導か
れた圧搾空気の大部分が、耐圧ホース24Bを経てロッ
ク機構14へ作用し、この圧搾空気により、ストッパピ
ン21をストッパ凹部22に嵌合させてロック機構14
をロック作動させ、このロック機構14により免震支承
部13を非作動状態(ロック状態)に復元させて、免震
支承部13に免震機能を発揮させないようにする。
【0042】上記タイマー28Bは、主弁25からロッ
ク機構14へ圧搾空気が供給され始めたときに、この圧
搾空気によって始動し、一定の設定時間経過後に、第2
副弁27を一定時間開弁する。タイマー28Bの設定時
間は、ロック機構14のストッパピン21がストッパ凹
部22に完全に嵌合するに十分な時間とするのが好適で
ある。
ク機構14へ圧搾空気が供給され始めたときに、この圧
搾空気によって始動し、一定の設定時間経過後に、第2
副弁27を一定時間開弁する。タイマー28Bの設定時
間は、ロック機構14のストッパピン21がストッパ凹
部22に完全に嵌合するに十分な時間とするのが好適で
ある。
【0043】第2副弁27の開弁によって、コンプレッ
サ15の空気タンク23から耐圧ホース24Bを経て復
元弁17内へ導かれた圧搾空気の一部が、耐圧ホース2
4Eを経て第2排気弁19に作用し、この第2排気弁1
9を開弁させる。第2排気弁19の開弁により、既にス
トッパピン21とストッパ凹部22とが嵌合されて(つ
まり、ロック動作を実施して)免震支承部13を非作動
状態(ロック状態)に復元しているロック機構14へ、
復元弁17から耐圧ホース24Bを経て供給される圧搾
空気を排気する。
サ15の空気タンク23から耐圧ホース24Bを経て復
元弁17内へ導かれた圧搾空気の一部が、耐圧ホース2
4Eを経て第2排気弁19に作用し、この第2排気弁1
9を開弁させる。第2排気弁19の開弁により、既にス
トッパピン21とストッパ凹部22とが嵌合されて(つ
まり、ロック動作を実施して)免震支承部13を非作動
状態(ロック状態)に復元しているロック機構14へ、
復元弁17から耐圧ホース24Bを経て供給される圧搾
空気を排気する。
【0044】以上のように構成された免震装置10の作
用を次に説明する。 地震発生時に地震動検出弁16が開弁してロック機構
14へコンプレッサ15の空気タンク23から圧搾空気
を供給し、この圧搾空気により、ロック機構14が免震
支承部13のロック状態を解除し、この免震支承部13
により建築物12を免震させる。
用を次に説明する。 地震発生時に地震動検出弁16が開弁してロック機構
14へコンプレッサ15の空気タンク23から圧搾空気
を供給し、この圧搾空気により、ロック機構14が免震
支承部13のロック状態を解除し、この免震支承部13
により建築物12を免震させる。
【0045】復元弁17のタイマー28Aが地震動検
出弁16を流れる圧搾空気の作用で作動して、地震終了
後第1副弁26を開弁させ、これにより、第1排気弁1
8を開弁して地震動検出弁16からロック機構14へ向
かう圧搾空気を排気させるとともに、復元弁17の主弁
25を開弁して、コンプレッサ15の空気タンク23か
らの圧搾空気をロック機構14へ供給し、この圧搾空気
によりロック機構14が免震支承部13をロック状態に
復元させる。
出弁16を流れる圧搾空気の作用で作動して、地震終了
後第1副弁26を開弁させ、これにより、第1排気弁1
8を開弁して地震動検出弁16からロック機構14へ向
かう圧搾空気を排気させるとともに、復元弁17の主弁
25を開弁して、コンプレッサ15の空気タンク23か
らの圧搾空気をロック機構14へ供給し、この圧搾空気
によりロック機構14が免震支承部13をロック状態に
復元させる。
【0046】その後、復元弁17のタイマー28Bが
第2副弁27を開弁して第2排気弁19を開弁させ、復
元弁17からロック機構14へ向かう圧搾空気を排気す
る。
第2副弁27を開弁して第2排気弁19を開弁させ、復
元弁17からロック機構14へ向かう圧搾空気を排気す
る。
【0047】やがて、地震動検出弁16、第1排気弁
18、第2排気弁19、並びに復元弁17の主弁25、
第1副弁26及び第2副弁27が閉弁して、免震装置1
0は初期状態に戻り、余震も含め再び地震が発生すれ
ば、上述の〜の動作を繰り返す。
18、第2排気弁19、並びに復元弁17の主弁25、
第1副弁26及び第2副弁27が閉弁して、免震装置1
0は初期状態に戻り、余震も含め再び地震が発生すれ
ば、上述の〜の動作を繰り返す。
【0048】上記実施の形態の免震装置10によれば、
次の効果(1) 〜(9) を奏する。 (1) 地震時以外の平時には、ロック機構14が免震支承
部13を非作動状態(ロック状態)とするロック動作を
実施しているので、免震支承部13は、免震機能を発揮
せず、平時における建築物12の不必要な振動を確実に
防止できる。特に、建築物12が住宅である場合には、
たとえ風等によっても住宅の不必要な振動を防止でき、
平時における住宅の居住性を向上させることができる。
次の効果(1) 〜(9) を奏する。 (1) 地震時以外の平時には、ロック機構14が免震支承
部13を非作動状態(ロック状態)とするロック動作を
実施しているので、免震支承部13は、免震機能を発揮
せず、平時における建築物12の不必要な振動を確実に
防止できる。特に、建築物12が住宅である場合には、
たとえ風等によっても住宅の不必要な振動を防止でき、
平時における住宅の居住性を向上させることができる。
【0049】(2) 地震時には、地震動検出弁16が開弁
して、コンプレッサ15の空気タン23内の圧搾空気を
ロック機構14へ供給し、このロック機構14のストッ
パピン21をストッパ凹部23から離脱させてこのロッ
ク機構14をロック解除動作するので、地震時に免震支
承部13が機能して建築物12を有効に免震させること
ができる。
して、コンプレッサ15の空気タン23内の圧搾空気を
ロック機構14へ供給し、このロック機構14のストッ
パピン21をストッパ凹部23から離脱させてこのロッ
ク機構14をロック解除動作するので、地震時に免震支
承部13が機能して建築物12を有効に免震させること
ができる。
【0050】(3) また、地震検出弁16が、コンプレッ
サ15の空気タンク24内の圧搾空気により作動するの
で、この地震検出弁16によるロック機構14の解除を
電力を必要とせず実施できる。
サ15の空気タンク24内の圧搾空気により作動するの
で、この地震検出弁16によるロック機構14の解除を
電力を必要とせず実施できる。
【0051】(4) 更に、免震装置10では、従来の公報
記載記述の如く、地震時に免震支承部13としての転が
り支承が支持体11の凹部に出入するものではないの
で、免震機構の種類が制限されず、しかも建築物が上下
にガタガタ振動することがなく、特に建築物12が住宅
であればその居住性を良好に確保できる。
記載記述の如く、地震時に免震支承部13としての転が
り支承が支持体11の凹部に出入するものではないの
で、免震機構の種類が制限されず、しかも建築物が上下
にガタガタ振動することがなく、特に建築物12が住宅
であればその居住性を良好に確保できる。
【0052】(5) ロック機構14は、空気タンク23内
の圧搾空気によりロック動作に復元されるので、停電時
でも復元でき、自動復元が可能となる。
の圧搾空気によりロック動作に復元されるので、停電時
でも復元でき、自動復元が可能となる。
【0053】(6) 地震動検出弁16からロック機構14
へ供給される圧搾空気が第1排気弁18により排気され
るとともに、復元弁17の主弁25からロック機構14
へ供給される圧搾空気によって、ロック機構14がロッ
ク動作に復元されることから、免震支承部13をロック
解除状態からロック状態にすることができるので、地震
発生後の平時においても、免震支承部13により風等に
よる建築物12の不必要な振動を確実に防止できる。
へ供給される圧搾空気が第1排気弁18により排気され
るとともに、復元弁17の主弁25からロック機構14
へ供給される圧搾空気によって、ロック機構14がロッ
ク動作に復元されることから、免震支承部13をロック
解除状態からロック状態にすることができるので、地震
発生後の平時においても、免震支承部13により風等に
よる建築物12の不必要な振動を確実に防止できる。
【0054】(7) 復元弁17からロック機構14へ供給
される圧搾空気を排気する第2排気弁19が配設された
ので、ロック機構14がロック動作に復元した後の圧搾
空気を、上記第2排気弁19を介して排気することか
ら、ロック機構14に不必要な負荷が作用せず、ロック
機構14の安全性を確保することができる。
される圧搾空気を排気する第2排気弁19が配設された
ので、ロック機構14がロック動作に復元した後の圧搾
空気を、上記第2排気弁19を介して排気することか
ら、ロック機構14に不必要な負荷が作用せず、ロック
機構14の安全性を確保することができる。
【0055】(8) コンプレッサ15の空気タンク23か
らの圧搾空気が、平時に蓄えられた圧搾空気であるた
め、停電中の地震、例えば大地震後長期間停電中におけ
る大きな余震に対しても免震装置10を良好に作動させ
ることができる。
らの圧搾空気が、平時に蓄えられた圧搾空気であるた
め、停電中の地震、例えば大地震後長期間停電中におけ
る大きな余震に対しても免震装置10を良好に作動させ
ることができる。
【0056】(9) コンプレッサ15には、空気タンク2
3に蓄えられた圧搾空気の圧力低下時に警報ランプ20
が点滅して警報を発生するので、圧搾空気を常に所定圧
力に維持させることができる。
3に蓄えられた圧搾空気の圧力低下時に警報ランプ20
が点滅して警報を発生するので、圧搾空気を常に所定圧
力に維持させることができる。
【0057】(B) 第2の実施の形態 図3は、本発明に係る免震装置の第2の実施の形態を装
備した住宅を示す系統図である。図4は、図3のブレー
キ機構を具備したレール免震支承部を示す斜視図であ
る。図5は、図4のレール免震支承部の部分側面図であ
る。図6は、図3のブレーキ機構を具備しない転がり免
震支承部を示す斜視図である。図7は、図3のブレーキ
機構を具備しない滑り免震支承部を示す斜視図である。
この第2の実施の形態において、前記第1の実施の形態
と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省
略する。
備した住宅を示す系統図である。図4は、図3のブレー
キ機構を具備したレール免震支承部を示す斜視図であ
る。図5は、図4のレール免震支承部の部分側面図であ
る。図6は、図3のブレーキ機構を具備しない転がり免
震支承部を示す斜視図である。図7は、図3のブレーキ
機構を具備しない滑り免震支承部を示す斜視図である。
この第2の実施の形態において、前記第1の実施の形態
と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省
略する。
【0058】図3に示す免震装置30は、地震発生時に
地震振動を建築物12(戸建て住宅)に伝達させないた
めの装置であり、免震支承部31、32、コンプレッサ
15、排気装置34、警報ランプ20及び強制排気ボタ
ン35を有して構成される。上記免震支承部31が、ロ
ック機構としてのブレーキ機構33(図5)を一体に具
備する。
地震振動を建築物12(戸建て住宅)に伝達させないた
めの装置であり、免震支承部31、32、コンプレッサ
15、排気装置34、警報ランプ20及び強制排気ボタ
ン35を有して構成される。上記免震支承部31が、ロ
ック機構としてのブレーキ機構33(図5)を一体に具
備する。
【0059】免震支承部31は、上述のようにブレーキ
機構33を具備した免震支承部であり、図3に示すよう
に、建築物12の 1階の床面において、 2本の対角線上
のそれぞれの両端部に対向して 1台づつ、計 4台設置さ
れる。また、免震支承部32は、ブレーキ機構33を具
備しない免震支承部であり、住宅12の 1階の床面にお
いて適宜位置に複数台、例えば 5台設置される。
機構33を具備した免震支承部であり、図3に示すよう
に、建築物12の 1階の床面において、 2本の対角線上
のそれぞれの両端部に対向して 1台づつ、計 4台設置さ
れる。また、免震支承部32は、ブレーキ機構33を具
備しない免震支承部であり、住宅12の 1階の床面にお
いて適宜位置に複数台、例えば 5台設置される。
【0060】免震支承部32は、図6に示すような転が
り免震支承部32Aであり、支持体11上に設置されて
支持される第1受皿36と、建築物12の 1階の床面に
固着されて支持される第2受皿37と、これらの第1受
皿36、第2受皿37間に介在されるボール38と、を
有して構成される。第1受皿36及び第2受皿37にお
けるボール38との接触面39は湾曲面に形成される。
ボール38がこれらの第1受皿36及び第2受皿37の
接触面39に沿って転動しながら振動して、転がり免震
支承部32Aは、建築物12の地震時の振動を低減し免
震機能を果たす。
り免震支承部32Aであり、支持体11上に設置されて
支持される第1受皿36と、建築物12の 1階の床面に
固着されて支持される第2受皿37と、これらの第1受
皿36、第2受皿37間に介在されるボール38と、を
有して構成される。第1受皿36及び第2受皿37にお
けるボール38との接触面39は湾曲面に形成される。
ボール38がこれらの第1受皿36及び第2受皿37の
接触面39に沿って転動しながら振動して、転がり免震
支承部32Aは、建築物12の地震時の振動を低減し免
震機能を果たす。
【0061】上記ブレーキ機構33を具備しない免震支
承部32は、図7に示す滑り免震支承部32Bであって
もよい。この滑り免震支承部32Bは、支持体11上に
設置されて支持される受皿40と、建築物12の 1階の
床面に固着されて支持される支持柱52とを有して構成
される。この支持柱52の下面が受皿40の上面上を水
平移動することにより、滑り免震支承部32Bは、建築
物12の地震時の振動を低減し、免震機能を果たす。
尚、支持柱52の下面及び受皿40の上面は湾曲面に形
成されてもよい。
承部32は、図7に示す滑り免震支承部32Bであって
もよい。この滑り免震支承部32Bは、支持体11上に
設置されて支持される受皿40と、建築物12の 1階の
床面に固着されて支持される支持柱52とを有して構成
される。この支持柱52の下面が受皿40の上面上を水
平移動することにより、滑り免震支承部32Bは、建築
物12の地震時の振動を低減し、免震機能を果たす。
尚、支持柱52の下面及び受皿40の上面は湾曲面に形
成されてもよい。
【0062】また、ブレーキ機構33を具備しない免震
支承部32は、全てが転がり免震支承部32Aから構成
され、また全てが滑り免震支承部32Bから構成される
場合に限らず、 1台又は複数台の上記転がり免震支承部
32Aと、複数台又は 1台の滑り免震支承部32Bとが
組み合わされた場合でもよい。
支承部32は、全てが転がり免震支承部32Aから構成
され、また全てが滑り免震支承部32Bから構成される
場合に限らず、 1台又は複数台の上記転がり免震支承部
32Aと、複数台又は 1台の滑り免震支承部32Bとが
組み合わされた場合でもよい。
【0063】ブレーキ機構33を具備した上記免震支承
部31は、図4に示すように、滑り免震支承部の一態様
であるレール免震支承部であり、第1レール41と、第
2レール42及びスライダ43とを有してなる。スライ
ダ43は、第1スライダエレメント44と第2スライダ
エレメント45とが支柱46にて結合されたものとして
構成される。
部31は、図4に示すように、滑り免震支承部の一態様
であるレール免震支承部であり、第1レール41と、第
2レール42及びスライダ43とを有してなる。スライ
ダ43は、第1スライダエレメント44と第2スライダ
エレメント45とが支柱46にて結合されたものとして
構成される。
【0064】第1レール41は、支持板47に固着さ
れ、この支持板47を介して支持体11上に設置された
ものである。この第1レール41の摺動面48はほぼ水
平方向に延び、第1レール41の長手方向中央位置が他
に比べて窪んだ湾曲面に構成される。
れ、この支持板47を介して支持体11上に設置された
ものである。この第1レール41の摺動面48はほぼ水
平方向に延び、第1レール41の長手方向中央位置が他
に比べて窪んだ湾曲面に構成される。
【0065】第2レール42は、建築物12の 1階の床
面に固着されて支持され、長手方向が第1レール41の
長手方向と直交するよう配置される。この第2レール4
2においても、その摺動面49はほぼ水平方向に延び、
長手方向中央位置が他に比べて窪んだ湾曲面に構成され
る。
面に固着されて支持され、長手方向が第1レール41の
長手方向と直交するよう配置される。この第2レール4
2においても、その摺動面49はほぼ水平方向に延び、
長手方向中央位置が他に比べて窪んだ湾曲面に構成され
る。
【0066】上記第1レール41には、摺動面48に沿
って係合凸部又は係合凹部(本実施の形態では係合凸部
50)が形成されている。また、上記第2レール42に
は、摺動面49に沿って係合凸部又は係合凹部(本実施
の形態では係合凹部51)が形成されている。
って係合凸部又は係合凹部(本実施の形態では係合凸部
50)が形成されている。また、上記第2レール42に
は、摺動面49に沿って係合凸部又は係合凹部(本実施
の形態では係合凹部51)が形成されている。
【0067】スライダ43の第1スライダエレメント4
4は、第1レール41の係合凸部50に係合可能な一対
の第1係合部53を備える。また、第2スライダエレメ
ント45は、第2レール42の係合凹部51に係合可能
な一対の第2係合部54を備える。第1スライダエレメ
ント44の第1係合部53が第1レール41の係合凸部
50に係合した状態で、第1スライダエレメント44
は、第1レール41の摺動面48に沿って第1レール4
1の長手方向に移動可能とされる。また、第2スライダ
エレメント45の第2係合部54が第2レール42の係
合凹部51に係合した状態で、第2スライダエレメント
45は、第2レール42の摺動面49に沿って第2レー
ル42の長手方向に移動可能とされる。これにより、免
震支承部31(レール免震支承部)は、建築物12の地
震時の振動を低減して免震機能を果たす。
4は、第1レール41の係合凸部50に係合可能な一対
の第1係合部53を備える。また、第2スライダエレメ
ント45は、第2レール42の係合凹部51に係合可能
な一対の第2係合部54を備える。第1スライダエレメ
ント44の第1係合部53が第1レール41の係合凸部
50に係合した状態で、第1スライダエレメント44
は、第1レール41の摺動面48に沿って第1レール4
1の長手方向に移動可能とされる。また、第2スライダ
エレメント45の第2係合部54が第2レール42の係
合凹部51に係合した状態で、第2スライダエレメント
45は、第2レール42の摺動面49に沿って第2レー
ル42の長手方向に移動可能とされる。これにより、免
震支承部31(レール免震支承部)は、建築物12の地
震時の振動を低減して免震機能を果たす。
【0068】また、上述のように、第1スライダエレメ
ント44の第1係合部53が第1レール41の係合凸部
50に係合し、第2スライダエレメント45の第2係合
部54が第2レール42の係合凹部51に係合し、これ
ら第1スライダエレメント44及び第2スライダエレメ
ント45が支柱46にて結合されてスライダ43を構成
することから、このスライダ43により、第1レール2
1と第2レール42との離反方向の移動が規制される。
これにより、免震支承部31は、建築物12の地震時又
は風力等により建築物12に浮上り力が作用して転倒モ
ーメントが生じても、この浮上り現象を防止させる浮上
り防止機能を有する。
ント44の第1係合部53が第1レール41の係合凸部
50に係合し、第2スライダエレメント45の第2係合
部54が第2レール42の係合凹部51に係合し、これ
ら第1スライダエレメント44及び第2スライダエレメ
ント45が支柱46にて結合されてスライダ43を構成
することから、このスライダ43により、第1レール2
1と第2レール42との離反方向の移動が規制される。
これにより、免震支承部31は、建築物12の地震時又
は風力等により建築物12に浮上り力が作用して転倒モ
ーメントが生じても、この浮上り現象を防止させる浮上
り防止機能を有する。
【0069】上記免震支承部31に具備された前記ブレ
ーキ機構33は、図4及び図5に示すように、第1スラ
イダエレメント44側の一対の第1係合部53と、この
第1係合部53に連結されたエアシリンダ装置55、並
びに第2スライダエレメント45側の第2係合部54
と、この第2係合部54に連結され上記エアシリンダ装
置55と同一構造で同一機能を果たすエアシリンダ装置
(不図示)を有して構成される。
ーキ機構33は、図4及び図5に示すように、第1スラ
イダエレメント44側の一対の第1係合部53と、この
第1係合部53に連結されたエアシリンダ装置55、並
びに第2スライダエレメント45側の第2係合部54
と、この第2係合部54に連結され上記エアシリンダ装
置55と同一構造で同一機能を果たすエアシリンダ装置
(不図示)を有して構成される。
【0070】第1スライダエレメント44側の上記エア
シリンダ装置55及び第2スライダエレメント45側の
上記シリンダ装置へ、後述の如くコンプレッサ15から
圧搾空気が供給されることにより、一対の第1係合部5
3が第1レール41を両側から押圧し、一対の第2係合
部54が第2レール42を両側から押圧して、これらの
間に発生する摩擦力により、スライダ43が第1レール
41、第2レール42に対し移動不可能となって、免震
支承部31は非作動状態(ロック状態)となる。このよ
うに、ブレーキ機構33は、免震支承部31を非作動状
態とするロック動作を実施して、免震支承部31に免震
機能を発揮させないようにするものである。
シリンダ装置55及び第2スライダエレメント45側の
上記シリンダ装置へ、後述の如くコンプレッサ15から
圧搾空気が供給されることにより、一対の第1係合部5
3が第1レール41を両側から押圧し、一対の第2係合
部54が第2レール42を両側から押圧して、これらの
間に発生する摩擦力により、スライダ43が第1レール
41、第2レール42に対し移動不可能となって、免震
支承部31は非作動状態(ロック状態)となる。このよ
うに、ブレーキ機構33は、免震支承部31を非作動状
態とするロック動作を実施して、免震支承部31に免震
機能を発揮させないようにするものである。
【0071】前記コンプレッサ15の空気タンク23
が、耐圧ホース56Aを介して前記排気装置34に接続
され、この排気装置34が耐圧ホース56B、56C、
56D、56Eを介して 4台の免震支承部31のそれぞ
れのブレーキ機構33に接続される。これにより、コン
プレッサ15の空気タンク23に平時蓄えられた圧搾空
気が、各免震支承部31のブレーキ機構33における第
1スライダエレメント44側のエアシリンダ装置55及
び第2スライダエレメント45側のエアシリンダ装置へ
常時圧送される。この結果、各免震支承部31のブレー
キ機構33は、常時ロック動作を実施して、免震支承部
31を非作動状態(ロック状態)とする。
が、耐圧ホース56Aを介して前記排気装置34に接続
され、この排気装置34が耐圧ホース56B、56C、
56D、56Eを介して 4台の免震支承部31のそれぞ
れのブレーキ機構33に接続される。これにより、コン
プレッサ15の空気タンク23に平時蓄えられた圧搾空
気が、各免震支承部31のブレーキ機構33における第
1スライダエレメント44側のエアシリンダ装置55及
び第2スライダエレメント45側のエアシリンダ装置へ
常時圧送される。この結果、各免震支承部31のブレー
キ機構33は、常時ロック動作を実施して、免震支承部
31を非作動状態(ロック状態)とする。
【0072】ここで、コンプレッサ15は、空気タンク
23内に蓄えられる圧搾空気の圧力を常時一定圧力に保
持するものである。従って、空気タンク23内が減圧さ
れたときには、ポンプ29が自動起動して、空気タンク
23内を上記一定圧力に保持する。
23内に蓄えられる圧搾空気の圧力を常時一定圧力に保
持するものである。従って、空気タンク23内が減圧さ
れたときには、ポンプ29が自動起動して、空気タンク
23内を上記一定圧力に保持する。
【0073】前記排気装置34は、開閉弁57と、この
開閉弁57に電気的に接続された地震検知部としての地
震検知機構58とを有して構成され、地震検知機構58
による地震の検知結果に基づき、開閉弁57の開閉が制
御される。つまり、地震検知機構58が所定加速度以上
の地震(例えば震度5以上の地震)の発生を検知する
と、開閉弁57が一定時間開弁操作される。排気装置3
4は、開閉弁57の開弁により、コンプレッサ15の空
気タンク23から耐圧ホース56A、56B、56C、
56D、56Eを経て各免震支承部31のブレーキ機構
33へ供給される圧搾空気を大気中へ排気して、ブレー
キ機構33のロック動作、即ちブレーキ機構33による
免震支承部31の非作動状態(ロック状態)を解除さ
せ、免震支承部31を作動状態として、免震支承部31
に免震機能を発揮可能とさせる。
開閉弁57に電気的に接続された地震検知部としての地
震検知機構58とを有して構成され、地震検知機構58
による地震の検知結果に基づき、開閉弁57の開閉が制
御される。つまり、地震検知機構58が所定加速度以上
の地震(例えば震度5以上の地震)の発生を検知する
と、開閉弁57が一定時間開弁操作される。排気装置3
4は、開閉弁57の開弁により、コンプレッサ15の空
気タンク23から耐圧ホース56A、56B、56C、
56D、56Eを経て各免震支承部31のブレーキ機構
33へ供給される圧搾空気を大気中へ排気して、ブレー
キ機構33のロック動作、即ちブレーキ機構33による
免震支承部31の非作動状態(ロック状態)を解除さ
せ、免震支承部31を作動状態として、免震支承部31
に免震機能を発揮可能とさせる。
【0074】前記強制排気ボタン35は、排気装置34
の開閉弁57に電気的に接続され、この開閉弁57を一
定時間強制的に開弁操作させるものである。この強制排
気ボタン35は、地震終了後や予想以上の強風等により
建築物12が支持体11に対し変位してしまった場合に
操作されて、排気装置34の開閉弁57を開弁操作さ
せ、各免震支承部31のブレーキ機構33のロック動作
を解除させて、免震支承部31を原点に復帰可能とす
る。
の開閉弁57に電気的に接続され、この開閉弁57を一
定時間強制的に開弁操作させるものである。この強制排
気ボタン35は、地震終了後や予想以上の強風等により
建築物12が支持体11に対し変位してしまった場合に
操作されて、排気装置34の開閉弁57を開弁操作さ
せ、各免震支承部31のブレーキ機構33のロック動作
を解除させて、免震支承部31を原点に復帰可能とす
る。
【0075】次に、上述の免震装置30の作用を説明す
る。 地震時以外の平時には、コンプレッサ15の空気タン
ク23から耐圧ホース56A、排気装置34及び耐圧ホ
ース56B、56C、56D、56Eを経て 4台の免震
支承部31のブレーキ機構33へ圧搾空気が常時供給さ
れている。これにより、それぞれの免震支承部31のブ
レーキ機構33が、免震支承部31を非作動状態(ロッ
ク状態)とするロック動作を実施して、免震支承部31
に免震機能を発揮させないようにする。この結果、その
他の免震支承部32が免震機能を発揮し得る状態にあっ
ても、建築物12の風等による不必要な振動が防止され
る。
る。 地震時以外の平時には、コンプレッサ15の空気タン
ク23から耐圧ホース56A、排気装置34及び耐圧ホ
ース56B、56C、56D、56Eを経て 4台の免震
支承部31のブレーキ機構33へ圧搾空気が常時供給さ
れている。これにより、それぞれの免震支承部31のブ
レーキ機構33が、免震支承部31を非作動状態(ロッ
ク状態)とするロック動作を実施して、免震支承部31
に免震機能を発揮させないようにする。この結果、その
他の免震支承部32が免震機能を発揮し得る状態にあっ
ても、建築物12の風等による不必要な振動が防止され
る。
【0076】地震発生時には、排気装置34における
地震検知機構58の作用で排気装置34の開閉弁57が
一定時間開弁し、コンプレッサ15の空気タンク23か
ら 4台の免震支承部31のブレーキ機構33へ供給され
る圧搾空気が排気される。これにより、各免震支承部3
1のブレーキ機構33が免震支承部31のロック動作を
解除するので、各免震支承部31は、免震支承部32と
ともに免震機能を発揮でき、建築物12を有効に免震さ
せる。
地震検知機構58の作用で排気装置34の開閉弁57が
一定時間開弁し、コンプレッサ15の空気タンク23か
ら 4台の免震支承部31のブレーキ機構33へ供給され
る圧搾空気が排気される。これにより、各免震支承部3
1のブレーキ機構33が免震支承部31のロック動作を
解除するので、各免震支承部31は、免震支承部32と
ともに免震機能を発揮でき、建築物12を有効に免震さ
せる。
【0077】地震発生時における排気装置34の開閉
弁57の開弁によって、コンプレッサ15における空気
タンク23内の圧搾空気圧が減圧されるが、この時点で
コンプレッサ15のポンプ29が起動し、地震の振動が
おさまる数分後には空気タンク23内が一定圧力に復元
される。従って、このコンプレッサ15の空気タンク2
3から供給される圧搾空気により、各免震支承部31
は、それぞれのブレーキ機構33により非作動状態(ロ
ック状態)に復帰する。
弁57の開弁によって、コンプレッサ15における空気
タンク23内の圧搾空気圧が減圧されるが、この時点で
コンプレッサ15のポンプ29が起動し、地震の振動が
おさまる数分後には空気タンク23内が一定圧力に復元
される。従って、このコンプレッサ15の空気タンク2
3から供給される圧搾空気により、各免震支承部31
は、それぞれのブレーキ機構33により非作動状態(ロ
ック状態)に復帰する。
【0078】地震終了後に、建築物12が支持体11
に対し残留変位を生ずる場合や、予想以上の強風により
建築物12が支持体11に対し変位した場合には、強制
排気ボタン35を操作することにより、排気装置34の
開閉弁57が一定時間開弁して、各免震支承部31のブ
レーキ機構33が免震支承部31のロック状態を解除さ
せるので、建築物12を支持体11に対し原位置に復帰
させることができる。
に対し残留変位を生ずる場合や、予想以上の強風により
建築物12が支持体11に対し変位した場合には、強制
排気ボタン35を操作することにより、排気装置34の
開閉弁57が一定時間開弁して、各免震支承部31のブ
レーキ機構33が免震支承部31のロック状態を解除さ
せるので、建築物12を支持体11に対し原位置に復帰
させることができる。
【0079】この強制排気ボタン35の操作時にも、
排気装置34の開閉弁57が開弁して、コンプレッサ1
5の空気タンク23内の圧搾空気圧が減圧されるので、
開閉弁57の開弁時点でコンプレッサ15のポンプ29
が起動し、数分後には空気タンク23内が一定圧力とな
る。従って、この場合も各免震支承部31のブレーキ機
構がロック動作に復帰して、免震支承部31は非作動状
態(ロック状態)となる。
排気装置34の開閉弁57が開弁して、コンプレッサ1
5の空気タンク23内の圧搾空気圧が減圧されるので、
開閉弁57の開弁時点でコンプレッサ15のポンプ29
が起動し、数分後には空気タンク23内が一定圧力とな
る。従って、この場合も各免震支承部31のブレーキ機
構がロック動作に復帰して、免震支承部31は非作動状
態(ロック状態)となる。
【0080】上記実施の形態の免震装置30によれば、
次の(10)〜(14)の効果を奏する。 (10)地震時以外の平時には、コンプレッサ15の空気タ
ンク23からの圧搾空気により、各免震支承部31のブ
レーキ機構33がそれぞれの免震支承部31を非作動状
態(ロック状態)とするロック動作を実施するので、免
震支承部31が免震機能を発揮せず、平時における風等
による建築物12の不必要な振動を確実に防止すること
ができる。
次の(10)〜(14)の効果を奏する。 (10)地震時以外の平時には、コンプレッサ15の空気タ
ンク23からの圧搾空気により、各免震支承部31のブ
レーキ機構33がそれぞれの免震支承部31を非作動状
態(ロック状態)とするロック動作を実施するので、免
震支承部31が免震機能を発揮せず、平時における風等
による建築物12の不必要な振動を確実に防止すること
ができる。
【0081】(11)また、地震時には、排気装置34の地
震検知機構58が地震を検知して開閉弁57を開弁さ
せ、コンプレッサ15の空気タンク23から各免震支承
部31のブレーキ機構33へ流れる圧搾空気を排気し、
このブレーキ機構33のロック動作を解除させるので、
地震時に免震支承部31が他の免震支承部32とともに
免震機能して、建築物12を有効に免震させることがで
きる。
震検知機構58が地震を検知して開閉弁57を開弁さ
せ、コンプレッサ15の空気タンク23から各免震支承
部31のブレーキ機構33へ流れる圧搾空気を排気し、
このブレーキ機構33のロック動作を解除させるので、
地震時に免震支承部31が他の免震支承部32とともに
免震機能して、建築物12を有効に免震させることがで
きる。
【0082】(12)更に、各免震支承部31のブレーキ機
構33がコンプレッサ15からの圧搾空気の作用でロッ
ク動作、ロック解除動作を実施するので、電力を必要と
せず、停電時においても免震装置30を有効に作動させ
ることができる。
構33がコンプレッサ15からの圧搾空気の作用でロッ
ク動作、ロック解除動作を実施するので、電力を必要と
せず、停電時においても免震装置30を有効に作動させ
ることができる。
【0083】(13)各免震支承部31のロック機構33が
それぞれの免震支承部31に一体化して具備されたこと
から、支持体11にブレーキ機構33設置のための施工
が不要となり、支持体11を簡略化できるとともに、免
震装置30全体としてもコンパクト化できるので、コス
トを低減できる。
それぞれの免震支承部31に一体化して具備されたこと
から、支持体11にブレーキ機構33設置のための施工
が不要となり、支持体11を簡略化できるとともに、免
震装置30全体としてもコンパクト化できるので、コス
トを低減できる。
【0084】(14)支持体11と建築物12との間に、ブ
レーキ機構33を一体に具備した免震支承部31が設置
され、他の免震支承部32は既存の安価な免震支承部と
することができるので、免震装置30全体としてのコス
トの上昇を抑制することができる。
レーキ機構33を一体に具備した免震支承部31が設置
され、他の免震支承部32は既存の安価な免震支承部と
することができるので、免震装置30全体としてのコス
トの上昇を抑制することができる。
【0085】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、警
報ランプ20は、警報音を発生する警報ブザーであって
も良く、また、建築物12は、住宅以外の建築物や機器
等であっても良い。更に、免震装置10の地震動検出弁
は、別体で設置された地震検知機構の作用で開弁する開
閉弁であっても良い。また、免震装置10のロック機構
は、地震を地震検知部が検知し、この検知結果に基づき
発生する爆発等々によってロック解除動作を実施するよ
うにしたものでも良い。
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、警
報ランプ20は、警報音を発生する警報ブザーであって
も良く、また、建築物12は、住宅以外の建築物や機器
等であっても良い。更に、免震装置10の地震動検出弁
は、別体で設置された地震検知機構の作用で開弁する開
閉弁であっても良い。また、免震装置10のロック機構
は、地震を地震検知部が検知し、この検知結果に基づき
発生する爆発等々によってロック解除動作を実施するよ
うにしたものでも良い。
【0086】更に、免震装置30では、ブレーキ機構3
3を具備した免震支承部31が建築物12の 1階の床面
と支持体11との間に 4台設置されるものを述べたが、
この免震支承部31は、建築物12の 1階の床面の 1本
の対角線上両端部に対向して2台設置されてもよく、又
は、建築物12の 1階の床面の中央位置に 1台設置され
てもよく、更に、建築物12が大型建築物の場合には 4
台以上設置されてもよい。また、免震装置30では、ブ
レーキ機構33を具備した免震支承部31がレール免震
支承部の場合を述べたが、転がり免震支承部であっても
よい。また、建築物12は、木造軸組、ツーバイフォー
ユニット、軽量鉄骨、RC造等の工法は問わない。
3を具備した免震支承部31が建築物12の 1階の床面
と支持体11との間に 4台設置されるものを述べたが、
この免震支承部31は、建築物12の 1階の床面の 1本
の対角線上両端部に対向して2台設置されてもよく、又
は、建築物12の 1階の床面の中央位置に 1台設置され
てもよく、更に、建築物12が大型建築物の場合には 4
台以上設置されてもよい。また、免震装置30では、ブ
レーキ機構33を具備した免震支承部31がレール免震
支承部の場合を述べたが、転がり免震支承部であっても
よい。また、建築物12は、木造軸組、ツーバイフォー
ユニット、軽量鉄骨、RC造等の工法は問わない。
【0087】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る免震装置に
よれば、地震時に免震対象物を有効に免震できるととも
に、平時に免震対象物の不必要な振動を確実に防止する
ことができる。
よれば、地震時に免震対象物を有効に免震できるととも
に、平時に免震対象物の不必要な振動を確実に防止する
ことができる。
【図1】図1は、本発明に係る免震装置の第1の実施の
形態を装備した住宅を示す正面図である。
形態を装備した住宅を示す正面図である。
【図2】図2は、図1の免震装置の構成を示す系統図で
ある。
ある。
【図3】図3は、本発明に係る免震装置の第2の実施の
形態を装備した住宅を示す系統図である。
形態を装備した住宅を示す系統図である。
【図4】図4は、図3のブレーキ機構を具備したレール
免震支承部を示す斜視図である。
免震支承部を示す斜視図である。
【図5】図5は、図4のレール免震支承部の部分側面図
である。
である。
【図6】図6は、図3のブレーキ機構を具備しない転が
り免震支承部を示す斜視図である。
り免震支承部を示す斜視図である。
【図7】図7は、図3のブレーキ機構を具備しない滑り
免震支承部を示す斜視図である。
免震支承部を示す斜視図である。
10 免震装置 11 支持体(基礎) 12 建築物(免震対象物) 13 免震支承部 14 ロック機構 15 コンプレッサ(圧搾空気源) 16 地震動検出弁(ロック機構解除部、開閉弁) 17 復元弁 18 第1排気弁 19 第2排気弁 20 警報ランプ(警報器) 21 ストッパピン 22 ストッパ凹部 25 主弁 26 第1副弁 27 第2副弁 28A、28B タイマー 30 免震装置 31 ブレーキ機構を具備した免震支承部 32 ブレーキ機構を具備しない免震支承部 33 ブレーキ機構 34 排気装置 53 第1係合部 54 第2係合部 55 エアシリンダ装置 57 開閉弁 58 地震検知機構
Claims (9)
- 【請求項1】 支持体上に免震支承部を介して免震対象
物を支承し、上記免震支承部の作動により上記免震対象
物を免震させる免震装置において、 上記免震支承部を非作動状態とするロック動作を実施可
能とするロック機構と、 地震の発生を検知する地震検知部と、 上記地震検知部の検知結果に基づき上記ロック機構のロ
ック動作を解除させて上記免震支承部を作動状態とする
ロック機構解除部と、 を有することを特徴とする免震装置。 - 【請求項2】 支持体上に免震支承部を介して免震対象
物を支承し、上記免震支承部の作動により上記免震対象
物を免震させる免震装置において、 上記免震支承部を非作動状態とするロック動作を実施可
能とするロック機構と、 圧搾空気を供給する圧搾空気源と、 地震の発生を検知する地震検知部と、 上記地震検知部の検知結果に基づき開閉が制御されて、
上記圧搾空気源の圧搾空気を上記ロック機構へ供給可能
とし、このロック機構のロック動作を解除させて上記免
震支承部を作動状態とする開閉弁と、 を有することを特徴とする免震装置。 - 【請求項3】 上記ロック機構は、圧搾空気源の圧搾空
気を上記ロック機構へ供給する復元弁からの圧搾空気に
よって、免震支承部を非作動状態とするロック動作に復
元可能とされるものである請求項1又は2に記載の免震
装置。 - 【請求項4】 上記復元弁は、開閉弁を流れる圧搾空気
により、この圧搾空気が上記開閉弁を流れ始めてから所
定時間経過後に開弁操作されるものであり、また、上記
ロック機構と上記開閉弁との間には、上記開閉弁からの
圧搾空気を排気する第1排気弁が配設され、この第1排
気弁は上記開閉弁を流れる圧搾空気により、この圧搾空
気が上記開閉弁を流れ始めてから所定時間経過後に開弁
操作されるものであり、更に、上記ロック機構と上記復
元弁との間には、上記ロック機構のロック動作復元後に
上記復元弁からの圧搾空気を排気する第2排気弁が配設
され、この第2排気弁は、上記復元弁から上記ロック機
構へ流れる圧搾空気により、この圧搾空気が上記復元弁
から上記ロック機構へ供給され始めてから一定時間経過
後に開弁操作される請求項2又は3に記載の免震装置。 - 【請求項5】 支持体に免震支承部を介して免震対象物
を支承し、上記免震支承部の作動により上記免震対象物
を免震させる免震装置において、 圧搾空気を供給する圧搾空気源と、 上記圧搾空気源からの圧搾空気により上記免震支承部を
非作動状態とするロック動作を実施可能とするロック機
構と、 地震の発生を検知する地震検知部と、 上記地震検知部の検知結果に基づき開閉が制御されて、
上記圧搾空気源からの圧搾空気を排気可能とし、上記ロ
ック機構のロック動作を解除させて上記免震支承部を作
動状態とする開閉弁と、 を有することを特徴とする免震装置。 - 【請求項6】 上記ロック機構は免震支承部に一体化し
て設けられた請求項5に記載の免震装置。 - 【請求項7】 上記支持体と上記免震対象物との間に請
求項6に記載の免震支承部が少なくとも 1台設置された
免震装置。 - 【請求項8】 上記圧搾空気源から供給される圧搾空気
は、地震時以外の平時に蓄えられた圧搾空気である請求
項2〜7のいずれかに記載の免震装置。 - 【請求項9】 上記免震対象物が住宅である請求項1〜
8に記載の免震装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9751297A JPH10306841A (ja) | 1997-03-04 | 1997-04-15 | 免震装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4910097 | 1997-03-04 | ||
JP9-49100 | 1997-03-04 | ||
JP9751297A JPH10306841A (ja) | 1997-03-04 | 1997-04-15 | 免震装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10306841A true JPH10306841A (ja) | 1998-11-17 |
Family
ID=26389456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9751297A Pending JPH10306841A (ja) | 1997-03-04 | 1997-04-15 | 免震装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10306841A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002097817A (ja) * | 2000-09-25 | 2002-04-05 | Kawaguchi Metal Industries Co Ltd | 引き抜き防止機構付きストッパー装置 |
JP2005036473A (ja) * | 2003-07-18 | 2005-02-10 | Daiwa House Ind Co Ltd | 風揺れ阻止機能を備えた建物免震装置におけるモニタリングシステム |
JP2007003250A (ja) * | 2005-06-22 | 2007-01-11 | National Maritime Research Institute | 乾湿交番試験装置 |
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1997
- 1997-04-15 JP JP9751297A patent/JPH10306841A/ja active Pending
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