JP2001090382A - 免震構造物の固定装置 - Google Patents

免震構造物の固定装置

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JP2001090382A
JP2001090382A JP27341999A JP27341999A JP2001090382A JP 2001090382 A JP2001090382 A JP 2001090382A JP 27341999 A JP27341999 A JP 27341999A JP 27341999 A JP27341999 A JP 27341999A JP 2001090382 A JP2001090382 A JP 2001090382A
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雅良 池永
Osamu Hasegawa
治 長谷川
Shigeo Fujio
重雄 藤生
Teruo Aramizu
照夫 荒水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 台風等における強風において上部構造物に横
揺れを生じさせないように、上部構造物を容易に且つ迅
速に基礎に固定できて、居住者等への不快感、不安感を
除き得る免震構造物の固定装置を提供すること。 【解決手段】 戸建住宅2を、基礎1に対して水平方向
Hに関して解除自在に固定する固定装置4は、戸建住宅
2を、基礎1に対して水平方向Hに関して移動しないよ
うに、戸建住宅2側と基礎1側とを連結する連結手段5
と、連結手段5による戸建住宅2側と基礎1側との連結
及び戸建住宅2の基礎1への連結解除を行う操作手段6
とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基礎と上部構造物
との間に介在された免震装置により基礎に対して水平方
向に免震支持される上部構造物を、台風等の強風の際の
風圧により揺れないように、基礎に対して水平方向に関
して解除自在に固定する固定装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】基礎と上部構造物との
間に介在させ、上部構造物を地震から保護し、上部構造
物を免震構造物にする免震装置としては、ゴム板と鋼板
とを積層した積層ゴム、この積層ゴムに鉛支柱を配した
鉛プラグ入り積層ゴム、滑りを用いた滑り支承、ころの
転がりを用いたころがり支承等の種々のものがある。
【0003】上記のいずれの免震装置も、振動方向であ
る水平方向に対して剛性を低くして、上部構造物を含む
振動系の水平方向の固有振動周期を、地震の水平振動の
周期よりも長くして、地震により上部構造物の振動を抑
えるようにしている。
【0004】ところで、水平剛性の低い免震装置は小さ
い水平方向の力でも応答するため、これに免震支持され
る上部構造物の重量が軽い場合は、少しの風圧が加わっ
ても、水平方向に揺らされることになり、上部構造物が
マンション等の集合住宅、事務所ビル、戸建住宅等の場
合には、風圧による横揺れで居住者等に極めて大きな不
快感を与える虞がある。
【0005】また、滑りを用いた滑り支承及びころがり
支承等の場合には、原理的に基礎と上部構造物とが垂直
方向に関して固定されないために、台風等の強風の際の
大きな風圧により転倒モーメントが上部構造物に生じ、
特に、戸建住宅等の軽荷重の上部構造物では、風圧によ
り転倒の危険も生じる。
【0006】上記のような不都合を生じさせないため
に、台風等の強風時には、手動の固定装置により上部構
造物を基礎に固定し、強風が収まった後には、手動の固
定装置による固定を解除するようにしてもよいのである
が、単なる手動の固定装置では固定解除をしばしば失念
する場合があり、斯かる場合には、地震が生じたときに
免震装置が作動しなくなり、地震による甚大な被害を被
る虞があり、免震装置を設置した意味がなくなる。
【0007】更にまた、積層ゴム若しくは鉛プラグ入り
積層ゴム等又はある種の滑り支承若しくはころがり支承
等の免震装置は、地震又は強風が収まった後に上部構造
物を元の位置に復帰させる機能(原点復帰機能)を一応
具備するが、斯かる免震装置でも、積層ゴムの残留変形
又は滑り摩擦若しくは転がり摩擦等によりそれ自体では
完全には上部構造物を元の位置に復帰させられずに、元
の位置から多少の変位を残して上部構造物を支持する場
合があり、このように上部構造物が変位されて支持され
ていると、居住者に大きな不安感を与える虞がある。
【0008】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、台風等における強
風において上部構造物に横揺れを生じさせないように、
上部構造物を容易に且つ迅速に基礎に固定できて、居住
者等への不快感、不安感を除き得ると共に、強風が収ま
った後の固定解除忘れを大きく低減でき、しかも、固定
解除を忘れても、一定以上の大きさの地震に対しては免
震機能を生じさせることができて、地震による上部構造
物等の倒壊等の甚大な被害を防ぎ得て極めてフェールセ
ーフであり、その上、上部構造物を元の位置に容易に復
帰させることができて、居住者の不安感を払拭できる免
震構造物の固定装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】基礎と上部構造物との間
に介在された免震装置により基礎に対して水平方向に免
震支持される上部構造物を、基礎に対して水平方向に関
して解除自在に固定する本発明の第一態様の固定装置
は、上部構造物を、基礎に対して水平方向に関して移動
しないように、上部構造物側と基礎側とを連結する連結
手段と、この連結手段による上部構造物側と基礎側との
連結及び連結解除を行う操作手段とを具備しており、こ
の操作手段は、上部構造物側と基礎側との連結及び連結
解除を遠隔操作できるようになっている。
【0010】第一の態様の固定装置では、上部構造物側
と基礎側とを連結する連結手段を具備し、この連結手段
による上部構造物側と基礎側との連結及び連結解除を行
う操作手段が遠隔操作可能になっているために、台風等
における強風において上部構造物に横揺れを生じさせな
いように、上部構造物を容易に且つ迅速に基礎に固定で
きて、居住者等への不快感、不安感を除き得ると共に、
強風が収まった後の固定解除忘れを大きく低減できる。
【0011】本発明の第二の態様の固定装置では、第一
の態様の固定装置において、上部構造物を基礎に対して
水平方向に関して元の位置に戻す戻し手段を具備してい
る。
【0012】第二の態様の固定装置によれば、戻し手段
を具備しているために、上部構造物を元の位置に容易に
復帰させることができて、居住者の不安感を確実に払拭
できる。
【0013】本発明の第三の態様の固定装置では、第一
又は第二の態様の固定装置において、操作手段は、上部
構造物内に配された遠隔操作盤を具備している。
【0014】第三の態様の固定装置によれば、操作手段
が上部構造物内に配された遠隔操作盤を具備しているた
めに、上部構造物内、例えば戸建住宅内で遠隔操作盤を
操作して、連結手段による上部構造物側と基礎側との連
結及び連結解除を行うことができるために、強風時にわ
ざわざ戸外に出る必要もなく、しかも、連結解除忘れ、
すなわち固定解除忘れも大幅に低減できる。
【0015】本発明の第四の態様の固定装置では、第一
又は第二の態様の免震構造物の固定装置において、連結
手段は、上部構造物側及び基礎側のいずれか一方側に設
けられた孔と、この孔に挿抜自在となるように上部構造
物側及び基礎側のいずれか他方側に設けられたピンとを
具備しており、操作手段は、ピンを移動させてピンの孔
への挿抜を行わせるように作動する作動手段と、この作
動手段を作動させるように、上部構造物内に配された遠
隔操作盤とを具備している。
【0016】第四の態様の固定装置によれば、連結手段
を孔とこの孔に挿抜自在なピンとで構成し、作動手段を
介してピンの孔への挿抜を上部構造物内に配された遠隔
操作盤により行わせるようになっているために、強固且
つ確実な連結及び連結解除を行うことができると共に、
強風時にわざわざ戸外に出る必要もなく、しかも、連結
解除忘れ、すなわち固定解除忘れも大幅に低減できる。
【0017】本発明の第五の態様の固定装置では、第一
の態様の免震構造物の固定装置において、上部構造物を
基礎に対して水平方向に関して元の位置に戻す戻し手段
を具備しており、連結手段は、上部構造物側及び基礎側
のいずれか一方側に設けられた孔と、この孔に挿抜自在
となるように上部構造物側及び基礎側のいずれか他方側
に設けられたピンとを具備しており、操作手段は、ピン
を移動させてピンの孔への挿抜を行わせるように作動す
る作動手段と、この作動手段を作動させるように、上部
構造物内に配された遠隔操作盤とを具備しており、戻し
手段は、上部構造物側及び基礎側のいずれか他方側に形
成された傾斜案内面と、ピンの頭部に形成された傾斜案
内面とを具備している。
【0018】第五の態様の固定装置によれば、戻し手段
を具備しているために、第四の態様の固定装置の効果に
加えて、上部構造物を元の位置に容易に復帰させること
ができて、居住者の不安感を払拭できる。
【0019】本発明の第六の態様の固定装置では、第四
又は第五の態様の固定装置において、ピンは、それが孔
に挿入されている際に上部構造物に一定以上の地震加速
度が加わると、途中で破断されるような部位を具備して
いる。
【0020】第六の態様の固定装置によれば、途中で破
断可能なピンでもって上部構造物側と基礎側とを連結す
るために、連結解除を忘れても、一定以上の大きさの地
震に対してはピンの破断で連結解除を行い、而して、免
震機能を生じさせることができる結果、地震による上部
構造物等の倒壊等の甚大な被害を防ぎ得て極めてフェー
ルセーフなものとし得る。
【0021】本発明の第七の態様の固定装置では、第一
の態様の固定装置において、連結手段は、上部構造物側
及び基礎側のいずれか一方側に回転自在に支持された滑
車と、この滑車に掛け回されて、一端が上部構造物側及
び基礎側のいずれか他方側に固着された可撓性の紐状体
とを具備しており、操作手段は、紐状体の他端が配され
て、紐状体に緊張、弛緩を生じさせるように、上部構造
物内に配された遠隔操作盤を具備している。
【0022】第七の態様の固定装置によっても、上記の
固定装置と同様な効果を得ることができる。なお、紐状
体としては、鋼製のチェーン、鋼製のベルト、鋼製のワ
イヤ等を好ましい例として挙げることができるが、その
他のものであってもよい。
【0023】本発明の第八の態様の固定装置では、第七
の態様の固定装置において、紐状体の緊張により、上部
構造物を基礎に対して水平方向に関して元の位置に戻す
ように、滑車は、上部構造物側及び基礎側のいずれか一
方側の所定位置において回転自在に支持されており、紐
状体の一端は、上部構造物側及び基礎側のいずれか他方
側の所定位置において固着されている。
【0024】第八の態様の固定装置によれば、紐状体の
緊張により上部構造物を基礎に対して水平方向に関して
元の位置に戻すことができるために、第五の態様の固定
装置と同様に、居住者の不安感を払拭できる。
【0025】本発明の第九の態様の固定装置では、第七
又は第八の態様の固定装置において、紐状体は、それが
緊張されている際に上部構造物に一定以上の地震加速度
が加わると、途中で破断されるような部位を具備してい
る。
【0026】第九の態様の固定装置によっても、第六の
態様の固定装置と同様に、連結解除を忘れても、一定以
上の大きさの地震に対しては紐状体の破断で連結解除を
行い、而して、免震機能を生じさせることができる結
果、地震による上部構造物等の倒壊等の甚大な被害を防
ぎ得て極めてフェールセーフなものとし得る。
【0027】なお、ピン及び紐状体において破断可能な
部位の例としては、括れ部を好ましい例として挙げるこ
とができるが、これに代えて機械的強度の低い材質の材
料で形成された部位等であってもよい。
【0028】本発明の第十の態様の固定装置では、第一
の態様の固定装置において、連結手段は、上部構造物側
及び基礎側のいずれか一方側に回転自在に支持されてお
り、回転により上部構造物側及び基礎側のいずれか他方
側に係合、非係合される係合部材を具備しており、操作
手段は、走行自在な紐状体と、この紐状体の走行を係合
部材の回転として伝達する伝達部材と、上部構造物内に
配されており、紐状体に走行を生じさせる遠隔操作盤と
を具備している。
【0029】第十の態様の固定装置おいて、係合部材の
上部構造物側及び基礎側のいずれか他方側への係合は、
当該他方側に設けられた凹所への挿入又は当該他方側の
免震装置の構成部材の側面への接触又は対面等によって
行うとよく、免震装置の構成部材の側面への接触又は対
面によって他方側への係合を行う場合には、免震装置の
構成部材を両側から挟み付けるようにする一対の係合部
材で連結手段を構成するとよく、また、紐状体として
は、第七の態様のものと同様に、鋼製のチェーン、鋼製
のベルト、鋼製のワイヤ等を用いることができるが、そ
の他のものでもよく、更に、本態様の固定装置おいて
は、鋼製のものに特に限定されない。
【0030】本発明においては、上部構造物としては、
マンション等の集合住宅、事務所ビル、戸建住宅等を好
ましい例としてあげることができるが、その他の物、例
えば橋梁等であってもよく、また、免震装置としては、
積層ゴム、鉛プラグ入り積層ゴム、滑りを用いた滑り支
承及びころがり支承等の水平振動を免震するいずれのも
のであってもよい。
【0031】
【発明の実施の形態】次に本発明及びその実施の形態
を、図に示す好ましい例を参照して更に詳細に説明す
る。なお、本発明はこの例に何等限定されないのであ
る。
【0032】図1及び図2において、基礎1と上部構造
物である戸建住宅2との間に介在された免震装置3によ
り基礎1に対して水平方向Hに関して免震支持される戸
建住宅2を、基礎1に対して水平方向Hに関して解除自
在に固定する固定装置4は、戸建住宅2を、基礎1に対
して水平方向Hに関して移動しないように、戸建住宅2
側と基礎1側とを連結する連結手段5と、連結手段5に
よる戸建住宅2側と基礎1側との連結及び戸建住宅2の
基礎1への連結解除を行う操作手段6とを具備してい
る。
【0033】コンクリート製の基礎1は、地盤10にア
ンカーボルト等により固定されて設置されており、免震
装置3は、基礎1にボルト等により固定された下沓11
と、戸建住宅2のH形鋼等からなる床梁12に同じくボ
ルト等に固定された上沓13と、球面状の下凸面14で
は下沓11の球面状の凹上面15に、球面状の上凸面1
6では上沓13の球面状の凹下面17に夫々滑り移動自
在に接触して、下沓11と上沓13との間に介在された
円盤状の滑り介在子18とを具備している。
【0034】連結手段5は、戸建住宅2側及び基礎1側
のいずれか一方側、本例では戸建住宅2自体に回転自在
に支持された複数個の滑車20及び21と、各滑車20
及び21に掛け回されて、一端22及び23が戸建住宅
2側及び基礎1側のいずれか他方側、本例では基礎1自
体に取付け輪24及び25を介して固着された可撓性の
紐状体としての二本のワイヤ26及び27とを具備して
いる。取付け輪24及び25の夫々は、基礎1の両側端
部に植設されたスタッド等に溶接又は螺着されて基礎1
に固着されており、一対の滑車20の夫々は、床梁12
に回転自在に支持されており、他の滑車21は、床梁1
2及び戸建住宅2の柱等に回転自在に支持されている。
【0035】操作手段6は、ワイヤ26及び27の夫々
の他端が配されて、ワイヤ26及び27に緊張、弛緩を
生じさせるように、戸建住宅2内に配された遠隔操作盤
31を具備しており、遠隔操作盤31は、ワイヤ26及
び27の他端が固着された回転自在な巻き取りドラム
(図示せず)と、巻き取りドラムを歯車を介して回転さ
せる回転ハンドル32と、巻き取りドラムの逆回転を禁
止する解除可能なラチェット機構(図示せず)等とを具
備しており、回転ハンドル32を手動にて回転させるこ
とにより、巻き取りドラムにワイヤ26及び27を巻き
取ってワイヤ26及び27を緊張させ、この緊張したワ
イヤ26及び27により戸建住宅2と基礎1とを連結さ
せる一方、ラチェット機構を解除して、回転ハンドル3
2を手動にて逆回転することにより、図3に示すように
ワイヤ26及び27を弛緩させ、このワイヤ26及び2
7の弛緩により戸建住宅2と基礎1との連結を解除させ
るようになっている。このように操作手段6は、戸建住
宅2と基礎1との連結及び戸建住宅2の基礎1からの連
結解除を戸建住宅2内から遠隔操作できるようになって
いる。
【0036】また本例では、両ワイヤ26及び27の緊
張により、戸建住宅2を基礎1に対して水平方向Hに関
して元の位置(図1に示す位置)に戻すように、一対の
滑車20は、戸建住宅2の所定位置、すなわち床梁12
において免震装置3を間にして対称な位置に回転自在に
支持されており、ワイヤ26及び27の夫々の一端22
及び23は、基礎1の所定位置、すなわち基礎1におい
て免震装置3を間にして対称な位置に固着されている。
【0037】なお、ワイヤ26及び27は、それが緊張
されている際に戸建住宅2に一定以上の地震加速度が加
わると、途中で破断、すなわち切断されるような部位、
例えば引っ張り力に弱い括れ部を具備していてもよい。
【0038】以上の固定装置4では、通常、回転ハンド
ル32を戸建住宅2内で手動操作して、図3に示すよう
に、ワイヤ26及び27を弛緩させておく。この状態
で、地震が生じて基礎1が水平方向Hに振動されると、
免震装置3は、滑り介在子18を介して下沓11に対し
て上沓13を相対的に水平方向Hに振動させて戸建住宅
2を免震支持する。
【0039】台風等の強風が予想される際には、回転ハ
ンドル32を戸建住宅2内で手動操作して、図1に示す
ように、ワイヤ26及び27を緊張させておく。この状
態では、戸建住宅2が基礎1に対して水平方向Hに関し
て移動できなくなる結果、戸建住宅2に風圧が作用して
も、戸建住宅2は横揺れしなくなり、したがって、その
居住者に不快感を与えず、加えて、風圧による転倒の危
険もなくなる。
【0040】また、固定装置4では、地震が収まった後
にも、図3に示すように、戸建住宅2が基礎1に対して
水平方向HにおいてR方向に横ずれしている場合には、
回転ハンドル32を戸建住宅2内で手動操作して、ワイ
ヤ26及び27を適宜緊張させることにより、戸建住宅
2を水平方向HにおいてL方向に変位させて当該戸建住
宅2を図1に示す元の位置に容易に復帰させることがで
きて、居住者の不安感を払拭できる。
【0041】以上のように固定装置4によれば、戸建住
宅2と基礎1とを連結する連結手段5を具備し、連結手
段5による戸建住宅2と基礎1との連結及び戸建住宅2
の基礎1への連結解除を行う操作手段6が遠隔操作可能
になっているために、台風等における強風において戸建
住宅2に横揺れを生じさせないように、戸建住宅2を容
易に且つ迅速に基礎1に固定できて、居住者等への不快
感、不安感を除き得る。
【0042】また、固定装置4によれば、戸建住宅2を
基礎1に対して水平方向Hに関して元の位置に容易に復
帰させることができて、居住者の不安感を払拭でき、更
に、操作手段6が戸建住宅2内に配された遠隔操作盤3
1を具備しているために、強風時にわざわざ戸外に出る
必要もなく、しかも、連結解除忘れ、すなわち固定解除
忘れも大幅に低減できる。
【0043】上記では、ワイヤ26及び27を具備した
連結手段5等により固定装置4を構成したが、これに代
えて、図4及び図5に示すようにピン44等を具備した
連結手段42等により固定装置41を構成してもよい。
【0044】図4及び図5に示す固定装置41におい
て、戸建住宅2側と基礎1側とを連結する連結手段42
は、戸建住宅2側及び基礎1側のいずれか一方側、本例
では戸建住宅2自体に設けられた孔43と、孔43に挿
抜自在となるように戸建住宅2側及び基礎1側のいずれ
か他方側、本例では基礎1自体に設けられたピン44
と、アンカーボルト61により基礎1に固着されたハウ
ジング62とを具備しており、連結手段42による戸建
住宅2と基礎1との連結及び連結解除を行う操作手段4
0は、ピン44を移動させてピン44の孔43への挿抜
を行わせるように作動する作動手段45と、作動手段4
5を作動させるように、戸建住宅2内に配された遠隔操
作盤46とを具備しており、本例の固定装置41は、連
結手段42及び操作手段40に加えて、戸建住宅2を基
礎1に対して水平方向Hに関して元の位置に戻す戻し手
段47を更に具備している。
【0045】孔43は、戸建住宅2の床梁12に形成さ
れた貫通孔51と、床梁12に溶接等により固着された
補強板52に形成されており、貫通孔51に連通した貫
通孔53とからなる。ピン44は、図5に示すように、
それが孔43に挿入されている際に戸建住宅2に一定以
上の地震加速度が加わると、途中で破断されるような部
位、すなわち、括れ部54を具備している。
【0046】作動手段45は、ハウジング62内に配さ
れて、基礎1に固着された油圧ジャッキ63と、油圧ジ
ャッキ63のピストンロッド64の先端に固着された二
股状の連結部材65と、連結部材65に球面継手66を
介して取り付けられたストッパ部67付きの連結部材6
8と、油圧ジャッキ63に油圧を給排するポンプ等から
なる給排装置69とを具備しており、ハウジング62の
頭部壁70に形成された貫通孔71を通るピン44は、
連結部材68に一体形成されて固着されている。
【0047】作動手段45は、給排装置69から油圧を
油圧ジャッキ63に供給することにより、油圧ジャッキ
63のピストンロッド64を伸長させて、連結部材6
5、球面継手66及び連結部材68を介してピン44を
U方向に上昇させて、ピン44を孔43に挿入させ、油
圧ジャッキ63から油圧を給排装置69を介して排出す
ることにより、ピストンロッド64を縮小させて、連結
部材65、球面継手66及び連結部材68を介してピン
44をD方向に下降させて、ピン44を孔43から抜け
出させるようになっている。
【0048】遠隔操作盤46は、戸建住宅2内に配され
た操作レバー73を具備しており、操作レバー73を手
動で揺動させることにより、給排装置69から油圧ジャ
ッキ63に油圧を供給でき、操作レバー73を手動で所
定の回動位置に配することにより、油圧ジャッキ63か
ら油圧を排出することができるようになっている。
【0049】戻し手段47は、戸建住宅2において補強
板52に形成された傾斜案内面75と、ピン44の頭部
に形成された傾斜案内面76とを具備しており、傾斜案
内面75により貫通孔53が規定されている。
【0050】戻し手段47は、地震が収まった後にも、
図7に示すように、戸建住宅2が基礎1に対して水平方
向HにおいてL方向に横ずれしている場合に、ピン44
のU方向への上昇による傾斜案内面76の傾斜案内面7
5への当接により、戸建住宅2を水平方向HにおいてR
方向に強制的に移動させて、戸建住宅2を元の位置に復
帰させるようになっている。
【0051】固定装置41では、通常、操作レバー73
を戸建住宅2内で手動操作して、図6に示すように、ピ
ン44を孔43から抜け出させておく。この状態で、地
震が生じて基礎1が水平方向Hに振動されると、免震装
置3は、滑り介在子18を介して下沓11に対して上沓
13を相対的に水平方向Hに振動させて、戸建住宅2を
免震支持する。
【0052】台風等の強風が予想される際には、操作レ
バー73を戸建住宅2内で手動操作して、図4及び図5
に示すように、ピン44を孔43に挿入させておく。こ
の状態では、ハウジング62でもって水平方向Hに動か
ないように固定されるピン44により、戸建住宅2が基
礎1に対して水平方向Hに関して移動できなくなる結
果、戸建住宅2に風圧が作用しても、戸建住宅2は横揺
れしなくなり、したがって、その居住者に不快感を与え
ず、加えて、風圧による転倒の危険もなくなる。
【0053】また、固定装置41では、地震が収まった
後にも、図7に示すように、戸建住宅2が基礎1に対し
て横ずれしている場合には、操作レバー73を戸建住宅
2内で手動操作して、ピン44を適宜孔43に挿入させ
ることにより、戸建住宅2を図4及び図5に示す元の位
置に容易に復帰させることができて、居住者の不安感を
払拭できる。
【0054】以上のごとく本固定装置41でも、連結手
段42による戸建住宅2と基礎1との連結及び戸建住宅
2の基礎1への連結解除を行う操作手段40が遠隔操作
可能になっているために、台風等における強風において
戸建住宅2に横揺れを生じさせないように、戸建住宅2
を容易に且つ迅速に基礎1に固定できて居住者等への不
快感、不安感を除き得、また、戻し手段47を具備して
いるために、戸建住宅2を元の位置に容易に復帰させる
ことができて、居住者の不安感を払拭でき、しかも、操
作手段40が戸建住宅2内に配された遠隔操作盤46を
具備しているために、戸建住宅2内で遠隔操作盤46を
操作して、連結手段42による戸建住宅2と基礎1との
連結及び戸建住宅2の基礎1への連結解除を行うことが
できるために、強風時にわざわざ戸外に出る必要もな
く、しかも、連結解除忘れ、すなわち固定解除忘れも大
幅に低減でき、更に、連結手段42を孔43と孔43に
挿抜自在なピン44とで構成し、作動手段45を介して
ピン44の孔43への挿抜を戸建住宅2内に配された遠
隔操作盤46により行わせるようになっているために、
強固且つ確実な連結及び連結解除を行うことができ、そ
の上、途中で破断可能なピン44でもって戸建住宅2と
基礎1とを連結するために、連結解除を忘れても、一定
以上の大きさの地震に対してはピン44の破断で連結解
除を行い、而して、免震機能を生じさせることができる
結果、地震による戸建住宅2等の倒壊等の甚大な被害を
防ぎ得て極めてフェールセーフなものとし得る。
【0055】更に固定装置4及び41に代えて、図8及
び図9に示すような連結手段81及び操作手段82を具
備した固定装置83であってもよい。本例の連結手段8
1は、上部構造物側である上沓13に軸85を介してR
1及びR2方向に回転自在に支持されており、R1方向
の回転により基礎側である下沓11の側面86及び87
に接触又は対面して係合(図8及び図9に示す状態)さ
れ、R2方向の回転により側面86及び87に非係合
(図10に示す状態)にされる一対の係合部材88及び
89を具備しており、係合部材88及び89は夫々、軸
85の各端部に固着されており、軸85は、上沓13に
回転自在に支持されている。操作手段82は、走行自在
な紐状体である無端チェーン91と、無端チェーン91
の走行を係合部材88及び89のR1及びR2方向の回
転として伝達する伝達部材としてのスプロケットホイー
ル92及び前記の軸85と、戸建住宅2内に配されてお
り、無端チェーン91に走行を生じさせる遠隔操作盤3
1と同等の遠隔操作盤(図示せず)とを具備しており、
無端チェーン91が掛け回されたスプロケットホイール
92は、軸85の一端部に固着されており、無端チェー
ン91の走行による回転により軸85を回転させて、係
合部材88及び89をR1及びR2方向に回転させよう
になっており、無端チェーン91は、図示しない複数の
フリースプロケットホイールに案内されて遠隔操作盤に
導かれている。なお、係合部材88及び89の夫々に
も、括れ部54と同等の括れ部95を形成しておくこと
が好ましい。
【0056】固定装置83では、通常、遠隔操作盤のハ
ンドルを戸建住宅2内で手動操作して、図10に示すよ
うに、係合部材88及び89を下沓11の側面86及び
87に接触又は対面させないで、下沓11に非係合にし
ておく。この状態では、地震が生じて基礎1が水平方向
Hに振動されると、免震装置3は、滑り介在子18を介
して下沓11に対して上沓13を相対的に水平方向Hに
振動させて、戸建住宅2を免震支持する。固定装置83
においても、台風等の強風が予想される際には、遠隔操
作盤のハンドルを戸建住宅2内で手動で操作して、無端
チェーン91を走行させて、スプロケットホイール92
及び軸85を介して係合部材88及び89をR1方向に
回転させ、係合部材88及び89を下沓11の側面86
及び87に接触又は対面させる、すなわち図8及び図9
に示す状態にすることにより、戸建住宅2が基礎1に対
して水平方向Hに関して移動できなくなる結果、戸建住
宅2に風圧が作用しても、戸建住宅2は横揺れしなくな
り、したがって、その居住者に不快感を与えず、加え
て、風圧による転倒の危険もなくなる。
【0057】固定装置83では、水平方向Hのうちの一
つの方向でしか戸建住宅2を基礎1に対して固定できな
いが、通常は、免震装置3を戸建住宅2と基礎1との間
に複数個設けるために、他の免震装置3に、水平方向H
のうちの一つの方向に対して直交する水平方向Hの他の
方向で戸建住宅2を基礎1に対して固定できるように他
の固定装置83を設置すると、水平方向Hのいずれの方
向においても戸建住宅2を基礎1に対して固定できるよ
うになる。
【0058】なお、以上の固定装置4、41又は83
を、戸建住宅2に加わる風圧との関係で、戸建住宅2に
一個だけ設けてもよいが、2個以上設けるのが好まし
く、設ける個数と風圧との関係でその強度を設定すれば
よい。更に、上記の固定装置4、41及び83では、ワ
イヤ26及び27の緊張、給排装置69から油圧ジャッ
キ63への油圧の供給並びに無端チェーン91の走行
を、回転ハンドル32の回転及び操作レバー73の揺動
等により行うようにしたが、これに代えて、これらを電
動モータの作動により行うようにしてもよく、この場合
には、遠隔操作盤31及び46等に電動モータに作動、
非作動及び逆回転等を指示するスイッチ等を装着すると
よい。また、例えば固定装置41では、基礎1に設けら
れたピン44を戸建住宅2に設けられた孔43に下から
挿入して、戸建住宅2を基礎1に連結するようにした
が、これに代えて、戸建住宅2に設けられたピン44を
ハウジング62に設けられた貫通孔71に上から挿入し
て、戸建住宅2を基礎1に連結するようにしてもよく、
このように夫々逆転配置させて構成してもよい。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、台風等における強風に
おいて上部構造物に横揺れを生じさせないように、上部
構造物を容易に且つ迅速に基礎に固定できて、居住者等
への不快感、不安感を除き得ると共に、強風が収まった
後の固定解除忘れを大きく低減でき、しかも、固定解除
を忘れても、一定以上の大きさの地震に対しては免震機
能を生じさせることができて、地震による上部構造物等
の倒壊等の甚大な被害を防ぎ得て極めてフェールセーフ
であり、その上、上部構造物を元の位置に容易に復帰さ
せることができて、居住者の不安感を払拭できる免震構
造物の固定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態の一例の正面一部
断面図である。
【図2】図1に示す例のII−II線側面図である。
【図3】図1の例の動作説明図である。
【図4】本発明の好ましい実施の形態の他の例の正面図
である。
【図5】図4に示す例の一部拡大説明図である。
【図6】図4の例の動作説明図である。
【図7】図4の例の動作説明図である。
【図8】本発明の好ましい実施の形態の更に他の例の正
面図である。
【図9】図8に示す例の側面図である。
【図10】図8の例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 基礎 2 戸建住宅 3 免震装置 4 固定装置 5 連結手段 6 操作手段
フロントページの続き (72)発明者 藤生 重雄 栃木県足利市羽刈町1000 オイレス工業株 式会社足利事業場内 (72)発明者 荒水 照夫 栃木県足利市羽刈町1000 オイレス工業株 式会社足利事業場内 Fターム(参考) 3J048 AA07 BG01 BG04 CB30 DA01 EA38

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎と上部構造物との間に介在された免
    震装置により基礎に対して水平方向に免震支持される上
    部構造物を、基礎に対して水平方向に関して解除自在に
    固定する固定装置であって、上部構造物を、基礎に対し
    て水平方向に関して移動しないように、上部構造物側と
    基礎側とを連結する連結手段と、この連結手段による上
    部構造物側と基礎側との連結及び連結解除を行う操作手
    段とを具備しており、この操作手段は、上部構造物側と
    基礎側との連結及び連結解除を遠隔操作できるようにな
    っている免震構造物の固定装置。
  2. 【請求項2】 上部構造物を基礎に対して水平方向に関
    して元の位置に戻す戻し手段を具備している請求項1に
    記載の免震構造物の固定装置。
  3. 【請求項3】 操作手段は、上部構造物内に配された遠
    隔操作盤を具備している請求項1又は2に記載の免震構
    造物の固定装置。
  4. 【請求項4】 連結手段は、上部構造物側及び基礎側の
    いずれか一方側に設けられた孔と、この孔に挿抜自在と
    なるように上部構造物側及び基礎側のいずれか他方側に
    設けられたピンとを具備しており、操作手段は、ピンを
    移動させてピンの孔への挿抜を行わせるように作動する
    作動手段と、この作動手段を作動させるように、上部構
    造物内に配された遠隔操作盤とを具備している請求項1
    又は2に記載の免震構造物の固定装置。
  5. 【請求項5】 上部構造物を基礎に対して水平方向に関
    して元の位置に戻す戻し手段を具備しており、連結手段
    は、上部構造物側及び基礎側のいずれか一方側に設けら
    れた孔と、この孔に挿抜自在となるように上部構造物側
    及び基礎側のいずれか他方側に設けられたピンとを具備
    しており、操作手段は、ピンを移動させてピンの孔への
    挿抜を行わせるように作動する作動手段と、この作動手
    段を作動させるように、上部構造物内に配された遠隔操
    作盤とを具備しており、戻し手段は、上部構造物側及び
    基礎側のいずれか他方側に形成された傾斜案内面と、ピ
    ンの頭部に形成された傾斜案内面とを具備している請求
    項1に記載の免震構造物の固定装置。
  6. 【請求項6】 ピンは、それが孔に挿入されている際に
    上部構造物に一定以上の地震加速度が加わると、途中で
    破断されるような部位を具備している請求項4又は5に
    記載の免震構造物の固定装置。
  7. 【請求項7】 連結手段は、上部構造物側及び基礎側の
    いずれか一方側に回転自在に支持された滑車と、この滑
    車に掛け回されて、一端が上部構造物側及び基礎側のい
    ずれか他方側に固着された可撓性の紐状体とを具備して
    おり、操作手段は、紐状体の他端が配されて、紐状体に
    緊張、弛緩を生じさせるように、上部構造物内に配され
    た遠隔操作盤を具備している請求項1に記載の免震構造
    物の固定装置。
  8. 【請求項8】 紐状体の緊張により、上部構造物を基礎
    に対して水平方向に関して元の位置に戻すように、滑車
    は、上部構造物側及び基礎側のいずれか一方側の所定位
    置において回転自在に支持されており、紐状体の一端
    は、上部構造物側及び基礎側のいずれか他方側の所定位
    置において固着されている請求項7に記載の免震構造物
    の固定装置。
  9. 【請求項9】 紐状体は、それが緊張されている際に上
    部構造物に一定以上の地震加速度が加わると、途中で破
    断されるような部位を具備している請求項7又は8に記
    載の免震構造物の固定装置。
  10. 【請求項10】 連結手段は、上部構造物側及び基礎側
    のいずれか一方側に回転自在に支持されており、回転に
    より上部構造物側及び基礎側のいずれか他方側に係合、
    非係合される係合部材を具備しており、操作手段は、走
    行自在な紐状体と、この紐状体の走行を係合部材の回転
    として係合部材に伝達する伝達部材と、上部構造物内に
    配されており、紐状体に走行を生じさせる遠隔操作盤と
    を具備している請求項1に記載の免震構造物の固定装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1から10のいずれか一項に記
    載の免震構造物の固定装置を具備した構造物。
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