JP4939897B2 - 壁面エキスパンションジョイント - Google Patents
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Description
、前記伸縮装置が油圧シリンダー装置によって構成され、前記ロック機構が当該油圧シリンダー装置の油圧回路に設けられた電磁ロック弁によって構成され、通常時には、ロック状態にした油圧シリンダー装置でエキスパンションジョイントパネルを固定しておき、地震発生時には、地震センサーが設定震度以上の地震を感知することにより、前記電磁ロック弁をロック状態からロック解除状態に切り換えて、油圧シリンダー装置によるエキスパンションジョイントパネルの固定を解除するようにしたことを特徴としている。
を固定しておくため、風による揺動が阻止されて、強大な負圧に耐えることができ、例えば高さが150メートルを越えるような超高層の制震構造の建築物にも適用することが可能である。それでいて、地震発生時には、地震センサーが設定震度以上の地震を感知することにより、前記ロック機構をロック状態からロック解除状態に切り換えて、伸縮装置によるエキスパンションジョイントパネルの固定を解除するので、免震層でのスムーズな相対移動を妨げる虞がない。
おくので、耐風パネルに風による強大な負圧が作用しても、引張スプリングには引張力が作用しない。従って、風による強大な負圧に耐える強大なバネ力の引張スプリングが必要でないので、強大なバネ力のために、地震時に免震層での相対移動がスムーズに行えなくなるという問題を回避できることになる。
段や防火区画形成手段に対する風圧による悪影響を阻止することが可能となり、内部壁面エキスパンションジョイントEXP.J1による本来の止水性能を確保でき、防火区画も確実に維持できることになる。
、その床板14より下方において躯体1と躯体2にわたって連結された縦軸芯周りに変形する左右一対の水平なパンタグラフ式リンク15とを備え、当該パンタグラフ式リンク15における中央の枢支軸15aを中央の床板14に対して縦軸芯周りで回転自在に枢着してある。
おり、各段のユニットは、図9、図10に示すように、躯体1と躯体2との相対向する外壁W1、W2の一方に上下方向の回動中心を有するヒンジ機構24により揺動自在に枢着されて、外壁W1、W2間の隙間を隠蔽する耐風強度の高い(例えば、100年再現周期の最大設計風圧に耐える強度、換言すれば、100年に一度有るような強風に耐える強度に設計された)エキスパンションジョイントパネル25と、当該エキスパンションジョイントパネル25とヒンジ機構24側の躯体2とを枢支連結する伸縮装置としての油圧シリンダー装置26とを備えている。
尚、油圧シリンダー装置26は、ロック解除状態において油圧が開放されるので、エキスパンションジョイントパネル25のキャスター28が外壁W1で押されることによって、図10の(B)、図14に示すように、伸長するが、図13に示すように、外壁W1、W2間の隙間が広くなる方向に躯体2が稼動しても、油圧シリンダー装置26はこれに追従しない。
形態では、設定震度以上の地震発生時に地震センサーSから発せられるマスダンパー用トリガーを解除操作するためのトリガー信号(マスダンパーの固定を解除する信号)Tによって、前記電磁ロック弁29をロック状態からロック解除状態に切り換えて、油圧シリンダー装置26によるエキスパンションジョイントパネル25の固定を解除するようにしたので、設定震度以上の地震発生時にトリガー信号を発する地震センサーSがエキスパンションジョイントパネル25の油圧シリンダー装置26をロック状態からロック解除状態に切り換えるための電磁ロック弁29を切換え動作させる地震センサーに兼用されることになり、地震センサーの兼用による構成の簡略化と低コスト化が可能である。
磁石(図示せず)とを備えた電気錠本体49を固定する一方、通常時、これと対向する位置にある水平フレーム27aの先端には、前記デッドボルト45の先端部が挿入される係止孔46を有する係止用ブロック50を固着して、電気錠から成るロック機構4を構成してある。
ンジョイントパネル25の初期位置が規定されることになる。また、引張スプリング44が鞘管51に内蔵されているので、引張スプリング44が風雨に曝されず、引張スプリング44の発錆を防止できる。従って、長期間にわたって壁面エキスパンションジョイントEXP.J2の性能が維持されることになる。
外壁W2とを、エキスパンションジョイントパネル25の固定及び稼動時の復元を司る引張スプリング44で枢支連結してあるが、通常時には、ロック機構4のデッドボルト30先端部を係止孔31に挿入して、エキスパンションジョイントパネル25を固定しておくので、エキスパンションジョイントパネル25に風による強大な負圧が作用しても、引張スプリング44には引張力が作用せず、従って、引張スプリング44として風による強大な負圧に耐える強大なバネ力の引張スプリングを必要としない。
S 地震センサー
a 免震層
1,2 躯体
4 ロック機構
25 エキスパンションジョイントパネル
26 油圧シリンダー装置(伸縮装置)
29 電磁ロック弁
44 引張スプリング(伸縮装置)
45 デッドボルト
46 係止孔
Claims (8)
- 建築物における本体躯体と、本体に対し免震装置で分離されて平面的に相対移動するマスダンパーとなる躯体のうち、一方の躯体に、両躯体の外壁間の隙間を隠蔽するエキスパンションジョイントパネルをヒンジ機構により揺動自在に枢着し、当該エキスパンションジョイントパネルとヒンジ機構側の躯体とを伸縮装置で枢支連結し、当該伸縮装置の伸縮を阻止するロック状態と伸縮を許容するロック解除状態とに切換え可能なロック機構を設け、通常時には、ロック状態にした伸縮装置でエキスパンションジョイントパネルを固定しておき、地震発生時には、地震センサーが設定震度以上の地震を感知することにより、前記ロック機構をロック状態からロック解除状態に切り換えて、前記伸縮装置によるエキスパンションジョイントパネルの固定を解除するようにしたことを特徴とする壁面エキスパンションジョイント。
- 請求項1に記載の壁面エキスパンションジョイントであって、前記伸縮装置が油圧シリンダー装置によって構成され、前記ロック機構が当該油圧シリンダー装置の油圧回路に設けられた電磁ロック弁によって構成され、通常時には、ロック状態にした油圧シリンダー装置でエキスパンションジョイントパネルを固定しておき、地震発生時には、地震センサーが設定震度以上の地震を感知することにより、前記電磁ロック弁をロック状態からロック解除状態に切り換えて、油圧シリンダー装置によるエキスパンションジョイントパネルの固定を解除するようにしたことを特徴とする壁面エキスパンションジョイント。
- 請求項2に記載の壁面エキスパンションジョイントであって、設定震度以上の地震発生時に地震センサーから発せられるマスダンパー用トリガーを解除操作するためのトリガー信号によって、前記電磁ロック弁をロック状態からロック解除状態に切り換えて、油圧シリンダー装置によるエキスパンションジョイントパネルの固定を解除するようにしたことを特徴とする壁面エキスパンションジョイント。
- 請求項3に記載の壁面エキスパンションジョイントであって、油圧シリンダー装置の油圧回路に、油圧シリンダー装置にかかる油圧を検出する圧力計とその検出結果に基づいて油圧シリンダー装置の油圧を解放する電磁リリーフ弁を設け、何らかの原因により前記電磁ロック弁がロック解除状態に切り換わらない場合、油圧シリンダー装置に一定の荷重がかかることによって、当該電磁リリーフ弁が解放動作するように構成し、何らかの原因により当該電磁リリーフ弁が解放動作しなかった場合、エキスパンションジョイントパネルと油圧シリンダー装置との連結部分が最初に破壊されて、油圧シリンダー装置によるエキスパンションジョイントパネルの固定が解除されるようにしたことを特徴とする壁面エキスパンションジョイント。
- 請求項1に記載の壁面エキスパンションジョイントであって、前記伸縮装置が引張スプリングによって構成され、前記ロック機構がデッドボルトと当該デッドボルトの先端部を挿抜自在に挿入する係止孔とで構成され、通常時には、デッドボルトの先端部が係止孔に挿入されたロック状態の引張スプリングでエキスパンションジョイントパネルを固定しておき、地震発生時には、地震センサーが設定震度以上の地震を感知することにより、前記デッドボルトが係止孔から抜け出したロック解除状態に切り換えて、引張スプリングによるエキスパンションジョイントパネルの固定を解除するようにしたことを特徴とする壁面エキスパンションジョイント。
- 請求項5に記載の壁面エキスパンションジョイントであって、前記引張スプリングが互いにスライド自在に嵌合する二重筒状の鞘管に内蔵されていることを特徴とする壁面エキスパンションジョイント。
- 請求項5又は6に記載の壁面エキスパンションジョイントであって、何らかの原因によりロック機構がロック解除状態に切り換わらない場合、デッドボルトに一定の荷重がかかることによって、当該デッドボルトと係止孔との挿入係止部分が最初に破壊されて、引張スプリングによるエキスパンションジョイントパネルの固定が解除されるようにしたことを特徴とする壁面エキスパンションジョイント。
- 請求項3又は7に記載の壁面エキスパンションジョイントであって、エキスパンションジョイントパネルとヒンジ機構側の躯体とをチェーンで連結してあることを特徴とする壁面エキスパンションジョイント。
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