JPH10306490A - 溝蓋受枠の固定装置 - Google Patents

溝蓋受枠の固定装置

Info

Publication number
JPH10306490A
JPH10306490A JP13284797A JP13284797A JPH10306490A JP H10306490 A JPH10306490 A JP H10306490A JP 13284797 A JP13284797 A JP 13284797A JP 13284797 A JP13284797 A JP 13284797A JP H10306490 A JPH10306490 A JP H10306490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiving frame
groove
substrate portion
horizontal substrate
nut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13284797A
Other languages
English (en)
Inventor
Shozo Kobayashi
昭三 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANESO KK
Original Assignee
KANESO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KANESO KK filed Critical KANESO KK
Priority to JP13284797A priority Critical patent/JPH10306490A/ja
Publication of JPH10306490A publication Critical patent/JPH10306490A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03FSEWERS; CESSPOOLS
    • E03F5/00Sewerage structures
    • E03F5/04Gullies inlets, road sinks, floor drains with or without odour seals or sediment traps
    • E03F2005/0412Gullies inlets, road sinks, floor drains with or without odour seals or sediment traps with means for adjusting their position with respect to the surrounding surface
    • E03F2005/0413Gullies inlets, road sinks, floor drains with or without odour seals or sediment traps with means for adjusting their position with respect to the surrounding surface for height adjustment

Landscapes

  • Sewage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レベル調整用のモルタルを用いることなく、
簡単かつ迅速に溝蓋受枠のレベル調整ができる溝蓋受枠
の固定装置を提供する。 【解決手段】 側溝体7の側壁8上に立設されて、溝蓋
受枠1の水平状基板部4に所定間隔で形成した切欠き溝
5に挿通される複数の受枠固定用螺子杆11にレベル調
整ナット12を螺合し、該レベル調整ナット12によっ
て溝蓋受枠1の水平状基板部4の下面を支持して、溝蓋
受枠1を所要高さ位置に保持し、固定ナット15によっ
てその固定を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溝路を構成するU
字溝等の側溝体の上部に被着される溝蓋を支持するため
の溝蓋受枠を、その施工時に所定高さ位置に固定する溝
蓋受枠の固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、U字溝等の側溝体の上部に溝蓋を
支持するための溝蓋受枠を施工する場合には、図11に
示すように、側溝体aの側壁b上にレベル調整用のモル
タルcを所要の厚みで打設して、溝蓋受枠eを所定高さ
位置に取付け得るようにレベル調整を行い、該モルタル
cの固結後に、側壁b上に立設された複数の螺子杆d
に、溝蓋受枠eの水平状基板部fに所定間隔で形成され
た切欠き溝5(図3参照)を係合して上方から固定ナッ
トhを螺合して締め付けることにより溝蓋受枠eの固定
を行うようにしている。また、前記螺子杆dは、側溝体
aの製造時に、該側溝体aの側壁bの上面に所定間隔で
埋設される上下方向の雌螺子管iに螺合して立設するよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の施
工手段にあっては、レベル調整用のモルタルcが乾燥し
ないと次工程に移れないため、工期が長くかかるという
問題点がある。また、モルタルcだけで正確なレベル調
整を行うことが難かしという問題点があり、このため、
溝蓋受枠eを上下動させる微調整用ボルトを水平状基板
部fの下面から突出し得るように螺装してレベルの微調
整を行い得るようにすることもあった。
【0004】また、側溝体aの側壁bの上面に埋設され
る雌螺子管iの配設間隔P1 (図8参照)は、通常、側
溝体aの製造業者に対する溝蓋の製造業者の発注に基づ
いて、溝蓋受枠eの水平状基板部fに形成される切欠き
溝5の配設間隔P2 (図3参照)に一致するように個々
に設定されているのであるが、同業他社の発注によって
製造された側溝体aに、自社製の溝蓋受枠eを取付ける
ような場合には、雌螺子管iの配設間隔P1 に溝蓋受枠
eの切欠き溝5が一致しないため、適正位置に切欠き溝
5が配置されるように溝蓋受枠eの修正が必要となる。
ここで、該溝蓋受枠eは鋳物で構成されているため、適
正な鋳型を作り直さなければならず、該鋳型の製作に時
間と費用がかかり、その分納期が長くなり、コスト高と
なるという問題点があった。
【0005】本発明は、かかる従来の問題点を解消し得
る溝蓋受枠の固定装置の提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、側溝体の側壁
上に立設され、溝蓋受枠の水平状基板部に所定間隔で形
成した切欠き溝に挿通される複数の受枠固定用螺子杆
と、前記受枠固定用螺子杆に嵌挿され、前記水平状基板
部の下面側で切欠き溝を覆う座金板と、前記水平状基板
部の下面側で前記受枠固定用螺子杆に螺合されて、前記
座金板を介して前記溝蓋受枠を所要高さ位置に保持する
レベル調整ナットと、前記水平状基板部の上面側で前記
受枠固定用螺子杆に螺合されて、前記レベル調整ナット
とで前記水平状基板部を挟持する固定ナットとを備えて
なることを特徴とする溝蓋受枠の固定装置である。
【0007】かかる構成にあっては、受枠固定用螺子杆
に螺合されたレベル調整ナットを回動操作し、その螺進
作用を介して該ナットを上下動させることにより、該ナ
ットに水平状基板部の下面が支持された溝蓋受枠のレベ
ル調整を容易に行うことができる。これにより、従来の
ようなレベル調整用のモルタルの打設とその乾燥を待つ
必要がないため、工期が短縮され得る。また、レベル調
整ナットによって極めて正確なレベル調整ができるの
で、従来、水平状基板部に螺装していた微調整用ボルト
も不要となる。
【0008】また、本発明は、側溝体の側壁上に立設さ
れ、溝蓋受枠の水平状基板部に所定間隔で形成した切欠
き溝に挿通される複数の受枠固定用螺子杆と、前記受枠
固定用螺子杆に螺合され、ナット部の下端に連成された
鍔縁によって前記水平状基板部の下面を支持し、かつ、
該水平状基板部の上面側にナット部の上部を突出させて
回動操作部とし、前記溝蓋受枠を所要高さ位置に保持す
るレベル調整ナットと、前記受枠固定用螺子杆に嵌挿さ
れ、レベル調整ナットを跨いで水平状基板部上に乗載さ
れる断面コ字形の押え金具と、前記押え金具の上面側で
前記受枠固定用螺子杆に螺合され、押え金具を下方に押
圧して前記レベル調整ナットの鍔縁とで前記水平状基板
部を固定する固定ナットとを備えてなることを特徴とす
る溝蓋受枠の固定装置である。
【0009】かかる構成にあっては、前記構成のものと
同様の作用効果が得られることに加えて、レベル調整ナ
ットを水平状基板部の上方から回動操作することがで
き、操作性に優れたものとなる。
【0010】前記両構成にあって、前記側溝体の側壁上
面に所定間隔で上下方向の雌螺子管を埋設するととも
に、前記水平状基板部の切欠き溝の配設間隔に対応させ
て前記受枠固定用螺子杆を立設したアジャストプレート
に、前記雌螺子管の配設間隔に一致する位置に取付けボ
ルトを回動可能に支持し、該取付けボルトを前記雌螺子
管に螺合してアジャストプレートを側溝体の側壁上面に
固定することによって、前記受枠固定用螺子杆を側溝体
の側壁上面に配設するようにしてもよい。
【0011】かかる構成にあっては、側溝体の側壁上面
に埋設された雌螺子管の配設間隔と、溝蓋受枠の水平状
基板部に形成された切欠き溝の配設間隔とが一致しない
場合において、雌螺子管に取付けボルトを螺合してアジ
ャストプレートを側溝体の側壁上面に固定することによ
り、該アジャストプレートに立設した受枠固定用螺子杆
によって溝蓋受枠を固定することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第1の実施例
を、図1〜図4について説明する。図面において、1は
矩形状に形成された鋳物製の溝蓋受枠であって、溝路に
沿う左右側縁には、夫々垂直板部2の内側中段に蓋受部
3が設けられ、垂直板部2の下端に水平状基板部4が設
けられている。該水平状基板部4の外側部には、図3に
示すように、略コ字形を呈する複数の切欠き溝5が水平
状基板部4の長手方向に沿って所定間隔で形成されてい
る。
【0013】一方、7は一列状に列設されて溝路を構成
するU字溝等の側溝体であって、該側溝体7の側壁8の
上面9には、内周に雌螺子が形成された上下方向の雌螺
子管10が側溝体7の長手方向に沿って所定間隔で複数
埋設されている。該雌螺子管10は、側溝体7の製造時
に側壁8の上面9に埋設されるものであって、該雌螺子
管10の配設間隔P1 (図8参照)は、前記水平状基板
部4の切欠き溝5の配設間隔P2 (図3参照)と一致す
るように設けられている。
【0014】そして、該雌螺子管10に、外周に雄螺子
が形成された受枠固定用螺子杆11の下端部を螺合する
ことにより、該受枠固定用螺子杆11が側溝体7の側壁
8上に立設されている。ここで、前記各雌螺子管10が
水平状基板部4の各切欠き溝5と一致する間隔で配設さ
れていることにより、雌螺子管10に螺合して側溝体7
の側壁8上に立設された各受枠固定用螺子杆11は、前
記水平状基板部4の各切欠き溝5と一致することとな
る。
【0015】前記受枠固定用螺子杆11には、レベル調
整ナット12が螺合され、該レベル調整ナット12の上
部に座金板13を介して前記水平状基板部4の各切欠き
溝5が係合され、さらにその上部に座金板14を介して
固定ナット15が螺合される。前記レベル調整ナット1
2は、通常の六角ナットや、上端に円形の鍔縁12aを
一体もしくは別体に備えた六角ナットからなる。また、
前記座金板13は、水平状基板部4の切欠き溝5を下面
から覆うことができるような大きさの矩形状に形成され
ており、図4に示すように、前記螺子杆11が挿通され
る挿通孔13aを横長の長孔状に形成して該螺子杆11
の立設位置の左右方向の誤差を吸収し得るようにしてい
る。
【0016】かかる構成にあって、側溝体7の側壁8上
に溝蓋受枠1を固定するには、まず、各雌螺子管10に
受枠固定用螺子杆11の下端部を螺合して該受枠固定用
螺子杆11を側溝体7の側壁8上に立設する。次に該受
枠固定用螺子杆11にレベル調整ナット12を螺合し、
座金板13を挿通した状態で、溝蓋受枠1の水平状基板
部4を乗載して、該水平状基板部4の切欠き溝5に前記
受枠固定用螺子杆11を挿通させる。これにより、レベ
ル調整ナット12によって座金板13を介して水平状基
板部4の下面が支持された状態となる。そして、この状
態でレベル調整ナット12を回動操作し、その螺進作用
を介して該ナット12を上下動させることにより、溝蓋
受枠1を所要高さ位置に保持し、そのレベル調整を行
う。そしてこのようにレベル調整をした後、受枠固定用
螺子杆11の上部に座金板14を介して固定ナット15
を螺合し、その緊締作用を介して前記レベル調整ナット
12とで水平状基板部4を挟持することにより溝蓋受枠
1を固定する。
【0017】この溝蓋受枠1の固定後に、該溝蓋受枠1
の外側部、及び水平状基板部4と側壁8の上面9との間
に生ずる隙間に仕上用モルタルmが打設される。また、
溝蓋受枠1には溝蓋16が被着され、該溝蓋受枠1によ
り支持される。
【0018】図5〜図7は、第2の実施例を示し、この
実施例では、前記受枠固定用螺子杆11に螺合されるレ
ベル調整ナット12が六角のナット部12bと該ナット
部12bの下端に連成された円形の鍔縁12aとによっ
て構成されている。該レベル調整ナット12は、ナット
部12bが水平状基板部4の切欠き溝5に挿通され、下
端の鍔縁12aで座金板13を介して水平状基板部4の
下面を支持し、該水平状基板部4の上面側にナット部1
2bの上部を突出させて該ナット部12bを回動操作部
としている。
【0019】また、水平状基板部4上には、断面コ字形
の押え金具17がレベル調整ナット12を跨いで乗載さ
れる。該押え金具17の水平板部18aには、図7に示
すように、受枠固定用螺子杆11が挿通される前後に長
い挿通溝19が形成されており、該挿通溝19によって
前記螺子杆11の立設位置の前後方向の誤差を吸収し得
るようにしている。また、押え金具17の左右の脚板部
18b,18bの間隔は、レベル調整ナット12の外周
に、スパナ等の工具を挿入して該ナット12を回動し得
る操作空隙sが確保される間隔としている。
【0020】さらに、受枠固定用螺子杆11には、前記
押え金具17の上面側で、座金板14を介して固定ナッ
ト15が螺合される。
【0021】かかる構成にあって、側溝体7の側壁8上
に溝蓋受枠1を固定するには、前記実施例のものと同様
に側溝体7の側壁8上に立設された受枠固定用螺子杆1
1にレベル調整ナット12を螺合し、座金板13を挿通
させた状態で、溝蓋受枠1の水平状基板部4を乗載し
て、該水平状基板部4の切欠き溝5にレベル調整ナット
12のナット部12bを挿通させる。これにより、レベ
ル調整ナット12の鍔縁12aによって座金板13を介
して水平状基板部4の下面が支持されるとともに、回動
操作部としてのナット部12bが水平状基板部4の上面
側に突出する状態となる。ここで、ナット部12bが水
平状基板部4の下面側に突出しないため、側壁8の上面
9と水平状基板部4の下面との間に、前記実施例のよう
にレベル調整ナット12を螺着し得る隙間がない場合に
も対応することができる。
【0022】そして、この状態で水平状基板部4の上方
からナット部12bに対する回動操作によってレベル調
整ナット12を回動し、その螺進作用を介して該ナット
12を上下動させることにより、溝蓋受枠1を所要高さ
位置に保持し、そのレベル調整を行う。ここで上記のよ
うに、レベル調整ナット12を水平状基板部4の上方か
ら回動し得るので、その回動操作を容易に行うことがで
き、操作性に優れたものとしている。そしてこのように
レベル調整をした後、押え金具17の挿通溝19に受枠
固定用螺子杆11を挿通させて、該押え金具17を、レ
ベル調整ナット12を跨いで水平状基板部4上に乗載
し、受枠固定用螺子杆11の上部に座金板14を介して
固定ナット15を螺合する。そして該固定ナット15の
緊締作用を介して押え金具17を下方に押圧して、前記
レベル調整ナット12の鍔縁12aとで水平状基板部4
を挟持することにより溝蓋受枠1を固定する。
【0023】また、このように溝蓋受枠1を固定した
後、該溝蓋受枠1のレベルの再調整を行う必要が生じた
場合には、押え金具17内に操作空隙sが確保されてい
ることにより、固定ナット15を緩めた状態で、該操作
空隙s内に側方からスパナ等の工具を挿入してレベル調
整ナット12を回動させてレベルの再調整を行う。これ
により、固定ナット15及び押え金具17等を取り外す
ことなくレベルの再調整を容易に行うことができる。
【0024】図8〜図9は、アジャスター18を示し、
該アジャスター18は、側溝体7の側壁8の上面9に埋
設された雌螺子管10の配設間隔P1 と、溝蓋受枠1の
水平状基板部4に形成された切欠き溝5の配設間隔P2
とが一致しない場合に使用されるものである。該アジャ
スター18は、長尺矩形板状に形成されたアジャストプ
レート19に、水平状基板部4の切欠き溝5の配設間隔
2 に対応させて受枠固定用螺子杆11を立設したもの
であって、このアジャストプレート19に側溝体7の雌
螺子管10の配設間隔P1 と一致する挿通孔20を穿設
して、該挿通孔20に挿通される取付けボルト21を回
動可能に支持するようにしている。
【0025】かかる構成にあって、図10に示すよう
に、側溝体7の雌螺子管10に取付けボルト21を螺合
し、該取付けボルト21によってアジャストプレート1
9を側溝体7の側壁8の上面9に固定することにより、
切欠き溝5の配設間隔P2 に一致する受枠固定用螺子杆
11を側溝体7の側壁8上に配設することができ、該受
枠固定用螺子杆11によって溝蓋受枠1を固定すること
ができる。
【0026】そしてこのように、側溝体7の雌螺子管1
0の配設間隔P1 と、溝蓋受枠1の切欠き溝5の配設間
隔P2 とが一致しない場合において、アジャストプレー
ト19を用いて溝蓋受枠1を固定することができるの
で、従来のように、切欠き溝5を位置修正するための溝
蓋受枠1の成形用鋳型を作り直す必要がない。これによ
り、納期が短縮され、かつ、コストを低減することがで
きる。
【0027】また、図10に示すように、アジャストプ
レート19の内側縁に沿って立上り縁22を形成してお
くと、仕上用モルタルmの打設時に、該モルタルmが遮
断され、溝路への溢出を防止することができる。
【0028】尚、前記第1,第2実施例においては、受
枠固定用螺子杆11を、側溝体7に埋設された雌螺子管
10に螺合して立設する場合について説明したが、側溝
体7の製造時に、下端部を側壁8に植設して受枠固定用
螺子杆11を立設したものに対しても本発明を適用する
ことが可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明は、上述のように、側溝体7の側
壁8上に立設されて、溝蓋受枠1の水平状基板部4に所
定間隔で形成した切欠き溝5に挿通される複数の受枠固
定用螺子杆11にレベル調整ナット12を螺合するとと
もに、その上部に切欠き溝5を覆う座金板13を嵌挿
し、該レベル調整ナット12によって、座金板13を介
して溝蓋受枠1の水平状基板部4の下面を支持して、溝
蓋受枠1を所要高さ位置に保持し、固定ナット15によ
ってその固定を行うようにしたから、従来のようにレベ
ル調整用のモルタルの打設とその乾燥を待つ必要がな
く、これにより工期を短縮することができる。また、レ
ベル調整ナット12の回動操作によって溝蓋受枠1を上
下動し得るのでそのレベル調整を簡単かつに迅速に行う
ことができる。さらに、レベル調整ナット12によって
極めて正確なレベル調整ができるので、従来、水平状基
板部4に螺装していた微調整用ボルトも不要となる。
【0030】また、レベル調整ナット12を、ナット部
12bの下端に鍔縁12aを連成して構成し、該鍔縁1
2aによって前記水平状基板部4の下面を支持し、か
つ、該水平状基板部4の上面側に回動操作部として前記
ナット部12bの上部を突出させ、溝蓋受枠1を所要高
さ位置に保持するとともに、断面コ字形の押え金具17
を、前記レベル調整ナット12を跨いで水平状基板部4
上に乗載し、固定ナット15によってその固定を行うよ
うにすると、前記構成のものと同様の作用効果が得られ
ることに加えて、レベル調整ナット12を水平状基板部
4の上方から回動操作することができ、操作性に優れた
ものとすることができる。
【0031】さらに、前記側溝体7の側壁上面9に所定
間隔で上下方向の雌螺子管10を埋設するとともに、前
記水平状基板部4の切欠き溝5の配設間隔P2 に対応さ
せて前記受枠固定用螺子杆11を立設したアジャストプ
レート19に、前記雌螺子管10の配設間隔P1 に一致
する位置に取付けボルト21を回動可能に支持し、該取
付けボルト21を前記雌螺子管10に螺合してアジャス
トプレート19を側溝体7の側壁上面9に固定すること
によって、前記受枠固定用螺子杆11を側溝体7の側壁
上面9に配設するようにすれば、側溝体7の雌螺子管1
0の配設間隔P1 と、溝蓋受枠1の切欠き溝5の配設間
隔P2 とが一致しない場合において、前記アジャストプ
レート19の受枠固定用螺子杆11によって溝蓋受枠1
を固定することができるので、従来のように、切欠き溝
5を位置修正するための溝蓋受枠1の成形用鋳型を作り
直す必要がなく、これにより、納期を短縮し、かつ、コ
ストを低減し得る等の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の施工状態を示す縦断側面図であ
る。
【図2】同上の正面図である。
【図3】溝蓋受枠1の切欠き溝5部分の斜視図である。
【図4】座金板13の平面図である。
【図5】第2実施例の施工状態を示す縦断側面図であ
る。
【図6】同上の正面図である。
【図7】押え金具17の平面図である。
【図8】アジャスター18と、雌螺子管10が埋設され
た側溝体7の正面図である。
【図9】アジャスター18の平面図である。
【図10】アジャストプレート19を用いた第2実施例
の施工状態を示す縦断側面図である。
【図11】従来構成の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 溝蓋受枠 4 水平状基板部 5 切欠き溝 7 側溝体 8 側壁 9 上面 10 雌螺子管 11 受枠固定用螺子杆 12 レベル調整ナット 12a 鍔縁 12b ナット部 12c 回動操作部 15 固定ナット 17 押え金具 19 アジャストプレート 20 取付けボルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側溝体の側壁上に立設され、溝蓋受枠の水
    平状基板部に所定間隔で形成した切欠き溝に挿通される
    複数の受枠固定用螺子杆と、 前記受枠固定用螺子杆に嵌挿され、前記水平状基板部の
    下面側で切欠き溝を覆う座金板と、 前記水平状基板部の下面側で前記受枠固定用螺子杆に螺
    合されて、前記座金板を介して前記溝蓋受枠を所要高さ
    位置に保持するレベル調整ナットと、 前記水平状基板部の上面側で前記受枠固定用螺子杆に螺
    合されて、前記レベル調整ナットとで前記水平状基板部
    を挟持する固定ナットとを備えてなることを特徴とする
    溝蓋受枠の固定装置。
  2. 【請求項2】側溝体の側壁上に立設され、溝蓋受枠の水
    平状基板部に所定間隔で形成した切欠き溝に挿通される
    複数の受枠固定用螺子杆と、 前記受枠固定用螺子杆に螺合され、ナット部の下端に連
    成された鍔縁によって前記水平状基板部の下面を支持
    し、かつ、該水平状基板部の上面側にナット部の上部を
    突出させて回動操作部とし、前記溝蓋受枠を所要高さ位
    置に保持するレベル調整ナットと、 前記受枠固定用螺子杆に嵌挿され、レベル調整ナットを
    跨いで水平状基板部上に乗載される断面コ字形の押え金
    具と、 前記押え金具の上面側で前記受枠固定用螺子杆に螺合さ
    れ、押え金具を下方に押圧して前記レベル調整ナットの
    鍔縁とで前記水平状基板部を固定する固定ナットとを備
    えてなることを特徴とする溝蓋受枠の固定装置。
  3. 【請求項3】前記受枠固定用螺子杆が、側溝体の側壁上
    面に所定間隔で埋設された上下方向の雌螺子管に螺合し
    て立設されるものであることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載した溝蓋受枠の固定装置。
  4. 【請求項4】前記側溝体の側壁上面に所定間隔で上下方
    向の雌螺子管を埋設するとともに、 前記水平状基板部の切欠き溝の配設間隔に対応させて前
    記受枠固定用螺子杆を立設したアジャストプレートに、
    前記雌螺子管の配設間隔に一致する位置に取付けボルト
    を回動可能に支持し、該取付けボルトを前記雌螺子管に
    螺合してアジャストプレートを側溝体の側壁上面に固定
    することによって、前記受枠固定用螺子杆を側溝体の側
    壁上面に配設するようにしたことを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載した溝蓋受枠の固定装置。
JP13284797A 1997-05-06 1997-05-06 溝蓋受枠の固定装置 Pending JPH10306490A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13284797A JPH10306490A (ja) 1997-05-06 1997-05-06 溝蓋受枠の固定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13284797A JPH10306490A (ja) 1997-05-06 1997-05-06 溝蓋受枠の固定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10306490A true JPH10306490A (ja) 1998-11-17

Family

ID=15090916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13284797A Pending JPH10306490A (ja) 1997-05-06 1997-05-06 溝蓋受枠の固定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10306490A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2878269A1 (fr) * 2004-11-25 2006-05-26 Wavin Bv Soc De Droit Neerland Dalle porte-grille pour avaloir de chaussee
JP2010222895A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Ibigawa Concrete Kogyo Kk 埋設構造体及び埋設構造体の設置方法
JP2012012827A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Hinode Ltd 側溝蓋及びその設置方法並びに側溝
JP2018076672A (ja) * 2016-11-08 2018-05-17 ゴトウコンクリート株式会社 スリット蓋の設置高さ調整装置
CN108118771A (zh) * 2018-02-02 2018-06-05 厦门大学嘉庚学院 线性排水沟及沟底高度调节方法
CN109024843A (zh) * 2017-06-08 2018-12-18 苏州爱拼金属制品有限公司 地沟槽
US20220145607A1 (en) * 2020-11-06 2022-05-12 Rein Pty Ltd Drainage channel and grate assembly
US11384499B2 (en) * 2018-08-29 2022-07-12 Reln Pty Ltd Drainage channel support assembly

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2878269A1 (fr) * 2004-11-25 2006-05-26 Wavin Bv Soc De Droit Neerland Dalle porte-grille pour avaloir de chaussee
JP2010222895A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Ibigawa Concrete Kogyo Kk 埋設構造体及び埋設構造体の設置方法
JP2012012827A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Hinode Ltd 側溝蓋及びその設置方法並びに側溝
JP2018076672A (ja) * 2016-11-08 2018-05-17 ゴトウコンクリート株式会社 スリット蓋の設置高さ調整装置
CN109024843A (zh) * 2017-06-08 2018-12-18 苏州爱拼金属制品有限公司 地沟槽
CN108118771A (zh) * 2018-02-02 2018-06-05 厦门大学嘉庚学院 线性排水沟及沟底高度调节方法
US11384499B2 (en) * 2018-08-29 2022-07-12 Reln Pty Ltd Drainage channel support assembly
US20220145607A1 (en) * 2020-11-06 2022-05-12 Rein Pty Ltd Drainage channel and grate assembly

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10306490A (ja) 溝蓋受枠の固定装置
JP2001182271A (ja) 手摺用支持具の取付け金具
JP2003306946A (ja) 露出型固定柱脚工法におけるアンカーボルトの支持装置
JPH09195686A (ja) 内装パネル取付金具および取付調整用工具並びにコンクリート型枠用支持金具
JPH0746701Y2 (ja) 枠材用建込み治具
JP2532354Y2 (ja) アンカーボルト位置決め治具
JPS6212063Y2 (ja)
JP2001021065A (ja) スプリンクラー配管用支持固定部
JP3739362B2 (ja) パネルの取り付け装置
JPH06496Y2 (ja) 縦枠部材と横枠部材との連結装置
JP2590919Y2 (ja) 門柱の位置決め装置
JPS6041141Y2 (ja) 机の高低調節装置
JP2520482Y2 (ja) コンクリート構築用アンカープレート取付金具
JP2552733Y2 (ja) ベランダ型枠支持装置
JPH0214304Y2 (ja)
KR200331862Y1 (ko) 바닥재 지지구
JP4186177B2 (ja) パチンコ機の傾斜角度設定構造及び傾斜角度設定方法
JPH0536006Y2 (ja)
JP3108580U (ja) フリーアクセスフロア用床パネルの支持脚
JPH0616593U (ja) ロッカーの取付構造
JPH0541141Y2 (ja)
JPH073685Y2 (ja) アンテナ取付具
JPH0333790Y2 (ja)
JPS6220595Y2 (ja)
JP2564946Y2 (ja) パラボラアンテナ装置