JP2010222895A - 埋設構造体及び埋設構造体の設置方法 - Google Patents

埋設構造体及び埋設構造体の設置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】設置表面が傾斜面である場所でも、集水桝20の表面と設置表面との段差を低減させ、容易に設置することが可能となる。
【解決手段】集水桝20は、プレキャストブロック40の上面にプレキャストブロック40とグレーチング枠26との間隔を調節する複数の間隔調節ビス30を備えている。それぞれの間隔調節ビス30を設置表面に応じてそれぞれ適切な間隔に調節することにより、グレーチング枠26の位置を設置表面と合致した位置に位置決めすることができる。すなわち、設置表面が傾斜面である場合であっても、その傾斜面に応じてグレーチング10の上面位置を定めることができるため、グレーチング10の表面と設置表面との段差の低減又は消滅を実現することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、埋設構造体及び埋設構造体の設置方法に関する。
従来、集水桝や道路等の側溝等のU字溝等を敷設する方法として、コンクリート工場で予め成型されたコンクリートブロックを敷設して埋め込み、その上面開口部に、コンクリート製の溝蓋や金属製の溝蓋を取り付ける方法が知られている。例えば、特許文献1には、U字ブロックの上部にかさ上げ部材を有するU字ブロックへの溝蓋の取り付け構造を設けることで、U字ブロックと溝蓋とを別々に運搬できるようにし、U字ブロックと溝蓋とを容易に取り付けられるようにする方法が記載されている。
特開2005−188223
しかしながら、設置表面(例えば、地面)が傾斜を有している場所に設置する際に設置表面と溝枠表面との境界部に段差を生じさせないためには、U字ブロックを設置する面(以下、「設置面」と呼ぶ)と設置表面とを予め略平行にする必要があり、設置に手間がかかるという課題がある。また、一般的に、U字ブロックは非常に重いため、U字ブロックの自重によって設置面の角度が変わる可能性がある場合には、一度設置した後に、再度U字ブロックを設置し直すことになり、この場合には、更に手間がかかるという課題がある。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、設置表面が傾斜を有している場所に設置する場合であっても、手間をより軽減して設置することができる埋設構造物及び埋設構造物の設置方法を提供することを主目的とする。
本発明は、上述の目的の少なくとも一つを達成するために以下の手段を採った。
本発明の埋設構造体は、
壁部と液体が移動可能な凹部とを有するコンクリート基部材と、
前記凹部の上面の少なくとも一部を覆う蓋の位置を位置決めする位置決定部材と、
前記位置決定部材と接し、前記コンクリート基部材と該位置決定部材との間隔を調節する間隔調節部材と、
を備えたものである。
この埋設構造体は、コンクリート基部材と位置決定部材との間隔を調節する間隔調節部材を有しているため、位置決定部材の位置を所望の位置に決定することができる。このため、例えば、設置表面が傾斜面である場合であっても、間隔調節部材によって位置決定部材の位置と設置表面とを略同位置に設置することで、蓋表面を接地面に対して傾斜させて設置することができるため、設置表面と蓋表面とを略平行にすることができる。言い換えると、手間をより低減させて、設置表面と蓋表面との間の段差を低減又は消滅させた状態で設置することができる。
本発明の埋設構造体において、前記間隔調節部材は、前記壁部の上面に位置してもよい。こうすることにより、埋設構造体を設置する際、位置決定部材の重量が間隔調節部材を介して壁部の上面に略垂直にかかることになるため、埋設構造体の少なくとも一部が破損する可能性を予め低減することができる。言い換えると、手間をかけることなく、保守性に資することができる。
本発明の埋設構造体において、前記間隔調節部材は、棒状の棒状基部と、前記位置決定部材を下方から支持し前記棒状基部の少なくとも一部を移動可能な支持部と、を有していてもよい。こうすることにより、支持部の位置を所望の位置に位置決めし、位置決定部材の位置を位置決めすることができる。言い換えると、位置決定部材の位置をより容易に位置決めすることができる。この態様を採用した本発明の埋設構造体において、前記間隔調節部材は、前記棒状基部の一端に位置する終端部と、を有し、前記位置決定部材は、前記終端部と前記支持部との間に位置してもよい。こうすることにより、間隔調節部材から位置決定部材が脱落する可能性を未然に低減又は防止することができる。言い換えると、間隔調節部材の脱落防止措置を取る手間を軽減し、より手間をかけることなく設置することができる。なお、ここで支持部及び終端部は、本体部に位置決定部材を位置決めする際、位置決定部材の移動をそれぞれ妨げることができる部分を示す。
本発明の埋設構造体において、前記棒状基部は、ボルトであり、前記支持部は、ワッシャであり、前記終端部は、ナットであってもよい。こうすれば、埋設構造体の一部に公知の素材を用いることができるため、新たに全ての素材を設計する場合と比較して、より手間を軽減することができる。
本発明の埋設構造体において、前記コンクリート基部材は、集水桝であり、前記壁部は、側面に前記液体を排出する貫通穴を作成可能な貫通穴作成部を有していてもよいし、前記コンクリート基部材は、U字側溝であってもよい。こうすることにより、公知の埋設構造体と高い互換性を保つことができ、公知の工法を変更するという手間を軽減し、より手間をかけることなく設置することができる。
本発明の埋設構造体の設置方法は、
壁部と液体が移動可能な凹部とを有するコンクリート基部材と、前記凹部の上面の少なくとも一部を覆う蓋の位置を位置決めする位置決定部材と、前記位置決定部材と接し、前記コンクリート基部材と該位置決定部材との間隔を調節する間隔調節部材と、を備えたコンクリートブロックの設置方法であって、
(a)前記コンクリート基部材を設置する設置ステップと、
(b)前記間隔調節部材を用いて前記コンクリート基部材と前記位置決定部材との間隔を調節する調節ステップと、
(c)前記コンクリート基部材の壁部と前記位置決定部材との間に生コンクリートを打設する打設ステップと、
を含むものである。
この埋設構造体の設置方法は、コンクリート基部材を所望の位置に設置した後、間隔調節部材を用いて位置決定部材の位置を所望の位置(ここでは、設置表面と蓋表面との段差が低減又は消滅する位置)に調節し、前記コンクリート基部の壁部の上面と位置決定部材との間に生コンクリートを打設する。このため、例えば、設置表面が傾斜面である場合であっても、間隔調節部によって位置決定部材の位置と設置表面とを略同位置に設置することで、蓋表面を傾斜させて設置することができるため、設置表面と蓋表面とを略平行にすることができる。言い換えると、手間をより低減させて、設置表面と蓋表面との間の段差を低減又は消滅させた状態で設置することができる。なお、この埋設構造体の設置方法において、上述した埋設構造体の種々の態様を採用しても良いし、上述した埋設構造体の機能を実現するようなステップを追加しても良い。
図1は、集水桝20の構成の概略を示す概略図である。 図2は、間隔調節ビス30の構成の概略を示す概略図である。 図3は、集水桝20の設置方法を説明する説明図である。 図4は、集水桝20の他の実施の形態の概略を示す概略図である。 図5は、間隔調節ビス30の他の実施の形態を説明する説明図である。 図6は、間隔調節ビス30の他の実施の形態を説明する説明図である。 図7は、間隔調節ビス30の他の実施の形態を説明する説明図である。
ここで、上記簡単に説明した図面に基づいて、本発明を実施するための形態を説明するにあたり、本実施の形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施の形態のグレーチング10が蓋に相当し、集水桝20が埋設構造体に相当し、プレキャストブロック40がコンクリート基部材に相当し、凹部42が凹部に相当し、壁部44が壁部に相当し、溝48が貫通穴作成部に相当し、グレーチング枠26が位置決定部材に相当し、間隔調節ビス30が間隔調節部材に相当し、本体部32が棒状基部に相当し、ワッシャ34が支持部に相当し、ナット36が終端部に相当する。なお、集水桝20の設置方法を説明することにより本発明のコンクリートブロック10の使用方法の一例も明らかにしている。
次に、図1を用いて本発明の埋設構造体の構成を詳しく説明する。ここで、図1は、集水桝20の構成の概略を示す概略図である。本実施の形態における集水桝20は、図1に示すように、予め上部が開放された略四角柱状に形成されたプレキャストブロック40と、グレーチング10を支持するグレーチング枠26と、プレキャストブロック40とグレーチング枠26との間隔を調節する間隔調節ビス30と、を備えている。
プレキャストブロック40は、図1に示すように、四方側面を壁部44で囲まれたコンクリート製のブロックであり、プレキャストブロック40の中央部は上面が開放された凹部42を有している。壁部44の側面部には、略正方形状の溝48を有しており、溝48は壁部44の他の部分と比較して薄くなっている。このため、側面の一部に貫通穴を開ける際には、溝48に沿って力を加えることで、溝48が無い場合と比較してより小さな労力で貫通穴を開けることができる。また、壁部44の上面には、内側に螺旋を有する間隔調節ビス挿入孔46が設けられており、この間隔調節ビス挿入孔46は、後述する螺旋部32b(図2参照)と螺合する。
間隔調節ビス30は、図2に示すように、平坦部32aと螺旋部32bとを有する本体部32と、ワッシャ34と、ナット36と、を備えている。ここで、図2は、間隔調節ビス30の構成の概略を示す概略図である。本体部32は、ナット36を有する端部から反対側の端部に向かって、平坦部32a及び螺旋部32bをこの順に有している。ワッシャ34は、中心部に貫通孔35を有している。この貫通孔35の直径は、平坦部32aの直径よりもやや大きく、螺旋部32bの直径よりもやや小さい。このため、平坦部32aの範囲内では自由に移動することができるが、螺旋部32bの範囲内に侵入することができない。また、貫通孔35と平坦部32aとの間には空隙を有しているため、ワッシャ34は本体部32に対して傾斜することができる。
グレーチング枠26は、四辺がL字状の鉄製の枠体であり、図1に示すように、それぞれの四辺に2つずつ外方向に向かって鉄筋製の羽部28を有している。グレーチング枠26の各辺において、L字状の枠体の外側はグレーチング10の各辺よりもやや長く形成されており、L字状の枠体の内側はグレーチング10の各辺よりも短く形成されている。このため、グレーチング枠26が上方から移送されたグレーチング10をL字状の枠体で保持することができる。一方、L字状の枠体の下面の一部と壁部44の上部の一部とは互いに重なり合っている。このため、間隔調節ビス30により、グレーチング枠26を壁部44の上面に保持することができる。
次に、こうして構成された本実施の形態の集水桝20の使用方法について、図3を用いて説明する。ここで、図3は、集水桝20の設置方法を説明するための説明図である。
まず、集水桝20は、予め作成されたプレキャストブロック40と間隔調節ビス30とグレーチング枠26とが一体となった状態で設置場所まで移送される。設置場所にはプレキャストブロック40の高さよりも深く、各辺の長さよりも長い辺を有する穴が予め掘られており、移送された集水桝20は、この穴の中に埋設される。
次に、間隔調節ビス30の高さを調節し、グレーチング枠26の位置を所望の位置に調節する。具体的には、図3(A)に示すように、グレーチング枠26の頂部の位置が設置表面と略同一の位置になるようにそれぞれの間隔調節ビス30を調節する。こうすることにより、グレーチング10をグレーチング枠26で保持した際に、グレーチング10と設置表面とが略同一の面に位置することができる。
ここで、間隔調節ビス30の高さを調節する方法について、更に詳しく説明する。図2に示すように、間隔調節ビス30が使用される際には、ナット36を上方位置に保った状態で間隔調節ビス挿入孔46と螺旋部32bとを螺合して使用される。このため、間隔調節ビス挿入孔46に螺旋部32bが挿入される長さを調節することで、螺旋部32bの位置を調節することができる。このとき、ワッシャ34の貫通穴35の直径は螺旋部32bの高さよりも短いため、重力により落下し、平坦部32aと螺旋部32bとの境界部に位置決めされることになる。そして、このワッシャ34の直上には、グレーチング枠26が重力により落下し、ワッシャ34により支持される。すなわち、間隔調節ビス30を回転し、間隔調節ビス穴46に螺旋部32bが挿入される長さを調節するという簡単な操作で、グレーチング枠26の位置を調節することができる。
ここで、ワッシャ34がグレーチング枠26を支持する状態について、更に詳しく説明する。図2に示すように、ワッシャ34は、平坦部32aと螺旋部32bとの境界部に位置決めされるが、固定されてはいない。すなわち、ワッシャ34は、本体部32に対して自由な角度で位置決めすることができる。一方、グレーチング枠26は、それぞれの間隔調節ビス30によって位置決めされるため、傾きを有する設置表面に合わせて設置する場合には、それぞれの間隔調節ビス30を設置表面の位置に合わせて調節する。こうすることによりグレーチング枠26が傾いた状態で支持される。このとき、ワッシャ34が固定されていないため、ワッシャ34はグレーチング枠26の傾きに合わせて傾斜することができる。こうすることにより、ワッシャ34とグレーチング枠26との接触面積を増やし、より安定してグレーチング枠26を支持することができる。
次に、図3(B)に示すように、壁部44の内側及び外側に枠型パネル50を隙間無く設置し、プレキャストブロック40と枠体パネル50とをそれぞれビス52で固定する。そして、上方の開口部より生コンクリートを壁部44の上面に打設し、乾燥するまで静置する。こうすることにより、生コンクリートの乾燥に伴って、グレーチング枠26の位置が間隔調節ネジ30で位置決めした位置に固定される。このとき、グレーチング枠26の側面には羽部28が備えられているため、羽部28がコンクリート内で固定されることになる。この羽部28は鉄筋製であり、その表面に凹凸を有しているため、この羽部28が楔の役割を担うことになり、グレーチング枠26と打設された生コンクリートとプレキャストブロック40とが強固に連結することができる。
生コンクリートが乾燥した後、ビス52を外し、枠体パネル50を取り外す。そして、集水桝20の周囲を埋め、図3(C)に示すように、グレーチング10をグレーチング枠26にはめ込む。このとき、グレーチング枠26は設置表面の傾きと略同一の高さで略同一の傾きを有する位置に位置決めされているため、設置表面とグレーチング10の表面との快打の段差を低減又は消滅させた状態で集水桝20を容易に埋設することができる。
以上詳述した本実施の形態の集水桝20によれば、プレキャストブロック40の上面に有する複数の間隔調節ビス30の位置を調節することにより、設置表面にあわせて、所望の位置にグレーチング枠26が位置決めされる。このため、例えば、設置表面が傾斜面である場合であっても、グレーチング枠26の位置を間隔調節ビス30によって設置表面と略同位置に設置することで、グレーチング10の表面を傾斜させて設置することができるため、設置表面とグレーチング10の表面とを略平行にすることができる。言い換えると、手間をより低減させて、設置表面と蓋表面との間の段差を低減又は消滅させた状態で設置することができる。
また、間隔調節ビス30はプレキャストブロック40の壁部44の上面に設けられているため、ワッシャ34を介してグレーチング枠26の位置を位置決めした際に、グレーチング枠26にかかる力が間隔調節ビス30を介して壁部44の上面に略垂直にかかる。こうすることにより、集水桝20の少なくとも一部が破損する可能性を予め低減することができる。言い換えると、手間をかけることなく、保守性に資することができる。
更に、平坦部32aを移動可能なワッシャ34がグレーチング枠26を下方から支持するため、ワッシャ34の位置を位置決めするという容易な操作により、グレーチング枠26の位置を位置決めすることができる。このとき、ナット36を本体部32の端部であってグレーチング枠26の上方に有しているため、グレーチング枠26が本体部32から脱落する可能性を未然に低減することができる。言い換えると、グレーチング枠26の脱落防止措置を取る手間を軽減し、より手間をかけることなく設置することができる。
また、間隔調節ビス30は、凹部42を挟んで、それぞれ対向する壁部44の位置に偶数個備えられているため、グレーチング枠26がグレーチング10の位置を位置決めした際に、対向する辺の両側から位置決めすることができ、1つの間隔調節ビス30にかかる力を分散させ、グレーチング枠26の位置を位置決めする際に、容易に位置を変更することができる。言い換えると、間隔を調節する際の手間を軽減し、より手間をかけることなく設置することができる。
更にまた、間隔調節ビス30は、ワッシャ34とナット36と本体部32とによって構成されているため、公知のワッシャ、ナット、ボルトを組みあわせることにより、間隔調節ビス30を作成することができる。言い換えると、各構成要素の少なくとも一部を公知の汎用品を用いることで、新規部品を設計・開発する手間を軽減することができる。
そして、集水桝20として、種々の公知の集水桝を用いても良いし、集水桝に代えて種々の公知のU字側溝を用いても良い。こうすることにより、公知のコンクリートブロックと高い互換性を保つことができ、公知の工法を変更するという手間を軽減し、より手間をかけることなく設置することとができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施の形態では、集水桝20は、略四角柱形状としたが、周囲に壁面を有する形状であれば特に限定されるものではなく、円柱形状であっても良いし、三角柱や五角柱等の多角柱形状であっても良いし、略円錐形状や略角錐形状等の種々の形状としてもよい。この場合も、上述した実施の形態と同様の効果が得られる。
上述した実施の形態では、集水桝20として、略四角柱形状の集水桝20を用いたが、図4に示すように、断面が略U字形状の側溝ブロックを用い、略正方形形状のグレーチング枠26の代わりに、連続する長形のグレーチング枠126を用いても良い。こうすれば、本願発明を側溝ブロックに利用する場合であっても、より手間をかけることなく設置することができる。
上述した実施の形態では、複数の間隔調節ビス30を備えることとしたが、間隔調節ビス30は1つでも良い。この場合には、間隔調節ビス挿入孔46が設置表面の最も高い位置に、壁部44の1面が設置表面の最も低い位置に、それぞれ相当する位置となるように集水桝20を配置することになる。こうすることにより、設置表面と略平行となるようにグレーチング枠26を設置することができるため、上述した実施の形態と同様の効果が得られる。言い換えると、間隔調節ビス30の数を減らしても上述した実施の形態と同様の効果が得られるため、間隔調節ビス30を製造するための手間及び間隔調節ビス30を調節する手間を軽減する効果が得られる。更に、間隔調節ビス30の数を減らすことができるため、省資源に資するという効果も得られる。
上述した実施の形態では、貫通穴35の直径の長さを螺旋部32bの直径の長さより短くすることで、螺旋部32bと平坦部32aとの間にワッシャ34を位置決めするものとしたが、例えば、図5のボルト112を用いるなど、ワッシャ34の貫通穴35の内側に螺旋部32bと螺合する螺旋を有するものとしてもよい。こうすれば、ワッシャ34を螺旋部32bと螺合させることで所望の位置に位置決めすることができるため、グレーチング枠26の位置をより自由に位置決めすることができる。また、このとき、平坦部32aは無くても良い。この場合も、上述した実施の形態と同様の効果が得られる。なお、ここで図5は、間隔調節ビス30の他の実施の形態を説明するための説明図である。
上述した実施の形態では、間隔調節ビス30を用いてプレキャストブロック40とグレーチング枠26との間隔を調節するものとしたが、図5に示すように、予めプレキャストブロック40に上端部付近の表面に螺旋を備えた鉄製の棒132を鉄製の固定枠146で固定し、鉄製の棒132と螺合するナット112を所望の位置に位置決めした後に、グレーチング枠26をナット112の直上に位置決めしても良い。この場合も、上述した実施の形態と同様の効果が得られる。なお、ここで図5は、間隔調節ビス30の他の実施の形態を説明するための説明図である。
上述した実施の形態では、ワッシャ34を用いてグレーチング枠26の位置を位置決めするものとしたが、ワッシャ34を用いず、溶接等の手段を用いて、グレーチング枠26と間隔調節ビス30とを固定するものとしても良い。こうすることにより、ワッシャ34を用いる場合と比較して、より超重量のグレーチング枠26及びグレーチング10を支持することができる。
上述した実施の形態では、貫通穴35の直径の長さを螺旋部32bの直径の長さより短くすることで、螺旋部32bと平坦部32aとの間にワッシャ34を位置決めするものとしたが、図6(A)に示すように、本体部32の形状を端部に近づくにつれて直径が短くなる略円錐形状としたり、図6(B)に示すように、本体部32の形状を端部に近づくにつれて段階的に直径が短くなるような階段状にしたりし、貫通穴35の直径が異なる複数のワッシャ群134から所望のワッシャを選択して本体部32に取り付けるものとしても良い。こうすれば、所望の位置の本体部32の直径と略同一の直径を有するワッシャを選択することでワッシャ34を位置決めすることができるため、本体部32とワッシャ34とを螺合させる手間を有することなく、上述した実施の形態と同様の効果が得られる。また、螺旋部32bを作成する手間を有することなく、上述した実施の形態と同様の効果が得られる。なお、ここで図6は、間隔調節ビス30の他の実施の形態を説明する説明図である。
上述した実施の形態に加えて、図7に示すように、本体部32の所定の位置に把持部110を備えていても良い。こうすれば、把持部110を備えていない場合と比較して、本体部32を回す際の操作性が向上する。すなわち、より容易にグレーチング枠26の位置を位置決めすることができる。
上述した実施の形態では、上面より浸入し、凹部42に溜まった雨水を排出するために集水桝20の側面に貫通穴を作成するものとしたが、この貫通穴を用いて外部から雨水を流入させても良いし、複数の貫通穴を用いて、雨水を流入・排出するものとしてもよい。なお、上述した実施の形態では雨水を例に説明しているが、液体であれば雨水に限定されるものではなく、例えば、湧き水や井戸水等の遊水であっても良いし、生活廃水や工場廃水等の廃水であっても良いし、インクや油等の廃液であっても良い。これらの場合も、上述した実施の形態と同様の効果が得られる。
上述した実施の形態では、側面に溝48を設けるものとしたが、溝48は無くても良い。この場合も、上述した実施の形態と同様の効果が得られる。
上述した実施の形態では、グレーチング枠26の側面に羽部28を設けるものとしたが、羽部28は無くても良い。この場合も、上述した実施の形態と同様の効果が得られる。
上述した実施の形態では、プレキャストブロック40と間隔調節ビス30とグレーチング枠26とが一体となった状態で設置場所まで移送されるものとしたが、いずれか1つ又は全てを分離した状態で移送しても良い。こうすれば、移送時の労力をより軽減しながらも、上述した実施の形態と同様の効果が得られる。
上述した実施の形態では、木製の型枠パネル50をビス52を用いてプレキャストブロック40に固定するものとした後に生コンクリートを打設するものとしたが、生コンクリートの流出を防ぐことができれば、これらに限定されるものではない。例えば、型枠パネル50は、木製の代わりに樹脂製や金属製であっても良いし、ビス52は粘着テープ等で代用しても良いし、押圧機構を外側に設けても良いし、無くても良い。これらの場合も、上述した実施の形態と同様の効果が得られる。
上述した実施の形態で示すように、水処理分野、特に導水用集水桝として利用することができる。
10 グレーチング、20 集水桝、26 グレーチング枠、28 羽部、30 間隔調節ビス、32 本体部、32a 平坦部、32b 螺旋部、34 ワッシャ、35 貫通穴、36 ナット、40 プレキャストブロック、42 凹部、44 壁部、46 間隔調節ビス挿入穴、48 溝、50 型枠パネル、52 コンクリートビス、110 把持部、112 ナット、120 U字側溝、126 グレーチング枠、132 棒、134 ワッシャ群、146 固定枠。

Claims (8)

  1. 壁部と液体が移動可能な凹部とを有するコンクリート基部材と、
    前記凹部の上面の少なくとも一部を覆う蓋の位置を位置決めする位置決定部材と、
    前記位置決定部材と接し、前記コンクリート基部材と該位置決定部材との間隔を調節する間隔調節部材と、
    を備えた、埋設構造体。
  2. 前記間隔調節部材は、前記壁部の上面に位置する、
    請求項1に記載の埋設構造体。
  3. 前記間隔調節部材は、棒状の棒状基部と、前記位置決定部材を下方から支持し前記棒状基部の少なくとも一部を移動可能な支持部と、を有する、
    請求項1又は2に記載の埋設構造体。
  4. 前記間隔調節部材は、前記棒状基部の一端に位置する終端部と、を有し、
    前記位置決定部材は、前記終端部と前記支持部との間に位置する、
    請求項3に記載の埋設構造体。
  5. 前記棒状基部は、ボルトであり、
    前記支持部は、ワッシャであり、
    前記終端部は、ナットである、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の埋設構造体。
  6. 前記コンクリート基部材は、集水桝であり、
    前記壁部は、外面に前記液体を排出する貫通穴を作成可能な貫通穴作成部を有する、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の埋設構造体。
  7. 前記コンクリート基部材は、U字側溝である、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の埋設構造体。
  8. 壁部と液体が移動可能な凹部とを有するコンクリート基部材と、前記凹部の上面の少なくとも一部を覆う蓋の位置を位置決めする位置決定部材と、前記位置決定部材と接し、前記コンクリート基部材と該位置決定部材との間隔を調節する間隔調節部材と、を備えた埋設構造体の設置方法であって、
    (a)前記コンクリート基部を設置する設置ステップと、
    (b)前記間隔調節部材を用いて前記コンクリート基部材と前記位置決定部材との間隔を調節する調節ステップと、
    (c)前記コンクリート基部材と前記位置決定部材との間に生コンクリートを打設する打設ステップと、
    を含む、埋設構造体の設置方法。
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