JPH10305706A - キャスター収納装置 - Google Patents
キャスター収納装置Info
- Publication number
- JPH10305706A JPH10305706A JP13032197A JP13032197A JPH10305706A JP H10305706 A JPH10305706 A JP H10305706A JP 13032197 A JP13032197 A JP 13032197A JP 13032197 A JP13032197 A JP 13032197A JP H10305706 A JPH10305706 A JP H10305706A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- caster
- product
- holder
- article
- stopper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Handcart (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 キャスターを製品内に収納し、製品の底面全
面を着床させ、摩擦により製品の移動や転倒を防ぐこと
ができるキャスター収納装置を提供する。 【解決手段】 製品の底面部４に固定した支持体３に、
キャスター１を取り付けた保持体２をピン５で上下方向
に回動可能に連結する。保持体２と支持体３の間にスプ
リング８を掛け渡し、保持体２を上方へ回動付勢する。
保持体２の製品の側面部９側に引っ掛け部１０を形成
し、その頂縁の曲げ部１０ａを製品の側面部９の対応部
位の止め具１１に係止する。止め具１１は、スプリング
１２で側面部９の外側へ開いて逃げ得る。地震等の衝撃
をキャスター１が受けると、保持体２が上方へ回転しよ
うとし、引っ掛け部１０が止め具１１を突き上げ、止め
具１１が外側に開いて曲げ部１０ａとの係合を解き、キ
ャスター１が保持部２ごと製品内へ収納され、底面部４
が床等に接地する。
面を着床させ、摩擦により製品の移動や転倒を防ぐこと
ができるキャスター収納装置を提供する。 【解決手段】 製品の底面部４に固定した支持体３に、
キャスター１を取り付けた保持体２をピン５で上下方向
に回動可能に連結する。保持体２と支持体３の間にスプ
リング８を掛け渡し、保持体２を上方へ回動付勢する。
保持体２の製品の側面部９側に引っ掛け部１０を形成
し、その頂縁の曲げ部１０ａを製品の側面部９の対応部
位の止め具１１に係止する。止め具１１は、スプリング
１２で側面部９の外側へ開いて逃げ得る。地震等の衝撃
をキャスター１が受けると、保持体２が上方へ回転しよ
うとし、引っ掛け部１０が止め具１１を突き上げ、止め
具１１が外側に開いて曲げ部１０ａとの係合を解き、キ
ャスター１が保持部２ごと製品内へ収納され、底面部４
が床等に接地する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はキャスター（小車
輪）を移動可能とすべき物品（以下製品という）に取り
付けたまま収納可能とする装置に関する。
輪）を移動可能とすべき物品（以下製品という）に取り
付けたまま収納可能とする装置に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
キャスター（小車輪）付き製品は、キャスターの軸部を
製品の底部に直接にネジあるいはボルト等で固定してお
り、かつキャスターだけは回転するものの、軸部自体の
位置は変動しないのが一般的な構造である。そのため、
地震等によって建築物に縦揺れあるいは横揺れが生じた
際、製品が移動あるいは転倒する恐れがあり、製品が重
量物であった場合はそれによる被害を起こしかねないと
いう問題がある。
キャスター（小車輪）付き製品は、キャスターの軸部を
製品の底部に直接にネジあるいはボルト等で固定してお
り、かつキャスターだけは回転するものの、軸部自体の
位置は変動しないのが一般的な構造である。そのため、
地震等によって建築物に縦揺れあるいは横揺れが生じた
際、製品が移動あるいは転倒する恐れがあり、製品が重
量物であった場合はそれによる被害を起こしかねないと
いう問題がある。
【０００３】本発明は、この点に鑑みてなしたもので、
キャスターの位置を可変として製品内に収納させ、収納
時に製品の底面全面が床や地面に接触する（摩擦を持た
せる）ようにして、製品の移動や転倒を防ぐことができ
るキャスター収納装置を提供することを目的とする。
キャスターの位置を可変として製品内に収納させ、収納
時に製品の底面全面が床や地面に接触する（摩擦を持た
せる）ようにして、製品の移動や転倒を防ぐことができ
るキャスター収納装置を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明のキャスター収納
装置のうち請求項１に係るものは、上記目的を達成する
ために、移動可能とすべき物品の底面に取り付けるキャ
スターを収納可能とする装置であって、物品に固定する
支持部と、該支持部に上下方向で回動可能に軸支すると
ともにキャスターを取り付ける保持部と、該保持部の位
置決め手段とからなり、該位置決め手段が、上記キャス
ターを挟んで上記保持部の上記軸支部と対向する側の先
端に設けた引っ掛け部と、上記キャスターを収納してい
ない状態で上記物品の上記引っ掛け部と対峙する位置に
設けた止め具とからなり、上記引っ掛け部と上記止め具
とを係脱可能としてなることを特徴とする。
装置のうち請求項１に係るものは、上記目的を達成する
ために、移動可能とすべき物品の底面に取り付けるキャ
スターを収納可能とする装置であって、物品に固定する
支持部と、該支持部に上下方向で回動可能に軸支すると
ともにキャスターを取り付ける保持部と、該保持部の位
置決め手段とからなり、該位置決め手段が、上記キャス
ターを挟んで上記保持部の上記軸支部と対向する側の先
端に設けた引っ掛け部と、上記キャスターを収納してい
ない状態で上記物品の上記引っ掛け部と対峙する位置に
設けた止め具とからなり、上記引っ掛け部と上記止め具
とを係脱可能としてなることを特徴とする。
【０００５】同請求項２に係るものは、上記目的を達成
するために、上記保持部を上記支持部側へ折り上げるよ
うに回動付勢する手段を上記保持部と上記支持部の間に
配するとともに、上記止め具を上記物品の側面に外側へ
開き得るように設けるとともに、該止め具を上記物品の
側面に外側へ開くように付勢する手段を備えてなること
を特徴とする。
するために、上記保持部を上記支持部側へ折り上げるよ
うに回動付勢する手段を上記保持部と上記支持部の間に
配するとともに、上記止め具を上記物品の側面に外側へ
開き得るように設けるとともに、該止め具を上記物品の
側面に外側へ開くように付勢する手段を備えてなること
を特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図１は、本発明に係るキャスター収
納装置の一実施形態を示す斜視図、図２は図１中の矢印
Ａ方向から見た側面図である。図中にキャスター１を取
り付けた保持体２と、それを保持する支持体３を示す。
キャスター１自体は周知のものを採用できる。
参照して説明する。図１は、本発明に係るキャスター収
納装置の一実施形態を示す斜視図、図２は図１中の矢印
Ａ方向から見た側面図である。図中にキャスター１を取
り付けた保持体２と、それを保持する支持体３を示す。
キャスター１自体は周知のものを採用できる。
【０００７】支持体３は製品の底面部４に固定した断面
溝型状の部材であり、保持体２は支持体３の端部内側に
ピン５で上下方向に回動可能に連結したこれも断面溝型
状の部材である。保持体２のピン５側の端部近傍の開口
６と、支持体３のこれもピン５側の端部近傍の開口７と
の間にはスプリング８が掛け渡してあり、保持体２はこ
のスプリング８によって上方へ回動付勢されている。な
お支持体３のピン５側の端部は製品の底面部４の端縁よ
りも内側に位置しており、その端部と底面部４の端縁と
の間を開けることにより保持体２が水平状態以上に回動
できないように規制してある。
溝型状の部材であり、保持体２は支持体３の端部内側に
ピン５で上下方向に回動可能に連結したこれも断面溝型
状の部材である。保持体２のピン５側の端部近傍の開口
６と、支持体３のこれもピン５側の端部近傍の開口７と
の間にはスプリング８が掛け渡してあり、保持体２はこ
のスプリング８によって上方へ回動付勢されている。な
お支持体３のピン５側の端部は製品の底面部４の端縁よ
りも内側に位置しており、その端部と底面部４の端縁と
の間を開けることにより保持体２が水平状態以上に回動
できないように規制してある。
【０００８】保持体２の先端部、即ち製品の側面部９側
には、上方へ折り上げた形状の引っ掛け部１０が形成し
てあり、引っ掛け部１０の頂縁には何処かに引っ掛ける
ための曲げ部１０ａが形成してある。また製品の側面部
９の対応する部位、即ちキャスター１が収納されていな
いで着地している状態で引っ掛け部１０と対峙する部位
の内面には、止め具１１が設けてある。止め具１１は、
引っ掛け部１０の曲げ部１０ａを係止可能なだけでな
く、スプリング１２により側面部９の外側へ開く（逃げ
る）ことができるようにしてある。なおスプリング１２
は図示の例では製品外へ出るように描いてあるが、これ
は単に図示のためであって、製品の構造、形状によって
適宜の設置形態を採用すればよい。
には、上方へ折り上げた形状の引っ掛け部１０が形成し
てあり、引っ掛け部１０の頂縁には何処かに引っ掛ける
ための曲げ部１０ａが形成してある。また製品の側面部
９の対応する部位、即ちキャスター１が収納されていな
いで着地している状態で引っ掛け部１０と対峙する部位
の内面には、止め具１１が設けてある。止め具１１は、
引っ掛け部１０の曲げ部１０ａを係止可能なだけでな
く、スプリング１２により側面部９の外側へ開く（逃げ
る）ことができるようにしてある。なおスプリング１２
は図示の例では製品外へ出るように描いてあるが、これ
は単に図示のためであって、製品の構造、形状によって
適宜の設置形態を採用すればよい。
【０００９】次に本実施形態装置の動作を説明する。図
２のように曲げ部１０ａと止め具１１とが係合している
状態（キャスター１の車輪が回転し得る状態）で、地震
等による衝撃をキャスター１が受けたとする。その時、
保持体２に支持体３と結合したピン５を支点に上方へ回
転しようとする作用が働くと、引っ掛け部１０が止め具
１１を突き上げ、その働きにより止め具１１が外側に開
き（逃げ）、曲げ部１０ａと止め具１１との係合が解除
される。すると、図３に示すように、保持部２がスプリ
ング８の付勢力により上方へ回動し、キャスター１が保
持部２ごと製品内へ収納される。このため製品の底面部
４は全体が着地あるいは着床し、移動したり転倒したり
することを地面あるいは床面との摩擦力によりある程度
防止される。特にキャスター１が出たままの状態である
ことによって速いスピードで室内を移動してしまうとい
う状態は間違いなく防止される。
２のように曲げ部１０ａと止め具１１とが係合している
状態（キャスター１の車輪が回転し得る状態）で、地震
等による衝撃をキャスター１が受けたとする。その時、
保持体２に支持体３と結合したピン５を支点に上方へ回
転しようとする作用が働くと、引っ掛け部１０が止め具
１１を突き上げ、その働きにより止め具１１が外側に開
き（逃げ）、曲げ部１０ａと止め具１１との係合が解除
される。すると、図３に示すように、保持部２がスプリ
ング８の付勢力により上方へ回動し、キャスター１が保
持部２ごと製品内へ収納される。このため製品の底面部
４は全体が着地あるいは着床し、移動したり転倒したり
することを地面あるいは床面との摩擦力によりある程度
防止される。特にキャスター１が出たままの状態である
ことによって速いスピードで室内を移動してしまうとい
う状態は間違いなく防止される。
【００１０】
【発明の効果】本発明に係るキャスター収納装置は、以
上説明してきたように、キャスターを取り付けた保持体
を、移動可能とすべき物品に取り付けた支持体に回動可
能に支持することにより、地震等による衝撃を受けた際
にキャスターを自動的に物品内へ収納できるようにな
り、物品の底面全体を床や地面に接触させ、床等との間
の摩擦力で移動や転倒を防止することが可能になるとい
う効果がある。
上説明してきたように、キャスターを取り付けた保持体
を、移動可能とすべき物品に取り付けた支持体に回動可
能に支持することにより、地震等による衝撃を受けた際
にキャスターを自動的に物品内へ収納できるようにな
り、物品の底面全体を床や地面に接触させ、床等との間
の摩擦力で移動や転倒を防止することが可能になるとい
う効果がある。
【図１】本発明に係るキャスター収納装置の一実施形態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図２】図１中の矢印Ａ方向から見た側面図である。
【図３】キャスターを収納した状態を図１中の矢印Ａ方
向から見た側面図である。
向から見た側面図である。
１ キャスター ２ 保持体 ３ 支持体 ４ 製品の底面部 ５ ピン ８ スプリング ９ 製品の側面部 １０ 引っ掛け部 １０ａ 曲げ部 １１ 止め具 １２ スプリング
Claims (2)
- 【請求項１】 移動可能とすべき物品の底面に取り付け
るキャスターを収納可能とする装置であって、物品に固
定する支持部と、該支持部に上下方向で回動可能に軸支
するとともにキャスターを取り付ける保持部と、該保持
部の位置決め手段とからなり、該位置決め手段が、上記
キャスターを挟んで上記保持部の上記軸支部と対向する
側の先端に設けた引っ掛け部と、上記キャスターを収納
していない状態で上記物品の上記引っ掛け部と対峙する
位置に設けた止め具とからなり、上記引っ掛け部と上記
止め具とを係脱可能としてなることを特徴とするキャス
ター収納装置。 - 【請求項２】 上記保持部を上記支持部側へ折り上げる
ように回動付勢する手段を上記保持部と上記支持部の間
に配するとともに、上記止め具を上記物品の側面に外側
へ開き得るように設けるとともに、該止め具を上記物品
の側面に外側へ開くように付勢する手段を備えてなるこ
とを特徴とする請求項１のキャスター収納装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13032197A JPH10305706A (ja) | 1997-05-02 | 1997-05-02 | キャスター収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13032197A JPH10305706A (ja) | 1997-05-02 | 1997-05-02 | キャスター収納装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10305706A true JPH10305706A (ja) | 1998-11-17 |
Family
ID=15031549
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13032197A Pending JPH10305706A (ja) | 1997-05-02 | 1997-05-02 | キャスター収納装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10305706A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013052714A (ja) * | 2011-09-01 | 2013-03-21 | Taiyokenki Rental Co Ltd | キャスター構造 |
| CN115416741B (zh) * | 2022-10-12 | 2024-05-10 | Abb瑞士股份有限公司 | 用于推车式电气设备的防倾倒装置和推车式电气设备 |
-
1997
- 1997-05-02 JP JP13032197A patent/JPH10305706A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013052714A (ja) * | 2011-09-01 | 2013-03-21 | Taiyokenki Rental Co Ltd | キャスター構造 |
| CN115416741B (zh) * | 2022-10-12 | 2024-05-10 | Abb瑞士股份有限公司 | 用于推车式电气设备的防倾倒装置和推车式电气设备 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH11500991A (ja) | 紙製品の無芯ロールを取り出すシステム及び方法 | |
| JPH10305706A (ja) | キャスター収納装置 | |
| CN210162264U (zh) | 导弹挂架及导弹挂载结构 | |
| JP3704596B2 (ja) | 重量物移動用支持装置及び該装置付き家具 | |
| JPS5816902A (ja) | 車輪装置 | |
| JP2681871B2 (ja) | 傘の袋収納装置およびそれに用いる傘収納袋 | |
| JPH0542541Y2 (ja) | ||
| JPH0635851Y2 (ja) | 握索装置 | |
| JPH0748626Y2 (ja) | ホース巻取装置 | |
| JPS6344280Y2 (ja) | ||
| JP3650755B2 (ja) | ロールホルダー | |
| JPS5834139Y2 (ja) | 電動シ−トリフタ−の補助ハツカ−開閉装置 | |
| JPH032547Y2 (ja) | ||
| JP2521107Y2 (ja) | ディスク回転制御装置 | |
| JP2852730B2 (ja) | 電動式巻上機 | |
| JP3373421B2 (ja) | ドラム巻条材の引出機 | |
| JPH0248320Y2 (ja) | ||
| JPH0327926Y2 (ja) | ||
| JPH0737983Y2 (ja) | 収納式カップホルダ | |
| JPS5843486Y2 (ja) | ハンガ−装置 | |
| JP3047848B2 (ja) | 家具の転倒防止装置 | |
| JP3664859B2 (ja) | 立軸横転装置 | |
| JPH0739844Y2 (ja) | トロリコンベア | |
| JPH0380661B2 (ja) | ||
| JP2502016Y2 (ja) | 締まり装置の安全ロック |