JPH11500991A - 紙製品の無芯ロールを取り出すシステム及び方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 消費者用吸収性紙製品の無芯ロール(12)をディスペンサー(10)に装填するシステム及び方法が、ディスペンサー内において無芯ロール(12)を所望の配列位置に向け、この無芯ロール(12)の紙製品の隣り合った層間に挿通される少なくとも一つの突起(30)により該無芯ロール(12)を挿通して該無芯ロール(12)をディスペンサー(10)に支持し、無芯ロールが使用中にディスペンサーに対して半径方向に変位しないように保持する作用を達成するか又は段階を含む。無芯ロール(12)がディスペンサー(10)に支持される間に、該無芯ロールを意図する配列位置に保持するために、一時的保持機構(38)を設けることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】 紙製品の無芯ロールを取り出すシステム及び方法 発明の背景 発明の分野 本発明は、トイレットティッシューやペーパータオルを含む事業用及び消費者 用吸収性紙製品の分野に関する。特に本発明は、改良されたディスペンサーと吸 収性紙製品の無芯ロールを取り出す方法に関する。 関連する技術の説明 トイレットティッシューやペーパータオルのような事業用及び消費者用吸収性 紙製品は、通常はロール形態で流通され、取り出されるが、ほとんどの場合、製 品が巻かれた中空円筒形の芯を備える。芯は、通常は、何らかの形の互いに接着 された厚紙であり、製品にも接着されており、芯は完全な形に維持され、製品は 芯から分離しない。そして、ロールを、普遍的な洗面所のトイレットロールディ スペンサーに見られるようなスピンドル上に、該スピンドルが芯の内部空間を通 るように取付けることによって、製品が取り出される。ディスペンサーの中には 、それぞれレーン及びシモンズに付与された米国特許第390,084 号と第2,905,40 4 号に開示されたような、芯の中空空間に限られた長さだけ挿入されるペグを備 えたものもある。 近年では、ロールの直径全体にわたって巻かれたトイレットティッシューの無 芯ロールが市場、特にヨーロッパの市場にに出現している。無芯ロールには、利 点と欠点がある。無芯ロールでは、製品を作るのに使用する接着剤が少ないので 芯有りロールに比べて生態学的に優れている。さらに、より多くの製品を、芯に より占められていたスペースに備えることができる。芯を製造し、該芯を製品に 接合する費用のために、芯有りロールは無芯ロールより高価である。加えて、無 芯ロールは通常のディスペンサーに使用できないので、業務用の場所での誤魔化 しにあうことが少ないという利点がある。 他方、無芯ロールでは、取り出しの問題があり、これを解決するのは今までは 困難であった。従来の無芯ロールのためのディスペンサーは、通常は、回転する ロールを支持する閉じた支持面と、製品を通す開口を備える。これらのディスペ ンサーは、機能的ではあるが、製品を引き出すときの抵抗力を制御できないこと や、製品がディスペンサーの内部に実際に接触するために消費者によっては非衛 生的と考えられること、消費者が１８０°にわたって製品にアクセスできないこ と、等の幾つかの好ましくない特性を有する。消費者用及び業務用の吸収性紙製 品の無芯ロールを取り出すための改良されたシステム及び方法についての必要性 があることは明らかである。 発明の概要 したがって、消費者用及び業務用の吸収性紙製品の無芯ロールを取り出すため の改良されたシステム及び方法を提供することが、本発明の目的である。 本発明の上述及び他の目的を達成するために、トイレットティッシューのよう な消費者用吸収性紙製品の無芯ロールを取り出すための本発明の第一の態様によ る装置は、フレームと、該フレームを壁のような固定面に取付け得るようにする 取付け機構と、トイレットティッシューの無芯ロールをフレーム内に回転自在に 支持するための無芯ロール支持機構とからなり、該無芯ロール支持機構は、無芯 ロールの隣り合った層間で該無芯ロールに挿入されて使用中に該無芯ロールの半 径方向の変位を防止するように構成され配置されており、生態学的に責任ある吸 収性紙製品ロールを、従来の製品の芯有りロールの場合と同様な確かさで、半径 方向の変位の恐れなく取り出すことができる。 本発明の第二の態様によれば、消費者用吸収性紙製品の無芯ロールをディスペ ンサーに取り付ける方法が、(a)ディスペンサー内で無芯ロールを所望の配列位 置に向け、(b)少なくとも一つの突起が該無芯ロールの紙製品の隣り合った層間 に挿通される状態で無芯ロールをディスペンサーに支持し、作動中に無芯ロール がディスペンサーに対して半径方向に変位しないように該無芯ロールを支持する 段階を含む。 本発明の第三き態様によれば、消費者用吸収性紙製品の無芯ロールをディスペ ンサーに取り付ける方法が、(a)ディスペンサー内で無芯ロールを所望の配列位 置に向ける一時的保持機構上に該無芯ロールを置き、(b)無芯ロールがディスペ ンサーに対して回転自在に取付けられるように無芯ロールをディスペンサーに支 持し、(c)一時的保持機構を無芯ロールから引っ込め、無芯ロールが一時的保持 機構により妨害されることなく回転できるようにする段階を含む。 最後に、本発明の第四の態様においては、消費者用吸収性製品の無芯ロールを 取り出すための装置は、ディスペンサー内で無芯ロールを所望の配列位置に向け る一時的保持機構と、該無芯ロールがディスペンサーに対して回転自在に取付け られるように無芯ロールをディスペンサーに支持する支持機構と、無芯ロールが 該支持機構により支持された後に該無芯ロールから一時的保持機構を引っ込め、 無芯ロールが一時的保持機構により妨害されることなく回転できるようにするた めの解放機構とを備える。 本発明を特徴付けるこれらの及び他の利点及び新規な特徴は、本明細書に添付 しその一部を構成する請求の範囲に特に指摘してある。しかし、本発明とその利 点及びその使用により得られる目的についてのより良い理解のためには、本明細 書の一部を構成し、本発明の好ましい実施例を図示し説明する図面と、それに関 連する説明を参照すべきである。 図面の簡単な説明 図１は、本発明の第一の好ましい実施例により構成された消費者用吸収性紙製 品の無芯ロールを取り出すための装置を開いた状態で示す斜視図である。 図２は、図１に示す装置の開いた状態における横断面図である。 図３は、図１及び図２に示す装置の閉じた状態における横断面図である。 図４は、図１から図３までに示す装置の閉じた状態における斜視図である。 図５は、本発明の第二の好ましい実施例により構成された消費者用吸収性紙製 品の無芯ロールを取り出すための装置の斜視図である。 図６は、図５に示す装置の一部の横断面図である。 図７は、図５及び図６に示す装置の一部を通る横断面図である。 好ましい実施例の詳細な説明 図面は、全体を通じて同じ数字が対応する構造を示すものであるが、この図に おいて、特に図１ないし図４を参照すると、トイレットティッシューのような消 費者用吸収性紙製品の無芯ロール１２を取り出すための装置１０は、壁のような 固定面に取り付けるための取付け孔１６が形成されたフレーム１４を備える。さ らに、装置１０は、トイレットティッシューの無芯ロール１２をフレーム１４内 で回転できるように支持するための無芯ロール支持機構１８を備える。図１ない し図４に示す実施例においては、無芯ロール固定機構１８は、図１に最もよく見 られるように、第１アーム２０と、第２の中央アーム２２と、第３アーム２４を 含む。図１ないし図４に示された装置１０は、市販された多くの従来のディスペ ンサーにおけるとほとんど同様に、無芯トイレットティッシューのロールを２つ 受け入れるように設計されたものである。外側のアーム２０、２４は、ばね鋼の ような弾性材料により構成されており、無芯ロールが中央アーム２２とそれぞれ の外側アーム２０、２４との間に保持されたとき僅かに変位させられるような形 状になっている。このように、以下に詳細に説明するように、外側アーム２０、 ２４は、それぞれの無芯ロール１２を中央アーム２２に向けて付勢する。 本発明の一つの重要な利点は、無芯ロール保持機構１８が、使用中に、装置１ ０のフレーム１４に対する無芯ロール１２の半径方向変位を防止するように設計 されており、従来の吸収性紙製品の芯有りロールにおけると同様な確かさで、使 用中に半径方向の変位の恐れなく無芯ロールから取り出すことができる、という ことである。好ましい実施例では、これは、保持機構１８のそれぞれのアーム２ ０、２２、２４の内面２６に圧力板２８を設けることにより達成される。好まし くは、しかし必ず必要であるということではないが、１つより多い数の、すなわ ち多数の突起３０を、それぞれの圧力板２８から作動中にティッシューの無芯ロ ール１２が保持される方向に延びるように設けることが有利である。これらの突 起３０は、無芯ロールの隣り合った層間で該無芯ロールに挿通されて使用中に無 芯ロールの半径方向変位を防止するように、特に設計されている。アーム２０、 ２４による付勢力が、突起３０を無芯ロールの層間に挿通させ、使用中に無芯ロ ールを装置１０内に保持するのを助ける。 圧力板２８は、それぞれのアーム２０、２２、２４に対して回転するように取 り付けることが好ましい。これは、図１に示すように支持ピン３２により達成で きる。この効果を同様に達成するために、他の周知の機械的配置を設けることも できる。 装置１０は、図２及び図３に示すように、ヒンジ３５によりフレーム１４にヒ ンジ止めされたカバー３４を備えることが好ましい。カバー３４には、特定の時 点で取り出されているティッシューの無芯ロール１２を選択的に露出し、他のロ ール又は空になった取付け位置へのアクセスを拒絶できるようにするスライド窓 ３６を設けられる。カバー３４とスライド窓３６は従来のものである。 本発明の一つの重要な態様は、図１ないし図４の実施例において、無芯ロール １２を装置１０に取り付けるときに、この無芯ロール１２を保持機構１８に対し て、特に圧力板２８に対して整列位置に保持するための、一時的保持機構３８が 装置１０に設けられたことである。図２及び図３に最もよく示されるように、一 時的保持機構３８は、無芯ロール１２を支持するために、該無芯ロール１２の外 周に近似するように湾曲した内面を有するプラットフォーム４０を備えることが 好ましい。ロール１２は、該ロール１２を装置１０に装填する間は、プラットフ ォーム４０の内面４２に対して相対的に不動に支持される。図２及び図３に最も よく見られるように、プラットフォーム４０は、ピボット点４４のまわりにフレ ーム１４に対してピボット運動するように形成されている。図２及び図３に示す ように、押し棒４６がプラットフォーム４０の下部を揺動アーム４８の第２部分 ５２に接続する。揺動アーム４８は、ピボット点５４においてフレーム１４に対 してピボット運動するように取り付けられ、図２及び図３に見られるように、カ バー３４が閉じられるときに該カバー３４の内面上の接触面６０に接触するよう に設計された第１部分５０をさらに含む。揺動アーム４８の第１部分５０は、該 第１部分５０とフレーム１４上の固定点５８の間に取り付けられた引っ張りばね ５６により、フレーム１４に対して付勢されている。この付勢は、ピボット点５ ４まわりに反時計方向にピボット運動するように揺動アーム４８を強制し、した がって、プラットフォーム４０を、無芯ロール保持機構１８の圧力板２８に対し て整列位置にある無芯ロール１２の外周に該プラットフォーム４０が接触する 図２に示す位置に向けて押すような傾向を生じる。しかし、カバー３４が閉じら れると、図３と図２の比較から分かるように、揺動アーム４８の第１部分５０は 、該第１部分５０がカバー３４の接触面６０に接触することにより、ピボット点 ５４まわりに時計方向に押される。したがって、揺動アーム４８全体が時計方向 に動いて、揺動アーム４８の第２部分５２及び押し棒４６によってプラットフォ ーム４０をピボット点４４まわりに反時計方向に回転させる。これは、プラット フォーム４０を無芯ロール１２に接触する位置から引っ込めるように作用する。 したがって、カバー３４が閉じたときは、無芯ロール１２はプラットフォームの 干渉なしに自由に回転できるようになる。カバー３４を閉位置にラッチするため に使用される機構６２が図３に示されている。 さて、図５ないし図７を参照すると、トイレットティッシューのような消費者 用吸収性紙製品のロール１２を取り出すための本発明の第２の実施例による装置 ６４は、使用中に無芯ロール１２が位置するスペースのまわりの比較的単純化さ れたシールドとして構成されたフレーム６６を備える。フレーム６６は、装置６ ４を壁のような固定面に対して取り付けるための取付け孔６８がその後部に形成 されている。さらに、装置６４は、図５に最もよく見られるように、第１アーム ７０及び第２アーム７２として形成された無芯ロール保持機構７８を備える。そ れぞれのアーム７０、７２に一対の圧力板７６が回転可能に取り付けられ、第１ 実施例について先に述べたと同様な方法で無芯ロール１２の隣り合った層間に挿 通されるように構成され、配列された突起７４を有する。 図５ないし図７に示す本発明のこの実施例における一つの利点ある特徴は、無 芯ロール１２を装置６４に対して出し入れする際に、圧力板７６を離れさせるよ うに該圧力板７６の一方を引っ込める引っ込み機構８０を設けたことである。図 ７に最も良く示されるように、一方の圧力板７６は、圧縮ばね８６により対向し て向き合う圧力板７６に向けてばね付勢されることが好ましい。ばね８６の付勢 力に抗して圧力板７６を引っ込めるために、カム機構８４が設けられる。図示し た実施例では、カム機構８４は、第１カム面８８を有するノブ８２と、対向する 第２のカム面９０を有するスリーブ８５とを備える。ノブ８２が図７に概略的に 示すように回転させられると、カム面８８、９０の相互作用が、圧力板７６を、 ばね８６の付勢力に抗して対向する圧力板から離れるように押す。圧力板７６は 該圧力板７６に固定したピン９６によりノブ８２に対して回転自在に取り付けら れており、ノブ部材８２内で回転自在である。ピン９６は、図７に示すように、 ノブ８２の凹部９２内に頭９４を有する。 しかし、上述の説明において本発明の幾多の特徴や利点を本発明の構造及び機 能の詳細とともに説明したが、この開示は説明のためだけであり、細部について は、特に部分の形状、寸法及び配置といった事項についての変更は、請求の範囲 が表現する広い一般的な用語の意味により示される範囲全体にわたり、本発明の 原理に含まれるものである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ， ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，Ｔ Ｄ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ )，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ， ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，Ｋ Ｒ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ， ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，Ｔ Ｔ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 ミッチェル ジョセフ アメリカ合衆国 ニュージャージー州 08095 デプトフォード サウス ハンプ シャー ドライヴ 303 (72)発明者 オブライエン エドワード ジェイ アメリカ合衆国 ニュージャージー州 08060 イーストハンプトン オックスフ ォード コート ８ (72)発明者 ゲーメル ブルース エム アメリカ合衆国 デラウェア州 19810 ウィルミントン クリスタル コート 3103 (72)発明者 クレイ リチャード ディー アメリカ合衆国 ペンシルバニア州 19382 ウェスト チェスター ジョニー ズ ウェイ 1534

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．トイレットティッシューのような消費者用吸収性紙製品の無芯ロールを取り 出すための装置であって、 フレームと、 該フレームを壁のような固定面に取り付け得るようにするための取付け手段 と、 トイレットティッシューの無芯ロールを前記フレーム内で回転自在に支持す るための無芯ロール支持手段と、 を備え、前記無芯ロール支持手段は、該無芯ロールの隣り合った層間で該無芯 ロールに挿通され使用中に前記フレームに対する該無芯ロールの半径方向変位を 防止できるように構成され、配置された少なくとも一つの突起を有し、生態学的 に責任ある吸収性製品の無芯ロールが従来の芯有りロールにおけると同様な確か さで半径方向の変位の恐れなく取り出し得るようになったことを特徴とする装置 。 ２．請求の範囲第１項に記載した装置であって、前記取付け手段は、ボルトのよ うな固定部材のために前記フレームに形成された孔である装置。 ３．請求の範囲第１項に記載した装置であって、前記無芯ロールは、前記フレー ムに結合された一対の対向するアームを備え、前記アームの各々の内面に、該無 芯ロールの隣り合った層間で該無芯ロールに挿通され使用中に前記フレームに対 する該無芯ロールの半径方向変位を防止できるように構成された少なくとも１個 の突起が設けられた装置。 ４．請求の範囲第３項に記載した装置であって、少なくとも１個の前記突起を前 記無芯ロールの方に弾性的に付勢する付勢手段を備える装置。 ５．請求の範囲第４項に記載した装置であって、前記付勢手段は、前記対向した アームの少なくとも一つが弾性材料により形成され、この少なくとも一つのアー ムは無芯ロールが該装置に支持された状態で僅かに変位させられるように形成さ れた装置。 ６．請求の範囲第４項に記載した装置であって、前記付勢手段は前記少なくとも 一つのアームと前記突起との間に介在させられた装置。 ７．請求の範囲第１項に記載した装置であって、前記フレームに対して回転自在 に取り付けられた圧力板を備え、前記突起が前記圧力板の内面から延びるように なった装置。 ８．請求の範囲第３項に記載した装置であって、それぞれの前記アームに対して 回転自在に取り付けられた一対の圧力板を備え、前記突起は、それぞれの圧力板 の内面から延びるようになった装置。 ９．請求の範囲第７項に記載した装置であって、前記圧力板には複数の前記突起 が形成された装置。 10．請求の範囲第８項に記載した装置であって、前記圧力板の各々には複数の前 記突起が形成された装置。 11．請求の範囲第８項に記載した装置であって、前記圧力板の一つを無芯ロール に向けて付勢する付勢手段と、この付勢された圧力板を前記付勢手段の付勢力に 抗して引っ込める引っ込み手段とを備え、無芯ロールの出し入れに際して前記圧 力板を互いに離れるように動かすことができるようになった装置。 12．請求の範囲第１１項に記載した装置であって、前記引っ込み手段は、人が把 持し得るノブと、該ノブが廻されたとき前記圧力板を引っ込めるためのカム手段 とを備える装置。 13．請求の範囲第３項に記載した装置であって、無芯ロールが装置に取り付けら れるときに該無芯ロールを前記支持手段に対して整列する位置に保持する保持手 段を備える装置。 14．請求の範囲第１３項に記載した装置であって、前記保持手段は無芯ロールを 支持するためのプラットフォームを備える装置。 15．請求の範囲第１４項に記載した装置であって、前記プラットフォームは前記 ロールの外周に近似するように湾曲しており、ロールが前記プラットフォーム内 が比較的不動に支持されるようになった装置。 16．請求の範囲第１３項に記載した装置であって、無芯ロールが搭載されたとき 該無芯ロールから保持手段が離れるように解放する解放手段を備える装置。 17．請求の範囲第１６項に記載した装置であって、閉じることができるカバーを 備え、前記解放手段は、前記カバーを閉じたとき前記保持手段が無芯ロールから 離れて解放するように構成配置された装置。 18．消費者用吸収性紙製品の無芯ロールをディスペンサーに装填する方法であっ て、 (a) 前記ディスペンサー内で前記無芯ロールを所望の配列方向に向け、 (b) 該無芯ロール内の紙製品の隣り合った層間に挿通される少なくとも一つ の突起により該無芯ロールを挿通して該無芯ロールを支持し、無芯ロールが使用 中にディスペンサーに対して半径方向に変位しないようにする、 段階からなることを特徴とする方法。 19．請求の範囲第１８項に記載した方法であって、前記段階(a)は前記無芯ロー ルを一時的保持機構内に置くことからなり、前記段階(b)の後で該一時的保持機 構を引っ込める付加的段階を備える方法。 20．請求の範囲第１８項に記載した方法であって、前記段階(a)は無芯ロールを 手によって所望の位置に保持することからなる方法。 21．請求の範囲第１８項に記載した方法であって、前記段階(b)は前記無芯ロー ルの各端において少なくとも一つの突起により無芯ロールを挿通することからな る方法。 22．請求の範囲第１８項に記載した方法であって、前記段階(b)は無芯ロールを 複数の突起により挿通することからなる方法。 23．請求の範囲第２１項に記載した方法であって、前記段階(b)は無芯ロールの 各端において複数の突起により無芯ロールを挿通することからなる方法。 24．請求の範囲第１８項に記載した方法であって、使用中に前記突起を無芯ロー ルに向けて弾性的に付勢する段階からなる方法。 25．消費者用吸収性紙製品の無芯ロールをディスペンサーに装填する方法であっ て、 (a) ディスペンサー内において、前記無芯ロールをディスペンサー内で所望 の配列位置に向ける一時的保持機構上に該無芯ロールを置き、 (b) 該無芯ロールが前記ディスペンサーに対して回転できるように該無芯ロ ールを前記ディスペンサーに支持し、 (c) 前記一時的保持機構を前記無芯ロールから離れるように引っ込める、 段階からなる方法。 26．請求の範囲第２５項に記載した方法であって、ディスペンサーが外カバーを 備え、前記段階(c)は、前記無芯ロールが前記ディスペンサーに装填された後に 前記外カバーを閉じることにより行われる方法。 27．消費者用吸収性紙製品の無芯ロールを使用するための装置であって、 前記無芯ロールをディスペンサー内で所望の配列位置に向ける一時的保持機 構と、 該無芯ロールが前記ディスペンサーに対して回転できるように該無芯ロール を前記ディスペンサーに支持する支持手段と、 前記無芯ロールが前記支持手段により支持された後に前記一時的保持機構を 前記無芯ロールから離れるように引っ込めて、該無芯ロールが該一時的保持機構 により妨害されることなく回転できるようにする解放手段と、 からなることを特徴とする装置。 28．請求の範囲第２７項に記載した装置であって、外カバーを有し、前記解放手 段は前記外カバーに連結され、該外カバーが閉じられたとき該解放手段が前記保 持機構を前記無芯ロールから離れる方向に引っ込めるようになった装置。 29．請求の範囲第２７項に記載した装置であって、前記一時的保持機構が無芯ロ ールを支持するプラットフォームからなる装置。 30．請求の範囲第２９項に記載した装置であって、前記プラットフォームは前記 ロールに近似して湾曲しており、該ロールが前記プラットフォームに不動に支持 されるようになった装置。 31．請求の範囲第２７項に記載した装置であって、前記支持手段は対向する一対 のアームを備え、無芯ロールの隣り合った層間ディスペンサー該無芯ロールに挿 通されて使用中に該無芯ロールが前記フレームに対して半径方向に変位するのを 防止するように構成され、配置された少なくとも一つの突起が前記アームの各々 の内側に設けられた装置。 32．請求の範囲第３１項に記載した装置であって、前記少なくとも一つの突起を 前記無芯ロールの方に弾性的に付勢する付勢手段を備える装置。 33．請求の範囲第３２項に記載した装置であって、前記付勢手段は前記対向する アームの少なくとも一つを弾性材料により形成することにより構成され、前記少 なくとも一つのアームは無芯ロールが装置内に支持されるとき僅かに変位するよ うになった装置。 34．請求の範囲第２７項に記載した装置であって、回転できるように取り付けら れた圧力板を備え、前記突起が前記圧力板の内面から延びる装置。 35．請求の範囲第３４項に記載した装置であって、前記圧力板は複数の前記突起 を有する装置。