JP2521107Y2 - ディスク回転制御装置 - Google Patents

ディスク回転制御装置

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JP2521107Y2
JP2521107Y2 JP1991005273U JP527391U JP2521107Y2 JP 2521107 Y2 JP2521107 Y2 JP 2521107Y2 JP 1991005273 U JP1991005273 U JP 1991005273U JP 527391 U JP527391 U JP 527391U JP 2521107 Y2 JP2521107 Y2 JP 2521107Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、一定のストロークに
よってディスクの保持体、例えば蓋体等を開放動作させ
る開閉手段を備えるディスクプレーヤに適用して好適な
ディスク回転制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のディスクプレーヤの一例
を示すものであり、蓋形式のコンパクトディスク(以
下、CD)プレーヤの断面を示す図である。1はモータ
であり、図示しないシャーシに取り付けられている。2
はモータ軸1aに連設されたディスククランバであり、
これはCD3を載置するものである。4はCD3の位置
決めを行なうコーンであり、ディスククランバ2の中心
に配されている。
【0003】5はシャーシに固着されている軸受であ
り、その一端(図では上端)には保持体(蓋体)10が
傾動可能に軸支されている。つまり、蓋体10には、一
端(図では右方)の一方に軸支板11が突設されてお
り、この軸支板11と軸受5とを重合させて蓋体10を
軸5aにより軸着している。6はツルマキコイルスプリ
ング(以下、スプリング)であり、そのコイル(図示せ
ず)の部分を軸受5の軸5aに遊挿している。そして、
スプリング6はその付勢力により、常に蓋体10を開蓋
方向、すなわち時計回り方向に付勢している。
【0004】蓋体10の中央には、シリンダ12が垂設
され、このシリンダ12の先端(図では下方)には後述
するチャックを抜け止めするための受板12aが所定間
隔をもって3個配設されている。
【0005】チャック13は、図8および図9に示すよ
うに、ボビンタイプの本体の上下に大小のフランジが形
成されている。このチャック13の下端、すなわち小フ
ランジの下面には、リング板14と、このリング板14
に貼着された吸着シート15が配されている。チャック
13の下面の中心にはコーン4に対応する穴が形成さ
れ、この穴の外周には図示しないマグネットが配され
る。このチャック13は、閉蓋時には、シリンダ12に
回動自在に収納され、開蓋時にはシリンダ12に吊持さ
れる。
【0006】蓋体10のシリンダ12付近の側壁には、
板状の操作杆8が蓋体10と一体的に成形されている。
この操作杆8の先端(図では下端)は、穏やかな曲面を
形成している。操作杆8の先端の移動軌跡に対応するプ
レーヤ本体20の部位には、リーフスイッチ9が配され
ている。つまり、このリーフスイッチ9は、オン・オフ
の検出信号をモータ1の制御系(図示せず)に供給する
ものである。すなわち、リーフスイッチ9には、支持体
9aの上に配された一対の導電体9b,9bが所定間隔
をもって植設されている。この導電体9bは導電性と可
撓性を持たせるために金属製で薄板状となっている。導
電体9bには、導電体9b,9bどうしが対向する面の
先端(図では上端)に接触片9cが突設されている。こ
の接触片9c,9cどうしが接触することにより、オン
信号がモータ1の制御系に供給される。また、導電体9
bには、接触片9cの反対側にプラスチック製の当板9
dが取り付けられている。そして、図9に示すように、
操作杆8が導電体9bの一方(図では右方)の当板9d
に圧接することにより、この導電体9bが他方(図では
左方)の導電体9bの方向に弓なりに変形する。
【0007】蓋体10の他端縁(図では左方)には、図
8に示すように、先端が膨出したフック16が形成され
ている。プレーヤ本体20のフック16に対応する位置
には、図8および図9に示すように、蓋体10を開閉す
るプッシュプッシュ式ロック機構(以下、ロック機構)
7が配される。このロック機構7は、蓋体10のフック
16の形状に対応する切欠を有する係止片7aと、この
係止片7aを没入・突出可能とする収納片7bを備え
る。そして、係止片7aに対する一度目のプッシュで
は、係止片7aが収納片7bに没入され、二度目のプッ
シュでは、収納片7b内の弾性手段によって係止片7a
が収納片7bより突出する。この場合、蓋体10を開蓋
するためには、蓋体10の他端(図示では左端)が収納
片7bの上面に当接するまで押圧する必要がある。この
ストロークをオーバーストロークという。プラスチック
製の係止片7aは、一定の力、例えばスプリング6の付
勢力により、フック16を係脱可能とするように設定さ
れる。そして、蓋体10に一度目のプッシュを行なう
と、フック16が係止片7aの切欠に係入すると共に、
フック16を係入している係止片7aが収納片7bに没
入され、閉蓋する(図9参照)。一方、蓋体10に二度
目のプッシュを行なうと、係止片7aが収納片7bより
突出すると共に、スプリング6の付勢力により、フック
16が係止片7aより外れて開蓋する(図8参照)。
【0008】上述するように構成されるCDプレーヤで
は、まずCD3をディスククランバ2上に載置する。こ
の状態では、図8に示すように、操作杆8が導電体9b
の一方の当板9dを圧接していないので、リーフスイッ
チ9の接触片9c,9cどうしが接触していない。従っ
て、リーフスイッチ9のオフ信号がモータ1の制御系に
供給され、モータ1はCD3の回転駆動をしない。次
に、蓋体10を下方に押圧すると、フック16が収納片
7bより突出している係止片7aの切欠に係入する。さ
らに押圧すると、フック16を係止した係止片7aが収
納片7bに没入される。それにより蓋体10は閉蓋され
る。閉蓋とほぼ同時に、操作杆8は一方(図では右方)
の導電体9bの当板9dを圧接し、一方の導電体9bを
他方(図では左方)の導電体9b側に弓なりに変形さ
せ、接触片9c,9cどうしを接触させる。そのため、
リーフスイッチ9は、オン信号をモータ1の制御系に供
給する。そして、モータ1は、初めてCD3の回転駆動
を行なうことができる状態になる(図9参照)。
【0009】そして、プレイ終了後に、蓋体10をオー
バーストロークした場合、スプリング6の付勢力によ
り、係止片7aが収納片7bより突出すると共に、蓋体
10のフック16が係止片7aの切欠より外れる(図8
参照)。また、操作杆8が一方の導電体9bの当板9d
から離反されるので、接触片9c,9cどうしの接触が
なくなる。従って、リーフスイッチ9のオフ信号は、モ
ータ1の制御系に供給される。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、リーフスイッチ9の接触片9c,9cどうしが接
触している間は、ストップ操作をしない限り、モータ1
が回転駆動し続けている。つまり、プレイ中にストップ
操作をしないまま蓋体10を開蓋した場合、その直後で
もCD3は高速回転している。
【0011】一方、チャック13内のマグネットに吸着
されたCD3は、チャック13と共に回転し続けたまま
ディスククランバ2より若干浮き上がる。そして、CD
3が浮き上がった後は、CD3の自重によりCD3がマ
グネットより離れるから、遠心力が働いているCD3
は、プレーヤ本体20から飛び出すおそれがある。その
ため、飛び出したCD3は、床等に衝突して損傷する。
【0012】そこで、この考案は、保持体の開放前にデ
ィスクの回転速度を落としてディスクの飛び出し破損を
防止することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この考案においては、一定のストローク押圧するこ
とによってディスクの蓋体を開放動作させる開閉手段を
備えるディスクプレーヤにおいて、蓋体の開閉状態を検
出する第1の検出手段と、閉じられた状態にある蓋体が
さらに押圧されたことを検出する第2の検出手段と、第
1の検出手段で蓋体の開閉状態が検出され、かつディス
クの回転駆動中に蓋体が押圧されたときには、この押圧
ストロークに同期して得られる第2の検出手段からの検
出信号によってディスクの回転速度を減速するようにし
たことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】ディスクプレーヤのプレイ中、すなわちディス
ク3の回転駆動中に保持体10を開放動作させる開閉手
段16,7を操作する。この操作により、検出器30が
開閉手段16,7のストロークを検出する。そのため、
保持体10が開放されるという信号がディスク3の回転
制御系に供給され、ディスク3の回転速度を落とす。こ
れにより、保持体10の開放前にディスク3の回転速度
がある程度落とされるので、遠心力が減衰されたディス
ク3はプレーヤ本体20より飛び出さない。
【0015】
【実施例】以下、図1を参照しながら、この考案の一実
施例について説明する。この図1において、図8と対応
する部分には、同一符号を付してその詳細説明は省略す
る。図1は第1実施例を示すものであり、一定のストロ
ークによって開蓋動作させる開閉手段が蓋体を構成の一
部とするプッシュ式とされる例である。
【0016】蓋体10の軸支板11の先端(図では下
端)は、図1に示すように、先細り状に長く垂下された
形状となっている。そして、モータ1側とは反対側で、
軸支板11の先端面11aの付近に対応するプレーヤ本
体20の位置には、蓋体10のオーバーストロークを検
知する検出器30が取り付けられている。この検出器3
0は、リーフスイッチ9と同様な構成となっている。す
なわち、支持体31上に所定間隔をもって植設されてい
る一対の導電体32,32には、この先端(図では上
端)の対向面に接触片33が突設されている。この接触
片33の反対面には、プラスチック製の当板34が取り
付けられている。そして、軸支板11の先端面11aが
当板34の一方(図では左方)に接触可能となってい
る。
【0017】第1実施例においては、図1に示すように
リーフスイッチ9の接触片9c,9cどうしが接触して
いる閉蓋状態の場合、リーフスイッチ9のオン信号がモ
ータ1の制御系に供給されるので、モータ1はディスク
クランバ2を駆動回転する。この状態では、図1に示す
ように、軸支板11の先端面11aが検出器30の当板
34の一方(図では左方)に接触している。そして、プ
レイ中に蓋体10を開蓋する場合、ロック機構7を解除
する必要があるので、図2に示すようにユーザーが蓋体
10の先端(図では左方)が収納片7bに当接するまで
深く押す。このオーバーストロークの動作に伴って、蓋
体10は軸5aを中心として反時計回り方向に傾動する
ので、蓋体10の軸支板11の先端面11aが検出器3
0の当板34の一方を押圧する。そのため、導電体32
の一方(図では左方)が他方の導電体32側(図では右
側)に弓なりに変形するので、導電体32,32の接触
片33,33どうしが圧接する。これにより、検出器3
0は、蓋体10が開蓋されるというオン信号をリーフス
イッチ9の接触片9c,9cどうしが接触している間
に、モータ1の制御系(図示せず)に供給する。これに
よって、モータ1の回転が制御されてディスククランバ
2の回転を減速させる。つまり、蓋体10が開蓋してリ
ーフスイッチ9の接触片9c,9cどうしの接触がなく
なるまでの間には、ディスククランバ2の回転がある程
度減速され、CD3の遠心力が減衰される。従って、こ
の実施例によれば、蓋体10の開蓋時、チャック13の
マグネットに吸着されてCD3が若干浮き上がった場合
でも、CD3はプレーヤ本体20から飛び出すことがな
くなる。そのため、CD3が床等に衝突することによる
損傷がなくなる。
【0018】図3は、第2実施例を示すものであり、一
定のストロークによって開蓋動作させる開閉手段が別体
のプッシュボタン式とされる例である。40はプッシュ
ボタンであり、鉛直(上下)方向に摺動可能に取り付け
られている。プッシュボタン40には、延長線上に配さ
れた一対の抜け止め部40aが一体的に形成されてい
る。この抜け止め部40aは、プレーヤ本体20に係止
されてプッシュボタン40のプレーヤ本体20からの抜
けを防止している。このプッシュボタン40に連動され
ている連動体41が抜け止め部40a間に配されてい
る。
【0019】連動体41の上方(図示せず)には、蓋体
10の係止片(図4では想像線)44を係止するための
フック(図示せず)が連設されている。このフックは蓋
体10の係止片44を係止することにより、蓋体10を
閉蓋するものである。連動体41の下片41aの一端
(図では左端)は、図3に示すようにプレーヤ本体20
より若干突設しており、連動体41の動作を規制してい
る。連動体41の下片41aのほぼ中央には、ピン42
が突設されており、このピン42がプレーヤ本体20か
ら連設されているピン受け43に軸支されている。従っ
て、プッシュボタン40が押されて連動体41に鉛直の
力が作用した場合、連動体41はピン42を中心として
反時計方向に傾動する。連動体41の下片41aの他端
(図では右端)とプレーヤ本体20との間には、バネ4
5が介在されている。連動体41は、常に水平状態に保
持されている(図3参照)。そして、連動体41が傾動
した場合(図4参照)には、バネ45が連動体41の他
端を押し戻す方向に付勢する。検出器30は、連動体4
1の他端縁の上面に対応する位置に配されている。すな
わち、検出器30の一方の当板34(図では下側)が連
動体41の他端縁の上面に接する。検出器30におい
て、他の構成は、第1実施例と同様である。
【0020】第2実施例においては、CDプレーヤのプ
レイ中にプッシュボタン40を押した場合、図4に示す
ように連動体41がピン42を中心として反時計方向に
傾動する。そのため、連動体41の下片41aの他端が
反時計方向へ傾動し、検出器30の接触片33,33ど
うしが接触する。これにより、検出器30は、蓋体10
が開蓋されるというオン信号をリーフスイッチ9の接触
片9c,9cどうしが接触している間に、モータ1の制
御系に供給する。これによってモータ1の回転が制御さ
れてディスククランバ2の回転を減速させ、CD3の遠
心力を減衰させる。従って、この実施例によれば、CD
3はプレーヤ本体より飛び出すことがなくなり、CD3
の損傷を防止できる。なお、他の作用効果は第1実施例
と同様である。
【0021】図5は第3実施例を示すものであり、一定
のストロークによって開蓋動作させる開閉手段が蓋体を
構成の一部とするプッシュプッシュ式とされる例であ
る。蓋体10の軸支板11の先端(図では下端)は、図
5に示すように先細り状に長く垂下された形状となって
いる。そして、モータ1側とは反対側で軸支板11の先
端面11aの付近に対応するプレーヤ本体20位置に
は、検出器30が取り付けられている。この検出器30
の支持体31上には、第1から第3までの導電体32
a,32b,32cが並列に所定間隔をもって植設され
ている。導電体の真中に位置する第2の導電体32bに
は、その先端(図では上端)の両側に接触片33,33
が突設されている。また、第2の導電体32bの接触片
33,33に対向する第1および第3の導電体32a,
32cのそれぞれの面には、接触片33が突設されてい
る。第1および第3の導電体32a,32cの接触片3
3の反対面には、プラスチック製の当板34が取り付け
られている。第1の導電体32aと第2の導電体32b
は、図7に示すように蓋体10が閉蓋しているときに作
用するものである。第2の導電体32bと第3の導電体
32cは、図6に示すように、蓋体10が開蓋されると
き(オーバーストローク時)に作用するものである。従
って、この実施例では、リーフスイッチ9を別体として
設けていない。なお、他の構成は第1実施例と同様であ
る。
【0022】この実施例においては、まず、CD3を開
蓋されているプレーヤ本体20のディスククランバ2上
に載置する(図5参照)。この状態では、蓋体10が軸
5aを中心として時計方向に傾動しているので、蓋体1
0の軸支板11の先端面11aが検出器30の第1の導
電体32aを第2の導電体32b側(図では右側)に押
圧していない。つまり、図5に示すように、軸支板11
の先端面11aと第1の導電体32aの当板34とが接
触しておらず、第1と第2の導電体32a,32b間で
の導通がない。従って、検出器30のオフ信号がモータ
1の制御系に供給され、この制御系が開蓋状態を検出す
るので、モータ1は駆動しない。
【0023】次に、蓋体10を閉蓋するために、蓋体1
0の他端(図では左端)をロック機構7の収納片7b
側、すなわち反時計回り方向に押圧する。この押圧に伴
って蓋体10のフック16がロック機構7より突出して
いる係止片7aに係入する。続いてフック16を係止し
た係止片7aが収納片7bに没入する。そして、ユーザ
ーは蓋体10を深い位置、すなわち図6に示すように蓋
体10の先端がロック機構7の収納片7b上面に当接す
る位置まで押圧する。この状態では図6に示すように、
蓋体10の軸支板11の先端面11aが第1の導電体3
2aをすべての導電体32a,32b,32cの接触片
33が接触するまで弓なり変形させている。そして、ユ
ーザーは蓋体10から指を離すと、蓋体10はスプリン
グ6の付勢力により、時計方向側に若干戻されて浮き上
がる。すなわち、図7に示すように、フック16がロッ
ク機構7に係止されるので、蓋体10は閉蓋状態に保持
される。この状態では図7に示すように蓋体10の軸支
板11の先端面11aが第1の導電体32aを第1と第
2の導電体32a,32bの接触片33が接触するまで
弓なり変形している。従って、第1と第2の導電体32
a,32bの接触片33どうしは接触している。そし
て、検出器30の第1と第2の導電体32a,32bの
オン信号は、モータ1の制御係に供給されるので、この
制御系は蓋体10が閉蓋していることを検出する。つま
り、この状態でプレイ操作すると、モータ1が駆動し、
ディスククランバ2に載置されたCD3は回転する。
【0024】プレイ中、すなわちCD3の回転駆動中
に、図6に示すように蓋体10の先端が収納片7bに当
接するまで深く押圧された場合には、検出器30のすべ
ての導電体32a,32b,32cの接触片33が接触
する。このオーバーストロークによりロック機構7が解
除され、蓋体10は軸5aを中心として反時計回り方向
に傾動する。そのため、蓋体10の軸支板11の先端面
11aが第1の導電体32aの当板34を時計回り方向
に押圧する。すなわち、第1の導電体32aがすべての
導電体32a,32b,32cの接触片33を接触する
まで弓なりに変形されるので、すべての導電体32a,
32b,32cの接触片33が圧接する。これにより、
検出器30は蓋体10が閉蓋されているというオン信号
の他に、蓋体10が開蓋されるというオン信号を第1と
第2の導電体32a,32bの接触片33どうしが接触
している間に、モータ1の制御系(図示せず)に供給す
る。これによって、モータ1の回転が制御されてディス
ククランバ2の回転を減速させる。つまり、スプリング
6の付勢力により蓋体10が時計方向側に傾動して第1
と第2の導電体32a,32bの接触片33どうしの接
触がなくなるまでの間には、ディスククランバ2の回転
がある程度減速され、CD3の遠心力が減衰される。
【0025】従って、この実施例によれば、蓋体10の
開蓋時、チャック13のマグネットに吸着されてCD3
が若干浮き上がった場合でも、CD3はプレーヤ本体2
0から飛び出すことがなくなる。そのため、CD3が床
等に衝突することによる損傷がなくなる。また、この実
施例では、検出器30が従来のリーフスイッチ9の機能
をも発揮するので、部品点数を少なくできる。従って、
この実施例によれば構成が簡単となり、容易かつ安価に
製造できる。
【0026】なお、上述各実施例において、蓋体10の
軸支板11の先端面11aの付近、或いは連動体41の
下片41aの他端付近に検出器30を配したが、検出器
30の位置はこれに限定されず、例えば操作杆8の後方
(モータ1側)にリーフスイッチ9に対向させて設けて
もよい。要は、検出器30の位置は蓋体10が開蓋され
ることを検出できる位置ならば同様に適用できる。ま
た、上述各実施例においては、蓋体10の開閉手段がプ
ッシュプッシュ式或はプッシュボタン式のものとした
が、一定のストロークによって蓋体10を開放動作させ
る開閉手段であれば形式のいかんを問わず同様に適用で
きる。
【0027】さらに、上述各実施例においては、保持体
の形式が蓋形式のものであるが、保持体はこれに限定さ
れず、例えば進退可能とした引出し形式としてもよい。
また、上述各実施例においては、ディスクプレーヤをC
Dプレーヤとしたが、ディスクプレーヤはこれに限定さ
れず、ディスクを用いるプレーヤならば同様に適用でき
る。
【0028】
【考案の効果】この考案によれば、保持体を開放動作さ
せる開閉手段に対して開閉手段のストロークを検出する
位置に検出器を設けたので、ディスクの回転駆動中に保
持体の開放動作をした場合、保持体の開放前に検出器が
開閉手段のストロークを検出し、その検出信号によって
ディスクの回転速度を落し、ディスクの遠心力を減衰さ
せ、ディスクがディスクプレーヤから飛び出すのを防止
でき、ディスクの損傷をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す図である。
【図2】第1実施例の使用状態を示す図である。
【図3】第2実施例を示す図である。
【図4】第2実施例の使用状態を示す図である。
【図5】第3実施例を示す図である。
【図6】第3実施例の使用状態を示す図である。
【図7】第3実施例の使用状態を示す図である。
【図8】従来例を示す図である。
【図9】従来例の使用状態を示す図である。
【符号の説明】
3 CD 7 プッシュプッシュ式ロック機構 7a 係止片 7b 収納片 10 蓋体 11 軸支板 16 フック 30 検出器

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定のストローク押圧することによって
    ディスクの蓋体を開放動作させる開閉手段を備えるディ
    スクプレーヤにおいて、 上記蓋体の開閉状態を検出する第1の検出手段と、 閉じられた状態にある上記蓋体がさらに押圧されたこと
    を検出する第2の検出手段と、 上記第1の検出手段で上記蓋体の開閉状態が検出され、
    かつ上記ディスクの回転駆動中に上記蓋体が押圧された
    ときには、この押圧ストロークに同期して得られる上記
    第2の検出手段からの検出信号によって上記ディスクの
    回転速度を減速するようにしたことを特徴とするディス
    ク回転制御装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の検出手段と上記第2の検出手
    段とが一体化されていることを特徴とする請求項1記載
    のディスク回転制御装置。
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