JPH10303802A - 通信制御装置および方法 - Google Patents

通信制御装置および方法

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JPH10303802A
JPH10303802A JP10121689A JP12168998A JPH10303802A JP H10303802 A JPH10303802 A JP H10303802A JP 10121689 A JP10121689 A JP 10121689A JP 12168998 A JP12168998 A JP 12168998A JP H10303802 A JPH10303802 A JP H10303802A
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coupled
regulator
input
communication
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Thomas Edward Oberhauser
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子デバイスにおいて用いる通信制御装置を
提供する。 【解決手段】 この通信制御装置は、デバイス,第1お
よび第2通信ライン,およびコントローラを含む。デバ
イスおよびコントローラは、コントローラによって駆動
される第1および第2通信ライン,によって相互接続さ
れる。第1および第2通信ラインは異なる容量を有し、
第1通信ラインはディセーブルされることがある。コン
トローラは、ディセーブルする前に第1通信ラインを利
用してデバイスをプログラムし、また第1通信ラインが
ディセーブル中に、第2通信ラインを介してデバイスを
プログラムする。装置は、マスタ・クロックを含む電子
装置の部分を周期的にパワーオフ状態にすることがで
き、このパワーオフ状態からパワーオン状態に戻ること
が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に電子デバイスに
関し、さらに詳しくは、電子デバイス内の通信制御に関
する。
【0002】
【従来の技術】多くの電子デバイスは、バッテリによっ
て駆動される。電力消費を最小限に抑え、かつバッテリ
電力を節約するこれらのバッテリ駆動型電子デバイス
は、電子デバイスの動作時間を延長するのに役立つため
商業的な優位性を有する。従って、バッテリ駆動型デバ
イスによって消費されるエネルギ量を低減するために、
かなりの量の資本と努力が費やされる。
【0003】無線電話は、バッテリ駆動電子デバイスの
一種類である。時分割多元接続(TDMA)規格に従っ
て動作するような無線装置は、2つの動作モード、すな
わち、制御モードと通信モードとを採用する。制御モー
ドのアクティブな状態では、無線電話は、発呼または着
呼して、通信モードに入るのを待つ間、リモート・デバ
イスからのページング情報を間欠的に受信する。無線電
話が制御モードで(すなわち、アイドル中に)ページン
グ情報を受信しないと、スタンバイ・モードになり、こ
のとき無線電話の一部は電力消費を低減するためにパワ
ーオフ状態にされる。
【0004】一般にパワーオフ状態にされない無線電話
の一つの部分に、マスタ・クロックがある。マスタ・ク
ロックは、高容量バス上でプログラミングを無線電話の
他の集積回路に通信するために、無線電話におけるコン
トローラによって用いられる高速タイミング基準を与え
る。マスタ・クロックをパワーオフ状態にすると、この
ようなプログラミングをディセーブルし、実際に、無線
電話をディセーブルする。マスタ・クロックがオフのと
き、コントローラは、例えば、スタンバイ状態から抜け
るときにパワー・オン状態に戻るために、プログラミン
グを他の集積回路に通信できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、当業者であれ
ば、マスタ・クロックは大きな電力消費の源であること
が理解される。例えば、13MHzで動作するシステム
・クロックは、ページング情報を受信しないアイドル期
間中に、1mAもの電流を消費する。従って、電力消費
の節減を最大限にするためには、マスタ・クロックなど
の回路の周期的なパワーオフを可能にする、電子デバイ
スにおける通信制御のための装置および方法が必要とさ
れる。
【0006】
【実施例】電子デバイスで用いられる通信制御装置は、
デバイスと、第1および第2通信ラインと、コントロー
ラとを含む。集積回路でもよいデバイスと、コントロー
ラとは、コントローラによって駆動される第1および第
2通信ラインによって相互接続される。第1および第2
通信ラインは異なる容量を有し、第1通信ラインはディ
セーブルされることがある。コントローラは、ディセー
ブルする前にこの第1通信ラインを利用してデバイスを
プログラムし、また第1通信ラインがディセーブル中
に、第2通信ラインを介してデバイスをプログラムす
る。このような通信ラインの構成を利用することによ
り、通信制御装置は、マスタ・クロックを含む通信装置
の部分を周期的にパワーオフ状態にすることができ、こ
のパワーオフ状態からパワーオン状態に戻ることが可能
である。
【0007】図1に示す通信システム100は、通信リ
ンク103を介して通信するリモート通信デバイス10
1とローカル通信デバイス102とによって構成され
る。図示の実施例では、リモートおよびローカル・デバ
イス101,102は、それぞれ基地局および無線電話
であり、リンク103は無線周波数(RF)信号をな
す。ローカル・デバイス102は、アンテナ104,R
F部105,制御部106および電源部107を含み、
この電源部107は好ましくは電源をローカル・デバイ
ス102に供給する1つまたはそれ以上のバッテリから
なる。ローカル・デバイス102の制御モードおよび通
信モードのアクティブ状態では、リンク103のRF信
号はアンテナ104で受信され、RF部105によって
受信データおよび音声信号に変換されて、制御部106
によって処理され、また制御部106において生成され
た送信データおよび音声信号は、RF部105によって
RF送信信号に変換されて、アンテナ104によってリ
ンク103のRF信号として発信される。ローカル・デ
バイス102の制御モードのスタンバイ状態では、電力
消費を節減するため、制御部106およびRF部105
の一部がパワーダウンまたはパワーオフ状態にされる ローカル・デバイス102は、通信制御装置108を含
む。通信制御装置108は、RF部105のRFトラン
シーバIC109と、制御部106のコントローラ11
0と、制御部106の電力制御IC111とを含む。R
FトランシーバIC109は、リンク103のRF信号
の送受信で用いられる合成周波数を生成する。RFトラ
ンシーバIC109は、外部から結合された水晶113
によって供給されるマスタ・クロック112を含む。マ
スタ・クロック112は、コントローラ110に結合さ
れたライン114上で、マスタ・クロック基準MC_R
EFを生成する高速クロックである。図示の実施例で
は、マスタ・クロック112によって生成されるマスタ
・クロック基準MC_REFは、13MHzのクロック
信号である。マスタ・クロック112を含むRFトラン
シーバIC109には電源が供給され、電源ライン11
5を介して電力制御IC111によってパワーオン状態
またはパワーオフ状態にされる。マスタ・クロック11
2および水晶113は、図面ではRFトランシーバIC
109に内蔵されて示されるが、電力制御IC111に
よって給電される単独の基準発振器回路でも構成できる
ことが当業者に理解される。RFトランシーバIC10
9は、好ましくはASIC(application specific IC)
デバイスであるが、適切なディスクリート・デバイスに
よって構成してもよい。
【0008】コントローラ110は、ローカル・デバイ
ス102の動作を制御するためにプログラミングを通信
する。コントローラ110は、好ましくは、Motorola,
Incよって製造・販売される68338マイクロコント
ローラなど、プログラム済みマイクロコントローラ・デ
バイスであるが、他の適切なマイクロプロセッサまたは
ASICデバイスによって構成してもよい。コントロー
ラ110は、バス116および制御ライン117を含む
複数の通信ラインを駆動することによってプログラミン
グを通信する。コントローラ110は、ライン114を
介して受け取られるマスタ・クロック基準MC_REF
によって設定されるレートあるいはマスタ基準クロック
MC_REFから導出されるレートにて、バス116お
よび制御ライン117を駆動する。バス116は、比較
的大量のプログラミングをICまたは他のデバイスに高
速で通信するのに適した高容量の通信ラインである。図
示の実施例では、バス116は、Motorola, Inc.によっ
て製造・販売される無線電話において採用されるような
シリアル・プログラミング・インタフェース(SPI:
Serial Programming Interface)をサポートする、3M
bits/秒の容量を有する多重ライン・バスである。
あるいはバス116はパラレル・バスでもよいことが当
業者に理解される。マスタ・クロック112がパワーオ
フ状態にされ、かつマスタ・クロック基準MC_REF
がコントローラ110によって用いるためにライン11
4上にない場合、バス116はディセーブルされ、プロ
グラミングを通信するために利用できなくなる。
【0009】制御ライン117は、比較的少量のプログ
ラミングを低速度で通信するのに適した低容量の通信ラ
インである。図示の実施例では、制御ライン117は、
スタンバイ制御信号STANDBY専用の単一のライン
である。スタンバイ制御信号STANDBYは、コント
ローラ110によってプログラムされることで、論理高
レベルまたは論理低レベルを有する。RFトランシーバ
IC109がパワーオフ状態にされ、かつマスタ・クロ
ック基準MC_REFがライン114上にない場合、コ
ントローラ110は、ライン118を介して電力制御I
C111から受けるリアルタイム・クロック基準RTC
_REFによって設定されるレートあるいはリアルタイ
ム・クロック基準RTC_REFから導出されるレート
にて、制御ライン117を介してスタンバイ制御信号S
TANDBYのプログラミングを実行する。
【0010】電力制御IC111は、一般にレギュレー
タ機能をローカル・デバイス102に与える。電力制御
IC111は、バス・インタフェース120,リアル・
タイム・クロック回路130,レギュレータ140,1
41,レギュレータ制御回路150,スイッチング・レ
ギュレータ回路165およびスイッチング・レギュレー
タ制御回路180を含む。電力制御IC111は、好ま
しくはASICデバイスであるが、適切なディスクリー
ト・デバイスによって構成してもよい。
【0011】バス・インタフェース120は、電力制御
IC111用のプログラミングを受けるためにバス11
6に結合される。バス・インタフェース120は、バス
116を介して受けたプログラミングを、電力制御IC
111の内部のバス121およびライン122,12
3,124,125上で出力する。図示の実施例では、
バス121はバス116と実質的に同様であり、ライン
122,123,124,125は、それぞれレギュレ
ータ・スタンバイ信号STR,レギュレータ・イネーブ
ル信号ENR,スイッチング・レギュレータ・スタンバ
イ信号STSRおよびスイッチング・レギュレータ・イ
ネーブル信号ENSR専用の単一のラインである。各信
号STR,ENR,STSR,ENSRは、論理高レベ
ルまたは論理低レベルを有するようにプログラムされ
る。バス・インタフェース120は、シリアル・インタ
フェース,パラレル・インタフェースまたはバス116
と整合性のある他のインタフェースである。
【0012】リアルタイム・クロック回路130は、ラ
イン118上でリアルタイム・クロック基準RTC_R
EFを供給し、またライン132上で逓倍(multiplied)
リアルタイム・クロック基準MRTC_REFを供給す
る。リアルタイム・クロック130は、電力制御IC1
11に外部結合された水晶131によって供給される。
水晶131は、好ましくは、腕時計などで用いられるよ
うな低コストの水晶である。リアルタイム・クロック回
路130は、好ましくは、電源部107の専用の再充電
可能なコイン・セル型バッテリ(図示せず)によって給
電される。図示の実施例では、リアルタイム・クロック
基準RTC_REFは32kHzクロック信号であり、
逓倍リアルタイム・クロック基準MRTC_REFの周
波数は、リアルタイム・クロック基準RTC_REFの
周波数の約8倍である。
【0013】レギュレータ140,141は、電源部1
07によって給電される線形レギュレータである。レギ
ュレータ140,141は、それぞれバス121に結合
されたプログラミング・ポート142,143と、それ
ぞれレギュレータ制御回路150に結合されたONポー
ト144,145と、それぞれ電源部107に結合され
た電源ポート146,147と、それぞれ出力ポート1
48,149とを含む。レギュレータ140,141
は、論理高レベルがONポート144,145上に存在
するときに、パワーオン状態になる。パワーオン状態で
は、レギュレータ140,141は、プログラミング・
ポート142,143にて受けたプログラミングによっ
て構築される。いったん構築されると、レギュレータ1
40,141は、電源ポート146,147にある入力
電圧VIN1およびVIN2を、出力ポート148,1
49にて調整電圧V1およびV2に変換する。調整電圧
V1は、RFトランシーバIC109と、そこにあるマ
スタ・クロック112とをパワーオン状態にするのに十
分な電力を与えるために、電源ライン115に結合され
る。調整電圧V2は、ローカル・デバイス102の他の
回路に給電するための追加電力を与える。レギュレータ
140,141は、論理低レベルがONポート144,
146にある場合に、パワーオフ状態になる。パワーオ
フ状態では、レギュレータ140,141はディセーブ
ルされ、調整電圧V1,V2を供給しない。この状態で
は、RFトランシーバIC109と、そこにあるマスタ
・クロック112とはパワーオフ状態にされる。
【0014】レギュレータ制御回路150は、レギュレ
ータ140,141を選択的にパワーオン状態またはパ
ワーオフ状態にするために、レギュレータ140,14
1,制御ライン117およびライン122,123に結
合される。レギュレータ制御回路150は複数の論理ゲ
ートを有し、それにはANDゲート151,152およ
びORゲート153が含まれる。ANDゲート151
は、スタンバイ制御信号STANDBYの補数を受ける
ために制御ライン117に結合された反転入力ポート1
54と、レギュレータ・イネーブル信号ENRを受ける
ためにライン123に結合された入力ポート155と、
レギュレータ・スタンバイ信号STRを受けるためにラ
イン122に結合された入力ポート156と、出力ポー
ト157とを有する。ANDゲート152は、レギュレ
ータ・スタンバイ信号STRの補数を受けるためにライ
ン122に結合された反転入力ポート158と、レギュ
レータ・イネーブル信号ENRを受けるためにライン1
23に結合された入力ポート159と、出力ポート16
0とを有する。ORゲート153は、ANDゲート15
1,152の出力ポート157,160にそれぞれ結合
された入力ポート161,162と、レギュレータ電源
状態信号PSRを与えるためにレギュレータ140,1
41のONポート144,145に結合された出力ポー
ト163とを有する。
【0015】レギュレータ制御回路150は、次式によ
って定義される:
【0016】
【数1】PSR=STANDBY反転・ENR・STR
+STR反転・ENR 数1は、レギュレータ・イネーブル信号ENRが論理高
レベルを有し、かつレギュレータ・スタンバイ信号ST
Rが論理低レベルを有するか、スタンバイ制御信号ST
ANDBYが論理低レベルを有し、かつレギュレータ・
スタンバイ信号STRが論理高レベルを有する場合に、
レギュレータ電源状態信号PSRは論理高レベルを有す
ることを表す。それ以外の場合には、レギュレータ電源
状態信号PSRは論理低レベルを有する。
【0017】レギュレータ制御回路150は、2つのモ
ードのうちの一方で動作するように構成可能である。第
1モードは、好ましくは、ローカル・デバイス102の
制御モード中に採用される。この第1モードでは、レギ
ュレータ制御回路150のANDゲート151は、主に
レギュレータ140,141の制御を促進する。制御モ
ードのアクティブ状態に入ると、レギュレータ140,
141はコントローラ110によってアクティブにさ
れ、コントローラ110は、スタンバイ制御信号STA
NDBYを論理低レベルに設定する制御ライン117を
介し、かつバス116,バス・インタフェース120お
よびライン122,123によって定められる経路であ
って、レギュレータ・スタンバイ信号STRおよびレギ
ュレータ・イネーブル信号ENRをそれぞれ論理高レベ
ルに設定する経路を介して、プログラミングをレギュレ
ータ制御回路150に通信する。これは、レギュレータ
電源状態信号PSRを論理高レベルに設定する。
【0018】制御モードのアクティブ状態からスタンバ
イ状態に遷移すると、コントローラ110は、マスタ・
クロック基準MC_REFによって設定されるレートに
て、制御ライン117上のスタンバイ制御信号STAN
DBYを論理高レベルに設定する。レギュレータ電源状
態信号PSRは論理低レベルになり、レギュレータ14
0,141ならびにそれによって給電されるRFトラン
シーバIC109およびマスタ・クロック112をパワ
ーオフ状態にする。マスタ・クロック112がパワーオ
フ状態になると、コントローラ110はバス116を介
して高容量でプログラミングを通信できなくなる。
【0019】スタンバイ状態からアクティブ状態に遷移
すると、コントローラ110は、リアルタイム・クロッ
ク基準RTC_REFによって設定されるレートにて、
制御ライン117上のスタンバイ制御信号STANDB
Yを論理低レベルに設定する。レギュレータ電源状態信
号PSRは論理高レベルになり、レギュレータ140,
141およびRFトランシーバIC109をパワーオン
状態にする。マスタ・クロック112はリスタートさ
れ、バス116を介した高容量のプログラミングはイネ
ーブルされる。従って、レギュレータ制御ライン150
とともに制御ライン117を採用することにより、レギ
ュレータ140,141と、マスタ・クロック112を
含むRFトランシーバIC109とは、周期的にパワー
オフ状態にすることができ、ローカル・デバイス102
の動作に悪影響を及ぼさずに電力消費を節減できる。
【0020】ローカル・デバイスの通信モード中など、
スタンバイ制御信号STANDBYから独立して動作す
ることが望ましい場合、レギュレータ制御回路150は
第2動作モードを採用する。この第2モードでは、AN
Dゲート152はレギュレータ140,141の制御を
促進する。このモードでは、バス116,バス・インタ
フェース120およびライン122,123を介してレ
ギュレータ・イネーブル信号ENRを論理高レベルにプ
ログラムし、かつレギュレータ・スタンバイ信号STR
を論理低レベルにプログラムすることにより、コントロ
ーラ110がレギュレータ電源状態信号PSRを論理高
レベルに設定すると、レギュレータ140,141はパ
ワーオン状態にされる。また、レギュレータ・イネーブ
ル信号ENRを論理低レベルにプログラムし、かつレギ
ュレータ・スタンバイ信号STRを論理低レベルにプロ
グラムすることにより、コントローラ110がレギュレ
ータ電源状態信号PSRを論理低レベルに設定すると、
レギュレータはパワーオフ状態にされる。
【0021】バス116および制御ライン117の二重
通信経路は、スイッチング・レギュレータ回路165で
も有利に利用できる。スイッチング・レギュレータ回路
165は、スイッチャ166,同期整流器(synchronous
rectifier) 167,pチャネルMOSFET(Metal-O
xide-Semiconductor Field-Effect Transistor) 175
およびショットキー・ダイオード(Schottky diode)/イ
ンダクタ/キャパシタ回路網177を含む。スイッチャ
166,MOSFET175およびショットキー・ダイ
オード/インダクタ/キャパシタ回路網177は、全体
でスイッチング・レギュレータを構成する。スイッチャ
166は、バス121に結合されたプログラミング・ポ
ート168と、ライン132に結合されたクロック・ポ
ート170と、MOSFET175に結合された制御ポ
ート171と、同期整流器167に結合された制御ポー
ト172と、スイッチング・レギュレータ回路165の
出力ポート174に結合されたフィードバック・ポート
173とを有する。同期整流器167は、制御ポート1
72に結合されたゲートと、MOSFET175に結合
されたドレインと、電力制御IC111の外部の電気グ
ランドに結合されたソースとを有するnチャネルMOS
FET176によって構成される。pチャネルMOSF
ET175は、制御ポート171に結合されたゲート
と、入力電圧VIN3を受けるために電源部107に結
合されたドレインと、MOSFET175のドレインに
結合されたソースとを有する。電力制御IC111の外
部にあるショットキー・ダイオード/インダクタ/キャ
パシタ回路網177は、MOSFET175,176の
ソース・ドレイン間接続と、スイッチング・レギュレー
タ回路165の出力ポート174との間で結合される。
【0022】スイッチャ166は、プログラミング・ポ
ート168におけるプログラミングに応答して、スイッ
チング・レギュレータ回路165を通常モード(バック
・モード(buck mode) )で動作させる。通常モードで
は、スイッチャ166は、MOSFET175,176
をクロック・ポート170で受けた逓倍リアルタイム・
クロック基準MRTC_REFのレートにて交互に導通
するように駆動することによって、同期整流器167を
動作させる。これにより、出力電圧V3は、入力電圧V
IN3と、制御ポート171において存在する制御信号
のデューティ・サイクルとを乗じたものに等しくなる。
フィードバック・ポート173において受けた調整出力
電圧V3に応答して、スイッチャ166は、出力電圧V
3の所望の電圧レベルを得るために、制御ポート171
におけるデューティ・サイクルを調整する。スイッチャ
166は、より高い電流レベルにおいて効率を改善し、
かつスイッチング・レギュレータ回路165がパルスを
スキップして、スプリアス・エネルギを音声バンド内に
出力することを防ぐために、同期整流器167を連続的
に動作させる。このようなスプリアス・エネルギは、ロ
ーカル・デバイス102の通信モード中に送受信される
音声信号と干渉する。
【0023】ローカル・デバイス102がスタンバイ状
態のとき、音声信号は送受信されず、従ってスプリアス
・エネルギが干渉するものがないので、同期整流器16
7は動作させる必要はない。スタンバイ・モード中に電
力消費をさらに抑えるために、スイッチャ166は、ス
イッチング・レギュレータ制御回路180に結合された
ONポート169を含む。スイッチャ166は、論理低
レベルがONポート169上にある場合に、同期整流器
167を連続的に動作させる。スイッチャ166は、論
理高レベルがONポート169上にある場合に、同期整
流器167の動作を中止する。
【0024】スイッチング・レギュレータ制御回路18
0は、同期整流器167を通常モードで選択的に動作さ
せるために、スイッチング・レギュレータ回路165,
制御ライン177およびライン124,125に結合さ
れる。スイッチング・レギュレータ制御回路180は、
ANDゲート181,182およびORゲート183を
含む複数の論理ゲートを有する。ANDゲート181
は、スタンバイ制御信号STANDBYを受けるために
制御ライン117に結合された入力ポート184と、ス
イッチング・レギュレータ・スタンバイ信号STSRを
受けるためにライン124に結合された入力ポート18
5と、出力ポート186とを有する。ANDゲート18
2は、スイッチング・レギュレータ・スタンバイ信号S
TSRの補数を受けるためにライン124に結合された
反転入力ポート187と、スイッチング・レギュレータ
・イネーブル信号ENSRを受けるためにライン125
に結合された入力ポート188と、出力ポート189と
を有する。ORゲート183は、ANDゲート181,
182の出力ポート186,189にそれぞれ結合され
た入力ポート190,191と、スイッチング・レギュ
レータ電源状態信号PSSRを与えるためにスイッチャ
166のONポート169に結合された出力ポート19
2とを有する。
【0025】スイッチング・レギュレータ制御回路18
0は、次式によって定義される:
【0026】
【数2】PSSR=STANDBY・STSR+ENS
R・STSR反転 数2は、スタンバイ制御信号STANDBYが論理高レ
ベルを有し、かつレギュレータ・スタンバイ信号STS
Rが論理高レベルを有し、あるいはスイッチング・レギ
ュレータ・イネーブル信号ENSRが論理高レベルを有
し、かつスイッチング・レギュレータ・スタンバイ信号
STSRが論理低レベルを有する場合に、スイッチング
・レギュレータ電源状態信号PSSRは論理高レベルを
有することを表す。それ以外の場合には、スイッチング
・レギュレータ電源状態信号PSSRは論理低レベルを
有する。
【0027】スイッチング・レギュレータ制御回路18
0は、2つのモードのうちの一方で動作するように構成
可能である。ローカル・デバイス102の制御モード中
に好ましくは採用される第1モードでは、ANDゲート
181はスイッチング・レギュレータ回路165の制御
を促進する。コントローラ110は、スタンバイ制御信
号STANDBYを論理低レベルに設定する制御ライン
117を介し、かつバス116,バス・インタフェース
120およびライン124よって定められる経路であっ
て、スイッチング・レギュレータ・スタンバイ信号ST
SRを論理高レベルに設定する経路を介して、プログラ
ミングをスイッチング・レギュレータ制御回路180に
通信する。これは、スイッチング・レギュレータ電源状
態信号PSSRを論理低レベルに設定し、これは同期整
流器167をパワーオン状態にして、同期整流器167
が動作することを可能にする。上で説明したように、ス
タンバイ状態に入るために、コントローラ110が制御
ライン117上のスタンバイ制御信号STANDBYを
論理高レベルに設定すると、スイッチング・レギュレー
タ電源状態信号PSSRは論理高レベルになる。これ
は、同期整流器167をパワーオフ状態にし、パルス・
スキップを可能にする。上で説明したように、スタンバ
イ状態から出るために、コントローラ110が制御ライ
ン117上のスタンバイ制御信号STANDBYを論理
低レベルに設定すると、スイッチング・レギュレータ電
源状態信号PSSRは論理高レベルになり、同期整流器
167は動作する。従って、スイッチング・レギュレー
タ制御回路180とともに制御ライン117を利用する
ことによって、同期整流器167は周期的にパワーオフ
状態にすることができ、ローカル・デバイス102の動
作に悪影響を及ぼさずに電力消費を節減できる。
【0028】ローカル・デバイスの通信モード中など、
スタンバイ制御信号STANDBYから独立して動作す
ることが望ましい場合、スイッチング・レギュレータ制
御回路180は第2動作モードを採用する。第2モード
では、ANDゲート182はスイッチング・レギュレー
タ回路165の制御を促進する。このモードでは、バス
116,バス・インタフェース120およびライン12
4,125を介してスイッチング・レギュレータ・イネ
ーブル信号ENRを論理高レベルにプログラムし、かつ
スイッチング・レギュレータ・スタンバイ信号STRを
論理低レベルにプログラムすることによって、コントロ
ーラ110がスイッチング・レギュレータ電源状態信号
PSSRを論理高レベルに設定すると、同期整流器16
7はパワーオフ状態にされる。また、スイッチング・レ
ギュレータ・イネーブル信号ENRを論理低レベルにプ
ログラムし、かつスイッチング・レギュレータ・スタン
バイ信号STRを論理低レベルにプログラムすることに
より、コントローラ110がスイッチング・レギュレー
タ電源状態信号PSSRを論理低レベルに設定すると、
同期整流器167はパワーオン状態にされる。
【0029】以上、高容量ラインがディセーブルされる
ときに、プログラミングを低容量ライン上で通信するこ
とにより、通信制御装置は電子デバイスの節電を向上で
きることがわかる。一つまたはそれ以上のレギュレー
タ,マスタ・クロックおよび同期整流器を含む電子デバ
イスの部分は、パワーオフ状態にすることができ、この
パワーオフ状態からパワーオン状態に戻ることは、電子
デバイスの動作を中断せずに可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信制御装置を利用する電子デバイスを採用す
る通信システムを示す部分的なブロック図および部分的
な概略図である。
【符号の説明】
100 通信システム 101 リモート通信デバイス 102 ローカル通信デバイス 103 通信リンク 104 アンテナ 105 RF部 106 制御部 107 電源部 108 通信制御装置 109 RFトランシーバIC 110 コントローラ 111 電力制御IC 112 マスタ・クロック 113 水晶 114 ライン 115 電源ライン 116 バス 117 制御ライン 118 ライン 120 バス・インタフェース 121 バス 122,123,124,125 ライン 130 リアル・タイム・クロック回路 131 水晶 132 ライン 140,141 レギュレータ 142,143 プログラミング・ポート 144,145 ONポート 146,147 電源ポート 148,149 出力ポート 150 レギュレータ制御回路 151,152 ANDゲート 153 ORゲート 154 反転入力ポート 155,156 入力ポート 157 出力ポート 158 反転入力ポート 159 入力ポート 160 出力ポート 161,162 入力ポート 163 出力ポート 165 スイッチング・レギュレータ回路 166 スイッチャ 167 同期整流器 168 プログラミング・ポート 169 ONポート 170 クロック・ポート 171,172 制御ポート 173 フィードバック・ポート 174 出力ポート 175 pチャネルMOSFET 176 nチャネルMOSFET 177 ショットキー・ダイオード/インダクタ/キャ
パシタ回路網 180 スイッチング・レギュレータ制御回路 181,182 ANDゲート 183 ORゲート 184,185 入力ポート 186 出力ポート 187 反転入力ポート 188 入力ポート 189 出力ポート 190,191 入力ポート 192 出力ポート

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信制御装置(108)であって:デバ
    イス(111);前記デバイスに結合された第1通信ラ
    イン(116)であって、第1容量を有し、かつディセ
    ーブルされることがある第1通信ライン(116);前
    記デバイスに結合された第2通信ライン(117)であ
    って、前記第1容量とは異なる第2容量を有する第2通
    信ライン(117);および前記第1および第2通信ラ
    インを駆動するコントローラ(110)であって、前記
    コントローラは、前記第1通信ラインをディセーブルす
    る前に前記第1通信ラインを介して前記デバイスをプロ
    グラムし、かつ前記コントローラは、前記第1通信ライ
    ンがディセーブル中に、前記第2通信ラインを介して前
    記デバイスをプログラムする、コントローラ(11
    0);によって構成されることを特徴とする通信制御装
    置(108)。
  2. 【請求項2】 前記第1通信ラインは、多重ライン・バ
    スであり、および前記第2通信ラインは、単一のライン
    であることを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記デバイスは:レギュレータ(14
    0)と、 前記レギュレータ,前記第1通信ラインおよび前記第2
    通信ラインに結合されたレギュレータ制御回路(15
    0)であって、前記レギュレータ制御回路は、前記第1
    および第2通信ライン上のプログラミングに応答して、
    前記レギュレータをパワーオフ状態にし、かつ前記レギ
    ュレータ制御回路は、前記第2通信ラインを介するプロ
    グラミングに応答して、前記レギュレータをパワーオン
    状態にする、レギュレータ制御回路(150);によっ
    て構成されることを特徴とする請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記レギュレータ制御回路は、第1およ
    び第2ANDゲート(151,152)と、ORゲート
    (153)とによって構成され、前記第1ANDゲート
    は、第1,第2および第3入力(154〜156)と、
    第1出力(157)とを有し、前記第1入力は反転さ
    れ、かつ前記第2通信ラインに結合され、前記第2入力
    はスタンバイ信号を受けるために前記第1通信ラインに
    結合され、前記第3入力はイネーブル信号を受けるため
    に前記第1通信ラインに結合され、また第2ANDゲー
    トは、第4および第5入力(158,159)と、第2
    出力(160)とを有し、前記第4入力は反転され、か
    つ前記第3入力に結合され、前記第5入力は前記第2入
    力に結合され、前記ORゲートは、第6および第7入力
    (161,162)と、第3出力(163)とを有し、
    前記第6入力は前記第1出力に結合され、前記第7入力
    は前記第2出力に結合され、前記第3出力は前記レギュ
    レータに結合されることを特徴とする請求項1記載の装
    置。
  5. 【請求項5】 前記デバイスはレギュレータ(140)
    からなり、さらに、前記コントローラおよび前記レギュ
    レータに結合された第1クロック(112)であって、
    前記レギュレータによって電力が供給される、第1クロ
    ック(112)と、 前記コントローラに結合された第2クロック(130)
    と、 を含んで構成されることを特徴とする請求項1記載の装
    置。
  6. 【請求項6】 前記レギュレータは、前記第1および第
    2通信ラインに結合され、および前記コントローラは、
    前記第1クロックをパワーオフ状態にするために、前記
    第1クロックによって設定されるレートにて前記第1お
    よび第2通信ライン上でプログラミングを通信し、その
    後、前記コントローラは、前記第1クロックをパワーオ
    ン状態にするために、前記第2クロックによって設定さ
    れるレートにて前記第2通信ライン上でプログラミング
    を通信することを特徴とする請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記デバイスは、 同期整流器(167)を有するスイッチング・レギュレ
    ータ回路(165)と、 前記スイッチング・レギュレータ回路,前記第1通信ラ
    インおよび前記第2通信ラインに結合されたスイッチン
    グ・レギュレータ制御回路(180)であって、前記ス
    イッチング・レギュレータ制御回路は、前記第1および
    第2通信ライン上のプログラミングに応答して、同期整
    流器をパワーオフ状態にし、また前記スイッチング・レ
    ギュレータ制御回路は、前記第2通信ラインを介するプ
    ログラミングに応答して、前記同期整流器をパワーオン
    状態にする、スイッチング・レギュレータ制御回路(1
    80)とによって構成されることを特徴とする請求項1
    記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記スイッチング・レギュレータ制御回
    路は、第1および第2ANDゲート(181,182)
    と、ORゲート(183)とによって構成され、前記第
    1ANDゲートは、第1および第2入力(184,18
    5)と、第1出力(186)とを有し、前記第1入力は
    前記第2通信ラインに結合され、前記第2入力はスタン
    バイ信号を受けるために前記第1通信ラインに結合さ
    れ、前記第2ANDゲートは、第3および第4入力(1
    87,188)と、第2入力(189)とを有し、前記
    第3入力は反転され、かつ前記第2入力に結合され、前
    記第4入力はイネーブル信号を受けるために前記第1通
    信ラインに結合され、前記ORゲートは第5および第6
    入力(190,191)と、第3入力(192)とを有
    し、前記第5入力は前記第1出力に結合され、前記第6
    入力は前記第2出力に結合され、前記第3出力は前記ス
    イッチング・レギュレータ回路に結合されることを特徴
    とする請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 通信制御方法であって:第1容量を有す
    る第1通信ライン(116)上で通信する段階;前記第
    1通信ラインをディセーブルする段階;および前記第1
    容量とは異なる第2容量を有する第2通信ライン(11
    7)上で通信する段階;によって構成されることを特徴
    とする方法。
  10. 【請求項10】 前記第1通信ライン上で通信する前記
    段階は、第1クロック(112)によって設定される第
    1レートにて前記第1通信ライン上で通信するサブ段階
    からなり、および前記第2通信ライン上で通信する前記
    段階は、第2クロック(130)によって設定される第
    2レートにて前記第2通信ライン上で通信するサブ段階
    であって、前記第2レートは前記第1レートとは異な
    る、サブ段階からなることを特徴とする請求項9記載の
    方法。
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