JP2002535764A - インタフェース - Google Patents

インタフェース

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JP2002535764A JP2000594230A JP2000594230A JP2002535764A JP 2002535764 A JP2002535764 A JP 2002535764A JP 2000594230 A JP2000594230 A JP 2000594230A JP 2000594230 A JP2000594230 A JP 2000594230A JP 2002535764 A JP2002535764 A JP 2002535764A
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Abstract

(57)【要約】 ベースバンド回路およびRFトランシーバ回路間のインタフェースが開示され、特にブルートゥース規格に関する。このインタフェースは、送信モードおよび受信モードからなるトランシーバの動作モードを変更するための制御情報を供給してRFトランシーバ回路を制御する複数のコネクタ(Dバス)と、少なくとも第1および第2のコネクタ(RFバス)とをさらに備え、送信モードにおいては第1および第2コネクタのうちの一方がトランシーバにデータを送信し、もう一方がRF回路の電力増幅器を制御信するなどの第1の機能を実行するように動作可能であり、受信モードにおいては、第1および第2コネクタの一方がRFトランシーバからデータを受信し、もう一方が第1の機能とは異なる第2の機能を実行するように動作可能である

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明はベースバンド回路および無線周波トランシーバ回路間のインタフェー
スに係り、特にブルートゥース低電力無線周波仕様に従って動作する回路に関す
る。本発明はまた、このようなインタフェースおよび両タイプの回路を備えた装
置に関する。
【0002】 (背景技術) 現在、低電力無線周波システムのおかげで、数十メートルの短い距離での装置
間の通信が可能となっている。この場合、各装置はそのシステムのプロトコルに
従って通信可能でなければならない。 低電力無線周波システムの1つにはブルートゥース・システムがある。このシ
ステムは接続ワイヤおよびケーブルを無線接続に代える。つまり、装置間の通信
に装置を接続するワイヤを要しない。その代わりに、各装置はトランシーバを採
用する。トランシーバはベースバンド部およびRF部を備える。ホスト自体はベ
ースバンドプロセシングができるプロセシング回路を備え、しかもRFトランシ
ーバ回路をプロセシング回路に正確に接続するように要求するのみである。
【0003】 多くの異なるホストに接続可能なRFトランシーバ回路を考案し、無線接続で
きるホストを提供することが望ましい。 ベースバンド回路とトランシーバ回路とを接続するインタフェースを標準化し
て、ベンダとプラットフォームとを独立にすることが望ましい。 ベースバンド部およびRF部間に単純なインタフェースを提供し、特にインタ
フェースのピンの数を減少させることが望ましい。ピンの数が減少すると、チッ
プ面積が減少し、ピンの切換えが減少することにより電力消費が減少するという
利点がある。
【0004】 (発明の開示) 本発明の第1態様によれば、請求項1記載の装置が提供される。 本発明の第2態様によれば、請求項21記載のトランシーバ回路が提供される
。 本発明の第3態様によれば、請求項25または26記載の方法が提供される。 本発明の第4態様によれば、請求項27記載のインタフェースが提供される。 したがって、本発明の実施形態によれば、ピン数が少なく、低電力消費のイン
タフェースが提供される。
【0005】 ピン数の減少は、Dバスを両者共に使用するバーストモード・コントローラお
よびマイクロコントローラによって実現される。バーストモード・コントローラ
は異なるタスクに対してDバスを使用し、RFバスの機能は動作モードに依存す
る。 バーストモード・コントローラはDバスおよびRFバスを使用してRF回路内
のタイム・クリティカルな作業を制御する。Dバスを使用してタイム・クリティ
カルな設定を制御する。転送モードではRFバスを使用してデータを転送し、電
力増幅器を制御する。 以下では、本発明をよりよく理解するために、そして、どうしたら同じ効果が
得られるかを理解するために、添付の表および図面を参照して例示的に説明する
【0006】 (発明を実施するための最良の形態) 図1はインタフェース10を備えたベースバンド(BB)回路を示している。
このインタフェースは、図2の無線周波(RF)回路200における同様の対応
するインタフェース10に接続されているかまたは接続可能である。 インタフェース10は7本のピンを有する。ピン20、22および24を制御
信号バスであるDバス12に割当て、各ピンは信号DバスDa、DバスEnXお
よびDバスClkを転送する。ピン30をスリープ制御信号スリープX14に割
当てる。ピン40、42および44をデータ信号バスであるRFバス16に割当
て、各ピンは信号RFバス1、RFバス2およびBBClkを転送する。BB回
路におけるインタフェース10のピンは、RF回路200におけるインタフェー
ス10の対応するピンと接続しているかまたは接続可能である。
【0007】 Dバス12は、ピン20、22および24とそれぞれ接続する3本の信号線を
有する。1本は、ピン20を介してBB回路100からRF回路200へ、また
はRF回路200からBB回路100へデータ信号DバスDaを転送する双方向
信号線である。別の1本は、ピン22を介してBB回路100からRF回路20
0へイネーブル信号DバスEnXを転送する単方向信号線である。残りの1本は
、ピン24を介してBB回路100からRF回路200へクロック信号DバスC
lkを転送する単方向信号線である。 RFバス16は、ピン40、42および44とそれぞれ接続する3本の信号線
を有する。1本は、ピン40を介して信号RFバス1を転送する双方向信号線で
ある。別の1本は、ピン44を介してRF回路200からBB回路100へクロ
ック信号BBCLKを転送する単方向信号線である。残りの1本は、ピン42を
介してBB回路100からRF回路200へ信号RFバス2を転送する単方向信
号線である。
【0008】 スリープX14は、RF回路200のパワーダウンを制御するためにBB回路
100から信号スリープXを転送する単方向信号線である。 表1はインタフェース10に供給される信号を示し、各インタフェース信号を
、接続するインタフェースピン、名前、方向および機能によって識別している。
【0009】
【表1】
【0010】 (Dバス) Dバス12はシリアルI/Oデータバスであり、クロック、データ、イネーブ
ル・シリアルインタフェースである。これは必ずしもRF回路200およびBB
回路100間のインタフェース10専用ではない。図5は、BB回路100を別
のホストシステムに統合した状態を示す。BB回路100はDバスマスタである
。この例では、ホストシステムは無線電話機300であるが、コンピュータまた
は携帯情報端末(PDA)でもよい。Dバス12はDバススレーブと通信する。
Dバススレーブの1つは、インタフェース10を介してDバスに接続するRF回
路200である。別のスレーブは、電源管理回路およびGSMプロトコル対応R
F変調器回路320である。
【0011】 図6のように、Dバス(DバスDa、DバスEnXおよびDバスClk)を使
用してRF回路および他の装置を制御する。Dバスは、RF回路200のレジス
タとの間で制御データの書込みおよび読取りを行う。書込みが行われたレジスタ
は、RFチップが送信あるいは受信する周波数を制御する1つのレジスタと、R
Fチップが送信する電力を制御する1つのレジスタと、RFチップが制御、送信
または受信モードのうちのどのモードにあるかを識別する複数のレジスタとを含
む。読取りが行われたレジスタは、RSSI情報を含むレジスタを含む。したが
って、Dバスは、例えば受信から送信への遷移を制御することによってRF回路
の動作を制御できる。
【0012】 BB回路100はDバスへのアクセスを制御する。BB回路は転送済みデータ
ワードの前に装置アドレス、読取り書込み(R/W)識別ビットおよびレジスタ
・アドレスを置く。各装置アドレスは3ビット長で、8個の装置(RF回路と他
の7個)にアクセス可能である。R/Wビットが、ローの場合には、BB回路が
アドレス・レジスタに書込み可能であることを示し、ハイの場合にはBB回路が
アドレス・レジスタから読取り可能であることを示す。レジスタ・アドレスは5
ビット長で、32個のレジスタにアドレスを許可する。データワード長は可変的
で、32ビットの実用限界を有する。16ビットのデータワードは、RF回路2
00との間の送受信に最適である。 データをラッチする前に、アドレス・ビットおよびR/Wビットを検証し、R
F回路200と同時に使用されている装置とのバスの共有を許容する。
【0013】 Dバスを介するアクセスは、DバスClkの第1正クロック端の前にDバスE
nXローを半クロック・サイクルで取得することによって可能である。DバスC
lkの第1立上り端において、装置アドレスのMSBをDバスDaからDバスス
レーブまで測定する。 書込みアクセスを図6(b)に示す。RF回路200への書込みを行うために
、Dバスマスタ回路100は、DバスClkの立下り端においてデータをDバス
Da上に置く。アドレス指定されたことを確認したDバススレーブ200は、D
バスClkの各立上り端上でデータをDバスDaから取得する。Dバスマスタ1
00は、DバスClkの各クロックパルスの立下り端においてデータの状態を変
化させる。8個のアドレスビットおよびR/Wビットに続き、データビットをア
ドレスビットと同じタイミングで転送する。最後のデータビットの転送後、イネ
ーブル線DバスEnXはハイになる。それからクロックはもう1つのパルスを発
生させ、新しいアクセスを開始する前の最低1サイクルの間はローに維持される
。イネーブル線DバスEnXはしたがって最低2サイクルの間はハイに維持され
る。
【0014】 読取りアクセスを図6(a)に示す。読取りが行われる時、Dバススレーブは
DバスClkの各立上り端においてデータをDバスDa上に置く。DバスClk
の各立下り端においてDバスマスタ100がDバスDaからデータを読取る。読
取りアクセス中、アドレス指定された装置がDバスにデータを生成し、制御装置
がこれを読取る。8個のアドレスビットおよびR/Wビットの後には、ターンア
ラウンドビットが半クロックサイクル続く。ターンアラウンドビットは、アドレ
ス指定された装置がDバスClkの立上り端においてビットをDバスに読込むよ
うにDバスのタイミングを再調整する効果を有する。DバスClkの立下り端に
おいてDバスマスタ100がこのビットを読取る。最後のデータビットの後、次
のアクセスの前の少なくとも1クロックサイクルはDバスClkが無効になる。
データワード長は固定ではない。Dバスマスタ100はDバスEnXを制御する
。慣例により、データビット数およびデータワード長をある一定のアドレスに対
して固定する。
【0015】 (RFバス) インタフェース10は、信号RFバス1専用ピン、信号RFバス2専用ピン、
およびRFバスを介して転送するデータを同期させるクロック信号BBClk(
13MHz)専用ピンを備える。BBClkはまた、BB回路100のロジック
を同期して読出すのにも使用される。RF回路200は、BBClkを1Mのシ
ンボル・ボーレートに対して13倍でオーバーサンプリングした13MHzで生
成する。 RFバス16は多機能である。RFバスは、RF回路200からBB回路10
0への受信データ転送、BB回路100からRF回路200へのデータ転送、ま
たはBB回路100およびRF回路200間の制御データ転送に使用される。R
Fバスの制御データ転送機能をシステムの動作モードに従う異なる目的に使用す
る。
【0016】 RFバス1は双方向である。送信モードでは、RFバス1がRF回路200に
データを送信する。受信モードでは、RFバス2がRF回路200からデータを
受信する。所与の例はデータ信号RFバス1が1つの場合であるが、このような
データ信号を複数使用して帯域幅を増大できる。 RFバス2を使用して、RF回路200内のタイム・クリティカルな作業を制
御する。タイム・クリティカルな作業とは、1ビット幅(ブルートゥースにおけ
る1μs)より小さい時間スケールで効果が及ぼされる必要がある作業である。
RFバス2は高速(13MHz)でBB回路100からRF回路200へ制御信
号を送信する。送信モードでは、RFバス2を使用して電力増幅器のタイミング
を制御する。受信モードでは、RFバス2を使用して高速データ収集モードから
低速データ収集モードへ変化するDC推算器のタイミングを制御する。 BB回路100はシステムの動作モードを決定する。BB回路はDバスを介し
てモード変化をRF回路200へ知らせる。モードには送信モード、受信モード
および制御モードがある。
【0017】 (BB回路のインタフェース) 図1のBB回路は前記インタフェース10のほかに、シリアル制御インタフェ
ース110、タイミング制御ユニットを含むバーストモード・コントローラ(B
MC)、マイクロコントローラ140、スリープモード・コントローラ150お
よびクロック分配回路(CDC)160を備える。シリアル制御インタフェース
110はピン20、22および24においてDバスを供給する。バーストモード
・コントローラ120はピン40においてRFバス1を、ピン42においてRF
バス2を供給する。スリープモード・コントローラはピン30にスリープXを供
給する。クロック分配回路160はインタフェース10のピン44に接続し、R
F回路200からBBClkを受信する。 CDC160はBBClkから取出したクロック信号をBMC120、マイク
ロコントローラ140およびシリアル制御インタフェース110に供給する。
【0018】 マイクロコントローラ140かバーストモード・コントローラ120のいずれ
かがシリアル制御インタフェース110を制御してDバスを発生させる。バース
トモード・コントローラは、RF回路200に対してタイム・クリティカルな設
定が行われた時Dバスを制御する。Dバスの内容をマイクロコントローラ140
かまたはBMC120のうちのどちらが制御するかは、マイクロコントローラ1
40がシリアル制御インタフェース110に供給するスイッチ信号142によっ
て決定される。BMC120はデータ情報122、アドレス情報124およびR
/W情報126をシリアル制御インタフェース110に供給し、シリアル制御イ
ンタフェースはこれらの情報を正しいシリアルフォーマットでDバスDaに配置
する。クロック信号DバスClk(13MHz)をクロック分配回路から受信す
る。イネーブル信号DバスEnXの転送のタイミングは、BMC120のタイミ
ング制御ユニット130が供給するトリガ信号132によって制御される。
【0019】 バーストモード・コントローラ120はRFバス1およびRFバス2の内容を
制御するほか、Dバスの内容をも制御可能である。バーストモード・コントロー
ラ120はRFバス2をピン42に直接供給し、送信モードではRFバス1をピ
ン40に送信し、受信モードではRFバス1をピン40から受信する。 マイクロコントローラはシリアル制御インタフェースを介してDバス、したが
ってRF回路にアクセス可能である。マイクロコントローラがDバスを制御して
いる時は、Dバスを介してタイム・クリティカルな作業を制御することは不可能
である。この設定は立上り段階において、またはRSSI測定のために使用され
る。BMC120がDバスを制御する時、タイム・クリティカルな作業のDバス
を介した制御が可能となる。タイム・クリティカルな作業をDバスを介して制御
するBMC120の機能は、少なくとも1μsのトリガ信号132の分解能に依
存する。RFバス2を介してBMC120が送信する制御信号は、これを13M
HzでBBClkが直接クロッキングすれば、さらに高い分解能を持つ。
【0020】 (RF回路のインタフェース) 図2はインタフェース10を備えるRF回路200を示す。インタフェースは
、DバスDa、DバスEnXおよびDバスClkのそれぞれに対する専用ピン2
0、22および24と、スリープX専用ピン30と、RFバス1、RFバス2お
よびBBClkのそれぞれに対する専用ピン40、42および44とを有する。
RF回路200は、制御インタフェース210、図ではレジスタ222、224
および226からなるレジスタセット220、NOTゲート232、2入力AN
Dゲート234、3入力ORゲート236、電源調整器回路240、基準発振器
250、スイッチング回路260、送信パス270および受信パス280からな
る。
【0021】 制御インタフェース210は、Dバスに接続する入力インタフェース212お
よびスリープXを受信する入力部214を備える。制御インタフェースはまた、
モード制御信号を復号回路230の入力部およびスイッチング回路260の制御
入力部262に供給するための出力部216と、レジスタセット220にアクセ
スするインタフェース218とを備える。制御インタフェース210はDバスを
受信し、レジスタとの間の書込みまたは読取り、RF回路200の動作モード変
更を含む適切な動作を実行する。適切なレジスタへの書込みによって制御インタ
フェース210は、RF回路200の動作モードの制御、送信または受信パスの
シンセサイザ周波数の制御、RF回路が受信または送信すべきかどうかの制御、
送信パス270が送信すべき電力の制御を行う。適切なレジスタからの読取りに
よって制御インタフェースは、RSSIなどの受信信号品質に関する情報をBB
回路100に送信できる。図面を単純にするため、受信パス280および送信パ
ス270とレジスタセット220との動作接続は示さない。動作モードを示す2
ビット信号を出力部216に供給する。[10]は受信モード、[01]は送信モー
ド、そして[11]は制御モードを示す。
【0022】 スイッチング回路260は、制御インタフェース210の出力部216に接続
する入力部262、1つの1次インタフェース、3つの2次インタフェースを備
える。1次インタフェースは、ピン40に接続しRFバス1を転送するためのポ
ートと、ピン42に接続しRFバス2を転送するためのポートとを備える。2次
インタフェースの1つを、入力部262における受信信号に依存して常に1次イ
ンタフェースに接続する。入力部262における信号が制御モードを示す時、第
1の2次インタフェースのポート264をスイッチング回路260を介してピン
40に接続する。ポート264をANDゲート234の入力部の1つに接続する
。入力部262における信号が送信モードを示す時、第2の2次インタフェース
のポート266をスイッチング回路260を介してピン40に接続し、この2次
インタフェースのもう一方のポート267をスイッチング回路260を介してピ
ン42に接続する。入力部262における信号が受信モードを示す時、第3の2
次インタフェースのポート268をスイッチング回路260を介してピン40に
接続し、この2次インタフェースのもう一方のポート269をスイッチング回路
260を介してピン42に接続する。図3に詳しく示すように、ポート266お
よび267は送信パス270に、ポート268および269は受信パス280に
それぞれ接続する。
【0023】 復号回路230は制御インタフェース210の出力部216に接続する2ビッ
ト幅入力部を備え、その出力をANDゲート234の入力部の1つと、NOTゲ
ート232を介してORゲート236の入力部の1つに供給する。復号回路23
0は、その入力部で受信した信号が制御モードを示す場合にはハイ出力を生成し
、そうでない場合にはロー信号を生成する。 ORゲートは、前述したようにNOTゲート232を介した入力と、スリープ
Xを受信するピン30からの入力と、ANDゲート234の出力部からの入力と
を受信する。ORゲート236の出力を、スタンバイ制御信号として電源調整回
路240および基準発振器250へ供給する。ORゲート236からのロー出力
は、電源調整回路240を低消費電力スタンバイ状態に置き、基準発振器250
のスイッチをオフにする。
【0024】 基準発振器250はその出力をピン44へ供給する。この出力もRF回路内の
どこかで使用されるが、明瞭にするためにこれを示さない。 図3は、送信モード時に送信パス270にもたらされる制御および受信モード
時に受信パス280にもたらされる制御を示す。 送信パス270は、送信モードの場合にはスイッチング回路260のポート2
66からの入力を受信し、それ以外の場合には入力を受信しないパルス成形回路
272を備える。パルス成形回路272の出力を、変調回路274へ入力として
供給し、この変調回路は、変調された信号を増幅しその後アンテナを介して送信
するために電力増幅器276へ供給する。電力増幅器276は、増幅器利得を強
制的に増大または減少させることができる制御入力部を備える。この制御入力部
をスイッチング回路260のポート267へ接続する。したがって、電力増幅器
のスイッチをオンまたはオフにできる。
【0025】 受信パス280は、受信モードにおいてアンテナから入力を受信する周波数逓
降変換回路286を含む。回路286は受信信号を低周波に変換し、それを復調
回路284へ供給する。復調された信号はDC推算回路282に供給される。D
C推算回路282が出力した振幅確定データをスイッチング回路260のポート
268へ供給する。DC推算回路282は、スイッチング回路260のポート2
69に接続する制御入力部を備える。この制御入力部に供給された信号は、DC
推算回路の動作が高速モードか低速モードかを決定する。
【0026】 (動作モード) 送信モードにおいては、図4(b)に示すように、BB回路100がRFバス
1およびRFバス2を駆動する。RFバス1は、送信用デジタルデータ<TXデ
ータ>をBB回路100からRF回路200へピン40を介して供給する。ロジ
ック・レベルを使用し、そしてパルス成形をRF回路200において完全に行う
。RFバス2は、制御信号<PAオン>を使用してRF回路の電力増幅器(PA
)をパワーアップするタイミングを制御する。RFバス2=<PAオン>=ハイ
の時、電力増幅器はオンとなり、RFバス=<PAオン>=ローの時、電力増幅
器はオフとなる。電力増幅器のスイッチのオン・オフは、1ビット時間(ブルー
トゥース規格1.0における1μs)より短い時間スケールで制御しなければな
らないので、‘タイム・クリティカル’である。
【0027】 受信モードにおいては、図4(c)に示すように、RF回路200がRFバス
1を駆動し、BB回路100がRFバス2を駆動する。RFバス1は受信データ
<RXデータ>をピン40を介してBB回路100に供給する。RFバス2はR
F回路200のDC推算回路をピン42を介して制御する。DC推算回路のスイ
ッチングは、1スロット時間より短い時間スケールで起こるので‘タイム・クリ
ティカル’である。<DCトラック>=ローは一般に受信パケットの開始時に使
用され、これによってDC推算値の高速取得を制御し、<DCトラック>=ハイ
は一般に残りのパケットのために使用され、これによって低速なDC推算回路の
使用を制御する。このDC推算回路の変化は、1ビット時間(ブルートゥース規
格1.0における1μs)より短い時間スケールで制御しなければならないので
、‘タイム・クリティカル’である。
【0028】 制御モードは、送信モードでも受信モードでもない時に入る中立モードである
。このモードへはスリープXがローの時にDバスの制御ワードを介して入る。こ
のモードにおいては、図4(a)に示すように、BB回路がRFバス1およびR
Fバス2を駆動する。RFバス2には割当てられた機能はなく、RFバス1の機
能は<Clkオン>である。RFバス1=<Clkオン>=ハイの時、ANDゲ
ート234が基準発振器250および電源調整回路240のスイッチをオンにす
る。RFバス1=<Clkオン>=ローの時、ANDゲート234は基準発振器
250および電源調整回路240のスイッチをオフにし、待機状態にする。RF
回路は低消費電力モードに置かれる。この時Dバス、RFバスおよびBBClk
のスイッチがオフにされ、動作しなくなる。 したがって、図4(a)〜(c)および表2に示すように、RFバスをシステ
ムの異なる動作モード中に異なる目的に使用できることがわかるだろう。
【0029】
【表2】
【0030】 LPRF装置の動作については、英国特許出願第9820859.8号に詳細
に記載されていて、その内容は引用によってこの中に組み入れられている。特に
、図5は、トランシーバのLPRFのRF構成装置(Tx,Rxおよび周波数コ
ントローラ)およびこれと接続するベースバンド構成装置(図の残りの要素)を
示す。 以上で説明した実施形態では、DC推算回路282がRF回路200内に配置
されるように受信パス280を配置した。その結果、受信モードにおいて、RF
バス1がRxデータをRF回路200からBB回路100へインタフェース10
を介して転送し、RFバス2が制御信号DcトラックをBB回路100からRF
回路200へインタフェース10を介して転送していた。しかしこのように受信
パスを配置することは必須ではない。
【0031】 第2の実施形態ではDC推算回路282をベースバンド回路100内に配置す
る。この結果、RFバス2は受信モードにおいて前記とは違う方向の流れを有す
る。第2の実施形態では、DCトラック信号は完全にベースバンド回路内にあり
、インタフェース10に供給されない。復調回路284のアナログ出力を、例え
ばその出力をRFバス1およびRFバス2にマッピングするシグマデルタ変換器
によってデジタル信号に変換する。その結果、本実施形態では受信モード中デー
タがRFバス1およびRFバス2の両方においてインタフェース10を介してR
F回路200からベースバンド回路100へと流れる。 さらに、第1の実施形態で説明したRF回路が、その機能を第2の実施形態に
従って動作するように変更できる回路を追加的に備えることも考えられる。
【0032】 また、第1の実施形態で説明したBB回路が、その機能を第2の実施形態に従
って動作するように変更できる回路を追加的に備えることも考えられる。 本明細書で明示的あるいは暗示的に開示したすべての新規な特徴または特徴の
組み合わせも本発明の範疇に含むものである。 以上から、本発明の範囲から逸脱することなく以上の説明に様々な修正をなし
うることは当業者には明白であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 RF−BBインタフェースのBB側を示す図である。
【図2】 RF−BBインタフェースのRF側を示す図である。
【図3】 RFバスの機能を示すLPRFトランシーバの概略図である。
【図4】 (a)は制御モードにおけるRFバスの設定方法およびRFチップの応答方法
を示す図であり、(b)は送信モードにおけるRFバスの設定方法およびRFチ
ップの応答方法を示す図であり、(c)は受信モードにおけるRFバスの設定方
法およびRFチップの応答方法を示す図である。
【図5】 DバスがRF回路を備えたLPRFのRFチップおよび装置を制御する方法を
示す図である。
【図6】 (a)はDバスへの読取りアクセスを示す図であり、(b)はDバスへの書込
みアクセスを示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 9928856.5 (32)優先日 平成11年12月7日(1999.12.7) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 パウル ブルゲス ドイツ ボーフム D−44789 アルゼン ストラッセ 12 (72)発明者 オラフ ヨエレッセン ドイツ ジュッセルドルフ D−40235 ガイベル ストラッセ 30 Fターム(参考) 5K011 DA11 EA03 JA03 KA03

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 RFトランシーバ回路を制御するインタフェースを備えた
    装置であって、 前記インタフェースは、 送信モードおよび受信モードからなるトランシーバの動作モードを変更する制
    御情報を供給して前記RFトランシーバ回路を制御する複数のコネクタと、 少なくとも第1および第2のコネクタとをさらに備え、 第1モードにおいて、前記第1および第2コネクタのうちの一方が前記トラン
    シーバにデータを送信し、もう一方が第1の機能を実行するように動作可能であ
    り、第2モードにおいて、前記第1および第2コネクタの一方が前記RFトラン
    シーバからデータを受信し、もう一方が異なる第2の機能を実行するように動作
    可能であることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、 前記第1の機能が前記トランシーバへの第1制御信号の供給機能であることを
    特徴とする装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の装置において、 前記第1制御信号がタイム・クリティカルな制御信号であることを特徴とする
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載の装置において、 前記第1の機能が前記トランシーバの送信部にある電力増幅器の制御機能であ
    ることを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかに記載の装置において、 前記第2の機能が前記トランシーバへの第2制御信号の供給機能であることを
    特徴とする装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の装置において、 前記第2制御信号がタイム・クリティカルな制御信号であることを特徴とする
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の何れかに記載の装置において、 前記第2の機能が前記トランシーバの受信部によって受信されたデータのDC
    推算を制御する機能であることを特徴とする装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至4の何れかに記載の装置において、 前記第2の機能が前記トランシーバからのデータ受信機能であることを特徴と
    する装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8の何れかに記載の装置において、 前記第1コネクタが双方向的であり、前記第1モードにおいてデータ送信を行
    い、前記第2モードにおいてデータ受信を行うことを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9の何れかに記載の装置において、 前記所定のタイム・クリティカルな制御信号を前記複数のコネクタを介さずに
    供給することを特徴とする装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10の何れかに記載の装置において、 前記第1モードが前記トランシーバの送信モードであることを特徴とする装置
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11の何れかに記載の装置において、 前記第2モードが前記トランシーバの受信モードであることを特徴とする装置
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12の何れかに記載の装置において、 前記複数のコネクタが、前記装置との間でデータ送受信を行うためのコネクタ
    と、前記装置からのイネーブル信号を供給するためのコネクタと、前記装置から
    のクロック信号を供給するためのコネクタとからなることを特徴とする装置。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至13の何れかに記載の装置において、 前記複数のコネクタを使用して前記トランシーバのレジスタと読取りおよび書
    込みアクセスを行うことを特徴とする装置。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至14の何れかに記載の装置において、 前記複数のコネクタが、それを介してデータを逐次的に転送する少なくとも1
    つのコネクタを備えたシリアルインタフェースであり、前記データは装置アドレ
    ス、前記データを書込むべきかあるいは読取るべきかを知らせるビット、ローカ
    ル・アドレスおよび可変データ部分とからなることを特徴とする装置。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至15の何れかに記載の装置において、 第1制御回路およびプロセッサをさらに備え、前記第1制御回路が前記複数の
    コネクタおよび/または前記第1および第2コネクタを介して前記RF回路を制
    御し、前記プロセッサが前記複数のコネクタのみを介して前記RF回路を制御す
    ることを特徴とする装置。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載の装置において、 前記データ部分が1から32ビットの間で変化する長さを有することを特徴と
    する装置。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至17の何れかに記載の装置において、 前記複数のコネクタが少なくとも1つの他の装置に接続することを特徴とする
    装置。
  19. 【請求項19】 請求項1乃至18の何れかに記載の装置において、 前記トランシーバからクロック信号を受信するコネクタをさらに備えることを
    特徴とする装置。
  20. 【請求項20】 請求項1乃至19の何れかに記載の装置において、 前記トランシーバの構成装置をパワーダウンさせる第3コネクタ(スリープX
    )を備えることを特徴とする装置。
  21. 【請求項21】 ベースバンド回路を備えた装置に接続するためのインタフ
    ェースを備えたトランシーバ回路であって、 前記インタフェースは、 送信モードおよび受信モードからなるトランシーバの動作モードを変更するた
    めの制御情報を供給する複数のコネクタと、 少なくとも第1および第2のコネクタとを備え、 第1モードにおいて、データを前記第1および第2コネクタのうちの一方にお
    いて受信し、もう一方が第1の機能を実行し、第2モードにおいて、前記装置に
    送信するためにデータを前記第1および第2コネクタの一方に供給し、もう一方
    が前記第1の機能とは異なる第2の機能を実行することを特徴とするトランシー
    バ回路。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載のトランシーバ回路において、 電力増幅器を備え、 前記第1の機能が前記電力増幅器を制御するための第1制御信号の受信機能で
    あることを特徴とするトランシーバ回路。
  23. 【請求項23】 請求項21又は22に記載のトランシーバ回路において、 DC推算回路を備え、 前記第2の機能が前記DC推算回路を制御するための第2の異なる制御信号の
    受信機能であることを特徴とするトランシーバ回路。
  24. 【請求項24】 請求項21又は22に記載のトランシーバ回路において、 前記第2の機能が受信データの供給機能であることを特徴とするトランシーバ
    回路。
  25. 【請求項25】 ベースバンド回路を備えた装置とトランシーバ回路とを接
    続する方法であって、 前記装置は、前記トランシーバが送信モードにあるのかあるいは受信モードに
    あるのかを制御する手段および第1および第2コネクタを備え、 前記トランシーバが前記送信モードに入るのを制御するステップと、 データを前記装置から前記トランシーバへ前記第1コネクタを介して供給する
    ステップと、 前記トランシーバの電力増幅器を前記第2コネクタを介して制御するステップ
    とからなることを特徴とする方法。
  26. 【請求項26】 ベースバンド・エンジンを備えた装置とトランシーバとを
    接続する方法であって、 前記装置は、前記トランシーバが送信モードにあるのかあるいは受信モードに
    あるのかを制御する手段および第1および第2コネクタを備え、 前記トランシーバが前記受信モードに入るのを制御するステップと、 前記トランシーバからのデータを前記第1コネクタを介して前記装置において
    受信するステップと、 前記トランシーバのDC推算回路を前記第2コネクタを介して制御するステッ
    プとからなることを特徴とする方法。
  27. 【請求項27】 コネクタを備えたインタフェースであって、 前記コネクタは、タイム・クリティカルな機能を制御するための信号を送信す
    る第1コネクタと、データ送信を行う第2コネクタとからなり、 前記タイム・クリティカルな機能は、前記第2コネクタがデータの受信中であ
    るかあるいは送信中であるかによって決まることを特徴とするインタフェース。
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