JP2001217741A - 移動局装置 - Google Patents

移動局装置

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JP2001217741A
JP2001217741A JP2000023389A JP2000023389A JP2001217741A JP 2001217741 A JP2001217741 A JP 2001217741A JP 2000023389 A JP2000023389 A JP 2000023389A JP 2000023389 A JP2000023389 A JP 2000023389A JP 2001217741 A JP2001217741 A JP 2001217741A
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power supply
voltage
time
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JP2000023389A
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English (en)
Inventor
Narihira Takemura
成平 竹村
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Renesas Micro Systems Co Ltd
Original Assignee
Renesas Micro Systems Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の移動局の電源回路におけるの消費電力
より更に低消費電力化を図った移動局装置を提供するこ
と。 【解決手段】 バッテリ30の出力電圧を電圧調整して
各部に電源電圧を供給する電源回路20を有し時分割で
通信を行う移動局装置において、電源回路は、バッテリ
の出力電圧を昇圧するDC−DCコンバータ204と、
DC−DCコンバータの昇圧レベルをTDMAフレーム
単位で任意に変化させるDC−DCコンバータ制御部2
06とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はPHSやPDC等に
代表される時分割通信方式の移動局装置に係り、特に、
移動局装置の電源制御に関する。
【0002】
【従来の技術】PHSやPDC等に代表される時分割通
信方式の移動局装置(以後、移動局と記す)は、その使
用形態の特性上バッテリで動作している。主に使用され
るバッテリには、ニッケル水素電池やリチウムイオン電
池等があり、移動局内の回路には1個または数個の電池
が接続され、基本的に1種類の電圧がバッテリから供給
されている。
【0003】しかし移動局を構成する各回路部が実際に
必要とする電圧は夫々異なる為、バッテリの出力電圧を
DC−DCコンバータで昇圧した後、定電圧レギュレー
タ等によって各回路部に必要なレベルの電圧を作り出し
てから各回路部に供給する方法をとっている。
【0004】一般的な従来の移動局のシステム構成を図
7に示す。同図において、移動局は、送受信の為のアン
テナ10と、送信信号を増幅するパワーアンプ12と、
電波を受信し検波/復調して音声信号を取り出す受信部
と音声又は制御信号を変調しパワーアンプに出力する送
信部とを備えた送受信部14と、中央演算処理装置(C
PU)、リードオンリメモリ(ROM)、ランダムアク
セスメモリ(RAM)等で構成され通信や移動局のマン
インターフェース等の制御を行う制御部16と、コンデ
ンサマイクやスピーカ等を使用をした送受話部18と、
電源回路20と、バッテリ30とを有している。
【0005】また、電源回路20は、DC−DCコンバ
ータ204の出力電圧から5Vの電源電圧を作り出しパ
ワーアンプ12に供給するパワーアンプ(PA)用定電
圧レギュレータ200と、DC−DCコンバータ204
の出力電圧から3Vの電源電圧を作り出しパワーアンプ
12以外の各回路部に供給するメイン定電圧レギュレー
タ202と、バッテリの出力電圧を各回路部時応じて昇
圧するDC−DCコンバータ204とを有している。
【0006】電子部品の消費電力は、各部品毎の消費電
流と印加電圧の積で決まるので 出来るだけ印加電圧は
小さい方が低消費電力化の点から有利である。よって、
出来るだけ可能な限り低い印加電圧で動作する部品で移
動局を構成することになるが、全て同一の低電圧とする
ことは困難である。例えば高出力が要求されるパワーア
ンプ等は比較的高い電源電圧が必要となることが多く、
他の回路部と異なる電源電圧が必要となる。
【0007】図7に示す従来の移動局では、パワーアン
プ12のみ5Vで、他の送受信部14、制御部16、送
受話部18は全て3Vの電源電圧で動作する構成とし、
2種類の定電圧レギュレータを使用することで低消費電
力化を図ったものである。一般的に為には、目的の定電
圧出力より高い電圧(例えば 目的の電圧+0.7V 以
上)が必要となる。この為、DC−DCコンバータによ
りバッテリの出力電圧を必要なレベルまで昇圧し前記定
電圧レギュレータに入力することにより定電圧レギュレ
ータで目的とするレベルの定電圧を発生させるようにし
ている。尚、従来の移動局における電源回路20内のD
C−DCコンバータ204の出力電圧は、図8に示す通
り基本的に時間によらず常に一定で特に昇圧レベルの制
御はしていなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般的に時分割通信を
行う移動局は、時分割で間欠的に送受信を行う為、パワ
ーアンプ等の消費電力が高い回路部は基本的に動作が不
要である時間帯は積極的にON/OFF制御することで
低消費電力化を図っている。これは事実上、パワーアン
プがOFFしている時間はパワーアンプ用定電圧レギュ
レータ200から5Vの電圧を供給する必要が無いとい
うことである。
【0009】それにもかかわらず従来の移動局の電源回
路では、常に全てのレギュレータを動作させることが可
能な電圧までバッテリ電圧を昇圧しているのでDC−D
Cコンバータ204で無駄な電力を消費していた。本発
明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、従来
の移動局の電源回路におけるの消費電力より更に低消費
電力化を図った移動局装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、バッテリの出力電圧を電
圧調整して各部に電源電圧を供給する電源回路を有し時
分割で通信を行う移動局装置において、前記電源回路
は、各回路部に供給する電源電圧レベルを前記時分割で
通信を行うタイミングで調整することを特徴とする。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、前記電源
回路は、請求項1に記載の移動局装置において、バッテ
リの出力電圧を昇圧するDC−DCコンバータと、該D
C−DCコンバータの昇圧レベルをTDMAフレーム単
位で任意に変化させる制御手段とを有することを特徴と
する。
【0012】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の移動局装置において、前記電源回路は、バッテ
リの出力電圧を昇圧するDC−DCコンバータと、該D
C−DCコンバータの昇圧レベルをDC−DCコンバー
タの昇圧レベルが通信行う上でを常に必要最低限になる
よう制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0013】また、請求項4に記載の発明は、請求項2
または3のいずれかに記載の移動局装置において、前記
DC−DCコンバータの最適な昇圧レベル及び該昇圧レ
ベルの間欠制御間隔を示す制御命令データを、起動時や
リセット時、時分割(間欠)周期変更時等、任意のタイ
ミングで必要に応じて前記制御手段にロード・再設定す
る手段を有することを特徴とする。
【0014】請求項1乃至4に記載の発明によれば、移
動局の電源回路内のDC−DCコンバータによる昇圧レ
ベルを時分割通信の実状にあわせ、通信に必要な必要最
低限の昇圧動作のみを行うようにしたので、従来の移動
局の電源回路におけるの消費電力より更に低消費電力化
が図れる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。尚、図1、図3において図7に示
した従来の移動局の構成要素と同一の機能を有する要素
については同一の符号を付してある。本発明の第1の実
施の形態に係る移動局装置の構成を図1に示す。同図に
おいて、移動局装置は、送受信の為のアンテナ10と、
送信信号を増幅するパワーアンプ12と、電波を受信し
検波/復調して音声信号を取り出す受信部と音声又は制
御信号を変調しパワーアンプに出力する送信部とを備え
た送受信部14と、中央演算処理装置(CPU)16
2、リードオンリメモリ(ROM)/ランダムアクセス
メモリ(RAM)160等で構成され通信や移動局のマ
ンインターフェース等の制御を行う制御部16と、コン
デンサマイクやスピーカ等を使用をした送受話部18
と、電源回路20と、バッテリ30とを有している。
【0016】また、電源回路20は、DC−DCコンバ
ータ204の出力電圧から5Vの電源電圧を作り出しパ
ワーアンプ12に供給するパワーアンプ(PA)用定電
圧レギュレータ200と、DC−DCコンバータ204
の出力電圧から3Vの電源電圧を作り出しパワーアンプ
12以外の各回路部に供給するメイン定電圧レギュレー
タ202と、バッテリの出力電圧を各回路部時応じて昇
圧するDC−DCコンバータ204と、DC−DCコン
バータ204の昇圧レベルを時分割で制御するDC−D
Cコンバータ制御部206とを有している。
【0017】移動局各部の動作電圧は、前記従来例と同
じく、パワーアンプ部が5V、送受信部・制御部・送受
話部が3Vの印加電圧で動作する構成とした。本発明の
第1の実施の形態に係る移動局(移動局装置)は、電源
回路部のDC−DCコンバータの昇圧レベルを時分割通
信の実状に合わせ任意に変化させる手段(DC−DCコ
ンバータ制御部206)を有することを特徴としてい
る。また、DC−DCコンバータ制御部206は、現時
点で動作しているブロックに応じてDC−DCコンバー
タの昇圧レベルを最低限必要の昇圧レベル(その時必要
な定電圧レギュレータが正常動作する電圧)となるよう
制御する機能を有することを特徴としている。
【0018】図2は、時分割で通信を行う移動体通信シ
ステムの一つであるPHSの移動局に関し、図1に示す
移動局を用いた通話時におけるDC−DCコンバータ出
力電圧制御の具体例を示したものである。PHSではス
ロットと呼ばれる時間単位(625μs)で時分割送受
信を行っており、図5に示す通り送信用4スロット(T
1、T2、T3、T4)+受信用4スロット(R1、R
2、R3、R4)=8スロットで、TDMA(時分割多
元接続)フレーム(5ms)を構成している。
【0019】実際にはT1とR1、T2とR2、T3と
R3、T4とR4の組み合わせで使用されるので、図2
に示す通り、通話時の送信タイミング及び受信タイミン
グは共にTDMAサイクルである5ms毎となる。つま
り、実際に移動局のパワーアンプ12に電圧を印加する
必要が有るのはTDMAサイクル毎の送信時のみとな
る。そこで本発明の第1の実施の形態では、図2に示す
とおり、送信時以外はDC−DCコンバータ204の昇
圧出力電圧をメイン定電圧レギュレータ202が最低限
動作する電圧まで下げるようDC−DCコンバータ制御
部206により制御している。
【0020】但し、DC−DCコンバータ204で、あ
る昇圧レベルからより高い昇圧レベルに上げる場合(例
えば昇圧レベルを4Vから6Vへ変更)は、昇圧電圧が
任意の昇圧レベルまで上昇し安定するのに一定の時間が
必要となるため、立ち上がりの制御タイミングはその上
昇時間分早めに設定する必要がある。また、任意の電圧
まで昇圧するのに必要な時間は、実際に使用するデバイ
スの仕様により異なる(例えば数十μs〜数ms)ので
出来るだけ早いものを使用する方が低い昇圧レベルで
動作させる時間帯をより長く維持出来るので消費電力化
の面で有利となる。
【0021】尚、DC−DCコンバータ部の構成は、昇
圧レベルが可変可能なDC−DCコンバータを使用する
以外に、昇圧レベルの異なる「昇圧値固定のDC−DC
コンバータ」を複数用意し、必要なDC−DCコンバー
タを時分割で選択する構成としてもよい。
【0022】本実施の形態に係る移動局のDC−DCコ
ンバータ制御部206の最適な昇圧レベル及び間欠制御
間隔の制御命令データは制御部16内のROM/RAM
160等に格納されており、制御部16は、起動時やリ
セット時等、 任意のタイミングで必要に応じてDC−
DCコンバータ制御部206にロード・再設定する手段
(例えば、CPU162)を有している。以上、上記の
時分割制御により従来の移動局比べ本発明の実施の形態
に係る移動局の電源部は、より低消費電力化することが
可能となる。
【0023】本発明の第2の実施の形態に係る移動局装
置の構成を図3にを示す。同図において、移動局装置
は、送受信の為のアンテナ10と、送信信号を増幅する
パワーアンプ12と、電波を受信し検波/復調して音声
信号を取り出す受信部と音声又は制御信号を変調しパワ
ーアンプに出力する送信部とを備えた送受信部14と、
パワーセーブ機能付きCPU162A、リードオンリメ
モリ(ROM)/ランダムアクセスメモリ(RAM)1
60等で構成され通信や移動局のマンインターフェース
等の制御を行う制御部16Aと、コンデンサマイクやス
ピーカ等を使用をした送受話部18と、電源回路20
と、バッテリ30とを有している。
【0024】また、電源回路20は、DC−DCコンバ
ータ204の出力電圧から5Vの電源電圧を作り出しパ
ワーアンプ12に供給するパワーアンプ(PA)用定電
圧レギュレータ200と、DC−DCコンバータ204
の出力電圧から3Vの電源電圧を作り出しパワーアンプ
12以外の各回路部に供給するメイン定電圧レギュレー
タ202と、DC−DCコンバータ204の出力電圧か
ら1.2Vの電圧を作り出しパワーセーブ機能付きCP
U162Aが機能停止時に該CPU162Aに供給する
パワーセーブ用定電圧レギュレータ208と、バッテリ
の出力電圧を各回路部時応じて昇圧するDC−DCコン
バータ204と、DC−DCコンバータ204の昇圧レ
ベルを時分割で制御するDC−DCコンバータ制御部2
06とを有している。
【0025】DC−DCコンバータ制御部は、その時点
で動作している各回路部に応じて移動局の正常動作に必
要最低限の定電圧レギュレータのみが動作するようにバ
ッテリーの出力電圧を昇圧して電圧を各定電圧レギュレ
ータに供給している。また本実施の形態に係る移動局
は、パワーアンプ部が5V、送受信部14、制御部16
A、送受話部18が3Vの印加電圧で動作する構成とな
っている。
【0026】本発明の第2の実施の形態に係る移動局の
特徴は、制御部16Aにパワーセーブ機能付きCPU1
62Aを使用することにより、通話中だけではなく着呼
待受時等においても低消費電力化が可能となることであ
り、通話時間及び待受け時間がより多く増加する、とい
う効果がある。
【0027】本実施の形態でいうパワーセーブ機能付き
CPUとは、CPUが制御及び各種演算処理の必要が無
い時に、CPUへのクロック供給を断ち(CPU停
止)、次回CPUが復帰するのに必要最低限のメモリ
値、レジスタ値を維持する為の最低電圧までCPUへの
電圧印加を押さえることで低消費電力化を図ることが可
能な機能を搭載したCPUのことであり、本実施の形態
ではパワーセーブ機能付きCPU162Aのパワーセー
ブ時の最低印加電圧はパワーセーブ用定電圧レギュレー
タの出力と同じ1.2Vである。
【0028】図4は、移動体通信システムの一つである
PHSにおける、本発明の第2の実施の形態に係る移動
局の着呼待受から着呼−着呼応答(接続処理)−通話中
−終話−着呼待受までのDC−DCコンバータ204の
出力電圧制御の具体例を示したものである。また、図6
は、PHSの制御チャネルの基本周期となるLCCHス
ーパーフレームの一構成例を示したものである。
【0029】本例は、論理制御チャネル(LCCH )
インターバル値を20(100m秒)とし、LCCHの
最小周期でああるLCCHスーパーフレーム構成を、B
C、P1、P2、SC、 P3、P4、SC、 P5、P
6、SC、P7、P8の順に構成(1.2秒)したもの
である。ここで、BCとは報知チャネルであり、移動局
に対し無線チャネルの構造情報、システム運用情報、規
制情報等の制御情報を報知するポイント−マルチポイン
トの下り片方向チャネルである。
【0030】また、SCとは個別セル用チャネルであ
り、基地局と移動局の間で呼接続に必要な情報を転送す
るポイント−ポイントの双方向チャネルである。さら
に、P1、 P2、 P3、 P4、 P5、 P6、 P
7、 P8は一斉呼出チャネルであり、夫々の一斉呼び
出しチャネル毎に同一の情報(着呼信号等)を一斉に転
送するポイント−マルチポイントの下り片方向チャネル
である。また、PHSの場合、各LCCHは更に実際の
送受信スロット単位であるT1、T2、T3、T4、R
1、R2、R3、R4のTDMA(時分割多元接続)フ
レームに細分される。
【0031】T1、T2、T3、T4、が送信用スロッ
ト、R1、R2、R3、R4が受信用スロットであり、
実際の通信には、T1とR1、T2とR2、T3とR
3、T4とR4の組み合わせで使用される。一般的に移
動局は電源が投入されると、先ず基地局の検索を開始
し、報知チャネルで送信されている無線チャネル構造
(LCCHスーパーフレーム構成等)、システム運用情
報等の制御情報を受信する。次に、移動局は、個別セル
用チャネル上で 先ほど受信した各情報等を用いて、基
地局と無線リンクを確立し基地局に対し位置登録を行
う。
【0032】位置登録が行われると基地局からは、該移
動局が属する群の一斉呼出チャネルが示される。一斉呼
出チャネルは同一の群に属する移動局に着呼があった場
合に知らせる為のチャネルであり、基地局から該移動局
に対し例えば一斉呼出チャネル上のP3を受信するよう
指定されたならば、該移動局はP3のタイミングで送信
される着呼信号を受信するよう制御される。そして移動
局は、基地局より指定された自分(該移動局)の属する
群の一斉呼び出チャネルを間欠受信することで、該移動
局に対する着呼信号が含まれているか確認を行う。
【0033】また、移動局はバッテリで動作しているの
で、着呼信号等を待受受信する際は基本的に電力消費が
大きい連続的な受信は行わず、自分(該移動局)の属す
る群の着呼信号の受信タイミングでのみ受信部を立ち上
げ間欠的に着呼の確認をすることにより低消費電力化を
図っている。したがって、図6に示すLCCHスーパー
フレーム構成例では各一斉呼出チャネルの基本周期が
1.2s(秒)なので、間欠受信間隔の基本周期も1.
2sとなる。
【0034】つまり、上記の例では着呼待受はLCCH
スーパーフレームと呼ばれる時間間隔(1.2s)で着
呼信号の待受を行い、基地局から着呼信号を受信すると
今度はLCCHインターバルと呼ばれる時間間隔(10
0ms)で着呼応答及び基地局との無線リンクの接続処
理を行って 通話の為のサービスチャネルを確立後TD
MAサイクル(5ms)で通話が行われる。終話後は、
またLCCHスーパーフレーム単位で着呼信号の待受状
態となる。
【0035】本発明の第2の実施の形態においても、D
C−DCコンバータによる昇圧レベルを時分割通信の実
状にあわせ、必要最低限の昇圧動作のみを行うよう制御
する手段を設けるという基本的な考え方は、第1の実施
の形態とほぼ同等となる。本発明の第2の実施の形態に
係る移動局が第1の実施の形態に係る移動局と異なる点
は、着呼待受時はLCCHスーパーフレーム間隔(1.
2s)、無線リンクの接続処理中はLCCHインターバ
ル間隔(100ms)、通常通話時はTDMAサイクル
の間隔(5ms)で、DC−DCコンバータ204の昇
圧出力電圧を制御することにより、通話時以外の状態に
おいても電源回路20の低消費電力化が可能となること
である。
【0036】具体的には、着呼応答(接続処理)〜通話
中〜終話の間は、送信時のみパワーアンプ(PA)用定
電圧レギュレータ200が正常動作するのに必要な電圧
レベルまでバッテリ30の出力電圧を昇圧し、それ以外
の時間帯ではDC−DCコンバータ204の昇圧レベル
をメイン定電圧レギュレータ202が正常動作するのに
必要な電圧レベルにまで押さえている点である。また、
着呼待受時は、着呼確認の為の受信間隔が1.2sと長
い為、受信時以外はパワーセーブ機能付CPU162A
を間欠的にパワーセーブモードとし、DC−DCコンバ
ータ204の昇圧をパワーセーブ用定電圧レギュレータ
208のみが正常動作するのに必要なレベルまでに押さ
え、受信動作が必要な時のみメイン定電圧レギュレータ
202が正常動作するのに必要な電圧レベルまで昇圧し
ている。
【0037】第1の実施の形態と同様、DC−DCコン
バータ部の構成は、昇圧レベルが可変可能なDC−DC
コンバータを使用する以外に、昇圧レベルの異なる「昇
圧値固定のDC−DCコンバータ」を複数用意し、必要
なDC−DCコンバータを時分割で選択する構成として
もよい。
【0038】また、本実施の形態に係る移動局のDC−
DCコンバータ制御部206の最適な昇圧レベル及び間
欠制御間隔の制御命令データも第1の実施の形態と同
様、制御部16A内のROM/RAM160等に格納さ
れており、制御部16Aは、起動時やリセット、時分割
(間欠)周期変更時等、任意のタイミングで必要に応じ
てDC−DCコンバータ制御部206にロード・再設定
する手段(例えば、パワーセーブ機能付CPU162
A)を有している。以上、制御部にパワーセーブ機能付
CPUを使用し、通話中以外も電源部の昇圧レベルを制
御することで、通話中だけでなく着呼待受時等において
も低消費電力化が可能となるので、本発明の第1の実施
の形態に係る移動局より更に通話時間および待受け時間
の増加を図ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、時分割通信の実状にあわせて 一部の定電圧レギュ
レータ出力を使用しない時間帯は、DC−DCコンバー
タの昇圧レベルを必要最低限まで低くするように制御す
るので、(従来移動局の昇圧レベルより、昇圧レベルを
小さくできる時間) × (昇圧レベルを下げたことによ
るDC−DCコンバータの消費電力の低下量)分だけ、
低消費電力化を実現することが可能である。
【0040】また第1の実施の形態では通話中のみの低
消費電力化であるが、第2の実施の形態では、制御部に
パワーセーブ機能付CPUを使用し、通話中以外も昇圧
レベルを制御することにより、通話中だけでなく 着呼
待受時等においても低消費電力化が可能となり、通話時
間及び待受け時間をより多く増加させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る移動局装置
の構成を示すブロック図。
【図2】 図1に示した移動局装置におけるDC−DC
コンバータの出力電圧制御例を示すタイミングチャー
ト。
【図3】 本発明の第2の実施の形態に係る移動局装置
の構成を示すブロック図。
【図4】 図3に示した移動局装置におけるDC−DC
コンバータの出力電圧制御例を示すタイミングチャー
ト。
【図5】 TDMAフレームの構成を示す説明図。
【図6】 LCCHスーパーフレームの構成例を示す説
明図。
【図7】 従来の移動局装置の構成を示すブロック図。
【図8】 図7に示した従来の移動局装置におけるDC
−DCコンバータの出力電圧制御例を示すタイミングチ
ャート。
【符号の説明】
10 アンテナ 12 パワーアンプ 14 送受信部 16 制御部 18 送受話部 20 電源回路 30 バッテリ 200 パワーアンプ用定電圧レギュレータ 202 メイン定電圧レギュレータ 204 DC−DCコンバータ 206 DC−DCコンバータ制御部 208 パワーセーブ用定電圧レギュレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K011 DA29 JA01 KA03 5K060 CC12 DD04 LL11 LL21 MM02 MM03 5K061 AA02 BB12 EE01 EE11 5K067 AA43 BB04 EE02 EE32 KK05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリの出力電圧を電圧調整して各部
    に電源電圧を供給する電源回路を有し時分割で通信を行
    う移動局装置において、 前記電源回路は、各回路部に供給する電源電圧レベルを
    前記時分割で通信を行うタイミングで調整することを特
    徴とする移動局装置。
  2. 【請求項2】 前記電源回路は、 バッテリの出力電圧を昇圧するDC−DCコンバータ
    と、 該DC−DCコンバータの昇圧レベルをTDMAフレー
    ム単位で任意に変化させる制御手段と、 を有することを特徴とする請求項1に記載の移動局装
    置。
  3. 【請求項3】 前記電源回路は、 バッテリの出力電圧を昇圧するDC−DCコンバータ
    と、 該DC−DCコンバータの昇圧レベルをDC−DCコン
    バータの昇圧レベルが通信行う上でを常に必要最低限に
    なるよう制御する制御手段と、 を有する事を特徴とする請求項1に記載の移動局装置。
  4. 【請求項4】 前記DC−DCコンバータの最適な昇圧
    レベル及び該昇圧レベルの間欠制御間隔を示す制御命令
    データを、起動時やリセット時、時分割(間欠)周期変
    更時等、任意のタイミングで必要に応じて前記制御手段
    にロード・再設定する手段を有することを特徴とする請
    求項2または3のいずれかに記載の移動局装置。
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