JPH10303754A - パルス幅変調回路および方法 - Google Patents

パルス幅変調回路および方法

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JPH10303754A
JPH10303754A JP12988597A JP12988597A JPH10303754A JP H10303754 A JPH10303754 A JP H10303754A JP 12988597 A JP12988597 A JP 12988597A JP 12988597 A JP12988597 A JP 12988597A JP H10303754 A JPH10303754 A JP H10303754A
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bit
signal
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input
bits
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JP12988597A
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Hiroji Ishikawa
洋児 石川
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相変動がなく、高分解能、低脈流成分で、
キャリア周波数を任意に逓倍できるPWM回路を提供す
ること。 【解決手段】 リングカウンタ1が発生する信号C=
[Cn-1 ,Cn-2 ,…,C1 ,C0 ]を、論理回路2で
PWM信号のキャリア周波数が信号Cの周波数の2のべ
き乗であって連続する三角形状の信号Qに変換し、マグ
ニチュードコンパレータ3のB入力に入力する。一方、
データ保持回路4に保持された被変調データDはマグニ
チュードコンパレータ3のA>Bの比較結果がPWM信
号となる。リングカウンタ1周期あたりのPWM信号の
分解能はnビットに保たれ、そのキャリア周波数は、リ
ングカウンタ周波数の2のm乗倍になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パルス幅変調(P
WM)回路および方法に関し、特にディジタル信号をア
ナログ信号に変換するDA変換器、通信回路、さらにモ
ータをはじめとする電力機器を駆動するインバータなど
の制御回路に適用可能なPWM回路および方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】
(従来技術1)従来のアナログ方式のPWM回路では、
二等辺三角形状の基準信号と被変調信号をコンパレータ
で比較することによりPWM信号を得ており、この場
合、被変調信号の大小に依存したPWM信号の位相の変
動はない。
【0003】一方、ディジタル方式でPWM回路を実現
する方法として、図2の(a)に示すように、リングカ
ウンタが発生する直角三角形状ののこぎり波Cを基準信
号とし、これと被変調信号Dをマグニチュードコンパレ
ータに入力し、その大小比較結果をPWM信号(PWM
1)とする方法が、アナログ方式から容易に案出され
る。この方式は、多チャンネルのPWMを実現する場合
は、マグニチュードコンパレータを追加するだけでよい
などのすぐれた特徴がある。また、この方式において
は、被変調データの更新周期がリングカウンタと同じ、
もしくはその整数倍ならば、その変調特性は理想的な線
形となり、得られるPWM信号の分解能やキャリア周期
はそのリングカウンタのそれに等しいという特徴があ
る。
【0004】(従来技術2)一方、A/D変換器やモー
タ制御などで要求されるPWMの仕様として、PWMの
分解能を落とさずにキャリア周波数を被変調データの更
新周波数より高くしたいという要求があり、これを満た
すべく、本願出願人の出願にかかる特開平3−7631
1号に記載の方式が提案された。
【0005】また、2の補数表現された被変調データを
簡単な構成でPWM信号にすべく、本願出願人の出願に
かかる特開平3−76312号に記載の方式が提案され
た。
【0006】さらに、本発明に関連する従来技術とし
て、特開平1−36118号、特開平1−37124
号、特開平2−219321号、特開平4−29528
0号、特開平4−318469号、特開平6−5379
4号、特開平6−311040号および特開平8−88
566号に記載の方式が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
(従来技術1)従来技術1で述べたディジタル方式でP
WM回路を実現する方法においては、PWM信号(PW
M1)の位相がその大きさに依存して変動してしまう
(すなわち、各PWM信号の立ち上りエッジの位相は変
化しないものの、各PWM信号のハイの部分の中心をそ
の位相とみなすと、位相が変動している)。それを防ぐ
には、基準信号の発生に際して、クロックをアップ/ダ
ウンカウントするアップダウンカウンタと若干の制御回
路を用いて、基準信号のはじめの半周期において、クロ
ックをダウンカウント、残りの半周期において、クロッ
クをアップカウントすることで二等辺三角形状の三角波
を発生させ、これを基準信号として用いればよい。
【0008】しかしながら、上記ディジタル方式におけ
る位相変動を防ぐ方式においては、次のような問題があ
る。
【0009】(1)ディジタル方式のPWMの1周期あ
たりの分解能は、理論上1周期あたりのクロック数が上
限であるが、その分解能が上記のこぎり波の基準信号に
比べて1ビット低下してしまう。すなわち、例えば4ビ
ットの基準信号の場合、図4(a)に示すように、のこ
ぎり波では0〜15の16階調が得られる(ただし、こ
の場合は上述したように位相変動が生じる)。これを、
上述のディジタル方式における位相変動を防ぐ方式に適
用すると、ダウンカウントおよびアップカウントの各々
で16階調を得るためには、2周期分の時間が必要とな
り、一方、1周期は、16クロックであるから、1周期
においては、ダウンカウントおよびアップカウント共
に、0,2,4,6,8,10,12,14の8階調し
か得られない(すなわち、分解能が1ビット低下す
る)。
【0010】(2)回路が複雑である。
【0011】(従来技術2)従来技術2で述べた各方式
においても、図2の(a)と同様に、PWM信号の位相
が、その大きさに依存して変動してしまう。すなわち、
各PWM信号の立ち上がりエッジの位相は変化しないも
のの、各PWM信号のハイの部分の中心をその位相とみ
なすと、位相が変動している。
【0012】また、従来技術2で述べたディジタル方式
のPWM回路で理想的な変調を行うためには、そのキャ
リア周期がクロック周期の2のべき乗倍でなければなら
ない。ところがPWM回路とその周辺の他の回路では必
要なクロックの周波数は必ずしも一致しない。そこでP
WM回路用には、必要に応じてPLL(位相同期ルー
プ)回路や、専用のクロック発生器を用意するなどして
必要な周波数のクロックを確保しなければならない。さ
らに、従来の方式では、被変調データの更新周期は最短
でもキャリア周期と同じであり、高速制御性を高めたい
という要求に応えることはできなかった。
【0013】そこで本発明の目的は、以上のような問題
を解消したPWM回路および方法を提供することにあ
る。
【0014】本発明の他の目的は、簡単な回路で実現で
きるPWM回路および方法を提供することにある。
【0015】本発明のさらに他の目的は、位相変動がな
く、高分解能、低脈流成分で、キャリア周波数を任意に
逓倍できるPWM回路および方法を提供することにあ
る。
【0016】本発明のさらに他の目的は、キャリア周期
がクロックの2のべき乗倍でない場合も良好なPWM信
号を発生でき、したがって、専用のクロックを新たに用
意する必要がないPWM回路および方法を提供すること
にある。
【0017】本発明のさらに他の目的は、本発明にかか
るPWM回路をDA変換器に適用した場合のアナログ波
形の劣化や、電力制御に適用した場合の制御性の劣化が
極めて少なく、安価に実現できるPWM回路および方法
を提供することにある。
【0018】本発明のさらに他の目的は、従来技術では
必要であった1の加算器を不要にすることによって2の
補数データの変調、丸め機能が簡単な回路で実現でき、
したがって、丸め機能により、丸めをせずに下位ビット
を切り捨てた場合に発生する1/2LSBのオフセット
が発生したり、正の100 %デューティが出力できないと
いう問題をなくすことができるPWM回路および方法を
提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、所定の値までステップ状
に順次増加または減少するnビットの信号を所定の周波
数で繰り返し出力する信号出力手段と、該信号出力手段
から出力された信号を、前記周波数の逓倍周波数で、順
次減少順次増加または順次増加順次減少を繰り返す基準
信号に変換し出力する変換手段と、被変調信号を出力す
る被変調信号出力手段と、該被変調信号出力手段から出
力された被変調信号と、前記変換手段から出力された基
準信号とを比較して、当該比較結果をパルス幅変調信号
として出力する比較手段と、を有することを特徴とす
る。
【0020】また、請求項2にかかる発明は、請求項1
において、前記変換手段は、前記信号出力手段から出力
されたnビットの信号の周期と同一周期の基準信号を出
力する際に、当該nビット信号の全値を当該基準信号の
周期の始めの半周期は偶数および奇数の一方の値が順次
減少または増加し、残りの半周期は偶数および奇数の他
方の値が順次増加または減少するように変換することを
特徴とする。
【0021】さらに請求項3にかかる発明は、請求項1
または2において、前記変換手段は、前記nビットの信
号のビット数より1個少ない数の排他的論理和否定回路
を有し、入出力ビットに関し、入力最上位ビットは出力
最下位ビットに接続し、各排他的論理和否定回路は、そ
の全ての一方入力端に入力最上位ビットを接続し、その
各出力端は出力の最下位を除く残りの出力ビットに最上
位から順次接続し、当該接続順の各他方入力端に入力の
最上位を除く残りの入力ビットを最上位に最も近いビッ
トから順に接続したことを特徴とする。
【0022】さらに請求項4にかかる発明は、請求項1
において、前記変換手段は、C=[Cn-1 ,Cn-2
…,C1 ,C0 ]で表されるnビットの信号を、
【0023】
【数3】
【0024】で表される基準信号に変換することを特徴
とする。
【0025】さらに請求項5にかかる発明は、請求項4
において、前記変換手段は、前記Qの下位(m+1)ビ
ットを任意に反転し出力することを特徴とする。
【0026】さらに請求項6にかかる発明は、請求項1
〜5のいずれかにおいて、前記被変調信号は、さらに丸
めビットを有し、前記比較手段は、前記被変調信号の丸
めビットを除く残りの各ビットを一方の入力Aに入力
し、前記基準信号出力手段の出力を他方の入力Bに入力
して、両入力の比較結果A>BおよびA=Bを出力する
比較器と、前記A=B出力と前記丸めビットとの論理積
を出力する第1論理回路と、該第1論理回路の出力と前
記A>B出力との論理和を前記PWM信号として出力す
る第2論理回路とを有することを特徴とする。
【0027】さらに請求項7にかかる発明は、請求項
1,4および5のいずれかにおいて、前記信号出力手段
は、(n−m)ビットダウンカウンタ(m=0,1,
…,n−1)を有し、前記変換手段は、前記(n−m)
ビットダウンカウンタのbit(n−m−1)とbit
0〜bit(n−m−2)との排他的論理和を前記基準
信号のbit(m+1)〜bit(n−1)とする論理
回路と、前記(n−m)ビットダウンカウンタの最上位
ビットを前記基準信号のbitmとする手段と、前記
(n−m)ビットダウンカウンタの1周期に1回カウン
トしてそのbit0〜bit(m−1)を前記基準信号
のbit(m−1)〜bit0とするmビットカウンタ
とを有することを特徴とする。
【0028】さらに請求項8にかかる発明は、請求項7
において、前記変換手段は、前記基準信号の下位(m+
1)ビットの各論理を任意に反転し出力することを特徴
とする。
【0029】さらに請求項9にかかる発明は、請求項
1,4および5のいずれかにおいて、前記変換手段は、
設定値mに応答して前記信号出力手段からのnビットの
信号をmビット上位にシフトし出力するnビットシフタ
と、該nビットシフタの出力の最上位ビットをすべての
一方の入力端子に入力し、前記nビットシフタの残りの
出力の各ビットを各他方の入力端子にそれぞれ入力する
n−1個の排他的論理和否定回路と、n−1個の2入力
1出力スイッチからなり、設定値mに応答して下位m個
のスイッチは下側入力を出力し、かつ残りのスイッチは
上側入力を出力し、mが0のときはすべてのスイッチが
上側入力を出力するスイッチ手段であって、前記n−1
個の排他的論理和否定ゲートの各出力をn−1個のスイ
ッチの各上側端子にそれぞれ入力し、前記信号出力手段
からのnビットの信号の最上位ビットを除くn−1ビッ
トの各信号を順序を反転して前記n−1個のスイッチの
各下側端子にそれぞれ入力するスイッチ手段と、前記信
号出力手段からのnビットの信号の最上位ビットを前記
基準信号の最下位ビット、前記スイッチ手段の各スイッ
チの出力を前記基準信号の残りの上位n−1ビットとし
て出力する出力手段とを有することを特徴とする。
【0030】さらに請求項10にかかる発明は、請求項
9において、前記変換手段は、前記基準信号の下位(m
+1)ビットの各論理を任意に反転し出力することを特
徴とする。
【0031】さらに請求項11にかかる発明は、請求項
1において、前記変換手段からの基準信号の周波数を前
記被変調信号の更新周波数の1/2にし、前記基準信号
の増減の変化点を前記被変調信号の更新タイミングに一
致させたことを特徴とする。
【0032】さらに請求項12にかかる発明は、請求項
1〜5のいずれかにおいて、前記被変調信号は、2の補
数表現されたデータであり、前記比較手段は、前記被変
調信号の符号ビットと残りの各ビットとの排他的論理和
を出力する第1論理回路と、該第1論理回路の出力を一
方の入力Aに入力し、前記変換手段の出力を他方の入力
Bに入力して、両入力の比較結果A>BおよびA=Bを
出力する比較器と、前記A=B出力と前記符号ビットと
の論理積を出力する第2論理回路と、該第2論理回路の
出力と前記A>B出力との論理和を前記PWM信号とし
て出力する第3論理回路とを具えたことを特徴とする。
【0033】さらに請求項13にかかる発明は、請求項
12において、前記被変調信号は、さらに丸めビットを
有し、前記第1論理回路は前記丸めビットと前記被変調
信号の符号ビットとの排他的論理和をさらに出力し、前
記第2論理回路は、前記第1論理回路からの丸めビット
と符号ビットとの排他的論理和出力と前記A=B出力と
の論理積を出力することを特徴とする。
【0034】さらに請求項14にかかる発明は、ステッ
プ状に順次増加または減少するnビットの信号であっ
て、所定の周波数で繰り返される信号を当該周波数の逓
倍周波数で、順次減少順次増加または順次増加順次減少
を繰り返す基準信号に変換し、被変調信号と、前記基準
信号とを比較して、当該比較結果をパルス幅変調信号と
して出力することを特徴とする。
【0035】さらに請求項15にかかる発明は、請求項
14において、前記変換は、C=[Cn-1 ,Cn-2
…,C1 ,C0 ]で表されるnビットの信号を、
【0036】
【数4】
【0037】で表される基準信号に変換し、さらに、前
記Qの下位(m+1)ビットを任意に反転することを特
徴とする。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。
【0039】図1は本発明の第1の実施形態を示すもの
であり、1はリングカウンタであって、クロックをサイ
クリックにカウントして基準信号の周期と一定の関係を
有する直角三角形状ののこぎり波状の信号を連続的に発
生し、出力する。このような直角三角形状ののこぎり波
状の信号を連続的に発生し、出力することができる手段
としては、リングカウンタに限らず、例えば、ROMな
どのメモリに直角三角形状ののこぎり波状の信号に相当
するデータを記憶しておき、このデータを順次読み出す
ことによっても直角三角形状ののこぎり波状の信号に相
当する信号を連続的に得ることができる。このリングカ
ウンタ1が発生する信号C=[Cn-1 ,Cn-2 ,…,C
1 ,C0 ]を、論理回路2で
【0040】
【数5】
【0041】とし、生成された基準信号Qをマグニチュ
ードコンパレータ3のB入力に入力する。一方、データ
保持回路4に保持された被変調データDはマグニチュー
ドコンパレータ3のA入力に入力される。データ保持回
路4は、各データ更新周期の間、データを保持する機能
を有するものであり、例えば、ラッチ回路、レジスタ、
RAMなどにより実現できる。マグニチュードコンパレ
ータ3においては、QとDの大小比較(A>B)が行わ
れ、その比較結果(A>Bのときのみ出力が得られる)
を示すA>B出力からPWM信号が得られる。このと
き、リングカウンタ1周期あたりのPWM信号の分解能
はnビットに保たれ、そのキャリア周波数は、リングカ
ウンタ周波数の2のm乗倍になっている。
【0042】ここで、被変調データDの更新周期がリン
グカウンタ1の周期の2倍という条件で、被変調データ
Dをマグニチュードコンパレータ3に入力し、リングカ
ウンタ1の出力信号Cをマグニチュードコンパレータ3
に直接入力した場合、その出力は、図2の(a)のよう
になるのに対し、図1に示す本発明では、論理回路2に
おけるmを、m=0とし(すなわち、リングカウンタ1
の出力Cの周期と論理回路2の出力Qの周期とが同
じ)、リングカウンタ1の出力信号Cを論理回路2に入
力し、その出力の基準信号Qをマグニチュードコンパレ
ータ3に入力した場合、基準信号QおよびPWM信号
は、図2の(b)のようになる。すなわち、PWM信号
(PWM2)の位相はそのデューティに依存することな
く一定であり、変動しないことがわかる。
【0043】ついで、m=0とした場合の論理回路2の
詳細について説明する。PWM信号の分解能が4ビット
の場合、上記式を実現する論理回路2は、図3のように
なる。すなわち、4ビットのデータ(C3 ,C2 ,C
1 ,C0 )が入力される入力側レジスタ34と、4ビッ
トのデータ(Q3 ,Q2 ,Q1 ,Q0 )を出力する出力
側レジスタ35とに対し、3個の排他的論理和否定(E
X−NOR)回路31〜33を適用し、ビットC3 を入
力最上位ビット、ビットQ3 を出力最上位ビットとし、
ビットC0 を入力最下位ビット、ビットQ0 を出力最下
位ビットとすると、入力最上位ビットC3 は出力最下位
ビットQ0 に接続し、3個のEX−NOR回路31〜3
3の各一方入力端に入力最上位ビットC3 を接続し、第
1のEX−NOR回路31の他方入力端に入力ビットC
2 を接続すると共に同回路31の出力端を出力最上位ビ
ットQ3 に接続し、第2のEX−NOR回路32の他方
入力端に入力ビットC1 を接続すると共に同回路32の
出力端を出力ビットQ2 に接続し、第3のEX−NOR
回路33の他方入力端に入力最下位ビットC0 を接続す
ると共に同回路33の出力端を出力ビットQ1 に接続し
たものである。
【0044】このような構成に対し、リングカウンタ1
からの図4の(a)のような0〜15の値の16階調4
ビットの信号Cを入力すると、図4の(b)のように、
入力信号のはじめの半周期は偶数値が順番に減少する状
態となり、残りの半周期は奇数値が順番に増加する状態
となり、合計で0〜15の全値の16階調の出力信号Q
が得られる。その結果、被変調信号Dは、マグニチュー
ドコンパレータ3において、1周期毎に、0〜15の値
の16階調の基準信号Qと大小比較されることになり、
得られるPWM信号の分解能は理論上の最高値となる。
なお、論理回路2は、図3に示したものに限られず、例
えば、ROMなどのメモリにリングカウンタ1の1周期
分に相当する基準信号のデータを記憶しておき、このデ
ータを記憶したメモリの各アドレスをリングカウンタ1
の各出力でアクセスして当該データを順次読み出すこと
によっても基準信号Qを連続的に得ることができる。
【0045】また、被変調データDの更新周期がリング
カウンタ1の周期と同じという条件で、被変調データD
をマグニチュードコンパレータ3に入力し、リングカウ
ンタ1の出力信号Cをマグニチュードコンパレータ3に
直接入力した場合、その出力は、図5の(a)のように
なるのに対し、図1に示す本発明では、論理回路2にお
けるmを、m=1とし(すなわち、論理回路2の出力Q
の周期がリングカウンタ1の出力Cの周期の1/2)、
リングカウンタ1の出力信号Cを論理回路2に入力し、
その出力の基準信号Qをマグニチュードコンパレータ3
に入力した場合、基準信号QおよびPWM信号は、図5
の(b)のようになる。すなわち、PWM信号の位相は
そのデューティに依存することなく一定であり、変動し
ないことがわかる。
【0046】ついで、前述のmを、m=0からn−1ま
で実現する論理回路2の例を図6に基づいて説明する。
61はnビットリングカウンタ、62はnビットシフタ
であって、設定値mに応答して、入力をmビット上位に
シフトし出力する。63はn−1個の1ビット比較器
(n−1個の排他的論理和否定(EX−NOR)回
路)、64はn−1個の2入力1出力スイッチ(マルチ
プレクサ)であって、設定値mに応答して下位m個のス
イッチは下側入力を出力し、残りのスイッチは上側入力
を出力し、mが0のときはすべて上側入力を出力する。
65は基準信号Qを出力するレジスタである。カウンタ
61の出力をシフタ62に入力し、シフタ62の出力の
最上位ビットをすべての1ビット比較器63の一方の端
子に入力し、シフタ62の残りの出力を1ビット比較器
63の残りの端子にそれぞれ入力する。すべての1ビッ
ト比較器63の出力をスイッチ64の上側端子にそれぞ
れ入力し、カウンタ61の最上位ビットを除くn−1ビ
ットの出力を順序を反転してスイッチ64の残りの下側
端子にそれぞれ入力する。カウンタ61の最上位ビット
の信号を基準信号Qの最下位ビットの信号、各スイッチ
64の出力信号を基準信号Qの残りの上位n−1ビット
の信号としてレジスタ65から出力する。このような構
成によれば、カウンタ61からの各nビットの信号毎に
当該nビット信号の全値をm=0からn−1までに対応
した基準信号Qを得ることができる。またレジスタ65
に入力される各信号のうち、下位(m+1)ビットの各
論理を例えば必要個数のインバータによって任意に反転
することができる。
【0047】さらに、キャリア周波数が被変調データの
更新周波数の1/2倍であるPWMは、図1のPWM回
路を用い、その基準信号Qの増減が変わる各点において
被変調データを更新することで容易に実現できる。図7
の(a)は、図1のPWM回路において被変調データD
をキャリアと同じ周期で更新した場合、(b)はキャリ
アの1/2の周期で更新した場合の波形を示したもので
ある。(b)の被変調データ1個あたりの分解能は
(a)のそれの1/2であるものの、1パルスあたりの
分解能は同じである。仮に(a)と(b)のパルス幅が
同じであっても、(b)は位相の自由度がある分優れて
いることがわかる。
【0048】以上の図1の方式に基づくPWM回路は、
被変調データの更新周期やキャリア周期がクロック周期
の2のべき乗倍に選べる場合を仮定しているが、そうで
ない場合を第2の実施形態として次の回路により説明す
る。
【0049】図8は、8ビットでキャリア周波数を被変
調データの更新周波数に対して4逓倍するPWM回路例
である。被変調データレジスタ12のロード入力端に信
号が入力される毎に被変調データレジスタ12にラッチ
され(更新され)た被変調データ出力回路11からの8
ビットのデータD=[D7,…,D0]と、基準信号Q
(詳細は後述)とを8ビットマグニチュードコンパレー
タ13のA入力(A0〜A7)とB入力(B0〜B7)
とに各々入力する。8ビットマグニチュードコンパレー
タ13においては、AおよびB入力間の大小比較(A>
BおよびA=B)が行われ、その結果がA>B、A=B
出力から得られる。14はアンドゲート14Aおよびオ
アゲート14Bから構成される論理回路であって、アン
ドゲート14Aには、マグニチュードコンパレータ8の
A=B出力と被変調データレジスタ12にラッチされた
丸めビットRとが入力され、オアゲート14Bには、ア
ンドゲート14Aの出力とマグニチュードコンパレータ
13のA>B出力とが入力され、オアゲート14Bの出
力にPWM信号10を得る。基準信号Qは次の構成から
なる基準信号発生回路15により生成される。
【0050】Pレジスタ16には、(キャリア周期のク
ロック数の1/2)−1の値が設定されている(最上位
ビットは0である)。一方、Nレジスタ17には、被変
調データ更新周期あたりのキャリア数(PWM信号のパ
ルス数)−1の値(ここでは3)が設定されている。6
ビットダウンカウンタ18は、ロード入力端に入力があ
ると、Pレジスタ16の値をロード後クロックをカウン
トし、1の補数器20で6ビットダウンカウンタ18の
出力のbit5とbit0〜bit4の排他的論理和を
とり、出力する。1の補数器20の出力値とPレジスタ
16の値を5ビットコンパレータ21で比較し同じ値に
なると、6ビットダウンカウンタ18のbit5が1で
あることを条件としてオンしたアンドゲート21Aの出
力が2ビットカウンタ19のカウント入力端に入力され
て、同2ビットカウンタ19をカウントアップする一
方、6ビットダウンカウンタ18のロード入力端に入力
されて、同6ビットダウンカウンタ18は再びPレジス
タ16の値をロードし、逆二等辺三角形状の信号を発生
する(図9参照)。なお、2ビットコンパレータ22
は、Nレジスタ17の値と2ビットカウンタ19の出力
とを比較し、両値が同じ値になると、アンドゲート21
Aがオンであることを条件としてオンしたアンドゲート
22Aの出力が2ビットカウンタ19のクリア入力端に
入力される。このような構成によれば、1の補数器20
の出力を基準信号Qのbit3〜bit7とし、6ビッ
トダウンカウンタ18の最上位ビットを基準信号Qのb
it2、2ビットカウンタ19のbit0、bit1を
基準信号Qのbit1、bit0とすることによって、
所望の基準信号が得られる。また1の補数器20に入力
される各信号のうち、下位(m+1)ビットの各論理を
例えば必要個数のインバータによって任意に反転するこ
とができる。
【0051】一例として、クロックを1MHz、被変調
データの更新周波数を5kHz、キャリア周波数をその
4倍の20kHzとすることを考える。キャリア周期は
50クロックなので、Pレジスタ16には24、Nレジ
スタ17には3を設定する。各部の出力波形は図5のよ
うになり、得られた基準信号をもとに変調を行えば、被
変調データの更新周期あたりのクロック数に等しい20
0の階調をもち、脈流成分が最も小さいPWM信号が得
られる。設定した被変調データと実際に出力されるPW
M信号のデューティとの関係は、図10のようになり、
ゲインは1ではないが、デューティが0〜1まで線形な
特性が得られていることがわかる。
【0052】図11は本発明の第3の実施形態としての
2の補数表現された被変調データを処理するPWM回路
を示す。被変調データ出力回路11から出力されるデー
タは、符号ビットSと8ビットのデータD=[D7,
…,D0]と丸めビットRとを有し、これらは被変調デ
ータレジスタ12のロード入力端に信号が入力される毎
に被変調データレジスタ12にラッチされる(更新され
る)。このレジスタ12からの符号ビットSは符号信号
として出力されると共に、1の補数器23に入力され
る。1の補数器23は9個の排他的論理和(EX−O
R)ゲートからなり、各EX−ORゲートは、被変調デ
ータ11の符号ビットSと残りの各ビットとの排他的論
理和をとり、最下位ビット、すなわち、丸めビットRの
排他的論理和出力を除いて8ビットのマグニチュードコ
ンパレータ13のA入力(A7〜A0)に入力し、丸め
ビットの排他的論理和出力は丸め回路14のアンドゲー
ト14Aの一方入力端に入力する。マグニチュードコン
パレータ13のB入力(B7〜B0)には基準信号発生
回路15(図8と同一)からの基準信号Qを入力する。
論理回路14の他の構成は図8と同様であり、その出力
から2の補数表現された被変調データに対するPWM信
号が得られる。
【0053】以上説明した各実施形態は、図12に示す
ような構成によって、ソフトウェア的に実現することも
できる。図12に示すように、バス76上に入力側イン
ターフェイス71、ROM72、CPU73、RAM7
4および出力側インターフェイス75が接続されてお
り、CPU73が他の構成要素71、72および74を
制御する。ROM72には前記のリングカウンタ1、論
理回路2、マグニチュードコンパレータ3,13、基準
信号発生回路15の各機能をCPU73に実行させるた
めの制御プログラムが格納されている。RAM74はC
PU73の作業領域を提供する。被変調データDは、入
力側インターフェイス71に入力され、PWM信号は出
力側インターフェイス75から出力される。すなわち、
ROM72内の制御プログラムにしたがって、CPU7
3は、ステップ状に順次増加または減少するnビットの
信号であって、所定の周波数で繰り返される信号(信号
Cに相当する)を生成し、この生成した信号を、当該周
波数の逓倍周波数で、順次減少順次増加または順次増加
順次減少を繰り返す信号(基準信号Qに相当する)に変
換し、入力側インターフェイス71に入力された被変調
データDと、前記基準信号Qに相当する信号とを比較
(前記A>B,A=B)してPWM信号を生成し、出力
側インターフェイス75から出力する。また、必要に応
じ、図8および11で述べたような論理回路14、図1
1の1の補数器23の機能を実行する。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下のような効果が得られる。
【0055】・位相変動がなく、高分解能、低脈流成分
で、キャリア周波数を任意に逓倍できるPWM回路が簡
単なディジタル回路で実現できる。
【0056】・キャリア周期がクロックの2のべき乗倍
でない場合も良好なPWM信号を発生できるため、専用
のクロックを新たに用意する必要がない。
【0057】・本方式のPWM回路をDA変換器に適用
した場合のアナログ波形の劣化や、電力制御に適用した
場合の制御性の劣化が極めて少ない。安価に実現でき
る。
【0058】従来技術では必要であった1の加算器を不
要にすることによって2の補数データの変調、丸め機能
が簡単な回路で実現できる。丸め機能により、丸めをせ
ずに下位ビットを切り捨てた場合に1/2LSBのオフ
セットが発生したり、正の100%デューティが出力で
きないという問題をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のブロック図である。
【図2】各ブロックの入出力信号の説明図である。
【図3】論理回路の実施例を示す図である。
【図4】論理回路の入出力信号の波形図である。
【図5】各ブロックの他の入出力信号の説明図である。
【図6】論理回路の他の実施例を示す図である。
【図7】各ブロックのさらに他の入出力信号の説明図で
ある。
【図8】本発明の第2の実施形態のブロック図である。
【図9】基準信号発生回路の各ブロックの入出力信号の
説明図である。
【図10】被変調データとPWM信号のデューティとの
関係を示す図である。
【図11】本発明の第3の実施形態のブロック図であ
る。
【図12】本発明の第4の実施形態のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 リングカウンタ 2 論理回路 3 マグニチュードコンパレータ 4 データ保持回路

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の値までステップ状に順次増加また
    は減少するnビットの信号を所定の周波数で繰り返し出
    力する信号出力手段と、 該信号出力手段から出力された信号を、前記周波数の逓
    倍周波数で、順次減少順次増加または順次増加順次減少
    を繰り返す基準信号に変換し出力する変換手段と、 被変調信号を出力する被変調信号出力手段と、 該被変調信号出力手段から出力された被変調信号と、前
    記変換手段から出力された基準信号とを比較して、当該
    比較結果をパルス幅変調信号として出力する比較手段
    と、を有することを特徴とするパルス幅変調回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記変換手段は、前記信号出力手段から出力されたnビ
    ットの信号の周期と同一周期の基準信号を出力する際
    に、当該nビット信号の全値を当該基準信号の周期の始
    めの半周期は偶数および奇数の一方の値が順次減少また
    は増加し、残りの半周期は偶数および奇数の他方の値が
    順次増加または減少するように変換することを特徴とす
    るパルス幅変調回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記変換手段は、前記nビットの信号のビット数より1
    個少ない数の排他的論理和否定回路を有し、入出力ビッ
    トに関し、入力最上位ビットは出力最下位ビットに接続
    し、各排他的論理和否定回路は、その全ての一方入力端
    に入力最上位ビットを接続し、その各出力端は出力の最
    下位を除く残りの出力ビットに最上位から順次接続し、
    当該接続順の各他方入力端に入力の最上位を除く残りの
    入力ビットを最上位に最も近いビットから順に接続した
    ことを特徴とするパルス幅変調回路。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記変換手段は、C=[Cn-1 ,Cn-2 ,…,C1 ,C
    0 ]で表されるnビットの信号を、 【数1】 で表される基準信号に変換することを特徴とするパルス
    幅変調回路。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記変換手段は、前記Qの下位(m+1)ビットを任意
    に反転し出力することを特徴とするパルス幅変調回路。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記被変調信号は、さらに丸めビットを有し、 前記比較手段は、 前記被変調信号の丸めビットを除く残りの各ビットを一
    方の入力Aに入力し、前記基準信号出力手段の出力を他
    方の入力Bに入力して、両入力の比較結果A>Bおよび
    A=Bを出力する比較器と、 前記A=B出力と前記丸めビットとの論理積を出力する
    第1論理回路と、 該第1論理回路の出力と前記A>B出力との論理和を前
    記PWM信号として出力する第2論理回路とを有するこ
    とを特徴とするパルス幅変調回路。
  7. 【請求項7】 請求項1,4および5のいずれかにおい
    て、 前記信号出力手段は、(n−m)ビットダウンカウンタ
    (m=0,1,…,n−1)を有し、 前記変換手段は、前記(n−m)ビットダウンカウンタ
    のbit(n−m−1)とbit0〜bit(n−m−
    2)との排他的論理和を前記基準信号のbit(m+
    1)〜bit(n−1)とする論理回路と、前記(n−
    m)ビットダウンカウンタの最上位ビットを前記基準信
    号のbitmとする手段と、前記(n−m)ビットダウ
    ンカウンタの1周期に1回カウントしてそのbit0〜
    bit(m−1)を前記基準信号のbit(m−1)〜
    bit0とするmビットカウンタとを有することを特徴
    とするパルス幅変調回路。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記変換手段は、前記基準信号の下位(m+1)ビット
    の各論理を任意に反転し出力することを特徴とするパル
    ス幅変調回路。
  9. 【請求項9】 請求項1, 4および5のいずれかにおい
    て、 前記変換手段は、設定値mに応答して前記信号出力手段
    からのnビットの信号をmビット上位にシフトし出力す
    るnビットシフタと、該nビットシフタの出力の最上位
    ビットをすべての一方の入力端子に入力し、前記nビッ
    トシフタの残りの出力の各ビットを各他方の入力端子に
    それぞれ入力するn−1個の排他的論理和否定回路と、
    n−1個の2入力1出力スイッチからなり、設定値mに
    応答して下位m個のスイッチは下側入力を出力し、かつ
    残りのスイッチは上側入力を出力し、mが0のときはす
    べてのスイッチが上側入力を出力するスイッチ手段であ
    って、前記n−1個の排他的論理和否定ゲートの各出力
    をn−1個のスイッチの各上側端子にそれぞれ入力し、
    前記信号出力手段からのnビットの信号の最上位ビット
    を除くn−1ビットの各信号を順序を反転して前記n−
    1個のスイッチの各下側端子にそれぞれ入力するスイッ
    チ手段と、前記信号出力手段からのnビットの信号の最
    上位ビットを前記基準信号の最下位ビット、前記スイッ
    チ手段の各スイッチの出力を前記基準信号の残りの上位
    n−1ビットとして出力する出力手段とを有することを
    特徴とするパルス幅変調回路。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記変換手段は、前記基準信号の下位(m+1)ビット
    の各論理を任意に反転し出力することを特徴とするパル
    ス幅変調回路。
  11. 【請求項11】 請求項1において、 前記変換手段からの基準信号の周波数を前記被変調信号
    の更新周波数の1/2にし、前記基準信号の増減の変化
    点を前記被変調信号の更新タイミングに一致させたこと
    を特徴とするパルス幅変調回路。
  12. 【請求項12】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記被変調信号は、2の補数表現されたデータであり、 前記比較手段は、 前記被変調信号の符号ビットと残りの各ビットとの排他
    的論理和を出力する第1論理回路と、 該第1論理回路の出力を一方の入力Aに入力し、前記変
    換手段の出力を他方の入力Bに入力して、両入力の比較
    結果A>BおよびA=Bを出力する比較器と、 前記A=B出力と前記符号ビットとの論理積を出力する
    第2論理回路と、 該第2論理回路の出力と前記A>B出力との論理和を前
    記PWM信号として出力する第3論理回路とを具えたこ
    とを特徴とするパルス幅変調回路。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 前記被変調信号は、さらに丸めビットを有し、 前記第1論理回路は前記丸めビットと前記被変調信号の
    符号ビットとの排他的論理和をさらに出力し、 前記第2論理回路は、前記第1論理回路からの丸めビッ
    トと符号ビットとの排他的論理和出力と前記A=B出力
    との論理積を出力することを特徴とするパルス幅変調回
    路。
  14. 【請求項14】 ステップ状に順次増加または減少する
    nビットの信号であって、所定の周波数で繰り返される
    信号を当該周波数の逓倍周波数で、順次減少順次増加ま
    たは順次増加順次減少を繰り返す基準信号に変換し、 被変調信号と、前記基準信号とを比較して、当該比較結
    果をパルス幅変調信号として出力することを特徴とする
    パルス幅変調方法。
  15. 【請求項15】 請求項14において、 前記変換は、C=[Cn-1 ,Cn-2 ,…,C1 ,C0
    で表されるnビットの信号を、 【数2】 で表される基準信号に変換し、さらに、前記Qの下位
    (m+1)ビットを任意に反転することを特徴とするパ
    ルス幅変調方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009508380A (ja) * 2005-09-13 2009-02-26 トヨタ自動車株式会社 Pwm信号生成回路
WO2012005482A2 (ko) * 2010-07-05 2012-01-12 제이엠씨엔지니어링 주식회사 4채널 펄스 폭 변조 신호 생성 장치 및 이를 포함하는 전자 시스템

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