JPH10303638A - 偏波共用型平板アンテナ - Google Patents

偏波共用型平板アンテナ

Info

Publication number
JPH10303638A
JPH10303638A JP9106269A JP10626997A JPH10303638A JP H10303638 A JPH10303638 A JP H10303638A JP 9106269 A JP9106269 A JP 9106269A JP 10626997 A JP10626997 A JP 10626997A JP H10303638 A JPH10303638 A JP H10303638A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slot
electric field
antenna
polarized
dual
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9106269A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Kosaka
敦志 匂坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP9106269A priority Critical patent/JPH10303638A/ja
Priority to US09/044,239 priority patent/US6020858A/en
Publication of JPH10303638A publication Critical patent/JPH10303638A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/24Combinations of antenna units polarised in different directions for transmitting or receiving circularly and elliptically polarised waves or waves linearly polarised in any direction
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/0006Particular feeding systems
    • H01Q21/0037Particular feeding systems linear waveguide fed arrays
    • H01Q21/0043Slotted waveguides
    • H01Q21/005Slotted waveguides arrays

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Waveguide Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2偏波共用型平板アンテナで、チルトを可能
とする。 【解決手段】 平行平板導波路5にスロット対2を設
け、互いに直交するTEM波を給電用導波路3、4から
供給する。スロット2a、2bはハの字型に配置され、
隣接するスロット2c、2dは反対向きに配置される。
スロット対同士の間隔を調整することでアンテナビーム
をチルトさせることができ、また、スロット対2は水平
方向のTEM波及び垂直方向のTEM波に対して同一方
向の電界ベクトルを誘起できるので、チルトさせても水
平偏波と垂直偏波を送受波できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は偏波共用型アンテ
ナ、特にチルト機能を備える偏波共用型アンテナに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、互いに直交する2つの偏波、
例えば水平偏波と垂直偏波を送受信できる偏波共用型ア
ンテナが開発されている。
【0003】例えば、特開平5−22025号公報に
は、2偏波共用平行平板スロットアンテナの構造が記載
されている。このアンテナは、平行平板導波路内で電波
を左右方向と上下方向の互いに直交する2つの方向に伝
搬させ、それぞれから2つの偏波の電波を放射させるも
のである。すなわち、上部の金属板に向きが上下方向の
スロットからなる水平偏波放射用スロット対と向きが左
右方向のスロットからなる垂直偏波放射用スロット対が
形成されており、水平偏波放射用スロット対は平行平板
導波路内を左右方向に伝搬する電波と結合し、垂直偏波
放射用スロット対は平行平板導波路内を上下方向に伝搬
する電波と結合する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、互いに直
交する2つのスロット対を設けることで、水平偏波及び
垂直偏波の両偏波を送受信することが可能であるが、こ
のような平板アンテナを車両の所定平面(例えばルー
フ)に取り付け、例えばCS(通信衛星)用アンテナと
して用いる場合、平板アンテナのビームをCSの方向に
向けるためにチルトさせる必要があり、上記のアンテナ
構造では対応できない問題があった。
【0005】図8には、従来の平板アンテナの構成と互
いに直交する2つのTEM波の進行方向及びビームチル
ト方向の関係が示されている。(A)は水平方向(左右
方向)のTEM波の場合、(B)は垂直方向(上下方
向)のTEM波の場合である。両図において、符号10
0は水平偏波放射用スロット対を示し、符号200は垂
直偏波放射用スロット対を示している。(A)におい
て、水平方向のTEM波に対しては水平偏波放射用スロ
ット対100が結合するため、図に示す方向に電界Eが
発生する。従って、進行方向に平板アンテナをチルトさ
せる場合、この電界Eの方向は垂直偏波となる。一方、
(B)において、垂直方向のTEM波に対しては垂直偏
波放射用スロット対200が結合するため、図に示す方
向に電界Eが発生する。従って、進行方向に平板アンテ
ナをチルトさせる場合、(A)の場合と同様に垂直偏波
となってしまう。このように、従来の平板アンテナで
は、TEM波の進行方向に平行な方向の電界ベクトルし
か生じず、2方向の電界ベクトルが生じてしまうため、
チルトさせた場合に垂直偏波しか送受信できず、2偏波
共用できない問題があった。
【0006】本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑
みなされたものであり、その目的は、2偏波共用でき、
かつチルトさせることが可能な平板アンテナを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、互いに直交する2つの偏波を送受波
する偏波共用型平板アンテナであって、導波管内を進行
する互いに直交する2つのTEM波に対してそれぞれ所
定の傾きを有し、前記2つのTEM波に対して同一方向
の電界ベクトルを発生するスロット対を備えることを特
徴とする。このように、互いに直交するTEM波(例え
ば水平方向と垂直方向)に対して同一方向の電界ベクト
ルを生じさせることで、TEM波の進行方向へのチルト
に対して水平偏波及び垂直偏波の両偏波を得ることがで
きる。
【0008】また、第2の発明は、第1の発明におい
て、前記スロット対は、略ハの字型に配置されることを
特徴とする。略ハの字型とすることで、互いに直交する
TEM波に対して同一方向の電界ベクトルを容易に得る
ことができる。
【0009】また、第3の発明は、第1、第2の発明に
おいて、前記スロット対のうち、給電側に位置するスロ
ットを他のスロットより短く設定することを特徴とす
る。給電側に位置するスロットの方が、他方のスロット
よりも電流成分が大きいため、誘起される電界も大きく
なる。そこで、給電側のスロットの長さを他方より短く
することで、両スロットに誘起される電界の大きさを等
しくすることができ、スロット対の合成電界ベクトルを
所望の向きに調整できる。
【0010】また、第4の発明は、第3の発明におい
て、隣接する前記スロット対は、互いに反対方向に配置
されることを特徴とする。給電側に位置するスロットを
他方より短くした場合、互いに直交する他方のTEM波
に対してそのスロット対に生じる電界の大きさに相違が
生じ、合成電界ベクトルが傾くことになる。そこで、隣
接するスロット対を反対方向に配置し、例えばあるスロ
ット対をハの字型に配置した場合には隣接スロット対を
逆ハの字型にすることで、隣接スロット対の合成電界ベ
クトルの傾きを逆方向に設定でき、あるスロット対と隣
接スロット対の2つの合成電界ベクトルの傾きを互いに
キャンセルすることができる。
【0011】また、第5の発明は、第1〜第4の発明に
おいて、前記2つのTEM波を発生させる互いに直交す
る2つの給電手段と、前記2つの給電手段を選択的に切
り替える切替手段とを有することを特徴とする。2つの
給電手段を選択的に切り替えることで、互いに直交する
2つの偏波のいずれも適宜用いることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態について説明する。
【0013】図1には、本実施形態の平板アンテナ1の
構成が示されている。(A)は平面図、(B)は側面
図、(C)は一部拡大図である。所定の誘電率の誘電体
(比誘電率εr)で満たされた平行平板導波路5には、
互いに直交する方向2つの給電手段としての給電用導波
路3、4が設けられている。給電用導波路3には給電ス
ロット3a及び給電プローブ3bが設けられ、平行平板
導波路5内を垂直方向(上下方向)に進行する波長λg
(自由空間の波長λに対してλg(=λ/(ε
r)0.5)<λ)のTEM波を発生させる。また、給電
用導波路4には給電スロット4a及び給電プローブ4b
が設けられ、平行平板導波路5内の水平方向(左右方
向)に進行する波長λgのTEM波を発生させる。平行
平板導波路5の表面には、スロット対2が形成され、平
行平板内を伝搬してきた電波はこのスロット対2から空
間に放射される(これは送信の場合であり、受信の場合
はこの逆である)。このスロット対2は、スロット2a
及びスロット2bから構成され、さらにスロット2c及
びスロット2dから構成されている。水平方向に対して
スロット2aのなす角度θ1は45度、スロット2bの
なす角度θ2は135度である。また、スロット2aと
スロット2b間の間隔は逆向きの電流を流すべく以下の
ように設定される(逆向きの電流とする意義については
後述する)。
【0014】図2には、スロット2aと2b間の間隔d
とTEM波の位相差の関係が模式的に示されている。ス
ロット2aに到達する波長λgのTEM波の光路は図中
Aで示されており、スロット2bに到達する波長λgの
TEM波の光路は図中Bで示されている。光路Aと光路
Bの位相差は2πd/λgであり、これがπに等しい、
すなわちスロット間隔dがλg/2であると逆向きに電
流が流れる。但し、本実施形態では、アンテナビームの
指向性を垂直方向ではなく所定角度チルトさせる必要が
あるので、スロット間隔dもλg/2ではなく、チルト
角に応じた量だけ変化させる必要がある。
【0015】図3には、アンテナ面の垂直面に対して所
定角度θtだけチルトさせた場合のスロット2aと2b
の間隔d´とTEM波の位相差の関係が示されている。
この場合、光路Aと光路Bの位相差としては導波路内
(波長λg)の位相差と自由空間中(波長λ)の位相差
があるから、AとBの伝搬位相差は2πd´(1/λg
−sinθt/λ)となる。この位相差がπになるよう
に設定すれば電流が逆向きに流れることになるので、結
局スロット2aと2b間の間隔d´としては、
【数1】d´=λλg/2(λ−λgsinθt) であればよい。スロット2cと2d間の間隔も同様であ
る。また、逆方向(−θt)にチルトさせる場合も、同
様にしてスロット2aと2b間の間隔を設定すればよ
く、図4から分かるように、スロット2aと2b間の間
隔d″は
【数2】d″=λλg/2(λ+λgsinθt) であればよい。d´>λとなってしまいグレーティング
ローブ(複数の方向に指向性を有する)が発生してしま
うような場合には、このd″が有効であろう。
【0016】また、スロット2aとスロット2bからな
るスロット対2は、略ハの字型に配置されており、スロ
ット2cとスロット2dからなるスロット対2は、これ
とは反対に逆ハの字型に配置されている。以上がスロッ
ト対の構成ないし配置である。
【0017】図5には、図1に示された平板アンテナ1
を用いてCS用車載アンテナを構成した場合の全体構成
ブロック図が示されている。給電プローブ4bで受信し
たCSからの水平偏波信号はダウンコンバータ(DC)
で中間周波数に変換された後、切替スイッチ12に供給
される。また、給電プローブ3bで受信したCSからの
垂直偏波信号もダウンコンバータ(DC)で中間周波数
に変換された後、切替スイッチ12に供給される。ユー
ザは、チューナ14を操作することにより水平偏波ある
いは垂直偏波のいずれかを選択し、受信信号を復調して
ディスプレイ16上に表示する。なお、切替スイッチ1
2の切替えは、リモコン18を用いて操作してもよい。
【0018】このように、本実施形態では、水平偏波及
び垂直偏波の両偏波を送受波することが可能となってお
り、しかもCSとの通信を行うためのCSの方向にチル
トさせることも可能である。以下、本実施形態の平板ア
ンテナの機能について説明する。
【0019】図6には、本実施形態の平板アンテナ1の
スロット対と互いに直交する2つのTEM波の進行方
向、生じる電界の方向並びにビームチルト方向の関係が
示されている。(A)は給電用導波路4から生じる水平
方向(左右方向)のTEM波の場合、(B)は給電用導
波路3から生じる垂直方向(上下方向)のTEM波の場
合である。(A)において、水平方向のTEM波が伝搬
している導波路の管壁には図に示すような電流Jが流れ
る。スロット2cとスロット2d間の間隔は、上述した
ように
【数3】d´=λλg/2(λ−λgsinθt) あるいは
【数4】d″=λλg/2(λ+λgsinθt) であり、これによりスロット2cの位置に流れる電流と
スロット2dの位置に流れる電流の向きは逆向きとな
る。このように逆向きの電流が流れると、スロット2c
の位置に誘起される電界とスロット2dの位置に誘起さ
れる電界の合成電界、すなわちスロット対2により生じ
る電界Eの向きは図に示すように垂直方向(上下方向)
となり、これはTEM波の進行方向と直交方向である。
従って、隣接する2つのスロット対(スロット2aと2
b、及びスロット2cと2d)の間隔d1を調整してT
EM波の進行方向にビームをチルトさせる場合、ビーム
チルト方向と電界Eの向きは直交し、結局水平偏波とな
る。
【0020】一方、(B)において、垂直方向のTEM
波が伝搬している導波路の管壁にも図に示すような方向
に電流Jが流れ、スロット2cの位置に流れる電流によ
り生じる電界とスロット2dの位置に流れる電流により
生じる電界の合成電界、すなわちスロット対により生じ
る電界Eの向きは図に示すように垂直方向(上下方向と
なり、これは(A)の場合と同一の方向である。隣接す
るスロット対の間隔d2を調整してTEM波の進行方向
にビームをチルトさせる場合、ビームチルト方向と電界
Eの方向は平行で、結局垂直偏波となる。
【0021】このように、本実施形態では水平方向のT
EM波と垂直方向のTEM波に対してそれぞれ傾き(図
1では水平方向のTEM波に対して45度、135度)
を有するスロット対2により同一方向の電界Eを生じさ
せることができ、平板アンテナ1をCSの方向にチルト
させた場合でも水平偏波と垂直偏波の両偏波を送受波す
ることができる。
【0022】なお、図1では、スロット2aとスロット
2bからなるスロット対2とスロット2cとスロット2
dからなるスロット対、すなわち隣接するスロット対2
は互いに反対方向に配置されているが、これは、各スロ
ットと給電用導波路3、4の位置関係を考慮したもので
あり、以下、これについて説明する。
【0023】図7(A)には、水平方向に進行するTE
M波の場合(水平偏波の場合)にスロット2aとスロッ
ト2bからなるスロット対2により生じる合成電界Eが
示されている。スロット対2のうち、スロット2aはス
ロット2bよりも給電用導波路4に近いため、スロット
2aとスロット2bの長さが同一である場合(図では、
長さの等しいスロット対をスロット2a´及びスロット
2b´としている)、スロット2a´に誘起される電界
の方がスロット2b´に誘起される電界よりも大きくな
る。従って、その合成電界にも交差偏波成分δが生じ、
合成電界が傾いてしまうことになり、好ましくない。そ
こで、スロット対2のうち、給電用導波路4により近い
スロット2aをスロット2bより短くし(図では、長さ
の異なるスロット対をスロット2a″及びスロット2
b″としている)、スロット2a″に誘起される電界と
スロット2b″に誘起される電界の大きさを等しくする
ことで、交差偏波成分δを除去し、合成電界Eの傾きを
なくすことができる。具体的には、例えばスロット2
a″を9mm、スロット2b″を12mm等とすればよ
い。
【0024】しかしながら、単に給電側に位置するスロ
ットの長さを他のスロットよりも短く設定したのでは、
垂直方向に進行するTEM波の場合(垂直偏波の場合)
に問題が生じる。すなわち、スロット対を構成するスロ
ットは給電用導波路3に対しては同一距離にあるから、
長さの短いスロットに誘起される電界が長いスロットに
誘起される電界に比べて小さくなり、その合成電界にも
交差偏波成分δが生じる。そこで、(B)に示すよう
に、隣接する2つのスロット対であるスロット対2a″
と2b″及びスロット対2c″と2d″を反対向き(ハ
の字型と逆ハの字型))に配置すると、各スロット対に
生じる交差偏波成分δは互いに逆向きになるため打ち消
しあい、交差偏波成分δを除去することができる。
【0025】このように、スロット対のうち水平偏波の
給電側に近い方のスロットの長さを他方のスロットより
も短くすることにより給電点からの距離の相違により生
じる交差偏波成分を除去でき、また、隣接するスロット
対の向きを反対とすることにより垂直偏波に生じる交差
偏波成分を除去することができる。なお、隣接するスロ
ット対の向きを反対とすることにより、同じ向きの場合
に比べてアンテナ素子(スロット対)の間隔を小さくす
ることも可能となり、複数の方向に指向性を有するいわ
ゆるグレーティングローブの抑制にも効果がある。
【0026】以上、本発明の実施形態について説明した
が、スロット対を構成するスロット角度等は例示であ
り、適宜変更して使用することが可能である。
【0027】例えば、上記実施形態ではスロット2aと
スロット2b(あるいはスロット2cとスロット2d)
が水平方向に対してなす角度をそれぞれθ1=45度、
θ2=135度としたが、これを例えばθ1=30度、
θ2=150度とすることも可能であり、θ1+θ2=
180度を満たす任意のθ1とθ2を用いることができ
る。但し、θ1を増大させるほど、垂直方向の合成電界
が小さくなるから、θ1の増大に応じて垂直方向のスロ
ット対の数を増大させることが望ましい。この場合、平
行平板導波路5の形状も正方形ではなく長方形とするの
が望ましい。
【0028】また、場合によってはθ1+θ2>180
度、あるいはθ1+θ2<180度となるθ1、θ2で
も可能であり、この場合にはスロット対の各スロットに
誘起される電界強度が異なることになるので、電界強度
が等しくなるようにスロット間隔を調整することが必要
である。
【0029】さらに、上記実施形態では給電用導波路
3、4を平行平板導波路5の端部(図1に示すように下
端と左端)に設けているが、互いに直交する限り、その
位置は任意に設定することができ、例えば平行平板導波
路5の中央で交差するように給電用導波路3、4を十文
字に配置することも可能である。
【0030】本発明の要旨は、平板アンテナの導波路に
スロット対を設け、このスロット対の各スロットを互い
に直交するTEM波に対して傾かせることで両TEM波
に対して同一方向の電界ベクトルを生じさせることにあ
り、従って、ハの字型の配置に限らず同一方向の電界ベ
クトルを生成できるいかなるスロット対の形態及び位置
関係も本発明の技術的範囲に包含されるものである。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2偏波共用でき、かつチルトさせることが可能な平板ア
ンテナを得ることができるので、例えば車両に搭載して
CSアンテナに用いる等、種々の用途に用いることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の平板アンテナの構成図である。
【図2】 実施形態のチルト無しの場合のスロット間隔
と位相差の関係を示す説明図である。
【図3】 実施形態のチルト有りの場合のスロット間隔
と位相差の関係を示す説明図である。
【図4】 実施形態のチルト有り(逆方向)の場合のス
ロット間隔と位相差の関係を示す説明図である。
【図5】 実施形態の平板アンテナを用いたCS受信シ
ステムの構成ブロック図である。
【図6】 実施形態の平板アンテナの機能説明図であ
る。
【図7】 実施形態の平板アンテナの他の機能説明図で
ある。
【図8】 従来の平板アンテナの機能説明図である。
【符号の説明】
1 平板アンテナ、2 スロット対、3,4 給電用導
波路、5 平行平板導波路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに直交する2つの偏波を送受波する
    偏波共用型平板アンテナであって、 導波管内を進行する互いに直交する2つのTEM波に対
    してそれぞれ所定の傾きを有し、前記2つのTEM波に
    対して同一方向の電界ベクトルを発生するスロット対を
    備えることを特徴とする偏波共用型平板アンテナ。
  2. 【請求項2】 前記スロット対は、略ハの字型に配置さ
    れることを特徴とする請求項1記載の偏波共用型平板ア
    ンテナ。
  3. 【請求項3】 前記スロット対のうち、給電側に位置す
    るスロットを他のスロットより短く設定することを特徴
    とする請求項1、2のいずれかに記載の偏波共用型平板
    アンテナ。
  4. 【請求項4】 隣接する前記スロット対は、互いに反対
    方向に配置されることを特徴とする請求項3記載の偏波
    共用型平板アンテナ。
  5. 【請求項5】 前記2つのTEM波を発生させる互いに
    直交する2つの給電手段と、 前記2つの給電手段を選択的に切り替える切替手段と、 を有することを特徴とする請求項1、2、3、4のいず
    れかに記載の偏波共用型平板アンテナ。
JP9106269A 1997-04-23 1997-04-23 偏波共用型平板アンテナ Pending JPH10303638A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9106269A JPH10303638A (ja) 1997-04-23 1997-04-23 偏波共用型平板アンテナ
US09/044,239 US6020858A (en) 1997-04-23 1998-03-19 Flat-plate antenna for use with polarized waves

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9106269A JPH10303638A (ja) 1997-04-23 1997-04-23 偏波共用型平板アンテナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10303638A true JPH10303638A (ja) 1998-11-13

Family

ID=14429375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9106269A Pending JPH10303638A (ja) 1997-04-23 1997-04-23 偏波共用型平板アンテナ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6020858A (ja)
JP (1) JPH10303638A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003347843A (ja) * 2002-05-28 2003-12-05 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> アレーアンテナ装置及び該アレーアンテナ装置を用いた中継装置
US6713968B2 (en) 2000-09-06 2004-03-30 Tokyo Electron Limited Plasma processing apparatus
US6947003B2 (en) 2002-06-06 2005-09-20 Oki Electric Industry Co., Ltd. Slot array antenna
WO2008018481A1 (fr) * 2006-08-11 2008-02-14 Furuno Electric Co., Ltd. Antenne en réseau de fentes
JP2012503405A (ja) * 2008-09-22 2012-02-02 ケーエムダブリュ・インコーポレーテッド 移動通信基地局用二重帯域二重偏波アンテナ
KR101144167B1 (ko) 2012-01-11 2012-07-02 엘아이지넥스원 주식회사 하이브리드 구조의 Ka 대역 이중편파 안테나
JP2014093552A (ja) * 2012-10-31 2014-05-19 Japan Radio Co Ltd 導波管スロットアンテナ

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE514557C2 (sv) * 1999-07-09 2001-03-12 Ericsson Telefon Ab L M Anordning för bruk i en gruppantenn för sändning och mottagning på minst en frekvens i minst två polarisationer
DE10222838A1 (de) * 2002-05-21 2003-12-04 Marconi Comm Gmbh Sektorantenne in Hohlleitertechnik
JP2004015408A (ja) * 2002-06-06 2004-01-15 Oki Electric Ind Co Ltd スロットアレーアンテナ
JP3677017B2 (ja) * 2002-10-29 2005-07-27 東京エレクトロン株式会社 スロットアレイアンテナおよびプラズマ処理装置
RU2258285C1 (ru) * 2003-11-21 2005-08-10 Самсунг Электроникс Ко., Лтд. Планарная антенна
US7486247B2 (en) * 2006-02-13 2009-02-03 Optimer Photonics, Inc. Millimeter and sub-millimeter wave detection
US7656358B2 (en) * 2006-05-24 2010-02-02 Wavebender, Inc. Antenna operable at two frequency bands simultaneously
US8099131B2 (en) * 2006-09-29 2012-01-17 Broadcom Corporation Method and system for antenna architecture for multi-antenna OFD based systems
US20080303739A1 (en) * 2007-06-07 2008-12-11 Thomas Edward Sharon Integrated multi-beam antenna receiving system with improved signal distribution
WO2010068954A1 (en) * 2008-12-12 2010-06-17 Wavebender, Inc. Integrated waveguide cavity antenna and reflector dish
JP5713553B2 (ja) * 2009-11-06 2015-05-07 古野電気株式会社 アンテナ装置およびレーダ装置
EP2798699B1 (en) * 2011-12-29 2017-03-29 Leonardo S.p.A. Slotted waveguide antenna for near-field focalization of electromagnetic radiation
US20150123862A1 (en) * 2013-11-07 2015-05-07 Thinkom Solutions, Inc. Waveguide to parallel-plate transition and device including the same
CN110071368B (zh) * 2019-04-29 2020-11-13 电子科技大学 基于基片集成镜像介质波导的圆极化漏波天线
CN110346950B (zh) * 2019-06-06 2020-08-28 浙江大学 一种基于交叉狭缝波导的电控去偏器
US11522270B2 (en) 2019-08-21 2022-12-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Solution for beam tilting associated with dual-polarized mm-Wave antennas in 5G terminals
US11171424B2 (en) 2019-08-21 2021-11-09 Samsung Electronics Co., Ltd. Solution for beam tilting associated with dual-polarized MM-wave antennas in 5G terminals
EP3787112A1 (en) * 2019-09-02 2021-03-03 Nokia Solutions and Networks Oy A polarized antenna array
US11398683B2 (en) * 2019-10-30 2022-07-26 The Boeing Company Perimeter-fed array

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01175302A (ja) * 1987-12-28 1989-07-11 Sony Corp 平面アンテナ
JPH02288707A (ja) * 1989-04-28 1990-11-28 Arimura Giken Kk 平板ガイドアンテナ
JPH02302104A (ja) * 1989-05-16 1990-12-14 Arimura Giken Kk 方形導波管スロットアレイアンテナ
JP2526393B2 (ja) * 1991-07-12 1996-08-21 東京工業大学長 平行平板スロットアンテナ
JPH07106847A (ja) * 1993-10-07 1995-04-21 Nippon Steel Corp 漏れ波導波管スロットアレーアンテナ
US5596336A (en) * 1995-06-07 1997-01-21 Trw Inc. Low profile TEM mode slot array antenna
JPH0964637A (ja) * 1995-08-28 1997-03-07 Radial Antenna Kenkyusho:Kk 導波管スロットアンテナ

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6713968B2 (en) 2000-09-06 2004-03-30 Tokyo Electron Limited Plasma processing apparatus
JP2003347843A (ja) * 2002-05-28 2003-12-05 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> アレーアンテナ装置及び該アレーアンテナ装置を用いた中継装置
US6947003B2 (en) 2002-06-06 2005-09-20 Oki Electric Industry Co., Ltd. Slot array antenna
WO2008018481A1 (fr) * 2006-08-11 2008-02-14 Furuno Electric Co., Ltd. Antenne en réseau de fentes
GB2455925A (en) * 2006-08-11 2009-07-01 Furuno Electric Ind Company Ltd Slot array antenna
GB2455925B (en) * 2006-08-11 2011-04-13 Furuno Electric Ind Company Ltd Slot array antenna
JP5173810B2 (ja) * 2006-08-11 2013-04-03 古野電気株式会社 スロットアレイアンテナ
JP2012503405A (ja) * 2008-09-22 2012-02-02 ケーエムダブリュ・インコーポレーテッド 移動通信基地局用二重帯域二重偏波アンテナ
KR101144167B1 (ko) 2012-01-11 2012-07-02 엘아이지넥스원 주식회사 하이브리드 구조의 Ka 대역 이중편파 안테나
JP2014093552A (ja) * 2012-10-31 2014-05-19 Japan Radio Co Ltd 導波管スロットアンテナ

Also Published As

Publication number Publication date
US6020858A (en) 2000-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10303638A (ja) 偏波共用型平板アンテナ
US7961153B2 (en) Integrated waveguide antenna and array
JP5771877B2 (ja) 地上移動用途の平面走査アンテナ、かかるアンテナを有する車両、およびかかる車両を含む衛星通信システム
JP4027967B2 (ja) 偏波切換・指向性可変アンテナ
US7554505B2 (en) Integrated waveguide antenna array
JP4235251B2 (ja) 偏波切換・指向性可変アンテナ
US20080111755A1 (en) antenna operable at two frequency bands simultaneously
US20080117114A1 (en) Apparatus and method for antenna rf feed
JP5262831B2 (ja) 車載アンテナ装置
CA2330037C (en) A left-hand circular polarized antenna for use with gps systems
US7075494B2 (en) Leaky-wave dual polarized slot type antenna
WO2005117204A1 (ja) アンテナ装置
Ma et al. A miniaturized planar multibeam antenna for millimeter-wave vehicular communication
JP2003046326A (ja) 偏波共用アンテナ装置
JP3472822B2 (ja) 偏波可変方式,偏波ダイバーシチ方式及び偏波変調方式
JP2002135031A (ja) ダイバーシチアンテナ装置
JP2007059959A (ja) 組合せアンテナ
JP4611401B2 (ja) アンテナ装置
JP2001036340A (ja) アンテナ装置
JP3275716B2 (ja) アンテナ装置
JP3801306B2 (ja) アンテナ装置
JPH06334427A (ja) アンテナ装置
JPH09121116A (ja) 平面アンテナ
RU2153743C2 (ru) Компенсаторная антенна
JPH08130410A (ja) 水平および垂直偏波共用アレーアンテナ