JP3275716B2 - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP3275716B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2枚の平行平板
導体間に電波を進行させる給電形式のアンテナ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図10(a)は1981年にIEEE
AP−S Symposium Digest Vo
l.I pp.207−208に、図10(b)は特開
平6ー260834号公報に示された従来のアンテナ装
置の正面図である。図において、1は表面を導体で覆っ
た誘電体基板、2は給電点、3は複数個のスルーホール
によって形成した給電用導波管、4は上記給電用導波管
3の位相中心を焦点とする放物線状の反射壁、5は上記
表面を導体で覆った誘電体基板1の片面にエッチングに
より形成した長方形放射孔、6は上記複数個の長方形放
射孔5からなる放射部、7は上記表面を導体で覆った誘
電体基板1の内部を伝搬する電波の進行方向、14は上
記表面を導体で覆った誘電体基板1の片面にエッチング
により形成した円形放射孔、21は上記給電点2を中心
とする半円状反射器である。長方形放射孔5と円形放射
孔14は、放射部6内での電波の進行方向7と垂直な方
向に間隔dで配列されており、電波の進行方向7に対し
ては、長方形放射孔5は間隔S=λg (λg :平行平板
導体内の波長)で、円形放射孔14はビーム方向によっ
て決まる間隔Sで配置されている。長方形放射孔5及び
円形放射孔14の偏波面は放射部6内での電波の進行方
向7に平行である。また、誘電体基板の厚さは使用する
電波の誘電体内波長の1/2より小さく、表面を導体で
覆った誘電体基板1が平行平板導波路のようになってい
る。
【0003】次に作用について説明する。まず始めに図
10(a)について説明する。給電点2より給電された
電波は円筒状に伝搬する。このうち半円状反射器21の
ほうに伝搬したものは半円状反射器21で反射されて給
電点2に戻り、今度は反射壁4のほうに伝搬する。半円
状反射器21の半径はλg /4(λg :平行平板導体内
の波長)であり、給電点2に戻ってきた電波はちょうど
2πだけ位相が遅れている。このため電波は、始めから
反射壁4のほうに伝搬した電波と同相になる。結局、給
電点2から出た全ての電波は給電点2を中心とする半円
筒波となって反射壁4に向かって伝搬する。この半円筒
波は反射壁4で反射された後、平面波として電波の進行
方向7に伝搬し、途中にある長方形放射孔5を励振す
る。複数個の長方形放射孔5は平面波の進行方向に対し
てS=λg 間隔で配置されており、全長方形放射孔5は
同相で励振される。このため図10(a)に示したアン
テナ装置は平行平板と垂直な方向にビームを形成する。
なお、本従来のアンテナ装置では、長方形放射孔5は平
面波が進行するにつれてその長さが長くなっている。こ
れは放射によって減衰する平面波をより強く長方形放射
孔5に結合させて、各長方形放射孔5から放射される電
力を等しくするためである。これによりこのアンテナ装
置の開口分布は均一となり、利得が高くなる。次に図1
0(b)に示した従来のアンテナ装置について説明す
る。図10(a)に示す従来のアンテナ装置と異なるの
は、半円状反射器21の代わりに複数個のスルーホール
で形成した給電用導波管3を用いて給電点2より反射壁
4に円筒波を供給している点と、長方形放射孔5の代わ
りに円形放射孔14を用いている点である。したがっ
て、基本的な動作は図10(a)に示す従来のアンテナ
装置と同じである。また、図10(a)及び図10
(b)に示す従来のアンテナ装置は、長方形放射孔5及
び円形放射孔14の電波の進行方向7での配列間隔Sを
λg でなく任意の間隔とすることにより、電波の進行方
向7に沿った平行平板と垂直な面内において所望の方向
にビームをシフトすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のアンテナ装置は
以上のように構成されているため、平行平板と垂直な法
線方向に正面ビームを形成しようとすると、各放射孔の
電波の進行方向での配列間隔をS=λg (λg :平行平
板導体内の波長)とする必要があり、このため平行平板
内を伝搬する平面波の各放射孔での反射波が同相で強め
合い、アンテナ装置の反射特性が劣化するという問題点
があった。また、上記のように配列間隔Sをλg でなく
任意の間隔とすることによりビーム方向をシフトするこ
とはできるが固定ビームであるため、ビーム走査を行う
ためにはアンテナ装置全体を機械的に回転して固定ビー
ムを機械走査しなければならず、機械駆動部を含めたア
ンテナ装置全体の大きさが大きくなるとともに重量が増
加するという問題点もあった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、平行平板と垂直な法線方向
に正面ビームを形成してもアンテナ入力端における反射
特性つまりVSWRが劣化しないアンテナ装置を得ると
ともに、電子的にビーム走査が可能なアンテナ装置を得
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
アンテナ装置は、平行平板導体の片面に複数個の放射孔
を一定方向での配列間隔がλg (λg :平行平板導体内
の波長)未満となるように配列して設け、少なくとも上
記放射孔が設けられた領域に対向する上記平行平板導体
の間に誘電体を設けて平行平板導波路を形成した放射部
と、放物面形状を有する反射壁と上記放物面の焦点に配
置した波源を有し、上記放射部の両端にそれぞれ設けら
れ、上記一定方向を進行方向とする平面波を上記放射部
へ給電する平面波給電部とを備え、上記それぞれの平面
波給電部の波源の入力端に2分配器を接続し、上記2分
配器を介して給電するものである。
【0007】請求項2の発明に係わるアンテナ装置は、
平行平板導体の片面に複数個の放射孔を一定方向での配
列間隔がλg (λg :平行平板導体内の波長)未満とな
るように配列して設け、少なくとも上記放射孔が設けら
れた領域に対向する上記平行平板導体の間に誘電体を設
けて平行平板導波路を形成した放射部と、放物面形状を
有する反射壁と上記放物面の焦点に配置した波源を有
し、上記放射部の両端にそれぞれ設けられ、上記一定方
向を進行方向とする平面波を上記放射部へ給電する平面
波給電部とを備え、上記それぞれの平面波給電部の波源
の入力端に2端子切り換え機能を有するスイッチの一端
をそれぞれ接続し、上記各スイッチの他端の一方の端子
に2分配器を接続し、上記各スイッチの他端の他方の端
子のそれぞれへの接続と上記2分配器への接続とを切り
換え可能な3端子切り換え機能を有するスイッチを接続
し、上記3端子切り換え機能を有するスイッチを介して
給電するものである。
【0008】請求項3の発明に係わるアンテナ装置は、
請求項1または請求項2記載のアンテナ装置において、
平行平板導体の片面に複数個の放射孔を一定方向での配
列間隔がλg (λg :平行平板導体内の波長)未満で、
かつ、それらの偏波方向が上記一定方向に対して45度
となるように配列して設けたものである。
【0009】請求項4の発明に係わるアンテナ装置は、
請求項1または請求項2記載のアンテナ装置において、
平行平板導体の片面に配列して設けられた放射孔が、放
射孔の一つをその偏波方向を上記一定方向に対して45
度傾けて配置し、この放射孔から上記一定方向にλg /
4(λg :平行平板導体内の波長)隔てて、その偏波方
向を上記放射孔の偏波方向と直交させた次の放射孔を配
置し、上記2個の放射孔で1対の円偏波放射孔素子を形
成し、上記1対の円偏波放射孔素子を上記一定方向での
配列間隔がλg (λg :平行平板導体内の波長)未満
で、上記一定方向での中間地点について鏡像関係となる
ように複数個配置したものである。
【0010】請求項5の発明に係わるアンテナ装置は、
請求項1〜4のいずれか1項に記載のアンテナ装置にお
いて、上記放射孔または上記円偏波放射孔素子を上記一
定方向での中間地点について対称または鏡像関係となる
ように配置すると共に、上記一定方向につき、上記平面
波の振幅変化との係わりに基づいて上記放射孔または上
記円偏波放射孔素子の形状寸法を設定し、上記一定方向
に所望の放射パターンを形成したものである。
【0011】請求項6の発明に係わるアンテナ装置は、
請求項1〜4のいずれか1項に記載のアンテナ装置にお
いて、上記放射孔または上記円偏波放射孔素子を上記一
定方向での中間地点について対称または鏡像関係となる
ように配置すると共に、上記一定方向および上記一定方
向に直交する方向のそれぞれにつき、上記平面波の振幅
変化との係わりに基づいて放射孔の形状寸法を設定し、
上記一定方向および上記一定方向に直交する方向のそれ
ぞれに所望の放射パターンを形成したものである。
【0012】請求項7の発明に係わるアンテナ装置は、
請求項5または請求項6記載のアンテナ装置において、
上記平行平板導体の間の上記一定方向での中間地点に電
波吸収材を設けたものである。
【0013】請求項8の発明に係わるアンテナ装置は、
請求項1〜7のいずれか1項に記載のアンテナ装置にお
いて、放射部の誘電体に代えて、少なくとも上記放射孔
または上記円偏波放射孔素子が設けられた領域に対向す
る上記平行平板導体の間に、平行平板導体の内部導体を
上記一定方向でコルゲート状の凹凸面導体として配置し
たものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の一実施の形態を図につ
いて説明する。図1はアンテナ装置の構成説明図、図2
はブロック図、図3は電波の進行方向を説明するための
説明図であり、1〜7は上記従来のアンテナ装置の説明
に相当するものである。図において、放射部6に形成し
た各長方形放射孔5の電波の進行方向7aと7bでの配
列間隔Sはλg (λg :平行平板導体内の波長)未満と
なるように設定しておく。8は電波の進行方向7を含み
平行平板と直交するXZ面でのビーム方向θ、9は上記
給電点2aと2bに接続された2分配器、10は上記2
分配器の入力端、11aと11bは各々上記給電点2
a、上記給電用導波管3a、及び上記反射壁4aと上記
給電点2b、上記給電用導波管3b、及び上記反射壁4
bとからなる平面波給電部、12aと12bは各々上記
平面波給電部11aと11bから給電された平面波を模
擬的に示したものである。ここで、表面を導体で覆った
誘電体基板の厚さは使用する電波の誘電体内波長の1/
2より小さく、誘電体基板全体がTEMモードの伝搬と
みなせる平行平板導波路のようになっている。なお、平
行平板内の少なくとも長方形放射孔5が形成されている
部分に対応する位置に誘電体を設け、平行平板の内外で
の誘電率を変えて電波の伝搬位相速度を異ならせたの
で、電波の進行方向7(θ=±90°の方向)にグレー
ティングローブが発生しない。
【0015】次に、作用について説明する。このアンテ
ナ装置の入力端10に給電された電波は、2分配器9に
より等振幅で二つの給電点2aと2bに分配される。分
配された電波は各給電点2aと2bよりスルーホールで
形成した給電用導波管3aと3bにそれぞれ給電され、
円筒波として反射壁4aと4bに照射された後、電波の
進行方向7aと7bに平面波12aと12bとして各々
放射部6に供給される。ここで、反射壁4は回転放物面
形状を有しており、その焦点に給電用導波管2が置かれ
ている。次いで、放射部6に供給された各平面波12a
と12bは、各々電波の進行方向7aと7bに伝搬しな
がら各長方形放射孔5に結合され、全ての長方形放射孔
5から空間に電磁波として放射される。ここで、放射部
6における各長方形放射孔5の電波の進行方向7aと7
bでの配列間隔Sはλg (λg :平行平板導体内の波
長)未満となるようにしているため、全ての長方形放射
孔5から空間に放射された電磁波は、電波の進行方向7
を含み平行平板と垂直な法線方向には合成されず、平面
波12aによるものは、XZ平面上でZ軸(法線方向)
から角度ーθだけシフトした方向に合成される。また、
平面波12bによるものは、XZ平面上でZ軸(法線方
向)から角度+θだけシフトした方向に合成される。し
たがって、各平面波12aと12bによって励振された
全ての長方形放射孔5からの合成波は、角度±θに指向
した二本のビームの合成ビームであり、上記長方形放射
孔5の配列間隔Sをλg (λg :平行平板導体内の波
長)未満でλg に近い値に設定しておくと、各平面波1
2aと12bによって形成された各ビームが平行平板の
法線方向(Z軸)の近傍に指向され、これら二本のビー
ムの合成ビームは法線方向(Z軸)にピーク電力を持つ
正面ビームとなる。なお、電波の進行方向7での長方形
放射孔5の配列間隔がS≠λg であるため、平面波12
の各長方形放射孔5での反射波が同相で強め合うことが
無く、反射波により形成される不要ビームのレベルを小
さくすることができる。すなわち、このアンテナ装置に
よれば、アンテナの反射特性が良好で且つ反射波による
不要ビームが形成されずに正面方向に主ビームが形成さ
れる放射パターンを有するアンテナ装置を得られる効果
がある。
【0016】また、上記実施の形態1における長方形放
射孔5は、電波の進行方向7に対して傾けて配置し、電
波の偏波面の方向を調整制御することもできる。ここ
で、図1において、長方形放射孔5を電波の進行方向7
に対して例えば45度傾けて配置して偏波面を設定する
と、このアンテナ装置を車載アンテナ装置として使用す
る場合に、自車から放射した電波の反射波を受信するア
ンテナの偏波面と、対向他車から放射した電波の偏波面
を互いに直交する方向にさせるので、自車から放射した
電波の反射波と対向他車に搭載した送信アンテナから放
射した電波とを容易に分離できる効果を得られる。
【0017】実施の形態2.図4は、この発明の実施の
形態2のアンテナ装置の構成説明図である。この実施の
形態2は、このアンテナ装置をビーム切り換え可能な電
子制御アンテナとして動作させる場合の一実施の形態で
あり、図4に示すように、各給電点2aと2bに2端子
切り換え機能を有するスイッチ13aと13bを各々接
続し、上記各スイッチ13の一方の端子を共通の2分配
器9に、また他方の端子と上記2分配器9の入力端子と
を3端子切り換え機能を有するスイッチ13cに接続
し、入力端10により上記スイッチ13cに電波を供給
するものである。なお、この実施の形態2におけるアン
テナ装置の構成を説明する正面図は、上記実施の形態1
で示した図1(a)と同様である。
【0018】スイッチ13cの出力を2分配器9にて2
分配してスイッチ13aと13bを介して給電点2aと
2bに供給する場合は、実施の形態1と同様に平面波1
2の各長方形放射孔5での反射波が同相で強め合うこと
が無く正面ビームを形成することができる。また、スイ
ッチ13cの出力を、スイッチ13aあるいはスイッチ
13bのどちらか一方を介して給電点2aあるいは2b
に供給する場合には、Z軸に対して左右対称方向(角度
±θ)に指向したーθ方向ビームあるいは+θ方向ビー
ムを形成することができる。したがって、スイッチ13
a、13b及び13cの接続関係を制御することによ
り、正面ビームを含む3本のビームを電子的に切り換え
ることができ、反射特性が良好で且つビーム切り換え可
能な電子制御のアンテナ装置を得られる効果がある。
【0019】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3のアンテナ装置の構成を説明する正面図である。
また、給電点2a、給電点2bへの給電は、図2または
図4に示した構成による。この実施の形態3は、このア
ンテナ装置の開口分布、特に、XZ面内の開口分布を所
望の任意の分布とするものである。図5に示すように、
放射部6の中心線15上あるいは付近において円形放射
孔14の大きさが最大となり、円形放射孔14の形状が
中心線15に対しほぼ左右対称形状で、円形放射孔14
の直径を中心線15に近づくにつれ徐々に大きくするよ
うに円形放射孔14を配置した場合について説明する。
【0020】この場合、例えば給電点2aに供給された
電波は給電用導波管3aより円筒波として放射され反射
壁4aにて平面波12aに変換され放射部6の中心線1
5に向かって伝搬する。このとき、伝搬する平面波12
aの振幅は配置された円形放射孔14への結合及び誘電
体損失等により徐々に小さくなる。そこで、上記のよう
に円形放射孔14の直径を中心線15に近づくにつれ徐
々に大きくしておくと、上記平面波12aが中心線15
まで伝搬するまでに設けられた各円形放射孔14に結合
し放射される電波の振幅をほぼ均一(開口分布が一様分
布)にでき、円形放射孔14の配列間隔SによるZ軸か
らの角度ーθだけ指向したビームの利得がほぼ最大とな
る。また、給電点2bに供給された電波に対しても上記
同様の動作により、上記のように円形放射孔14の直径
を中心線15に近づくにつれ徐々に大きくしておくと、
上記平面波12bが中心線15まで伝搬するまでに設け
られた各円形放射孔14に結合し放射される電波の振幅
をほぼ均一(開口分布がほぼ一様分布)にでき、円形放
射孔14の配列間隔SによるZ軸からの角度θだけ指向
したビームの利得がほぼ最大となる。従って、上記給電
点2a、給電点2bへの給電を図4に示した構成で、上
記実施の形態2で述べたように行う場合には、上記Z軸
に対して左右対称方向(角度±θ)に指向したビームの
合成である正面ビームを含む3本のビームをほぼ利得が
最大の状態で形成することができ、スイッチ13a、1
3b及び13cの接続関係を制御することにより、これ
ら正面ビームを含む3本のビームを電子的に切り換える
ことができ、反射特性が良好で且つビーム切り換え可能
な電子制御のアンテナ装置を得られる効果がある。ま
た、上記給電点2a、給電点2bへの給電を図2に示し
た構成で、上記実施の形態1で述べたように行う場合に
は、上記実施の形態1と同様にしてアンテナの反射特性
が良好で且つ反射波による不要ビームが形成されずに正
面方向に主ビームがほぼ利得が最大の状態で形成される
放射パターンを有するアンテナ装置を得られる効果があ
る。
【0021】なお、ここで利得が完全に最大とならない
のは、平面波12a及び平面波12bが中心線15を越
えても若干の残留電力があり、これが中心線15を越え
た位置に設けられている円形放射孔14から放射され、
開口分布が完全な一様分布とならず、また、放射パター
ンのサイドローブ特性等を劣化させるためである。
【0022】また、上記説明では、伝搬する平面波12
の振幅は徐々に小さくなるので、放射部6の中心線15
上あるいは付近において円形放射孔14の大きさが最大
となり、円形放射孔14の形状が中心線15に対しほぼ
左右対称形状で、円形放射孔14の直径を中心線15に
近づくにつれ徐々に大きくするように円形放射孔14を
配置し、開口分布をほぼ一様分布にした場合について述
べたが、これに限らず、電波の進行方向7での円形放射
孔14の直径の増加減少を適当に設定することにより、
伝搬する平面波12の振幅の変化とあいまって、この方
向での開口分布を所望の任意の分布とすることができ
る。
【0023】実施の形態4.図6は、この発明の実施の
形態4のアンテナ装置の構成を説明する正面図である。
また、給電点2a、給電点2bへの給電は、図2または
図4に示した構成による。図6に示すように、この実施
の形態4は、上記実施の形態3において放射部6の中心
線15上で且つ平行平板内に電波吸収材16を設けたも
のである。
【0024】この実施の形態4における基本的動作及び
その効果は上記実施の形態3と同様であるが、実施の形
態3の動作説明で述べたように、平面波12a及び平面
波12bが中心線15を越えても若干の残留電力があ
り、これが中心線15を越えた位置に設けられた円形放
射孔14から放射され、開口分布が完全な一様分布とな
らず、また、放射パターンのサイドローブ特性等を劣化
させるため利得が完全に最大とならないと言うような不
都合を解消できる。すなわち、放射部6の中心線15上
で且つ平行平板内に設けた電波吸収材16により、円形
放射孔14に結合しきれなかった残留電力を消費させる
ことができ、残留放射による放射パターンへの影響を低
減できる効果がある。
【0025】実施の形態5.図7は、この発明の実施の
形態5のアンテナ装置の構成を説明する正面図である。
また、給電点2a、給電点2bへの給電は、図2または
図4に示した構成による。この実施の形態5では、平行
平板内の電波の進行方向と直角な方向においても開口分
布を所望の任意の分布とするものである。図7に示すよ
うに、例えば、円形放射孔14の形状が中心線15に対
しほぼ左右対称形状で、放射部6の中心線15上あるい
は付近において円形放射孔14の大きさが最大となり、
円形放射孔14の直径を中心線15に近づくにつれ徐々
に大きくするように円形放射孔14を配置し、かつ、電
波の進行方向7と直角な方向において、円形放射孔14
の大きさを平行平板の端部に近づくにつれ徐々に大きく
するように円形放射孔14を配置した場合について説明
する。
【0026】ここで、平行平板内の電波の進行方向での
開口分布については、上記実施の形態3と同様である。
また、平行平板内の電波の進行方向と直角な方向におい
ては、電波の進行方向7と直交する列に配列した円形放
射孔14の大きさを図7に示したように適当な値にする
ことによって、電波の進行方向7と直交する方向での平
面波12の振幅分布が一様な場合には、この方向での開
口分布を上記円形放射孔14の大きさの分布に基づく振
幅分布とできる。さらに、電波の進行方向7と直交する
方向での平面波12の振幅分布が一様でない場合には、
円形放射孔14の直径の増加減少を適当に設定すること
により、平面波12の振幅分布とあいまって、この方向
での開口分布を所望の任意の分布とすることができる。
従って、この実施の形態5のアンテナ装置によれば、例
えば、電波の進行方向7での開口分布をほぼ均一分布に
し、電波の進行方向7と直交する方向での開口分布を所
望の分布(均一分布あるいはテーラー分布等の任意の分
布)とすることが可能となる。なお、電波の進行方向7
での円形放射孔14の直径の増加減少を適当に設定する
ことにより、伝搬する平面波12の振幅の変化とあいま
って、この方向での開口分布を所望の任意の分布とする
ことができることは上記実施の形態3で述べた通りであ
る。
【0027】実施の形態6.図8は、この発明の実施の
形態6のアンテナ装置の構成説明図である。図におい
て、17は表面を金属で形成した内部空洞導体、18は
放射部6の長方形放射孔5の配列面と対向する平行平板
の内部導体をコルゲート状の凹凸面導体で形成したコル
ゲート線路である。この実施の形態6では、平行平板導
体の間に誘電体を設ける代りに、放射部6の平行平板導
体内をコルゲート線路18として遅波構造を形成した場
合である。
【0028】この実施の形態6では、上記コルゲート線
路18による遅波構造が形成されているため、平行平板
の内外での電波の伝搬位相速度が異なり、平行平板の内
外での電波の位相がずれるため、電波の進行方向7(θ
=±90°の方向)にグレーティングローブが発生しな
い。また、この実施の形態6では、平行平板の内外での
電波の伝搬位相速度を変えるために誘電体を用いないた
め、誘電体損失の無い効率の良いアンテナ装置を得るこ
とができる。
【0029】実施の形態7.図9は、この発明の実施の
形態7のアンテナ装置の構成を説明する正面図である。
また、給電点2a、給電点2bへの給電は、図2または
図4に示した構成による。図9において、19a、19
bは斜放射孔であり、放射孔の一つを平行平板内におけ
る電波の進行方向7に対し45度傾けた斜め放射孔19
aとし、上記斜め放射孔19aから電波の進行方向にλ
g /4(λg :平行平板導体内の波長)の間隔をおいて
上記斜め放射孔19aと90度傾けて次の斜め放射孔1
9bを配置し、上記二つの斜め放射孔19aと19bと
で1対の円偏波放射孔素子20を形成し、且つ上記1対
の円偏波放射孔素子20を電波の進行方向での配列間隔
がλg (λg :平行平板導体内の波長)未満となり且つ
放射部6の中心線15に対し左右鏡像関係となるように
複数個配置した場合について説明する。
【0030】この場合、給電点2aから給電した電波は
反射壁4aで平面波12aに変換され中心線15に到達
するまでに各円偏波放射孔素子20から左旋円偏波とし
て放射される。また、1対の円偏波放射孔素子20を放
射部6の中心線15に対し左右鏡像関係となるように複
数個配置したので、給電点2bから給電した電波に対し
ても同旋の円偏波として放射される。ここで、給電点2
a、給電点2bへの給電を、例えば図4に示した構成に
より上記実施の形態2で述べたように行うと、このアン
テナ装置では、Z軸(法線方向)に対し±θの角度方向
にピークを有する2本のビームとZ軸の方向にピークを
有する正面ビームとを全て同旋の円偏波ビームとして形
成し電子的に切り換えることができ、反射特性が良好で
ビーム切り換え可能な電子制御の円偏波用アンテナ装置
を得られる効果がある。
【0031】ここで、以上の実施の形態1〜7において
は、給電用導波管3の壁面の一部を複数個のスルーホー
ルにより形成した場合について示してあるが、スルーホ
ールの代わりにルータ加工等で形成した溝の面にメッキ
をするなどして形成しても良い。また、給電点2と給電
用導波管3は実際の同軸導波管変換器やマイクロストリ
ップ導波管変換器等であっても良い。さらに、放射孔は
円形放射孔や長方形放射孔等、任意の形状であっても良
い。なお、放射孔は電波の進行方向7に対して傾けて配
置し、適宜電波の偏波面の方向を調整制御するようにし
ても良い。
【0032】
【発明の効果】この発明は、以上説明したような構成と
なっているため、以下に記載されるような効果を奏す
る。
【0033】請求項1の発明によれば、平行平板導体の
片面に複数個の放射孔を一定方向での配列間隔がλg
(λg :平行平板導体内の波長)未満となるように配列
して設け、平行平板導体の間に誘電体を設け、放射部の
両端に設けられたそれぞれの平面波給電部の波源の入力
端に2分配器を接続し、上記2分配器を介して給電する
ので、反射特性が良好で且つ反射波による不要ビームが
形成されずに正面方向に主ビームが形成される放射パタ
ーンを有するアンテナ装置を得られる効果がある。
【0034】請求項2の発明によれば、平行平板導体の
片面に複数個の放射孔を一定方向での配列間隔がλg
(λg :平行平板導体内の波長)未満となるように配列
して設け、平行平板導体の間に誘電体を設け、放射部の
両端に設けられたそれぞれの平面波給電部の波源の入力
端に2端子切り換え機能を有するスイッチの一端をそれ
ぞれ接続し、上記各スイッチの他端の一方の端子に2分
配器を接続し、上記各スイッチの他端の他方の端子のそ
れぞれへの接続と上記2分配器への接続とを切り換え可
能な3端子切り換え機能を有するスイッチを接続し、上
記3端子切り換え機能を有するスイッチを介して給電す
るので、正面ビームを含む3本のビームを電子的に切り
換えることができ、反射特性が良好で且つビーム切り換
え可能な電子制御のアンテナ装置を得られる効果があ
る。
【0035】請求項3の発明によれば、平行平板導体の
片面に複数個の放射孔を一定方向での配列間隔がλg
(λg :平行平板導体内の波長)未満で、かつ、それら
の偏波方向が上記一定方向に対して45度となるように
配列して設けたので、このアンテナ装置を車載アンテナ
装置として使用する場合に、自車から放射した電波の反
射波を受信するアンテナの偏波面と、対向他車から放射
した電波の偏波面を互いに直交する方向にさせ、容易に
分離できる効果を得られる。
【0036】請求項4の発明によれば、平行平板導体の
片面に配列して設けられた放射孔が、放射孔の一つをそ
の偏波方向を一定方向に対して45度傾けて配置し、こ
の放射孔から上記一定方向にλg /4(λg :平行平板
導体内の波長)隔てて、その偏波方向を上記放射孔の偏
波方向と直交させた次の放射孔を配置し、上記2個の放
射孔で1対の円偏波放射孔素子を形成し、上記1対の円
偏波放射孔素子を上記一定方向での配列間隔がλg (λ
g :平行平板導体内の波長)未満で、上記一定方向での
中間地点について鏡像関係となるように複数個配置した
ものであるので、ビーム方向の異なる同旋の円偏波ビー
ムを形成でき、反射特性が良好で且つ反射波による不要
ビームが形成されずに正面方向に主ビームが形成される
放射パターンを有する円偏波用アンテナ装置を得られる
効果がある。また、反射特性が良好で且つビーム切り換
え可能な電子制御の円偏波用アンテナ装置を得られる効
果がある。
【0037】請求項5の発明によれば、放射孔または円
偏波放射孔素子を一定方向での中間地点について対称ま
たは鏡像関係となるように配置すると共に、上記一定方
向につき、平面波の振幅変化との係わりに基づいて上記
放射孔の形状寸法を設定したので、平行平板導体内にお
ける電波の進行方向である上記一定方向での開口分布を
所望の任意の分布とすることができる効果がある。
【0038】請求項6の発明によれば、放射孔または円
偏波放射孔素子を一定方向での中間地点について対称ま
たは鏡像関係となるように配置すると共に、上記一定方
向および上記一定方向に直交する方向のそれぞれにつ
き、平面波の振幅変化との係わりに基づいて放射孔の形
状寸法を設定したので、平行平板導体内における電波の
進行方向である上記一定方向での開口分布を所望の任意
の分布とすることができるとともに、平行平板導体内に
おける電波の進行方向である上記一定方向と直交する方
向での開口分布も所望の分布とすることができ、放射パ
ターン形成において指向性合成の自由度を向上させる効
果がある。
【0039】請求項7の発明によれば、平行平板導体の
間の一定方向での中間地点に電波吸収材を設けたので、
放射孔に結合しきれなかった残留電力を消費させること
ができ、残留放射による放射パターンへの影響を低減で
きる効果がある。
【0040】請求項8の発明によれば、放射部の誘電体
に代えて、少なくとも放射孔または円偏波放射孔素子が
設けられた領域に対向する平行平板導体の間に、平行平
板導体の内部導体を一定方向でコルゲート状の凹凸面導
体として配置したので、平行平板導体内における電波の
進行方向である上記一定方向にグレーティングローブの
発生しない、誘電体損失の無い効率の良いアンテナ装置
を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すアンテナ装置
の構成説明図である。
【図2】 この発明の実施の形態1のアンテナ装置の構
成を説明するためのブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1のアンテナ装置にお
ける電波の進行方向を説明する説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態2のアンテナ装置の構
成説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態3を示すアンテナ装置
の構成を説明する正面図である。
【図6】 この発明の実施の形態4を示すアンテナ装置
の構成を説明する正面図である。
【図7】 この発明の実施の形態5を示すアンテナ装置
の構成を説明する正面図である。
【図8】 この発明の実施の形態6を示すアンテナ装置
の構成説明図である。
【図9】 この発明の実施の形態7を示すアンテナ装置
の構成を説明する正面図である。
【図10】 従来のアンテナ装置の構成を説明する正面
図である。
【符号の説明】
1 表面を導体で覆った誘電体基板、2 給電点、3
給電用導波管、4 反射壁、5 長方形放射孔、6 放
射部、7 電波の進行方向、8 ビーム方向θ、9 2
分配器、10 入力端、11 平面波給電部、12 平
面波、13 スイッチ、14 円形放射孔、15 中心
線、16 電波吸収材、17 表面を金属で形成した内
部空洞導体、18 コルゲート線路、19 斜め放射
孔、20 円偏波放射孔素子、21 半円状反射器。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−260834(JP,A) 特開 平2−302104(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 21/00 - 21/30 H01Q 13/22

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行平板導体の片面に複数個の放射孔を
    一定方向での配列間隔がλg (λg :平行平板導体内の
    波長)未満となるように配列して設け、少なくとも上記
    放射孔が設けられた領域に対向する上記平行平板導体の
    間に誘電体を設けて平行平板導波路を形成した放射部
    と、放物面形状を有する反射壁と上記放物面の焦点に配
    置した波源を有し、上記放射部の両端にそれぞれ設けら
    れ、上記一定方向を進行方向とする平面波を上記放射部
    へ給電する平面波給電部とを備え、上記それぞれの平面
    波給電部の波源の入力端に2分配器を接続し、上記2分
    配器を介して給電することを特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 平行平板導体の片面に複数個の放射孔を
    一定方向での配列間隔がλg (λg :平行平板導体内の
    波長)未満となるように配列して設け、少なくとも上記
    放射孔が設けられた領域に対向する上記平行平板導体の
    間に誘電体を設けて平行平板導波路を形成した放射部
    と、放物面形状を有する反射壁と上記放物面の焦点に配
    置した波源を有し、上記放射部の両端にそれぞれ設けら
    れ、上記一定方向を進行方向とする平面波を上記放射部
    へ給電する平面波給電部とを備え、上記それぞれの平面
    波給電部の波源の入力端に2端子切り換え機能を有する
    スイッチの一端をそれぞれ接続し、上記各スイッチの他
    端の一方の端子に2分配器を接続し、上記各スイッチの
    他端の他方の端子のそれぞれへの接続と上記2分配器へ
    の接続とを切り換え可能な3端子切り換え機能を有する
    スイッチを接続し、上記3端子切り換え機能を有するス
    イッチを介して給電することを特徴とするアンテナ装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のアンテナ
    装置において、平行平板導体の片面に複数個の放射孔を
    一定方向での配列間隔がλg (λg :平行平板導体内の
    波長)未満で、かつ、それらの偏波方向が上記一定方向
    に対して45度となるように配列して設けたことを特徴
    とするアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載のアンテナ
    装置において、平行平板導体の片面に配列して設けられ
    た放射孔が、放射孔の一つをその偏波方向を上記一定方
    向に対して45度傾けて配置し、この放射孔から上記一
    定方向にλg/4(λg :平行平板導体内の波長)隔て
    て、その偏波方向を上記放射孔の偏波方向と直交させた
    次の放射孔を配置し、上記2個の放射孔で1対の円偏波
    放射孔素子を形成し、上記1対の円偏波放射孔素子を上
    記一定方向での配列間隔がλg (λg :平行平板導体
    内の波長)未満で、上記一定方向での中間地点について
    鏡像関係となるように複数個配置したものであることを
    特徴とするアンテナ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のア
    ンテナ装置において、上記放射孔または上記円偏波放射
    孔素子を上記一定方向での中間地点について対称または
    鏡像関係となるように配置すると共に、上記一定方向に
    つき、上記平面波の振幅変化との係わりに基づいて上記
    放射孔または上記円偏波放射孔素子の形状寸法を設定
    し、上記一定方向に所望の放射パターンを形成したこと
    を特徴とするアンテナ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のア
    ンテナ装置において、上記放射孔または上記円偏波放射
    孔素子を上記一定方向での中間地点について対称または
    鏡像関係となるように配置すると共に、上記一定方向お
    よび上記一定方向に直交する方向のそれぞれにつき、上
    記平面波の振幅変化との係わりに基づいて放射孔の形状
    寸法を設定し、上記一定方向および上記一定方向に直交
    する方向のそれぞれに所望の放射パターンを形成したこ
    とを特徴とするアンテナ装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6記載のアンテナ
    装置において、上記平行平板導体の間の上記一定方向で
    の中間地点に電波吸収材を設けたことを特徴とするアン
    テナ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載のア
    ンテナ装置において、放射部の誘電体に代えて、少なく
    とも上記放射孔または上記円偏波放射孔素子が設けられ
    た領域に対向する上記平行平板導体の間に、平行平板導
    体の内部導体を上記一定方向でコルゲート状の凹凸面導
    体として配置したことを特徴とするアンテナ装置。
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