JP2002135031A - ダイバーシチアンテナ装置 - Google Patents

ダイバーシチアンテナ装置

Info

Publication number
JP2002135031A
JP2002135031A JP2000319850A JP2000319850A JP2002135031A JP 2002135031 A JP2002135031 A JP 2002135031A JP 2000319850 A JP2000319850 A JP 2000319850A JP 2000319850 A JP2000319850 A JP 2000319850A JP 2002135031 A JP2002135031 A JP 2002135031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
wavelength
dipole antenna
dipole
rectangular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000319850A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3725415B2 (ja
Inventor
Toru Fukazawa
徹 深沢
Hiroyuki Omine
裕幸 大嶺
Kazuhito Miyashita
和仁 宮下
Yoshiyuki Chatani
嘉之 茶谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000319850A priority Critical patent/JP3725415B2/ja
Publication of JP2002135031A publication Critical patent/JP2002135031A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3725415B2 publication Critical patent/JP3725415B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Aerials With Secondary Devices (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、ダイバーシチを行うために同形状の
アンテナを複数個組み合わせて設置するため大型化し、
また異なるビーム形状のアンテナとするために反射板の
形状を変更する際、2つの波長のビーム形状が同時に変
化し、各波長における個別の設計が困難となる課題があ
った。 【解決手段】 長方形の地導体1に対し、高さが異り第
1の波長の1/2の長さを有するダイポールアンテナ
4,5を設け、ダイポールアンテナ4,5に平行で第1
の波長より短い第2の波長の1/2の長さを有する2つ
の長方形の方形導体板6,7と、これらに平行で第2の
波長の1/2以下の長さを有する2つの長方形の方形導
体板8,9を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は携帯無線端末の基
地局に用いられる周波数共用ダイバーシチアンテナ装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のアンテナ装置の形状とし
て、例えば1997年電子情報通信学会技術報告A・P
97−73「移動通信用基地局2周波共用120°ビー
ムアンテナの設計」に発表されたものがある。図12は
その概略構造を示す斜視図である。図において、このア
ンテナは、コーナレフレクタアンテナを構成し、反射板
31および2周波共用放射素子32からなる。反射板3
1は所定の開き角を持った2枚の反射片31a,31b
を有し、各反射片の端部はアンテナ形状を細くするため
に折り曲げられている。
【0003】このアンテナでは、2周波共用放射素子3
2から放射された電磁波を反射板31により反射させ、
所望のビーム形状を得るものであるが、そのための水平
面内指向性は反射板31の開き角、頂角距離(反射板3
1の角部と放射素子32の距離)および反射板幅により
決めているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】携帯無線端末のような
多重波伝搬環境において使用されるシステムでは複数の
アンテナによるダイバーシチが伝送効率を高めるために
効果的である。従来の周波数共用アンテナ装置は以上の
ように構成されているので、ダイバーシチを行うために
は同形状のアンテナを複数個組み合わせて設置する必要
があり、アンテナが大型化するという問題がある。ま
た、異なるビーム形状のアンテナを製作するためには、
反射板の形状を変更する必要があり、反射板の形状を変
化させると2つの波長におけるビーム形状が同時に変化
するため、各波長における個別の設計が困難であるなど
の課題があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、比較的小型化が可能なダイバーシ
チアンテナ装置を得ることを目的とする。また、この発
明はそれぞれの波長におけるビーム形状の変更を容易に
するダイバーシチアンテナ装置を得ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決しようとする手段】この発明に係るダイバ
ーシチアンテナ装置は、長方形の地導体と、この地導体
に平行で前記地導体からの高さがそれぞれ異り、互いに
直交するように設置され、それぞれが送受信する周波数
の異なる電波のうちの第1の波長の1/2の長さを有す
る2つのダイポールアンテナからなるダイポールアンテ
ナ対と、前記ダイポールアンテナ対の中央付近から前記
地導体の方向に鉛直に延在し前記ダイポールアンテナの
それぞれに給電するための2組の給電線路と、前記ダイ
ポールアンテナ対に平行で前記ダイポールアンテナ対に
対して前記地導体側とは反対側に位置し、前記地導体か
らの高さがそれぞれ異なり、かつ互いに直交するように
配置され、それぞれが前記第1の波長より短い第2の波
長の1/2の長さを有する2つの長方形の方形導体板か
らなる第1の導体板対と、前記第1の導体板対に平行で
前記地導体側とは反対側に位置し、前記地導体からの高
さがそれぞれ異なり、かつ互いに直交するように配置さ
れ、それぞれが前記第2の波長の1/2以下の長さを有
する2つの長方形の方形導体板からなる第2の導体板対
とを備えたものである。
【0007】この発明に係るダイバーシチアンテナ装置
は、長方形の地導体と、この地導体に平行で前記地導体
からの高さがそれぞれ異り、互いに直交するように設置
され、送受信する周波数の異なる電波のうちの第1の波
長の1/2の長さを有する2つのダイポールアンテナか
らなるダイポールアンテナ対と、前記ダイポールアンテ
ナ対の中央付近から前記地導体の方向に鉛直に延在し前
記ダイポールアンテナのそれぞれに給電するための2組
の給電線路と、前記ダイポールアンテナ対に平行で前記
ダイポールアンテナ対に対して前記地導体側とは反対側
に位置し、一辺が前記第1の波長より短い第2の波長の
1/2の長さを有する正方形の第1の導体板と、前記第
1の導体板に平行で前記地導体側とは反対側に位置し、
一辺が前記第2の波長の1/2以下の長さを有する正方
形の第2の導体板とを備えたものである。
【0008】この発明に係るダイバーシチアンテナ装置
は、第2の導体板対を構成する方形導体板の一方を省略
するか、または他方と異なる長さに設定したものであ
る。
【0009】この発明に係るダイバーシチアンテナ装置
は、第2の導体板対を構成する方形導体板の一方または
両方を短冊状に並べた複数の導体片からなる短冊状導体
に置き換え、前記導体片は長さが第2の波長の1/2以
下で、幅が第2の波長に比べて十分小さい長方形とした
ものである。
【0010】この発明に係るダイバーシチアンテナ装置
は、第2の導体板を短冊状に並べた複数の導体片からな
る2組の短冊状導体に置き換え、前記導体片は長さが第
2の波長の1/2以下で、幅が第2の波長に比べて十分
小さい長方形であり、前記短冊状導体の一方はその導体
片の長手方向が一方のダイポールアンテナの長手方向に
並び、前記短冊状導体の他方はその導体片の長手方向が
他方のダイポールアンテナの長手方向に並べたものであ
る。
【0011】この発明に係るダイバーシチアンテナ装置
は、第2の導体板を長方形の方形導体板に置き換えたも
のである。
【0012】この発明に係るダイバーシチアンテナ装置
は、ダイポールアンテナ対を構成するダイポールアンテ
ナのいずれか一方または両方に対して、長さが第2の波
長の1/2以下の長方形の方形導体板2つを、地導体と
平行な面内であって、前記ダイポールアンテナと平行で
前記ダイポールアンテナを挟むようにその両側面側にそ
れぞれ配置したものである。
【0013】この発明に係るダイバーシチアンテナ装置
は、一方のダイポールアンテナとその給電線路との接続
点を通り、かつ前記一方のダイポールアンテナの長手方
向に対して直交する面内に、他方のダイポールアンテナ
およびその給電線路の中心線を設置したものである。
【0014】この発明に係るダイバーシチアンテナ装置
は、他方のダイポールアンテナに給電する給電線路を一
方のダイポールアンテナ側に傾けて設置したものであ
る。
【0015】この発明に係るダイバーシチアンテナ装置
は、ダイポールアンテナ対の各素子の長手方向と地導体
の長手方向が45°の角度を有するものである。
【0016】この発明に係るダイバーシチアンテナ装置
は、ダイポールアンテナ対を構成する2つのダイポール
アンテナのうちのいずれか一方または両方において、そ
の先端部を地導体側に傾斜させたものである。
【0017】この発明に係るダイバーシチアンテナ装置
は、地導体の長手方向に沿った端部を折り曲げ、さらに
各方形導体板の長さを個別に変えたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係るダ
イバーシチアンテナ装置の概略構成を示す。図におい
て、1は地導体、2および3はそれぞれ平行2線路であ
る。4および5はそれぞれダイポールアンテナで、ダイ
ポールアンテナ対を構成する。6および7はそれぞれ長
方形の方形導体板で、第1の導体板対を構成する。8お
よび9もそれぞれ長方形の方形導体板で、第2の導体板
対を構成している。
【0019】地導体1は長方形(概略長方形を含む、以
下同じ)を有している。平行2線路2,3は、ダイポー
ルアンテナ対の中央付近から地導体1の方向に鉛直に延
在しており、ダイポールアンテナ4,5のそれぞれに給
電するための給電線路を構成している。ダイポールアン
テナ4,5は、送受信する周波数の異なる電波のうちの
第1の波長の1/2(1/2程度を含む、以下同じ)の
長さを有し、地導体1と平行(概略平行を含む、以下同
じ)で、かつ高さが異なる面内に設置されている。ま
た、ダイポールアンテナ4,5は互いに直交(概略直交
も含む、以下同じ)しており、かつそれぞれの長手方向
は地導体1の長手方向と45°(概略45°も含む、以
下同じ)の角度を有して設置される。また、ダイポール
アンテナ5はダイポールアンテナ4の上方に離れて設置
される。
【0020】方形導体板6は、第1の波長より短い第2
の波長の1/2の長さを有しており、ダイポールアンテ
ナ4に対して地導体1とは反対側に位置し、かつダイポ
ールアンテナ4と平行になるように設置される。ダイポ
ールアンテナ4と方形導体板6との距離は第2の波長に
比べて十分に小さく設定される。
【0021】方形導体板7は、第2の波長の1/2の長
さを有しており、ダイポールアンテナ5に対して地導体
1とは反対側に位置し、かつ、このダイポールアンテナ
5と平行になるように設置される。ダイポールアンテナ
5と方形導体板7との距離は第2の波長にくらべて十分
に小さく設定される。
【0022】方形導体板8は、第2の波長の1/2以下
の長さを有しており、方形導体板6に対して地導体1と
は反対側に位置し、かつ方形導体板6と平行になるよう
に設置される。方形導体板6と方形導体板8との距離
は、第2の波長の1/4またはそれ以下である。
【0023】また、方形導体板9は、第2の波長の1/
2以下の長さを有しており、方形導体板7に対して地導
体1とは反対側に位置し、かつ、方形導体板7と平行に
なるように設置される。方形導体板7と方形導体板9と
の距離は、第2の波長の1/4以下である。平行2線路
3,ダイポールアンテナ5,方形導体板7および方形導
体板9のそれぞれの中心線は、ダイポールアンテナ4と
平行2線路2との接続点を通り、ダイポールアンテナ4
の長手方向に直交する面内に配置されるように設定され
ている。
【0024】次に実施の形態1の動作原理について説明
する。ダイポールアンテナ4,5はそれぞれ第1の波長
において動作する。方形導体板6はダイポールアンテナ
4との電磁結合により給電され、第2の波長において動
作する。方形導体板7はダイポールアンテナ5との電磁
結合により給電され、第2の波長において動作する。ま
た、ダイポールアンテナ4、5は互いに直交しており、
かつ地導体1の長手方向に対し45°の角度を有するた
め、このダイバーシチアンテナ装置は地導体1の長手方
向に対して±45°の偏波に対して送受信可能となる。
【0025】このダイバーシチアンテナ装置は、第1お
よび第2の波長に対して、ダイポールアンテナ4,5か
らみて、地導体1と反対方向が放射方向となる。方形導
体板8,9は、このダイバーシチアンテナ装置の放射方
向に設置され、それぞれの長さが第2の波長の1/2以
下であるため、第2の波長において、それぞれの偏波に
対して導波器として動作する。
【0026】方形導体板8,9の長さは、第2の波長と
比べた場合より第1の波長と比べた場合のほうが小さ
い。そのため、第2の波長に対する導波作用に比べると
第1の波長に対する導波作用は弱くなる。つまり、方形
導体板8,9を設置することで、主に第2の波長におけ
るビームを細くすることが可能となる。ここで、方形導
体板8,9の長さを短くしていくと、第2の波長におけ
る導波作用は小さくなり、これらの方形導体板8,9が
無い場合のビーム形状に近づく。したがって、方形導体
板8,9の長さを相互に変化させたり、一方を省略する
ことで、主に第2の波長におけるビームの形状を変化さ
せることが可能となる。
【0027】また、ダイポールアンテナ5は、ダイポー
ルアンテナ4とその給電線路の平行2線路2との接続点
において、ダイポールアンテナ4の長手方向に対して対
称な位置に配置されている。その結果、ダイポールアン
テナ4、5間には高いアイソレーションが得られる。
【0028】図1ではダイバーシチアンテナ装置を構成
する各種導体4,5,6,7,8,9を空間に設置して
あるが、これら導体を基板などの誘電体材料の表面に形
成し、それらを組み合わせることで製作することも可能
である。また、この実施の形態1では、ダイポールアン
テナ対に給電するため給電線路として平行2線路2,3
を用いる旨を記載したが、これを同軸線路やストリップ
線路などの不平衡線路に平衡不平衡変換器を接続したも
ので代用することも可能である。また、図2に示すよう
に平行2線路2,3の代わりに同軸ケーブル21,22
の不平衡線路を2本用い、それぞれの不平衡線路を18
0°の位相をつけて給電するようにしても良い。
【0029】以上のように実施の形態1によれば、±4
5°の2つの偏波に対して送受可能であり、従来に比べ
て小規模で、ダイバーシチアンテナとして動作させるこ
とができ、また、第2の波長に対してビーム形状を細く
することができる効果が得られる。さらに、方形導体板
8,9の長さを選択することによりある程度自由に変化
設定させることが可能であり、加えて、ダイポールアン
テナ4,5間において高いアイソレーションがとれる効
果が得られる。
【0030】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2に係るダイバーシチアンテナ装置の概略構成を示
す。図において、1は地導体、2,3はそれぞれ平行2
線路、4,5はそれぞれダイポールアンテナ、10,1
1はそれぞれ方形導体板である。方形導体板(第1の導
体板)10は一辺の長さが第2の波長の1/2の正方形
(概略正方形を含む、以下同じ)を有する。また、方形
導体板(第2の導体板)11は一辺の長さが第2の波長
の1/2以下の正方形を有する。このダイバーシチアン
テナ装置の基本的な構成は実施の形態1に類似する。こ
こでは、実施の形態1における方形導体板6,7を方形
導体板10に置き換え、また方形導体板8,9を方形導
体板11に置き換えた構造となっている。
【0031】次に実施の形態2の動作原理について説明
する。基本的な動作原理は実施の形態1と同様である。
正方形に構成された方形導体板10は、ダイポールアン
テナ4の長手方向の電流およびダイポールアンテナ5の
長手方向の電流に対して同じ共振周波数を有する。この
2つの電流は互いに直交しているため、それぞれ独立し
て動作させることが可能であり、電気的に実施の形態1
における方形導体板6,7と同様な動作をする。さらに
方形導体板8,9を置き換えた方形導体板11も同様に
動作する。
【0032】以上のように実施の形態2によれば、実施
の形態1の効果に加え、素子の構成上、方形導体板の数
を減らすことが可能となるため簡略化でき、工作性の向
上が図れる効果がある。
【0033】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3に係るダイバーシチアンテナ装置の概略構成を示
す。図において、1は地導体、2,3はそれぞれ平行2
線路、4,5はそれぞれダイポールアンテナ、10,1
1はそれぞれ方形導体板である。基本的な構成は実施の
形態2と同様であるが、ここでは実施の形態2における
平行2線路3がダイポールアンテナ4側に傾けられた構
造をしている。ただし、ダイポールアンテナ5は地導体
1に対して平行であることには変わりはない。
【0034】次に動作原理について説明する。基本的な
動作原理は実施の形態2と同様である。実施の形態3の
場合、図5に示すようにダイポールアンテナ4がダイポ
ールアンテナ5の給電点51に対しオフセットされた位
置に存在する。そのため、ダイポールアンテナ5に給電
した場合、ダイポールアンテナ4および平行2線路2上
を同相で流れる電流が生じ、これにより図6に示すよう
な放射成分が生じ、放射特性を乱すおそれがある。しか
し、この電流は上記オフセット量を小さくすることで軽
減可能である。そのための手段として、この実施の形態
3では、平行2線路3をダイポール4の方向に傾けるこ
とで、上記オフセット量を縮小するようにしたものであ
る。
【0035】実施の形態3によれば、実施の形態2の効
果に加え、ダイポールアンテナ5の放射特性の乱れを小
さくできる効果がある。
【0036】実施の形態4.図7はこの発明の実施の形
態4に係るダイバーシチアンテナ装置の概略構成を示
す。図において、1は地導体、2,3はそれぞれ平行2
線路、4,5はそれぞれダイポールアンテナ、9,10
はそれぞれ方形導体板である。基本的な構成は実施の形
態3と同様であるが、ここでは、実施の形態3における
方形導体板11を実施の形態1で用いたような長方形の
方形導体板9に置き換えている点が異なる。
【0037】次に動作原理について説明する。基本的な
動作原理は実施の形態3と同様である。実施の形態4で
は、長方形の方形導体板9を用いているため、ダイポー
ルアンテナ4の偏波に対する方形導体板10の導波器と
して動作する素子が無く、実施の形態3の場合に比べ、
ダイポールアンテナ4の偏波の第2の波長におけるビー
ムを広げることが可能となる。
【0038】実施の形態4によれば、実施の形態3のダ
イバーシチアンテナ装置に加え、ビーム形状を変化させ
る手段を提供できる効果がある。
【0039】実施の形態5.図8はこの発明の実施の形
態5に係るダイバーシチアンテナ装置の概略構成を示
す。図において、1は地導体、2,3はそれぞれ平行2
線路、4,5はそれぞれダイポールアンテナである。
9,10はそれぞれ方形導体板、12,13はそれぞれ
新たに加えられた方形導体板である。基本的な構成は実
施の形態4と同様であるが、ここでは実施の形態4の構
成に加え、長さが第2の波長の1/2またはそれより短
い方形導体板12,13が設置されている。これらの方
形導体板12,13は、地導体1と平行な面内に、ダイ
ポールアンテナ4と平行でダイポールアンテナ5を対称
に挟むようにそれぞれ配置される。ダイポールアンテナ
4と各方形導体板12,13の距離はそれぞれ第2の波
長の1/4(1/4程度を含む、以下同じ)に設定され
たものである。
【0040】次に動作原理について説明する。基本的な
動作原理は実施の形態4と同様である。実施の形態5で
は、ダイポールアンテナ4の側面方向に設置された各方
形導体板12,13は、長さが第2の波長の1/2以下
であるため、第2の波長に対して主に導波作用を有す
る。そのため、ダイポールアンテナ4の偏波に対する方
形導体板10のビームは側面方向に広がり、第2の波長
のビーム形状を変化させることが可能となる。また、方
形導体板12,13と同種のものをダイポールアンテナ
5に対して設けた場合には、第2の波長のビーム形状を
変化させる手段とすることができる。
【0041】実施の形態5によれば、ダイポールアンテ
ナ4,5のいずれか一方または両方の両側面部に対して
方形導体板12,13を設けることにより第2の波長に
おけるビーム形状を変化させる効果がある。また、この
手段は実施の形態1乃至3のダイバーシチアンテナ装置
に対してしても同様にそれぞれ適用できるものである。
【0042】実施の形態6.図9はこの発明の実施の形
態6に係るダイバーシチアンテナ装置の概略構成を示
す。図において、1は地導体、2,3はそれぞれ平行2
線路、4,5はそれぞれダイポールアンテナである。1
0は方形導体板、14,15はそれぞれ短冊状導体であ
る。基本的な構成は実施の形態3と同様であるが、ここ
では実施の形態3における方形導体板11を短冊状導体
14,15に置き換えたところが異なる。短冊状導体1
4は、長さが第2の波長の1/2以下、幅が第2の波長
に比べて十分小さい長方形の導体片を複数用い、ダイポ
ールアンテナ4に平行、かつ方形導体板10に対して地
導体1とは反対側の面内に、幅方向に並べることで構成
される。また短冊状導体15は、構成は短冊状導体14
と同様であるが、導体片の長方形の方向がダイポールア
ンテナ5と平行になるように設置される。
【0043】次に動作原理について説明する。基本的な
動作原理は実施の形態3と同様である。実施の形態6で
は、短冊状導体14の個々の長方形導体片はダイポール
アンテナ4と平行になっており、かつその長さが第2の
波長の1/2以下であるため、個々の長方形導体にはダ
イポールアンテナ4に平行な方向の電流が誘起され、導
波器として動作する。他方、ダイポールアンテナ5の長
手方向に対しては、第2の波長に比べて十分に小さく分
断されているため、ダイポールアンテナ5に平行な方向
の電流は誘起されない。そのため、ダイポールアンテナ
5に対しては導波器としての作用が生じない。同様な理
由により、他方の短冊状導体15はダイポールアンテナ
5に対して導波器として作用し、ダイポールアンテナ4
に対しては導波器としての作用が生じない。
【0044】以上の構成を用いることにより、例えば短
冊状導体14の位置のみオフセットすると、ダイポール
アンテナ4の偏波に対する第2の波長におけるビーム方
向のみを、ダイポールアンテナ4からみた短冊状導体1
4の方向に変化させることが可能となる。また、各短冊
状導体14,15の個々の全体の幅を変化させると、第
2の波長におけるビーム幅をダイポールアンテナ4,5
の偏波に対して個別に変化させることが可能である。
【0045】実施の形態6によれば、実施の形態3の効
果に加え、第2の波長におけるビーム方向をダイポール
アンテナ4,5に対して個別に変化させることができ、
また、短冊状導体14,15の個々の全体の幅を変化さ
せると、第2の波長におけるビーム幅をダイポールアン
テナ4,5に対して個別に変化させることができる効果
がある。
【0046】実施の形態7.図10はこの発明の実施の
形態7に係るダイバーシチアンテナ装置の概略構成を示
す。図において、1は地導体、2,3はそれぞれ平行2
線路、4,5はそれぞれダイポールアンテナ、10,1
1はそれぞれ方形導体板である。基本的な構成は実施の
形態3と同様であるが、ここでは実施の形態3における
ダイポールアンテナ4の両先端部が地導体1側に傾斜し
ている点が異なる。
【0047】次に動作原理について説明する。基本的な
動作原理は実施の形態3と同様である。実施の形態7で
はダイポールアンテナ4の先端部が地導体1側に折り曲
げ傾斜しているため、ダイポールアンテナ4は逆V字ダ
イポールとして動作し、そのビーム幅を広げることが可
能となる。ダイポールアンテナ対は主に第1の波長にお
いて動作しているため、ここで変化するビーム幅は主に
第1の波長のものである。なお、図10ではダイポール
アンテナ4を平行2線路に対して傾斜させたものについ
て示したが、同様に他方のダイポールアンテナ5を傾斜
させた場合にはダイポールアンテナ5のビーム幅を広げ
ることができる。
【0048】実施の形態7によれば、実施の形態3の効
果に加え、ダイポールアンテナ4,5の主に第1の波長
におけるビーム幅を変化させることができる効果があ
る。
【0049】実施の形態8.図11はこの発明の実施の
形態8に係るダイバーシチアンテナ装置の概略構成を示
す。図において、1は地導体、2,3はそれぞれ平行2
線路、4,5はそれぞれダイポールアンテナ、10,1
1はそれぞれ方形導体板である。基本的な構成は実施の
形態3と同様であるが、ここでは地導体1の長手方向に
沿った両端部101,102がダイポールアンテナ対側
に折り曲げられている点が異なる。
【0050】次に動作原理について説明する。基本的な
動作原理は実施の形態3と同様である。ここでは送信時
について述べるが、受信時についても同様である。地導
体1はダイポールアンテナ対から放射された電力を反射
する作用がある。このダイバーシチアンテナ装置のビー
ム形状は、各ダイポールアンテナ4,5および方形導体
板10,11から放射される直接波と、地導体1からの
反射波の和で決定される。そのため、地導体1の両端部
101,102をダイポールアンテナ対側に折り曲げて
地導体1の形状を変え、反射波の状態を変化させること
でダイバーシチアンテナ装置全体のビーム形状を変化さ
せることが可能となる。ダイポールアンテナ4,5から
の第1の波長、方形導体板10および方形導体板11か
ら放射される第2の波長の波は、地導体1側にも到達す
るので、地導体1の形状変化に対して、ダイバーシチア
ンテナ装置全体のビーム形状を変化させることが可能と
なる。
【0051】図11では地導体1の両端部101,10
2をダイポール対側に折り曲げた例を示したが、他に地
導体1を反対側に折り曲げたもの、長手方向の中心線に
沿って山折りしたもの、あるいは谷折りにすることでも
同様な効果が得られることが解った。なお、地導体1の
形状を変更することは第1の波長および第2の波長のビ
ーム形状に同時に変化を与えるが、第2の波長における
ビーム形状は、実施の形態1乃至6に示した手段を併用
することで、地導体1の形状を変更する前のビーム形状
に戻すことが可能となる。つまり、実施の形態1乃至7
と実施の形態8の手段を組み合わせることで、第1の波
長におけるビーム形状、第2の波長におけるビーム形状
を個別に任意に変化させることができる。
【0052】以上述べたように実施の形態8によれば、
実施の形態1乃至6に示した手段を併用することで、実
施の形態3の効果に加え、第1および第2の波長におけ
るビーム形状を個別に変化させることができる効果が得
られる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、長方
形の地導体と、この地導体に平行で地導体からの高さが
それぞれ異り、互いに直交するように設置され、それぞ
れが送受信する周波数の異なる電波のうちの第1の波長
の1/2の長さを有する2つのダイポールアンテナから
なるダイポールアンテナ対と、ダイポールアンテナ対の
中央付近から地導体の方向に鉛直に延在しダイポールア
ンテナのそれぞれに給電するための2組の給電線路と、
ダイポールアンテナ対に対して平行で地導体側とは反対
側に位置し、地導体からの高さがそれぞれ異なり、かつ
互いに直交するように配置され、それぞれが第1の波長
より短い第2の波長の1/2の長さを有する2つの長方
形の方形導体板からなる第1の導体板対と、第1の導体
板対に平行で地導体側とは反対側に位置し、地導体から
の高さがそれぞれ異なり、かつ互いに直交するように配
置され、それぞれが第2の波長の1/2以下の長さを有
する2つの長方形の方形導体板からなる第2の導体板対
とを備えるように構成したので、2つの偏波に対して送
受信可能であり、小規模のダイバーシチアンテナとして
動作させることができ、第2の波長に対して第2の導体
板対が導波器として動作してビーム形状を細くさせる効
果がある。
【0054】この発明によれば、長方形の地導体と、こ
の地導体に平行で地導体からの高さがそれぞれ異り、互
いに直交するように設置され、送受信する周波数の異な
る電波のうちの第1の波長の1/2の長さを有する2つ
のダイポールアンテナからなるダイポールアンテナ対
と、ダイポールアンテナ対の中央付近から地導体の方向
に鉛直に延在しダイポールアンテナのそれぞれに給電す
るための2組の給電線路と、ダイポールアンテナ対に平
行でダイポールアンテナ対に対して地導体側とは反対側
に位置し、一辺が第1の波長より短い第2の波長の1/
2の長さを有する正方形の第1の導体板と、第1の導体
板に平行で地導体側とは反対側に位置し、一辺が第2の
波長の1/2以下の長さを有する正方形の第2の導体板
とを備えるように構成したので、2つの偏波に対して送
受信可能であり、偏波ダイバーシチアンテナとして動作
させることができ、第2の波長に対して第2の導体板が
導波器として動作してビーム形状を細くさせる効果があ
る。さらに、素子の構成上、方形導体板の数が少なくて
済み、簡易な構成とすることができる効果がある。
【0055】この発明によれば、第2の導体板対を構成
する方形導体板の一方を省略するか、または他方と異な
る長さに設定するように構成したので、方形導体板の長
さを選択することにより、第2の波長に対してビーム形
状をある程度自由に変化設定させることができる効果が
ある。
【0056】この発明によれば、第2の導体板対を構成
する方形導体板の一方または両方を短冊状に並べた複数
の導体片からなる短冊状導体に置き換え、導体片は長さ
が第2の波長の1/2以下で、幅が第2の波長に比べて
十分小さい長方形とするように構成したので、各ダイポ
ールアンテナに対して第2の波長におけるビーム方向を
個別に変化させることができ、また、各短冊状導体の全
体の幅を変化させて第2の波長におけるビーム幅も個別
に変化させることができる効果がある。
【0057】この発明によれば、第2の導体板を短冊状
に並べた複数の導体片からなる2組の短冊状導体に置き
換え、導体片の長さが第2の波長の1/2以下で、導体
片の幅が第2の波長に比べて十分小さい長方形であり、
短冊状導体の一方はその導体片の長手方向が一方のダイ
ポールアンテナの長手方向に並び、短冊状導体の他方は
その導体片の長手方向が他方のダイポールアンテナの長
手方向に並ぶように構成したので、各ダイポールアンテ
ナに対して第2の波長におけるビーム方向を個別に変化
させることができる効果がある。
【0058】この発明によれば、第2の方形導体板を長
方形の方形導体板に置き換えるように構成したので、第
2の導体板が導波器として動作して、ダイポールアンテ
ナ4の第2の周波数におけるビームを広げることがで
き、さらに、素子の構成上、方形導体板の数が少なくて
済み、簡易な構成とすることができる効果がある。
【0059】この発明によれば、ダイポールアンテナ対
を構成するダイポールアンテナのいずれか一方または両
方に対して、長さが第2の波長の1/2以下の長方形の
方形導体板2つを、地導体と平行な面内であって、ダイ
ポールアンテナと平行でダイポールアンテナを挟むよう
にそのダイポールアンテナの両側面側にそれぞれ配置す
るように構成したので、第2の波長におけるビーム形状
を変化させることができる効果がある。
【0060】この発明によれば、一方のダイポールアン
テナとその給電線路との接続点を通り、かつ一方のダイ
ポールアンテナの長手方向に対して直交する面内に、他
方のダイポールアンテナおよびその給電線路の中心線を
設置するように構成したので、一方のダイポールアンテ
ナの長手方向に対して他方のダイポールアンテナは対称
な位置に配置されているため、両ダイポールアンテナ間
に高いアイソレーションが得られる効果がある。
【0061】この発明によれば、他方のダイポールアン
テナに給電する給電線路を一方のダイポールアンテナ側
に傾けて設置するように構成したので、一方のダイポー
ルアンテナおよびその給電線路上を同相で流れる電流を
縮小し、他方のダイポールアンテナの放射特性の乱れを
小さくすることができる効果がある。
【0062】この発明によれば、ダイポールアンテナ対
の各素子の長手方向と地導体の長手方向が45°の角度
を有するように構成したので、地導体の長手方向に対し
て±45°の偏波に対して送受信を可能とする効果があ
る。
【0063】この発明によれば、ダイポールアンテナ対
を構成する2つのダイポールアンテナのうちのいずれか
一方または両方において、その端部を地導体側に傾斜さ
せるように構成したので、両ダイポールアンテナの主に
第1の波長におけるビーム幅を変化させることができる
効果がある。
【0064】この発明によれば、地導体の長手方向に沿
った端部を折り曲げ、さらに各方形導体板の長さを個別
に変えるように構成したので、第1および第2の波長に
おけるビーム形状を個別に変化させることができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るダイバーシチ
アンテナ装置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】 実施の形態1のダイバーシチアンテナの給電
構造例を示す説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係るダイバーシチ
アンテナ装置の概略構成を示す斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態3に係るダイバーシチ
アンテナ装置の概略構成を示す斜視図である。
【図5】 実施の形態3の動作を説明するためのダイバ
ーシチアンテナ対の平面図である。
【図6】実施の形態3が対象とするダイポールアンテナ
の現象を示す説明図である。
【図7】 この発明の実施の形態4に係るダイバーシチ
アンテナ装置の概略構成を示す斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態5に係るダイバーシチ
アンテナ装置の概略構成を示す斜視図である。
【図9】 この発明の実施の形態6に係るダイバーシチ
アンテナ装置の概略構成を示す斜視図である。
【図10】 この発明の実施の形態7に係るダイバーシ
チアンテナ装置の概略構成を示す斜視図である。
【図11】 この発明の実施の形態8に係るダイバーシ
チアンテナ装置の概略構成を示す斜視図である。
【図12】 従来の移動体基地局用のアンテナ装置の概
略構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 地導体、2,3 平行2線路、4,5 ダイポール
アンテナ、6,7,8,9,10,11,12,13
方形導体板、14,15 短冊状導体、21,22 同
軸ケーブル、41,51 給電点、101,102 両
端部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮下 和仁 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 茶谷 嘉之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J020 AA03 BA01 BA04 BA06 BC03 BC09 DA03 DA06 5J021 AA02 AA10 AB03 BA01 FA32 HA05 HA06 HA10 JA05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形の地導体と、 この地導体に平行で前記地導体からの高さがそれぞれ異
    り、互いに直交するように設置され、それぞれが送受信
    する周波数の異なる電波のうちの第1の波長の1/2の
    長さを有する2つのダイポールアンテナからなるダイポ
    ールアンテナ対と、 前記ダイポールアンテナ対の中央付近から前記地導体の
    方向に鉛直に延在し前記ダイポールアンテナのそれぞれ
    に給電するための2組の給電線路と、 前記ダイポールアンテナ対に平行で前記ダイポールアン
    テナ対に対して前記地導体側とは反対側に位置し、前記
    地導体からの高さがそれぞれ異なり、かつ互いに直交す
    るように配置され、それぞれが前記第1の波長より短い
    第2の波長の1/2の長さを有する2つの長方形の方形
    導体板からなる第1の導体板対と、 前記第1の導体板対に平行で前記地導体側とは反対側に
    位置し、前記地導体からの高さがそれぞれ異なり、かつ
    互いに直交するように配置され、それぞれが前記第2の
    波長の1/2以下の長さを有する2つの長方形の方形導
    体板からなる第2の導体板対とを備えたことを特徴とす
    るダイバーシチアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 長方形の地導体と、 この地導体に平行で前記地導体からの高さがそれぞれ異
    り、互いに直交するように設置され、送受信する周波数
    の異なる電波のうちの第1の波長の1/2の長さを有す
    る2つのダイポールアンテナからなるダイポールアンテ
    ナ対と、 前記ダイポールアンテナ対の中央付近から前記地導体の
    方向に鉛直に延在し前記ダイポールアンテナのそれぞれ
    に給電するための2組の給電線路と、 前記ダイポールアンテナ対に平行で前記ダイポールアン
    テナ対に対して前記地導体側とは反対側に位置し、一辺
    が前記第1の波長より短い第2の波長の1/2の長さを
    有する正方形の第1の導体板と、 前記第1の導体板に平行で前記地導体側とは反対側に位
    置し、一辺が前記第2の波長の1/2以下の長さを有す
    る正方形の第2の導体板とを備えたことを特徴とするダ
    イバーシチアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 第2の導体板対を構成する方形導体板の
    一方を省略するか、または他方と異なる長さに設定した
    ことを特徴とする請求項1記載のダイバーシチアンテナ
    装置。
  4. 【請求項4】 第2の導体板対を構成する方形導体板の
    一方または両方を短冊状に並べた複数の導体片からなる
    短冊状導体に置き換え、前記導体片は長さが第2の波長
    の1/2以下で、幅が第2の波長に比べて十分小さい長
    方形であることを特徴とする請求項1記載のダイバーシ
    チアンテナ装置。
  5. 【請求項5】第2の導体板を短冊状に並べた複数の導体
    片からなる2組の短冊状導体に置き換え、前記導体片の
    長さが第2の波長の1/2以下で、前記導体片の幅が第
    2の波長に比べて十分小さい長方形であり、前記短冊状
    導体の一方はその導体片の長手方向が一方のダイポール
    アンテナの長手方向に並び、前記短冊状導体の他方はそ
    の導体片の長手方向が他方のダイポールアンテナの長手
    方向に並べたことを特徴とする請求項2記載のダイバー
    シチアンテナ装置。
  6. 【請求項6】 第2の導体板を長方形の方形導体板に置
    き換えたことを特徴とする請求項2記載のダイバーシチ
    アンテナ装置。
  7. 【請求項7】 ダイポールアンテナ対を構成するダイポ
    ールアンテナのいずれか一方または両方に対して、長さ
    が第2の波長の1/2以下の長方形の方形導体板2つ
    を、地導体と平行な面内であって、前記ダイポールアン
    テナと平行で前記ダイポールアンテナを挟むように前記
    ダイポールアンテナの両側面側にそれぞれ配置したこと
    を特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1
    項記載のダイバーシチアンテナ装置。
  8. 【請求項8】 一方のダイポールアンテナとその給電線
    路との接続点を通り、かつ前記一方のダイポールアンテ
    ナの長手方向に対して直交する面内に、他方のダイポー
    ルアンテナおよびその給電線路の中心線を設置したこと
    を特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1
    項記載のダイバーシチアンテナ装置。
  9. 【請求項9】 一方のダイポールアンテナに給電する給
    電線路を他方のダイポールアンテナ側に傾けて設置した
    ことを特徴とする請求項8記載のダイバーシチアンテナ
    装置。
  10. 【請求項10】 ダイポールアンテナ対の各素子の長手
    方向と地導体の長手方向が45°の角度を有することを
    特徴とする請求項1から請求項9のうちのいずれか1項
    記載のダイバーシチアンテナ装置。
  11. 【請求項11】 ダイポールアンテナ対を構成する2つ
    のダイポールアンテナのうちのいずれか一方または両方
    において、その先端部を地導体側に傾斜させたことを特
    徴とする請求項1から請求項10のうちのいずれか1項
    記載のダイバーシチアンテナ装置。
  12. 【請求項12】 地導体の長手方向に沿った端部を折り
    曲げ、さらに各方形導体板の長さを個別に変えたことを
    特徴とする請求項1から請求項11のうちのいずれか1
    項記載のダイバーシチアンテナ装置。
JP2000319850A 2000-10-19 2000-10-19 ダイバーシチアンテナ装置 Expired - Fee Related JP3725415B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000319850A JP3725415B2 (ja) 2000-10-19 2000-10-19 ダイバーシチアンテナ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000319850A JP3725415B2 (ja) 2000-10-19 2000-10-19 ダイバーシチアンテナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002135031A true JP2002135031A (ja) 2002-05-10
JP3725415B2 JP3725415B2 (ja) 2005-12-14

Family

ID=18798240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000319850A Expired - Fee Related JP3725415B2 (ja) 2000-10-19 2000-10-19 ダイバーシチアンテナ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3725415B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005013422A1 (ja) * 2003-08-05 2005-02-10 Nippon Antena Kabushiki Kaisha 反射板付平面アンテナ
JP2008042304A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Toppan Printing Co Ltd Rfid情報記録媒体
JP2008507163A (ja) * 2004-06-04 2008-03-06 アンドルー、コーパレイシャン 指向性ダイポール・アンテナ
JP2009118368A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Denki Kogyo Co Ltd ダイポールアンテナおよびダイポールアレイアンテナ
JP2010239669A (ja) * 2003-08-05 2010-10-21 Nippon Antenna Co Ltd 反射板付平面アンテナ
JP2011087241A (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 Nippon Dengyo Kosaku Co Ltd アンテナおよびアレイアンテナ
US8164536B2 (en) 2003-06-26 2012-04-24 Andrew Llc Directed dual beam antenna
JP2014079008A (ja) * 2009-06-11 2014-05-01 Alcatel-Lucent 交差偏波マルチバンド・アンテナ
CN110690551A (zh) * 2019-11-01 2020-01-14 大连海事大学 全频段双层梯形数字电视发射天线
CN112531338A (zh) * 2020-12-08 2021-03-19 深圳大学 一种双频可展宽波束宽度的贴片天线
EP3635814B1 (de) * 2017-06-09 2024-03-27 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Dual-polarisierter kreuzdipol und antennenanordnung mit zwei solchen dual-polarisierten kreuzdipolen

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8164536B2 (en) 2003-06-26 2012-04-24 Andrew Llc Directed dual beam antenna
JP2005073226A (ja) * 2003-08-05 2005-03-17 Nippon Antenna Co Ltd 反射板付平面アンテナ
US7439926B2 (en) 2003-08-05 2008-10-21 Nippon Antena Kabushiki Kaisha Planar antenna fitted with a reflector
WO2005013422A1 (ja) * 2003-08-05 2005-02-10 Nippon Antena Kabushiki Kaisha 反射板付平面アンテナ
CN101697382A (zh) * 2003-08-05 2010-04-21 日本安特尼株式会社 带有反射板的平面天线
KR101233963B1 (ko) 2003-08-05 2013-02-15 닛뽕 안테나 가부시키가이샤 반사판 부착 평면 안테나
JP2010239669A (ja) * 2003-08-05 2010-10-21 Nippon Antenna Co Ltd 反射板付平面アンテナ
JP2010268511A (ja) * 2003-08-05 2010-11-25 Nippon Antenna Co Ltd 反射板付平面アンテナ
JP4597579B2 (ja) * 2003-08-05 2010-12-15 日本アンテナ株式会社 反射板付平面アンテナ
KR101179094B1 (ko) * 2003-08-05 2012-09-03 닛뽕 안테나 가부시키가이샤 반사판 부착 평면 안테나
JP2008507163A (ja) * 2004-06-04 2008-03-06 アンドルー、コーパレイシャン 指向性ダイポール・アンテナ
JP2008042304A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Toppan Printing Co Ltd Rfid情報記録媒体
JP2009118368A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Denki Kogyo Co Ltd ダイポールアンテナおよびダイポールアレイアンテナ
JP4512630B2 (ja) * 2007-11-09 2010-07-28 電気興業株式会社 ダイポールアンテナおよびダイポールアレイアンテナ
JP2014079008A (ja) * 2009-06-11 2014-05-01 Alcatel-Lucent 交差偏波マルチバンド・アンテナ
US8994603B2 (en) 2009-06-11 2015-03-31 Alcatel Lucent Cross polarization multiband antenna
JP2011087241A (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 Nippon Dengyo Kosaku Co Ltd アンテナおよびアレイアンテナ
EP3635814B1 (de) * 2017-06-09 2024-03-27 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Dual-polarisierter kreuzdipol und antennenanordnung mit zwei solchen dual-polarisierten kreuzdipolen
CN110690551A (zh) * 2019-11-01 2020-01-14 大连海事大学 全频段双层梯形数字电视发射天线
CN110690551B (zh) * 2019-11-01 2024-03-15 大连海事大学 全频段双层梯形数字电视发射天线
CN112531338A (zh) * 2020-12-08 2021-03-19 深圳大学 一种双频可展宽波束宽度的贴片天线
CN112531338B (zh) * 2020-12-08 2022-08-26 深圳大学 一种双频可展宽波束宽度的贴片天线

Also Published As

Publication number Publication date
JP3725415B2 (ja) 2005-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0688040B1 (en) Bidirectional printed antenna
US9287633B2 (en) Dual frequency coupling feed antenna and adjustable wave beam module using the antenna
KR100322753B1 (ko) 평면복사 소자
US7724200B2 (en) Antenna device, array antenna, multi-sector antenna, high-frequency wave transceiver
US6593891B2 (en) Antenna apparatus having cross-shaped slot
CN101359777B (zh) 平面宽带行波波束扫描阵列天线
KR100677093B1 (ko) 평면 안테나
CN110534924A (zh) 天线模组和电子设备
US20100007573A1 (en) Multibeam antenna
JPH10150319A (ja) 反射板付ダイポ−ルアンテナ
GB2424765A (en) Dipole antenna with an impedance matching arrangement
JP4073130B2 (ja) クロスダイポールアンテナ
JP3273402B2 (ja) プリントアンテナ
JP3725415B2 (ja) ダイバーシチアンテナ装置
CN109560379A (zh) 天线系统及通讯终端
CN202917635U (zh) 一种圆极化电扫相控漏波天线
JP4905239B2 (ja) アンテナ装置
CN114665260B (zh) 一种天线和通信设备
JP4516246B2 (ja) アンテナ
JP4053144B2 (ja) 偏波共用アンテナ
AU601114B2 (en) Angle diversity signal separator using mode conversion
JP2003046326A (ja) 偏波共用アンテナ装置
CN114243280B (zh) 超宽带宽波束双极化天线和无线通信设备
WO2015016349A1 (ja) アンテナ及びセクタアンテナ
US20230369760A1 (en) Multi-band, shared-aperture, circularly polarized phased array antenna

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050921

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080930

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090930

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090930

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100930

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110930

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110930

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120930

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130930

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees