JPH10303032A - 積層コア - Google Patents
積層コアInfo
- Publication number
- JPH10303032A JPH10303032A JP10607597A JP10607597A JPH10303032A JP H10303032 A JPH10303032 A JP H10303032A JP 10607597 A JP10607597 A JP 10607597A JP 10607597 A JP10607597 A JP 10607597A JP H10303032 A JPH10303032 A JP H10303032A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- shaped core
- groove
- choke coil
- welding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電気性能(特性)の安定した積層コアを提供
する。 【解決手段】 コア2のギャップ部7と対向する部分に
積層方向に延びた凹溝8を形成し、その凹溝8内で各電
磁鋼板どうしをブロック溶接したことを特徴とする。
する。 【解決手段】 コア2のギャップ部7と対向する部分に
積層方向に延びた凹溝8を形成し、その凹溝8内で各電
磁鋼板どうしをブロック溶接したことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チョークコイルや
リアクターなどに用いられる積層コアに係り、特に積層
コアを構成する各電磁鋼板どうしをブロック溶接で連結
する構造に関するものである。
リアクターなどに用いられる積層コアに係り、特に積層
コアを構成する各電磁鋼板どうしをブロック溶接で連結
する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来のE−I型チョークコイル
の構成図である。E−I型チョークコイルはI型コア1
とE型コア2を備え、E型コア2にはボビン3が装着さ
れており、ボビン3にはコイル4が多数層巻回されてい
る。I型コア1とE型コア2は珪素鋼板などの電磁鋼板
を多数枚積層した積層コアで、E型コア2の場合はそれ
の脚部で積層方向に沿ってブロック溶接を行って電磁鋼
板どうしを連結していた。符号5はそのブロック溶接で
生成した溶接ビート、6はI型コア1とE型コア2のコ
ア突き合わせ溶接部、7はI型コア1とE型コア2のギ
ャップである。
の構成図である。E−I型チョークコイルはI型コア1
とE型コア2を備え、E型コア2にはボビン3が装着さ
れており、ボビン3にはコイル4が多数層巻回されてい
る。I型コア1とE型コア2は珪素鋼板などの電磁鋼板
を多数枚積層した積層コアで、E型コア2の場合はそれ
の脚部で積層方向に沿ってブロック溶接を行って電磁鋼
板どうしを連結していた。符号5はそのブロック溶接で
生成した溶接ビート、6はI型コア1とE型コア2のコ
ア突き合わせ溶接部、7はI型コア1とE型コア2のギ
ャップである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のチョークコ
イルにおいては、ブロック溶接した際に発生する溶接ビ
ート5が脚部上面より突出することがあり、そのために
I型コア1とE型コア2のギャップ値が微妙に変化し、
インダクタンスがばらつくという欠点を有している。特
に、小さなギャップ値でギャップスペーサを使用する構
造のチョークコイルにおいて前述の特性のばらつきが顕
著である。
イルにおいては、ブロック溶接した際に発生する溶接ビ
ート5が脚部上面より突出することがあり、そのために
I型コア1とE型コア2のギャップ値が微妙に変化し、
インダクタンスがばらつくという欠点を有している。特
に、小さなギャップ値でギャップスペーサを使用する構
造のチョークコイルにおいて前述の特性のばらつきが顕
著である。
【0004】本発明は、コアのブロック溶接により生じ
る溶接ビートの出っ張りにより、ギャップ値が変化する
という問題を解決し、電気性能(特性)の安定した信頼
性の高い積層コアを提供することを目的とする。
る溶接ビートの出っ張りにより、ギャップ値が変化する
という問題を解決し、電気性能(特性)の安定した信頼
性の高い積層コアを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、例えば珪素鋼板などの電磁鋼板を多数枚
積層した積層コアにおいて、コアのギャップ部と対向す
る部分に積層方向に延びた凹溝を形成し、その凹溝内で
各電磁鋼板どうしをブロック溶接したことを特徴とする
ものである。
に、本発明は、例えば珪素鋼板などの電磁鋼板を多数枚
積層した積層コアにおいて、コアのギャップ部と対向す
る部分に積層方向に延びた凹溝を形成し、その凹溝内で
各電磁鋼板どうしをブロック溶接したことを特徴とする
ものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施の形
態に係るE−I型チョークコイルの構成図、図2はその
チョークコイルに用いるE型コアの斜視図である。
面に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施の形
態に係るE−I型チョークコイルの構成図、図2はその
チョークコイルに用いるE型コアの斜視図である。
【0007】図1に示すE−I型チョークコイルは、I
型コア1とE型コア2を備えている。E型コア2にはボ
ビン3が装着されており、ボビン3にはコイル4が多数
層巻回されている。I型コア1とE型コア2は、コア突
き合わせ溶接部6で固定されている。
型コア1とE型コア2を備えている。E型コア2にはボ
ビン3が装着されており、ボビン3にはコイル4が多数
層巻回されている。I型コア1とE型コア2は、コア突
き合わせ溶接部6で固定されている。
【0008】E型コア2は図2に示すように、同じ形状
をした珪素鋼板などの電磁鋼板を多数枚積層したものか
ら構成され、それの中央脚部2aの上面にはブロック溶
接によって生成される溶接ビート5の高さより深い例え
ばU型やV型等の凹溝8が積層方向に沿って貫通するよ
うに予め形成されている。
をした珪素鋼板などの電磁鋼板を多数枚積層したものか
ら構成され、それの中央脚部2aの上面にはブロック溶
接によって生成される溶接ビート5の高さより深い例え
ばU型やV型等の凹溝8が積層方向に沿って貫通するよ
うに予め形成されている。
【0009】この凹溝8内において各電磁鋼板どうしを
ブロック溶接するから、ブロック溶接によって生成され
る溶接ビート5は凹溝8内に完全に収容されてしまい、
ギャップ値に悪影響を及ぼすことはない。従って、安定
した性能(特性)のチョークコイルを得ることができ、
また唸り防止や組み立て工程合理化の効果もある。
ブロック溶接するから、ブロック溶接によって生成され
る溶接ビート5は凹溝8内に完全に収容されてしまい、
ギャップ値に悪影響を及ぼすことはない。従って、安定
した性能(特性)のチョークコイルを得ることができ、
また唸り防止や組み立て工程合理化の効果もある。
【0010】図3は第2の実施の形態を示すE−I型チ
ョークコイルの構成図で、I型コア1とE型コア2のコ
ア突き合わせ部にギヤップスペーサ9が介在されている
点で前記第1の実施の形態と異なる。
ョークコイルの構成図で、I型コア1とE型コア2のコ
ア突き合わせ部にギヤップスペーサ9が介在されている
点で前記第1の実施の形態と異なる。
【0011】図4ならびに図5は第3ならびに第4の実
施の形態を示すE−E型チョークコイルの構成図で、図
4に示す第3の実施の形態はE型コア2とE型コア2’
のコア突き合わせ部にギヤップスペーサ9が介在され、
図5に示す第4の実施の形態はE型コア2とE型コア
2’の間にギヤップスペーサ9は介在されていない。そ
して両方の例ともE型コア2とE型コア2’の中央脚部
2a,2a’の端部に凹溝8が形成され、その凹溝8内
でブロック溶接がなされている。
施の形態を示すE−E型チョークコイルの構成図で、図
4に示す第3の実施の形態はE型コア2とE型コア2’
のコア突き合わせ部にギヤップスペーサ9が介在され、
図5に示す第4の実施の形態はE型コア2とE型コア
2’の間にギヤップスペーサ9は介在されていない。そ
して両方の例ともE型コア2とE型コア2’の中央脚部
2a,2a’の端部に凹溝8が形成され、その凹溝8内
でブロック溶接がなされている。
【0012】図6ならびに図7は第5ならびに第6の実
施の形態を示すU−I型チョークコイルの構成図で、両
方の例ともI型コア1とU型コア10のコア突き合わせ
部にギヤップスペーサ9が介在され、U型コア10にお
ける両側脚部10aの端部に凹溝8が形成され、その凹
溝8内でブロック溶接がなされている。
施の形態を示すU−I型チョークコイルの構成図で、両
方の例ともI型コア1とU型コア10のコア突き合わせ
部にギヤップスペーサ9が介在され、U型コア10にお
ける両側脚部10aの端部に凹溝8が形成され、その凹
溝8内でブロック溶接がなされている。
【0013】図8ならびに図9は第7ならびに第8の実
施の形態を示すE−I型チョークコイルの構成図で、図
8に示す第7の実施の形態はI型コア1とE型コア2の
コア突き合わせ部にギヤップスペーサ9が介在され、図
9に示す第8の実施の形態はI型コア1とE型コア2の
間にギヤップスペーサ9は介在されていない。そして両
方の例ともI型コア1の下面のほぼ中央部に凹溝8が形
成され、その凹溝8内でブロック溶接がなされている。
施の形態を示すE−I型チョークコイルの構成図で、図
8に示す第7の実施の形態はI型コア1とE型コア2の
コア突き合わせ部にギヤップスペーサ9が介在され、図
9に示す第8の実施の形態はI型コア1とE型コア2の
間にギヤップスペーサ9は介在されていない。そして両
方の例ともI型コア1の下面のほぼ中央部に凹溝8が形
成され、その凹溝8内でブロック溶接がなされている。
【0014】図10は第9の実施の形態を示すE−I型
チョークコイルの構成図で、この例の場合、I型コア1
の下面の両端部近くに凹溝8が形成され、その凹溝8内
でブロック溶接がなされている。
チョークコイルの構成図で、この例の場合、I型コア1
の下面の両端部近くに凹溝8が形成され、その凹溝8内
でブロック溶接がなされている。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、電磁鋼板
を多数枚積層した積層コアにおいて、コアのギャップ部
と対向する部分に積層方向に延びた凹溝を形成し、その
凹溝内で各電磁鋼板どうしをブロック溶接したことを特
徴とするものである。そのためブロック溶接の際に生成
する溶接ビートが凹溝内に収容されるから、ギャップ部
の溶接ビートによるギャップ値のばらつきが無くなり、
従って電気的特性を安定させることができ、信頼性の高
い積層コアの提供が可能となる。
を多数枚積層した積層コアにおいて、コアのギャップ部
と対向する部分に積層方向に延びた凹溝を形成し、その
凹溝内で各電磁鋼板どうしをブロック溶接したことを特
徴とするものである。そのためブロック溶接の際に生成
する溶接ビートが凹溝内に収容されるから、ギャップ部
の溶接ビートによるギャップ値のばらつきが無くなり、
従って電気的特性を安定させることができ、信頼性の高
い積層コアの提供が可能となる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るチョークコイ
ルの構成図である。
ルの構成図である。
【図2】そのチョークコイルに使用するE型コアの斜視
図である。
図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るチョークコイ
ルの構成図である。
ルの構成図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係るチョークコイ
ルの構成図である。
ルの構成図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態に係るチョークコイ
ルの構成図である。
ルの構成図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態に係るチョークコイ
ルの構成図である。
ルの構成図である。
【図7】本発明の第6の実施の形態に係るチョークコイ
ルの構成図である。
ルの構成図である。
【図8】本発明の第7の実施の形態に係るチョークコイ
ルの構成図である。
ルの構成図である。
【図9】本発明の第8の実施の形態に係るチョークコイ
ルの構成図である。
ルの構成図である。
【図10】本発明の第9の実施の形態に係るチョークコ
イルの構成図である。
イルの構成図である。
【図11】従来のE−I型チョークコイルの構成図であ
る。
る。
1 I型コア 2 E型コア 2a 中央脚部 5 溶接ビート 7 ギャップ 8 凹溝 9 ギャップスペーサ 10 U型コア 10a 脚部
Claims (1)
- 【請求項1】 電磁鋼板を多数枚積層した積層コアにお
いて、コアのギャップ部と対向する部分に積層方向に延
びた凹溝を形成し、その凹溝内で各電磁鋼板どうしをブ
ロック溶接したことを特徴とする積層コア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10607597A JPH10303032A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 積層コア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10607597A JPH10303032A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 積層コア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10303032A true JPH10303032A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14424485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10607597A Pending JPH10303032A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 積層コア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10303032A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103198919A (zh) * | 2012-01-10 | 2013-07-10 | 上海亿亚电器有限公司 | 电感镇流器 |
JP2015514877A (ja) * | 2012-06-01 | 2015-05-21 | ツリュツラー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト | 繊維加工機械用の針布及びフラットバー |
-
1997
- 1997-04-23 JP JP10607597A patent/JPH10303032A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103198919A (zh) * | 2012-01-10 | 2013-07-10 | 上海亿亚电器有限公司 | 电感镇流器 |
JP2015514877A (ja) * | 2012-06-01 | 2015-05-21 | ツリュツラー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト | 繊維加工機械用の針布及びフラットバー |
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