JP4704670B2 - アモルファス巻鉄心変圧器 - Google Patents

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Description

本発明は、アモルファス巻鉄心変圧器に関わり、アモルファス磁性薄帯を用いた巻鉄心(本明細書では「アモルファス巻鉄心」という)を有する巻鉄心変圧器に関するものである。
三相三脚巻鉄心構造を有するアモルファス巻鉄心は、積層されたアモルファス磁性薄帯をコイルに巻回し、その両端をラップさせて製作される。そのように製作された三相三脚巻鉄心構造のアモルファス巻鉄心が知られている。
アモルファス巻鉄心は積層したアモルファス磁性薄帯をコイルに巻回し、その両端を突き合わせ又は重ね合わせてラップして製作される。これによりできるラップ接合部では磁束の流れが乱され鉄心の磁気特性が悪化する傾向がある。よってできるだけラップ接合部においての磁束の流れをスムーズにし鉄心の磁気特性を改善できるラップ方法が必要である。従来の三相三脚巻鉄心構造の巻鉄心のうち外鉄心においてのラップ方法は、ラップ接合部が外鉄心ヨーク部の中央付近に集中していることから、磁束の流れを乱す可能性があった。そのため、ラップ接合部を工夫することが提案されている(特許文献1、2参照)。
特開平7−86052号公報 特開平7−249537号公報
そこで本発明は、アモルファス巻鉄心のうち外鉄心において、鉄心の磁気特性が悪化しないようなラップ方法を用いた三相三脚巻鉄心構造のアモルファス巻鉄心変圧器を提供することにある。
上記目的を解決するために本発明は、鎖交するコイルに挿入された脚部の一方同士が隣接された2個の内鉄心と、該内鉄心の外周を囲む外鉄心とからなる三相三脚巻鉄心構造を有し、該巻鉄心は、一対の脚部と一対のヨーク部とこれらの脚部及びヨーク部に囲まれた窓部とを有するようアモルファス磁性薄帯を積層して矩形に形成したアモルファス巻鉄心変圧器において、前記外鉄心のラップ接合部は、オーバーラップ接合により形成し、前記2個の内鉄心と外鉄心とで形成された三角窓の下部以外の外鉄心のヨーク部の直線部全域で、かつ、前記それぞれの内鉄心のヨーク部の直線部と重なる部分に階段状に配置したことを特徴とする。
すなわち、本発明は、鎖交するコイルに挿入された脚部の一方同士が隣接して配置された2個の内鉄心と、これらの内鉄心の外周を囲む外鉄心とからなる三相三脚巻鉄心構造を有し、該巻鉄心は、一対の脚部と一対のヨーク部とこれらの脚部及びヨーク部に囲まれた窓部とを有するようアモルファス磁性薄帯を積層して矩形に形成されたアモルファス巻鉄心変圧器において、前記外鉄心は、ラップ接合部をヨーク部の直線部分全域に有するアモルファス巻鉄心変圧器である。
また、本発明は、上記外鉄心は、1ユニットからなるアモルファス磁性薄帯により形成されるアモルファス巻鉄心変圧器である。
そして、本発明は、上記外鉄心のラップ接合部は、内鉄心のラップ接合部に接するアモルファス巻鉄心変圧器である。
更に、本発明は、上記外鉄心のラップ接合部は、ステップラップ接合又はオーバーラップ接合により形成されるアモルファス巻鉄心変圧器である。
本発明によれば、アモルファス巻鉄心において三相三脚巻鉄心の外鉄心においてラップ方法を外鉄心ヨーク直線部の全域に分散させることにより、鉄心の磁気特性を改善させ、またラップ作業工数を低減することができる。
本発明を実施するための最良の形態を説明する。
以下、本発明のアモルファス巻鉄心変圧器の参考例及び実施例について、図面を用いて説明する。図1は、三相三脚巻鉄心構造の正面説明図である。図2は、従来例の三相三脚巻鉄心構造における外鉄心ラップ方法の説明図である。図3は、参考例1の三相三脚巻鉄心構造における外鉄心ラップ方法の説明図である。図4は、参考例2の三相三脚巻鉄心構造における外鉄心ラップ方法の説明図である。図5は、実施例の三相三脚巻鉄心構造における外鉄心ラップ方法の説明図である。図6は、ステップラップ接合の詳細説明図である。図7は、オーバーラップ接合の詳細説明図である。
[参考例1]
参考例1を説明する。図1は、三相三脚巻鉄心構造においての巻鉄心とコイルの組立図である。図1の巻鉄心のうち外鉄心3aにおいてのラップ方法は、図2の従来のラップ方法の例に示すように、ラップ接合部5aが外鉄心ヨーク部の中央付近に集中しており、ラップ接合部5aから発生する磁束の漏れが周囲の磁束の流れを乱している可能性がある。そこで本発明では、図3に示す参考例のように外鉄心3bのヨーク直線部の全域にラップ接合部5bを分散させるラップ方法により外鉄心3bを形成することで、磁束の漏れが分散され、磁束の流れをスムーズにし鉄心の磁気特性を改善するものである。またラップ接合部をヨーク直線部全域に分散させることに伴い1ユニット中のアモルファス磁性薄帯のブロック数が多くなり、ラップ回数が少なくて済み作業工数が低減される。
[参考例2]
参考例2を説明する。本参考例においては、図4に示すように、外鉄心3cがヨーク直線部の全域にラップ接合部5cを分散させるラップ方法であり、且つ1ユニットのアモルファス磁性薄帯のみで形成される巻鉄心である。この場合、1ユニットのみのアモルファス磁性薄帯のみで形成されているためラップ回数が1回で済む。よって、鉄心の磁気特性を改善できると同時に大幅なラップ作業工数を低減することができる。
実施例を説明する。本実施例においては、図5に示すように、外鉄心3dのラップ接合部が内鉄心2の下部で押えられる構造であり、且つ外鉄心3dのラップ接合部5dをヨーク直線部の全域まで広げたラップ方法により形成されているものである。従来の場合、ラップ接合部はヨーク部の中央に位置し、三相三脚巻鉄心構造により形成される三角窓6の下部となるため、外鉄心のラップ接合部はこの三角窓6の隙間により不安定で撓みが発生する原因となり磁気特性にも悪影響を及ぼしていた。よってラップ接合部5dを2つの内鉄心2の下部の位置とすることで、ラップ接合部5dが内鉄心2で押さえられ安定した状態となる。また同時に外鉄心3dのラップ接合部5dをヨーク直線部の全域まで広げることにより磁気特性が改善できる。
また、これらの実施例においてのラップ接合方法の例としては図6に示すようなアモルファス磁性薄帯を突合せにより接合させるステップラップ接合、または図7に示すようなアモルファス磁性薄帯の接合部に重なりを持たせたオーバーラップ接合等が上げられる。ステップラップ接合の場合、磁束の流れ7aはアモルファス磁性薄帯の突合せ部で一度隣接するブロックに移行し、再び元のブロックに戻るような流れとなり、オーバーラップ接合の場合は磁束の流れ7bが他のブロックに移行せずに自己のブロック内のみの流れとなることから、オーバーラップ接合とした時の磁束の流れはステップラップ接合時よりもスムーズとなり磁気特性も良好となる。
三相三脚巻鉄心構造の正面説明図。 従来例の三相三脚巻鉄心構造における外鉄心ラップ方法の説明図。 参考例1の三相三脚巻鉄心構造における外鉄心ラップ方法の説明図。 参考例2の三相三脚巻鉄心構造における外鉄心ラップ方法の説明図。 実施例の三相三脚巻鉄心構造における外鉄心ラップ方法の説明図。 ステップラップ接合の詳細説明図。 オーバーラップ接合の詳細説明図。
1 コイル
2 内鉄心
3a、3b、3c、3d 外鉄心
4 外鉄心ヨーク直線部
5a、5b、5c、5d ラップ接合部
6 三角窓
7a、7b 磁束の流れ

Claims (1)

  1. 鎖交するコイルに挿入された脚部の一方同士が隣接された2個の内鉄心と、該内鉄心の外周を囲む外鉄心とからなる三相三脚巻鉄心構造を有し、
    該巻鉄心は、一対の脚部と一対のヨーク部とこれらの脚部及びヨーク部に囲まれた窓部とを有するようアモルファス磁性薄帯を積層して矩形に形成したアモルファス巻鉄心変圧器において、
    前記外鉄心のラップ接合部は、オーバーラップ接合により形成し、前記2個の内鉄心と外鉄心とで形成された三角窓の下部以外の外鉄心のヨーク部の直線部全域で、かつ、前記それぞれの内鉄心のヨーク部の直線部と重なる部分に階段状に配置したことを特徴とするアモルファス巻鉄心変圧器。
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