JP2011029376A - 変圧器 - Google Patents

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Kenji Nakanoue
賢治 中ノ上
Hidemasa Yamaguchi
英正 山口
Kazumoto Fukui
和元 福井
Tatsuhito Azegami
達人 畔上
Kohei Sato
孝平 佐藤
Ryosuke Mikoshiba
諒介 御子柴
Makoto Shinohara
誠 篠原
Hiroyuki Endo
博之 遠藤
Masanao Kuwabara
正尚 桑原
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Abstract

【課題】
磁性材の薄板を積層した変圧器用鉄心において、製造作業性を改善するとともに、磁気特性を向上させる。
【解決手段】
短冊状の磁性材の薄板を複数枚積層して成るブロックが複数個積重ねられかつ該複数個のブロックそれぞれの長さ方向の先端部と終端部とが接続された環状の長方形状の鉄心として、長辺部分に上記複数個のブロックの接続部を設け、隣接ブロック間で該接続部が、該長辺部分の長さ方向に互いにずれた位置に配され、かつ複数個の全ブロックによる複数の接続部が、該長辺部分において該鉄心の短辺部分の直線状部分の長さよりも長い範囲にわたり分散して配された構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、変圧器に係り、特に、鉄心の構成に関する。
本発明に関連した従来技術としては、例えば特開平06−176933号公報(特許文献1)や特開2006−173449号公報(特許文献2)や特開昭61−180408号公報(特許文献3)に記載されたものがある。特開平06−176933号公報には、積層した複数枚のアモルファス磁性材薄帯から成る磁性材層を複数層積み上げたものを磁性材ユニットとし、該磁性材ユニットをさらに複数層積み上げて成る構成のアモルファス巻鉄心において、各磁性材層における両端部の突合せ部の位置の隣接する磁性材層間でのずれを、該アモルファス巻鉄心の内周側の磁性材ユニットの方を、同外周側の磁性材ユニットよりも大きくした構成が記載され、該構成において、該両端部の突合せ部(接続部)は長方形状巻鉄心の短辺部に設けられている。また、特開2006−173449号公報には、板状磁性材を複数積層し環状に成形した変圧器用の巻鉄心において、該板状磁性材の両端部の重ね合わせ部を、長方形状巻鉄心の長辺部に設けた構成が記載され、特開昭61−180408号公報には、非晶質合金薄帯(アモルファス薄帯)から成る静止誘導電器用の巻鉄心として、該非晶質合金薄帯を複数枚積層した積層ブロックの両端部の接続部(突合せ部)を、長方形状巻鉄心の長辺部に設けた構成が記載されている。
また、本発明に関連した従来技術としては、例えば特開平10−27716号公報(特許文献4)に記載されたものがある。該特開平10−27716号公報には、アモルファス巻鉄心変圧器において、鉄心の破片の漏出を防止するために、巻鉄心の第1の継鉄部とその両側の第1及び第2の脚部から成るU字形鉄心部分の積層面をU字形カバーにより被覆し、さらに継鉄部の積層面の全体を覆うように樹脂被覆層を形成し、該樹脂被覆層を形成する樹脂により継鉄カバーを継鉄部の積層面に貼り付けるとする構成が記載されている。
さらに、また、本発明に関連した従来技術としては、例えば特開平10−340815号公報(特許文献5)に記載されたものがある。該特開平10−340815号公報には、アモルファス巻鉄心変圧器において、コイル巻枠に方形筒状のものを用いるとした構成が記載されている。
特開平06−176933号公報 特開2006−173449号公報 特開昭61−180408号公報 特開平10−27716号公報 特開平10−340815号公報
上記特開平06−176933号公報記載のアモルファス巻鉄心においては、磁性材層の両端部の突合せ部(接続部)が長方形状巻鉄心の短辺部に設けられているため、各磁性材ユニット内において、隣接する磁性材層間での上記突合せ部の磁気回路方向のずれ量を大きくすることができず、かつ、所定の鉄心断面積を確保するためには磁性材ユニットを数多く積み上げる必要がある。このため、かかるアモルファス巻鉄心においては、突合せ部(接合部)を形成するときの作業性が悪くなるとともに、短辺部における鉄心の占積率が低くなって磁気回路の磁気抵抗を増大させる。また、上記短辺部において磁束が、隣接する磁性材層側に短ピッチで移行して流れるため、該磁束の流れは滑らかな流れにならない。この点からも磁気回路の磁気抵抗が増大する。また、特開2006−173449号公報や特開昭61−180408号公報に記載された巻鉄心においては、板状磁性材の両端部の重ね合わせ部や、積層ブロックの両端部の接続部(突合せ部)が、長方形状巻鉄心の長辺部に設けられてはいるものの、該長方形状巻鉄心の短辺部の長さよりも短い範囲内に設けられているため、該長辺部の磁気回路の磁気抵抗を、上記特開平06−176933号公報記載のアモルファス巻鉄心の場合と同様に増大させる。また、上記長辺部における磁束の流れが滑らかでなく、この点からも磁気回路の磁気抵抗が増大する。突合せ部(接続部)を形成するときの作業性も悪くなる。
特開平10−27716号公報に記載された技術では、鉄心をU字形カバーや樹脂被覆層で覆う構成のため、鉄心製造時の作業性が低いことがことが予想される。
特開平10−340815号公報に記載された技術では、巻枠部材自体に高い補強強度が必要であると考えられる。
本発明の課題点は、上記従来技術に鑑み、磁性材の薄板を積層した変圧器用鉄心において、製造時、該磁性材の薄板を複数枚積層して成るブロックの長さ方向の先端部と終端部とを接続するときの作業性を改善できるようにするとともに、磁気回路の磁気抵抗の増大を抑えられるようにすることである。
本発明の課題点は、上記従来技術に鑑み、アモルファス材の薄板が積層されて成る変圧器用の鉄心において、簡易な構成により、該鉄心の破片の飛散を防止することができるようにすることである。
本発明の課題点は、上記従来技術に鑑み、磁性材の薄板が積層されて成る鉄心をコイルで励磁する構成の変圧器において、該コイルの補強を、簡易な構成により可能にすることである。
本発明の目的は、上記課題点を解決し、製作し易くかつ性能及び信頼性が確保された変圧器を提供することである。
上記課題点を解決するために、本発明では、
(1)変圧器を、短冊状の磁性材の薄板を複数枚積層して成るブロックが複数個積重ねられかつ該複数個のブロックそれぞれの長さ方向の先端部と終端部とが接続された環状の長方形状の鉄心と、該長方形状の鉄心の2つの長辺部分のうちの一方に巻き回されたコイルとを備え、上記鉄心として、上記2つの長辺部分のうちの他方に上記複数個のブロックのそれぞれの上記先端部と終端部による複数の接続部が設けられ、隣接ブロック間で該接続部が、該他方の長辺部分の長さ方向に互いにずれた位置に配され、かつ上記複数個の全ブロックによる複数の接続部が、該他方の長辺部分において該鉄心の短辺部分の直線状部分の長さよりも長い範囲にわたり分散して配された構成とする。
(2)上記(1)において、上記鉄心として、上記複数の接続部が、上記他方の長辺部分において該鉄心の短辺部分のの直線状部分の1.3倍以上の長さの範囲に分散して配された構成とする。
(3)上記(1)において、上記鉄心として、上記複数の接続部が、上記他方の長辺部分において直線状部分の50%以上の長さの範囲に分散して配された構成とする。
(4)上記(1)から(3)のいずれかにおいて、上記鉄心として、鉄心の内周側部分を形成するブロックが、鉄心の外周側部分を形成するブロックよりも、1ブロック当たりの磁性材の薄板の積層枚数を多くされた構成とする。
(5)短冊状の磁性材の薄板を複数枚積層して成るブロックが複数個積重ねられて1つのユニットが構成され、さらに、該ユニットが複数個積重ねられ、該複数個のユニットのそれぞれにおいて該複数個のブロックのそれぞれの長さ方向の先端部と終端部が接続されて環状とされた長方形状の鉄心と、該長方形状の鉄心の2つの長辺部分のうちの一方に巻き回されたコイルとを備え、上記鉄心として、上記2つの長辺部分のうちの他方に、上記複数個のユニットのそれぞれにおける上記複数個のブロックの上記先端部と終端部による複数の接続部が設けられ、隣接ブロック間で該接続部が、該他方の長辺部分の長さ方向に互いにずれた位置に配され、かつ上記複数個のユニットのそれぞれにおける複数個のブロックによる複数の接続部が、該他方の長辺部分の直線状部分において該鉄心の短辺部分のの直線状部分の長さよりも長い範囲にわたり分散して配された構成とする。
(6)上記(5)において、上記鉄心として、該鉄心の内周側部分を形成するユニットが、該鉄心の外周側部分を形成するユニットよりも、1ユニット当たりの上記ブロックの数が少ない構成とする。
(7)上記(5)において、上記鉄心として、該鉄心の内周側部分を形成するユニットが、該鉄心の外周側部分を形成するユニットよりも、1ブロック当たりの上記磁性材の薄板の積層枚数が多い構成とする。
(8)アモルファス材の薄板が積層されて成る環状の鉄心を有する変圧器として、該鉄心の積層端面に熱硬化性または光硬化性の塗布材が塗布された構成とする。
(9)アモルファス材の薄板が積層されて成る環状の鉄心を有する変圧器として、外面がシート状の熱硬化性樹脂または袋状の絶縁材で覆われた鉄心と、該鉄心に対し上記シート状の熱硬化性樹脂または袋状の絶縁材の外側に巻き回され、該鉄心を励磁するとともに誘導電圧を発生するコイルとを備えた構成とする。
(10)アモルファス材の薄板が積層され環状とされた鉄心の上部辺の内周面上または下部辺の外周面上に該鉄心を保持する保持部材が配された構成とする。
(11)板状の磁性材が積層され変圧器の磁気回路を形成する環状の鉄心と、非磁性材で構成された円筒状の巻枠と、該巻枠に巻かれ該巻枠内を貫通して組み込まれたコイルとを備え、上記鉄心を、少なくとも上記巻枠を貫通する部分において、上記巻枠の内径に対応し、該鉄心の内周側及び外周側に積層された磁性材が、中央部側に積層された磁性材よりもその板幅を狭くされた構成とする。
(12)磁性材の薄板が積層されて成る環状の鉄心を有する変圧器として、非磁性材で構成された筒状の巻枠と、該巻枠に巻かれた筒状のコイルと、上記巻枠を貫通し、上記コイルにより励磁される鉄心であって、磁気回路方向に直角な断面内において、上記磁性材の幅方向及び積層方向の両方向に複数に分割され、該複数個の分割された鉄心が独立した複数個の磁気回路を形成する鉄心と、上記分割された鉄心の相互間に配され、かつ、上記巻枠内において両端面を該巻枠の内周面に当接され、上記コイルを補強する板状の補強部材とを備えた構成とする。
本発明によれば、
(1)磁性材の薄板を積層した変圧器用鉄心において、製造時、該磁性材の薄板を複数枚積層して成るブロックの長さ方向の先端部と終端部とを接続するときの作業性を改善でき、磁気回路の磁気抵抗の増大を抑えられ、製作し易くかつ性能が確保された変圧器を提供することができる。
(2)アモルファス材の薄板が積層されて成る変圧器用の鉄心において、簡易な構成により、該鉄心の破片の飛散を防止することができ、信頼性が確保された変圧器を提供することができる。
(3)磁性材の薄板が積層されて成る鉄心をコイルで励磁する構成の変圧器において、簡易な構成により、該コイルの補強が可能となり、信頼性が確保された変圧器を提供することができる。
本発明の実施例としての変圧器の構成を示す図である。 本発明の実施例としての変圧器の構成を示す図である。 図1、図2の変圧器における鉄心の複数のブロック状積層体の接続部の構成の説明図である。 図1、図2の変圧器における鉄心の1つのブロック状積層体の接続部を示す図である。 図1、図2の変圧器における鉄心の積層状態を示す図である。 図1、図2の変圧器における鉄心の加工説明図である。 図1、図2の変圧器における鉄心の作用・効果の説明図である。 従来の変圧器における鉄心の接続部の説明図である。 従来の変圧器における鉄心の構成例を示す図である。 本発明の実施例としての変圧器に用いる鉄心の構成を示す図である。 本発明の実施例としての変圧器に用いる鉄心の構成を示す図である。 本発明の実施例としての変圧器の構成図であって、環状にする前の鉄心を袋状の絶縁材で覆ったときの状態を示す図である。 本発明の実施例としての変圧器の構成図であって、環状にした鉄心を袋状の絶縁材で覆ったときの状態を示す図である。 本発明の実施例としての変圧器の構成図である。 本発明の実施例としての変圧器の構成図であって、コイルと鉄心の平面図である。 図12Aの構成の側面図である。
以下、本発明の実施例につき図面を用いて説明する。
図1〜図7は、本発明の変圧器の実施例の説明図であって、鉄心の接続部に関する要件を発明の特徴的構成要件とする場合の実施例の説明図である。図1、図2は、本発明の実施例としての変圧器の構成を示す図、図3A及び図3Bは、図1、図2の変圧器における鉄心の接続部の構成の説明図、図4は、図1、図2の変圧器における鉄心の積層状態を示す図、図5は、図1、図2の変圧器における鉄心の加工説明図、図6Aは、図1、図2の変圧器における鉄心の作用・効果の説明図、図6Bは、従来の変圧器における鉄心の接続部の説明図、図7は、従来の変圧器における鉄心の構成例を示す図である。
図1は、本発明の変圧器の実施例のうち、2個の長方形状の鉄心を用いた変圧器の場合の例である。
図1において、1000は変圧器、1a、1bは長方形状の鉄心、2は、該鉄心1a、1bを励磁するとともに誘導電圧を発生するコイル、1a11は、鉄心1aの2つの長辺部分のうちコイル2が巻回された長辺部分(=一方の長辺部分)、1a12は、コイル2が巻回されていない方の長辺部分(=他方の長辺部分)、1a21、1a22は、鉄心1aの短辺部分、1b11は、鉄心1bの2つの長辺部分のうちコイル2が巻回された長辺部分(=一方の長辺部分)、1b12は、コイル2が巻回されていない方の長辺部分(=他方の長辺部分)、1b21、1b22は、鉄心1bの短辺部分、1ac1〜1ac4は、鉄心1aのコーナー部分、1bc1〜1bc4は、鉄心1bのコーナー部分、10a11〜10a1n1、10a21〜10a2n2(n2>n1)、10a31〜10a3n3(n3>n2)は、鉄心1aの接続部、10b11〜10b1n1、10b21〜10b2n2(n2>n1)、10b31〜10b3n3(n3>n2)は、鉄心1bの接続部である。ここで、長辺部分(他方の長辺部分)1a12は、コーナー部分1ac1、1ac2間の直線状部分と該それぞれのコーナー部分1ac1、1ac2の一部とを含み、長辺部分(一方の長辺部分)1a11は、コーナー部分1ac3、1ac4間の直線状部分と該それぞれのコーナー部分1ac3、1ac4の一部とを含み、長辺部分(他方の長辺部分)1b12は、コーナー部分1bc1、1bc2間の直線状部分と該それぞれのコーナー部分1bc1、1bc2の一部とを含み、長辺部分(一方の長辺部分)1b11は、コーナー部分1bc3、1bc4間の直線状部分と該それぞれのコーナー部分1bc3、1bc4の一部とを含むものとする。同様に、短辺部分1a21は、コーナー部分1ac2、1ac3間の直線状部分と該それぞれのコーナー部分1ac2、1ac3の一部とを含み、短辺部分1a22は、コーナー部分1ac1、1ac4間の直線状部分と該それぞれのコーナー部分1ac1、1ac4の一部とを含み、短辺部分1b21は、コーナー部分1bc2、1bc3間の直線状部分と該それぞれのコーナー部分1bc2、1bc3の一部とを含み、短辺部分1b22は、コーナー部分1bc1、1bc4間の直線状部分と該それぞれのコーナー部分1bc1、1bc4の一部とを含むものとする。
鉄心1a、1bはそれぞれ、短冊状の磁性材の薄板を複数枚積層して成るブロック(以下、ブロック状積層体という)が複数個積重ねられ、かつ、該複数個のブロック状積層体のうちのそれぞれのブロック状積層体が、その長さ方向の先端部と終端部とを、接続部10a11、10a12、…、10a1n1、10a21、10a22、…、10a2n2、10a31、10a32、…、10a3n3、及び接続部10b11、10b12、…、10b1n1、10b21、10b22、…、10b2n2、10b31、10b32、…、10b3n3において接続されて(=突き合わされて)環状にされている(n3>n2>n1)。すなわち、環状の鉄心1aにおいては、最内周側に配されるブロック状積層体は、その長さ方向の先端部と終端部を接続部10a11によって接続されて環状にされ、その外側に配される複数のブロック状積層体は、その長さ方向の先端部と終端部を接続部10a12、…、10a1n1によって接続されて環状にされ、さらにその外側のブロック状積層体はそれぞれ、その長さ方向の先端部と終端部を接続部10a21、10a22、…10a2n、10a31、10a32、…によって接続されて環状にされ、最外周側に配されるブロック状積層体は、接続部10a3nによって接続されて環状にされている。同様に、環状の鉄心1bにおいては、最内周側に配されるブロック状積層体は接続部10b11によってその長さ方向の先端部と終端部を接続されて環状にされ、その外側に配されるブロック状積層体は接続部10b12、…、10b1n1によって接続されて環状にされ、さらにその外側のブロック状積層体はそれぞれ、その長さ方向の先端部と終端部を接続部10b21、10b22、…10b2n、10b31、10b32、…によって接続されて環状にされ、最外周側に配されるブロック状積層体は、その長さ方向の先端部と終端部を接続部10b3nによって接続されて環状にされている。該接続部のそれぞれにおいては、各ブロック状積層体の先端部と終端部とは、それぞれの先端面(先端部の先端面と終端部の先端面)が互いに突き合わされた状態とされている。上記複数のブロック状積層体は、1つのブロック状積層体が、例えば厚さ約0.025×10−3mのアモルファス材の薄板(以下、アモルファスシート材という)が複数枚例えば20枚〜30枚積層されて成るとする。
環状の鉄心1aにおいて、接続部10a11、10a12、…、10a1n1を構成するn1個のブロック状積層体は、1つのユニット(第1のユニット)を構成し、接続部10a21、10a22、…、10a2n2を構成するn2個(n2>n1)のブロック状積層体も、1つのユニット(第2のユニット)を構成し、接続部10a31、10a32、…、10a3n3を構成するn3個(n3>n2)のブロック状積層体も、1つのユニット(第3のユニット)を構成している。環状の鉄心1aを製作するとき、各ブロック状積層体の先端部と終端部とを突き合わせて各接続部を形成する作業は各ユニット単位で行う。すなわち、先ず、鉄心1aの最内周側の第1のユニット内のn1個のブロック状積層体において、それぞれの先端部の先端面と終端部の先端面とを突き合わせて接続部10a11、10a12、…、10a1n1を構成し、次に、上記第1のユニットの外側に隣接した第2のユニット内のn2個のブロック状積層体において、それぞれの先端部の先端面と終端部の先端面とを突き合わせて接続部10a21、10a22、…、10a2n2を構成し、次に、上記第2のユニットの外側に隣接した第3のユニット内のn3個のブロック状積層体において、それぞれの先端部の先端面と終端部の先端面とを突き合わせて接続部10a31、10a32、…、10a3n3を構成する。
接続部10a11、10a12、…、10a1n1は、第1のユニット内で磁気回路方向に互いに位置がずれた状態で設けられ、接続部10a21、10a22、…、10a2n2も、第2のユニット内で磁気回路方向に互いに位置がずれた状態で設けられ、接続部10a31、10a32、…、10a3n3も、第3のユニット内で磁気回路方向に互いに位置がずれた状態で設けられる。接続部10a11、10a12、…、10a1n1における磁気回路方向の隣接接続部間距離は、接続部10a21、10a22、…、10a2n2における磁気回路方向の隣接接続部間距離よりも長く、該接続部10a21、10a22、…、10a2n2における磁気回路方向の隣接接続部間距離は、接続部10a31、10a32、…、10a3n3における磁気回路方向の隣接接続部間距離よりも長い。そして、接続部10a11、10a12、…、10a1n1における該接続部の和(n1個)は、接続部10a21、10a22、…、10a2n2における該接続部の和(n2個)よりも少なく(n1<n2)、該接続部10a21、10a22、…、10a2n2における該接続部の和(n2個)は、接続部10a31、10a32、…、10a3n3における該接続部の和(n3個)よりも少ない(n2<n3)。
同様に、環状の鉄心1bにおいて、接続部10b11、10b12、…、10b1n1を構成するn1個のブロック状積層体は1つのユニット(第1のユニット)を構成し、接続部10b21、10b22、…、10b2n2を構成するn2個(n2>n1)のブロック状積層体も1つのユニット(第2のユニット)を構成し、接続部10b31、10b32、…、10b3n3を構成するn3個(n3>n2)のブロック状積層体も1つのユニット(第3のユニット)を構成している。環状の鉄心1bを製作するときも、各ブロック状積層体の先端部と終端部とを突き合わせて各接続部を形成する作業は各ユニット単位で行う。すなわち、先ず、鉄心1bの最内周側の第1のユニット内のn1個のブロック状積層体において、それぞれの先端部の先端面と終端部の先端面とを突き合わせて接続部10b11、10b12、…、10b1n1を構成し、次に、上記第1のユニットの外側に隣接した第2のユニット内のn2個のブロック状積層体において、それぞれの先端部の先端面と終端部の先端面とを突き合わせて接続部10b21、10b22、…、10b2n2を構成し、次に、上記第2のユニットの外側に隣接した第3のユニット内のn3個のブロック状積層体において、それぞれの先端部の先端面と終端部の先端面とを突き合わせて接続部10b31、10b32、…、10b3n3を構成する。
接続部10b11、10b12、…、10b1n1は、第1のユニット内で磁気回路方向に互いに位置がずれた状態で設けられ、接続部10b21、10b22、…、10b2n2も、第2のユニット内で磁気回路方向に互いに位置がずれた状態で設けられ、接続部10b31、10b32、…、10b3n3も、第3のユニット内で磁気回路方向に互いに位置がずれた状態で設けられる。接続部10b11、10b12、…、10b1n1における磁気回路方向の隣接接続部間距離は、接続部10b21、10b22、…、10b2n2における磁気回路方向の隣接接続部間距離よりも長く、該接続部10b21、10b22、…、10b2n2における磁気回路方向の隣接接続部間距離は、接続部10b31、10b32、…、10b3n3における磁気回路方向の隣接接続部間距離よりも長い。そして、接続部10b11、10b12、…、10b1n1における該接続部の和(n1個)は、接続部10b21、10b22、…、10b2n2における該接続部の和(n2個)よりも少なく(n1<n2)、該接続部10b21、10b22、…、10b2n2における該接続部の和(n2個)は、接続部10b31、10b32、…、10b3n3における該接続部の和(n3個)よりも少ない(n2<n3)。すなわち、鉄心1a、1bはともに、該鉄心の内周側部分を形成するユニットが、該鉄心の外周側部分を形成するユニットよりも、1ユニット当たりのブロック状積層体の数が少ない構成となっている。かかる構成とすることで、鉄心の内周側部分において、接続部の数が減って磁気回路の磁気抵抗が減り、かつ、磁束が、隣接するブロック状積層体側に長いピッチで移行して滑らかに流れるようになり、この結果、鉄心の内周側部分において鉄心内を流れる磁束量を増大させて鉄心全体を通る磁束量を増大させることができ、変圧器の効率を向上させることができる。
また、上記鉄心1a、1bはともに、該鉄心の内周側部分を形成するブロック状積層体の方が、鉄心の外周側部分を形成するブロック状積層体よりも、1つのブロック状積層体当たりの磁性材の薄板の積層枚数を多くされている。すなわち、鉄心1aにおいて、接続部10a11、10a12、…、10a1n1を構成する最内周側ユニット(第1のユニット)内のn1個のブロック状積層体は、それぞれが、例えば厚さ約0.025×10−3mのアモルファスシート材が30枚積層されて成り、接続部10a21、10a22、…、10a2n2を構成するユニット(第2のユニット)内のn2個のブロック状積層体は、それぞれが、例えば厚さ約0.025×10−3mのアモルファスシート材が25枚積層されて成り、接続部10a31、10a32、…、10a3n3を構成する最外周側ユニット(第3のユニット)内のn3個のブロック状積層体は、それぞれが、例えば厚さ約0.025×10−3mのアモルファスシート材が20枚積層されて成る。同様に、鉄心1bにおいて、接続部10b11、10b12、…、10b1n1を構成する最内周側ユニット(第1のユニット)内のn1個のブロック状積層体は、それぞれのブロック状積層体が、例えば厚さ約0.025×10−3mのアモルファスシート材が30枚積層されて成り、接続部10b21、10b22、…、10b2n2を構成するユニット(第2のユニット)内のn2個のブロック状積層体は、それぞれのブロック状積層体が、例えば厚さ約0.025×10−3mのアモルファスシート材が25枚積層されて成り、接続部10b31、10b32、…、10b3n3を構成する最外周側ユニット(第3のユニット)内のn3個のブロック状積層体は、それぞれのブロック状積層体が、例えば厚さ約0.025×10−3mのアモルファスシート材が20枚積層されて成る。かかる構成により、鉄心1a、1bのそれぞれにおいて、鉄心の内周側部分でブロック状積層体の数を減らし接続部の数を減らして磁束を通り易くした状態で、鉄心1a、1bそれぞれにおける所定の積層厚さを確保することができる。なお、上記構成では、1つのブロック状積層体を構成するアモルファスシート材の枚数を、ユニット単位で異ならせるとしたが、この他、アモルファスシート材の枚数を、ブロック状積層体単位で異ならせる構成としてもよい。例えば、鉄心1aにおいて、接続部10a11で環状にされるブロック状積層体は、アモルファスシート材の積層数が、接続部10a12で環状にされるブロック状積層体におけるアモルファスシート材の積層数よりも多くされる等である。
環状の鉄心1aにおいて、上記接続部10a11、10a12、…、10a1n1、10a21、10a22、…、10a2n1、10a31、10a32、…、10a3n3は、他方の長辺部分1a12においてまたは該長辺部分1a12の直線状部分において、短辺部分1a21の直線状部分または短辺部分1a22の直線状部分の長さよりも長い範囲にわたって分散した状態で配されている。図1の構成では、上記各接続部は、該他方の長辺部分1a12の直線状部分の全長に相当した長さの範囲にわたって分散して配されている。同様に、上記接続部10b11、10b12、…、10b1n1、10b21、10b22、…、10b2n2、10b31、10b32、…、10b3n3は、他方の長辺部分1b12においてまたは該長辺部分1b12の直線状部分において、短辺部分1b21の直線状部分または短辺部分1b22の直線状部分の長さよりも長い範囲にわたって分散した状態で配されている。図1の構成では、上記各接続部は、該他方の長辺部分1b12の直線状部分の全長に相当した長さの範囲にわたって分散して配されている。この他、接続部10a11、10a12、…、10a1n1、10a21、10a22、…、10a2n1、10a31、10a32、…、10a3n3が、他方の長辺部分1a12においてまたは該長辺部分1a12の直線状部分において、短辺部分1a21の直線状部分または短辺部分1a22の直線状部分の1.3倍以上の長さの範囲にわたって分散して配され、接続部10b11、10b12、…、10b1n1、10b21、10b22、…、10b2n2、10b31、10b32、…、10b3n3が、長辺部分1b12においてまたは該長辺部分1b12の直線状部分において、短辺部分1b21の直線状部分または短辺部分1b22の直線状部分の1.3倍以上の長さの範囲にわたって分散して配された構成や、接続部10a11、10a12、…、10a1n1、10a21、10a22、…、10a2n1、10a31、10a32、…、10a3n3が、長辺部分1a12においてまたは該長辺部分1a12の直線状部分において、該直線状部分の50%以上の長さの範囲に分散して配され、接続部10b11、10b12、…、10b1n1、10b21、10b22、…、10b2n2、10b31、10b32、…、10b3n3が、長辺部分1b12においてまたは該長辺部分1b12の直線状部分において、該直線状部分の50%以上の長さの範囲に分散して配された構成であってもよい。
また、コイル2は、内側に低圧側コイルである2次側コイル、外側に高圧側コイルである1次側コイルが設けられた構成であり、1次側コイルに高圧を印加して鉄心1a、1bを励磁し、2次側コイルに低圧の誘導電圧を発生させるようになっている。
図2は、本発明の変圧器の実施例のうち、1個の長方形状の鉄心を用いた変圧器の場合の例である。
図2において、1000は変圧器、1は長方形状の鉄心、2は、該鉄心1を励磁するとともに誘導電圧を発生するコイル、1a11は、鉄心1の2つの長辺部分のうちコイル2が巻回された長辺部分(=一方の長辺部分)、1a12は、コイル2が巻回されていない方の長辺部分(=他方の長辺部分)、1a21、1a22は、鉄心1の短辺部分、1ac1〜1ac4は、鉄心1のコーナー部分、1b21、1b22は、鉄心1bのコーナー部分、1011〜101n1、1021〜102n2(n2>n1)、1031〜103n3(n3>n2)は、鉄心1の接続部である。ここで、長辺部分(他方の長辺部分)1a12は、コーナー部分1ac1、1ac2間の直線状部分と該それぞれのコーナー部分1ac1、1ac2の一部とを含み、長辺部分(一方の長辺部分)1a11は、コーナー部分1ac3、1ac4間の直線状部分と該それぞれのコーナー部分1ac3、1ac4の一部とを含むものとする。同様に、短辺部分1a21は、コーナー部分1ac2、1ac3間の直線状部分と該それぞれのコーナー部分1ac2、1ac3の一部とを含み、短辺部分1a22は、コーナー部分1ac1、1ac4間の直線状部分と該それぞれのコーナー部分1ac1、1ac4の一部とを含むものとする。
鉄心1は、短冊状の磁性材の薄板を複数枚積層して成るブロック(以下、ブロック状積層体という)が複数個積重ねられ、かつ、該複数個のブロック状積層体のうちのそれぞれのブロック状積層体が、その長さ方向の先端部と終端部とを、接続部1011、1012、…、101n1、1021、1022、…、102n2、1031、1032、…、103n3、において接続され(n3>n2>n1)、環状構造にされている。すなわち、環状の鉄心1においては、最内周側に配されるブロック状積層体は接続部1011によって接続されて環状にされ、その外側に配されるブロック状積層体は接続部1012、…、101n1によって接続されて環状にされ、さらにその外側のブロック状積層体はそれぞれの接続部1021、1022、…102n、1031、1032、…によって接続されて環状にされ、最外周側に配されるブロック状積層体は接続部103nによって接続されて環状にされている。これら接続部のそれぞれにおいては、各ブロック状積層体の先端部と終端部は、それぞれの先端面(先端部の先端面と終端部の先端面)が対向し互いに突き合わされた状態とされている。上記ブロック状積層体は、図1の場合と同様、1つのブロック状積層体が、例えば厚さ約0.025×10−3mのアモルファス材の薄板(以下、アモルファスシート材という)が複数枚例えば20枚〜30枚積層されて成るとする。
環状の鉄心1において、接続部1011、1012、…、101n1を構成するn1個のブロック状積層体は1つのユニット(第1のユニット)を構成し、接続部1021、1022、…、102n2を構成するn2個(n2>n1)のブロック状積層体も1つのユニット(第2のユニット)を構成し、接続部1031、1032、…、103n3を構成するn3個(n3>n2)のブロック状積層体も1つのユニット(第3のユニット)を構成している。環状の鉄心1を製作するとき、各ブロック状積層体の先端部と終端部とを突き合わせて各接続部を形成する作業は各ユニット単位で行う。すなわち、先ず、鉄心1の最内周側の第1のユニット内のn1個のブロック状積層体において、それぞれのブロック状積層体の先端部の先端面と終端部の先端面とを突き合わせて接続部1011、1012、…、101n1を構成し、次に、上記第1のユニットの外側に隣接した第2のユニット内のn2個のブロック状積層体において、それぞれのブロック状積層体の先端部の先端面と終端部の先端面とを突き合わせて接続部1021、1022、…、102n2を構成し、次に、上記第2のユニットの外側に隣接した第3のユニット内のn3個のブロック状積層体において、それぞれのブロック状積層体の先端部の先端面と終端部の先端面とを突き合わせて接続部1031、1032、…、103n3を構成する。
接続部1011、1012、…、101n1は、第1のユニット内で磁気回路方向に互いに位置がずれた状態で設けられ、接続部1021、1022、…、102n2も、第2のユニット内で磁気回路方向に互いに位置がずれた状態で設けられ、接続部1031、1032、…、103n3も、第3のユニット内で磁気回路方向に互いに位置がずれた状態で設けられる。接続部1011、1012、…、101n1における磁気回路方向の隣接接続部間距離は、接続部1021、1022、…、102n2における磁気回路方向の隣接接続部間距離よりも長く、該接続部1021、1022、…、102n2における磁気回路方向の隣接接続部間距離は、接続部1031、1032、…、103n3における磁気回路方向の隣接接続部間距離よりも長い。そして、接続部1011、1012、…、101n1における該接続部の和(n1個)は、接続部1021、1022、…、102n2における該接続部の和(n2個)よりも少なく(n1<n2)、該接続部1021、1022、…、102n2における該接続部の和(n2個)は、接続部1031、1032、…、103n3における該接続部の和(n3個)よりも少ない(n2<n3)。すなわち、鉄心1は、該鉄心の内周側部分を形成するユニットが、該鉄心の外周側部分を形成するユニットよりも、1ユニット当たりのブロック状積層体の数が少ない構成となっている。かかる構成とすることで、鉄心の内周側部分において、接続部の数が減って磁気回路の磁気抵抗が減り、かつ、磁束が、隣接するブロック状積層体側に長いピッチで移行して滑らかに流れるようになり、この結果、鉄心の内周側部分において鉄心内を流れる磁束量を増大させて鉄心全体を通る磁束量を増大させることができ、変圧器の効率を向上させることができる。
また、上記鉄心1は、該鉄心の内周側部分を形成するブロック状積層体の方が、鉄心の外周側部分を形成するブロック状積層体よりも、1つのブロック状積層体を構成する磁性材の薄板の積層枚数を多くされている。すなわち、鉄心1において、接続部1011、1012、…、101n1を構成する最内周側ユニット(第1のユニット)内のn1個のブロック状積層体は、それぞれのブロック状積層体が、例えば厚さ約0.025×10−3mのアモルファスシート材が30枚積層されて成り、接続部1021、1022、…、102n2を構成するユニット(第2のユニット)内のn2個のブロック状積層体は、それぞれのブロック状積層体が、例えば厚さ約0.025×10−3mのアモルファスシート材が25枚積層されて成り、接続部1031、1032、…、103n3を構成するユニット(第3のユニット)内のn3個のブロック状積層体は、それぞれのブロック状積層体が、例えば厚さ約0.025×10−3mのアモルファスシート材が20枚積層されて成る。かかる構成により、鉄心1において、鉄心の内周側部分でブロック状積層体の数を減らし接続部の数を減らして磁束を通り易くした状態で、鉄心1における所定の積層厚さを確保することができる。
なお、上記構成では、1つのブロック状積層体を構成するアモルファスシート材の枚数を、ユニット単位で異ならせるとしたが、この他、アモルファスシート材の枚数を、ブロック状積層体単位で異ならせる構成としてもよい。例えば、第1のユニット内において、接続部1011で環状にされるブロック状積層体におけるアモルファスシート材の積層数を、接続部1012で環状にされるブロック状積層体におけるアモルファスシート材の積層数よりも多くする、または、第1のユニット内において、鉄心の内周側の複数のブロック状積層体におけるアモルファスシート材の積層数を、外周側のブロック状積層体におけるアモルファスシート材の積層数よりも多くする、または、第1のユニット内における鉄心の内周側の1つのまたは複数のブロック状積層体のアモルファスシート材の積層数を、第2のユニット内または第3のユニット内におけるブロック状積層体のアモルファスシート材の積層数よりも多くする、等である。
また、上記それぞれの構成においては、各ブロック状積層体のアモルファスシート材として厚さが一定のもの例えば厚さ約0.025×10−3mのものを積層して形成するとしたが、アモルファスシート材として厚さが異なるものを積層してブロック状積層体を形成してもよい。例えば、第1のユニット内における各ブロック状積層体は、例えば約0.025×10−3mよりも厚いアモルファスシート材を積層して形成し、第1、第3のユニット内における各ブロック状積層体は、例えば厚さ約0.025×10−3mのアモルファスシート材を積層して形成してもよい。
環状の鉄心1において、上記接続部1011、1012、…、101n1、1021、1022、…、102n1、1031、1032、…、103n3は、他方の長辺部分(コイル2が巻き回されていない方の長辺部分)1a12においてまたは該他方の長辺部分1a12の直線状部分において、短辺部分1a21の直線状部分または短辺部分1a22の直線状部分の長さよりも長い範囲にわたり、分散した状態で配されている。図2の構成では、上記各接続部は、該他方の長辺部分1a12の直線状部分の全長に相当した長さの範囲にわたって分散して配されている。この他、接続部1011、1012、…、101n1、1021、1022、…、102n1、1031、1032、…、10a3n3が、他方の長辺部分1a12においてまたは該長辺部分1a12の直線状部分において、短辺部分1a21の直線状部分または短辺部分1a22の直線状部分の1.3倍以上の長さの範囲にわたって分散して配された構成や、接続部1011、1012、…、101n1、1021、1022、…、102n1、1031、1032、…、103n3が、長辺部分1a12においてまたは該長辺部分1a12の直線状部分において、該直線状部分の50%以上の長さの範囲に分散して配された構成であってもよい。
また、コイル2は、内側に低圧側コイルである2次側コイル、外側に高圧側コイルである1次側コイルが設けられた構成であり、1次側コイルに高圧を印加して鉄心1を励磁し、2次側コイルに低圧の誘導電圧を発生させる。
以下、説明中で用いる図1、図2の構成における構成要素には、図1、図2の場合と同じ符号を付して用いる。
図3A及び図3Bは、図1、図2の変圧器における鉄心の接続部の構成の説明図である。図1、図2の変圧器において、鉄心の接続部の構成は、基本的には同じであるため、図3A及び図3Bにおいては、図1の変圧器1000における鉄心1a12の構成を示す。図3Aは、鉄心1a12の第1のユニット内の複数のブロック状積層体の接続部を示し、図3Bは、該複数のブロック状積層体のうち、鉄心の最内周側の1個のブロック状積層体の接続部を示す。
図3Aにおいて、100A11、100A12、100A13、…、100A1n1はそれぞれがブロック状積層体、100A1は、n1個のブロック状積層体100A11、100A12、100A13、…、100A1n1により構成される第1のユニット、10aは、第1のユニット100A1における接続部である。接続部10a11、10a12、10a13、…、10a1n1はそれぞれ、ブロック状積層体100A11、100A12、100A13、…、100A1n1の先端部の先端面と終端部の先端面とを突き合わせて構成され、該各ブロック状積層体を環状にしている。接続部10aは、各接続部10a11、10a12、10a13、…、10a1n1から成る。第1のユニット100A1内で、各ブロック状積層体100A11、100A12、100A13、…、100A1n1は、磁性材の薄板が複数枚、例えば厚さ約0.025×10−3mのアモルファスシート材が30枚積層されて成り、また、各接続部10a11、10a12、10a13、…、10a1n1は、磁気回路方向(±Z軸方向)に互いに位置がずれた状態で設けられ、隣接接続部間の磁気回路方向の距離(ずれ量)はそれぞれ、等しくなるようにされている。例えば、接続部10a11、10a12、10a13、…、10a1n1のそれぞれの磁気回路方向の長さは約5×10−3m、磁気回路方向の隣接接続部間距離(ずれ量)は約13×10−3mとされている(この場合、磁気回路方向の隣接接続部中心線間距離は約18×10−3mとなる)。また、第2のユニット内では、各ブロック状積層体は、磁性材の薄板が第1のユニットの場合よりも少数の複数枚、例えば厚さ約0.025×10−3mのアモルファスシート材が25枚積層されて成り、また、各接続部は、磁気回路方向(±Z軸方向)に互いに位置がずれた状態で設けられ、隣接接続部間の磁気回路方向の距離(ずれ量)はそれぞれ、等しくなるようにされ、例えば、該接続部のそれぞれの磁気回路方向の長さは約5×10−3m、磁気回路方向の隣接接続部間距離(ずれ量)は約10×10−3mとされている(この場合、磁気回路方向の隣接接続部中心線間距離は約15×10−3mとなる)。また、第3のユニット内では、各ブロック状積層体は、磁性材の薄板が第2のユニットの場合よりも少数の複数枚、例えば、厚さ約0.025×10−3mのアモルファスシート材が20枚積層されて成り、また、各接続部は、磁気回路方向(±Z軸方向)に互いに位置がずれた状態で設けられ、隣接接続部間の磁気回路方向の距離(ずれ量)はそれぞれ、等しくなるようにされ、例えば、該接続部のそれぞれの磁気回路方向の長さは約5×10−3m、磁気回路方向の隣接接続部間距離(ずれ量)は約7×10−3mとされている(この場合、磁気回路方向の隣接接続部中心線間距離は約12×10−3mとなる)。
また、図3Bにおいて、100A111、100A112、…、100A11xはそれぞれ、ブロック状積層体100A11を構成する磁性材の薄板であり、例えば厚さ約0.025×10−3mのアモルファスシート材である。ブロック状積層体100A11は、該磁性材の薄板がx枚、例えば厚さ約0.025×10−3mのアモルファスシート材が30枚積層されて成る。100A11tは、ブロック状積層体100A11の先端部の先端面、100A11eは、該ブロック状積層体100A11の終端部の先端面、gは、該両先端面100A11t、100A11e間の距離(ギャップ)である。距離gは、例えば、3×10−3m〜5×10−3mとする。第1のユニット100A1内の他のブロック状積層体100A12、100A13、…、100A1n1の場合も同様である。第2のユニットを構成するブロック状積層体や第3のユニットを構成するブロック状積層体では、磁性材の薄板の積層枚数を、第1のユニット100A1を構成するブロック状積層体における磁性材の薄板の積層枚数よりも少なくし、例えば、第2のユニットを構成するブロック状積層体では、例えば厚さ約0.025×10−3mのアモルファスシート材を25枚積層し、第3のユニットを構成するブロック状積層体では、例えば厚さ約0.025×10−3mのアモルファスシート材を20枚積層する。
以下、説明中で用いる図3A及び図3Bの構成における構成要素には、図3A及び図3Bの場合と同じ符号を付して用いるとする。
図4は、図1、図2の変圧器における鉄心の積層状態を示す図である。図4は、図1の変圧器の第1のユニット100A1において、曲げ加工を行う前の直線状態にあるブロック状積層体100A11、100A12、100A13、…、100A1n1の積層状態を示す。
図4における積層されたブロック状積層体100A11、100A12、100A13、…、100A1n1のそれぞれが、ZX平面内で曲げ変形するように曲げ加工され、それぞれの先端部の先端面と終端部の先端面とが互いに対向するようにされて接続部10a11、10a12、…、10a1n1を構成し、環状にされる。
図5は、図1、図2の変圧器における鉄心の加工説明図である。図5では、図1の変圧器の鉄心1aを曲げ加工する場合につき述べる。
図5において、100A2は、複数(n2個)のブロック状積層体から成る第2のユニットである。鉄心1aは、第1のユニット100A1のブロック状積層体が曲げ加工された後、第2のユニット100A2が曲げ加工され、さらにその後、第3のユニット(図示なし)が曲げ加工される。図5は、第1のユニット100A1と第2のユニット100A2が曲げ加工されるときの様子を示す。図5においては、第1のユニット100A1のn1個ブロック状積層体のうち、ブロック状積層体100A11〜100A15が、曲げ加工を完了して、その先端部の先端面と終端部の先端面とが突き合わされて長辺部分(他方の長辺部分)1a12に接続部10a11〜10a15を構成し、鉄心1aの内周側の一部の環状部分を形成した状態にあり、第1のユニット100A1のブロック状積層体のうち、ブロック状積層体100A11〜100A15以外のもの及び第2のユニット100A2のブロック状積層体は、曲げ加工の途中にあり、その先端部の先端面と終端部の先端面とが未だ突き合わされていない状態にある。これら第1、第2のユニットのブロック状積層体及び第3のユニットのブロック状積層体の曲げ加工が完了することで、環状の鉄心1aが構成される。鉄心1aの少なくとも長辺部分(他方の長辺部分)1a12を形成する際、第1、第2、第3のユニットのそれぞれにおいて、各ブロック状積層体は、その先端部と終端部とが同時に曲げ加工されるものとする。ユニット毎に、各ブロック状積層体の先端部と終端部とを同時に曲げ加工することで、鉄心1aの製造にかかる時間を、各ブロック状積層体の先端部と終端部とを別々に曲げ加工する場合に比べ、短縮することができる。
図1の変圧器の鉄心1b、図2の変圧器の鉄心1の場合も、上記鉄心1aの場合と同様である。
図6A及び図6Bは、本発明の実施例としての図1、図2の変圧器における鉄心の作用・効果の説明図である。図6A及び図6Bでは、図1の変圧器の鉄心1aにつき説明する。図6Aは、鉄心1aの長辺部分(他方の長辺部分)1a12において形成される第1のユニット100A1のブロック状積層体の接続部周辺の構成図、図6Bは、図7に示す従来の変圧器用の長方形状の鉄心1'の短辺部分1'におけるブロック状積層体の接続部周辺の構成図である。図において、10'は接続部の全体を指す。
図6Aにおいて、gは、各ブロック状積層体100A11、100A12、100A13の先端部の先端面と終端部の先端面との間の距離(ギャップ)、pは、ブロック状積層体100A11の接続部10a11の中心(ギャップgの中心)と、ブロック状積層体100A12の接続部10a12の中心(ギャップgの中心)との間の距離(ブロック状積層体100A12の接続部10a12の中心(ギャップgの中心)と、ブロック状積層体100A13の接続部10a13の中心(ギャップgの中心)との間の距離もpとする)、qは、ブロック状積層体100A11の先端部の先端面と、ブロック状積層体100A12の終端部の先端面との間の距離(ブロック状積層体100A12の先端部の先端面と、ブロック状積層体100A13の終端部の先端面との間の距離もqとする)である。ギャップgは約5×10−3m、距離(磁気回路方向の隣接接続部間距離(ずれ量))qは約13×10−3m、距離(磁気回路方向の隣接接続部中心線間距離)pは約18×10−3mとする。長方形状の鉄心1aの長辺部分1a12における直線状部分の長さが約200×10−3mであったとすると、1ユニット当たりのブロック状積層体の数は、最大11個である(200÷18)。従って、鉄心1aを、例えば厚さ約0.025×10−3mのアモルファスシート材を3000〜4000枚程度用い、該アモルファスシート材から構成した例えば150個のブロック状積層体で構成するとした場合、鉄心1aを構成するに必要なユニット数は14個となる(150÷11)。
また、図6Bにおいて、g'は、各ブロック状積層体100A11'、100A12'、100A13'、…、100A16'の先端部の先端面と終端部の先端面との間の距離(ギャップ)、pは、ブロック状積層体100A11'の接続部10a11'の中心(ギャップg'の中心)と、ブロック状積層体100A12'の接続部10a12'の中心(ギャップg'の中心)との間の距離(他の隣接するブロック状積層体の接続部の中心間距離もpとする)、qは、ブロック状積層体100A11'の先端部の先端面と、ブロック状積層体100A12'の終端部の先端面との間の距離(他の隣接するブロック状積層体において先端部の先端面と終端部の先端面との間の距離もqとする)である。従来の構成では、例えば、ギャップg'は約3×10−3m、距離(磁気回路方向の隣接接続部間距離(ずれ量))qは約5×10−3m、距離(磁気回路方向の隣接接続部中心線間距離)pは約8×10−3mである。長方形状の鉄心1'の短辺部分1'における直線状部分の長さが約50×10−3mであったとすると、1ユニット当たりのブロック状積層体の数は、最大6個である(50÷8)。このため、鉄心1'として、全体で150個のブロック状積層体を用いるとした場合、必要なユニット数は25個となる(150÷6)。
本発明の実施例としての図6Aの構成と、従来の構成例である図6(b)の構成とを比較すると、1ユニット当たりのブロック状積層体の数は、図6Bの構成では6個であるのに対し、図6Aの構成では最大11個であり、また、鉄心全体として必要なユニット数は、図6Bの構成では25個であるのに対し、図6Aの構成では14個である。また、図6A、図6Bにおける長さL'(1ユニットのブロック状積層体の接続部を形成するために必要な長さ)が約50×10−3mであったとすると、図6Bの構成では、この長さの範囲内に1ユニット当たり6個の接続部が形成されるが、図6Aの構成では、この長さの範囲内に1ユニット当たり3個の接続部が形成されるに過ぎない。
すなわち、図6Aの構成では、図6Bの構成に比べて、変圧器用の鉄心において、1ユニット当たりのブロック状積層体数を増大させることができ、従来よりも少ないユニット数で鉄心を構成することができるため、鉄心製造時の作業性を向上させることができる。また、隣接したブロック状積層体間で接続部間距離を増大させて磁気回路の単位長さ当たりの接続部の数を減少させることができるため、接続部を設けた長辺部分の磁気回路における磁束の流れを滑らかにすることができるとともに、磁気抵抗を減らすことができ、この結果、変圧器の効率を改善することができる。
上記述べたように、本発明の実施例によれば、変圧器1000、1000において、鉄心1a、1b、1の製造時、アモルファスシート材などの磁性材の薄板を複数枚積層して成るブロック状積層体の長さ方向の先端部と終端部とを接続するときの作業性を改善することができる。また、鉄心1a、1b、1の磁気回路において、磁束の流れを滑らかにすることができるとともに、磁気抵抗の増大を抑えられる。この結果、製作し易くかつ性能が確保された変圧器が得られる。
なお、上記実施例では、ブロック状積層体の全部を、その長さ方向の先端部と終端部とを突き合わせて接続して環状構造にするとしたが、一部のブロック状積層体を、その長さ方向の先端部と終端部とを互いに重ね合せて(オーバーラップさせて)接続して環状構造にするようにしてもよい。この場合も、上記実施例の場合と同様の作用・効果が得られる。
図8は、本発明の実施例としての変圧器に用いる鉄心の構成を示す図である。
図8において、1は、アモルファス材の薄板を複数枚積層して成る鉄心、50は、鉄心1の直線状部分に巻かれた紙などのシート状絶縁部材、60は、鉄心1において磁性材の薄板の積層端面に塗布された熱硬化性または光硬化性の塗布材である。該塗布材は、鉄心1のコーナー部に塗布されている。かかる構成により、アモルファス材の薄板の破片の飛散を防止することができる。特に、コーナー部は、シート状絶縁部材は巻き付けずに、熱硬化性または光硬化性の塗布材を塗布する構成であるため、作業性が改善される。
図9は、本発明の実施例としての変圧器に用いる他の鉄心の構成を示す図である。
図9において、1は、アモルファス材の薄板を複数枚積層して成る鉄心、70は、鉄心1において磁性材の薄板の積層端面に塗布された熱硬化性または光硬化性の塗布材である。該塗布材は、鉄心1の薄板の積層端面の全体に塗布されている。かかる構成により、アモルファス材の薄板の破片の飛散を防止することができる。熱硬化性または光硬化性の塗布材を塗布する構成であるため、作業性が改善される。
図10A及び図10Bは、本発明の一実施例としての変圧器の他の構成を示す図である。
図10A及び図10Bにおいて、1は、アモルファス材の薄板が積層されて成る鉄心、2a、2bはコイル、80は、両端が開いた袋状の絶縁材、90は、該袋状の絶縁材80を鉄心1に固定するひもである。鉄心1の外面を袋状の絶縁材80で覆った後、該鉄心1を、該袋状の絶縁材80とともに、コイル2a、2bの中心孔内を通し(図10A)、その後、該鉄心1の両端を接続して環状鉄心とし、該鉄心1の接続部も袋状の絶縁材80で覆い、該袋状の絶縁材80の両端部を鉄心1にひもで固定する(図10B)。かかる構成によれば、簡易な構成下で、確実に、アモルファス材の薄板の破片の飛散を防止することができる。なお、鉄心1の外面を、上記袋状の絶縁材80の代わりに、シート状の熱硬化性樹脂で覆った構成としてもよく、この構成によっても、アモルファス材の薄板の破片の飛散が防止される。
図11は、本発明の一実施例としての変圧器のさらに他の構成を示す図である。本変圧器は、鉄心を保持部材で保持する構成を有する。
図11において、1A1、1B1は、アモルファス材の薄板が積層され環状とされた内鉄心、1C1は、同じくアモルファス材の薄板が積層され環状とされ、内鉄心1A1、1B1の外側を囲む外鉄心、10は、内鉄心1A1の下部辺に設けられた接続部、10は、内鉄心1B1の下部辺に設けられた接続部、10は、外鉄心1C1の下部辺に設けられた接続部、2はコイル、30a、30b、30cはそれぞれ平板状の保持部材である。接続部10、10、10はそれぞれ、アモルファス材の薄板の長さ方向の先端部と終端部または該薄板の集合体(ブロック状積層体)の長さ方向の先端部と終端部とが互いに突き合わされまたは重ね合わされた構成であるとする。保持部材30aは、外鉄心1C1の上部辺の内周面上に配され、該外鉄心1C1を保持特に該外鉄心1C1の上部辺の自重を支え、該自重による該外鉄心1C1自身の変形を抑えるとともに、該自重による内鉄心1A1、1B1の上部辺や側辺の変形も抑える。保持部材30bは、内鉄心1A1、1B1の下部辺の外周面上に配され、該内鉄心1A1、1B1を保持し、該内鉄心1A1、1B1の自重及びコイル2の自重、または、該内鉄心1A1、1B1の自重とコイル2の自重と上記外鉄心1C1の上部辺の自重とのに合荷重による該内鉄心1A1、1B1の下部辺の変形特に接続部10、10の変形や破壊の発生を抑える。保持部材30cは、外鉄心1C1の下部辺の外周面上に配され、該外鉄心1C1を保持し、該外鉄心1C1の自重と内鉄心1A1、1B1の自重とコイル2の自重とのに合荷重による該外鉄心1C1の下部辺の変形特に接続部10の変形や破壊の発生を抑える。このように、本構成によれば、内鉄心1A1、1B1、外鉄心1C1の変形や、各接続部10、10、10の変形や破壊の発生が抑えられ、強度的にも性能的にも安定した変圧器が得られる。
図12A及び図12Bは、本発明の一実施例としての変圧器のさらに他の構成を示す図である。本実施例の変圧器は、コイルを板状の補強部材で補強する構成を有する。図12A、図12Bとも、本実施例の変圧器の一部の要部構成を示し、図12Aは、コイルとその中心孔内を通る鉄心の平面図、図12Bは、図12Aの構成の側面図である
図12A及び図12Bにおいて、1は、アモルファス材等の磁性材の薄板が積層されて成る鉄心、1D1、1D2、1D3、1D4は、鉄心1を構成する分割された鉄心であって、鉄心1が磁性材の幅方向及び積層方向の両方向に分割され、4個の独立した磁気回路を形成する鉄心(以下、分割された鉄心という)、2は筒状のコイル、3は、非磁性材で構成され、外周部にコイル2が巻き付けられる円筒状の巻枠、40a、40b、45a、45b、45c、45dはそれぞれ、巻枠3内に配されてコイル2を補強する板状の補強部材である。補強部材40aは、分割された鉄心1D1、1D2の相互間及び分割された鉄心1D3、1D4の相互間に配され、かつ、上記巻枠3内においてその両端面が該巻枠3の内周面に当接されている。また、補強部材40bは、分割された鉄心1D1、1D4の相互間及び分割された鉄心1D2、1D3の相互間に配され、上記補強部材40aと直交し、かつ、上記巻枠3内においてその両端面が該巻枠3の内周面に当接されている。さらに、補強部材45aは、鉄心1D1、1D2と巻枠3の内周面との間に補強部材40bと平行に配され、その両端面が該巻枠3の内周面に当接され、補強部材45cは、鉄心1D3、1D4と巻枠3の内周面との間に補強部材40bと平行に配され、その両端面が該巻枠3の内周面に当接され、補強部材45bは、鉄心1D2、1D3と巻枠3の内周面との間に補強部材40aと平行に配され、その両端面が該巻枠3の内周面に当接され、補強部材45dは、鉄心1D1、1D4と巻枠3の内周面との間に補強部材40aと平行に配され、その両端面が該巻枠3の内周面に当接されている。補強部材40a、40b、45a、45b、45c、45dはそれぞれ、その両端面が該巻枠3の内周面に当接されることにより、巻枠3を介してコイル2を補強する。補強部材40a、40b、45a、45b、45c、45dは磁性材で構成してもよい。
上記鉄心1は、少なくとも上記巻枠3を貫通する部分において、該円筒状の巻枠3の内周面の曲率半径に対応し、該鉄心1の内周側及び外周側に積層された磁性材が、該鉄心1の中央部側に積層された磁性材よりもその板幅を狭くされた構成である。すなわち、上記分割された鉄心1D1、1D4は、少なくとも上記巻枠3を貫通する部分において、補強部材45d側に積層された磁性材100D1i、100D4iが、補強部材40a側に積層された磁性材よりもその板幅を狭くされ、また、上記分割された鉄心1D2、1D3は、少なくとも上記巻枠3を貫通する部分において、補強部材45b側に積層された磁性材100D2e、100D3eが、補強部材40a側に積層された磁性材よりもその板幅を狭くされている。
かかる構成においては、補強部材40a、40b、45a、45b、45c、45dにより、コイル2を確実に補強することができ、変圧器の信頼性を向上させることができる。特に、補強部材40a、40b、45a、45b、45c、45dに磁性材を用いた場合には、鉄心1の磁気回路の断面積を実質的に増大させることになり、磁気回路内を通る磁束の量が増大して、変圧器の特性が向上する。また、環状の鉄心1の内周側及び外周側に積層された磁性材が、巻枠3の内周面の曲率半径に対応して、該鉄心1の中央部側に積層された磁性材よりもその板幅を狭くされる構成によっては、磁性材の積層枚数を増やすことができ、これによってもやはり、鉄心1の磁気回路の断面積を増大させることができ、磁気回路の磁気抵抗を減らして磁気回路内の磁束量を増大させ、変圧器の特性を向上させることが可能となる。なお、この、環状の鉄心の内周側及び外周側に積層された磁性材の板幅を、巻枠の内周面の曲率半径に対応して他の部分の磁性材の板幅よりも狭くする構成は、巻枠が円筒状以外のものである場合や、鉄心が分割された鉄心ではない場合などにも適用可能である。
1000、1000…変圧器、
1、1a、1b、1、1、1A1、1B1、1C1、1D1、1D2、1D3、1D4…鉄心、
1a11、1a12、1b11、1b12…鉄心の長辺部分、
1a21、1a22、1b21、1b22…鉄心の短辺部分、
1ac1〜1ac4、1bc1〜1bc4…鉄心のコーナー部分、
2、2a、2b…コイル、
3…巻枠、
10a11〜10a1n1、10a21〜10a2n2、10a31〜10a3n3、10b11〜10b1n1、10b21〜10b2n2、10b31〜10b3n3、1011〜101n1、1021〜102n2、1031〜103n3、10a、10、10、10…接続部、
30a、30b、30c…保持部材、
40a、40b、45a、45b、45c、45d…補強部材、
50…シート状絶縁部材、
60、70…熱硬化性または光硬化性の塗布材、
80…袋状の絶縁材、
90…ひも、
100A11、100A12、100A13、…、100A1n1、100A11'、100A12'、100A13'、…、100A16'…ブロック状積層体、
100A1…第1のユニット、
100A2…第2のユニット、
100A111、100A112、…、100A11x…磁性材の薄板、
100A11t、100A11e…先端面、
g、g'…ギャップ。

Claims (16)

  1. 磁性材の薄板が積層された環状の鉄心を有する変圧器であって、
    短冊状の磁性材の薄板を複数枚積層して成るブロックが複数個積重ねられかつ該複数個のブロックそれぞれの長さ方向の先端部と終端部とが接続された環状の長方形状の鉄心と、
    上記長方形状の鉄心の2つの長辺部分のうちの一方に巻き回されたコイルと、
    を備え、
    上記鉄心は、上記2つの長辺部分のうちの他方に上記複数個のブロックのそれぞれの上記先端部と終端部による複数の接続部が設けられ、隣接ブロック間で該接続部が、該他方の長辺部分の長さ方向に互いにずれた位置に配され、かつ上記複数個の全ブロックによる複数の接続部が、該他方の長辺部分において該鉄心の短辺部分の直線状部分の長さよりも長い範囲にわたり分散して配された構成である
    ことを特徴とする変圧器。
  2. 上記鉄心は、上記複数の接続部が、上記他方の長辺部分の直線状部分において該鉄心の短辺部分の直線状部分の1.3倍以上の長さの範囲に分散して配された構成である請求項1に記載の変圧器。
  3. 上記鉄心は、上記複数の接続部が、上記他方の長辺部分の直線状部分において該直線状部分の50%以上の長さの範囲に分散して配された構成である請求項1に記載の変圧器。
  4. 上記鉄心は、鉄心の内周側部分を形成するブロックが、鉄心の外周側部分を形成するブロックよりも、1ブロック当たりの磁性材の薄板の積層枚数を多くされた構成である請求項1から3のいずれかに記載の変圧器。
  5. 磁性材の薄板が積層された環状の鉄心を有する変圧器であって、
    短冊状の磁性材の薄板を複数枚積層して成るブロックが複数個積重ねられて1つのユニットが構成され、さらに、該ユニットが複数個積重ねられ、該複数個のユニットのそれぞれにおいて該複数個のブロックのそれぞれの長さ方向の先端部と終端部が接続されて環状とされた長方形状の鉄心と、
    上記長方形状の鉄心の2つの長辺部分のうちの一方に巻き回されたコイルと、
    を備え、
    上記鉄心は、上記2つの長辺部分のうちの他方に、上記複数個のユニットのそれぞれにおける上記複数個のブロックの上記先端部と終端部による複数の接続部が設けられ、隣接ブロック間で該接続部が、該他方の長辺部分の長さ方向に互いにずれた位置に配され、かつ上記複数個のユニットのそれぞれにおける複数個のブロックによる複数の接続部が、該他方の長辺部分において該鉄心の短辺部分の直線状部分の長さよりも長い範囲にわたり分散して配された構成である
    ことを特徴とする変圧器。
  6. 上記鉄心は、該鉄心の内周側部分を形成するユニットが、該鉄心の外周側部分を形成するユニットよりも、1ユニット当たりの上記ブロックの数が少ない構成である請求項5に記載の変圧器。
  7. 上記鉄心は、該鉄心の内周側部分を形成するユニットが、該鉄心の外周側部分を形成するユニットよりも、1ブロック当たりの上記磁性材の薄板の積層枚数が多い構成である請求項5に記載の変圧器。
  8. アモルファス材の薄板が積層されて成る環状の鉄心を有する変圧器であって、
    積層端面に熱硬化性または光硬化性の塗布材が塗布された鉄心と、
    上記鉄心に巻き回されたコイルと、
    を備えた構成を特徴とする変圧器。
  9. 上記鉄心は、上記環状のうちの直線状部分がその周囲をシート状絶縁材で覆われ、上記環状のうちの曲線状部分がその積層端面に熱硬化性または光硬化性の塗布材が塗布された構成である請求項8に記載の変圧器。
  10. アモルファス材の薄板が積層されて成る環状の鉄心を有する変圧器であって、
    外面がシート状の熱硬化性樹脂または袋状の絶縁材で覆われた鉄心と、
    上記鉄心に対し上記シート状の熱硬化性樹脂または袋状の絶縁材の外側に巻き回されたコイルと、
    を備えた構成を特徴とする変圧器。
  11. アモルファス材の薄板が積層され環状とされた鉄心と、
    上記鉄心に巻き回されたコイルと、
    上記鉄心の上部辺の内周面上または下部辺の外周面上に配され、該鉄心を保持する保持部材と、
    を備えた構成を特徴とする変圧器。
  12. 上記鉄心は、上記アモルファス材の薄板または該薄板の集合体の長さ方向の先端部と終端部との接続部が上記下部辺上または上記上部辺上に設けられた構成である請求項11に記載の変圧器。
  13. 上記鉄心は、上記コイルが巻き回される複数の内鉄心と、該複数の内鉄心の外周に設けられる外鉄心とから成る構成である請求項11または請求項12に記載の変圧器。
  14. 板状の磁性材が積層され、変圧器の磁気回路を形成する環状の鉄心と、
    非磁性材で構成された円筒状の巻枠と、
    上記巻枠に巻かれ、該巻枠内を貫通して組み込まれた筒状のコイルと、
    を備え、
    上記鉄心は、少なくとも上記巻枠を貫通する部分において、上記巻枠の内周面の曲率半径に対応し、該鉄心の内周側及び外周側に積層された磁性材が、中央部側に積層された磁性材よりもその板幅を狭くされた構成であることを特徴とする変圧器。
  15. 磁性材の薄板が積層されて成る環状の鉄心を有する変圧器であって、
    非磁性材で構成された筒状の巻枠と、
    上記巻枠に巻かれた筒状のコイルと、
    上記巻枠を貫通し、上記コイルにより励磁される鉄心であって、磁気回路方向に直角な断面内において、上記磁性材の幅方向及び積層方向の両方向に複数に分割され、該複数個の分割された鉄心が独立した複数個の磁気回路を形成する鉄心と、
    上記分割された鉄心の相互間に配され、かつ、上記巻枠内において両端面を該巻枠の内周面に当接され、上記コイルを補強する板状の補強部材と、
    を備えた構成を特徴とする変圧器。
  16. 上記補強部材は、磁性材で構成される請求項15に記載の変圧器。
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