JPH1030259A - バッテリ駆動の油圧ショベル - Google Patents

バッテリ駆動の油圧ショベル

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JPH1030259A
JPH1030259A JP9097547A JP9754797A JPH1030259A JP H1030259 A JPH1030259 A JP H1030259A JP 9097547 A JP9097547 A JP 9097547A JP 9754797 A JP9754797 A JP 9754797A JP H1030259 A JPH1030259 A JP H1030259A
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JP
Japan
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hydraulic
battery
actuator
motor
driven
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JP9097547A
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English (en)
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Hideki Kinukawa
秀樹 絹川
Masayuki Komiyama
昌之 小見山
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Yutani Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2058Electric or electro-mechanical or mechanical control devices of vehicle sub-units
    • E02F9/2062Control of propulsion units
    • E02F9/207Control of propulsion units of the type electric propulsion units, e.g. electric motors or generators

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動機への電力の供給を効率的に行うことに
よってバッテリの寿命を延ばし、長時間に亘って作業を
継続し得るようにする。 【解決手段】 クローラ12を有する走行機能を備えた
下部走行体と、この下部走行体上に垂直軸12c回りに
旋回可能に設けられた、搭乗部11および作業部材13
からなる上部旋回体と、搭載されたバッテリ2からの電
力を得て駆動する電動機3と、この電動機3によって駆
動される油圧ポンプ4と、この油圧ポンプ4から吐出さ
れる作動油により駆動するアクチュエータ14と、この
アクチュエータ14の駆動によって所定の作動を行う作
業部材13と、油圧ポンプ4から吐出される作動油の流
通および遮断の切り換えを行うことによってアクチュエ
ータ14を介して上記作業部材13を運転操作する操作
手段5とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搭載されたバッテ
リからの電力によって各種の作業を行うバッテリ駆動の
油圧ショベルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実開平4−53846号公
報によって開示されているように、バッテリからの電力
を得て所定の土木作業等を行うバッテリ駆動方式の油圧
ショベルが知られている。この油圧ショベルは、バッテ
リからの電力で電動機を駆動し、この電動機の駆動で油
圧ポンプを運転し、油圧ポンプから吐出される作動油に
よって油圧モータを駆動させ、この油圧モータの駆動で
ショベル等の作業部材を動作させるように構成されてい
る。
【0003】このようなバッテリ駆動方式の油圧ショベ
ルは、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃
機関を駆動源として用いる内燃機関方式の油圧ショベル
よりも騒音が少く、かつ、排気ガスが排出されないた
め、建物が密集した市街地での作業に適している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バッテリ駆
動方式の油圧ショベルは、電動機の電力源であるバッテ
リの蓄電能力が、内燃機関方式の油圧ショベルの燃料貯
留能力に比べてエネルギー換算で大きくないため、内燃
機関方式の油圧ショベルのようには長時間の使用に耐え
ることができないという問題点を有している。このよう
な問題点を解消するために、実開平4−53846号公
報によって開示された油圧ショベルは、バッテリの電源
と、通常の商用電源との間で切り換え可能に構成され、
作業現場に商用電源が存在する場合は商用電源を使用
し、商用電源がない場合のみバッテリを利用するように
している。
【0005】しかしこのようにすると、油圧ショベルの
移動範囲に応じて商用電源からの電力を供給するための
非常に長いリード線が必要であるとともに、作業の邪魔
にならないようにリード線の巻き取り装置を油圧ショベ
ル上に設け、油圧ショベルの移動に応じてリード線を出
没させるようにする必要があり、その分設備コストが嵩
むという問題点を有している。
【0006】また、実開平4−53846号公報によっ
て開示された油圧ショベルは、機体の一部が垂直軸周り
に旋回するようには構成されていないが、油圧ショベル
の中には旋回機能を有する上部旋回体と、この上部旋回
体を垂直軸回りに旋回可能に支持し、かつ、走行可能に
構成された下部走行体とを備えたものがあり、このよう
な上部旋回体を有する油圧ショベルにあっては、外部の
商用電源を使用する場合、旋回操作時にリード線が上部
旋回体に絡み付き易くなり、これによって油圧ショベル
の作業性が著しく阻害されるという問題点を有してい
た。
【0007】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、上部旋回体と下部走行体と
からなる、バッテリを動力源にした油圧ショベルにおい
て、その作業性を向上させ得るバッテリ駆動の油圧ショ
ベルを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
バッテリ駆動の油圧ショベルは、走行機能を有する下部
走行体と、この下部走行体上に垂直軸回りに旋回可能に
設けられた上部旋回体と、この上部旋回体に搭載された
バッテリからの電力を得て駆動する電動機と、この電動
機によって駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプか
ら吐出される作動油により駆動するアクチュエータと、
このアクチュエータの駆動によって所定の作動を行う作
業部材と、上記油圧ポンプから吐出される作動油の流通
および遮断の切り換えを行うことによって上記アクチュ
エータを介して上記作業部材を運転操作する操作レバー
とを備えてなることを特徴とするものである。
【0009】このバッテリ駆動の油圧ショベルによれ
ば、油圧ショベルは、機体に搭載されたバッテリを動力
源にしているため、商用電源を動力源に使用した場合に
必要なリード線を用いる必要がなく、上部旋回体が下部
走行体の垂直軸回りに旋回しても、リード線が上部旋回
体に絡み付くというような不都合が生じない。従って、
いかなる作業状態においても、リード線の絡み付きに意
を払うことなく、所定の作業に専念することが可能であ
り、油圧ショベルの作業性を向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る油圧ショベ
ルの一実施形態を示す側面視の略図である。油圧ショベ
ル1は、オペレータが搭乗して運転操作を行う搭乗部1
1と、この搭乗部11の底部に設けられた移動用のクロ
ーラ12と、搭乗部11の前部に屈折自在に設けられ、
かつ、アクチュエータ14の駆動によって作動する作業
部材13とを備えて形成されている。上記クローラ12
は、それを支持する基台12aの両側部(図1の紙面に
垂直な方向の両側部)に設けられ、上記搭乗部11はこ
の基台12aの中心部に立設された垂直軸12c回りに
回動自在に軸支されている。
【0011】そして、上記搭乗部11および作業部材1
3で本発明に係る上部旋回体が形成されているととも
に、上記クローラ12およびこのクローラ12を支持し
た上記基台12aによって本発明に係る下部走行体が形
成されている。
【0012】上記基台12aには搭乗部11を垂直軸1
2c回りに回動させる方向変更用アクチュエータ11a
が設けられ、このアクチュエータ11aの作動によって
搭乗部11はクローラ12に対して水平方向の向きを変
えることができるようになっている。また、上記クロー
ラ12は、基台12aに設けられた油圧モータ12bに
よって周回駆動し、これによって油圧ショベル1は前
進、後退および進路変更し得るようになっている。
【0013】上記作業部材13は、搭乗部11の前端部
の水平軸11b回りに回動自在に軸支された基端側アー
ム13aと、この基端側アーム13aの先端部に屈折自
在に連設された先端側アーム13bと、この先端側アー
ム13bの先端部に屈折自在に連設されたショベル13
cとからなっている。また、上記アクチュエータ14
は、基端側アーム13aを水平軸11b回りに回動させ
る基端アクチュエータ14aと、先端側アーム13bを
水平軸11c回りに回動させる中間アクチュエータ14
bと、ショベル13cを水平軸11d回りに回動させる
先端アクチュエータ14cとからなっている。
【0014】一方、搭乗部11内には、バッテリ2が搭
載されているとともに、このバッテリ2からの電力を得
て駆動する電動機3およびこの電動機3によって駆動さ
れる油圧ポンプ4が内装されている。そして、搭乗部1
1および基台12a内には、各アクチュエータ14a,
14b,14c,11aおよび油圧モータ12bに、油
圧ポンプ4の駆動によって生じた油圧を送る複数の循環
系路が設けられているとともに、各油圧系統の作動油の
方向の切り換えおよび作動油の停止を行う複数の切換え
弁が設けられている。
【0015】そして、搭乗部11の後部(図1の右方)
にはオペレータが着座して油圧ショベル1を運転する運
転席15が設けられているとともに、搭乗部11の前部
には運転席15に対向した操作台16が立設され、この
操作台16に各アクチュエータ14a,14b,14
c,11aおよび油圧モータ12bに対応した複数の操
作手段5が設けられている。これらの操作手段5を操作
することにより、対応した切換え弁を介して対象のアク
チュエータ14a,14b,14c,11aや油圧モー
タ12bへの作動油の供給または供給停止が行われ、こ
れによってアクチュエータ14a,14b,14c,1
1aや油圧モータ12bが駆動したり停止したりするよ
うになっている。
【0016】図2は、本発明に係る駆動系統の一実施形
態を示す系統図である。図2においては、説明の簡素化
のために複数ある油圧系統の内、油圧モータ12bに係
る系統のみを抽出して示している。従って、作業部材1
3に係る油圧系統の場合は、油圧モータ12bの位置
に、油圧モータ12bに代えて基端側アーム13a、先
端側アーム13b、ショベル13cを配置すればよい。
図2に示すように、駆動系統6は、油圧系統61と、電
気系統62とを備えて形成されている。油圧系統61
は、上記油圧ポンプ4と、この油圧ポンプ4と同軸で共
回りするパイロットポンプ41と、上記操作手段5と、
方向切換え弁55と、上記油圧モータ12bとを備えて
形成されている。油圧ポンプ4はこれから吐出される作
動油によって油圧モータ12bを回転させるためのもの
であり、パイロットポンプ41は吐出されたパイロット
オイルによって方向切換え弁55に切り換え動作を行わ
せるためのものである。
【0017】そして、油圧ポンプ4と方向切換え弁55
との間には、第1油圧管路61aが配管されているとと
もに、方向切換え弁55を往復する第2油圧管路61b
が設けられ、この第2油圧管路61bに油圧モータ12
bが介設されている。油圧ポンプ4から吐出された作動
油は、方向切換え弁55の開通状態で第1油圧管路61
aおよび第2油圧管路61bを通って流通し、これによ
って第2油圧管路61bに介設された油圧モータ12b
が所定の方向に回転し、方向切換え弁55の閉止状態で
油圧モータ12bの回転が停止されるようになってい
る。
【0018】また、パイロットポンプ41と操作手段5
との間には、第1パイロット管路61cが配管されてい
るとともに、操作手段5を往復する第2パイロット管路
61dが設けられ、この第2パイロット管路61dに上
記方向切換え弁55が介設されている。そして、パイロ
ットポンプ41から吐出され、第1パイロット管路61
cを介して操作手段5に到達したパイロットオイルの第
2パイロット管路61dへの供給方向を、上記操作レバ
ー51の操作によって設定することにより、操作レバー
51の操作に応じて方向切換え弁55が位置設定され、
これによって油圧モータ12bが所定の方向に回転し、
また、操作レバー51を中立位置に設定することにより
油圧モータ12bの回転は停止することになる。
【0019】上記操作手段5は、上記操作台16(図
1)に上方に向かって突設された操作レバー51を備え
て形成されている。この操作レバー51は棒状を呈し、
基端部に軸受部53が設けられ、この軸受部53に支持
軸53aが嵌入されることによって操作レバー51は支
持軸53a回りに回動自在に軸支された状態になってい
る。
【0020】この軸受部53に左右方向に延びる横杆5
2が設けられ、この横杆52の両側部の下部には、それ
ぞれコイルスプリングを介して一対の切換え弁54が設
けられている。普段、操作手段5は、各コイルスプリン
グの付勢力によって直立した中立位置に位置設定されて
いる。操作手段5が中立位置にある状態では、方向切換
え弁55は、図2に示すように、作動油遮断位置に設定
され、これによって油圧モータ12bは停止状態になっ
ている。
【0021】そして、操作レバー51を支持軸53a回
りに例えば図2における右方に倒すことにより、パイロ
ットポンプ41からのパイロットオイルが第1パイロッ
ト管路61c、右方の切換え弁54および第2パイロッ
ト管路61dに供給され、これによって方向切換え弁5
5が右方に移動して油圧ポンプ4からの作動油が油圧モ
ータ12bの左方から供給され、油圧モータ12bは順
方向に回転する。この油圧モータ12bの回転によって
クローラ12(図1)が順方向に周回し、油圧ショベル
1は前進する。
【0022】逆に、図2に示す状態において、操作レバ
ー51を左方に倒すと、パイロットポンプ41からのパ
イロットオイルが第1パイロット管路61c、左方の切
換え弁54および第2パイロット管路61dに供給さ
れ、これによって方向切換え弁55が左方に移動して油
圧ポンプ4からの作動油が油圧モータ12bの右方から
供給され、油圧モータ12bは逆方向に回転する。この
油圧モータ12bの回転によってクローラ12(図1)
が逆方向に周回し、油圧ショベル1は後退する。
【0023】上記電気系統62は、バッテリ2と電動機
3とが直列に接続されたループ回路63と、ループ回路
63の直流パルスを制御する制御回路64とを備えて形
成されている。上記制御回路64には、油圧モータ12
bの動作速度を設定するための操作つまみであるアクセ
ルトリマ65と、このアクセルトリマ65の回転操作量
を基に所定の制御信号を出力する制御手段66と、この
制御手段66からの制御信号に基づいてループ回路63
にパルス信号を出力するチョッパ回路67とが設けられ
ている。
【0024】上記ループ回路63には、キースイッチ6
3aが設けられているとともに、トランジスタ(スイッ
チ素子)63bが設けられている。このトランジスタ6
3bのベースは、チョッパ回路(デューティ比制御手
段)67に接続されている。上記キースイッチ63a
は、油圧ショベル1の運転を行うときにオンされるもの
であり、このキースイッチ63aがオンされると、バッ
テリ2からの電力が電動機3に供給され、これによって
電動機3が駆動する。
【0025】上記チョッパ回路67は、入力された直流
の電流を一定の周期で断続して出力するものであり、本
実施形態においては、制御手段66からの制御信号に基
づくパルス幅の電圧パルスが出力されるようになってい
る。
【0026】上記アクセルトリマ65は、運転者が油圧
ショベル1の運転操作時に、作業状況を目視しながら、
状況に応じて操作するためのものであり、図1に示すよ
うに、運転席15に着座している運転者の正面に対向す
るように操作台16の適所に設けられている。操作手段
5を作動位置に操作した状態で運転者がこのアクセルト
リマ65を指で摘んで回転操作することにより、この回
転量がアナログ信号として制御手段66に入力され、油
圧モータ12bの回転速度がアクセルトリマ65の操作
量に応じたものになり、これによって現場の状況に応じ
たより木目の細かい作業が行い得るようにしている。
【0027】上記制御手段66は、油圧ショベル1の運
転全般の制御を行うためのものであり、その中に上記操
作レバー51の操作量に応じて電動機3に供給する電力
量を制御する電力供給制御部66aが備えられている。
この電力供給制御部66aは、アクセルトリマ65の回
転操作量に応じたデューティ比が得られるように、チョ
ッパ回路67に向けて制御信号を出力するように構成さ
れている。
【0028】上記チョッパ回路67はトランジスタ63
bのベースに向けて電圧パルスが上記デューティ比にな
るための信号を断続的に出力するためのものである。チ
ョッパ回路67からの信号を得たトランジスタ63bは
所定のタイミングのオン・オフ動作を行い、これによっ
て電動機3には上記デューティ比のパルス電圧が印加さ
れ、平均的に電動機3にアクセルトリマ65の回転操作
量に応じた電力が供給される。これによって電動機3は
アクセルトリマ65の回転操作量に応じた回転数で回転
し、電動機3により作動される油圧ポンプ4によって第
1油圧管路61aに吐出される作動油の流量もアクセル
トリマ65の回転操作量に応じたものになり、その結
果、油圧モータ12bの回転速度は、アクセルトリマ6
5の操作量に応じたものになる。従って、アクセルトリ
マ65の操作量に応じて油圧ショベル1の移動速度が所
定の速度になる。
【0029】以上詳述したように、本発明に係る油圧シ
ョベル1は、駆動源として内燃機関に代えて電動機3を
用い、搭載したバッテリ2からの電力によって電動機3
を駆動し、これによって油圧ショベル1の走行、作業部
材13、および搭乗部11と作業部材13とからなる上
部旋回体の旋回をを行うようにしているため、内燃機関
を用いたものに比較し、大きな騒音が発生せず、また排
気ガスも排出されないため、本発明に係る油圧ショベル
1は市街地での土木工事に適しているとともに、特に、
上部旋回体の旋回によっても、商用電源からのリード線
がないため、リード線が上記旋回動作によって上部旋回
体に絡み付くという不都合が起こらず、油圧ショベル1
の作業性が向上する。
【0030】また、制御手段66による制御によって、
アクセルトリマ65がホームポジションに設定された状
態でバッテリ2からの電動機3への電力供給量は「0」
になり、アクセルトリマ65が回転操作された状態でバ
ッテリ2から電動機3に回転操作量に応じた電力を供給
するようにしているため、従来のように、常に一定の電
力が電動機3に供給される場合に比較し、作業の状況に
応じて作業部材13の操作速度を調節することができ、
作業性が向上する。
【0031】さらに、電力供給制御部66aおよびチョ
ッパ回路67の作用によって、アクセルトリマ65の回
転操作量に応じたデューティ比でトランジスタ63bに
オン・オフさせるようにしているため、電動機3は、ア
クセルトリマ65の操作量に応じた回転速度で回転し、
これによって作業部材13や油圧モータ12bはアクセ
ルトリマ65の操作量に応じた速度で作動する。そし
て、本発明は、所定の電圧を得るために降圧や分圧を行
う可変抵抗器やトランスを介さずにPWM制御(パルス
幅変調制御)によって電動機3に電力が供給されるた
め、その分バッテリ2を長期使用することが可能にな
り、1回の充電容量でより長時間油圧ショベル1を運転
することができるようになる。
【0032】本発明は、以上の実施形態に限定されるも
のではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0033】(1)上記の実施形態においては、油圧シ
ョベルとしてクローラ式の油圧ショベル1を例に挙げて
説明したが、本発明は油圧ショベルがクローラ式の油圧
ショベルであることに限定されるものではなく、ホイー
ル式の油圧ショベルであってもよい。
【0034】(2)上記の実施形態においては、作業部
材13の作動、搭乗部11の旋回、クローラ12の駆動
は、いずれも油圧ポンプ4の駆動による各アクチュエー
タ11a,14a,14b,14c、およびクローラ1
2の駆動によって行われるようにしているが、こうする
代りに、例えばクローラ12は、電動機3の回転力を油
圧ポンプ4を介さずに直接クローラ12に伝達すること
によって駆動させるようにする等、油圧ポンプ4を介さ
ないで駆動させるようにしてもよい。
【0035】(3)上記の実施形態においては、設定手
段として摘みスイッチ式のアクセルトリマ65が用いら
れているが、アクセルトリマ65に代えて把持部を把持
して操作する操作桿や、足踏み式のアクセル部材を採用
してもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のバッテリ駆動の
油圧ショベルによれば、走行機能を有する下部走行体
と、この下部走行体上に垂直軸回りに旋回可能に設けら
れた上部旋回体とから油圧ショベルを構成し、電動機は
油圧ショベルに搭載されたバッテリからの電力を得て駆
動するようにし、電動機の駆動による油圧ポンプの駆動
でアクチュエータを介して作業部材に所定の動作を行わ
せるようにしたため、油圧ショベルは、機体に搭載され
たバッテリを動力源にして作業部材による各種の作業動
作を行うことができ、商用電源を動力源に使用した場合
のリード線がなく、従って、上部旋回体が下部走行体の
垂直軸回りに旋回しても、リード線が上部旋回体に絡み
付くというような不都合が生じず、これによって油圧シ
ョベルの作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧ショベルの一実施形態を示す
側面視の略図である。
【図2】本発明に係る駆動系統の一実施形態を示す系統
図である。
【符号の説明】
1 油圧ショベル 11 搭乗部 11a 方向変更用アクチュエータ 11b 水平軸 11c 水平軸 12 クローラ 12a 基台 12b 油圧モータ 12c 垂直軸 13 作業部材 13a 基端側アーム 13b 先端側アーム 13c ショベル 14 アクチュエータ 14a 基端アクチュエータ 14b 中間アクチュエータ 14c 先端アクチュエータ 2 バッテリ 3 電動機 4 油圧ポンプ 41 パイロットポンプ 5 操作手段 51 操作レバー 52 横杆 53 軸受部 53a 支持軸 54 切換え弁 6 駆動系統 61 油圧系統 61a 第1油圧管路 61b 第2油圧管路 61c 第1パイロット管路 61d 第2パイロット管路 62 電気系統 63 ループ回路 63a キースイッチ 63b トランジスタ 64 制御回路 65 アクセルトリマ(操作つまみ) 66 制御手段 66a 電力供給制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機能を有する下部走行体と、この下
    部走行体上に垂直軸回りに旋回可能に設けられた上部旋
    回体と、この上部旋回体に搭載されたバッテリからの電
    力を得て駆動する電動機と、この電動機によって駆動さ
    れる油圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出される作動
    油により駆動するアクチュエータと、このアクチュエー
    タの駆動によって所定の作動を行う作業部材と、上記油
    圧ポンプから吐出される作動油の流通および遮断の切り
    換えを行うことによって上記アクチュエータを介して上
    記作業部材を運転操作する操作レバーとを備えてなるこ
    とを特徴とするバッテリ駆動の油圧ショベル。
JP9097547A 1996-06-19 1997-04-15 バッテリ駆動の油圧ショベル Withdrawn JPH1030259A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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