JPH10159133A - バッテリ駆動作業機械の制御装置および制御方法 - Google Patents

バッテリ駆動作業機械の制御装置および制御方法

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JPH10159133A
JPH10159133A JP9099221A JP9922197A JPH10159133A JP H10159133 A JPH10159133 A JP H10159133A JP 9099221 A JP9099221 A JP 9099221A JP 9922197 A JP9922197 A JP 9922197A JP H10159133 A JPH10159133 A JP H10159133A
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JP
Japan
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battery
electric motor
operating
actuator
driven
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9099221A
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English (en)
Inventor
Hideki Kinukawa
秀樹 絹川
Masayuki Komiyama
昌之 小見山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Yutani Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Priority to DE69731256T priority patent/DE69731256T2/de
Priority to EP97304236A priority patent/EP0814206B1/en
Priority to US08/877,554 priority patent/US6078855A/en
Priority to KR1019970025644A priority patent/KR100206512B1/ko
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2058Electric or electro-mechanical or mechanical control devices of vehicle sub-units
    • E02F9/2062Control of propulsion units
    • E02F9/207Control of propulsion units of the type electric propulsion units, e.g. electric motors or generators

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動機への電力の供給を効率的に行うことに
よってバッテリの寿命を延ばし、長時間に亘って作業を
継続し得るようにする。 【解決手段】 バッテリ2からの電力を得て駆動する電
動機3と、この電動機3によって駆動される油圧ポンプ
4と、この油圧ポンプ4から吐出される作動油により駆
動する油圧モータ12bと、この油圧モータ12bの駆
動によって所定の作動を行う作業部材と、油圧ポンプ4
から吐出される作動油の流通および遮断の切り換えを行
うことによって作業部材を運転する操作レバー51とが
備えられ、操作レバー51は、油圧モータ12bが作動
を停止する中立位置と、油圧モータ12bが作動する作
動位置との間で操作可能に構成され、操作レバー51が
作動位置に操作された状態でバッテリ2からの電動機3
への電力供給量を調節するアクセルトリマ65が設けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搭載されたバッテ
リからの電力によって各種の作業を行うバッテリ駆動作
業機械の制御装置および制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実開平4−53846号公
報によって開示されているように、バッテリからの電力
を得て所定の土木作業等を行うバッテリ駆動方式の作業
機械が知られている。この作業機械は、バッテリからの
電力で電動機を駆動し、この電動機の駆動で油圧ポンプ
を運転し、油圧ポンプから吐出される作動油によって油
圧モータを駆動させ、この油圧モータの駆動でショベル
等の作業部材を動作させるように構成されている。
【0003】このようなバッテリ駆動方式の作業機械
は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機
関を駆動源として用いる内燃機関方式の作業機械よりも
騒音が少く、かつ、排気ガスが排出されないため、建物
が密集した市街地での作業に適している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バッテリ駆
動方式の作業機械は、電動機の電力源であるバッテリの
蓄電能力が、内燃機関方式の作業機械の燃料貯留能力に
比べてエネルギー換算で大きくないため、内燃機関方式
の作業機械のようには長時間の使用に耐えることができ
ないという問題点を有している。このような問題点を解
消するために、実開平4−53846号公報によって開
示され作業機械は、バッテリの電源と、通常の商用電源
との間で切り換え可能に構成され、作業現場に商用電源
が存在する場合は商用電源を使用し、商用電源がない場
合のみバッテリを利用するようにしている。
【0005】しかしこのようにすると、作業機械の移動
範囲に応じて商用電源からの電力を供給するための非常
に長いリード線が必要であるとともに、作業の邪魔にな
らないようにリード線の巻き取り装置を作業機械上に設
け、作業機械の移動に応じてリード線を出没させるよう
にする必要があり、その分設備コストが嵩むという問題
点を有している。
【0006】また、実開平4−53846号公報によっ
て開示され作業機械は、バッテリから電動機に供給され
る電力量が調節可能になっていないため、電動機には常
に一定の電力が供給され、これによって同一の負荷量で
は作業部材の作動速度が一定になり、状況に応じた作業
が行い得ないという不都合が存在する。
【0007】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、電動機への電力の供給を効
率的に行うことによるバッテリの延命によって商用電源
を不要とし、長時間に亘って作業を継続し得るようにす
るとともに、作業部材の作動速度を作業の状況に応じて
調節し得るようにしたバッテリ駆動作業機械の制御装置
および制御方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
バッテリ駆動作業機械の制御装置は、搭載されたバッテ
リからの電力を得て駆動する電動機と、この電動機によ
って駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出
される作動油により駆動するアクチュエータと、このア
クチュエータの駆動によって所定の作動を行う作業部材
と、上記油圧ポンプから吐出される作動油の流通および
遮断の切り換えを行うことによってアクチュエータを介
して上記作業部材を運転操作する操作レバーとを備えて
なるバッテリ駆動の作業機械において、上記操作レバー
は、上記作業部材が作動を停止する中立位置と、作業部
材が作動する作動位置との間で操作可能に構成され、操
作レバーが作動位置に操作された状態で上記バッテリか
らの電動機への電力供給量を設定する設定手段と、この
設定手段の操作量に応じて電動機への電力供給量を制御
する制御手段が設けられていることを特徴とするもので
ある。
【0009】このバッテリ駆動作業機械の制御装置によ
れば、操作レバーが作動位置に設定された状態におい
て、設定手段の操作による設定量に応じた電力が電動機
に供給され、これによって電動機は上記設定量に応じた
回転速度で回転するため、この回転速度に応じた速度で
作動する油圧ポンプの作動により、作業部材はアクチュ
エータを介して上記設定量に応じた作動速度で作動す
る。
【0010】このように、設定手段の設定操作によって
作業部材の作動速度を調節することができるため、作業
状況に応じて作業部材の作動速度を変更し、より効率的
な作業機械の運転が実現する。
【0011】本発明の請求項2記載のバッテリ駆動作業
機械の制御装置は、搭載されたバッテリからの電力を得
て駆動する電動機と、この電動機によって駆動される油
圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出される作動油によ
り駆動するアクチュエータと、このアクチュエータの駆
動によって所定の作動を行う作業部材と、上記油圧ポン
プから吐出される作動油の流通および遮断の切り換えを
行うことによってアクチュエータを介して上記作業部材
を運転操作する操作レバーとを備えてなるバッテリ駆動
作業機械の制御装置において、上記操作レバーは、上記
作業部材が作動を停止する中立位置と、作業部材が作動
する作動位置との間で操作可能に構成され、上記作動位
置における操作レバーの操作量を検出する操作量検出手
段が設けられ、操作レバーが中立位置に操作された状態
でバッテリからの電動機への電力供給を停止し、操作レ
バーが作動位置に操作された状態でバッテリから電動機
に電力を供給するとともに、上記操作量検出手段による
検出量に応じて電動機への電力供給量を制御する制御手
段が設けられていることを特徴とするものである。
【0012】このバッテリ駆動作業機械の制御装置によ
れば、操作レバーが作動位置に設定された状態におい
て、操作レバーの操作量に応じた電力が電動機に供給さ
れ、これによって電動機は上記操作レバーの操作量に応
じた回転速度で回転するため、この回転速度に応じた速
度で作動する油圧ポンプの作動により、作業部材はアク
チュエータを介して上記操作量に応じた作動速度で作動
する。
【0013】このように、操作レバーの設定操作によっ
て作業部材の作動速度を調節することができるため、作
業状況に応じて作業部材の作動速度を変更し、より効率
的な作業機械の運転が実現する。
【0014】本発明の請求項3記載のバッテリ駆動作業
機械の制御装置は、搭載されたバッテリからの電力を得
て駆動する電動機と、この電動機によって駆動される油
圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出される作動油によ
り駆動する複数のアクチュエータと、上記各アクチュエ
ータにそれぞれ対応して設けられ、かつ、対応したアク
チュエータの駆動によって所定の作動を行う複数の作業
部材と、それぞれのアクチュエータに対応して設けら
れ、かつ、上記油圧ポンプから吐出される作動油の流通
および遮断の切り換えを行うことによって上記各作業部
材を運転操作する複数の操作レバーとを備えてなるバッ
テリ駆動作業機械の制御装置において、上記各操作レバ
ーは、上記作業部材が作動を停止する中立位置と、作業
部材が作動する作動位置との間で操作可能に構成され、
全ての操作レバーが中立位置に設定された状態でバッテ
リからの電動機への電力供給を停止するとともに、少な
くとも1つの操作レバーが作業位置に設定された状態で
電動機に電力を供給し、操作レバーの合計の操作量に応
じて電動機に供給する電力量を制御する制御手段が設け
られていることを特徴とするものである。
【0015】このバッテリ駆動作業機械の制御装置によ
れば、複数設けられた作業部材のすべてが作業を中断し
た状態、すなわち全ての操作レバーが中立位置に設定さ
れた状態でバッテリからの電動機への電力供給が停止さ
れるとともに、少なくとも1つの操作レバーが作業位置
に設定されることにより電動機に電力が供給されるた
め、いずれの作業部材も作業を行っていないときに電動
機が駆動して無駄な電力が消費されるという不都合が回
避される。また、操作レバーの合計の操作量に応じて電
動機に供給される電力が制御されるため、常に過不足な
く適正な電力消費が実現する。
【0016】本発明の請求項4記載のバッテリ駆動作業
機械の制御装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載の
バッテリ駆動作業機械の制御装置において、上記操作レ
バーが作動位置に設定された状態で、作業の種類に応じ
て電動機への電力の供給量を設定する作業モード設定器
が設けられていることを特徴とするものである。
【0017】本発明の請求項5記載のバッテリ駆動作業
機械の制御装置は、搭載されたバッテリからの電力を得
て駆動する電動機と、この電動機によって駆動される油
圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出される作動油によ
り駆動するアクチュエータと、このアクチュエータの駆
動によって所定の作動を行う作業部材と、上記油圧ポン
プから吐出される作動油の流通および遮断の切り換えを
行うことによってアクチュエータを介して上記作業部材
を運転操作する操作レバーとを備えてなり、上記操作レ
バーの操作量に応じて所定の変化率でバッテリからの電
力を電動機に供給するように構成されたバッテリ駆動の
作業機械において、上記作業部材の作業の種類が入力さ
れる作業モード設定器が設けられ、この作業モード設定
器は、入力された作業の種類に応じて上記変化率を設定
するように構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0018】本発明の請求項4および5記載の発明によ
れば、作業モード設定器に作業の種類を入力することに
より、操作レバーの操作量に応じてその作業の種類の変
化率で電動機に電力が供給されるため、同一の操作レバ
ーの操作量であっても、作業の種類によって電動機への
電力供給量が異なったものになる。従って、掘削作業な
ど操作レバーの操作に作業部材が敏感に反応する必要が
ある作業の変化率を大きくするとともに、仕上げ作業な
ど操作レバーの操作に作業部材が敏感に反応するのがむ
しろ不適である作業の変化率を小さくする等、それぞれ
の作業の特性に応じて変化率を予め決めておくことによ
り、作業モード設定器に作業の種類を入力することで常
に最適の状態で操作レバーを操作し得るようになり、作
業性が向上するとともに、過操作が抑制され、バッテリ
電力の無駄な消費が抑制される。
【0019】本発明の請求項6記載のバッテリ駆動作業
機械の制御方法は、搭載されたバッテリからの電力を得
て駆動する電動機と、この電動機によって駆動される油
圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出される作動油によ
り駆動するアクチュエータと、このアクチュエータの駆
動によって所定の作動を行う作業部材と、上記油圧ポン
プから吐出される作動油の流通および遮断の切り換えを
行うことによってアクチュエータを介して上記作業部材
が作動する作動位置と、上記作業部材が停止する中立位
置との間で運転操作する操作レバーとを備えてなるバッ
テリ駆動作業機械の制御方法において、上記操作レバー
が中立位置にあるときは上記バッテリからの電動機への
電力供給量を停止し、上記操作レバーが作動位置にある
ときは、操作レバーの操作量に応じてバッテリから電動
機に電力を供給することを特徴とするものである。
【0020】このバッテリ駆動作業機械の制御方法によ
れば、操作レバーが作動位置に設定された状態におい
て、設定手段の操作による設定量に応じた電力が電動機
に供給され、これによって電動機は上記設定量に応じた
回転速度で回転するため、この回転速度に応じた速度で
作動する油圧ポンプの作動により、作業部材はアクチュ
エータを介して上記設定量に応じた作動速度で作動す
る。
【0021】このように、設定手段の設定操作によって
作業部材の作動速度を調節することができるため、作業
状況に応じて作業部材の作動速度を変更し、より効率的
な作業機械の運転が実現する。
【0022】本発明の請求項7記載のバッテリ駆動作業
機械の制御方法は、搭載されたバッテリからの電力を得
て駆動する電動機と、この電動機によって駆動される油
圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出される作動油によ
り駆動するアクチュエータと、このアクチュエータの駆
動によって所定の作動を行う作業部材と、上記油圧ポン
プから吐出される作動油の流通および遮断の切り換えを
行うことによってアクチュエータを介して上記作業部材
が作動する作動位置と、上記作業部材が停止する中立位
置との間で運転操作する操作レバーとを備えてなるバッ
テリ駆動作業機械の制御方法において、上記各操作レバ
ーを上記作業部材が作動を停止する中立位置と、作業部
材が作動する作動位置との間で操作可能に構成し、全て
の操作レバーが中立位置に設定された状態でバッテリか
らの電動機への電力供給を停止するとともに、少なくと
も1つの操作レバーが作業位置に設定された状態で電動
機に電力を供給し、操作レバーの合計の操作量に応じて
電動機に供給する電力量を制御することを特徴とするも
のである。
【0023】このバッテリ駆動作業機械の制御方法によ
れば、複数設けられた作業部材のすべてが作業を中断し
た状態、すなわち全ての操作レバーが中立位置に設定さ
れた状態でバッテリからの電動機への電力供給が停止さ
れるとともに、少なくとも1つの操作レバーが作業位置
に設定されることにより電動機に電力が供給されるた
め、いずれの作業部材も作業を行っていないときに電動
機が駆動して無駄な電力が消費されるという不都合が回
避される。また、操作レバーの合計の操作量に応じて電
動機に供給される電力が制御されるため、常に過不足な
く適正な電力消費が実現する。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る作業機械の
一実施形態を示す側面視の略図である。この図では、作
業機械として小型のショベルカーを示している。ショベ
ルカー1は、オペレータが搭乗して運転操作を行う搭乗
部11と、この搭乗部11の底部に設けられた移動用の
クローラ12と、搭乗部11の前部に屈折自在に設けら
れ、かつ、アクチュエータ14の駆動によって作動する
作業部材13とを備えて形成されている。上記クローラ
12は、それを支持する基台12aの両側部(図1の紙
面に垂直な方向の両側部)に設けられ、上記搭乗部11
はこの基台12aの中心部に立設された垂直軸12c回
りに回動自在に軸支されている。
【0025】上記基台12aには搭乗部11を垂直軸1
2c回りに回動させる方向変更用アクチュエータ11a
が設けられ、このアクチュエータ11aの作動によって
搭乗部11はクローラ12に対して水平方向の向きを変
えることができるようになっている。また、上記クロー
ラ12は、基台12aに設けられた油圧モータ12bに
よって周回駆動し、これによってショベルカー1は前
進、後退および進路変更し得るようになっている。
【0026】上記作業部材13は、搭乗部11の前端部
の水平軸11b回りに回動自在に軸支された基端側アー
ム13aと、この基端側アーム13aの先端部に屈折自
在に連設された先端側アーム13bと、この先端側アー
ム13bの先端部に屈折自在に連設されたショベル13
cとからなっている。また、上記アクチュエータ14
は、基端側アーム13aを水平軸11b回りに回動させ
る基端アクチュエータ14aと、先端側アーム13bを
水平軸11c回りに回動させる中間アクチュエータ14
bと、ショベル13cを水平軸11d回りに回動させる
先端アクチュエータ14cとからなっている。
【0027】一方、搭乗部11内には、バッテリ2が搭
載されているとともに、このバッテリ2からの電力を得
て駆動する電動機3およびこの電動機3によって駆動さ
れる油圧ポンプ4が内装されている。そして、搭乗部1
1および基台12a内には、各アクチュエータ14a,
14b,14c,11aおよび油圧モータ12bに、油
圧ポンプ4の駆動によって生じた油圧を送る複数の循環
系路が設けられているとともに、各油圧系統の作動油の
方向の切り換えおよび作動油の停止を行う複数の切換え
弁が設けられている。
【0028】そして、搭乗部11の後部(図1の右方)
にはオペレータが着座してショベルカー1を運転する運
転席15が設けられているとともに、搭乗部11の前部
には運転席15に対向した操作台16が立設され、この
操作台16に各アクチュエータ14a,14b,14
c,11aおよび油圧モータ12bに対応した複数の操
作手段5が設けられている。これらの操作手段5を操作
することにより、対応した切換え弁を介して対象のアク
チュエータ14a,14b,14c,11aや油圧モー
タ12bへの作動油の供給または供給停止が行われ、こ
れによってアクチュエータ14a,14b,14c,1
1aや油圧モータ12bが駆動したり停止したりするよ
うになっている。
【0029】図2は、本発明に係る第1実施形態の制御
方式を説明するための系統図である。図2においては、
説明の簡素化のために複数ある油圧系統の内、油圧モー
タ12bに係る系統のみを抽出して示している。従っ
て、作業部材13に係る油圧系統の場合は、油圧モータ
12bの位置に、油圧モータ12bに代えて基端側アー
ム13a、先端側アーム13b、ショベル13cを配置
すればよい。図2に示すように、駆動系統6は、油圧系
統61と、電気系統62とを備えて形成されている。油
圧系統61は、上記油圧ポンプ4と、この油圧ポンプ4
と同軸で共回りするパイロットポンプ41と、上記操作
手段5と、方向切換え弁55と、上記油圧モータ12b
とを備えて形成されている。油圧ポンプ4はこれから吐
出される作動油によって油圧モータ12bを回転させる
ためのものであり、パイロットポンプ41は吐出された
パイロットオイルによって方向切換え弁55に切り換え
動作を行わせるためのものである。
【0030】そして、油圧ポンプ4と方向切換え弁55
との間には、第1油圧管路61aが配管されているとと
もに、方向切換え弁55を往復する第2油圧管路61b
が設けられ、この第2油圧管路61bに油圧モータ12
bが介設されている。油圧ポンプ4から吐出された作動
油は、方向切換え弁55の開通状態で第1油圧管路61
aおよび第2油圧管路61bを通って流通し、これによ
って第2油圧管路61bに介設された油圧モータ12b
が所定の方向に回転し、方向切換え弁55の閉止状態で
油圧モータ12bの回転が停止されるようになってい
る。
【0031】また、パイロットポンプ41と操作手段5
との間には、第1パイロット管路61cが配管されてい
るとともに、操作手段5を往復する第2パイロット管路
61dが設けられ、この第2パイロット管路61dに上
記方向切換え弁55が介設されている。そして、パイロ
ットポンプ41から吐出され、第1パイロット管路61
cを介して操作手段5に到達したパイロットオイルの第
2パイロット管路61dへの供給方向を、上記操作レバ
ー51の操作によって設定することにより、操作レバー
51の操作に応じて方向切換え弁55が位置設定され、
これによって油圧モータ12bが所定の方向に回転し、
また、操作レバー51を中立位置に設定することにより
油圧モータ12bの回転は停止することになる。
【0032】上記操作手段5は、上記操作台16(図
1)に上方に向かって突設された操作レバー51を備え
て形成されている。この操作レバー51は棒状を呈し、
基端部に軸受部53が設けられ、この軸受部53に支持
軸53aが嵌入されることによって操作レバー51は支
持軸53a回りに回動自在に軸支された状態になってい
る。
【0033】この軸受部53に左右方向に延びる横杆5
2が設けられ、この横杆52の両側部の下部には、それ
ぞれコイルスプリングを介して一対の切換え弁54が設
けられている。普段、操作手段5は、各コイルスプリン
グの付勢力によって直立した中立位置に位置設定されて
いる。操作手段5が中立位置にある状態では、方向切換
え弁55は、図2に示すように、作動油遮断位置に設定
され、これによって油圧モータ12bは停止状態になっ
ている。
【0034】そして、操作レバー51を支持軸53a回
りに例えば図2における右方に倒すことにより、パイロ
ットポンプ41からのパイロットオイルが第1パイロッ
ト管路61c、右方の切換え弁54および第2パイロッ
ト管路61dに供給され、これによって方向切換え弁5
5が右方に移動して油圧ポンプ4からの作動油が油圧モ
ータ12bの左方から供給され、油圧モータ12bは順
方向に回転する。この油圧モータ12bの回転によって
クローラ12(図1)が順方向に周回し、ショベルカー
1は前進する。
【0035】逆に、図2に示す状態において、操作レバ
ー51を左方に倒すと、パイロットポンプ41からのパ
イロットオイルが第1パイロット管路61c、左方の切
換え弁54および第2パイロット管路61dに供給さ
れ、これによって方向切換え弁55が左方に移動して油
圧ポンプ4からの作動油が油圧モータ12bの右方から
供給され、油圧モータ12bは逆方向に回転する。この
油圧モータ12bの回転によってクローラ12(図1)
が逆方向に周回し、ショベルカー1は後退する。
【0036】上記電気系統62は、バッテリ2と電動機
3とが直列に接続されたループ回路63と、ループ回路
63の直流パルスを制御する制御回路64とを備えて形
成されている。上記制御回路64には、油圧モータ12
bの動作速度を設定するための操作つまみであるアクセ
ルトリマ65と、このアクセルトリマ65の回転操作量
を基に所定の制御信号を出力する制御手段66と、この
制御手段66からの制御信号に基づいてループ回路63
にパルス信号を出力するチョッパ回路67とが設けられ
ている。
【0037】上記ループ回路63には、キースイッチ6
3aが設けられているとともに、トランジスタ(スイッ
チ素子)63bが設けられている。このトランジスタ6
3bのベースは、チョッパ回路(デューティ比制御手
段)67に接続されている。上記キースイッチ63a
は、ショベルカー1の運転を行うときにオンされるもの
であり、このキースイッチ63aがオンされると、バッ
テリ2からの電力が電動機3に供給され、これによって
電動機3が駆動する。
【0038】上記チョッパ回路67は、入力された直流
の電流を一定の周期で断続して出力するものであり、本
実施形態においては、制御手段66からの制御信号に基
づくパルス幅の電圧パルスが出力されるようになってい
る。
【0039】上記アクセルトリマ65は、運転者がショ
ベルカー1の運転操作時に、作業状況を目視しながら、
状況に応じて操作するためのものであり、図1に示すよ
うに、運転席15に着座している運転者の正面に対向す
るように操作台16の適所に設けられている。操作手段
5を作動位置に操作した状態で運転者がこのアクセルト
リマ65を指で摘んで回転操作することにより、この回
転量がアナログ信号として制御手段66に入力され、油
圧モータ12bの回転速度がアクセルトリマ65の操作
量に応じたものになり、これによって現場の状況に応じ
たより木目の細かい作業が行い得るようにしている。
【0040】上記制御手段66は、ショベルカー1の運
転全般の制御を行うためのものであり、その中に上記操
作レバー51の操作量に応じて電動機3に供給する電力
量を制御する電力供給制御部66aが備えられている。
この電力供給制御部66aは、アクセルトリマ65の回
転操作量に応じたデューティ比が得られるように、チョ
ッパ回路67に向けて制御信号を出力するように構成さ
れている。
【0041】上記チョッパ回路67はトランジスタ63
bのベースに向けて電圧パルスが上記デューティ比にな
るための信号を断続的に出力するためのものである。チ
ョッパ回路67からの信号を得たトランジスタ63bは
所定のタイミングのオン・オフ動作を行い、これによっ
て電動機3には上記デューティ比のパルス電圧が印加さ
れ、平均的に電動機3にアクセルトリマ65の回転操作
量に応じた電力が供給される。これによって電動機3は
アクセルトリマ65の回転操作量に応じた回転数で回転
し、電動機3により作動される油圧ポンプ4によって第
1油圧管路61aに吐出される作動油の流量もアクセル
トリマ65の回転操作量に応じたものになり、その結
果、油圧モータ12bの回転速度は、アクセルトリマ6
5の操作量に応じたものになる。従って、アクセルトリ
マ65の操作量に応じてショベルカー1の移動速度が所
定の速度になる。
【0042】図3は、アクセルトリマ65の回転操作量
と、電動機3に印加されるパルス電圧との関係を例示す
る波形図であり、(イ)はアクセルトリマ65が回転操
作される前のホームポジションに設定された状態、
(ロ)はアクセルトリマ65が全回転操作量(360
°)の30%(略110°)操作された状態、(ハ)は
アクセルトリマ65が全回転操作量の60%(略220
°)操作された状態、(ニ)はアクセルトリマ65が全
回転操作量操作された状態をそれぞれ示している。
【0043】まず、図3の(イ)に示すように、アクセ
ルトリマ65がホームポジションに設定された状態で
は、回転操作量「0」の操作信号が制御手段66の電力
供給制御部66aに入力される。電力供給制御部66a
は、操作信号が「0」の場合は、トランジスタ63bの
ベースにはチョッパ回路67から信号が出力されないた
め、トランジスタ63bはオフになり、これによってル
ープ回路63には、図3の(イ)に示すように、バッテ
リ2からの電力は供給されない。従って、電動機3は駆
動されない。
【0044】ついで、図3の(ロ)に示すように、アク
セルトリマ65が全操作量に対して30%、すなわちホ
ームポジションから時計方向に略110°回転操作され
ると、電圧パルスのパルス幅d1は、パルス電圧の周期
Dに対して30%に設定された状態になる(d1/D=
0.3)。すなわち、アクセルトリマ65の回転操作量
に基づく電力供給制御部66aでの演算によってデュー
ティ比が0.3になるような制御信号がチョッパ回路6
7に向けて出力され、これによるチョッパ回路67から
のパルス信号によってトランジスタ63bがデューティ
比を0.3にするようにオン・オフすることにより、電
動機3に図3の(ロ)に示すようなパルス電圧が印加さ
れる。これによってループ回路63を流れる電流の経時
的な平均値は、バッテリ2の起電力の30%になり、電
動機3は、この電圧値に対応する回転速度で回転するこ
とになる。
【0045】ついで、図3の(ハ)に示すように、アク
セルトリマ65の回転操作量が全回転操作量に対して6
0%(略220°)に設定されると、電圧パルスのパル
ス幅d2は、パルス電圧の周期Dに対して60%に設定
されてた状態になり(d2/D=0.6)、これによっ
てループ回路63を流れる電流の経時的な平均値は、バ
ッテリ2の起電力の60%になるため、電動機3は、先
のデューティ比が0.3の場合よりも速い回転速度で回
転することになる。
【0046】そして、図3の(ニ)に示すように、アク
セルトリマ65が最大限(360°)にまで回転操作さ
れると、チョッパ回路67からトランジスタ63bに向
けて信号が常時出力された状態になり、これによってバ
ッテリ2の起電力はすべて電動機3に印加され、電動機
3は最高回転速度で回転することになる。
【0047】以上詳述したように、本発明に係るショベ
ルカー1は、駆動源として内燃機関に代えて電動機3を
用い、搭載したバッテリ2からの電力によって電動機3
を駆動し、これによってショベルカー1の走行および作
業部材13による作業を行うようにしているため、内燃
機関を用いたものに比較し、大きな騒音が発生せず、ま
た排気ガスも排出されないため、本発明に係るショベル
カー1は市街地での土木工事に適している。
【0048】また、制御手段66による制御によって、
アクセルトリマ65がホームポジションに設定された状
態でバッテリ2からの電動機3への電力供給量は「0」
になり、アクセルトリマ65が回転操作された状態でバ
ッテリ2から電動機3に回転操作量に応じた電力を供給
するようにしているため、従来のように、常に一定の電
力が電動機3に供給される場合に比較し、作業の状況に
応じて作業部材13の操作速度を調節することができ、
作業性が向上する。
【0049】さらに、電力供給制御部66aおよびチョ
ッパ回路67の作用によって、アクセルトリマ65の回
転操作量に応じたデューティ比でトランジスタ63bに
オン・オフさせるようにしているため、電動機3は、ア
クセルトリマ65の操作量に応じた回転速度で回転し、
これによって作業部材13や油圧モータ12bはアクセ
ルトリマ65の操作量に応じた速度で作動する。そし
て、本発明は、可変抵抗器やトランスセットを介さずに
PWM制御(パルス幅変調制御)によって電動機3に電
力が供給されるため、可変抵抗器等で無駄な電力が消費
されることはなく、その分バッテリ2の寿命を延ばすこ
とが可能になり、より長時間ショベルカー1を運転する
ことができるようになる。
【0050】図4は、本発明に係る第2実施形態の制御
方式を説明するための系統図である。第2実施形態にお
いては、第1実施形態のアクセルトリマ65に代えて操
作レバー51の操作量を検出することによって、この検
出量に応じて電動機3への電力供給量を制御するように
構成している。
【0051】すなわち、操作手段5には、操作レバー5
1の操作角度(操作量)を検出する操作角度センサ65
0が設けられ、この操作角度センサ650の検出結果が
制御手段66に入力されるようになっている。上記操作
角度センサ650は、操作レバー51の直立状態を基準
にして前後に倒れた時の倒れ角度を検出するように構成
された公知のセンサであり、この操作角度センサ650
の検出結果が電流値あるいは電圧値によるアナログ信号
として制御手段66に入力されるようにしている。
【0052】そして、操作角度センサ650が検出した
電流値あるいは電圧値に応じたデューティ比が得られる
ように、電力供給制御部66aからチョッパ回路67に
向けて制御信号を出力するように構成されている。
【0053】従って、チョッパ回路67はトランジスタ
63bのベースに向けて上記デューティ比が達成される
ための信号を断続的に出力するため、トランジスタ63
bは所定のタイミングのオン・オフ動作を行い、これに
よって電動機3には上記デューティ比のパルス電圧が印
加され、これによって電動機3は操作レバー51の操作
量に応じた回転数で回転し、電動機3により作動される
油圧ポンプ4によって第1油圧管路61aに吐出される
作動油の流量も操作レバー51の操作量に応じたものに
なり、その結果、油圧モータ12bの回転速度は、操作
レバー51の操作量に応じたものになる。
【0054】図5は、操作レバー51の操作量と、ルー
プ回路63を流れるパルス電圧との関係を例示する波形
図であり、(イ)は操作レバー51が中立位置に設定さ
れた状態、(ロ)は操作レバー51が全操作量の30%
操作された状態、(ハ)は操作レバー51が全操作量の
60%操作された状態、(ニ)は操作レバー51が全操
作量操作された状態をそれぞれ示している。
【0055】まず、図5の(イ)に示すように、操作レ
バー51が中立位置に設定された状態では、操作角度セ
ンサ650は、「0」を検出し、この検出信号が制御手
段66の電力供給制御部66aに入力される。電力供給
制御部66aは、検出信号が「0」の場合は、トランジ
スタ63bのベースにはチョッパ回路67からの信号の
出力がないため、トランジスタ63bはオフになり、こ
れによってループ回路63には、図5の(イ)に示すよ
うに、バッテリ2からの電力は供給されない。従って、
電動機3は駆動されず、バッテリ2の電力は消費されな
い。
【0056】ついで、図5の(ロ)に示すように、操作
レバー51が全操作量に対して30%操作されると、電
圧パルスのパルス幅d1は、パルス電圧の周期Dに対し
て30%に設定された状態になる(d1/D=0.
3)。すなわち、操作角度センサ650の検出結果に基
づく電力供給制御部66aでの演算によってデューティ
比が0.3になるような制御信号がチョッパ回路67に
向けて出力され、これによるチョッパ回路67からのパ
ルス信号によってトランジスタ63bがデューティ比を
0.3にするようにオン・オフすることにより、電動機
3に図5の(ロ)に示すようなパルス電圧が印加され
る。これによってループ回路63を流れる電流の経時的
な平均値は、バッテリ2の起電力の30%になり、電動
機3は、この電圧値に対応する回転速度で回転すること
になる。
【0057】ついで、図5の(ハ)に示すように、操作
レバー51の操作量が全操作量に対して60%に設定さ
れると、電圧パルスのパルス幅d2は、パルス電圧の周
期Dに対して60%に設定された状態になっている(d
2/D=0.6)。これによってループ回路63を流れ
る電流の経時的な平均値は、バッテリ2の起電力の60
%になり、電動機3は、先のデューティ比が0.3の場
合よりも速い回転速度で回転することになる。
【0058】そして、図5の(ニ)に示すように、操作
レバー51が最大限にまで操作されると、チョッパ回路
67からトランジスタ63bに向けて信号が常時出力さ
れた状態になり、これによってバッテリ2の起電力はす
べて電動機3に印加され、電動機3は最高回転速度で回
転することになる。
【0059】第2実施形態の制御方式によれば、アクセ
ルトリマ65を回す操作を行うことなく、操作レバー5
1の操作のみで電動機に供給されるバッテリ2からの電
力を調節することができ、操作性が向上する。
【0060】図6は、本発明に係る第3実施形態の制御
方式を説明するための系統図である。第3実施形態にお
いては、第2実施形態の操作レバー51の操作量を操作
角度センサ650によって検出することによる検出量に
応じた電動機3への電力供給量の制御に加えて、作業部
材13を対象とし、作業モードに応じた制御を行うよう
にしている。図6においては、説明の簡素化のために複
数ある作業部材13の油圧系統の内、ショベル13cに
係る先端アクチュエータ14cの系統のみを抽出して示
している。
【0061】この図6に示すように、パイロットポンプ
41と操作手段5との間には、第1パイロット管路61
cが配管されているとともに、操作手段5を往復する第
2パイロット管路61dが設けられ、この第2パイロッ
ト管路61dに上記方向切換え弁55が介設されてい
る。そして、パイロットポンプ41から吐出され、第1
パイロット管路61cを介して操作手段5に到達したパ
イロットオイルの第2パイロット管路61dへの供給方
向を、上記操作レバー51の操作によって設定すること
により、操作レバー51の操作に応じて方向切換え弁5
5が位置設定され、これによって先端アクチュエータ1
4cが所定の方向に作動し、また、操作レバー51を中
立位置に設定することにより先端アクチュエータ14c
の作動は停止されることになる。
【0062】そして、操作手段5が中立位置にある状態
では、方向切換え弁55は、図6に示すように、作動油
遮断位置に設定され、これによって先端アクチュエータ
14cは停止状態になるようにしている。
【0063】そして、操作レバー51を支持軸53a回
りに例えば図6における右方に倒すことにより、パイロ
ットポンプ41からのパイロットオイルが第1パイロッ
ト管路61c、右方の切換え弁54および第2パイロッ
ト管路61dに供給され、これによって方向切換え弁5
5が右方に移動して油圧ポンプ4からの作動油が先端ア
クチュエータ14cの図6における左方(図1における
下方)から供給され、アクチュエータ14cはそのピス
トンロッドがシリンダ内に没入するように作動する。こ
のアクチュエータ14cの作動によってショベル13c
が図1における水平軸11d回りに時計方向に回動して
地面を均す。
【0064】逆に、図6に示す状態において、操作レバ
ー51を左方に倒すと、パイロットポンプ41からのパ
イロットオイルが第1パイロット管路61c、左方の切
換え弁54および第2パイロット管路61dに供給さ
れ、これによって方向切換え弁55が左方に移動して油
圧ポンプ4からの作動油が先端アクチュエータ14cの
図6における右方(図1における上方)から供給され、
先端アクチュエータ14cは逆方向に作動する。この先
端アクチュエータ14cの作動によってショベル13c
が地表または地中の土をすくい取る。
【0065】上記制御回路64には、操作レバー51の
操作角度(操作量)を検出する操作角度センサ65と、
先端アクチュエータ14cが実行する作業モードを設定
するための作業モード設定器651と、上記操作角度セ
ンサ65の検出結果および作業モード設定器651によ
って設定された設定モードを基に所定の制御信号をルー
プ回路63に向けて出力する制御手段66とが設けられ
ている。
【0066】上記作業モード設定器651は、作業部材
13の作業の種類、つまり作業モードを入力し得るよう
に構成されている。上記作業モードとしては、ショベル
13cで地面を深く掘り下げる掘削モード、ショベル1
3cによって地面の凹凸を均す整地モード、および整地
された地表をショベル13cの背面で撫でて平にした
り、ショベル13cをクレーンとして利用する仕上げモ
ードの3種類のモードが採用されている。そして、作業
モード設定器651には、掘削モードボタン652、整
地モードボタン653、および仕上げモードボタン65
4が設けられ、いずれかのボタンを押すことにより押さ
れたボタンのモードが設定されるようにしている。
【0067】上記電力供給制御部66aは、操作レバー
51の操作量および上記作業モード設定器651によっ
て設定された作業モードに応じる制御信号をチョッパ回
路67に向けて出力するように構成されている。
【0068】図7は、操作レバー51の操作量(操作角
度(°))と電動機3の回転数(rpm)との関係を例
示するグラフである。このグラフに示すように、電動機
3の回転数は、操作レバー51の操作量に比例して増減
するようになされている。そして、操作レバー51の操
作量に対する電動機3の回転数の変化率は、仕上げモー
ド、整地モード、掘削モードの順に大きくなるようにし
ている。図7に示す例では、仕上げモードの変化率は、
30(rpm/°)に設定してあり、整地モードの変化
率は、40(rpm/°)に設定してある。また、掘削
モードの変化率は50(rpm/°)に設定してある。
【0069】このように、作業モードに応じて操作レバ
ー51の操作量に対する電動機3の回転数の変化率を異
ならせるようにしているのは、以下の理由による。すな
わち、掘削モードにおいては、ショベル13cによって
地面を掘り下げるため、ショベル13cの先端部が土に
食い込むときには大きな力が要求されるとともに、一旦
食い込んだショベル13cの先端部をすばやく地面から
引き抜かなければならない等、操作レバー51の僅かな
操作量を敏感にショベル13cの運動に反映させる必要
があるのに対して、仕上げモードにおいては、整地され
た地表をショベル13cの背面部で単に撫でるだけであ
るため、操作レバー51の操作量にショベル13cが敏
感に反応するようでは逆に作業が行い難くなるからであ
る。また、整地モードは、掘削モードと仕上げモードと
の略中間の作業内容であるため、その変化率は掘削モー
ドと仕上げモードの中間の値が採用されている。
【0070】そして、上記制御手段66は、作業モード
設定器651によって設定された作業モードに応じる制
御信号をチョッパ回路67に向けて出力するように回路
構成されている。上記制御信号は、バッテリ2から電動
機3に供給される電力をデューティ比制御するものであ
る。
【0071】従って、上記制御信号が入力されたチョッ
パ回路67は、トランジスタ63bのベースに向けて上
記デューティ比が達成されるための信号を断続的に出力
するため、トランジスタ63bは所定のタイミングのオ
ン・オフ動作を行い、これによって電動機3には上記デ
ューティ比のパルス電圧が印加され、平均的に電動機3
に操作レバー51の操作量に応じた電力が供給された状
態になっている。
【0072】これによって電動機3は設定された作業モ
ードにおける操作レバー51の操作量に応じた回転数で
回転し、電動機3により作動される油圧ポンプ4によっ
て第1油圧管路61aに吐出される作動油の流量も操作
レバー51の操作量に応じたものになり、その結果、先
端アクチュエータ14cの作動速度は、設定された作業
モードにおける操作レバー51の操作量に応じたものに
なる。従って、そのモードにおける操作レバー51の操
作量に応じて先端アクチュエータ14cの作動速度が決
まることになる。
【0073】図8は、操作レバー51の操作量と、ルー
プ回路63を流れるパルス電圧との関係を例示する波形
図であり、(イ)は操作レバー51が中立位置に設定さ
れた状態、(ロ)は操作レバー51が全操作量の30%
操作された状態、(ハ)は操作レバー51が全操作量の
60%操作された状態、(ニ)は操作レバー51が全操
作量操作された状態をそれぞれ示している。また、図8
の(イ)〜(ニ)において、実線で掘削モードのパルス
電圧を示し、二点鎖線で仕上げモードのパルス電圧を示
している。
【0074】まず、図8の(イ)に示すように、操作レ
バー51が中立位置に設定された状態では、操作角度セ
ンサ65(図6)は、「0」を検出し、この検出信号が
制御手段66の電力供給制御部66aに入力されると、
電力供給制御部66aは、検出信号が「0」の場合は、
トランジスタ63bのベースにはチョッパ回路67から
の信号の出力がないため、トランジスタ63bはオフに
なり、これによってループ回路63には、図8の(イ)
に示すように、バッテリ2からの電力は供給されない。
従って、電動機3は駆動されず、バッテリ2の電力は消
費されない。
【0075】ついで、図8の(ロ)に示すように、操作
レバー51が全操作量に対して30%だけ操作される
と、掘削モードボタン652が押されることにより作業
モード設定器651に掘削モードが設定されている場合
には、図8の(ロ)に実線で示すように、電圧パルスの
パルス幅d1は、パルス電圧の周期Dに対して30%に
設定された状態になる(d1/D=0.3)。
【0076】すなわち、操作角度センサ65の検出結果
に基づく電力供給制御部66aでの演算によってデュー
ティ比が0.3になるような制御信号がチョッパ回路6
7に向けて出力され、これによるチョッパ回路67から
のパルス信号によってトランジスタ63bがデューティ
比を0.3にするようにオン・オフすることにより、電
動機3に図8の(ロ)に示すようなパルス電圧が印加さ
れる。これによってループ回路63を流れる電流の経時
的な平均値は、バッテリ2の起電力の30%になり、電
動機3は、この電圧値に対応する回転速度で回転するこ
とになる。
【0077】これに対して、図8の(ロ)の状態で、仕
上げモードボタン654の操作によって作業モード設定
器651に仕上げモードが設定されている場合には、二
点鎖線で示すようにパルス電圧のパルス幅e1は、パル
ス電圧の周期Dの18%(30%×30/50)にな
り、デューティ比(e1/D)は0.18になる。
【0078】ついで、図8の(ハ)に示すように、操作
レバー51の操作量が全操作量に対して60%に設定さ
れると、掘削モードに設定されている場合は、電圧パル
スのパルス幅d2は、パルス電圧の周期Dに対して60
%(d2/D=0.6)に設定された状態になり、仕上
げモードに設定されている場合には、電圧パルスのパル
ス幅はパルス電圧の周期Dの36%(e2/D=0.3
6)になる。これによってループ回路63を流れる電流
の経時的な平均値は、設定モードに応じてバッテリ2の
起電力の60%または36%になり、電動機3は、先の
デューティ比が0.3または0.18の場合よりも速い
回転速度で回転することになる。
【0079】そして、図8の(ニ)に示すように、操作
レバー51が最大限にまで操作されると、掘削モードに
おいてはチョッパ回路67からトランジスタ63bに向
けて信号が常時出力された状態になり、これによってバ
ッテリ2の起電力はすべて電動機3に印加され、電動機
3は最高回転速度で回転することになり、仕上げモード
においてはチョッパ回路67からトランジスタ63bに
向けてデューティ比が0.6になる信号が出力され、こ
れに対応した電力が電動機3に供給される。
【0080】なお、図8の(イ)〜(ニ)には、整地モ
ードについての電圧パルスの記載を省略しているが、整
地モードに設定された状態では、デューティ比は掘削モ
ードのデューティ比の80%に設定される。
【0081】第3実施形態の制御方式によれば、作業に
先立って作業モード設定器651に作業の種類に応じた
作業モードを予め入力しておくことにより、操作レバー
51の操作量が同一であっても、作業モード毎に作業部
材13の作業速度が異なるようにしているため、例えば
仕上げモードの作業において操作レバー51の過操作で
ショベル13cがオーバーアクションを行い、その分バ
ッテリ2の消耗が早められたり、掘削モードの作業にお
いて操作レバー51の操作量を大きくしないと作業がは
かどらなくなるというような不都合が生じず、電力消費
の抑制、および作業性の向上を図る上での効果は大き
い。
【0082】以上、駆動系統6として、アクセルトリマ
65や操作レバー51の操作量を検出し、この操作量を
制御手段66に直接入力することで、電動機3に供給さ
れる電力量を積極的に制御する、いわゆるポジティブ制
御が適用された場合の実施形態について説明したが、以
下、油圧ポンプ4から油圧モータ12bに向けて吐出さ
れる作動油の余剰油の流量に基づいて電動機3に供給さ
れる電力量を制御する、いわゆるネガティブ制御が駆動
系統6に適用された場合について、図9〜図11を基に
説明する。
【0083】図9は、本発明に係る第4実施形態の制御
方式を説明するための系統図である。この図に示すよう
に、第4実施形態においては、方向切換え弁55aとし
て、作動油遮断位置に設定された状態で作動油が開度可
変絞り弁56を介して戻り管路61eを通ってオイルタ
ンク57に戻される、いわゆるタンデムセンタと称され
るものが採用されている。また、上記方向切換え弁55
aは、作動油流通位置に設定された状態では、操作レバ
ー51の操作量に比例するパイロットオイルの圧力に比
例して弁の開口面積が変化するように構成されていると
ともに、上記開度可変絞り弁56は、その弁開度が方向
切換え弁55aの弁開度に反比例して変化するように構
成されている。
【0084】従って、作動位置に設定された操作レバー
51の操作量を順次大きくしていくことにより方向切換
え弁55aの弁開度が順次大きくなるとともに、開度可
変絞り弁56の弁開度が順次小さくなり、これによって
油圧ポンプ4から吐出された作動油は、油圧モータ12
bへの流量が順次大きくなるのに対し、開度可変絞り弁
56を通ってオイルタンク57に戻される流量が順次小
さくなるようにしている。逆に、操作レバー51の操作
量を小さくしていくと、方向切換え弁55aの弁開度が
順次小さくなるとともに、開度可変絞り弁56の弁開度
が順次大きくなり、これによって油圧モータ12bへの
作動油の流量が順次小さくなるのに対して開度可変絞り
弁56への流量が多くなるようにしている。
【0085】そして、本実施形態においては、操作レバ
ー51が中立位置に設定されたか否かを検出する中立位
置センサ655が設けられ、操作レバー51が中立位置
に設定されると、中立位置センサ655の検出信号に基
づく制御手段66の制御によってバッテリ2からの電動
機3への電力供給が停止されるとともに、操作レバー5
1が作動位置に設定されると、上記検出信号が中立位置
センサ655から出力されないことに基づく制御手段6
6の制御によって電動機3に電力が供給されるようにな
っている。
【0086】第4実施形態の駆動系統6aによれば、油
圧系統611にはネガティブ制御が採用されているた
め、操作レバー51が作動位置に設定された状態で、制
御手段66からの指令により電動機3に供給される電力
量がたとえ一定であっても、操作レバー51の操作量に
応じて油圧モータ12bに供給される作動油量は変化
し、これによって先端側アーム13b(図1)の動作速
度は操作レバー51の操作量に応じたものになる。
【0087】また、作動位置にある操作レバー51を中
立位置に戻すと、中立位置センサ655がそのことを検
出して検出結果が制御手段66に入力され、これによる
制御手段66の制御によって電動機3への電力供給が停
止され、その分バッテリ2の電力消費を抑えることがで
きる。ついで、中立位置にある操作レバー51を作動位
置に移すと、中立位置センサ655による位置検出が解
消されて電動機3に電力が供給される。
【0088】そして、操作レバー51の中立位置の検出
は、後述するような作動油やパイロットオイルの圧力を
測定して行うものでないため、油圧ポンプ4やパイロッ
トポンプ41が停止していても操作レバー51が中立位
置から作動位置に操作されたことを制御手段66に判別
させることができる。
【0089】図10は、本発明に係る第5実施形態の制
御方式を説明するための系統図である。この図に示すよ
うに、第5実施形態においては、第4実施形態(図9)
と同様のネガティブ制御が採用されている。そして、操
作レバー51の操作量を検出する代わりに、第2パイロ
ット管路61d内を流通するパイロットオイルの圧力を
検出し、このパイロット圧に応じて電動機3に供給され
る電力量を制御するようにしている。
【0090】すなわち、第2パイロット管路61dには
パイロット圧センサ68が設けられ、このパイロット圧
センサ68の検出結果が制御手段66に入力され、以
後、入力されたパイロット圧に基づいて上記同様の制御
手段66による電動機3への電力供給制御が行われるよ
うになっている。
【0091】また、制御手段66には、スタンバイボタ
ン66bが設けられている。このスタンバイボタン66
bは、操作レバー51が一旦中立位置に設定され、これ
によって電動機3への電力供給が停止された後に電動機
3を再スタートさせるときに操作されるものであり、こ
れをオンすることによって必要最小限度の電力がチョッ
パ回路67を介して電動機3に供給されるようになって
おり、この必要最小限度の電力によるパイロットポンプ
41の駆動で操作レバー51を作動位置に設定したと
き、第2パイロット管路61d内に油圧が生じ、これに
よって以後のパイロット圧センサ68による制御を行う
ことができるようになっている。
【0092】この実施形態においては、先の第4実施形
態(図9)と同様にネガティブ制御が採用されているに
も拘らず、操作レバー51の操作量に応じて電動機3へ
の電力供給量が変化するため、先端側アーム13bの動
作速度が操作レバー51の操作量に応じたものになり、
作業が容易になるとともに、電力の消費量も抑えられ
る。
【0093】図11は、本発明に係る第6実施形態の制
御方式を説明するための系統図である。この図に示すよ
うに、第6実施形態においては、第5実施形態(図1
0)と同様のネガティブ制御が採用されている。そし
て、パイロットオイルの圧力を検出する代わりに、開度
可変絞り弁56の下流側の戻り管路61e内の作動油の
圧力を検出し、この戻り圧に応じて電動機3に供給され
る電力量を制御するようにしている。
【0094】そして、第6実施形態においては、開度可
変絞り弁56より下流側の戻り管路61eに、油圧モー
タ12bの駆動に用いられなかった作動油の流量、すな
わち余剰流量を検出する余剰流量センサ69が設けられ
ている。この余剰流量センサ69の検出結果は逐一制御
手段66に入力され、これを受けた制御手段66は、上
記検出結果に反比例した制御信号をチョッパ回路67に
向けて出力するように構成されている。このように構成
される理由は、作動油の余剰流量は、操作レバー51の
操作量に反比例するためである。また、制御手段66に
は、第5実施形態(図10)と同様のスタンバイボタン
66bが設けられている。
【0095】この実施形態においても、先の第4実施形
態(図9)と同様にネガティブ制御が採用されているに
も拘らず、操作レバー51の操作量に応じて電動機3へ
の電力供給量が変化するため、先端側アーム13bの動
作速度が操作レバー51の操作量に応じたものになり、
作業が容易になるとともに、電力の消費量も抑えられ
る。
【0096】本発明は、以上の実施形態に限定されるも
のではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0097】(1)上記の実施形態においては、作業機
械としてクローラ式のショベルカー1を例に挙げて説明
したが、本発明は作業機械がクローラ式のショベルカー
であることに限定されるものではなく、ホイール式のシ
ョベルカーであってもよいし、クローラ式、ホイール式
に拘らず、その他の作業機械、例えばクレーン車、ロー
ダー車等であってもよい。
【0098】(2)上記の実施形態においては、作業部
材13の作動、搭乗部11の旋回、クローラ12の駆動
は、いずれも油圧ポンプ4の駆動による各アクチュエー
タ11a,14a,14b,14c、およびクローラ1
2の駆動によって行われるようにしているが、こうする
代りに、例えばクローラ12は、電動機3の回転力を油
圧ポンプ4を介さずに直接クローラ12に伝達すること
によって駆動させるようにする等、油圧ポンプ4を介さ
ないで駆動させるようにしてもよい。
【0099】(3)上記の第2実施形態においては、設
定手段として摘みスイッチ式のアクセルトリマ65が用
いられているが、アクセルトリマ65に代えて把持部を
把持して操作する操作桿や、足踏み式のアクセル部材を
採用してもよい。
【0100】(4)上記の第3実施形態(図6)におい
ては、作業モードに応じたデューティ制御をショベル1
3cに適用しているが、本発明は、上記制御がショベル
13cに適用されることに限定されるものではなく、基
端側アーム13a、先端側アーム13b、方向変更用ア
クチュエータ11a、および油圧モータ12bの内のい
ずれかあるいは全てに適用してもよい。
【0101】(5)上記の第5および第6実施形態(図
10および図11)においては、制御手段66にスタン
バイボタン66bを設け、これによって中立位置に設定
されて電動機3が停止している状態の操作レバー51を
作動位置に操作するに先立ち、スタンバイボタン66b
をオン操作することによって電動機3に必要最小限の電
力を供給して駆動させ、油圧ポンプ4およびパイロット
ポンプ41の駆動で作動油およびパイロットオイルを昇
圧し、これによって余剰流量センサ69やパイロット圧
センサ68が圧力検出し得るようにしているが、スタン
バイボタン66bを設ける代わりに、操作レバー51が
中立位置から作動位置に移行したことを検出するセンサ
を設け(第4実施形態(図9))、このセンサが操作レ
バー51の作動位置への移行を検出したときにまず必要
最小限の電力を電動機3に供給するようにしてもよい。
こうすることで、中立位置にある操作レバー51を作動
位置に操作するに際し、この操作の前に予めスタンバイ
ボタン66bの操作が必要になるという煩雑さが解消さ
れ、ショベルカー1の運転操作がより容易になる。
【0102】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のバッテリ駆動作
業機械の制御装置によれば、アクチュエータを介して作
業部材を運転操作する操作レバーを、作業部材が作動を
停止する中立位置と、作業部材が作動する作動位置との
間で操作可能に構成し、操作レバーが作動位置に操作さ
れた状態で上記バッテリからの電動機への電力供給量を
設定する設定手段を設け、制御手段の制御によって設定
手段の操作量に応じて電動機への電力供給量を調節する
ように構成したため、操作レバーが作動位置に設定され
た状態において、設定手段の操作による設定量に応じた
電力が電動機に供給され、これによって電動機は上記設
定量に応じた回転速度で回転し、この回転速度に応じた
速度で作動する油圧ポンプの作動により、作業部材をア
クチュエータを介して上記設定量に応じた作動速度で作
動させることができる。
【0103】このように、設定手段の設定操作によって
作業部材の作動速度を調節することができるため、作業
状況に応じて作業部材の作動速度を変更し、これによっ
て作業機械をより効率的に運転することができる。
【0104】本発明の請求項2記載のバッテリ駆動作業
機械の制御装置によれば、操作レバーを作業部材が作動
を停止する中立位置と、作業部材が作動する作動位置と
の間で操作可能に構成し、作動位置における操作レバー
の操作量を検出する操作量検出手段を設け、操作レバー
が中立位置に操作された状態でバッテリからの電動機へ
の電力供給を停止し、操作レバーが作動位置に操作され
た状態でバッテリから電動機に電力を供給するととも
に、制御手段の制御によって操作量検出手段による検出
量に応じて電動機への電力供給量を調節するように構成
したため、操作レバーが作動位置に設定された状態にお
いて、操作レバー操作量に応じた電力が電動機に供給さ
れ、これによって電動機は上記設定量に応じた回転速度
で回転し、この回転速度に応じた速度で作動する油圧ポ
ンプの作動により、作業部材をアクチュエータを介して
上記設定量に応じた作動速度で作動させることができ
る。
【0105】このように、操作レバーの操作量によって
作業部材の作動速度を調節することができるため、作業
状況に応じて作業部材の作動速度を変更し、より効率的
な作業機械の運転を実現させることができる。
【0106】本発明の請求項3記載のバッテリ駆動作業
機械の制御装置によれば、複数のアクチュエータアクチ
ュエータにそれぞれ対応し、かつ、対応したアクチュエ
ータの駆動によって所定の作動を行う複数の作業部材を
設けるとともに、各作動部材に対応し、かつ、中立位置
と作動位置との間で操作可能な複数の操作レバーを設
け、全ての操作レバーが中立位置に設定された状態でバ
ッテリからの電動機への電力供給を停止するとともに、
制御手段は、少なくとも1つの操作レバーが作業位置に
設定された状態で電動機に電力を供給し、操作レバーの
合計の操作量に応じて電動機に電力を供給するように構
成したため、複数設けられた作業部材のすべてが作業を
中断した状態、すなわち全ての操作レバーが中立位置に
設定された状態でバッテリからの電動機への電力供給を
停止することができるとともに、少なくとも1つの操作
レバーが作業位置に設定されることにより電動機に電力
を供給することができる。そして、いずれの作業部材も
作業を行っていないときに電動機が駆動して無駄な電力
が消費されるという不都合を回避することができ、さら
に操作レバーの合計の操作量に応じて電動機に電力を供
給することで、常に過不足なく適正な電力が電動機に供
給され、これによって無駄な電力消費をなくすことがで
きる。
【0107】本発明の請求項4および5記載のバッテリ
駆動作業機械の制御装置によれば、操作レバーが作動位
置に設定された状態で、作業の種類に応じて電動機への
電力の供給量を設定する作業モード設定器を設けたた
め、作業モード設定器に作業の種類を入力することによ
り、操作レバーの操作量に応じてその作業の種類の変化
率で電動機に電力が供給されるため、同一の操作レバー
の操作量であっても、作業の種類によって電動機への電
力供給量が異なったものにすることができる。従って、
掘削作業など操作レバーの操作に作業部材が敏感に反応
する必要がある作業の変化率を大きくするとともに、仕
上げ作業など操作レバーの操作に作業部材が敏感に反応
するのがむしろ不適である作業の変化率を小さくする
等、それぞれの作業の特性に応じて変化率を予め決めて
おくことにより、作業モード設定器に作業の種類を入力
することで常に最適の状態で操作レバーを操作し得るよ
うになり、作業性が向上するとともに、過操作が抑制さ
れ、バッテリ電力の無駄な消費を抑制することができ
る。
【0108】本発明の請求項6記載のバッテリ駆動作業
機械の制御方法によれば、操作レバーが中立位置にある
ときは上記バッテリからの電動機への電力供給量を停止
し、上記操作レバーが作動位置にあるときは、操作レバ
ーの操作量に応じてバッテリから電動機に電力を供給す
るようにしたため、操作レバーが作動位置に設定された
状態において、設定手段の操作による設定量に応じた電
力が電動機に供給され、これによって電動機は上記設定
量に応じた回転速度で回転し、この回転速度に応じた速
度で作動する油圧ポンプの作動により、作業部材をアク
チュエータを介して操作レバーの操作量に応じた作動速
度で作動させることができる。
【0109】このように、設定手段の設定操作によって
作業部材の作動速度を調節することができるため、作業
状況に応じて作業部材の作動速度を変更し、より効率的
な作業機械の運転を実現することができる。
【0110】本発明の請求項7記載のバッテリ駆動作業
機械の制御方法によれば、複数設けた操作レバーのそれ
ぞれを、各操作レバーに対応した作業部材が作動を停止
する中立位置と、作業部材が作動する作動位置との間で
操作可能に構成し、全ての操作レバーが中立位置に設定
された状態でバッテリからの電動機への電力供給を停止
するとともに、少なくとも1つの操作レバーが作業位置
に設定された状態で電動機に電力を供給し、操作レバー
の合計の操作量に応じて電動機に供給する電力量を制御
するようにしたため、複数設けられた作業部材のすべて
が作業を中断した状態、すなわち全ての操作レバーが中
立位置に設定された状態でバッテリからの電動機への電
力供給が停止されるとともに、少なくとも1つの操作レ
バーが作業位置に設定されることにより電動機に電力が
供給され、いずれの作業部材も作業を行っていないとき
に電動機が駆動して無駄な電力が消費されるという不都
合を回避することができる。また、操作レバーの合計の
操作量に応じて電動機に供給される電力が制御されるた
め、常に過不足なく適正に電動機に電力を供給すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作業機械の一実施形態を示す側面
視の略図である。
【図2】本発明に係る第1実施形態の制御方式を説明す
るための系統図である。
【図3】(イ)〜(ニ)は、アクセルトリマの操作量
と、電動機に印加されるパルス電圧との関係を例示する
波形図である。
【図4】本発明に係る第2実施形態の制御方式を説明す
るための系統図である。
【図5】(イ)〜(ニ)は、操作レバー51の操作量
と、ループ回路63を流れるパルス電圧との関係を例示
する波形図である。
【図6】本発明に係る第3実施形態の制御方式を説明す
るための系統図である。
【図7】操作レバーの操作量(操作角度(°))と電動
機3の回転数(rpm)との関係を例示するグラフであ
る。
【図8】(イ)〜(ニ)は、操作レバー51の操作量
と、ループ回路63を流れるパルス電圧との関係を例示
する波形図である。
【図9】本発明に係る第4実施形態の制御方式を説明す
るための系統図である。
【図10】本発明に係る第5実施形態の制御方式を説明
するための系統図である。
【図11】本発明に係る第6実施形態の制御方式を説明
するための系統図である。
【符号の説明】
1 ショベルカー 11 搭乗部 11a 方向変更用アクチュエータ 11b 水平軸 11c 水平軸 12 クローラ 12a 基台 12b 油圧モータ 12c 垂直軸 13 作業部材 13a 基端側アーム 13b 先端側アーム 13c ショベル 14 アクチュエータ 14a 基端アクチュエータ 14b 中間アクチュエータ 14c 先端アクチュエータ 2 バッテリ 3 電動機 4 油圧ポンプ 41 パイロットポンプ 5 操作手段 51 操作レバー 52 横杆 53 軸受部 53a 支持軸 54 切換え弁 55 方向切換え弁 56 開度可変絞り弁 6 駆動系統 61 油圧系統 61a 第1油圧管路 61b 第2油圧管路 61c 第1パイロット管路 61d 第2パイロット管路 62 電気系統 63 ループ回路 63a キースイッチ 63b トランジスタ 64 制御回路 65 アクセルトリマ(操作つまみ) 651 作業モード設定器 652 掘削モードボタン 653 整地モードボタン 654 仕上げモードボタン 655 中立位置センサ 66 制御手段 66a 電力供給制御部 67 チョッパ回路 68 パイロット圧センサ 69 余剰流量センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搭載されたバッテリからの電力を得て駆
    動する電動機と、この電動機によって駆動される油圧ポ
    ンプと、この油圧ポンプから吐出される作動油により駆
    動するアクチュエータと、このアクチュエータの駆動に
    よって所定の作動を行う作業部材と、上記油圧ポンプか
    ら吐出される作動油の流通および遮断の切り換えを行う
    ことによってアクチュエータを介して上記作業部材を運
    転操作する操作レバーとを備えてなるバッテリ駆動作業
    機械の制御装置において、上記操作レバーは、上記作業
    部材が作動を停止する中立位置と、作業部材が作動する
    作動位置との間で操作可能に構成され、上記バッテリか
    らの電動機への電力供給量を設定する設定手段と、この
    設定手段の操作量に応じて電動機への電力供給量を制御
    する制御手段が設けられていることを特徴とするバッテ
    リ駆動作業機械の制御装置。
  2. 【請求項2】 搭載されたバッテリからの電力を得て駆
    動する電動機と、この電動機によって駆動される油圧ポ
    ンプと、この油圧ポンプから吐出される作動油により駆
    動するアクチュエータと、このアクチュエータの駆動に
    よって所定の作動を行う作業部材と、上記油圧ポンプか
    ら吐出される作動油の流通および遮断の切り換えを行う
    ことによってアクチュエータを介して上記作業部材を運
    転操作する操作レバーとを備えてなるバッテリ駆動作業
    機械の制御装置において、上記操作レバーは、上記作業
    部材が作動を停止する中立位置と、作業部材が作動する
    作動位置との間で操作可能に構成され、上記作動位置に
    おける操作レバーの操作量を検出する操作量検出手段が
    設けられ、操作レバーが中立位置に操作された状態でバ
    ッテリからの電動機への電力供給を停止し、操作レバー
    が作動位置に操作された状態でバッテリから電動機に電
    力を供給するとともに、上記操作量検出手段による検出
    量に応じて電動機への電力供給量を制御する制御手段が
    設けられていることを特徴とするバッテリ駆動作業機械
    の制御装置。
  3. 【請求項3】 搭載されたバッテリからの電力を得て駆
    動する電動機と、この電動機によって駆動される油圧ポ
    ンプと、この油圧ポンプから吐出される作動油により駆
    動する複数のアクチュエータと、上記各アクチュエータ
    にそれぞれ対応して設けられ、かつ、対応したアクチュ
    エータの駆動によって所定の作動を行う複数の作業部材
    と、それぞれのアクチュエータに対応して設けられ、か
    つ、上記油圧ポンプから吐出される作動油の流通および
    遮断の切り換えを行うことによって上記各作業部材を運
    転操作する複数の操作レバーとを備えてなるバッテリ駆
    動作業機械の制御装置において、上記各操作レバーは、
    上記作業部材が作動を停止する中立位置と、作業部材が
    作動する作動位置との間で操作可能に構成され、全ての
    操作レバーが中立位置に設定された状態でバッテリから
    の電動機への電力供給を停止するとともに、少なくとも
    1つの操作レバーが作業位置に設定された状態で電動機
    に電力を供給し、操作レバーの合計の操作量に応じて電
    動機に供給する電力量を制御する制御手段が設けられて
    いることを特徴とするバッテリ駆動作業機械の制御装
    置。
  4. 【請求項4】 上記操作レバーが作動位置に設定された
    状態で、作業の種類に応じて電動機への電力の供給量を
    設定する作業モード設定器が設けられていることを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載のバッテリ駆動
    作業機械の制御装置。
  5. 【請求項5】 搭載されたバッテリからの電力を得て駆
    動する電動機と、この電動機によって駆動される油圧ポ
    ンプと、この油圧ポンプから吐出される作動油により駆
    動するアクチュエータと、このアクチュエータの駆動に
    よって所定の作動を行う作業部材と、上記油圧ポンプか
    ら吐出される作動油の流通および遮断の切り換えを行う
    ことによってアクチュエータを介して上記作業部材を運
    転操作する操作レバーとを備えてなり、上記操作レバー
    の操作量に応じて所定の変化率でバッテリからの電力を
    電動機に供給するように構成されたバッテリ駆動の作業
    機械において、上記作業部材の作業の種類が入力される
    作業モード設定器が設けられ、この作業モード設定器
    は、入力された作業の種類に応じて上記変化率を設定す
    るように構成されていることをバッテリ駆動作業機械の
    制御装置。
  6. 【請求項6】 搭載されたバッテリからの電力を得て駆
    動する電動機と、この電動機によって駆動される油圧ポ
    ンプと、この油圧ポンプから吐出される作動油により駆
    動するアクチュエータと、このアクチュエータの駆動に
    よって所定の作動を行う作業部材と、上記油圧ポンプか
    ら吐出される作動油の流通および遮断の切り換えを行う
    ことによってアクチュエータを介して上記作業部材が作
    動する作動位置と、上記作業部材が停止する中立位置と
    の間で運転操作する操作レバーとを備えてなるバッテリ
    駆動作業機械の制御方法において、上記操作レバーが中
    立位置にあるときは上記バッテリからの電動機への電力
    供給量を停止し、上記操作レバーが作動位置にあるとき
    は、操作レバーの操作量に応じてバッテリから電動機に
    電力を供給することを特徴とするバッテリ駆動作業機械
    の制御方法。
  7. 【請求項7】 搭載されたバッテリからの電力を得て駆
    動する電動機と、この電動機によって駆動される油圧ポ
    ンプと、この油圧ポンプから吐出される作動油により駆
    動するアクチュエータと、このアクチュエータの駆動に
    よって所定の作動を行う作業部材と、上記油圧ポンプか
    ら吐出される作動油の流通および遮断の切り換えを行う
    ことによってアクチュエータを介して上記作業部材が作
    動する作動位置と、上記作業部材が停止する中立位置と
    の間で運転操作する操作レバーとを備えてなるバッテリ
    駆動作業機械の制御方法において、上記各操作レバーを
    上記作業部材が作動を停止する中立位置と、作業部材が
    作動する作動位置との間で操作可能に構成し、全ての操
    作レバーが中立位置に設定された状態でバッテリからの
    電動機への電力供給を停止するとともに、少なくとも1
    つの操作レバーが作業位置に設定された状態で電動機に
    電力を供給し、操作レバーの合計の操作量に応じて電動
    機に供給する電力量を制御することを特徴とするバッテ
    リ駆動作業機械の制御方法。
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