JP2007217992A - 建設機械の動作制御装置 - Google Patents

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Tadao Osuga
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Abstract

【課題】旋回を電動機で駆動するハイブリッドショベルにおける最適な旋回の動作制御及びブームとの複合操作ができるようにするとともに、アタッチメントを元の位置に素早く戻して、サイクルタイムを短縮し、作業の効率化が図れるようにする。
【解決手段】発電機33に電力コントローラ37を介してバッテリ38と旋回用電動機39とを接続し、これらの間で、相互に電気エネルギーの授受を可能にするとともに、電力コントローラ37に旋回操作レバー43の操作量に対して旋回用電動機39により駆動される旋回部の旋回速度を複数段階に切り換え可能なモード選択手段41を接続した。また、エンジン31により発電機33及び油圧ポンプ34を駆動し、油圧ポンプ34を駆動源とするブーム上げ操作と発電機33またはバッテリ38からの電気エネルギーを駆動源とする旋回部の旋回操作を複合的に行った場合に、旋回部の旋回速度を複数段階に切り換え可能にした。
【選択図】図1

Description

本発明は油圧ショベル等の建設機械の動作制御装置に関するものであり、特に、旋回を電動機で駆動する建設機械の動作制御装置に関するものであり、更には、ブーム上げ操作と上部旋回体の旋回操作を同時に行う複合操作型の建設機械の動作制御装置に関するものである。
図4は、従来から建設機械として知られる油圧ショベルの一例を示す。図4において、油圧ショベル10は、クローラ式の下部走行体11の上に、旋回機構12を介して、上部旋回体13を縦軸まわりに旋回自在に搭載している。また、上部旋回体13には、その前方側部にキャブ14が設けられているとともに、前方中央部にブーム15とアーム16とバケット17、及び、これらを駆動するアクチュエータとしてのブームシリンダ18,アームシリンダ19,バケットシリンダ20からなる掘削アタッチメント21を取り付けている。
従来、このような油圧ショベル等の建設機械においては、一般に、ブーム上げ動作及び上部旋回体の旋回動作は共に油圧駆動で行われていた。この形式では、ブーム上げと旋回の複合動作を同時に行った場合、負荷の小さい方に圧油が流れてしまい、思った通りの制御ができないという問題があった。
そこで、この問題を解決するために、圧力補償等によるバルブにより、ブームシリンダと旋回モータへの圧油の流量調整を可能としたもの(例えば、特許文献1参照)や、コントローラで最適な流量配分を演算し、ブーム上げと旋回の複合動作の起動時にはブーム上げを優先させ、その後に旋回動作を優先させるもの(例えば、特許文献2参照)等が提案されている。
また、近年、地球温暖化、エネルギーの枯渇、原油高騰により環境面を考慮し、エネルギー効率のよいハイブリッド自動車が出現し、建設機械においても、エンジンで駆動される発電機の電気エネルギーと、その発電機の電気エネルギーを充電したバッテリの電気エネルギーで複数の電動機を駆動し、一部の電動機でブームシリンダ等のアクチュエータに圧油を供給する油圧ポンプを駆動し、他の電動機で旋回動作及び走行動作を行わせるようにしたハイブリッドショベルが提案されている(例えば、特許文献3、特許文献4参照)。
特開平10−37250号公報。 特開2005−83427号公報。 特開2001−3398号公報。 特開2002−242234号公報。
特許文献1及び特許文献2に記載される発明は、いずれもブームシリンダと旋回モータへの流量配分により圧油の供給を行うものであるが、特許文献1に記載される発明は、圧力補償弁の開度を調節して行うため、バラツキがあり、精度に欠けるという問題がある。
一方、特許文献2に記載される発明は、コントローラで圧油ポンプの最適な流量配分を演算し、その信号をレギュレータに導出して第1油圧ポンプと第2油圧ポンプの流量に差をつけるものであるため、ブーム上げと旋回が独立している場合は問題がないが、通常、ブーム上げは合流回路により第1油圧ポンプと第2油圧ポンプの流量を合流させるため、第1油圧ポンプと第2油圧ポンプの流量に差をつけるだけでは、正確な流量配分を行うことができない。
特許文献3及び4に記載される発明は、一部の電動機でブームシリンダ等のアクチュエータに圧油を供給する油圧ポンプを駆動し、他の電動機で旋回動作及び走行動作を行わせるハイブリッドショベルではあるが、旋回の動作制御及びブーム上げと旋回の複合操作については特に明示されていない。
そこで、旋回を電動機で駆動するハイブリッドショベルにおける最適な旋回の動作制御及び複合操作、特に油圧ポンプを駆動源とするブーム上げ操作と電動機を駆動源とする上部旋回体の旋回操作を同時に行う複合操作において、ブーム上げ操作と上部旋回体の旋回操作を最適、かつ、効果的に行うことができるようにするとともに、アタッチメントを元の位置に素早く戻して、サイクルタイムを短縮し、作業の効率化を図るために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、エンジンにより駆動される発電機を具備し、該発電機の電気エネルギーまたは該発電機の電気エネルギーを充電させたバッテリからの電気エネルギーを駆動源とする旋回部の旋回操作を行うことが可能な建設機械の動作制御装置において、前記発電機に電力コントローラを介して前記バッテリと旋回用電動機とを接続し、前記発電機と前記バッテリと前記旋回用電動機の間で、相互に電気エネルギーの授受を可能にするとともに、前記電力コントローラに、前記旋回部の旋回量を操作する旋回操作レバーの操作量を検出する旋回検出手段と、前記旋回用電動機により駆動される旋回部の旋回速度(旋回加速度又は旋回トルク)を複数段階に切り換え可能なモード選択手段を接続した建設機械の動作制御装置を提供する。
この構成によれば、旋回部の旋回操作を行う前にモード選択手段によりモードを選択し、または、旋回部の旋回操作を行っている途中で、モード選択手段を操作してモードを切り換えると、旋回を電動機で駆動するハイブリッドショベルにおいて、作業内容に適した旋回速度(旋回加速度又は旋回トルク)を得ることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、エンジンにより発電機及び油圧ポンプを駆動し、該油圧ポンプを駆動源とするブーム上げ操作と上記旋回部の旋回操作を複合的に行った場合に、上記旋回部の旋回速度(旋回加速度又は旋回トルク)を複数段階に切り換え可能にした建設機械の動作制御装置を提供する。
この構成によれば、ブーム上げ操作と旋回部の旋回操作を行う前にモード選択手段によりモードを選択し、または、ブーム上げ操作と旋回部の旋回操作を複合的に行っている途中で、モード選択手段を操作してモードを切り換えると、ブーム上げ操作に対する上部旋回体の旋回操作の形態を切り換えることができ、ブーム上げ操作は油圧ポンプから供給される圧油で行われ、旋回部の旋回操作は発電機またはバッテリからの電気エネルギーにより電力コントローラを介して行われるというように、動力源を別にして駆動させることができる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、モード選択手段により選択されるモードを、旋回操作レバーの操作量に応じて旋回用電動機に供給される電気エネルギーが、旋回部の旋回速度(旋回加速度又は旋回トルク)よりもブームの上昇速度が優先するようにして供給されるハイダンプモードと、ブームの上昇速度よりも旋回部の旋回速度(旋回加速度又は旋回トルク)が優先するようにして供給されるローダンプモードとした建設機械の動作制御装置を提供する。
この構成によれば、モード選択手段を操作することにより、旋回部の旋回速度(旋回加速度又は旋回トルク)よりもブームの上昇速度が優先するハイダンプモード、あるいはブームの上昇速度よりも旋回部の旋回速度(旋回加速度又は旋回トルク)が優先するローダンプモードに切り換えて動作を行わせることができる。
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の発明において、ブーム上げと旋回を同時操作した場合にモード選択手段によるモード選択を可能とし、他の操作ではモード選択が自動的に解除される建設機械の動作制御装置を提供する。
この構成によれば、モード選択手段によりモード選択をしてブーム上げと旋回の複合操作を行った後に、アタッチメントを元の位置に戻すためにブーム下げと旋回の複合操作等を行った場合、選択したモードが自動的に解除され、クイックリターンが可能になる。
請求項1記載の発明は、旋回部の旋回操作を行う前にモード選択手段によりモードを選択し、または、旋回部の旋回操作を行っている途中で、モード選択手段を操作してモードを切り換えると、旋回を電動機で駆動するハイブリッドショベルにおいて、上部旋回体の旋回操作の形態を、最適、かつ、効果的な制御の形に簡単に切り換えることができ、作業内容に適した旋回速度(旋回加速度又は旋回トルク)を得ることができる。
請求項2記載の発明は、ブーム上げ操作と旋回部の旋回操作を行う前にモード選択手段によりモードを選択し、または、ブーム上げ操作と旋回部の旋回操作とを複合的に行っている途中で、モード選択手段を操作してモードを切り換えると、ブーム上げ操作に対する上部旋回体の旋回操作の形態を、最適、かつ、効果的な制御の形に簡単に切り換えることができ、ブーム上げ操作は油圧ポンプから供給される圧油で行われ、旋回部の旋回操作は発電機またはバッテリからの電気エネルギーにより電力コントローラを介して行われるというように、動力源が別々であるため、それぞれの動作が確実になされる。
請求項3記載の発明は、ブーム上げ操作と旋回部の旋回操作を行う前にモード選択手段によりモードを選択し、または、ブーム上げ操作と旋回部の旋回操作を複合的に行っている途中で、モード選択手段を操作してモードを切り換えると、ブームの上昇速度が旋回部の旋回速度(旋回加速度又は旋回トルク)より優先するハイダンプモード、あるいは旋回部の旋回速度(旋回加速度又は旋回トルク)がブームの上昇速度より優先するローダンプモードに切り換えて動作を行わせることができるので、実作業に適したハイダンプモード又はローダンプモードを予め設定しておけば操作性の向上及び作業の効率化を図ることができる。
請求項4記載の発明は、モード選択手段によりモード選択をしてブーム上げと旋回の複合操作を行った後に、アタッチメントを元の位置に戻すためにブーム下げと旋回の複合操作等行った場合、選択したモードが自動的に解除され、クイックリターンが可能になり、サイクルタイムを短縮することができ、作業の効率化を図ることができる。
以下、本発明のハイブリッド建設機械について、好適な実施例をあげて説明する。旋回を電動機で駆動するハイブリッドショベルにおける最適な旋回の動作制御及び複合操作、特に油圧ポンプを駆動源とするブーム上げ操作と電動機を駆動源とする上部旋回体の旋回操作を同時に行う複合操作において、ブーム上げ操作と上部旋回体の旋回操作を最適、かつ、効果的に行うことができるようにするとともに、アタッチメントを元の位置に素早く戻して、サイクルタイムを短縮し、作業の効率化を図るという目的を達成するために、エンジンにより駆動される発電機を具備し、該発電機の電気エネルギーまたは該発電機の電気エネルギーを充電させたバッテリからの電気エネルギーを駆動源とする旋回部の旋回操作を行うことが可能な建設機械の動作制御装置において、前記発電機に電力コントローラを介して前記バッテリと旋回用電動機とを接続し、前記発電機と前記バッテリと前記旋回用電動機の間で、相互に電気エネルギーの授受を可能にするとともに、前記電力コントローラに、前記旋回部の旋回量を操作する旋回操作レバーの操作量を検出する旋回検出手段と、前記旋回用電動機により駆動される旋回部の旋回速度(旋回加速度又は旋回トルク)を複数段階に切り換え可能なモード選択手段を接続することにより、また、エンジンにより発電機及び油圧ポンプを駆動し、該油圧ポンプを駆動源とするブーム上げ操作と旋回部の旋回操作を複合的に行った場合に、旋回部の旋回速度(旋回加速度又は旋回トルク)を複数段階に切り換え可能にすることにより、更に、前記モード選択手段によりモード選択をしてブーム上げと旋回の複合操作を行った後に、アタッチメントを元の位置に戻すためにブーム下げと旋回の複合操作等行った場合、選択したモードを自動的に解除させることにより実現した。
図1は本発明の実施例として示すハイブリッド建設機械のシステムブロック図である。このシステムを、図4に示した油圧ショベルに適用した場合として説明する。
エンジン31の出力軸には、変速機32を介して発電機33及び油圧ポンプ34がパラレルに連結されている。また、エンジン31には、エンジン回転数を制御するメインコントローラ35と、このメインコントローラ35に設定回転数を指示するスロットルボリューム36とが連結されている。なお、メインコントローラ35は、システム全体を制御するものであり、マイクロコンピュータを主体として構成されている。
発電機33は、電力コントローラ37を介してバッテリ38と上部旋回体を回転させる旋回用電動機39とに接続されており、エンジン31の回転力が作用しているときには発電し、旋回用電動機39に電気エネルギーを供給するとともに、余力があるときには電力コントローラ37の制御下で発電電力をバッテリ38に蓄える。バッテリ38は、旋回用電動機39が駆動するとき、発電機33の電気エネルギーだけでは足りない場合に、電力コントローラ37の制御下で電気エネルギーを旋回電動機39に給電する。
電力コントローラ37は、メインコントローラ35と結線され、該メインコントローラ35の制御下で、バッテリ38、旋回用電動機39、ブーム下げ時に油圧モータ51により駆動される回生用発電機40との間の給電制御を行う。この電力コントローラ37には、更にモード選択手段41及び旋回検出手段としてのポテンショメータ42が接続されている。そして、電力コントローラ37は、モード選択手段41及びポテンショメータ42からの信号に基づいて制御を行うだけでなく、発電機33、バッテリ38及び旋回用電動機39の間で、相互に電気エネルギーの授受を可能にするために、インバータ及びコンバータとしての機能も有する。なお、発電機33、バッテリ38及び旋回用電動機39の間で、相互に電気エネルギーの授受を可能としたのは、発電機33が電動機として、また、旋回用電動機39が発電機として機能させる場合があるからであり、具体的には、旋回用電動機39の慣性力で回生電気エネルギーを発生させ、その回生電気エネルギーをバッテリ38に蓄電し、該バッテリ38から発電機33に電気エネルギーを供給して油圧ポンプ34の駆動をアシストすることも可能である。
旋回用操作レバー43は、上部旋回体の旋回を操作するための操作部材であり、該旋回用操作レバー43を傾倒操作すると、この傾倒操作に連動してポテンショメータ42が動作し、旋回操作レバー43の操作量がポテンショメータ42から電力コントローラ37に入力されるようになっている。なお、旋回検出手段は、ポテンショメータ42に替えて圧力センサを使用してもよい。
モード選択手段41は、旋回操作レバー43の操作量に対応して旋回用電動機39に付与される電気エネルギー供給量に変化を与える異なるタイプの、例えばマップ等をモード別に複数有していて、選択されたモードに対応するマップに準じて、旋回操作レバー43の操作量に対する大きさの電気エネルギーを旋回用電動機39に供給する。このモード選択手段41において、その選択できるモードとしては、例えばブーム上げ速度を優先するハイダンプモードと旋回速度(旋回加速度又は旋回トルク)を優先するローダンプモード等があり、その選択されたモードにより、そのモードに応じた電気エネルギーを、旋回操作レバー43の操作量に応じて旋回用電動機39に供給する。
油圧ポンプ34は、図4に示したブームシリンダ18,アームシリンダ19,バケットシリンダ20等を有する油圧シリンダ44を駆動するもので、油圧ポンプ34からの圧油は、コントロールバルブ45を介して油圧シリンダ44に供給される。そのコントロールバルブ45は、油圧ポンプ34と作動油タンク46と油圧シリンダ44の、3者間の油流路の制御を行うものであり、該コントロールバルブ45は、パイロットポンプ50のパイロット圧を導出するリモコン弁48の操作でコントロールされる。そのリモコン弁48は操作レバー47で操作される。
前記コントロールバルブ45と油圧シリンダ44のロッド押出し(ボトム)側油室を連通する油路にバルブ49を介挿し、該バルブ49からの迂回油路に前記回生用発電機40を駆動する油圧モータ51が設けられている。そして、前記バルブ49を切り換えることにより、油圧シリンダ44からの排出油で油圧モータ51を回転し、回生用発電機40を駆動させる。該回生用発電機40で発電された電気エネルギーは電力コントローラ37を介してバッテリ38に蓄えられる。
次に、以上のように構成された建設機械の動作を説明する。エンジン31を始動し、スロットルボリューム36でエンジン回転数を所定の回転数に設定して、発電機33及び油圧ポンプ34を駆動する。
そして、ブーム上げと旋回の複合操作を行う場合は、ブーム用操作レバー47によるブーム上げ操作と旋回用操作レバー43による旋回操作とを同時に操作する。ブーム用操作レバー47によるブーム上げ操作を行うと、パイロットポンプ50のパイロット圧が、リモコン弁48を介して、コントロールバルブ45のブーム上げ側ポジションのパイロット制御部(イ)に導出され、コントロールバルブ45が切り換わる。この切り換えで、油圧ポンプ34の圧油が油圧シリンダ44のロッド押出し(ボトム)側油室に供給され、ブームが上方に揺動する。
一方、モード選択手段41により、例えばブーム上げ優先のハイダンプモードまたは旋回優先のローダンプモードのいずれかを選択し、旋回用操作レバー43を操作すると、旋回検出手段としてのポテンショメータ42から電力コントローラ37に信号が導出される。信号を受けた電力コントローラ37は、選択されたモードに応じた電気エネルギーを、モード選択手段41のマップに従って旋回用電動機39に供給し、ハイダンプモードまたはローダンプモード、あるいはその他の複合動作を行わせる。
図2は、モード選択手段41で切り換えられる各モードでのマップの一例を示すものである。このマップでは、縦軸にブーム上昇量、横軸に旋回角度をとり、また複合動作の始点と終点がほぼ同じになるようにして、中間におけるブーム上昇量を変えたもので、Aモードの場合は、掘削位置と放出(積込)位置の間に障害物がなく、略最短距離の軌跡を得るようにしたものであり、一方、Bモードの場合は、掘削位置と放出(積込)位置の間に障害物があるため、複合動作の初期にブーム上げを優先し、旋回量に比べてブーム上昇量を大きくし、複合動作の終盤で旋回量が急激に増えるように設定してある。
図3は、同じくモード選択手段41で切り換えられる別の各モードでのマップの一例を示すものである。このマップでは、縦軸にブーム上昇量、横軸に旋回角度をとり、またブーム上昇量または旋回角度が異なる場合である。ローダンプモードLでは、ブーム上昇量は少ないが旋回角度が大きく、旋回を優先させるように設定してあり、ハイダンプモードHでは、旋回角度は小さいがブーム上昇量が大きく、ブーム上げを優先させるように設定してある。
したがって、本実施の建設機械によれば、モード選択手段41で図2に示すAモードあるいはBモード、または図3に示すローダンプモードLあるいはハイダンプモードHのいずれかを選択して、旋回用操作レバー43とブーム用操作レバー47を操作すると、希望する複合動作を簡単に行わせることができる。
また、ブーム上げは、油圧ポンプ34から供給される圧油で行われ、旋回は発電機33またはバッテリ38からの電気エネルギーにより、電力コントローラ37を介して行われ、動力源が別々であるため、それぞれの動作が確実になされる。
一方、前記モード選択手段41によりモード選択をしてブーム上げと旋回の複合操作を行った場合、特に、旋回速度(旋回加速度又は旋回トルク)が小さい前記ハイダンプモードHのような場合は、その後、アタッチメントを元の位置に戻すためにブーム下げと旋回の複合操作を行う際、旋回速度(旋回加速度又は旋回トルク)が小さいままではサイクルタイムを短縮することができないので、これを防止するために前記リモコン弁48とコントロールバルブ45のブーム下げ側ポジションのパイロット制御部(ロ)を繋ぐパイロット油路とメインコントローラ35の間に圧力スイッチ52を介挿し、該圧力スイッチ52によりブーム下げを検出した場合にメインコントローラ35から電力コントローラ37に信号を導出し、モード選択を自動的に解除させることにより旋回速度(旋回加速度又は旋回トルク)を大きくでき、サイクルタイムを短縮させることができる。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然であり、具体的には、上記実施例ではエンジンにより駆動される発電機と油圧ポンプをパラレルに配設した場合について説明したが、発電機と油圧ポンプをシリーズに配設した場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の実施例として示すハイブリッド建設機械のシステムブロック図。 モード選択手段により切り換え設定されるモードの一例を、ブーム上昇量と旋回角度との関係で説明する図。 モード選択手段により切り換え設定されるモードの他の例を、ブーム上昇量と旋回角度との関係で説明する図。 一般的な建設機械の一例として示す油圧ショベルの側面図。
符号の説明
31 エンジン
32 変速機
33 発電機
34 油圧ポンプ
35 メインコントローラ
36 スロットルボリューム
37 電力コントローラ
38 バッテリ
39 旋回用電動機
40 回生用発電機
41 モード選択手段
42 ポテンショメータ(旋回検出手段)
43 旋回用操作レバー
44 油圧シリンダ
45 コントロールバルブ
46 作動油タンク
47 ブーム用操作レバー
48 リモコン弁
49 バルブ
50 パイロットポンプ
51 油圧モータ
52 圧力スイッチ

Claims (4)

  1. エンジンにより駆動される発電機を具備し、該発電機の電気エネルギーまたは該発電機の電気エネルギーを充電させたバッテリからの電気エネルギーを駆動源とする旋回部の旋回操作を行うことが可能な建設機械の動作制御装置において、
    前記発電機に電力コントローラを介して前記バッテリと旋回用電動機とを接続し、前記発電機と前記バッテリと前記旋回用電動機の間で、相互に電気エネルギーの授受を可能にするとともに、
    前記電力コントローラに、前記旋回部の旋回量を操作する旋回操作レバーの操作量を検出する旋回検出手段と、前記旋回用電動機により駆動される旋回部の旋回速度(旋回加速度又は旋回トルク)を複数段階に切り換え可能なモード選択手段を接続したことを特徴とする建設機械の動作制御装置。
  2. 上記エンジンにより発電機及び油圧ポンプを駆動し、該油圧ポンプを駆動源とするブーム上げ操作と上記旋回部の旋回操作を複合的に行った場合に、上記旋回部の旋回速度(旋回加速度又は旋回トルク)を複数段階に切り換え可能にしたことを特徴とする請求項1記載の建設機械の動作制御装置。
  3. 上記モード選択手段により選択されるモードを、上記旋回操作レバーの操作量に応じて上記旋回用電動機に供給される電気エネルギーが、上記旋回部の旋回速度(旋回加速度又は旋回トルク)よりも上記ブームの上昇速度が優先するようにして供給されるハイダンプモードと、前記ブームの上昇速度よりも前記旋回部の旋回速度(旋回加速度又は旋回トルク)が優先するようにして供給されるローダンプモードとしたことを特徴とする請求項2記載の建設機械の動作制御装置。
  4. ブーム上げと旋回を同時操作した場合に上記モード選択手段によるモード選択を可能とし、他の操作ではモード選択が自動的に解除されるようにしたことを特徴とする請求項2又は3記載の建設機械の動作制御装置。
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