JP6009388B2 - 作業機械 - Google Patents
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図1は、本発明の第1実施形態に係る油圧ショベルの側面図である。図2は、図1に示す油圧ショベルに搭載された駆動制御装置を示す油圧回路図である。
本発明に係る作業機械の第1実施形態である油圧ショベル100は、油圧駆動式のショベルである。具体的に、この油圧ショベル100は、図1に示すように、クローラ式の走行装置を備えた下部走行体101と、この下部走行体101上に旋回可能に取り付けられた作業機本体としての上部旋回体102とを備えている。上部旋回体102には、オペレータが搭乗する運転席としてのキャブ103が設けられている。下部走行体101と上部旋回体102とは、旋回装置104を介して旋回可能に取り付けられている。
次に、上記第1実施形態に係る油圧ショベル1に搭載した液圧駆動制御装置106の作用について、この油圧ショベル1の動作モード毎に説明する。なお、各動作モードにおいては、コントローラ12からの信号により、エンジン7の燃費が向上するように、第1および第2液圧ポンプ9、10の両傾転斜板の傾転角や、比例切換弁32、33、34および蓄圧切換弁35の開閉がそれぞれ制御される。
図2において、各レバー28a、28bが操作されていない場合(非操作時)には、コントローラ12からの指令により、各レギュレータ9a、9bにて第1および第2液圧ポンプ9、10の各両傾転斜板がそれぞれ最小傾転角に制御される。また、コントローラ12からの指令により、比例切換弁32、33、34および蓄電比例弁35の全てが閉じられ、ブームシリンダ1およびアームシリンダ3の駆動が停止状態で保持されている。
ブーム下げ動作時は、図1に示すブーム2、アーム4およびバケット6の自重により、ブームシリンダ1のヘッド室1a側の圧力が高くなっている。ブームシリンダ1が収縮するようにレバー28aが操作された場合には、コントローラ12からの指令により、レギュレータ9aにて第1液圧ポンプ9の両傾転斜板が制御され、この第1液圧ポンプ9の吐出側が流路14側に立ち上げられる。このとき、第1液圧ポンプ9の吸入側が、ブームシリンダ1のヘッド室1aと接続された流路13となるため、第1液圧ポンプ9の吐出側より吸入側の圧力が高くなる。このため、第1液圧ポンプ9は、作動油の供給を受けて液圧モータとして作用する。
ここで、第1液圧ポンプ9が液圧モータとして作用した場合に、この第1液圧ポンプ9の駆動にて生じたエネルギをアキュムレータ36に回生できる場合の流れについて、図3を参照して説明する。図3は、図2に示す駆動制御装置のブーム下げ時に生じるエネルギを回生できる場合の作動油およびエネルギの流れを示す油圧回路図である。
次いで、第1液圧ポンプ9が液圧モータとして作用した場合に、この第1液圧ポンプ9の駆動にて生じたエネルギをアキュムレータ36に回生できない場合の流れについて、図4を参照して説明する。図4は、図2に示す駆動制御装置のブーム下げ時に生じるエネルギを回生できない場合の作動油およびエネルギの流れを示す油圧回路図である。
図2において、ブームシリンダ1が収縮するようにレバー28aが操作された場合には、上述した(2)のブーム下げ単独動作時と同様に、レギュレータ9aにて第1液圧ポンプ9の吐出側が流路14側に立ち上げられ、この第1液圧ポンプ9が液圧モータとして作用する。
ブームシリンダ1が収縮するようにレバー28aが操作された場合には、上述した(2)のブーム下げ単独動作時と同様に、レギュレータ9aにて第1液圧ポンプの吐出側が流路14側に立ち上げられ、この第1液圧ポンプ9が液圧モータとして作用する。
ブームシリンダ1が伸長するようにレバー28aが操作された場合には、コントローラ12からの指令により、レギュレータ9aにて第1液圧ポンプ9の両傾転斜板が制御され、この第1液圧ポンプ9の吐出側が流路13側に立ち上げられる。さらに、第1液圧ポンプ9から吐出される作動油は、流路13から流路15を介してブームシリンダ1のヘッド室1aへ供給される。一方、ブームシリンダ1のロッド室1b内の作動油は、流路16から流路14を介して第1液圧ポンプ9へ戻される。
ここで、アキュムレータ36に蓄圧させたエネルギを利用(再利用)する場合の流れについて、図5を参照して説明する。図5は、図2に示す駆動制御装置のブーム上げ時に回生エネルギを利用する場合の作動油およびエネルギの流れを示す油圧回路図である。
図2において、ブームシリンダ1が伸長するようにレバー28aが操作された場合には、上述した(5)のブーム上げ単独動作時と同様に、レギュレータ9aにて第1液圧ポンプ9の吐出側が流路13側に立ち上げられる。そして、ブームシリンダ1のロッド室1bから第1液圧ポンプ9へ戻る作動油の不足分が、チャージポンプ12からチャージ用チェック弁21および流路14を介して第1液圧ポンプ9へ供給される。
ブームシリンダ1が伸長するようにレバー28aが操作された場合には、上述した(5)のブーム上げ単独動作時と同様に、レギュレータ9aにて第1液圧ポンプ9の吐出側が流路13側に立ち上げられる。そして、ブームシリンダ1のロッド室1bから第1液圧ポンプ9へ戻る作動油の不足分が、チャージポンプ12からチャージ用チェック弁21および流路14を介して第1液圧ポンプ9へ供給される。
アームシリンダ3が収縮するようにレバー28bが操作された場合には、上述した(3)のブーム下げ・アームダンプ複合動作時と同様に、レギュレータ10aにて第2液圧ポンプ10の吐出側が流路24側に立ち上げられ、比例切換弁32が全開され、比例切換弁33にて流路24と流路26とが接続される。さらに、流路23と流路24との圧力比に基づき、流路24内の作動油の圧力が高くなるように比例制御弁33の開度がコントローラ12にて算出され、この算出した開度に比例制御弁33が制御される。
アームシリンダ3が伸長するようにレバー28bが操作された場合には、上述した(4)のブーム下げ・アームクラウド複合動作時と同様に、レギュレータ10aにて第2液圧ポンプ10の吐出側が流路23側に立ち上げられ、比例切換弁33が全開され流路24と流路26とが接続される。さらに、流路23と流路24との圧力比に基づき、流路23内の作動油の圧力が高くなるように比例制御弁32の開度がコントローラ12にて算出され制御される。
上述したように、上記第1実施形態に係る油圧ショベル1によれば、レバー28a、28bの操作に応じ、コントローラ12にて計9つの動作モード毎に、第1および第2液圧ポンプ9、10、比例切換弁32、33、34および蓄圧切換弁35を制御している。特に、閉回路107側のブームシリンダ1から排出される作動油のエネルギが大きく、この作動油により第1液圧ポンプ9が液圧モータとして駆動され高い回生トルクが生じた場合に、この第1液圧ポンプ9の動力を、動力伝達装置8を介して第2液圧ポンプ10へ伝達する。そして、この伝達した動力にて第2液圧ポンプ10を駆動させ、この第2液圧ポンプ10から吐出される作動油をアキュムレータ36に蓄圧させる。
図6は、本発明の第2実施形態に係る駆動制御装置を示す油圧回路図である。本第2実施形態が前述した第1実施形態と異なるのは、第1実施形態は、アームシリンダ3を駆動させる油圧回路が閉回路108である液圧駆動制御装置106に対し、第2実施形態は、アームシリンダ3を駆動させる油圧回路が開回路110である液圧駆動制御装置106Aとされている。なお、本第2実施形態において、第1実施形態と同一又は対応する部分には同一符号を付している。
具体的に、本第2実施形態においては、図6に示すように、第2液圧ポンプ10の吸排出口の一方が、流路39を介して切換弁40、比例切換弁34、リリーフ弁37および蓄圧切換弁35に接続されている。また、この第2液圧ポンプ10の吸排出口の他方は、タンク18に連通されて流体圧回路としての開回路110とされている。そして、切換弁40は、コントローラ12からの指令により流路39の導通と遮断とを切り換える。
次に、上記第2実施形態に係る油圧ショベル1に搭載した液圧駆動制御装置106Aの作用について、この油圧ショベル1の動作モード毎に説明する。なお、各動作モードにおいては、コントローラ12からの信号により、エンジン7の燃費が向上するように、第1および第2液圧ポンプ9、10の両傾転斜板の傾転角や、切換弁40、比例切換弁34、44および蓄圧切換弁35の開閉がそれぞれ制御される。
各レバー28a、28bの非操作時には、第1および第2液圧ポンプ9、10の各両傾転斜板がそれぞれ最小傾転角に制御され、かつ切換弁40、比例切換弁34、44および蓄電比例弁35の全てが閉じられ、ブームシリンダ1およびアームシリンダ3の駆動が保持されている。
ブームシリンダ1が収縮するようにレバー28aが操作された場合には、第1液圧ポンプ9の吐出側が流路14側に立ち上げられ、この第1液圧ポンプ9が液圧モータとして作用する。
ここで、第1液圧ポンプ9が液圧モータとして作用し、アキュムレータ36が所定の圧力以下で蓄圧可能な場合は、蓄圧切換弁35がチェック弁状態に切り換えられ、かつ切換弁40および比例切換弁34のそれぞれが遮断状態に切り換えられる。さらに、第2液圧ポンプ10の吐出側が流路39側に立ち上げられ、この第2液圧ポンプ10にて吐出させた作動油は、流路39および蓄圧切換弁35を介してアキュムレータ36へ流入され、このアキュムレータ36に蓄圧される。
次いで、第1液圧ポンプ9が液圧モータとして作用し、アキュムレータ36が所定の圧力以上で蓄圧不可能な場合は、蓄圧切換弁35および切換弁40のそれぞれが遮断状態に切り換えられる。さらに、第2液圧ポンプ10の吐出側が流路39側に立ち上げられ、この第2液圧ポンプ10にて吐出させた作動油は、流路39を介して比例切換弁34へ流入し、この比例切換弁34を通過する際に、この作動油が有するエネルギ(圧力)が熱エネルギに変換されて消費されてからタンク18へ戻される。
ブームシリンダ1が収縮するようにレバー28aが操作された場合には、上述した(2)のブーム下げ単独動作時と同様に、第1液圧ポンプ9の吐出側が流路14側に立ち上げられ、この第1液圧ポンプ9が液圧モータとして作用する。
ブームシリンダ1が収縮するようにレバー28aが操作された場合には、上述した(2)のブーム下げ単独動作時と同様に、第1液圧ポンプ9の吐出側が流路14側に立ち上げられ、この第1液圧ポンプ9が液圧モータとして作用する。
ブームシリンダ1が伸長するようレバー28aが操作された場合には、第1液圧ポンプ9の吐出側が流路13側に立ち上げられる。そして、第1液圧ポンプ9から吐出される作動油が、流路13から流路15を介してブームシリンダ1のヘッド室1aへ供給され、ブームシリンダ1のロッド室1b内の作動油が、流路16から流路14を介して第1液圧ポンプ9へ戻される。
ここで、アキュムレータ36に作動油が蓄圧されている場合は、蓄圧切換弁35が比例弁状態に切り換えられ、かつ切換弁40および比例切換弁34のそれぞれが遮断状態に切り換えられる。そして、蓄圧切換弁35の開度が調整され、流路39内の作動油の圧力が高められていく。また、流路39内の作動油の圧力がタンク18内の作動油の圧力よりも高められた状態で、第2液圧ポンプ10を通過する作動油が流路39からタンク18へ吐出されるように立ち上げられる。
ブームシリンダ1が伸長するようにレバー28aが操作された場合には、上述した(5)のブーム上げ単独動作時と同様に、第1液圧ポンプ9の吐出側が流路13側に立ち上げられる。
ブームシリンダ1が伸長するようにレバー28aが操作された場合には、上述した(5)のブーム上げ単独動作時と同様に、第1液圧ポンプ9の吐出側が流路13側に立ち上げられる。
アームシリンダ3が収縮するようにレバー28bが操作された場合には、上述した(3)のブーム下げ・アームダンプ複合動作時と同様に、第2液圧ポンプ10の吐出側が流路39側に立ち上げられ、切換弁40が全開され、かつ比例切換弁44にてチェック弁43と流路48との間、およびタンク18と流路47との間がそれぞれ接続される。
アームシリンダ3が伸長するようにレバー28bが操作された場合には、上述した(4)のブーム下げ・アームクラウド複合動作時と同様に、第2液圧ポンプ10の吐出側が流路39側に立ち上げられ、切換弁49が全開され、かつ比例切換弁44にてチェック弁43と流路47との間、およびタンク18と流路48との間がそれぞれ接続される。
上述したように、上記第2実施形態に係る油圧ショベル1によれば、レバー28a、28bの操作に応じ、コントローラ12にて計9つの動作モード毎に、第1および第2液圧ポンプ9、10、切換弁40、比例切換弁34、44および蓄圧切換弁35を制御する。そして、第1液圧ポンプ9が液圧モータとして作用する場合の回生エネルギを第2液圧ポンプ10に伝達して駆動させ、この第2液圧ポンプ10にて吐出される作動油をアキュムレータ36に蓄圧させる。
図7は、本発明の第3実施形態に係る駆動制御装置を示す油圧回路図である。本第3実施形態が前述した第1実施形態と異なるのは、第1実施形態は、2つの閉回路107、108にて構成された液圧駆動制御装置106に対し、第3実施形態は、2つの閉回路107、108に1つの開回路110を加えた構成の液圧駆動制御装置106Bとされている。なお、本第3実施形態において、第1および第2実施形態と同一又は対応する部分には同一符号を付している。
具体的に、本第3実施形態は、図7に示すように、第1実施形態の閉回路107、108に、第2実施形態の開回路110が組み合わされている。開回路110は、バケットシリンダ5を駆動する構成とされている。この開回路110の流路47は、バケットシリンダ5のシリンダ5cに伸縮可能に取り付けられたシリンダロッド5dを伸長させるためのヘッド室5aに接続されている。また、開回路110の流路48は、バケットシリンダ5のシリンダロッド5dを縮退させるためのロッド室5bに接続されている。
次に、上記第3実施形態に係る油圧ショベル1に搭載した液圧駆動制御装置106Bの作用について説明する。
ブームシリンダ1がレバー28aにて収縮操作された場合(ブーム下げ時)には、第1液圧ポンプ9の吐出側が流路14側に立ち上げられ、ブームシリンダ1のヘッド室1aから吐出される作動油が第1の液圧ポンプ9に流入していき、第1液圧ポンプ9が液圧モータとして作用する。
ブーム下げ時には、ブームシリンダ1のヘッド室1aから吐出される作動油にて第1液圧ポンプ9が液圧モータとして駆動させ、ヘッド室1aから吐出される作動油が有するエネルギを回生エネルギに変換する。このとき、アーム4を動作させる場合に、第2液圧ポンプ10の吐出側の作動油の圧力よりも、この第2液圧ポンプ10の吸入側の作動油の圧力が低い状態においては、この第2液圧ポンプ10を回生エネルギにて駆動させることによって、この回生エネルギを消費でき、エンジン7のオーバーレブを抑制できる。
ブーム下げ時には、ブームシリンダ1のヘッド室1aから吐出される作動油にて第1液圧ポンプ9を液圧モータとして駆動させて、ヘッド室1aから吐出される作動油が有するエネルギを回生エネルギに変換する。このとき、アーム4を動作させる場合に、第2液圧ポンプ10の吐出側の作動油の圧力よりも、この第2液圧ポンプ10の吸入側の作動油の圧力が低い場合には、第2液圧ポンプ10を回生エネルギにて駆動させて、この回生エネルギを消費させ、エンジン7のオーバーレブを抑制する。
上述したように、上記第3実施形態に係る油圧ショベル1によれば、レバー28a、28bの操作に応じ、第1ないし第3液圧ポンプ9、10、38、比例切換弁32、33、34、34a、切換弁40および蓄圧切換弁35、35aを制御する。そして、第1または第2液圧ポンプ9、10が液圧モータとして作用する場合の回生エネルギを、第2または第3液圧ポンプ10、38に伝達してアキュムレータ36、36aに蓄圧させる。また、これらアキュムレータ36、36aに蓄圧できない場合であっても、回生エネルギを第2または第3液圧ポンプ10、38の駆動に使用して、比例切換弁34、34aを通過させて熱エネルギとして消費させる。よって、複数の閉回路107、108と開回路110とが組み合わされた液圧駆動制御装置106Bであっても、上記第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形態様が含まれる。例えば、前述した実施形態は、本発明を分りやすく説明するために説明したものであり、本発明は、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
1a ヘッド室
1b ロッド室
1c シリンダ
1d シリンダロッド
2 ブーム
3 アームシリンダ(液体圧アクチュエータ)
3a ヘッド室
3b ロッド室
3c シリンダ
3d シリンダロッド
4 アーム
5 バケットシリンダ(液体圧アクチュエータ)
5a ヘッド室
5b ロッド室
5c シリンダ
5d シリンダロッド
6 バケット
7 エンジン(駆動源)
8 動力伝達装置(動力伝達部)
9 第1液圧ポンプ(閉回路用液体圧ポンプ)
9a レギュレータ
10 第2液圧ポンプ(流体圧ポンプ)
10a レギュレータ
11 チャージポンプ
12 コントローラ
13 流路
14 流路
15 流路
16 流路
17a、17b チェック弁
18 タンク
19a、19b リリーフ弁
20 フレッシング弁
21 チャージ用チェック弁
22 チャージ用リリーフ弁
23 流路
24 流路
25 流路
26 流路
27a、27b チェック弁
28a、28b レバー
29a、29b リリーフ弁
30 フラッシング弁
31 チャージ用チェック弁
32 比例切換弁
33 比例切換弁
34、34a 比例切換弁(負荷圧発生部、圧力損失部)
35、35a 蓄圧切換弁
36、36a アキュムレータ(負荷圧発生部、エネルギ蓄積部)
37、37a リリーフ弁
38 第3液圧ポンプ(流体圧ポンプ)
38a レギュレータ
39 流路
40 切換弁
43 チェック弁
44 比例切換弁
45 カウンタバランス弁
47 流路
48 流路
100 油圧ショベル(作業機械)
101 下部走行体
102 上部旋回体(作業機本体)
130 キャブ
104 旋回装置
105 フロント作業機
106、106A、106B 液圧駆動制御装置
107 閉回路
108 閉回路(流体圧回路)
109 流路切換部
110 開回路(流体圧回路)
Claims (2)
- 作業機本体と、
この作業機本体に設けられた駆動源と、
この駆動源にて駆動される流体圧ポンプ、この流体圧ポンプから吐出される流体にて駆動される流体圧アクチュエータ、前記流体圧ポンプの吐出側に負荷圧を発生させる負荷圧発生部、および前記流体圧ポンプから吐出される流体の流路を前記流体圧アクチュエータと前記負荷圧発生部とのいずれかに切り換える流路切換部を有する流体圧回路と、
前記駆動源にて駆動され吐出流量および吐出方向が制御可能な閉回路用流体圧ポンプ、およびこの閉回路用流体圧ポンプから吐出される流体にて駆動される閉回路用流体圧アクチュエータを備えた閉回路と、
前記閉回路用流体圧ポンプの動力を前記流体圧ポンプに伝達する動力伝達部と、
を備え、
前記負荷圧発生部は、前記流体圧ポンプから吐出される流体が有するエネルギを蓄えるエネルギ蓄積部である
ことを特徴とする作業機械。 - 請求項1に記載の作業機械において、
前記流体圧回路を複数備え、
前記動力伝達部は、前記閉回路用流体圧アクチュエータから排出される流体にて前記閉回路用流体圧ポンプが駆動された場合に、前記複数の流体圧回路の前記流体圧ポンプのうちの、前記流体圧アクチュエータの駆動に使用していない前記流体圧ポンプを優先的に選択し、この選択した前記流体圧ポンプを駆動させ、吐出する流体を前記負荷圧発生部に流入させる
ことを特徴とする作業機械。
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