JPH10302374A - 記憶装置、初期化方法及び記録媒体 - Google Patents

記憶装置、初期化方法及び記録媒体

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JPH10302374A
JPH10302374A JP9108852A JP10885297A JPH10302374A JP H10302374 A JPH10302374 A JP H10302374A JP 9108852 A JP9108852 A JP 9108852A JP 10885297 A JP10885297 A JP 10885297A JP H10302374 A JPH10302374 A JP H10302374A
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JP
Japan
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tape
storage medium
data
initialized
initialization
Prior art date
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Application number
JP9108852A
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English (en)
Inventor
Takafumi Abe
孝文 安部
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、記憶媒体が装置本体に装填されたと
きにユーザの煩わしい操作なしに自動的に初期化を行え
るようにする。 【解決手段】本発明は、記憶媒体にデータを書き込むた
め所定の形式に従つて記憶媒体を初期化する記憶装置に
おいて、記憶媒体を初期化する所定のフオーマツトデー
タを記憶した記憶手段と、記憶媒体が記憶装置本体に装
填されたときに記憶媒体上における所定位置の特定デー
タを読み取ることにより、記憶媒体が初期化されている
か否かを判定する判定手段と、当該判定手段によつて記
憶媒体が初期化されていなかつたと判定された場合にフ
オーマツトデータに基づいて記憶媒体を初期化する制御
手段とを設けることにより、記憶媒体が初期化されてい
なかつた場合に所定のフオーマツトデータに基づいて自
動的に初期化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題(図5及び図6) 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (1)テープストリーマ装置の構成(図1) (2)自動初期化方法の第1の実施の形態(図2) (3)自動初期化方法の第2の実施の形態(図3) (4)自動初期化方法の第3の実施の形態(図4) (5)他の実施の形態 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明は記憶装置、初期化方
法及び記録媒体に関し、例えばテープストリーマ装置に
適用して好適なものである。
【0004】
【従来の技術】従来、テープストリーマ装置は磁気テー
プを使用してコンピユータのハードデイスクに記録され
たデータをバツクアツプするための外部記憶装置であ
り、通常ボリユーム全体やフアイルごとにデータをコピ
ーすることが主な用途である。このテープストリーマ装
置は使い勝手の良いソフトウエアを組み合わせて使用す
ることにより、例えばボリユーム単位やフアイル単位の
ほかにデイレクトリ単位でデータのバツクアツプを行つ
たり、履歴を管理する等の種々の機能を利用してデータ
を管理することができる。
【0005】実際上、テープストリーマ装置は例えばデ
ータをフアイル単位で記録する度に、次のフアイルのデ
ータとの区切りを示す区切りマークを記録し、当該区切
りマークを保持することによりデータを管理するように
なされている。また、このテープストリーマ装置におい
てはコンピユータのハードデイスクに記録されたデータ
のバツクアツプ用に使用される磁気テープとして、VHS
方式のビデオカセツトとほぼ同形状のケースに収められ
たものを使用している。
【0006】テープストリーマ装置は新品のテープが本
体に装填されたとき、テープがデータを書き込むための
形式にフオーマツト化(以下、これを初期化と呼ぶ)さ
れていないとデータを書き込むことはできず、この場合
その旨をデイスプレイに表示してユーザに知らせるよう
になされている。従つて、テープストリーマ装置は新品
のテープを使用するに当たつて、まず最初にテープを初
期化する必要があり、初期化して始めてテープがデータ
の書き込まれる対象となり得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述のテープ
ストリーマ装置においては、通常テープを初期化すると
図5に示すようなデータ構造となる。すなわち、テープ
の先頭であるBOT(Beginning Of Tape) からテープエ
ンドであるEOT(End Of Tape) までの間において、テ
ープカセツトの出し入れ時にテープ先頭部分の表面にダ
メージが生じている場合があつてデータを記録するのに
相応しくないので、BOTから約10[m]はデータの何
ら書き込まれていない無記録領域1として当該無記録領
域1にはデータを書き込まないようにしている。
【0008】無記録領域1の次はダミー領域2がVSI
T(Volume Set Information Table)領域3の前に設けら
れ、ヘツドドラムの回転ムラやテープの伸び縮み等によ
る時間軸変動を補正する(調走)ためにデータを書き込
むタイミングを計るためのタイムコードが書き込まれる
ようになされている。このダミー領域2は以降のDIT
(Directory Information Table) 4やEOD(End Of Da
ta) 領域5の前にも設けられると共に、ダミー領域2と
EOD領域5との間に記録されるフアイル単位の各ユー
ザデータの前にもデータが正確に記録されるように設け
られる。
【0009】VSIT領域3はDIT4の記録されたテ
ープ上の位置を示すタイムコードが書き込まれており、
これにより1巻のテープ内に存在するDIT4の位置を
管理し得るようになされている。ここで、DIT4は次
のダミー領域2とEOD領域5との間に記録されるフア
イル単位のユーザデータごとに記録される区切りマーク
であり、ユーザデータの最後の位置がテープ上のタイム
コードとして記録される。この初期化フオーマツトの場
合、現時点ではダミー領域2とEOD領域5との間にユ
ーザデータが記録される前の状態であり、DIT4には
最初のユーザデータの区切りを示す位置のタイムコード
が記録されるようになされている。
【0010】従つて、テープ上に複数のユーザデータが
記録された場合には各ユーザデータの前に必ずDIT4
が設けられるようになされている。このように、テープ
が初期化フオーマツトに従つて初期化されると、テープ
上には最初のユーザデータを記録し得るようにDIT4
が設けられると共に、VSIT領域3が記録される。す
なわち、VSIT領域3がテープ上に記録されている場
合はテープが初期化されていることを表しており、また
VSIT領域3がテープ上に記録されていない場合はテ
ープが初期化されていないことを表している。
【0011】次に、テープストリーマ装置においてテー
プを初期化するまでの通常の処理手順を図6のフローチ
ヤートを用いて説明する。すなわち、テープストリーマ
装置においてはRT1の開始ステツプから入つてステツ
プSP1に移る。ステツプSP1において、テープスト
リーマ装置のCPU(Central Processing Unit) はユー
ザによつてテープが本体に装填されたことを認識すると
ステツプSP2に移る。
【0012】ステツプSP2において、CPUはテープ
上の所定位置に設けられたVSIT領域3にDIT4の
タイムコードが記録されているか否かを判定する。ここ
で否定結果が得られると、CPUはステツプSP3に移
つてVSIT領域3にDIT4のタイムコードが記録さ
れていない、すなわちテープ上の所定の位置にVSIT
領域3が存在していないのでテープが初期化されていな
い状態であると判断してステツプSP4に移る。
【0013】ステツプSP4において、CPUはユーザ
から入力された初期化コマンドに基づいてテープを初期
化してステツプSP5に移る。これに対して、ステツプ
SP2において肯定結果が得られると、これはVSIT
領域3にDIT4のタイムコードが記録されている、す
なわちテープ上の所定の位置にVSIT領域3が存在し
ているのでCPUはテープが初期化されていると判断
し、このときステツプSP5に移る。ステツプSP5に
おいて、CPUはテープにデータが書き込まれている場
合にはデータを読み出す準備を行い、あるいはデータが
書き込まれていない場合にはデータを書き込む準備を行
つてステツプSP6に移つて処理を終了する。
【0014】ところがテープストリーマ装置における上
述の処理手順においては、VSIT領域3にDIT4の
タイムコードが記録されていない場合に、CPUはテー
プが初期化されていないと判断し、ユーザから入力され
る初期化コマンドに基づいてテープを初期化するように
なされているために、新たなテープにデータを書き込む
ためにはユーザが必ず初期化コマンドを入力しなければ
ならず操作が面倒で処理に時間がかかるという問題があ
つた。
【0015】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、記憶媒体が装置本体に装填されたときにユーザの煩
わしい操作なしに自動的に初期化を行う記憶装置、初期
化方法及び記録媒体を提案しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、記憶媒体にデータを書き込むため
所定の形式に従つて記憶媒体を初期化する場合、記憶媒
体上における所定位置の特定データを読み取ることによ
り、記憶媒体が初期化されているか否かを判定し、初期
化されていなかつた場合に所定のフオーマツトデータに
基づいて記憶媒体を初期化することにより、記憶媒体を
装置本体に装填するだけで自動的に初期化を実行させる
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0018】(1)テープストリーマ装置の構成 図1において、10は記憶装置としてのテープストリー
マ装置を示し、コンピユータ11のCPU12がハード
デイスク13に記録したデータをSCSI(Small Compu
ter System Interface) インタフエース14、SCSI
ケーブル15及びSCSIインタフエース16を介して
テープストリーマ装置10の制御系10Aに伝送する。
テープストリーマ装置10においては、制御系10Aの
CPU17がコンピユータ11から伝送されて来たデー
タをSCSIインタフエース16及びバス18を介して
読み取り、バツフアメモリ19及びバツクアツプRAM
(Random Access Memory)20に書き込む。
【0019】また、テープストリーマ装置10は管理情
報メモリ21を有し、当該管理情報メモリ21内にテー
プを初期化するに当たつて必要なフオーマツトデータ
(無記録領域1、ダミー領域2、VSIT領域3、DI
T4及びEOD領域5をテープ上に設けるためのデー
タ)や実際に初期化を行うときの処理手順をプログラム
データとして格納している。
【0020】従つて、テープストリーマ装置10はCP
U17がコンピユータ11から伝送されて来たデータを
記録再生系23によつてテープ22に書き込む前に、管
理情報メモリ21のフオーマツトデータに基づいてテー
プ22を初期化するようになされている。その後、テー
プストリーマ装置10はCPU17がDIT4とフアイ
ル単位のデータを記録再生系23によつてそれぞれ記録
させることによりテープ22上でデータを管理し得るよ
うになされている。
【0021】(2)自動初期化方法の第1の実施の形態 テープストリーマ装置10において、CPU17が管理
情報メモリ21に格納されている所定のプログラムデー
タに基づいてテープ32を自動的に初期化する第1の実
施の形態を図2に示すフローチヤートを用いて説明す
る。図2に示すように、テープストリーマ装置10はR
T2の開始ステツプから入つてステツプSP11に移
る。ステツプSP11において、CPU17はユーザに
よつてテープ22が本体に装填されたことを認識すると
ステツプSP12に移る。
【0022】ステツプSP12において、CPU17は
テープ22上の所定の位置に設けられたVSIT領域3
にDIT4のタイムコードが記録されているか否かを判
定する。ここで、否定結果が得られると、これはVSI
T領域3にDIT4のタイムコードが記録されていな
い、すなわちテープ22上の所定の位置にVSIT領域
3が存在していないのでテープ22が初期化されていな
い状態であることを示しており、このときCPU17は
ステツプSP13に移る。ここで、テープストリーマ装
置10は記憶媒体として用いられたテープ22を再生
し、無記録領域1、ダミー領域2に次ぐ早い位置に存在
するVSIT領域3のタイムコードに基づいて初期化判
定することにより、迅速に判定結果を出力し得るように
なされている。
【0023】ステツプSP13において、CPU17は
テープ22が初期化されていないので、テープ22を初
期化するために当該テープ22を先頭まで巻き戻してス
テツプSP14に移る。ステツプSP14において、C
PU17は管理情報メモリ21からフオーマツトデータ
を読み出し、当該フオーマツトデータに基づいてテープ
22の先頭から初期化を行つてステツプSP15に移
る。
【0024】これに対して、ステツプSP12において
肯定結果が得られると、これはVSIT領域3にDIT
4のタイムコードが記録されている、すなわちテープ2
2上の所定の位置にVSIT領域3が存在しているので
テープ22が既に初期化された状態であることを示して
おり、このときCPU17はステツプSP15に移る。
ステツプSP15において、CPU17はテープ22上
にデータが書き込まれている場合にはデータを読み出す
準備を行い、テープ22上にデータが書き込まれていな
い場合にはデータを書き込む準備を行つてステツプSP
16に移つて処理を終了する。
【0025】このようにして、テープストリーマ装置1
0はCPU17がテープ22の初期化判定を行つて、初
期化されていないと判断すると直ちにテープ22を先頭
まで巻き戻し、巻き戻し終わつた時点で自動的にテープ
22の先頭から初期化を行う。これにより、ユーザはテ
ープストリーマ装置10の本体に新品のテープ22を装
填するだけでよく、後はCPU17が初期化判定を行つ
て初期化されていなければ自動的に初期化を実行するの
で、初期化コマンドを入力するといつた煩雑な操作を省
略し得、初期化を容易かつ短時間で実行し得るようにな
されている。
【0026】以上の構成において、テープストリーマ装
置10はテープ22が本体に装填された後、判定手段と
してのCPU17、バツフアメモリ19及び記録再生系
23によつてテープ22を再生し、初期化されていない
と判断すると、制御手段としてのCPU17、バツフア
メモリ19及び記録再生系23によつて記憶手段として
の管理情報メモリ21からフオーマツトデータを読み出
し、当該フオーマツトデータに基づいて直ちに初期化を
実行することにより、テープ22が初期化されていなか
つた場合にユーザに対して初期化されていない旨を文字
情報で表示したり、ユーザに対して初期化コマンドの入
力を促す文字情報を表示する必要が無くなつて初期化処
理を容易にかつ迅速に実行することができる。
【0027】従つて、ユーザは初期化コマンドを入力す
るといつた煩雑な操作を行う必要が無く、テープ22を
テープストリーマ装置10の本体に装填するだけで自動
的にテープ22が初期化されるので、コンピユータ11
から送られて来るデータを直ちにテープ22に書き込ん
で短時間でバツクアツプすることが可能となる。
【0028】以上の構成によれば、テープストリーマ装
置10はユーザによつて初期化コマンドを入力するとい
つた煩雑な操作を必要とせずに、テープ22を本体に装
填するだけでテープ22を自動的に初期化することがで
きる。
【0029】(3)自動初期化方法の第2の実施の形態 また、テープストリーマ装置10において、CPU17
が管理情報メモリ21に記憶されている所定のプログラ
ムデータに基づいてテープ22を自動的に初期化する第
2の実施の形態を図3に示すフローチヤートを用いて説
明する。図3に示すように テープストリーマ装置10
はRT3の開始ステツプから入つてステツプSP21に
移る。ステツプSP21において、CPU17はユーザ
によつてテープ22が本体に装填されたことを認識する
とステツプSP22に移る。
【0030】ステツプSP22において、CPU17は
テープ22上の所定の位置に設けられたVSIT領域3
にDIT4のタイムコードが記録されているか否かを判
定する。ここで、否定結果が得られると、これはVSI
T領域3にDIT4のタイムコードが記録されていな
い、すなわちテープ22上の所定位置にVSIT領域3
が存在していないのでテープ22が初期化されていない
状態であることを示しており、このときCPU17はス
テツプSP23に移る。
【0031】ステツプSP23において、CPU17は
ユーザから所定のデータ記録領域にデータを書き込むた
めの書込み命令を受けたか否かを判定する。ここで否定
結果が得られると、これはユーザからの書込み命令を受
けていないことを表しており、このときCPU17は書
込み命令を受けるまで上述の処理を繰り返す。これに対
して、ステツプSP23において肯定結果が得られる
と、これはユーザからの書込み命令を受けたことを表し
ており、このときCPU17はステツプSP24に移
る。
【0032】ステツプSP24において、CPU17は
書込み命令に基づいてテープ22の先頭から初期化を行
つてステツプSP25に移る。これに対して、ステツプ
SP22において肯定結果が得られると、これはVSI
T領域3にDIT4のタイムコードが記録されている、
すなわちテープ22上の所定位置にVSIT領域3が存
在しているのでテープ22が既に初期化された状態であ
ることを示しており、このときCPU17はステツプS
P25に移る。ここで、テープストリーマ装置10は記
憶媒体として用いられたテープ22を再生し、無記録領
域1、ダミー領域2に次ぐ早い位置に存在するVSIT
領域3のタイムコードに基づいて初期化判定することに
より、迅速に判定結果を出力し得るようになされてい
る。
【0033】ステツプSP25において、CPU17は
テープ22上にデータが書き込まれている場合にはデー
タを読み出す準備を行い、テープ22上にデータが書き
込まれていない場合にはデータを書き込む準備を行つて
ステツプSP26に移つて処理を終了する。
【0034】このようにして、テープストリーマ装置1
0はCPU17がテープ22の初期化判定を行つて、初
期化されていないと判断した後に、ユーザから所定のデ
ータ記録領域への書込み命令を受けるとテープ22の先
頭から初期化を行う。これにより、ユーザはテープスト
リーマ装置10の本体に新品のテープ22を装填し、書
込み命令を入力するだけでよく、後はCPU17が初期
化判定を行つて初期化されていなければ自動的に初期化
を実行するので、初期化コマンドを入力するといつた煩
雑な操作を省略し得、初期化を容易かつ短時間で実行し
得るようになされている。
【0035】以上の構成において、テープストリーマ装
置10はテープ22が本体に装填された後、判定手段と
してのCPU17、バツフアメモリ19及び記録再生系
23によつてテープ22を再生し、初期化されていない
と判断した後に、ユーザから所定のデータ記録領域への
アクセス(書き込み)命令を受けると制御手段としての
CPU17、バツフアメモリ19及び記録再生系23に
よつて記憶手段としての管理情報メモリ21からフオー
マツトデータを読み出し、当該フオーマツトデータに基
づいて初期化を実行することにより、テープ22が初期
化されていなかつた場合にユーザに対して初期化されて
いない旨を文字情報で表示したり、ユーザに対して初期
化コマンドの入力を促す文字情報を表示する必要が無く
なつて初期化処理を容易にかつ迅速に実行することがで
きる。
【0036】従つて、ユーザは初期化コマンドを入力す
るといつた煩雑な操作を行う必要が無く、テープ22を
テープストリーマ装置10の本体に装填した後に書込み
命令を入力するだけで自動的にテープ22が初期化され
るので、コンピユータ11から送られて来るデータを直
ちにテープ22に書き込んで短時間でバツクアツプする
ことが可能となる。
【0037】以上の構成によれば、テープストリーマ装
置10はユーザによつて初期化コマンドを入力するとい
つた煩雑な操作を必要とせずに、テープ22を本体に装
填し書込み命令を入力するだけでテープ22を自動的に
初期化することができる。
【0038】(4)自動初期化方法の第3の実施の形態 さらに、テープストリーマ装置10において、CPU1
7が管理情報メモリ21に記憶されている所定のプログ
ラムデータに基づいてテープ22を自動的に初期化する
第3の実施の形態を図4に示すフローチヤートを用いて
説明する。図4に示すように、テープストリーマ装置1
0はRT4の開始ステツプから入つてステツプSP31
に移る。ステツプSP31において、CPU17はユー
ザによつてテープ22が本体に装填されたことを認識す
るとステツプSP32に移る。
【0039】ステツプSP32において、CPU17は
テープ22上の所定位置に設けられたVSIT領域3に
DIT4のタイムコードが記録されているか否かを判定
する。ここで、否定結果が得られると、これはVSIT
領域3にDIT4のタイムコードが記録されていない、
すなわちテープ22上の所定の位置にVSIT領域3が
存在していないのでテープ22が初期化されていない状
態であることを示しており、このときCPU17はステ
ツプSP33に移る。ここで、テープストリーマ装置1
0は記憶媒体として用いられたテープ22を再生し、無
記録領域1、ダミー領域2に次ぐ早い位置に存在するV
SIT領域3のタイムコードに基づいて初期化判定する
ことにより、迅速に判定結果を出力し得るようになされ
ている。
【0040】ステツプSP33において、CPU17は
ユーザから所定のデータ記録領域への読み出し命令又は
書込み命令でなるアクセス命令を受けたか否かを判定す
る。ここで否定結果が得られると、これはユーザからア
クセス命令を受けていないことを表しており、このとき
CPU17はアクセス命令(読み出し命令又は書込み命
令)を受けるまで上述の処理を繰り返す。これに対し
て、ステツプSP33において肯定結果が得られると、
これはユーザからアクセス命令を受けたことを表してお
り、このときCPU17はステツプSP34に移る。
【0041】ステツプSP34において、CPU17は
アクセス命令である読み出し命令又は書込み命令に基づ
いてテープ22の先頭から初期化を行つてステツプSP
35に移る。ステツプSP35において、CPU17は
アクセス命令が読み出し命令であつたか否かを判定す
る。ここで肯定結果が得られると、これはアクセス命令
が読み出し命令であつたことを表しており、このときC
PU17はステツプSP36に移る。
【0042】ステツプSP36において、CPU17は
読み出し命令に基づいてテープ22を初期化したが、テ
ープ22には元々データが記録されていないので、デー
タが書き込まれていないことをユーザに表示してステツ
プSP38に移つて処理を終了する。これに対して、ス
テツプSP35において否定結果が得られると、これは
アクセス命令が読み出し命令ではなく書込み命令であつ
たことを表しており、このときCPU17はステツプS
P37に移る。
【0043】これに対して、ステツプSP32において
肯定結果が得られると、これはVSIT領域3にDIT
4のタイムコードが記録されている、すなわちテープ2
2上の所定位置にVSIT領域3が存在しているのでテ
ープ22が既に初期化された状態であることを示してお
り、このときCPU17はステツプSP37に移る。ス
テツプSP37において、CPU17はテープ22にデ
ータが書き込まれている場合にはデータを読み出す準備
を行い、テープ22にデータが書き込まれていない場合
にはデータを書き込む準備を行つてステツプSP38に
移つて処理を終了する。
【0044】このようにして、テープストリーマ装置1
0はCPU17がテープ22の初期化判定を行つて、初
期化されていないと判断した後に、ユーザからの読み出
し命令又は書込み命令でなるアクセス命令を受けると当
該アクセス命令に基づいてテープ22の先頭から初期化
を行う。これにより、ユーザはテープストリーマ装置1
0の本体に新品のテープ22を装填し、アクセス命令を
入力するだけでよく、後はCPU17が初期化判定を行
つて初期化されていなければ自動的に初期化を実行する
ので、初期化コマンドを入力するといつた煩雑な操作を
省略し得、初期化を容易かつ短時間で実行し得るように
なされている。
【0045】以上の構成において、テープストリーマ装
置10はテープ22が本体に装填された後、判定手段と
してのCPU17、バツフアメモリ19及び記録再生系
23によつてテープ22を再生し、初期化されていない
と判断した後に、ユーザから所定のデータ記録領域への
アクセス命令(読み出し命令又は書き込み命令)を受け
ると制御手段としてのCPU17、バツフアメモリ19
及び記録再生系23によつて記憶手段としての管理情報
メモリ21からフオーマツトデータを読み出し、当該フ
オーマツトデータに基づいて初期化を実行することによ
り、テープ22が初期化されていなかつた場合にユーザ
に対して初期化されていない旨を文字情報で表示した
り、ユーザに対して初期化コマンドの入力を促す文字情
報を表示する必要が無くなつて初期化処理を容易にかつ
迅速に実行することができる。
【0046】従つて、ユーザは初期化コマンドを入力す
るといつた煩雑な操作をする必要が無く、テープ22を
テープストリーマ装置10の本体に装填し、所定のアク
セス命令を入力するだけで自動的にテープ22が初期化
されるので、コンピユータ11から送られて来るデータ
を直ちにテープ22に書き込んで短時間でバツクアツプ
することが可能となる。
【0047】以上の構成によれば、テープストリーマ装
置10はユーザによつて初期化コマンドを入力するとい
つた煩雑な操作を必要とせずに、テープ22を本体に装
填し所定のアクセス命令を入力するだけでテープ22を
自動的に初期化することができる。
【0048】(5)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、テープストリーマ装
置10に使用する記憶媒体としてビデオカセツトテープ
とほぼ同形状のテープ22を用いるようにした場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、1/4 インチ幅の
テープを片面アルミ製のカートリツジに収めたQIC(Q
uarterinch Cartridge) 、データをデイジタル記録する
DAT(Digital Audio Tape)等の他の種々のテープ状記
憶媒体や、デイスク状記憶媒体を用いるようにしても良
い。この場合、上述の実施の形態と同様の効果を得るこ
とができる。
【0049】また上述の実施の形態においては、記憶手
段としての管理情報メモリ21にテープ22を初期化す
る処理手順をプログラムデータとして記憶しておき、当
該プログラムデータに基づいてテープ22を初期化する
ようにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、記録媒体としてのCD−ROM(Compact Disc Read
-Only Memory) 等にテープ22を初期化するプログラム
データを記録しておき、外部読取装置によつてフロツピ
ーデイスクからプログラムデータを読み出し、当該プロ
グラムデータに基づいて初期化を実行するようにしても
良い。この場合、今までのテープストリーマ装置を用い
てフロツピーデイスクからプログラムデータを読み出す
だけで自動的に初期化を実行することができる。
【0050】さらに上述の実施の形態においては、特定
データとしてVSIT領域3に記録されたタイムコード
を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、要は初期化されている場合に必ず存在する
データ例えばDIT4のデータを用いて初期化されてい
るか否かを判定するようにしても良い。
【0051】さらに上述の実施の形態においては、本発
明の記憶装置をテープストリーマ装置10に適用するよ
うにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、データを書き込むための初期化を行う装置であれば
データ記録用に用いられるフロツピーデイスクを記憶媒
体としたワードプロセツサやパーソナルコンピユータ等
の他の種々の記憶装置に適用するようにしても良い。
【0052】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、記憶媒体
にデータを書き込むため所定の形式に従つて記憶媒体を
初期化する場合、記憶媒体上における所定位置の特定デ
ータを読み取ることにより、記憶媒体が初期化されてい
るか否かを判定し、初期化されていなかつた場合に所定
のフオーマツトデータに基づいて記憶媒体を初期化する
ことにより、記憶媒体を装置本体に装填するだけで自動
的に初期化を実行させることができ、かくしてユーザの
煩わしい操作なしに自動的に初期化を行つて処理時間を
短縮し得る記憶装置、初期化方法及び記録媒体を実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるテープストリーマ装置
の構成を示すブロツク図である。
【図2】テープ装填後直ちに初期化を行う処理手順を示
すフローチヤートである。
【図3】テープ装填後書込みコマンドに基づいて初期化
を行う処理手順を示すフローチヤートである。
【図4】テープ装填後次のアクセス命令に基づいて初期
化を行う処理手順を示すフローチヤートである。
【図5】テープの初期化フオーマツトを示す略線図であ
る。
【図6】テープ装填後通常の初期化を行う処理手順を示
すフローチヤートである。
【符号の説明】
10……テープストリーマ装置、17……CPU、19
……バツフアメモリ、20……バツクアツプRAM、2
1……管理情報メモリ、22……テープ、23……記録
再生系。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記憶媒体にデータを書き込むため所定の形
    式に従つて上記記憶媒体を初期化する記憶装置におい
    て、 上記記憶媒体を初期化する所定のフオーマツトデータが
    格納された記憶手段と、 上記記憶媒体が上記記憶装置本体に装填されたときに上
    記記憶媒体上における所定位置の特定データを読み取る
    ことにより、上記記憶媒体が初期化されているか否かを
    判定する判定手段と、 上記判定手段によつて上記記憶媒体が初期化されていな
    かつたと判定された場合に上記フオーマツトデータに基
    づいて上記記憶媒体を初期化する制御手段とを具えるこ
    とを特徴とする記憶装置。
  2. 【請求項2】上記制御手段は、上記記憶媒体上の所定の
    データ記録領域へのアクセス命令を受けたときに上記記
    憶媒体を初期化することを特徴とする請求項1に記載の
    記憶装置。
  3. 【請求項3】上記アクセス命令は、書込み命令又は読み
    出し命令であることを特徴とする請求項2に記載の記憶
    装置。
  4. 【請求項4】上記記憶媒体は、テープ状記憶媒体である
    ことを特徴とする請求項1に記載の記憶装置。
  5. 【請求項5】記憶媒体にデータを書き込むため所定の形
    式に従つて上記記憶媒体を初期化する初期化方法におい
    て、 上記記憶媒体上における所定位置の特定データを読み取
    ることにより、上記記憶媒体が初期化されているか否か
    を判定する第1のステツプと、 上記記憶媒体が初期化されていなかつた場合に所定のフ
    オーマツトデータに基づいて上記記憶媒体を初期化する
    第2のステツプを具えることを特徴とする初期化方法。
  6. 【請求項6】上記第2のステツプは、上記記憶媒体上の
    所定のデータ記録領域へのアクセス命令を受けたときに
    上記記憶媒体を初期化することを特徴とする請求項5に
    記載の初期化方法。
  7. 【請求項7】上記アクセス命令は、書込み命令又は読み
    出し命令であることを特徴とする請求項6に記載の初期
    化方法。
  8. 【請求項8】上記記憶媒体は、テープ状記憶媒体である
    ことを特徴とする請求項5に記載の初期化方法。
  9. 【請求項9】データ書き込み用の記憶媒体を装填し、当
    該記憶媒体に対してデータを読み書きする記憶装置の動
    作プログラムが記録された記録媒体において、 上記記憶媒体上における所定位置の特定データを読み取
    ることにより、上記記憶媒体が初期化されているか否か
    を判定する第1のステツプと、 上記記憶媒体が初期化されていなかつた場合に所定のフ
    オーマツトデータに基づいて上記記憶媒体を初期化する
    第2のステツプとを具えた初期化方法のプログラムが記
    録された機械読取り可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】上記第2のステツプは、上記記憶媒体上
    の所定のデータ記録領域へのアクセス命令を受けたとき
    に上記記憶媒体を初期化することを特徴とする請求項9
    に記載の記録媒体。
  11. 【請求項11】上記アクセス命令は、書込み命令又は読
    み出し命令であることを特徴とする請求項10に記載の
    記録媒体。
  12. 【請求項12】上記記憶媒体は、テープ状記録媒体であ
    ることを特徴とする請求項9に記載の記録媒体。
JP9108852A 1997-04-25 1997-04-25 記憶装置、初期化方法及び記録媒体 Pending JPH10302374A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6674603B2 (en) 2001-05-09 2004-01-06 International Business Machines Corporatoin Decreased load time by storing cassette initialization information
JP2007149273A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Hitachi Ltd 記録装置

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