JPH10301539A - 液晶表示装置の駆動回路 - Google Patents

液晶表示装置の駆動回路

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JPH10301539A
JPH10301539A JP9111183A JP11118397A JPH10301539A JP H10301539 A JPH10301539 A JP H10301539A JP 9111183 A JP9111183 A JP 9111183A JP 11118397 A JP11118397 A JP 11118397A JP H10301539 A JPH10301539 A JP H10301539A
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    • G09G3/2011Display of intermediate tones by amplitude modulation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な回路構成で高精度な電圧出力、高速駆
動、低消費電力を同時に実現する、液晶表示装置の駆動
回路を提供する。 【解決手段】 出力回路4は、選択回路3の選択電圧を
入力する出力回路入力端子8と、駆動回路出力端子9
と、第1の電圧源と、第2の電圧源と、入力端子8と出
力端子9の間に接続されたスイッチ12と、ドレインが
接地に、ゲートが入力端子8に、ソースが出力端子9に
接続されたPMOSトランジスタ11と、出力端子9と
電圧源VCCの間に接続されたスイッチ13で構成され
る。スイッチ12およびスイッチ13を制御することに
より、電圧源VCCにより出力端子9を所定の電圧にプ
リチャージする第1の駆動期間と、トランジスタ11を
ソースホロワとして動作させて出力端子9に電圧を出力
する第2の駆動期間と、入力端子8の電圧をスイッチ1
2を介して出力端子9に直接出力する第3の駆動期間の
3段階の駆動期間を設けて駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアクティブマトリッ
クス駆動方式の液晶表示装置の駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は薄型、軽量、低電力とい
う特長から、携帯機器やノートパソコンなどの携帯端末
をはじめ様々な装置に用いられている。その中でもアク
ティブマトリックス駆動方式を用いた液晶表示装置は、
高速応答、高精細表示、多階調表示という特長から需要
が高まっている。アクティブマトリックス駆動方式を用
いた液晶表示装置の表示部は一般に透明な画素電極と薄
膜トランジスタ(TFT)を配置した半導体基板と、面
全体に1つの透明な電極を形成した対向基板と、この2
枚の基板を対向させて間に液晶を封入した構造によって
なり、スイッチング機能を持つTFTを制御することに
よって各画素電極に所定の電圧を書き込み、各画素電極
と対向基板電極との間の電圧差により液晶の透過率を変
化させて画面表示を行っている。半導体基板上には、各
画素電極へ書き込む階調電圧(データ信号)を送るデー
タ線とTFTのスイッチング制御信号(走査信号)を送
る走査線が配線されている。各走査線にはパルス状の走
査信号がゲートドライバより送られ、走査線の走査信号
がハイレベルのとき、その走査線につながるTFTは全
てオンとなり、そのときデータ線に送られた階調電圧
(データ信号)がオンとなったTFTを介して画素電極
に書き込まれる。そして走査信号がローレベルとなりT
FTがオフ状態に変化すると、画素電極に書き込まれた
階調電圧は、次に書き替えられるまでの間保持される。
そして各走査線に順次走査信号を送ることにより、全て
の画素電極に所定の電圧が書き込まれ、フレーム周期で
書き換えを行うことによって画面表示を行うことができ
る。
【0003】このように液晶表示装置はデータ線を介し
て画素電極に階調電圧を書き込むことにより液晶を駆動
しており、データ線を駆動するデータドライバは、1画
素分の液晶容量だけでなく配線抵抗や配線容量を含む大
きな容量性負荷を駆動しなければならない。高精細表
示、多階調表示を行うためには、容量の大きなデータ線
負荷を高い電圧精度で高速に駆動する必要があるため、
高性能なデータドライバが要求され、これまでに様々な
データドライバの開発が行われてきた。その中で高精度
な電圧出力を可能としたのが図14に示す第1の従来例
である。これは抵抗ストリング1Aで生成した階調電圧
を選択回路3で選択して直接データ線負荷5に出力する
ので、電圧精度が抵抗ストリング1を構成する抵抗素子
の抵抗比によって決まり、高精度な電圧出力が可能とな
る。図14は1データ線に対する駆動回路を示している
が、複数のデータ線をもつ場合でも抵抗ストリングを共
有することによりデータ線ごとの出力電圧ばらつきもほ
とんど生じない。
【0004】また、パネルの高精細化により走査線数や
データ線数が増加すると、1データあたりの出力期間が
短くなり、データ線負荷を高速に駆動するためにはデー
タドライバに高い電流供給能力が必要となる。その要求
を満たすのが図16の第2の従来例や図17の第3の従
来例(特願平8−27623)である。第2の従来例
(図16)は抵抗ストリング1Aで生成した階調電圧を
選択回路3で選択してオペアンプ7で増幅して1データ
線負荷5に出力する駆動回路である。この駆動回路はオ
ペアンプ7によりインピーダンス変換しているため電流
供給能力が高く、データ線負荷を高速に駆動することが
できる。第3の従来例(図17)は抵抗素子群31で生
成された電圧を半導体スイッチ群SW1 ,SW2 ,・・
・,SWn+ 1 で選択してMOSトランジスタTrのゲー
トにバイアスし、ゲートバイアス電圧からしきい値電圧
だけ降圧した電圧をソースから取り出して出力する多値
電圧源回路である。この回路はMOSトランジスタTr
がソースホロワとなっているので低インピーダンスで多
値電圧を出力することができ、データドライバの駆動回
路として用いればデータ線負荷を高速に駆動することが
できる。また、抵抗素子群の両端にMOSトランジスタ
Trのしきい値電圧ばらつきを補正するための電圧制御
手段32および電流制御手段33を接続することにより
高精度な電圧を出力することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】液晶表示装置を携帯機
器や携帯端末として利用するためには、高精度な電圧出
力や高速駆動能力だけでなく消費電力を小さくすること
も必要となる。
【0006】しかしながら第1の従来例(図14)の場
合、抵抗ストリング1A内の各接続端子より階調電圧を
出力するので階調電圧に応じて出力インピーダンスが異
なる。この場合駆動速度はデータ線負荷および抵抗スト
リング1Aの出力インピーダンスによる遅延の時定数で
決まるので、任意の階調に対してデータ線を高速に駆動
するためには、階調電圧を生成する抵抗ストリング1A
の抵抗値を小さくして遅延の時定数を小さくする必要が
ある。しかしながら抵抗ストリング1Aの抵抗値を小さ
くすると、電源電圧が一定の場合は抵抗ストリング1A
に流れる電流が大きくなり、駆動回路における消費電力
が増大するという課題がある。
【0007】一方、第2の従来例(図16)の場合、抵
抗ストリング1Aに流す電流とデータ線の充放電による
電力消費以外にオペアンプの内部電流による電力消費を
生じるので、データ線数の多い高精細パネルではその消
費電力は無視できない大きさになる。またオペアンプは
トランジスタの特性ばらつきに起因するオフセットがあ
るため、出力電圧精度にばらつきを生じる場合がある。
【0008】第3の従来例(図17)では、抵抗素子群
に流す電流とデータ線負荷の充放電による電力消費があ
るが、MOSトランジスタによりインピーダンス変換を
行っているので抵抗素子群に流す電流を抑えることがで
き、比較的消費電力は小さい。しかしMOSトランジス
タのしきい値電圧ばらつきによって出力電圧がばらつく
のを防ぐため、抵抗素子群の両端に電圧制御回路や電流
制御回路を接続しており、そのため駆動回路の構成が複
雑になるという課題がある。
【0009】このように従来の液晶表示装置の駆動回路
では、データ線数の多い高精細パネルに対して簡単な回
路構成で高精度な電圧出力、高速駆動、低消費電力を同
時に実現することは難しかった。
【0010】本発明の目的は、簡単な回路構成で高精度
な電圧出力、高速駆動、低消費電力を同時に実現する液
晶表示装置の駆動回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の液晶表示
装置の駆動回路は、複数の電圧を生成する多値電圧出力
手段と、多値電圧生成手段で生成された電圧の中から駆
動に必要な電圧を選択する選択回路と、選択回路で生成
された電圧を入力して所望の電圧を駆動回路出力端子に
出力する出力回路を含む、液晶表示装置の駆動回路にお
いて、出力回路は、選択回路で選択された出力電圧を入
力する出力回路入力端子と、駆動回路出力端子と、第1
の電圧源と、第2の電圧源と、出力回路入力端子と駆動
回路出力端子の間に接続された第1のスイッチと、ドレ
インが第1の電圧源に、ゲートが出力回路入力端子に、
ソースが駆動回路出力端子に接続されたトランジスタ
と、駆動回路出力端子と第2の電圧源の間に接続された
第2のスイッチを含む。
【0012】本発明の実施態様によれば、出力回路は、
第1のスイッチおよび第2のスイッチが制御されること
により、第2の電圧源により駆動回路出力端子を所定の
電圧にプリチャージする第1の駆動期間と、トランジス
タをソースホロワとして動作させて駆動回路出力端子に
電圧を出力する第2の駆動期間と、出力回路入力端子の
電圧を前記第1のスイッチを介して駆動回路出力端子に
直接出力する第3の駆動期間の3段階の駆動期間を有す
る。
【0013】本発明の第2の液晶表示装置の駆動回路
は、複数の電圧を生成する多値電圧生成手段と、多値電
圧生成手段で生成された電圧の中から駆動に必要な電圧
を選択する選択回路と、選択回路で選択された電圧を入
力して所望の電圧を駆動回路出力端子に出力する出力回
路を含む、液晶表示装置の駆動回路において、出力回路
は、選択回路で選択された電圧を入力する出力回路入力
端子と、駆動回路出力端子と、第1の電圧源と、第2の
電圧源と、出力回路入力端子と駆動回路出力端子の間に
接続されたスイッチと、ドレインが第1の電圧源に、ゲ
ートが出力回路入力端子に、ソースが選択電圧出力端子
に接続されたnチャネル型トランジスタと、ドレインが
第2の電圧源に、ゲートが出力回路入力端子に、ソース
が駆動回路出力端子に接続されたpチャネル型トランジ
スタを含む。
【0014】本発明の実施態様によれば、出力回路は、
スイッチが制御されることにより、nチャネル型トラン
ジスタまたはpチャネル型トランジスタをソースホロワ
として動作させて駆動回路出力端子に電圧を出力する第
1の駆動期間と、出力回路入力端子の電圧をスイッチを
介して駆動回路出力端子に直接出力する第2の駆動期間
の2段階の駆動期間を有する。
【0015】本発明の実施態様によれば、多値電圧生成
手段は、第3の電圧源と、第4の電圧源と、第3の電圧
源と第4の電圧源の間に接続された抵抗素子群からなる
分圧回路である。
【0016】本発明の実施態様によれば、多値電圧生成
手段は、n個の電圧Vk(k=1,2,…n)および電
圧Vkから電圧Vokだけずれたn個の補助電圧Vk+
Vok(k=1,2,…,n)を生成する手段と、n個
の電圧Vkまたはn個の補助電圧Vk+Vokが出力さ
れる多値電圧生成手段出力端子と、n個の電圧Vkの多
値電圧生成手段出力端子への出力を制御する第1のスイ
ッチ群と、n個の補助電圧Vk+Vokの多値電圧生成
手段出力端子の出力を制御する第2のスイッチ群を含
む。
【0017】次に、本発明の作用を説明する。なお、説
明を簡単にするために、多値電圧生成手段は抵抗素子を
直列接続した抵抗ストリングで構成し、抵抗ストリング
内の各接続端子より電圧を生成する簡単な構成の場合に
ついて説明する。また、選択回路で選択して出力回路に
入力する任意の階調電圧をVk、出力回路のnチャネル
型トランジスタのしきい値電圧をVt、pチャネル型ト
ランジスタのしきい値電圧をVTとする。そして駆動回
路出力端子にデータ線負荷を接続し、このデータ線負荷
を駆動する場合について説明する。
【0018】まず、第1の液晶表示装置の駆動回路につ
いて説明する。第1の駆動期間では、出力回路の第1の
スイッチおよび第2のスイッチをオンにすると、第1の
トランジスタのゲートとソースが同電位となるため第1
のトランジスタはオフ状態となり、第2の電圧源により
データ線負荷は所定の電圧にプリチャージされる。そし
て第2の駆動期間で第1のスイッチおよび第2のスイッ
チをオフすると、選択回路で選択した階調電圧Vkは第
1のトランジスタのゲートにバイアスされ、ソースから
電圧(Vk−VT)が駆動回路の出力端子を介してデー
タ線負荷に出力される。このとき第1のトランジスタは
ソースホロワとなっており、インピーダンス変換により
第1の電圧源より電荷が供給され、データ線負荷を電圧
(Vk−VT)付近まで高速に駆動することができる。
第3の駆動期間では第1のスイッチをオン、第2のスイ
ッチをオフにすると、第1のトランジスタはオフし、階
調電圧Vkが第1のスイッチを介してデータ線に直接出
力される。このとき抵抗ストリングで生成された電圧が
直接データ線負荷に出力されるので、第3の駆動期間に
おける駆動速度は抵抗ストリングの出力インピーダンス
に依存する。抵抗ストリングの場合には、階調電圧に応
じて出力インピーダンスが異なり、第3の駆動期間にお
ける駆動速度はデータ線負荷および抵抗ストリングの出
力インピーダンスによる遅延の時定数で決まる。しかし
第3の駆動期間ではしきい値電圧VT程度の電圧差を駆
動するだけであり、遅延の時定数が比較的大きくても必
要な出力電圧精度に短時間で到達する。そのため抵抗ス
トリングの抵抗値を比較的大きくして抵抗ストリングに
流す電流を抑えることができ、駆動回路の消費電力を低
減することができる。このように3段階の駆動期間を設
けて1出力期間を駆動することにより、1出力期間全体
としては高速に駆動することができ、多値電圧生成手段
より出力される電圧を直接出力することにより高精度な
階調電圧をデータ線負荷に出力することができる。また
簡単な構成で駆動回路を実現でき、低い消費電力で駆動
することができる。
【0019】第2の液晶表示装置の駆動回路について
は、第1の駆動期間および第2の駆動期間の作用は第1
の液晶表示装置の駆動回路における第2の駆動期間およ
び第3の駆動期間の作用と同様である。なお第2の液晶
表示装置の駆動回路ではプリチャージは必要ない。その
理由は、第1の駆動期間において出力電圧が前出力期間
における出力電圧よりも高い場合はnチャネル型トラン
ジスタが動作し、出力電圧が前出力期間における出力電
圧よりも低い場合はpチャネル型トランジスタが動作す
るためである。したがって2段階の駆動期間を設けて1
出力期間を駆動することにより、1出力期間全体として
は高速に駆動することができ、抵抗ストリングで生成さ
れた電圧を直接出力することにより高精度な階調電圧を
データ線負荷に出力することができる。また、簡単な構
成で駆動回路を実現でき、低い消費電力で駆動すること
ができる。
【0020】第1の従来例と比較した場合、本発明は抵
抗ストリングに流す電流を抑えても高速駆動が可能なの
で、第1の従来例より消費電力を低減することができ
る。また第2の従来例と比較した場合も、本発明はオペ
アンプの内部電流のような電力損失がないので、第2の
従来例よりも低消費電力が可能である。また本発明は多
値電圧出力手段の出力電圧を直接データ線負荷に出力し
ており、第2の従来例のようなオペアンプのオフセット
による出力電圧のばらつきがなく、高精度な電圧をデー
タ線負荷に出力することができる。第3の従来例と比較
した場合は、本発明はトランジスタのしきい値電圧ばら
つきを補正するような補正回路は必要なく、回路構成が
簡単で設計が容易である。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0022】図1は本発明の第1の実施の形態の液晶表
示装置の駆動回路の構成図である。
【0023】本実施形態の、液晶表示装置の駆動回路
は、複数の電圧V1 ,V2 ,・・・,Vn を出力する多
値電圧生成回路1と、多値電圧生成回路の生成電圧V1
〜Vnから駆動に必要な電圧を選択する選択回路3と、
選択回路3で選択された電圧を入力して所望の電圧を駆
動回路出力端子9を介して1データ線負荷5に出力する
出力回路4で構成されている。
【0024】多値電圧生成回路1は抵抗素子を直列接続
した抵抗ストリングで構成され、抵抗ストリング内の各
接続端子からデータドライバの複数の出力に共通な階調
電圧線群2に階調電圧を出力する。そして選択回路3で
任意の階調を選択し、出力回路4より1データ線負荷5
に階調電圧を出力して一定期間電圧を保持する。なお、
図1では選択回路3および出力回路4は1データ線の駆
動に必要な構成部分のみ示す。多数のデータ線に出力す
る場合は、各データ線ごと選択回路3および出力回路4
を設ける。出力回路4は出力回路入力端子8と駆動回路
出力端子9とpチャネル型MOSトランジスタ(以後P
MOSトランジスタと称す)11とスイッチ12および
スイッチ13で構成される。PMOSトランジスタ11
のドレインは接地され、ゲートは出力回路入力端子8
に、ソースは駆動回路出力端子9に接続されている。ス
イッチ12は出力回路入力端子8と駆動回路出力端子9
の間に接続され、スイッチ13は駆動回路出力端子9と
電圧源VCCの間に接続されている。
【0025】図2は図1の回路構成における第1の駆動
例を示し、2出力期間の出力波形図、表1はそのときの
各スイッチの状態を示す表である。
【0026】
【表1】
【0027】以下これに基づいて駆動方法を簡単に説明
する。なお、以下の説明においてPMOSトランジスタ
11のしきい値電圧をVTとし、電圧源VCCの電圧V
CCをVCC>V1とする。期間T1 ではスイッチ13
をオンにして、まず1データ線負荷5を電圧VCCにプ
リチャージする。このときスイッチ12をオンにし、P
MOSトランジスタ11をオフさせておく。また、電圧
VCCから階調電圧線群2へ電流が逆流しないように選
択回路3のスイッチS1〜Snを全てオフにする。以後こ
の期間をプリチャージ期間と記す。次に、期間T2 では
選択回路3においてスイッチS1のみオンとして階調電
圧V1を選択する。そしてPMOSトランジスタ11の
ゲートに電圧V1がバイアスされた状態で、スイッチ1
2、PMOSスイッチ13ともオフにするとPMOSト
ランジスタ11がオンとなり、1データ線負荷5にチャ
ージされていた電荷がトランジスタ11のドレインの接
地面に放電され、1データ線負荷5の電圧はVCCから
急速に低下して電圧(V1−VT)に近づく。以後この
ようにMOSトランジスタをソースホロワ動作して1デ
ータ線負荷5を駆動する期間をトランジスタ駆動期間と
記す。次に、期間T 3 でスイッチ12をオンにすると、
PMOSトランジスタ11はオフし、階調電圧V1をス
イッチ12を介して直接1データ線負荷5に出力して1
出力期間を終了する。以後このように選択回路3の出力
を直接1データ線負荷5に出力する期間を直接駆動期間
と記す。次の出力期間T4 〜T6 についても同様に、T
4 のプリチャージ期間では1データ線負荷5を電圧VC
Cにプリチャージし、T5 のトランジスタ駆動期間で階
調電圧Vnを選択して1データ線負荷5に電圧(Vn−
VT)を出力し、T6 の直接駆動期間で階調電圧Vnを
直接1データ線負荷5に出力する。
【0028】このような駆動方法を行うことにより、ト
ランジスタ駆動期間では、PMOSトランジスタ11が
ソースホロワとなっているので階調に依存せず低インピ
ーダンスで高速に駆動することができ、直接駆動期間で
は選択回路3の出力を1データ線負荷5へ直接出力する
ことにより高精度な電圧を出力することができる。ただ
し、直接駆動期間は階調電圧により出力インピーダンス
が異なるので、その駆動速度は1データ線負荷5の抵抗
や容量と抵抗ストリングの出力インピーダンスにより決
まる遅延の時定数に依存するが、直接駆動期間ではしき
い値電圧VTの電圧差を駆動するだけでよく、時定数が
比較的大きくても必要な出力電圧精度に短時間で到達す
る。そのため抵抗ストリングの抵抗値を大きくしても1
出力期間全体では高速に駆動することができる。すなわ
ち本実施形態では抵抗ストリングに流れる電流を抑え、
駆動回路全体の消費電力を低減することができる。な
お、トランジスタ駆動期間において任意の階調電圧Vk
が(VCC−Vk)<−VTの場合、トランジスタ11
はオフしたままとなるが、直接駆動期間において駆動す
る電圧差はしきい値電圧VT以下になっているので、直
接駆動期間だけで高速に駆動することができる。また、
本実施形態を多出力のデータドライバICに用いた場
合、IC間やIC内のPMOSトランジスタのしきい値
電圧にばらつきが生じても、データ線の出力電圧は抵抗
ストリングを構成する抵抗素子の抵抗比によって決まる
ため、しきい値電圧のばらつきには何ら依存せず高精度
な電圧出力が可能である。このように本実施形態では、
簡単な回路構成で高精度な電圧出力、高速駆動、低消費
電力を同時に実現することができる。
【0029】また、図2では電圧源VCCが一定の場合
を示したが、出力期間ごとに電圧VCCのレベルを変え
ることも可能である。図3は出力期間ごとに電圧源VC
Cの電圧を変化させる第2の駆動例である。図3は電圧
源VCCの電圧をVCC1、VCC2と変化させ、図2
と同様のスイッチ制御を行ったときの出力波形図であ
る。ただし、VCC1>V1>VCC2>Vnとした。
【0030】また、本実施形態において、トランジスタ
11のしきい値電圧VTの絶対値は小さいほど効果的で
ある。しきい値電圧の絶対値の小さいトランジスタを用
いると、直接駆動期間に駆動しなければならない電圧差
が小さくなり駆動速度が速くなるため、必要な駆動速度
の限度内で抵抗ストリングに流す電流を抑えて消費電力
を下げることができる。
【0031】図4は本発明の第2の実施の形態の液晶表
示装置の駆動回路の構成図である。本実施形態は図1に
おいてPMOSトランジスタ11をnチャネル型MOS
トランジスタ(以後NMOSトランジスタと称す)14
に置き換え、そのドレインを電圧源VDDに接続したも
のである。
【0032】図5は図4の回路構成における第1の駆動
例を示す、データ線負荷5への2出力期間の出力波形
図、表2はそのときの各スイッチの状態を示す表であ
る。
【0033】
【表2】
【0034】駆動方法は図2と同様で、T1 およびT4
はプリチャージ期間、T2 およびT 5 はトランジスタ駆
動期間、T3 およびT6 は選択回路3の出力を直接デー
タ線負荷5に出力する直接駆動期間である。このような
駆動を行うことにより、第1の実施形態と同様に簡単な
回路構成で高精度な電圧出力、高速駆動、低消費電力を
同時に実現することができる。
【0035】図6は本発明の第3の実施の形態の液晶表
示装置の駆動回路の構成図である。
【0036】本実施形態は出力回路4のみが第1、第2
の実施形態と異なり、出力回路4は出力回路入力端子8
と駆動回路出力端子9とスイッチ12とNMOSトラン
ジスタ15とPMOSトランジスタ16で構成される。
スイッチ12は、第1、第2の実施形態と同様に出力回
路入力端子8と駆動回路出力端子9の間に接続され、N
MOSトランジスタ15のドレインを電圧源VDDに、
ゲートを出力回路入力端子8に、ソースを駆動回路出力
端子9に接続し、PMOSトランジスタ16のドレイン
を接地に、ゲートを出力回路入力端子8に、ソースを駆
動回路出力端子9に接続したものである。
【0037】図7は図6の回路構成における駆動例を示
すもので、2出力期間の出力波形図、表3はそのときの
各スイッチの状態を示す表である。
【0038】
【表3】
【0039】以下これに基づいて駆動方法を簡単に説明
する。なお、NMOSトランジスタ15およびPMOS
トランジスタ16のしきい値電圧をそれぞれVtおよび
VTとする。T1 はトランジスタ駆動期間で、スイッチ
12をオフし、選択回路3でスイッチS1のみオンとし
て階調電圧V1を選択し、NMOSトランジスタ15お
よびPMOSトランジスタ16のゲートに電圧V1をバ
イアスする。このとき前出力期間に1データ線負荷5に
保持されていた電圧がV1より十分低電圧である場合は
NMOSトランジスタ15がオンとなり、PMOSトラ
ンジスタ16はオフする。そして1データ線負荷5の電
圧は急速に上昇して電圧(V1−Vt)に近づく。T2
は直接駆動期間で、スイッチ12をオンにするとNMO
Sトランジスタ15およびPMOSトランジスタ16は
オフし、階調電圧V1を直接1データ線負荷5に出力し
て1出力期間を終了する。次の出力期間では、階調電圧
Vnを選択回路3で選択すると、T3 のトランジスタ駆
動期間でNMOSトランジスタ15がオフし、PMOS
トランジスタ16がオンとなる。そして1データ線負荷
5の電圧は急速に低下して電圧(Vn−VT)に近づ
く。その後T4 の直接駆動期間でスイッチ12をオンに
すると、NMOSトランジスタ15およびPMOSトラ
ンジスタ16はオフし、階調電圧Vnが直接1データ線
負荷5に出力される。
【0040】このような駆動方法を行うことにより、ト
ランジスタ駆動期間ではトランジスタがソースホロワと
なっているので階調に依存せず低インピーダンスで高速
に駆動することができ、直接駆動期間では選択回路3の
出力を1データ線負荷5へ直接出力することにより高精
度な電圧を出力することができる。なお、出力しようと
する電圧と前出力期間に保持されていた電圧との電位差
がNMOSトランジスタ15またはPMOSトランジス
タ16のしきい値電圧の絶対値より小さい場合は、T1
およびT3 のトランジスタ駆動期間においてNMOSト
ランジスタ15およびPMOSトランジスタ16の両方
ともオフする場合があるが、駆動する電圧差がしきい値
電圧以下となっているので直接駆動期間だけで十分高速
に駆動することができる。
【0041】また、本実施形態では、第1の実施形態の
ようなプリチャージが必要なく、第1の実施形態よりも
省電力、高速駆動が可能である。その理由はトランジス
タ駆動期間において出力電圧が前出力期間における出力
電圧よりも高い場合はNMOSトランジスタ15が動作
し、出力電圧が前出力期間における出力電圧よりも低い
場合はPMOSトランジスタ16が動作するためであ
る。そして本実施形態においても、第1の実施形態で説
明したのと同様に、抵抗ストリングの抵抗値を大きくし
ても高速に駆動することができ、駆動回路全体の消費電
力を低減することができる。そしてまた本実施形態を多
出力のデータドライバICに用いた場合も、IC間やI
C内のトランジスタのしきい値電圧にばらつきが生じて
も高精度な電圧出力が可能である。
【0042】なお、図6において、NMOSトランジス
タ15およびPMOSトランジスタ16のドレインを電
圧一定の電圧源に接続したが、出力期間ごと電圧可変と
なる任意の電圧源に接続して用いることもできる。
【0043】このように、本実施形態では、簡単な回路
構成で高精度な電圧出力、高速駆動、低消費電力を同時
に実現することができる。
【0044】図8は本発明の第4の実施形態の液晶表示
装置の駆動回路の構成図である。
【0045】本実施形態の駆動回路は、図1の駆動回路
を一部改良した回路で、選択回路3および出力回路4の
構成は図1と同様である。図8において、図1と異なる
構成部分について以下に説明する。多値電圧生成回路1
は抵抗素子を直列接続した抵抗ストリングで構成し、抵
抗ストリング内の2n個(但しnは自然数)の接続端子
よりn個の階調電圧および各階調電圧から所定の電圧だ
けずれたn個の補助電圧を出力する。ここで任意の階調
電圧をVk(但しkはn以下の自然数)、階調電圧Vk
から電圧Vok(但しkはn以下の自然数)だけずれた
補助電圧を(Vk+Vok)とし、階調電圧Vkまたは
補助電圧(Vk+Vok)を出力する階調電圧線をLk
(但しkはn以下の自然数)とする。なお、図8におい
てはVok<0とする。階調電圧Vkおよび補助電圧
(Vk+Vok)を生成する抵抗ストリング内の接続端
子それぞれと階調電圧線Lkとの間にスイッチSWkお
よびスイッチSWokを接続し、これらのスイッチを制
御することにより階調電圧Vkまたは電圧(Vk+Vo
k)を階調電圧線Lkに出力できるように構成する。こ
れを全てのkについて同様に接続した2n個のスイッチ
をスイッチ群6と記す。なお、以下の駆動方法の説明を
容易にするため、スイッチ群6において階調電圧V1、
補助電圧(V1+Vo1)、階調電圧Vn、補助電圧
(Vn+Von)を出力制御するスイッチをそれぞれ1
01、102、103、104とする。
【0046】図9は図8の回路構成における駆動例を示
すもので、2出力期間におけるデータ線負荷5の出力波
形図、表4はそのときのスイッチ群6のスイッチ101
〜104の状態を示す表である。
【0047】
【表4】
【0048】以下これに基づいて駆動方法を説明する。
1 〜T6 におけるスイッチ12およびスイッチ13の
制御方法は第1の実施形態と同様で、T1 およびT4
プリチャージ期間、T2 およびT5 はトランジスタ駆動
期間、T3 およびT6 は選択回路3の出力を直接1デー
タ線負荷5に出力する直接駆動期間である。本実施形態
ではさらにスイッチ群6を設けており、その制御と効果
を説明する。スイッチ群6はプリチャージ期間およびト
ランジスタ駆動期間では階調電圧線群2に補助電圧(V
k+Vok)を出力し、直接駆動期間では階調電圧線群
2に階調電圧Vkを出力するようにスイッチ群6を制御
する。具体的にはT1 、T2 ではスイッチ101、10
3など階調電圧を出力制御するスイッチは全てオフ、ス
イッチ102、104など補助電圧を出力制御するスイ
ッチは全てオンとなっている。T 2 で選択回路3のスイ
ッチS1がオンとなると、PMOSトランジスタ11の
ゲートに補助電圧(V1+Vo1)がバイアスされ、1
データ線負荷5の電圧はプリチャージ電圧VCCから電
圧(V1+Vo1−VT)に急速に低下する。そしてT
3 でスイッチ101、103など階調電圧を出力制御す
るスイッチが全てオン、スイッチ102、104など補
助電圧を出力制御するスイッチが全てオフとなると、階
調電圧線群2の電圧は補助電圧から階調電圧に切り替わ
り、選択回路3で選択されている階調電圧V1が1デー
タ線負荷5に直接出力される。T4 〜T6 についても同
様に、T5 で電圧(Vn+Von−VT)が、T6 で階
調電圧Vnが1データ線負荷5に出力される。この作用
は任意の階調電圧Vkを出力する場合も同様である。こ
のような駆動方法を行うことにより、第1の実施形態と
同様の効果を持つが、本実施形態では第1の実施形態よ
りもさらに高速駆動、低消費電力が実現できる。以下に
その理由を説明する。本実施形態においてPMOSトラ
ンジスタ11の基板バイアス電圧がソース電圧に等しい
とき、PMOSトランジスタ11のしきい値電圧VTは
ゲートバイアス電圧によらず一定である。このとき多値
電圧生成回路1の抵抗ストリングの設計において、電圧
Vokは全てのkに対して一定の値に設定することがで
きる。そしてVokがVTに近い値をとるように設計す
ると、トランジスタ駆動期間において1データ線負荷5
の電圧は(Vk+Vok−VT)であるので、所望の階
調電圧Vk付近まで高速に駆動することができる。第1
の実施形態では直接駆動期間はPMOSトランジスタ1
1のしきい値電圧VT分の電圧差を駆動しなければなら
ないが、本実施形態ではVokの設定により、直接駆動
期間においてしきい値電圧VTに依存しないわずかな電
圧差を駆動するだけでよい。したがって、抵抗ストリン
グの設計を第1の実施形態で必要とする抵抗値より大き
くしても十分高速に駆動することができ、それにより抵
抗ストリングに流れる電流を抑えて駆動回路の消費電力
を第1の実施形態よりもさらに低減することができる。
【0049】また、本実施形態は、NMOSトランジス
タを用いた出力回路4を含む第2の実施形態に応用する
こともでき、その場合も本実施形態と同様の効果を得る
ことができる。
【0050】次に、第1の実施形態から第4の実施形態
で説明した液晶表示装置の駆動回路について、シミュレ
ーションにより具体的に実施し、駆動速度および消費電
力のシミュレーション結果より本発明による効果を実証
する。なお、シミュレーションにおいて第2の実施形態
(図4)は、第1の実施形態(図1)の出力回路4のP
MOSトランジスタ11をNMOSトランジスタ14に
置き換えたものであり、効果は同様であるので第2の実
施形態(図4)のシミュレーションによる効果の実証は
省略する。
【0051】シミュレーションは対角9インチのVGA
パネルに相当する1データ線負荷を本発明の駆動回路
(図1、図6、図8)に接続し、それぞれの駆動回路に
ついてデータ線終端の出力電圧の変化より駆動速度およ
び消費電力を見積もる。シミュレーションに用いる1デ
ータ線負荷の等価回路を図10に示す。駆動回路10は
図1、図6、図8の回路構成を持つ1データ線駆動回路
であり、1データ線負荷20は液晶容量および配線抵
抗、配線容量を含めた等価回路である。シミュレーショ
ンにおいて駆動回路10の任意の電圧源VCCは電源電
圧VDDに等しいとし、VDD=5Vとする。また、駆
動回路10のデータ線負荷への1出力期間は40μsと
する。なお駆動速度を見積もるにあたり、直接駆動期間
における駆動速度は階調に依存するので、出力設定電圧
は0.5V、2.5V、4.5Vの3レベルとし、4.
5Vの初期状態から第1出力期間は2.5V、第2出力
期間は0.5V、第3出力期間は2.5V、第4出力期
間は4.5Vを1サイクルとして出力するように設定す
る。駆動速度の見積もりは、VGAパネルの1LSB
(40mV)を用いて、各出力期間の始まりから出力設
定電圧の1LSB(40mV)精度に到達するまでの時
間を見積もる。なお、これにはプリチャージ期間も含め
るものとする。また、消費電力の見積もりは、1データ
線負荷20を1サイクル周期で駆動するときに電源電圧
VDDで消費される電力を見積もる。この消費電力は抵
抗ストリングに流れる電流および1データ線負荷の充放
電による消費電力であり、1データ線あたりの駆動消費
電力である。多数のデータ線に出力する駆動回路の場合
は、抵抗ストリングに流す電流はデータ線数に比例し、
駆動消費電力もデータ線数に比例する。
【0052】また、本発明との比較を行うため、第1の
従来例(図16)についても同様のシミュレーションを
行う。第1の従来例において、抵抗ストリングに10μ
Aの電流を流す場合について本発明と比較を行う。図1
5は第1従来例のシミュレーションによる出力波形図で
ある。 (実施例1)図11は第1の実施形態(図1)における
1サイクル(4出力期間)のデータ線終端電圧(点線)
および電源電圧VDDで消費される電力P(実線)の出
力波形図である。駆動条件は抵抗ストリングに流す電流
をI=10μAとし、PMOSトランジスタ11のしき
い値電圧をVT=−0.5Vとした場合である。1出力
期間における駆動タイミングを表5に示す。
【0053】
【表5】
【0054】プリチャージ期間を5μs、トランジスタ
駆動期間を3μs、直接駆動期間を32μsとした。ト
ランジスタ駆動期間において、第1の従来例(図15)
と比べてデータ線終端電圧の変化が速いことは明らかで
ある。表6に1LSB精度到達時間および消費電力の第
1従来例との比較を示す。
【0055】
【表6】
【0056】抵抗ストリングで生成した階調電圧を直接
データ線負荷20に出力する場合、階調電圧に応じて遅
延の時定数が異なるため駆動速度も階調電圧に応じて異
なる。表6より1LSB精度到達時間は出力電圧2.5
Vのときが最も遅く、これが駆動回路の駆動速度を決め
る。
【0057】図1の駆動回路では、駆動条件がI=10
μA、VT=−0.5Vの場合は第1の従来例に比べて
駆動速度、消費電力ともやや劣っている。これは図1の
駆動回路がプリチャージを必要とするため、プリチャー
ジ期間やプリチャージによる充放電があるためである。
しかしPMOSトランジスタ11のしきい値電圧をVT
=−0.5VからVT=−0.2Vにして、抵抗ストリ
ングに流す電流をI=8μAにすると、第1の従来例よ
りも駆動速度、消費電力とも優ることができる。このよ
うにしきい値電圧の絶対値の小さいトランジスタを用い
ると、直接駆動期間に駆動しなければならない電圧差が
小さくなり駆動速度が速くなるため、必要な駆動速度の
限度内で抵抗ストリングに流す電流を抑えて消費電力を
下げることができる。これにより本発明の駆動回路(図
1)の効果が示された。
【0058】図12は第3の実施形態(図6)における
1サイクル(4出力期間)のデータ線終端電圧(点線)
および電源電圧VDDで消費される電力P(実線)の出
力波形図である。駆動条件は抵抗ストリングに流す電流
をI=8μAとし、NMOSトランジスタ15のしきい
値電圧をVt=0.5V、PMOSトランジスタ16の
しきい値電圧をVT=−0.5Vとし、両MOSトラン
ジスタ15、16とも基板電圧はソース電圧に等しいと
した場合である。1出力期間における駆動タイミングを
表5に示す。図6の駆動回路ではプリチャージは必要な
く、トランジスタ駆動期間を3μs、直接駆動期間を3
7μsとした。トランジスタ駆動期間において、第1の
従来例(図15)と比べてデータ線終端電圧の変化が速
いことは明らかである。表6に1LSB精度到達時間お
よび消費電力の第1の従来例との比較を示す。
【0059】図6の駆動回路ではプリチャージが必要な
いので、図1の駆動回路よりも1LSB精度到達時間が
短く、プリチャージによる電力消費もない。したがっ
て、抵抗ストリングに流す電流を8μAとしても、駆動
速度と消費電力とも図1の駆動回路ならびに第1の従来
例の駆動回路(図14)より優っている。第1の実施例
と同様にしきい値電圧の絶対値の小さいトランジスタを
用いれば、さらに高速駆動や消費電力の低減が可能とな
る。
【0060】図13は第4の実施形態(図8)における
1サイクル(4出力期間)のデータ線終端電圧(点線)
および電源電圧VDDで消費される電力P(実線)の出
力波形図である。駆動条件は抵抗ストリングに流す電流
をI=5μAとし、P型トランジスタ11のしきい値電
圧をVT=−0.5Vとし、Vok=−0.55V(但
しkはn以下の自然数)とした場合である。1出力期間
における駆動タイミングを表4に示す。駆動タイミング
は第1の実施例と同様でプリチャージ期間を5μs、ト
ランジスタ駆動期間を3μs、直接駆動期間を32μs
とした。トランジスタ駆動期間において、第1の従来例
(図15)と比べてデータ線終端電圧の変化が速いこと
は明らかである。表6に1LSB精度到達時間および消
費電力の第1の従来例との比較を示す。
【0061】図8の駆動回路では電圧Vokを最適に設
定することにより、直接駆動期間に駆動しなければなら
ない電圧差をトランジスタのしきい値電圧に関係なく十
分小さくできるので、1LSB精度到達時間も十分短く
することができ、抵抗ストリングに流す電流も抑えるこ
とができる。なお、本実施例では、トランジスタ駆動期
間にPMOSトランジスタ11のゲートにバイアスされ
る補助電圧が(Vk−Vok)<0のときは、ゲートバ
イアスは0Vになるように設定した。そのため本実施例
における出力電圧0.5Vのときのゲートバイアスは理
想的には−0.05Vであるが、ここでは0Vとなるの
で、1LSB精度到達時間は12.7μsとやや遅くな
る。しかしその場合でも第1の従来例および図1、図6
の駆動回路よりも高速駆動と消費電力の低減が実現でき
る。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、駆動期間
を少なくとも2段階に分割し、第1の段階では出力精度
は低いが電流供給能力の高い回路で大まかに容量性負荷
を所望の電圧に近づけ、第2の段階では電流供給能力は
低いが出力精度の高い回路で厳密に容量性負荷の電圧を
決定するような構成としたことにより、従来の出力段に
オペアンプを使用した駆動回路よりも簡単な回路構成で
高精度な電圧出力を得られ、また抵抗分圧した電圧を直
接出力する駆動回路よりも高速駆動および消費電力の低
減が可能である。これにより簡単な回路構成で高精度な
電圧出力および高速駆動、低消費電力を同時に実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の液晶表示装置の駆
動回路の回路図である。
【図2】図1の駆動回路における第1駆動例の出力波形
図である。
【図3】図1の駆動回路における第2駆動例の出力波形
図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の液晶表示装置の駆
動回路の回路図である。
【図5】図4の駆動回路における駆動例の出力波形図で
ある。
【図6】本発明の第3の実施の形態の液晶表示装置の駆
動回路の回路図である。
【図7】図6の駆動回路における駆動例の出力波形図で
ある。
【図8】本発明の第4の実施の形態の液晶表示装置の駆
動回路の回路図である。
【図9】図8の駆動回路における駆動例の出力波形図で
ある。
【図10】駆動回路のシミュレーションに用いた1デー
タ線負荷の等価回路図である。
【図11】第1の実施例の出力波形図である。
【図12】第2の実施例の出力波形図である。
【図13】第3の実施例の出力波形図である。
【図14】第1従来例を示す回路図である。
【図15】第1従来例の出力波形図である。
【図16】第2従来例を示す回路図である。
【図17】第3従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 多値電圧生成回路 2 階調電圧線群 3 選択回路 4 出力回路 5 1データ線負荷 6 スイッチ群 8 出力回路入力端子 9 駆動回路出力端子 10 データ線駆動回路 11 PMOSトランジスタ 12,13 スイッチ 14,15 NMOSトランジスタ 16 PMOSトランジスタ 20 1データ線負荷 21 データ線終端 101〜104 スイッチ V1 〜Vn ,Vo1〜Von 電圧 SW1 〜SWn ,SWo1〜SWon,S1 〜Sn スイ
ッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電圧を生成する多値電圧生成手段
    と、前記多値電圧生成手段で生成された電圧の中から駆
    動に必要な電圧を選択する選択回路と、前記選択回路で
    選択された電圧を入力して所望の電圧を駆動回路出力端
    子に出力する出力回路を含む、液晶表示装置の駆動回路
    において、 前記出力回路は、前記選択回路で選択された電圧を入力
    する出力回路入力端子と、前記駆動回路出力端子と、第
    1の電圧源と、第2の電圧源と、前記出力回路入力端子
    と前記駆動回路出力端子の間に接続された第1のスイッ
    チと、ドレインが第1の電圧源に、ゲートが前記出力回
    路入力端子に、ソースが前記駆動回路出力端子に接続さ
    れたトランジスタと、前記駆動回路出力端子と前記第2
    の電圧源の間に接続された第2のスイッチを含むことを
    特徴とする、液晶表示装置の駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記出力回路は、前記第1のスイッチお
    よび前記第2のスイッチが制御されることにより、前記
    第2の電圧源により前記駆動回路出力端子を所定の電圧
    にプリチャージする第1の駆動期間と、前記トランジス
    タをソースホロワとして動作させて前記駆動回路出力端
    子に電圧を出力する第2の駆動期間と、前記出力回路入
    力端子の電圧を前記第1のスイッチを介して前記駆動回
    路出力端子に直接出力する第3の駆動期間の3段階の駆
    動期間を有する、請求項1記載の、液晶表示装置の駆動
    回路。
  3. 【請求項3】 複数の電圧を生成する多値電圧生成手段
    と、前記多値電圧生成手段で生成された電圧の中から駆
    動に必要な電圧を選択する選択回路と、前記選択回路で
    選択された電圧を入力して所望の電圧を駆動回路出力端
    子に出力する出力回路を含む、液晶表示装置の駆動回路
    において、 前記出力回路は、前記選択回路で選択された電圧を入力
    する出力回路入力端子と、前記駆動回路出力端子と、第
    1の電圧源と、第2の電圧源と、前記出力回路入力端子
    と前記駆動回路出力端子の間に接続されたスイッチと、
    ドレインが前記第1の電圧源に、ゲートが前記出力回路
    入力端子に、ソースが前記駆動回路出力端子に接続され
    たnチャネル型トランジスタと、ドレインが前記第2の
    電圧源に、ゲートが前記出力回路入力端子に、ソースが
    前記駆動回路出力端子に接続されたpチャネル型トラン
    ジスタを含むことを特徴とする、液晶表示装置の駆動回
    路。
  4. 【請求項4】 前記出力回路は、前記スイッチが制御さ
    れることにより、前記nチャネル型トランジスタまたは
    前記pチャネル型トランジスタをソースホロワとして動
    作させて前記駆動回路出力端子に電圧を出力する第1の
    駆動期間と、前記出力回路入力端子の電圧を前記スイッ
    チを介して前記駆動回路出力端子に直接出力する第2の
    駆動期間の2段階の駆動期間を有する、請求項3記載
    の、液晶表示装置の駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記多値電圧生成手段は、第3の電圧源
    と、第4の電圧源と、第3の電圧源と第4の電圧源の間
    に接続された抵抗素子群からなる分圧回路である、請求
    項1または3記載の、液晶表示装置の駆動回路。
  6. 【請求項6】 前記多値電圧生成手段は、n個の電圧V
    k(k=1,2,…n)および電圧Vkから電圧Vok
    だけずれたn個の補助電圧Vk+Vok(k=1,2,
    …,n)を生成する手段と、前記n個の電圧Vkまたは
    前記n個の補助電圧Vk+Vokが出力される多値電圧
    生成手段出力端子と、前記n個の電圧Vkの前記多値電
    圧生成手段出力端子への出力を制御する第1のスイッチ
    群と、前記n個の補助電圧Vk+Vokの前記多値電圧
    生成手段出力端子の出力を制御する第2のスイッチ群を
    含む、請求項1または3記載の、液晶表示装置の駆動回
    路。
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