JPH10301240A - シングルユースカメラにフィルムを装入する装置と方法および該装置と方法を用いてフィルムを装入されるシングルユースカメラ - Google Patents

シングルユースカメラにフィルムを装入する装置と方法および該装置と方法を用いてフィルムを装入されるシングルユースカメラ

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JPH10301240A
JPH10301240A JP10109025A JP10902598A JPH10301240A JP H10301240 A JPH10301240 A JP H10301240A JP 10109025 A JP10109025 A JP 10109025A JP 10902598 A JP10902598 A JP 10902598A JP H10301240 A JPH10301240 A JP H10301240A
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scroll
quill
cartridge
film
receiving portion
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Joseph Albert Watkins
アルバート ワトキンス ジョセフ
Duane B Kirk
ブレア カーク デュアン
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Original Assignee
Eastman Kodak Co
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    • G03B2219/045Roll-film cameras adapted for unloading the film in the processing laboratory, e.g. disposable, reusable or recyclable cameras

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シングルユースカメラへのフィルム挿入装置
および挿入方法を簡単で確実かつ容易にする。 【解決手段】 ネスト32に保持されたカートリッジ1
8からフィルムストリップ44が押し出される。ストリ
ップ44が巻き取りクイル58に巻き取られてスクロー
ルが形成される。アバットメント94を含むスクロール
保持具92によりスクロールの緩みが防止された状態
で、スクロールから巻き取りクイル58が引き抜かれ、
そしてカートリッジ18およびスクロールが、それぞれ
カメラフレーム10の第1受入部116、第2受入部1
18に装着される。スクロール保持具92は、第2受入
部118から軸方向へ取り除かれる。巻き取りクイル5
8をつけたままスクロールをカメラフレームに装着する
必要がなく、簡単な構造で確実かつ容易にフレームにフ
ィルムをロードできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シングルユース
カメラおよび該カメラにフィルムを装入する装置と方法
に関し、特に一定長のフィルムストリップが遮光性カー
トリッジから引き出されてフィルムのスクロールが形成
され、この後前記カートリッジとスクロールがカメラフ
レームに装入される方式のカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、先願の米国特許第4,890,1
30号および5,235,366号に開示されたカメラ
などの、いわゆるシングルユースカメラの普及が進んで
いる。一般にこの種のカメラは適当なプラスチック材で
成形された内部フレームを含む。この内部フレームには
種々のカメラ内構成部品が搭載される。前記構成部品と
して、フィルムを前進させるサムホイール、撮影レンズ
とシャッタとの組部品、ファインダ、およびフレームの
カウンタホイール(counterwheel)等があ
り、これらの部品は全て従来のカメラ技術において公知
の機能を有する。前記内部フレームは遮光性のカートリ
ッジを受け入れるチャンバを含み、該カートリッジにフ
ィルムストリップの後端が取り付けられたリール(スプ
ール)が収納される。
【0003】シングルユースカメラのフレームにフィル
ムを装入する公知の方法の一つに、フィルムストリップ
を、後端がリールに取り付けられたままの状態でカート
リッジから引き出す方法があり、例えば米国特許第4,
972,649号にこの方法が開示されている。次いで
フィルムストリップの引き出された部分が巻き取りクイ
ルの外周上で巻かれ、スクロールが形成される。カート
リッジが軸方向に移動してフレーム中の第一のチャンバ
に入り、リールがフレームに装着された回転式カプリン
グと結合できる状態になる。前記スクロールが軸方向あ
るいは径方向からフレーム中の第二のチャンバに挿入さ
れて、一定長のフィルムストリップがスクロールとカー
トリッジ間に延びた形になる。この後巻き取りクイルが
引き抜かれ、スクロールはリールやコア等に巻かれてい
ない状態で第二のチャンバ内に残る。別の方法として、
カートリッジとスクロールを先ずカメラの背面カバー上
のクリップに装着した後、巻き取りクイルを引き抜く方
法がある。この後カートリッジとスクロールが、カメラ
フレームへの背面カバーの組み付け時に各相応のチャン
バに挿入される。さらに別の方法においては、カートリ
ッジがカメラフレーム中の第一のチャンバに装入され、
フィルムストリップの先端がカメラを横切って第二の反
対側のチャンバ中の巻き上げリールまで押し出される。
この後リールが外部巻き取りクイルと結合し、フィルム
ストリップがカートリッジからリールに巻き取られる。
いずれの場合も、カメラユーザが写真を撮影する間にフ
ィルムはカートリッジ中に巻き戻される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第4,97
2,649号開示のフィルム装入方法は広く用いられて
きたが、いくつかの問題点が明らかになっている。スク
ロールが、カメラの外部であるいはカメラの背面カバー
上のクリップ外部で形成されるため、スクロールをカメ
ラまたはクリップ内に装入するまで巻き取りクイル上に
しっかりと保持して、スクロールが時計ばね動作して緩
んだ回旋状態になることを防ぐ必要がある。スクロール
を伴った巻き取りクイルを動かす必要があることから、
必然的に装入装置と方法の複雑化を招く。カートリッジ
をカメラフレームに装入した後フィルムストリップをカ
ートリッジから引き出す方式の場合は、効率の悪い手作
業あるいは複雑な装着機構によってフィルムストリップ
の先端を巻き上げリールに取り付ける必要がある。複雑
な技術を要することなく、(巻き取りクイルに保持した
状態で)スクロールを装入する、あるいはフィルムスト
リップの先端を巻き上げリールに取り付け得る、前述の
種類のカメラへの改良されたフィルム挿入装置および方
法の必要性が生じている。
【0005】最近、先願の米国特許第5,049,91
4号開示の方式の先端写真システム(advanced
photograhic system)(略称AP
S)カートリッジを用いたシングルユースカメラが市販
されている。このAPSカートリッジはフィルムストリ
ップの後端が取り付けられたリールを収納したものであ
り、リールが回転すると、フィルムストリップの先端は
選択的に開けられた簡易閉鎖式ドアを通ってカートリッ
ジから押し出される。フィルムストリップは露光後カー
トリッジに戻り、簡易閉鎖式ドアが閉じられる。写真仕
上げ時に、フィルムストリップは再びカートリッジから
押し出され、現像、焼き付け処理された後カートリッジ
に戻る。後で顧客が焼き増しを希望した場合は、フィル
ムは再度カートリッジから押し出される。
【0006】カートリッジとフィルムは繰り返し使用さ
れるものであるため、フィルムストリップの先端が装入
時に損傷される恐れのない、シングルユースカメラへの
フィルム装入装置および方法の必要性が生じている。A
PSカートリッジの使用時に、フィルムストリップを引
き出してスクロールを形成して、前記先端を損傷させる
度合の多い巻き上げリールの使用を避けることができる
ようにすることが望まれている。
【0007】このような背景の下、本発明の第一の目的
は、改良されたシングルユースカメラへのフィルム装入
装置および方法を提供することである。本発明の別の目
的は、フィルムのスクロールを簡単かつ信頼性よく装入
できる、改良されたシングルユースカメラおよびシング
ルユースカメラにおける改良された内部フレームを提供
することである。本発明のさらなる目的は、改良された
シングルユースカメラへのフィルム再装入方法を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、シング
ルユースカメラにおける連続封入(subsequen
t inclusion)によるカメラフレームへのフ
ィルム装入(loading)に対して有用なものであ
る。前記カメラフレームは、露光窓(開口)と、露光窓
の一方の側に位置してフィルムストリップの後端(tr
ailingend)が取り付けられたリール(スプー
ル)を収納する遮光性フィルムカートリッジを受け入れ
る第一のチャンバ(レシーバ)、および露光窓の反対側
に位置してフィルムストリップで形成されたスクロール
を受け入れる第二のチャンバ(レシーバ)を含む。前記
方法は、カートリッジからフィルムストリップの先端
(リード端)を引き出すステップと、巻き取りクイル
(scrolling quill)の近傍にスクロー
ル保持具を配置するステップであって、前記スクロール
保持具は、スクロールの外面に密着して完成したスクロ
ールの時計ばね動作を防止する少なくとも一つのアバッ
トメントを含むものであるステップと、巻き取りクイル
の周囲かつスクロール保持具の内側に前記先端を巻き付
けるステップと、フィルムストリップを巻き続けて巻き
取りクイルの外周上にフィルムのスクロールを形成する
ステップであって、前記スクロールはスクロール保持具
内に一つの軸と一つの端部をもち、スクロールの後端は
カートリッジ内のリールに取り付けられたままの状態で
あるステップと、スクロールの巻き取り後スクロールか
ら巻き取りクイルを取り除くステップと、巻き取りクイ
ルを取り除いた後スクロールとスクロール保持具とを第
二のチャンバに装入して、フィルムストリップの一部が
露光窓を横切ってカートリッジとスクロール間に延びる
ようにするステップと、スクロール保持具を第二のチャ
ンバから軸方向に引き出してスクロールをカメラフレー
ムに装入されたままにしておくステップとを含む。
【0009】巻き取りクイルをスクロールから取り除い
た後にカートリッジが第一のチャンバに装入される。巻
き取りクイルを取り除く間は、スクロールが軸方向に把
持されて湾状変形が防止される。スクロール保持具は巻
き取りクイルの自由端近傍に配置される。スクロール保
持具はスクロールの内径部分と係合する少なくとも一つ
の突起部を含み、前記先端を巻き取るステップは、フィ
ルムストリップの先端を該スクロール保持具の突起部の
周囲に巻き付けることを含む。カートリッジは押し出し
式カートリッジであり、前記フィルムストリップの先端
を引き出すステップはフィルムストリップをカートリッ
ジから押し出すことを含む。あるいは、該引き出すステ
ップは、フィルムストリップをカートリッジから引っ張
り出すことを含む。
【0010】本発明の別の方法は、前述の種類のシング
ルユースカメラへのフィルムの再装入に対して有用なも
のである。このフィルム再装入方法は、前記径方向に延
びた部材の径方向に内側の部分を少なくとも除去して巻
き取りクイルを軸方向から第二のチャンバに挿入できる
ようにするステップと、フィルムストリップの先端をカ
ートリッジから引き出すステップと、前記先端を巻き取
りクイルの外周上に巻き付けるステップと、カートリッ
ジを第一のチャンバに装入するステップと、スクロール
を第二のチャンバに装入するステップと、スクロールの
装入後第二のチャンバの一端を通して巻き取りクイルを
スクロールから取り除くステップと、を含む。前記径方
向に延びた部材の径方向に外側の部分は除去されずに残
り、スクロールが第二のチャンバから軸方向に湾状変形
することを防止する。
【0011】本発明の装置は、前述の種類のシングルユ
ースカメラにおける連続封入によるカメラフレームへの
フィルム装入に対して有用なものである。この装置は、
カートリッジを保持するネストと、フィルムストリップ
の先端をカートリッジから搬送する機構と、スクロール
の外面に密着して時計ばね動作を防ぐ少なくとも一つの
アバットメントを含むスクロール保持具と、スクロール
保持具を巻き取りクイルの近傍に配置する機構と、巻き
取りクイルの外周にフィルムストリップの先端を密着さ
せる巻き取りガイドと、スクロールを巻き取る回転式巻
き取りクイルと、巻き取りクイルをスクロールから取り
除いてスクロールをスクロール保持具に密着させたまま
の状態にしておく機構と、巻き取りクイルをスクロール
から取り除いた後動作して、カートリッジを第一のチャ
ンバに装入し、スクロールとスクロール保持具を第二の
チャンバに装入して、フィルムストリップの一部が露光
窓を横切ってカートリッジとスクロールの間に延びるよ
うにするツールと、スクロール保持具を前記少なくとも
一つの開端を通して第二のチャンバから軸方向に取り除
く機構とを含む。
【0012】カートリッジが押し出し式カートリッジで
ある場合は、前記搬送機構によってカートリッジ内のリ
ールが回転し、フィルムストリップの先端が巻き取りク
イルの方に押し出される。カートリッジが従来形の35
mm型カートリッジでかつカートリッジからフィルムス
トリップの先端が延びている場合は、前記搬送機構が前
記先端を巻き取りクイルの方に引っ張り出す。スクロー
ルの把持機構を設けて、巻き取りクイルを取り除く時の
スクロールの湾状変形を防止することができる。前記把
持機構からスクロールを取り出す手段を設けて、スクロ
ールを第二のチャンバに残しておくようにすることもで
きる。
【0013】前記巻き取りガイドは、巻き取りクイルの
近傍に回転できるように搭載された一対のガイド部材
(各ガイド部材は巻き取りクイルを部分的に囲む細長い
凹部を含む)と、フィルムストリップの先端を受け入れ
る前記ガイド部材間の導入スロットと、フィルムストリ
ップの先端が巻き取りクイルに固定された後前記ガイド
部材を移動させて巻き取りクイルから離す手段とを含
む。前記フィルムストリップ係合用ガイド部材とスクロ
ール保持具とを互いに向き合う方向あるいは離れる方向
に動かす手段を設けて、スクロールとの係り合いを強め
たり弱めたりすることもできる。
【0014】前記スクロール保持具は、スクロールの内
径部分と係合する突起部を含む。前記カメラフレーム
は、第二のチャンバの開端に、少なくとも一つの径方向
に延びた部材であって(1)フィルムのスクロールが巻
かれた巻き取りクイルが軸方向または径方向から第二の
チャンバに装入されること(2)スクロールが第二のチ
ャンバから軸方向に湾状変形することを防止する部材、
および前記径方向に延びた部材と第二のチャンバの壁と
の間の隙間であって、スクロールの装入ツールを軸方向
から取り除く上で十分な大きさをもつ隙間を含む。前記
径方向に延びた部材がカメラフレーム内に設けられた場
合は、スクロール保持具に貫通スロットが形成され、ス
クロール保持具が径方向に延びた部材を通り抜けて軸方
向に移動できるようにされる。スクロール保持具は、ス
クロールの外面に係合する複数の環状に湾曲したアバッ
トメント壁およびフィルムストリップの保持具への導入
スロットを含む。
【0015】本発明によるシングルユースカメラはカメ
ラフレームを含み、該カメラフレームは、露光窓と、露
光窓の一方の側に位置してフィルムストリップの後端が
取り付けられたリールを収納する遮光性フィルムカート
リッジを受け入れる第一のチャンバと、露光窓の反対側
に位置してフィルムストリップで形成されたスクロール
を受け入れる第二のチャンバ(この第二のチャンバは、
長軸と少なくとも一つの開端および前記軸の外周上の少
なくとも一部に延びた壁をもつ)と、第二のチャンバの
開端内に延びた少なくとも一つの径方向に延びた部材
(この部材は(1)フィルムスクロールが巻かれた巻き
取りクイルが軸方向または径方向から第二のチャンバに
装入されること(2)スクロールが第二のチャンバから
軸方向に湾状変形することを防ぐ)と、前記径方向に延
びた部材と第二のチャンバの壁との間の隙間であってス
クロールの装入ツールを軸方向から取り除く上で十分な
大きさをもつ隙間とを有する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。各図において同一の構成部品
については同一の参照数字で表す。
【0017】図1に、本発明によるシングルユースカメ
ラへのフィルム装入(loading)装置10の全体
構成を示す。高剛性のフェースプレート12(断片のみ
を示す)が大半の装置構成部品を支持する。フェースプ
レートの後面14側は明空間であり、前面16側は暗空
間である。フェースプレートはこの明空間と暗空間との
間の壁の役目を果たす。模式図に示すように、APSカ
ートリッジなどの遮光性カートリッジ18が、縁端ハブ
をもつ内部リール20を収納し、リール20には、カー
トリッジ壁の開口からアクセス可能である。APSカー
トリッジにおける周知の方法にしたがって、簡易閉鎖式
ドア(図示せず)がカートリッジを閉鎖する。カートリ
ッジ18は適当なコンジット(図示せず)を通じてフェ
ースプレート12を通り抜け、第一の移送アーム22に
よって掴み上げられる。アーム22は、カートリッジを
強固に保持する真空チャック(グリッパ)24をもつ。
保持板26がチャック24から下方に延びて、移送アー
ム22が上昇した時の後続のカートリッジの動きを阻止
する。この時アーム22は、第二の移送アーム28が真
空チャック(グリッパ)30を用いてカートリッジを把
持し得る位置まで上昇する。移送アーム28は約90度
回転してカートリッジの向きを変え、巻き取り(スクロ
ール)時にカートリッジを保持する真空ネスト32上に
カートリッジを置く。
【0018】カートリッジがネスト32上に置かれる
と、簡易閉鎖式ドア開放具34が前進して簡易閉鎖式ド
アのハブと結合し、次いで開放具34が回転し、ドアが
開く。同時に、キー(溝)付き駆動軸40をもつ押し出
しモータ36が前進してリール20と結合する。APS
カートリッジを用いた場合は、リール20がカートリッ
ジ内の所定位置に固定されており、キー(溝)付き軸4
0はリールと簡単に結合することができる。例えば、モ
ータ36とツール34がスライド38上で往復動作でき
るように支持され、スライド38が従来形の振動アクチ
ュエータ(図示せず)の作用によって軌道42上を動
く。リール20が回転すると、フィルムストリップ44
がカートリッジから押し出されて、先端46が巻き取り
(スクロール)機構48の方に動き、巻き取り機構48
においてフィルムストリップの先端部分からフィルムの
スクロールが形成される。このようにして、前記先端を
カートリッジから搬送する機構が設けられている。上記
の説明のように、フィルムの「スクロール」が巻き取り
クイルの外周上に形成された後、該クイルは引き抜かれ
る。このため、完成したスクロールはリール、コアのい
ずれにも支持されていない。この他に従来形の35mm
カートリッジを用いた構成もあり、これについては図1
5および16との関連で述べる。
【0019】この巻き取り機構は片持ち式のスプライン
軸50で支持され、スプライン軸50は、フェースプレ
ート12で支持された直線状(リニア)軸受けアセンブ
リ52中を軸方向に動くように装着される。従来形の振
動(オシレート)アクチュエータ(図示せず)を後面1
4に搭載して駆動軸50を前後に動かすこともできる。
前記暗空間内で、巻き取りモータ56を搭載した横方向
に延びたアーム54が、軸50の自由端で支持される。
巻き取りクイル58はモータ56からフェースプレート
12に向かって延びる。巻き取りクイル58の回転軸
は、カートリッジ18からフィルムストリップ44が移
動する面のやや下方で、同面と交差して延びる。真空脱
気(減圧)または圧縮空気の給排用のポート60がアー
ム54上に形成され、同ポートは、アーム54によって
支持された従来形の回転式接合管または摺動グランド
(図示せず)を介して巻き取りクイル58に連結されて
機能する。この構成により、巻き取り開始時の真空脱気
による先端46の把持と、圧縮空気による完成したスク
ロールの取り出しとを行うことができる。スクロール取
り出し用ハブまたはナット62が巻き取りクイル58に
取り付けられ、クイル58と共に回転する。これについ
ては図9および図10との関連で詳細に説明する。
【0020】巻き取りクイルを挟んでネスト32と反対
側に、巻き取りガイドシェル64が、モータ70の駆動
軸68に接続した回転式アーム66上に搭載される。巻
き取りクイルの上方に、ロボット的な支持を行う、カー
トリッジとスクロールの装入機構またはツール72が従
来形のプログラム式ロボット(図示せず)などの手段に
よって設置される。ツール72はフレーム74を含み、
フレーム74がネスト32からカートリッジ18を取り
外す真空チャック(グリッパ)76を支持する。スライ
ド78がフレーム74に取り付けられており、フレーム
82をもつチャック80を支持する。フレーム82の垂
下脚は下方向に先細って下方に延びたフォーク84を形
成する。フォーク84は、中央部開口86で分離された
一対の薄歯をもつ。この薄歯は取り出し用ハブ62とガ
イドシェル64の間で巻き取りクイルを挟んで立つ。一
方向動作式水平方向直線(リニア)アクチュエータ88
が、フレーム82を水平移動式の下方に延びた支持体9
0と接続させる。
【0021】図1,2に示すように、支持体90の下端
にスクロール保持具92が形成される。このスクロール
保持具は、巻き取りクイルの引き抜き時にスクロールが
時計ばね動作して大径化し、これによってカメラフレー
ムへのスクロールの適正な装入が妨げられることを防ぐ
ためのものである。フォーク84に面した支持体90の
表面がレリーフされて下方に湾曲したアバットメントま
たはガイド壁94が設けられており、これにより先端4
6が下方にガイドされて巻き取りクイル58と巻き取り
ガイド64とに密着(係合)する。これについて詳細は
後に説明する。支持体90に面したフォーク84の面も
またレリーフされて第二の下方に湾曲したアバットメン
トまたはガイド壁96が形成され(図2の破線で示
す)、これによってフィルムストリップ44の他端がガ
イドされる。アバットメント96はアバットメント94
の鏡像である。アバットメント94の下方でかつ中央部
開口86の反対側に、好適には筒状の突起部98が支持
体90上に形成される。部材98の径は巻き取りクイル
58よりも若干小さい。突起部98は先細った端部10
0をもつ。図に示した筒状突起部98の代りに、筒状シ
ェルまたはガイドピン群の環状アレーを用いることもで
きる。この場合、前記シェルまたはアレーの有効外径は
巻き取りクイル58より小さい。スクロール保持具92
をカメラフレーム中のチャンバ(レシーバ)から引き抜
くために、径方向に延びた貫通スロット102が形成さ
れる。詳細は後に説明する。スロット102は前記保持
具の下端から突起部98の中心付近に向かって上方に延
びる。筒状突起部98がない場合は、保持具92でスク
ロールを保持することもできる。しかしながら、アクチ
ュエータ98を用いることでスクロール端部との十分な
摩擦結合が得られ、時計ばね動作を完全に防止すること
ができる。
【0022】図1に示すように、巻き取り機構48の右
方で、従来形の部品ハンドリングネスト(図示せず)に
よってカートリッジとフィルムスクロールを装入するカ
メラフレーム110が支持される。図1,図17に示す
ように、フレーム110は中央部露光窓またはゲート1
12を含む。窓112の一方の側に、開端116から軸
方向にカートリッジ18を受け入れるレシーバまたはチ
ャンバ114が備わる。窓112の反対側には、フィル
ムのスクロールを受け入れるチャンバまたはレシーバ1
18が備わる。チャンバ118は開端120と反対側の
閉端122をもち、端部120,122間に半円筒状の
円弧壁124が延びる。チャンバ118は長軸126を
もつ。開端120の直ぐ内側に、フィンガ状の突起など
の径方向に内側に延びた部材128が形成され、軸12
6を通過して延びている。以降の説明で明らかなよう
に、部材128を設けたことにより、フィルムストリッ
プが巻かれた巻き取りクイルは軸方向、径方向のいずれ
からもチャンバ118に完全には挿入されない。また部
材128によってチャンバ118に装入されたスクロー
ルの湾状変形が防止される。部材128は、図に示すよ
うに開端120の中心に位置してもよいし、いずれかの
側に偏った角度で位置してもよい。複数の部材128を
用いることもできる。部材128のいずれかの側に隙間
が開けられ、この隙間は、保持具92または図13、図
14、図15および図16の各保持具を含む装入ツール
を軸方向から取り除く上で十分な大きさをもつ。カメラ
によっては部材128を要しないものがあり、その場合
は貫通スロット102は形成されない。
【0023】前述の説明および図1,図2から、明らか
に本発明の装置の全体的な動作は従来技術によって理解
される。図5〜図8を参照する。フォーク84が下降し
て巻き取りクイルを挟んで立つ。次に巻き取りクイルが
軸方向に動いてネスト32の反対側に移動する。先端4
6がカートリッジ18から押しまたは引き出される。こ
の動作は、アバットメント94,96と巻き取りガイド
シェル64でガイドされて巻き取りガイドシェル64と
巻き取りクイル58間を通過するまで行われる。前記先
端が進行すると、巻き取りクイル58はリール20より
若干早く回転する。巻き取りクイル中から真空脱気が施
されて先端46が把持され、巻き取りクイルに固定され
る。巻き取りクイルの回転速度が早いために、カートリ
ッジ18内のフィルムストリップはリール20の外周上
を強く引っ張られ、この結果リール20と巻き取りクイ
ル58の間でフィルムストリップに張力が発生する。モ
ータ36がブレーキトルクを加えてフィルムの張力保持
を助長する。しかし、モータ56が加えるトルクは本質
的にフィルムストリップの張力の大きさを決定するもの
である。モータ36の速度をモニタすることで、巻き取
りクイルへのフィルムストリプの適正な固定条件が決定
される。真空センサを用いて巻き取り開始時にポート6
0で発生する真空のレベルを検出することも可能であ
り、圧力が顕著に低下することによりフィルムストリッ
プが固定されたことが示される。
【0024】前記固定が適正に行われると、ガイドシェ
ル64が巻き取りクイルから離れ、所望の径のスクロー
ルが形成されるまでモータ56が回転し続ける。従来方
法により、センサ(図示せず)が設置され、フィルムス
トリップの片端に沿った縁端穿孔を計数して、カートリ
ッジから引き出されたコマ数をモニタする。最後のコマ
の通過が検出されると、反対の縁に開けられたスクロー
ル終端穿孔が別のセンサ(図示せず)で検出され、スク
ロールの完成が明示される。この後リール20と巻き取
りクイル58は回転を停止する。巻き取りクイルへの真
空脱気(バキューム)は解除され、圧縮空気流がスクロ
ールの中心に導入されてスクロールをクイルから解放す
る。この結果、スクロールは外向きに時計ばね動作でき
るようになり、アバットメント94,96にしっかりと
密着する。同時に、モータ56が一瞬逆回転して、より
確実に先端46を巻き取りクイルから解放する。アクチ
ュエータ88が後退して、スクロールがフォーク84お
よびスクロール保持具92間に確実に保持される。次い
で巻き取りクイル58がスクロールから引き抜かれて、
スクロールの内径部分が内方向に時計ばね動作し、突起
部98に密着する。アバットメント94,96および部
材98に接触係合することによって、スクロールがそれ
以上時計ばね動作することが防止される。
【0025】カートリッジとスクロールをカメラフレー
ムに移すために、チャック76を真空脱気してネスト3
2からカートリッジ18を把持する。チャック80がス
ライド78に沿って上昇し、スクロールをカートリッジ
の水準より高い位置に移動させる。次に装入ツール72
が巻き取り機構48から離れて上昇し、カメラフレーム
110の方に向かう。カメラフレームにおいて、カート
リッジ18が軸方向からチャンバ114に滑入して、リ
ール20がカメラフレームで支持されたフィルム巻き戻
し機構(インデクスメカニズム:film index
ing mecanism)(図示せず)と結合する。
カートリッジが配置されると、チャック80が下降して
完成したスクロールをチャンバ118内に置く。フィル
ム装入されたカメラフレーム内では、一定長のフィルム
ストリップ44が窓112を横切ってカートリッジ18
から完成したスクロールに向かって延びる。
【0026】図1では装入ツール72を模式的に示し
た。図2,図3では、ロボット的な支持を行う、カート
リッジとフィルムのスクロールの装入ツール140の実
施形態を示す。L形フレーム142が底板144とアク
チュエータ支持板146を含む。補強用の側板148が
板144,146間に延びる。支持板146の前面15
0に一対のアクチュエータロッド154をもつ直線アク
チュエータ152が搭載される。チャック支持板156
が前記アクチュエータロッドの下端に取り付けられる。
支持板156に、横断路をもつチャック(グリッパ)搭
載ブロック158がしっかりと装着され、前記横断路に
一方向動作式水平方向直線アクチュエータ160が搭載
される。垂下脚162が搭載されてスクロール保持具9
2を支持し、アクチュエータ160が垂下脚162を動
かす。垂下脚162の反対側にフォーク84を支持する
垂下脚164がしっかりと装着される。また、図2に示
すように、巻き取り時に巻き取りクイル58に嵌合する
薄歯166が、フォーク84の中央部開口86の両側を
挟む。アクチュエータ152が作動すると、ロッド15
4がフォーク84とスクロール保持具92を上昇または
下降させる。
【0027】支持板146の後面180に一対のアクチ
ュエータロッド184をもつ直線アクチュエータ182
が搭載される。取り出し板(ストリッパプレート)の支
持板186が前記アクチュエータロッドの下端に取り付
けられ、取り出し板(ストリッパプレート)188が板
186に取り付けられる。図3に示すように、開口19
0が支持板146内に形成され、開口192が底板14
4内に形成される。取り出し板(ストリッパプレート)
188は開口190を通して脚162,164間に延び
る。アクチュエータ182が作動すると、ロッド184
が開口192を通して支持板186と取り出し板188
を上昇または下降させる。
【0028】底板144の下部に、ネスト32からカー
トリッジ18を持ち上げる真空チャック(グリッパ)1
94が装着される。チャック194に隣接して、図1の
配置におけるモータ36と軸40の反対の位置に、出力
軸198をもつ直線アクチュエータ196が搭載され、
軸198には垂下ツール支持体200が搭載される。ネ
スト32においてチャック194がカートリッジ18と
結合すると、リール20と軸方向に並んだ位置でスプラ
インスタッブ軸202がツール支持体200に保持され
ている。スクロールが完成すると、リール20は所定の
方向位置で回転を停止する。アクチュエータ196が作
動して軸198が延び、スプライン軸202がリール2
0と結合して、フィルムを移送してカメラフレーム11
0に装入する際のリールの回転を防止する。
【0029】図4に巻き取り機構48の一実施形態を詳
細に示す。好適には、ネスト32と巻き取りクイル58
間にフィルムストリップのガイドトラック210を設け
て、フィルムストリップを精密に送給しながら巻き取り
を行えるようにする。トラック210は、フィルムスト
リップの横幅より若干大きい間隔を置いた一対の側壁2
12,214を含む。この側壁には外向きに張り出した
導入部216,218が形成され、これによってネスト
とのある程度の位置ずれが許容される。フィルムストリ
ップの中央部における画像領域の擦傷を防ぐために、フ
ィルムストリップを支持する一対の縁端レール220,
222が設置される。このレールは中央部画像領域のレ
リーフスロット224の両側に位置する。
【0030】巻き取りクイル58は中空コア226を含
み、このコア中から真空脱気または圧縮空気の給排がポ
ート60を通じて行われる。長さ方向に延びた溝230
で分離された、長さ方向に延びた複数の(図では三つ)
支持ランド228が前記コアから径方向に外向きに延び
る。各ランドの外面に、前記中空コアに通じたポート列
232が形成される。図5に示すように、回転する巻き
取りクイル58の近くにガイドシェル64が係り合うこ
とで、巻き取りが開始する。図6に示すように、ポート
232を通じて真空脱気が行われ、先端46が巻き取り
クイルに密着する。フィルムストリップが巻き取りクイ
ル58に固定されると、スクロール234は成長し始
め、図7に示すように、数重の回旋の形成後ガイドシェ
ル64は必然的に取り除かれる。図8に示すように、ス
クロール径が所望の大きさに達すると、巻き取りクイル
の回転は停止する。
【0031】図9,図10に、前記巻き取り機構を詳細
に示す。この機構は、巻き取りクイルからスクロールを
取り出す動作の一部を司るものでもある。取り出し用ハ
ブまたはナット62は中心に軸方向伸長部242,24
4をもつ筒状ボディ240を含む。前記伸長部の径はボ
ディ240より小さい。巻き取りクイル58の外部形状
に適合した形状をもつ、軸方向の穴246がボディ24
0中に延びる。つまり、穴246には径方向に内側に延
びた複数の(図では三つ)取り出し用フィンガ(ストリ
ップフィンガ)248が形成され、このフィンガが巻き
取りクイル上の溝230中に延びる。またボディ240
は外周部に溝250を含む。巻き取りクイルの引き抜き
時にハブ62が軸方向に動くことを防ぐために、保持プ
ローブ252が固定式の装着用ブロック254から溝2
50内に延びる。
【0032】スクロールが形成されると、巻き取りクイ
ルの回転が停止する。穴226内の真空操作が解除さ
れ、次いで圧縮空気がポート232から導入され、この
間に巻き取りクイルが約5〜10度の円弧を描いて逆回
転する。この結果スクロールがクイルから解放され、ス
クロールは外向きに時計ばね動作できるようになってス
クロール保持具92のアバットメント94,96に強く
接触する。この後巻き取りクイルは、プローブ252に
よって軸方向に動かないように固定されたハブ62から
引き抜かれる。巻き取りクイルがスクロール中を動く間
に、取り出し用フィンガ248がフィルムストリップの
回旋の内側に密着してスクロールの湾状変形を防止す
る。巻き取りクイルが完全に引き抜かれると、この回旋
の内側部分が部材98に密着し、時計ばね動作が防止さ
れる。図10に示すように、フォーク84もまたスクロ
ールの回旋の外側部分の湾状変形を防止する。
【0033】図11,図12に、スクロール234がチ
ャンバ118に装入される方法を模式的に示す。巻き取
りクイルが引き抜かれると、アクチュエータ160が作
動してスクロールは軸方向からフォーク84と保持具9
2間に把持される。スクロールは、図11の位置から図
12の位置まで下降して、チャンバ118内に入る。図
12の位置において、スクロールは閉端122と径方向
に延びた部材128間に位置する。フォーク84はスク
ロールと閉端122間の隙間領域に適合して収まる。取
り出し板(ストリッパプレート)188がアクチュエー
タ182の作用で下降してスクロールと接触する。図1
2に示すように、アクチュエータ160の動作により、
スクロール保持具92が軸方向に右方に動く。貫通スロ
ット102が部材128の周囲を通過し、スクロール保
持具92の残部が部材128とチャンバ118の壁12
4間の隙間を通過する。突起部98がスクロールの内孔
から完全に引き抜かれると、取り出し板188が上昇
し、さらにアクチュエータ152が動作してフォーク8
4とスクロール保持具92をカメラフレームの上方にも
ち上げる。この後ツール72は図1の位置に戻り、次の
カートリッジとカメラフレームを待つ。
【0034】図13,図14に、スクロールとカートリ
ッジをカメラフレームに装入するツール72の第二の実
施形態を示す。L形のブラケット260が前面150に
取り付けられる。チャック支持板262がブラケット2
60で支持され、下方に延びた搭載ブロック264が板
262で支持される。下方に延びた支持脚266がブロ
ック264にしっかりと装着される。支持脚266の下
端にフォーク268が形成され、フォーク268は、巻
き取りクイル58が通過する中央部開口272の両側に
位置した、一対の短い薄歯270を含む。図に示すよう
に、歯270はほぼスクロールの中心線方向に延び、こ
の中心線はチャンバ118の中心線に概ね一致してい
る。歯270は第一の実施形態のフォーク84の歯16
6より短いため、閉端122においてより小さい隙間領
域が必要である。一方向動作式(シングルアクト)水平
方向直線アクチュエータ274が搭載ブロック264中
の横断路に搭載される。垂下脚276が搭載されてスク
ロール保持具278を支持し、アクチュエータ274が
脚276を動かす。先に述べたように、フォーク268
に面した脚276の表面はレリーフされて下方に湾曲し
たアバットメントまたはガイド壁280が形成され、こ
れにより先端46が下方にガイドされて巻き取りクイル
58および巻き取りガイド64に密着する。脚276に
面したフォーク268の表面もまたレリーフされて、フ
ィルムストリップの他端をガイドする第二の下方に湾曲
したアバットメントまたはガイド壁(図示せず)が形成
される。第二のアバットメントはアバットメント280
の鏡像である。環状に湾曲したアバットメント壁282
がアバットメント280から下方に延びて、先に述べた
方法で部材128を通すために形成された、径方向に延
びた貫通スロット284まで達する。スロット284の
反対側に、環状に湾曲したアバットメント壁286が上
方に延びてフィルムストリップ44の導入スロット28
8まで達する。したがってアバットメント壁282,2
86の極率半径がスクロールの最大許容径Dを規定す
る。部材98,100に類似した突起部を設けてスクロ
ールをより強固に支持することもできるが、時計ばね動
作を防止する必要はない。つまり、アバットメント28
0と湾曲した壁282,286との組合わさった作用に
より、スクロール保持具278が、巻き取りクイルが前
述の方法で引き抜かれる時のスクロールの外向きの時計
ばね動作を抑止する。カメラによっては部材128を要
しないものがあり、その場合は貫通スロット284は形
成されない。
【0035】図13,図14のツールの使用時には、巻
き取りクイルの箇所で歯270がクイルの両側に位置す
るように、前記ツールを配置する。アクチュエータ27
4が作動して、保持具278をクイルの外側の端部の間
近に接近させる。但し、巻き取り時にスクロールを歯2
70と保持具278の間で把持する必要はない。この
後、前述と同様に巻き取りが行われ、クイルが引き抜か
れる。スクロールは外向きに時計ばね動作して、保持具
278とフォーク268上の鏡像アバットメントに密着
する。次いで前述と同様に、カートリッジとスクロール
がカメラフレームに装入される。装入を容易にするため
に、好適にはチャンバ118にアバットメント壁28
2,286を受け入れる円周状のレリーフ(図示せず)
を形成して、スクロールをチャンバにぴったり適合させ
て収納する。本実施形態では取り出し板(ストリッパプ
レート)188を好適に用いたが、応用形態によっては
省略してもよい。取り出し板を用いた場合は、該取り出
し板がアクチュエータの作用で下降してスクロールと接
触する。図13に示すように、アクチュエータ274が
作動してスクロール保持具278を軸方向に右方に動か
す。部材128上を貫通スロット284が通過する。保
持具278がスクロールを通過し終わると、取り出し板
が上昇し、さらにフォーク268と保持具278がカメ
ラフレームの上方に上昇する。この後ツール72が図1
の位置に戻り、次のカートリッジとカメラフレームを待
つ。
【0036】図15および図16に、スクロールとカー
トリッジをカメラフレームに装入するツール72の第三
の実施形態を示す。この実施形態では、垂下脚276が
別種のスクロール保持具290を支持する。これ以外
は、第二および第三の実施形態の構造と動作モードは同
一である。前述と同様、この場合もフォーク268に面
した脚276の表面はレリーフされて下方に湾曲したア
バットメントまたはガイド壁292が形成され、これに
より先端46が下方にガイドされて巻き取りクイル58
と巻き取りガイド64に係り合う。脚276に面したフ
ォーク268の表面もまたレリーフされて、フィルムス
トリップ44の他端をガイドする第二の下方に湾曲した
アバットメントまたはガイド壁(図示せず)が形成され
る。前記第二のアバットメントはアバットメント292
の鏡像である。この実施形態では、図13および図14
の実施形態におけるスロット284の両側に位置した環
状に湾曲したアバットメント壁282,286の代わり
にギャップと、短い、環状に湾曲したアバットメント壁
の列が設置される。より詳細には、スクロール保持具2
90は、アバットメント292の真下の円弧状ギャップ
294、環状に湾曲したアバットメント壁296、径方
向に延びた貫通スロット300の両側に位置した一対の
円弧状ギャップ298,302、環状に湾曲したアバッ
トメント壁304、円弧状ギャップ306、および環状
に湾曲したアバットメント壁308を含む。したがって
アバットメント壁296,304,308の極率半径が
スクロールの最大許容径Dを規定する。アバットメント
壁296,304は、スロット300の両側の対照位置
に、各々が約90度の角度をなす位置に設置され、いず
れも約40度の円弧を描いて延びる。アバットメント壁
308は数度のごく短い円弧を描いて延び、これにより
導入スロット310がアバットメント292とアバット
メント壁308の間に形成される。図に示すように、ア
バットメント壁308はアバットメント292の下端部
と本質的に対照位置に配置される。ただしこの配置は不
可欠のものではない。カメラフレーム110へのフィル
ム装入を容易にするために、好適にはチャンバ118に
アバットメント壁296,304,308を受け入れる
円周状のレリーフ(図示せず)を形成して、スクロール
をチャンバにぴったり適合させて収納する。これによ
り、最大径のスクロールはチャンバ118の壁124の
内面に向かってギャップ294,298,302,30
6中で延びる。部材98,100に類似した突起部を設
けてスクロールをより強固に支持することもできるが、
時計ばね動作を防止する必要はない。つまり、アバット
メント292、フォーク268の上方のアバットメント
292の鏡像および湾曲したアバットメント壁296,
304,308との組合わさった作用によって、先に述
べた方法でスクロール保持具290が、巻き取りクイル
が引き抜かれる時のスクロールの外向きの時計ばね動作
を抑止する。カメラによっては部材128を要しないも
のがあり、その場合は貫通スロット300は形成されな
い。
【0037】図17に示すように、内部フレーム110
を組み込んだカメラは、組立時にこのフレームを収める
前面カバー部320を含む。カメラによっては、カバー
部320とフレーム110とを一体ユニットとして形成
する。フレーム110は、様々の従来形シングルユース
カメラ用構成部品を含む。前記構成部品として、撮影レ
ンズ、シャッター機構、フィルム巻き取り機構、および
ファインダーケース(いずれも図示せず)がある。カメ
ラケースの遮光性を完璧にするために、背面にもカバー
部322が設けられる。
【0038】図18に、巻き取りクイルへのフィルムス
トリップの固定時に使用される巻き取りガイドシェル6
4の別の形態を示す。巻き取りクイルの下方で、フェー
スプレート12が回転式アクチュエータ330を支持す
る。上部巻き取りガイド部材またはシェル332が回転
軸334に搭載される。ガイド部材332は、巻き取り
クイルの上部間近の、一部が筒状の細長い凹部336を
含む。ガイド部材332の下方で、下部巻き取りガイド
部材またはシェル338が回転軸340に搭載される。
ガイド部材338は、巻き取りクイルの下部間近の、一
部が筒状の細長い凹部342を含む。導入スロット34
4は、図18の閉じた位置での部材332,338の外
端間の間隔で規定される。カートリッジ18との位置合
わせ用の、側壁348,350をもつフィルムストリッ
プのガイドトラック346がガイド部材338で支持さ
れる。従来技術から明らかに、従来形のギア列をアクチ
ュエータ330とガイド部材332,338間に設けて
ガイド部材を回転させることができる。使用時には、フ
ィルムストリップ44が、導入スロット344を通じて
凹部336,342と巻き取りクイル間の隙間領域に押
し込まれる。狭まった隙間領域の長さが長いために、ガ
イドシェル64の形成が始まると、巻き取りの遂行のた
めに、アクチュエータ330が作動して前記ガイド部材
を所定位置(図示せず)まで回転させる。
【0039】図19,図20に、従来形の35mmカー
トリッジ352を用いた、巻き取り機構48の別の構成
を示す。周知の方式により、該カートリッジ内のフィル
ムストリップにおいて先端354がフラシ天の簡易閉鎖
装置を通してカートリッジから外側に出ている。フィル
ムストリップの後端はカートリッジ内のリールに取り付
けられている。先端354を巻き取りクイル58と密着
させるための真空チャック(グリッパ)356が備わっ
ている。チャック356は、往復動作機構(図示せず)
の作用によって前後に移動し得る。つまり、前記先端を
カートリッジから搬送する手段が設置されている。使用
時には、基本的に前述と同様の方式でカートリッジ35
2がネスト32中に配置される。次にチャック356が
先端354を吸着した後、フィルムストリップをカート
リッジから引っ張る巻き取りクイルの方に動いて、先端
をスロット344に挿入する。必要に応じて、チャック
(グリッパ)356は、先端の解放、後退、先端の再吸
着、および巻き取りクイルの方向への再移動等を行っ
て、フィルムストリップの一部を追加挿入し、巻き取り
クイルに係合させる。この後、APSカートリッジに関
して先に述べた方法と基本的に同様の方法で、本装置に
よるスクロールの形成とシングルユースカメラへのフィ
ルム装入が行われる。
【0040】先に述べたように、径方向に延びた部材1
28がチャンバ118内に位置して、フィルムストリッ
プが巻かれた巻き取りクイルが軸方向、径方向のいずれ
からもチャンバ118中に完全には装入できないように
されている。また部材128により、巻き取りクイルが
チャンバ(レシーバ)118内でリール(スプール)と
結合することが防止される。図17に示すように、部材
128の径方向の内端が軸126と交差する場合は、軸
126に沿って巻き取りクイルを配置し、スクロール全
体をチャンバ118に装入できるようにする、あるいは
チャンバ118中でリールが回転できるようにする必要
がある。したがって、部材128を含むフレーム110
などのフレームをもつカメラは、チャンバ(レシーバ)
に挿入される巻き取りクイルまたはチャンバ内でスプー
ルとアクセスする巻き取りクイルを要する米国特許第
4,972,649号の方法では、フィルムの装入ある
いは再装入を行うことができない。しかしながら、さら
なる本発明の方法によれば、部材128の全体または一
部を取り除いて、巻き取りクイルを軸方向からチャンバ
118に挿入することができる。好適には、部材128
の少なくとも一部の径方向に内側の部分を切り取って巻
き取りクイルを挿入できるようにする。これにより径方
向に外側の部分は十分長く残って、巻き取りクイルが軸
方向にスクロールから取り除かれる時のスクロールの湾
状変形を防止する、あるいはリール(スプール)の保持
を行うことができる。このように部材128を短くす
る、あるいは完全に取り除くことによって、この変形さ
れたカメラフレームへのフィルム装入を、フィルムスト
リップ先端のカートリッジからの引き出し、巻き取りク
イルへのフィルムストリップ巻き付けによるスクロール
の形成、チャンバ114中へのカートリッジの装入、チ
ャンバ118中へのスクロールの装入、およびスクロー
ル装入後のチャンバ118の開端からの巻き取りクイル
の引き抜き、によって行うことができる。チャンバ11
4へのカートリッジの装入は、スクロール巻き付けの
前、後のいずれでもよい。チャンバ118中にスプール
が存在し、かつフィルムストリップの先端がスプールに
取り付けられている場合は、巻き取りクイルを用いてチ
ャンバ118内のリールを回転させる。
【0041】好適な実施形態を参照して発明の詳細な説
明を行ったが、本発明の範囲内で種々の変形や修正が可
能なことは明らかである。
【0042】
【発明の効果】本発明によりいくつかの効果が得られ
る。スクロールの巻き取りがカメラフレーム外で行われ
るため、本装置や本方法のための構成をカメラの形状寸
法に合わす必要がなく、これによる制約を受けない。フ
ィルムの張力は、カートリッジのリール(スプール)駆
動用モータおよび巻き取りクイル駆動用モータの速度を
制御することで簡単に制御することができる。スクロー
ル保持具を用いることで、カメラフレームへの適正な装
入を妨げるような時計ばね動作によるスクロールの大径
化を招くことなく巻き取りクイルの引き出しを行うこと
ができる。巻き取りクイルをスクロールと共にカメラフ
レーム中に装入する必要がないため、本発明の装置や方
法は、従来に比べて大幅に簡略化できる。明瞭な輪郭と
本質的に平坦な端部を有した高品質のスクロールが作製
され、これによりカメラフレームへの装入を簡単に行う
ことができる。本発明の装置を用いて、あるいは前記ス
クロール受け器の開端での径方向に延びた部材を除去し
た場合は従来技術の装置を用いて、この改良されたカメ
ラフレームにフィルムを再装入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による装置の模式的透視図である。
【図2】 本発明の第一の実施形態によるロボット的な
支持を行うカートリッジとフィルムスクロールの装入ツ
ールを示す正面透視図である。
【図3】 図2のツールの後部透視図である。
【図4】 図1〜図3の装置に含まれるフィルム巻き取
り機構の破断透視図である。
【図5】 一連の巻き取り工程における図4の機構を示
す破断立面図である。
【図6】 一連の巻き取り工程における図4の機構を示
す破断立面図である。
【図7】 一連の巻き取り工程における図4の機構を示
す破断立面図である。
【図8】 一連の巻き取り工程における図4の機構を示
す破断立面図である。
【図9】 図4の機構に含まれる真空作動式フィルム巻
き取りクイルの伸長位置における破断透視図である。
【図10】 図4の機構に含まれる真空作動式フィルム
巻き取りクイルの引っ込み位置における破断透視図であ
る。
【図11】 カメラフレームのチャンバに挿入される直
前の、図2および図3のツールによって把持されたフィ
ルムスクロールの断面図である。
【図12】 カメラフレームのチャンバに挿入された後
の図2および図3のツールによって把持されたフィルム
スクロールを、スクロールに密着した取り出し板と共に
示す断面図である。
【図13】 本発明の第二の実施形態によるロボット的
な支持を行うカートリッジとフィルムスクロールの装入
ツールを示す正面透視図である。
【図14】 図13のツール中のスクロール保持具を示
す透視図である。
【図15】 本発明の第三の実施形態によるロボット的
な支持を行うカートリッジとフィルムスクロールの装入
ツールを示す正面透視図である。
【図16】 図15のツール中のスクロール保持具を示
す透視図である。
【図17】 本発明によってフィルム装入される内部フ
レームをもつシングルユースカメラの拡大透視部分破断
図である。
【図18】 巻き取りクイルにフィルムストリップを固
定する別の機構の模式的な後部立面図である。
【図19】 従来形の35mmカートリッジから延びた
フィルムストリップの先端を固定する機構を示す透視部
分破断後面図である。
【図20】 前記固定機構に挿入されたフィルムストリ
ップの先端をもつ図19の機構を示す模式的な後部立面
図である。
【符号の説明】
10 フィルム装入装置、18 遮光性フィルムカート
リッジ、20 リール、32 ネスト、36 モータ、
44 フィルムストリップ、46 フィルムリード端、
48 巻き取り機構、56 巻き取りモータ、58 巻
き取りクイル、64 巻き取りガイドシェル、72 挿
入機構、84 フォーク、96 アバットメント、10
2 径方向スロット、110 内部カメラフレーム、1
12 中央部露光窓、114 第1レシーバ、118
第2レシーバ、128 径方向部材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シングルユースカメラにおける連続封入
    によるカメラフレームへのフィルム装入方法であって、
    露光開口と、前記露光開口の一方の側に位置してフィル
    ムストリップの後端が取り付けられたスプールを収納す
    る遮光性のフィルムカートリッジを受け入れる第一の受
    入部、および前記露光開口の反対側に位置してフィルム
    ストリップで形成されたスクロールを受け入れる第二の
    受入部を含むカメラフレームのフィルム装入方法におい
    て、 カートリッジからフィルムストリップのリード端を引き
    出すステップと、 スクロールの外面に係合して完成したスクロールの時計
    ばね動作を防止する少なくとも一つのアバットメントを
    含むスクロール保持具を巻き取りクイルの近傍に配置す
    るステップと、 前記リード端を巻き取りクイルの周囲、かつスクロール
    保持具の内側に巻くステップと、 前記後端がカートリッジ内のスプールに取り付けられた
    ままの状態で、フィルムストリップを巻き取り続けて巻
    き取りクイルの外周上にフィルムのスクロールを形成す
    るステップであって、スクロール保持具内に一つの軸と
    一つの端部をもつスクロールを形成するステップと、 スクロールを巻き取った後、スクロールから巻き取りク
    イルを取り除くステップと、 巻き取りクイルを取り除いた後、スクロールとスクロー
    ル保持具とを前記第二の受入部に装入して、フィルムス
    トリップの一部が前記露光開口を横切ってカートリッジ
    とスクロール間に延びるようにするステップと、 スクロール保持具を前記第二の受入部から軸方向に後退
    させて、スクロールをカメラフレームに装入された状態
    にするステップと、 を含むことを特徴とするフィルムの装入方法。
  2. 【請求項2】 カメラフレームを含むタイプシングルユ
    ースカメラへのフィルムの再装入方法であって、前記カ
    メラフレームが、露光開口と、前記露光開口の一方の側
    に位置してフィルムストリップの後端が取り付けられた
    スプールを収納する遮光性のフィルムカートリッジを受
    け入れる第一の受入部と、前記露光開口の反対側に位置
    して前記フィルムストリップで形成されたスクロールを
    受け入れる第二の受入部を含んでおり、前記第二の受入
    部がその一端に径方向に延びた部材をもち、この部材
    が、巻き取りクイルと巻き取りクイルに巻かれたフィル
    ムのスクロールを軸方向から前記第二の受入部に対して
    挿入、あるいは除去することことを防止し、さらに前記
    部材によって、スクロールが前記第二の受入部から軸方
    向に湾状変形することが防止されるようなカメラへのフ
    ィルムの再装入方法において、 前記径方向に延びた部材の径方向に内側の部分を少なく
    とも取り除き、巻き取りクイルを軸方向から前記第二の
    受入部に装入可能にするステップと、 フィルムストリップのリード端をカートリッジから引き
    出すステップと、 前記リード端を巻き取りクイルの外周上に巻くステップ
    と、 カートリッジを前記第一の受入部に装入するステップ
    と、 前記スクロールを前記第二の受入部に装入するステップ
    と、 スクロールの装入後、前記第二の受入部の一端を通して
    スクロールからスクロールクイルを取り除くステップ
    と、 を含むことを特徴とするフィルムの再装入方法。
  3. 【請求項3】 シングルユースカメラにおける連続封入
    によるカメラフレームへのフィルム装入装置であって、
    前記カメラフレームが、露光開口と、前記露光開口の一
    方の側に位置してフィルムストリップの後端が取り付け
    られたスプールを収納する遮光性のフィルムカートリッ
    ジを受け入れる第一の受入部、前記露光開口の反対側に
    位置してフィルムストリップで形成されたスクロールを
    受け入れる第二の受入部を含み、該第二の受入部が長
    軸、少なくとも一つの開端および少なくとも一部が前記
    軸の外周上に延びた壁をもつようなカメラフレームへの
    フィルム装入装置において、 カートリッジを保持するネストと、 フィルムストリップのリード端をカートリッジから搬送
    する機構と、 スクロールの外面に係合して時計ばね動作を防止する少
    なくとも一つのアバットメントを含むスクロール保持具
    と、 前記スクロール保持具を巻き取りクイルの近傍に配置す
    る機構と、 フィルムストリップのリード端を巻き取りクイルの外周
    に係合させる巻き取りガイドと、 スクロールを巻き取る回転式巻き取りクイルと、 前記巻き取りクイルをスクロールから取り除いてスクロ
    ールを前記スクロール保持具に係合した状態にする機構
    と、 巻き取りクイルをスクロールから取り除いた後に機能し
    て、カートリッジを前記第一の受入部に装入し、スクロ
    ールとスクロール保持具を前記第二の受入部に装入し
    て、フィルムストリップの一部が前記露光開口を横切っ
    てカートリッジとスクロールの間に延びるようにするツ
    ールと、 前記スクロール保持具を前記少なくとも一つの開端を通
    して前記第二の受入部から軸方向に取り除く機構と、 を含むことを特徴とするフィルム装入装置。
  4. 【請求項4】 露光開口をもつカメラフレームと、 前記露光開口の一方の側に位置してフィルムストリップ
    の後端が取り付けられたスプールを収納する遮光性のフ
    ィルムカートリッジを受け入れる第一の受入部と、 前記露光開口の反対側に位置してフィルムストリップで
    形成されたスクロールを受け入れる第二の受入部であっ
    て、長軸、少なくとも一つの開端および少なくとも一部
    が前記軸の周囲に延びた壁をもつ第二の受入部と、 前記第二の受入部の開端内に延びて、(1)フィルムの
    スクロールが巻かれた巻き取りクイルが軸方向または径
    方向から前記第二の受入部内に装入されること、および
    (2)スクロールが前記第二の受入部から軸方向に湾状
    変形することを防ぐ少なくとも一つの径方向に延びた部
    材と、 前記径方向に延びた部材と前記第二の受入部の壁との間
    に設けられ、スクロール装入ツールを軸方向から取り外
    す上で十分な大きさをもつ隙間と、 を含むことを特徴とするシングルユースカメラ。
JP10109025A 1997-04-22 1998-04-20 シングルユースカメラにフィルムを装入する装置と方法および該装置と方法を用いてフィルムを装入されるシングルユースカメラ Pending JPH10301240A (ja)

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