JP2000039688A - フィルム保護具のあるフィルムロ―ルチャンバ―を有するカメラフレ―ム組立体 - Google Patents

フィルム保護具のあるフィルムロ―ルチャンバ―を有するカメラフレ―ム組立体

Info

Publication number
JP2000039688A
JP2000039688A JP11164349A JP16434999A JP2000039688A JP 2000039688 A JP2000039688 A JP 2000039688A JP 11164349 A JP11164349 A JP 11164349A JP 16434999 A JP16434999 A JP 16434999A JP 2000039688 A JP2000039688 A JP 2000039688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
frame assembly
film roll
cartridge
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11164349A
Other languages
English (en)
Inventor
Joseph A Watkins
エイ ワトキンズ ジョゼフ
Dennis Zander
ザンダー デニス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eastman Kodak Co filed Critical Eastman Kodak Co
Publication of JP2000039688A publication Critical patent/JP2000039688A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B19/00Cameras
    • G03B19/02Still-picture cameras
    • G03B19/04Roll-film cameras
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/28Locating light-sensitive material within camera
    • G03B17/30Locating spools or other rotatable holders of coiled film
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/26Holders for containing light-sensitive material and adapted to be inserted within the camera
    • G03B2217/266Thrust-type cartridges
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2219/00Cameras
    • G03B2219/02Still-picture cameras
    • G03B2219/04Roll-film cameras
    • G03B2219/045Roll-film cameras adapted for unloading the film in the processing laboratory, e.g. disposable, reusable or recyclable cameras

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、写真フィルムロールの使用のため
のカメラフレーム組立体を提供する。 【解決手段】 カメラフレーム組立体のフレームは巻き
取りチャンバー、フィルムロールチャンバー、及びチャ
ンバー間にある中間部を有する。フィルムロールチャン
バーは円筒フィルム空間を画定する。フィルムロールチ
ャンバーはフィルム空間の外のスロート、及び一対の対
向末端を有する。保護具は部分的にスロートをふさぐ。
保護具はゲート部分及びステム部分を有する。ゲート部
分は中間部に面する。ステム部分はスロートと固定した
関係で接合されている。ステム部分は一対の対向マージ
ンを有する。マージンはフィルムロールチャンバーの末
端からセットされる。マージン及びフィルムロールチャ
ンバーはスロートを介して伸び、フィルム空間とつなが
っている少なくとも1つのアクセスウエイを画定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真及び写真装置
に関し、特に保護具のあるフィルムロールチャンバーを
有するカメラフレーム組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】使い捨てカメラは予めフィルムを装填さ
せて販売されており、フィルム現像処理のために回収さ
れる。フィルムが取り除かれた後、普通には使い捨てカ
メラ組立体は、元の製元造業者らにより部品の広範囲に
わたる検査と損傷した、又は損傷しそうである部品を交
換してリサイクルされる。使い捨てカメラは、元の製造
業者とは関係の無い第3者によりフィルムの再装填がな
されることもある。そのような第3者の再装填をする人
たちは、たとえあったとしても部品の交換は稀であり、
多様なカメラモデル間の相違を無視して、同じ手法によ
り再生を施す。カメラは手動で、又は単純な機械及び取
付け装置によりフィルムを再装填される。第3者による
再装填後、カメラは再び販売され、消費者により使用さ
れ、フィルム現像処理のために回収される。
【0003】第3者により再装填されたカメラのカメラ
フレーム組立体は、しばしばリサイクルのために元の製
造業者のところに回収されることがある。このことは問
題を引き起こしている。かかるカメラクレーム組立体
は、かなり損傷を受けているか、又は元の製造業者によ
る1回又は2回以上のリサイクル中よりも第3者による
フィルム再装填中に異物が混入している。しかしなが
ら、そのような損傷又は異物混入は、素早い検査では明
らかにならない。特定のカメラフレーム組立体における
ごく最近の再装填の経緯は、ラベルや外部包装に基づい
て推測されるが、製造元によるリサイクル中に、ラベル
を含む前面及び後面の包装カバーは、一般にはカメラフ
レーム組立体から剥がされ、粉々にされた原料としてリ
サイクルされる。カメラフレーム組立体の残りは、その
再装填の経緯にはどのように扱われているかを示すもの
がなく、隠れた危険性をはらんでいる。この問題に対す
る1つの解決策としては、製造業者のものと確認されな
い全てのカメラを、分解前に拒否することである。この
解決策は、上記確認には“ストアーブランド”のような
多種類の異なるラベルや識別物が必要であるという欠点
を有している。さらにこの解決策には、不法に元の製造
業者の製品を模倣した“侵害(pirated)”カメラに対し
て、及び同じストアーブランドを有する再装填カメラに
対して保護が全くないという欠点も有している。
【0004】よって、第3者によるフィルム再装填に起
因する隠れた欠陥の危険性を減少させたカメラフレーム
組立体が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたものであり、より広い見地では、写真フィ
ルムロール使用のためのカメラフレーム組立体を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、フィルムリ
ターンチャンバーと、フィルム経路を横切るように伸び
るフィルム空間軸を有する円筒フィルム空間を画定する
一対の対向末端を有するフィルムロールチャンバーと、
フィルムロールチャンバー間にあり、チャンバー間を通
過するフィルム経路を画定する中間部とを有するフレー
ム、及びフレームに固定した関係で接合され、フィルム
空間上に伸び、中間部に面するゲート部分と、フレーム
に接合され、フィルムロールチャンバーの末端からセッ
トされ、フィルムロールチャンバーとともにフィルム空
間とつながっている少なくとも1つのアクセスウエイを
画定する一対の対向マージンを有するステム部分とを有
する保護具とから成るカメラのカメラフレーム組立体に
より達成される。カメラフレーム組立体のフレームに
は、フィルム巻取りチャンバー、フィルムロールチャン
バー、上記チャンバー間にある中間部がある。フィルム
ロールチャンバーは円筒フィルム空間を画定する。フィ
ルムロールチャンバーはフィルム空間の外のスロート、
及び1組の対向末端を有する。保護具はスロートを部分
的にふさぐ。保護具はゲート部分及びステム部分を有す
る。ゲート部分は中間部と面している。ステム部分はス
ロートと固定した関係で接合されている。ステム部分は
1組の対向マージンを有する。マージンはフィルムロー
ルチャンバーの末端から挿入される。マージン及びフィ
ルムロールチャンバーはスロートを介して伸び、フィル
ム空間とつながっている少なくとも1つのアクセスウエ
イを画定する。
【0007】本発明の少なくとも数例の利点は、第3者
による再装填に起因する隠れた欠陥の危険性を減少させ
た使い捨てカメラを提供することである。写真フィルム
ロールの使用のためのカメラフレーム組立体において、
カメラは、フィルムリターンチャンバーと、フィルム経
路を横切るように伸びるフィルム空間軸を有する円筒フ
ィルム空間を画定する一対の対向末端を有するフィルム
ロールチャンバーと、上記フィルムロールチャンバー間
にあり、上記チャンバー間を通過するフィルム経路を画
定する中間部とを有するフレーム、及び上記フレームの
固定した位置に接合され、上記フィルム空間上に伸び、
上記中間部に面するゲート部分、及び上記フレームに接
合し、上記フィルムロールチャンバーの末端から挿入さ
れ、上記フィルムロールチャンバーとともに上記フィル
ム空間とつながっている少なくとも1つのアクセスウエ
イを画定する一対の対向マージンを有するステム部分を
有する保護具とから成る。保護具は剛体である。フィル
ム空間は上記フィルム空間軸には何も入れいない。マー
ジン及び上記フィルムロールチャンバーは上記フィルム
ロールチャンバーとつながっている2つの離れて配置さ
れたアクセスウエイを画定する。少なくとも1つの上記
アクセスウエイは、少なくとも部分的に上記フィルム空
間の軸の周りにある。マージン及び上記フィルムロール
チャンバーは第1のアクセスウエイを画定し、上記フィ
ルムロールチャンバーは一対の対向末端壁及び上記末端
壁間に伸びる側壁を有し、上記末端壁の1つは中央に開
口部を有し、上記開口部および上記フィルムロールチャ
ンバーは第2のアクセスウエイを画定する。保護具は上
記フィルム空間軸と重なる。保護具は上記フィルム空間
にわたり完全に伸びている。保護具は上記中間部上にあ
る延長部を有している。フィルムロールチャンバー及び
上記保護具は、2つの別々のアクセスウエイを画定し、
上記保護具及び上記中間部は、上記フィルムロールチャ
ンバーに隣接するフィルムスロットを有するフィルム入
り口、及び上記巻取りチャンバーに隣接するフィルムの
進入を画定する。上記フィルムロールチャンバーは一対
の末端壁及び末端壁間に伸びる側壁を有し、上記フィル
ム空間は上記フィルム入り口及び上記1組のアクセスウ
エイを介してのみ接近できる。
【0008】
【発明の実施の形態】まず特に図1、13、23−2
7、と42−51を参照するに、カメラフレーム組立体
10は、巻き取りチャンバー14及びフィルムロールチ
ャンバー16を有するフレーム12を含む。用語“カメ
ラフレーム組立体”とは別に指摘しない限り、完成カメ
ラ、又は完成カメラを作る他の部品と後で組立てられる
であろうカメラの不完全なサブユニットを、ここでは言
及するのに用いる。本発明は完成した、又は不完全な使
い捨てカメラであるカメラ組立体に関して特に好まし
い。
【0009】カメラフレーム12はチャンバー14、1
6の間に中間部、つまり露光フレーム18を有する。中
間部18は、フィルムストリップ21の幅寸法よりも若
干広い幅寸法により分離される1組の平行なマージン2
0を有することが好ましい。マージン20において、中
間部18は1組の対向平行支持表面、つまりフィルムス
トリップ21の端を支えるように配置されたレール22
を有する。チャンバー14、16は後方向に面している
開口部15、17を有する。開口部に結合しているフィ
ルムロールチャンバー16の部分はここではスロート1
9と呼ぶ。フレーム組立体10はフィルムロールチャン
バー16上の、好ましくはチャンバー14,16及び中
間部18の双方上の後開口部つまり後部隙間(図13の
点線29で示される位置)を画定する。
【0010】フィルムカートリッジ24はフレーム組立
体10へ装填される。カートリッジ24はキャニスター
26、スプール27及びフィルムストリップ21を含
む。フィルムストリップ21は自由端30、主要部3
2、トレーリング部分つまりトレーラ34、及びトレー
ラ34の端の終端36のある先導部28を有している。
終端36はキャニスター26中のスプール27に付いて
いる。主要部32は先導部とトレール部28、34の間
にある。横方向には、フィルムストリップ21は中央部
37と一対の対向側縁38を有する。フィルム装填前
に、フィルムストリップ21の主要部及びトレーリング
部32、34はキャニスター26中のスプール27の周
りに巻かれている。アドバンストホトシステムTM(AP
TM)カートリッジのようなスラストカートリッジ24
では、先導部28はスプール27の周りにも巻かれてい
る。
【0011】カメラフレーム組立体10は、カメラフレ
ーム12に前もって取付けられた他のカメラ部品をも含
む。例えば、カメラフレーム組立体10はバッフル39
a、レンズシステム39b、及びシャッター(個別に図
示せず)のような1つ又はそれ以上のサブ部品を含む露
光システム39を包含する。フレーム組立体10は中間
部18に隣接し、フィルム計測、又はフィルム計測及び
フィルム運搬の双方用のフィルム送り穴(図示せず)に
係合するフィルム係合部材(図25において半円41で
図解的に示す)を有するカメラフィルム駆動43を含
む。かかる種々のカメラフィルム駆動は当業者にはよく
知られている。そのような駆動において、フィルム係合
部材は一直線な往復のつめであるが、連続的に又は断続
的に歯のあるスプロケットが、フィルム係合部材として
普通に利用される。従来のスプロケット型のようなある
フィルム運搬機構には、前もって巻き付けている最中に
スプロケット、又は他のフィルム係合部材上に、フィル
ムを持ち上げることが必要である。断続的に歯のあるス
プロケット型のような他のフィルム運搬機構には、フィ
ルムに回転又は他の作動を引き起こさずに、スプロケッ
ト又は他のフィルム係合部材を通してフィルムは移動で
きる。ここで説明するフィルム装填装置及び方法は、フ
ィルム運搬機構のいずれのタイプにも適応させることが
できる。使い捨てカメラにおいて、典型的には一方向の
フィルム運搬が用いられ、フレームごとにフィルムをフ
ィルムロールチャンバー16から巻き取りチャンバー1
4へ移動させる。フィルムは初めに装填されたときには
フィルムは前もって巻かれており、フィルムが露光され
たときにカートリッジなどへ戻るので、かかるフィルム
運搬はフィルムの巻き戻しを必要としない。
【0012】例えば図23(a)、図23(b)及び2
5−27に示す完成カメラは、装填フィルム、チャンバ
ー14、16と中間部18上の遮光性バックカバー4
0、及びカメラフレーム組立体10上のフロントカバー
42を含む。すでに説明した機能に加え、カメラは当業
者には既知の他の従来のカメラ機能をも含む。例えば、
特定のフィルム装填方法及び装置に関して以下に説明す
るように、サムホイールはフィルム装填前にカメラフレ
ーム組立体に取付けることができる。
【0013】フィルムロールチャンバー16は、対向末
端44及び末端44の間に伸びる側壁48を有する。フ
ィルムロールチャンバー16は、1端又は両端44で側
壁48に接合した末端壁46を有する。フィルムロール
50が全体の変形なしに収容され、カメラ使用中に側壁
48と接触するフィルムが過剰な擦り切れを受けない限
りにおいて、側壁48の形は重要ではない。フィルムロ
ールチャンバー16は軸51を有する円筒フィルム空間
52を画定する。フィルム空間52は部分又はすべての
スロート19の内側にある。フィルムロールチャンバー
16はフィルムスプール又は他の軸フィルム支持体がな
く、よってフィルム空間52はフィルム装填前は空であ
り、フィルム装填後はフィルムロール50のみを含む。
円筒フィルム空間52の軸は同じ長さであり、中間部1
8の幅寸法と整列される。特定の実施例において、末端
壁46又は両末端壁46及び側壁48を含むフィルムロ
ールチャンバー16は単一のプラスティック成形品であ
る。
【0014】好ましい実施例におけるカメラフレーム組
立体10は、フィルムロールチャンバー16を保護する
保護具54を有する。保護具54はスロート19を部分
的に閉じ、フィルム空間52へのアクセスを限定し、バ
ックカバー40が正しい位置になく、フィルム装填を可
能にするときでさえも保護をする。詳細については以下
で説明するように、フィルム保護具のある特徴であるフ
ィルム保護具による保護の程度、とフィルムロールチャ
ンバーの関連する特徴は、選択されたフィルム装填方法
及び装置の空間的条件に左右される。
【0015】保護具54の別の実施例では多くの共通な
特徴がある。保護具はフレーム12に固定され、フレー
ム12の残りの部分と同じように剛体である。ガード5
4はフィルムロールチャンバー16に伸びており、フィ
ルム空間軸51と重なるように少なくとも途中まで伸び
ていることが好ましい。保護具は側壁48の外端53か
ら片持ちされる、又は外端53及びフレーム12の他の
部分へ接合可能である。保護具54は中間部18に面し
隣接するゲート部分58を有する。ゲート部分58は中
間部18の末端、又はフィルムロールチャンバー16の
1部分と重なる。保護具54は、ゲート部分58に連続
であり、フィルムロールチャンバー16のスロート19
に固定されているステム部分、つまりガードステム60
をも有する。中間部18と一緒にゲート部分58は、フ
ィルム装填中にフィルムロールチャンバー16に入るフ
ィルムを通してフィルムスロット61を画定する。フィ
ルムスロット61はフィルム空間軸51に整列される。
ステム部分60は一対の対向側面マージン62を有し、
ゲート部分58から外の方向に伸びている。マージン6
2はフィルムロールチャンバー16の端44からセット
される。好ましい実施例において、マージン62及びフ
ィルムロールチャンバー16は、スロート19から伸び
て該フィルム空間52と通じている少なくとも1つのア
クセスウエイ56を画定する。ステム部分60のマージ
ン62及びフィルムロールチャンバー16は2つのアク
セスウエイ56を画定し、2つのうちの少なくとも1
つ、少なくとも部分的にフィルム空間52への軸であ
る。保護具54及びフィルムロールチャンバー16は少
なくとも1つのアクセスウエイ56を画定し、アクセス
ウエイが少なくとも部分的にフィルム空間52への軸で
ある。以下に説明するように好ましくない実施例におい
て、フィルムロールチャンバーはアクセスウエイ56の
みを画定し、保護具54はフィルムスロット61以外で
のスロート19を妨害する。
【0016】これらの限定及び選択されたフィルム装填
方法および装置の限定内で、保護具54はフィルムロー
ルチャンバー16の少なくとも半分のスロート19に伸
びており、フィルム空間軸51の上にあり、しかもアク
セスウエイ56はフィルム装填に必要な最小のサイズで
あることが好ましい。アクセスウエイ56のサイズを大
きくすることは可能であり、保護具54のサイズは小さ
くなるが、結果はフィルムロールチャンバー16の効果
的な保護ができなくなる。同様に、保護具54は特定の
フィルム装填方法に依存し、1つ又は2つのアクセスウ
エイ56を有するようにここでは一般に説明される。追
加のアクセスウエイ56は特定のフィルム装填方法及び
装置に必要ならば設けることができる。選択自由なら
ば、追加のアクセスウエイ56は、フィルムロールチャ
ンバー16の内部を開け、汚染及び損傷の危険へさらす
程度には好ましくはない。
【0017】図1、24及び26に示すようにゲート部
分58は、保護具54の内部端である。保護具54はゲ
ート部分58を超えて伸びる延長部64をも有し、中間
部18のすべて又は1部分と重なる。例えば、図43−
51は全中間部18にわたって上にある保護具54を有
するカメラフレーム組立体を示す。この場合、保護具5
4及び中間部18は、一端にフィルムスロット61を他
端にフィルム進入路65を有する閉じた、又は部分的に
閉じたフィルム門形63をいっしょに画定する。フィル
ム進入路65は過度の摩擦なしに、フィルム移動を容易
にするように位置決めされ配置される。図42は中間部
18の上に部分的にある延長部64を示す。ステム部6
0の特定の配置を有する保護具のある延長部64を図4
2−51に示すが、延長部64は図1及び図24−27
に示すような他の保護具54をも含む。
【0018】中間部18上に伸びていることに加えて、
フィルム装填に邪魔にならないのなら、保護具54は巻
き取りチャンバー14(図43の点線で示す)の部分的
に又は完全に上にもある。タイプ135フィルムと利用
される保護具54は、フィルムリーダーを突出させる配
置を可能にしなければならない。APSTMフィルム又は
他のストラスカートリッジフィルムが利用されるなら
ば、フィルムカートリッジ24は容易に軸上に収納さ
れ、保護具54は巻き取りチャンバー14にすべての又
は部分的な経路を伸ばす。使用後に、保護具54に損傷
を与えることなしに巻き取りチャンバーが露光フィルム
の容易な取出しを可能にすることがかなり好ましい。例
えば、巻き取りチャンバー14は一端が開放されている
ので、ストラス型カートリッジ24は図43に示すフレ
ーム組立体10から、軸上に装填され外すことができ
る。
【0019】延長部64はフィルムプラテン66を含む
(図45に示す)。プラテン66は延長部64、又は分
離したばね荷重支持体(図示せず)の固定された部分で
ある。プラテン66は特定のレンズシステムに適合する
ように平ら又は湾曲している。プラテン66は中間部1
8の全長にわたって伸びており、1つ又はそれ以上の縦
又は横のリブ、又は一連のバンプ、又はかかる特徴の組
合せに限定される。多様なプラテンは当業者にはよく知
られている。プラテン66は延長部64(図示せず)の
端から内部に突出している、又は延長部64がプラテン
66の形に合わせる。
【0020】完成カメラにおいて、保護具54はフィル
ムロールチャンバー16の上にあり、フィルム空間52
からバックカバー40を離す。フィルムロールチャンバ
ー16の上にあるバックカバー40の配置は、閉鎖装置
を設けるカメラの他部品と共同に働くバックカバー40
の機能以外に関しては、重要ではない。カメラ部品と適
切な設計との間の遮光性適合の条件及び製造検討は、当
業者にはよく知られている。バックカバー40をフィル
ム空間52から分離させることに加えて、部分的な又は
すべての中間部18上にある延長部64を有する保護具
54は、次に中間部18からバックカバー40を部分的
に又は完全に分離もさせる。
【0021】延長部64にフィルムプラテン66を内包
していることは、完成カメラのフィルム平面をカメラバ
ックカバー40に依存しないことを可能にする。このこ
とはバックカバー40の1部として形成されたプラテン
66で実用的であるよりも、フィルムプラテン66の厳
しい公差の使用を可能とする。フィルムプラテン66機
能を取り除くと、バックカバー40は、バックカバーの
融通性を持たせることによるフィルムをはさみつぶすよ
うな使用中のフィルム損傷の危険を増大させることなし
に単純化できる。
【0022】図43−51のカメラフレーム組立体10
において、フレーム組立体10は2つの経路サブエンク
ロージャー68及びバックボーン70を有する。経路サ
ブエンクロージャー68はプラテンサブユニット72及
び中間部サブユニット74をそれぞれ含み、これらは永
久に一緒に接合している。各経路サブエンクロージャー
68は一体構造、すなわち、単一のプラスティック成形
品であることが、精度にとっては特に好ましい。例え
ば、図43−51に示す経路サブエンクロージャー68
はトゥーパーツモールドを用いた射出成形により作製で
きる。
【0023】サブエンクロージャー68は、各組のサブ
ユニット72、74からプラテン66および中間部18
を形成するように一緒に接合される。他のカメラフレー
ム組立体10のように、プラテン66及び中間部18は
フィルム経路75を画定する。好ましい実施例におい
て、各サブエンクロージャー68は単一部品として作ら
れるので、各サブエンクロージャー68のフィルム経路
75の寸法は正確に制御可能である。2つのサブエンク
ロージャー68は縦に伸びている継ぎ目77に沿って、
好ましくはつまみと溝部分、又は接触縁(図47−49
にプラテンユニット縁を示す)にすべて沿った他の連結
機能を用いて、一緒に嵌合させる。接触縁はかなり長い
ので、2つのサブエンクロージャー68の嵌合における
欠陥は、結果生じるエンクロージャー76の形において
組立体を不完全なものにする、又は全体の変形を引き起
こすのどちらかの傾向がある。いずれの場合も、欠陥の
あるサブエンクロージャー68はすぐに廃棄処分され、
カメラフレーム組立体10はエンクロージャー76全体
にわたって正確な公差を有するフィルム経路75の生産
を可能にする。この手法はプラテンサブユニットにおけ
る差異にも適応され、フィルムは好ましいプラテンサブ
ユニット、つまり最も内部のプラテンサブユニット上を
移動するようになる。フィルムのはさみつぶしは適切な
公差の選択により回避でき、はさみつぶされた部分は組
立後に取り除かれる。
【0024】図43−51のエンクロージャーにおい
て、2つのサブエンクロージャー68は大まかには鏡像
の関係であり、継ぎ目77は2つのサブエンクロージャ
ー68の間に縦の中間線を形成する。継ぎ目77の位置
と配置は変化可能である。射出成形及び組立の観点か
ら、示した縦の中間線の継ぎ目は便利である。サブエン
クロージャー68は一緒に永久に接合し、溶媒溶接、接
着溶接、音波溶接などによりエンクロージャー76を形
成することが好ましい。一緒に永久に接合した経路サブ
エンクロージャー68は、使用中のサブエンクロージャ
ーの不整合の危険を防止し、カメラリサイクル中での分
離ユニットへの可能な損傷を防止する。組立中にフィル
ムへの損傷の危険を回避するように、サブエンクロージ
ャー68は空の状態で組立られることが特に好ましい。
【0025】バックボーン70は取付け部分78、及び
1つ又は両方のフィルムチャンバー14、16の部分的
な又はすべてを含む。フィルムチャンバーの残った部分
又はチャンバー14,16は、エンクロージャー76に
よりつながる。図43−51に示す実施例において、バ
ックボーン70は巻取りチャンバー14とフィルムロー
ルチャンバー16の前部分16aを含む。エンクロージ
ャー76はフィルムロールチャンバー16の後部16b
を含む。前及び後部16a、16bはつなぎと溝の機能
を活かして一緒に嵌合される。
【0026】エンクロージャー76は保護具54とレン
ズシステム81(開口として示される)からの光をフィ
ルム面(中間部18の開口部(図示せず)により画定さ
れるフィルム経路75の1部分)に導くバッフル80を
も含む。サブエンクロージャー68は保護具54及びバ
ッフル80を、プラテン66及び中間部18と同様にサ
ブユニットへ分割する。バッフル80はバックボーン7
0の開口部82に伸びる。バッフル80は、代わりにバ
ックボーン70の1部分として利用できる。
【0027】エンクロージャー76及びバックボーン7
0は組立中に位置合わせに役立つように、1つ又はそれ
以上のロケーター83をそれぞれ含む。エンクロージャ
ー76及びバックボーン70は剛性を増加させ、他部品
などの取付けに役に立つ1つ又はそれ以上の支持構造8
4をもそれぞれ含む。他のカメラ部品(図43の点線の
箱85で示される)は、組立中いつでも1つ又はそれ以
上のユニットへ取付けられる。
【0028】カメラフレーム組立体10の種々の機構
は、フィルムをフィルムロールチャンバー16へ巻く付
けるためのさまざまな装置及び方法の要求を満たすよう
に変形可能である。特に図1−18を参照するに、フィ
ルムローダ100を駆動させるフィルム端が示され、図
1のカメラフレーム組立体10に特に有用である。装置
100において、フィルムストリップ21はフィルム巻
き付け器101に移送され、一連の離れて配置された対
向リム102上に締め付けられたのち、両リム102の
同時回転により、リム102のコイルへ巻かれる。フィ
ルムストリップ21は締め付け後にリム102上に巻か
れ、フィルムロール50は巻き付け中に一定の内部直径
を有する。装置100及び方法は、保護具のある及び保
護具のないカメラフレーム組立体10の両方で有用であ
る。保護具のあるフィルムローラチャンバー16を有す
る適当なフレーム組立体10を図1に示す。
【0029】以下に説明する他のフィルム装填方法と同
様に、このフィルム装填方法は保護具のあるフィルムロ
ールチャンバー16を有するカメラフレーム組立体10
に利用することは特に適しているが、保護具のないフレ
ーム組立体及び非カメラハウジングにも適しており、そ
の後のハウジングへの装填用のハウジングの外で、フィ
ルムストリップを完全に又は部分的に巻き付けるのにさ
え利用できる。ハウジングのフィルムロールチャンバー
へのその後の装填は、フィルムロールをチャンバーへ移
動させるときにフィルム損傷の更なる危険にさらされる
ので、後者は好ましくない。非カメラハウジングにはフ
ィルム容器、カセットと、写真フィルムを保存する他の
製品がある。
【0030】装填方法用のフィルム源はバルクロール、
又は短いフィルムロール、又はフィルムカートリッジ2
4であるが、カートリッジ24からカメラフレーム組立
体10のフィルムロールチャンバー16へフィルムスト
リップ21を前もって巻き付ける点から見て、一般的に
は以下に説明される。しかしながら、バルク又は短いフ
ィルムロールは、カートリッジ24に置換可能であると
理解できるであろう。
【0031】図1のカメラフレーム組立体10を参照す
るに、フィルムロールチャンバー16は一連の対向末端
壁46及び末端壁46の間に伸びる側壁48を有する。
各末端壁46はフィルムロールチャンバー16の各端4
4を閉めることが好ましいが、1 つ又は両末端壁46は
部分的に切り取られている。末端壁46はフィルム空間
軸51に平行な方向に、中間部18の幅寸法とほぼ同じ
である距離で分離されている。
【0032】末端壁46は、内側に面したフィルムロー
ル拘束体104、及びフィルムロール拘束体104に隣
接する後退部106をそれぞれ有する。各後退部はアク
セスウエイ56aを画定する。図1に示す実施例におい
て、各フィルムロール拘束体104は連続的であり、C
形たなであるが、1つ又は双方のフィルムロール拘束体
104は異なった形、つまり不連続である。側壁48及
びフィルムロール拘束体104は、フィルム空間52の
円筒外部境界を一緒に画定する。後退部106はそれぞ
れのフィルムロール拘束体104から軸上の外側にあ
る。フィルム装填装置を明確にするために、後退部10
6を配置させることは好ましいが、それ以上の意味にお
いて後退部106の形は重要ではない。よって図1のフ
レーム組立体10における後退部106は、C形たなに
より境界を付けられる溝の形をそれぞれ有しており、各
フィルムロール拘束体104へ接合されている。
【0033】図1に示す保護具54aは側壁48の外縁
からフィルムロールチャンバー16に伸びており、中間
部18に面する前面マージンの形でゲート部58を有し
ているが、保護具54は中間部18の上にある延長部6
4をも含む。保護具54aは各末端壁46に面する一対
の対向側面マージン62aを有する。側面マージン62
a及びフィルムロールチャンバー16の各後退部106
は、1組のアクセスウエイ56aを画定する。各アクセ
スウエイ56aはフィルム空間52の各軸末端に隣接し
ている。アクセスウエイ56aはフィルム空間軸51に
関して外側に放射上にそれぞれ伸びており、各アクセス
ウエイ56aはフィルムロールチャンバー16のスロー
ト19の部分を形成するアクセスウエイ開口部108を
有する。図1に示す実施例において、アクセスウエイ5
6a内の不必要な空間は最小になる。後退部106は軸
51に対して切り込みを付け、フィルムロール拘束体1
04から外側に向かっており、各後退部106の最大軸
寸法はフィルム空間52の軸寸法のほんのわずかに限定
され、約3−4mmが好ましい。その実施例において、
保護具54aのステム部分60は形が方形であり、大部
分又はすべてのフィルム空間52にわたって軸上に伸び
ている。フィルム空間52はフィルムスロット61、及
びアクセスウエイ56aを通してのみ接近可能である。
【0034】特に図2及び15−16を参照にするに、
フィルムローダ100を駆動させるフィルムエッジは、
暗室内でフィルムストリップ21をカメラフレーム組立
体10内のフィルムロール50へ前もって巻き付ける。
フィルムローダ100を駆動させるフィルムエッジはレ
シーバ110、及びカートリッジ装填、フィルム運搬、
フィルム巻き付けの作動部品112を含む。レシーバ1
10はカメラフレーム組立体10、又は所定の装填位置
あるいは作動部品112に関して位置系列にある他のハ
ウジングを支持する。レシーバ110は他の部品と所定
の関係にあり、よって組立中にカメラフレーム組立体1
0の各機能の所定の相対的位置又は現場を画定する。
(現場はフレーム組立体10の個々の特徴に相当し、装
置10のレシーバ110及び他の部品112の相対的位
置のような物理的制約を調整することにより、特定のフ
レーム組立体10は必ず前もって決められる。)レシー
バ110は直接カメラフレーム組立体10を受け入れ、
パレット、又はネスト66などを受け入れるように改造
できる。その場合、カメラフレーム組立体10はパレッ
ト67に対して所定の関係に保持され、次にレシーバ1
10により所定の装填配向に保持される。割出し機能1
14はパレット67上に設置され、カメラフレーム組立
体10およびレシーバ110を用意に整列可能にさせ
る。フレーム組立体10はパレット67に前もって設置
されたレシーバ110又はパレット67を設置し、フレ
ーム組立体10はレシーバ110に組合せられる。
【0035】レシーバ110は自動組立作業を支える多
くの機能を有する。例えば、レシーバ110は装置10
0と1つ又はそれ以上の他の組立ステーションの間を、
又は装置110と装置110の別の部品112を有する
ステーション118間を、カメラフレーム組立体10が
移動する移動システム116を含む。例えば図13に
は、移動システム116(図式的に示す)は、図面に垂
直な方向にカメラフレーム組立体10を移動させるコン
ベアー又はトラックである。装置部品112は部品11
2が使用のために作動位置に伸び、作動間の移動システ
ム116の明らかな保管、つまり不作動位置に戻ること
を可能にするリトラクションーエクステンションユニッ
トのような作動機構を含む。(多様の部品112の作動
及び不作動位置の例を、図15−16に実線と点線で示
す)作動機構120は回転又は直線運動のような動きを
部品112に与えるための他の部品をも含む。便利さの
問題として、ここでの議論は、装置10の他の部品11
2に関して動きのない状態として、レシーバ110を一
般に取り扱うことにする。
【0036】装置100は巻き取りチャンバー14の現
場内のカートリッジ24の位置決めのための、図18に
示すカートリッジムーバ122を含む。カートリッジム
ーバ122はただ持ち上げと置く機能であり、又は他の
機能を提供する。図18に示す実施例において、カート
リッジムーバ122は、カートリッジムーバ122が巻
き取りチャンバー14内でのカートリッジ24の位置決
めを可能にする真空グリッパー124を有する。カメラ
フレーム組立体10が振動又は他の移動を防ぐ機能を持
っていなければ、真空グリッパー124又は保持(図示
せず)は、フィルム巻き付け中の巻き取りチャンバー1
4中でのカートリッジ24を保持するために用いられ
る。この実施例では、カートリッジムーバ122は作動
閉鎖装置オープナー126及びスプール回転体128を
も支える。作動閉鎖装置オープナー126は、巻き取り
チャンバー14にカートリッジ24を配置させる前に、
アドバンストホトシステムTM(APSTM)のような適当
なフィルムカートリッジ24の作動閉鎖装置を開けるた
めに軸を中心に回転させる。このことはカメラフレーム
組立体10がカートリッジ取り外し工程前に、オープン
位置に作動閉鎖装置を保持する移動止め(図示せず)を
含むことを可能にする。スプール回転体128はAPS
カートリッジ24のスプール27とかみ合い、カートリ
ッジ24からフィルムをスラストさせるためのスプール
27を回転させる。
【0037】特に図13を参照するに、装置100はフ
ィルム運搬体130を有し、作動位置においてフィルム
移動132進路に沿ってフィルムストリップ21をフィ
ルムロールチャンバー16のスロート19へ進める。フ
ィルム運搬体130は駆動ローラ、又はベルト、又は他
の従来のフィルム運搬装置を利用して、フィルム進路1
32に沿ってフィルムを移動させる。スラスト型フィル
ムカートリッジ24では、上述したようにスプール回転
体128をも利用できる。
【0038】フィルム運搬体130はフィルムブリッジ
134を利用する。カメラフィルム駆動43が、連続し
て中間部18に伸びている従来のスプロケットにような
フィルム係合部材41を有する実施例において、フィル
ムブリッジは好ましい。フィルムブリッジ134はフィ
ルム進路又は通路を中間部18から離れて配置させ、カ
メラフィルム駆動43のかみ合わせ部材41からフィル
ムストリップ21を分離させ、よってロール形成中に使
い物にならなくなる又は同様なことは必要ない。ある他
の実施例において、フィルム係合部材41は断続的な歯
のあるスプロケットなどであり、フィルム巻き取り中に
中間部18へ伸びないようにするために配置されてい
る。これらの実施例において、中間部18を通してのフ
ィルム巻き付けはフィルム係合部材41上を自由に通過
するので、フィルムブリッジ134の使用は強制的では
ない。
【0039】フィルムブリッジ134は多くの形をとる
ことができる。フィルム運搬体130、又はブリッジ1
34を含むフィルムブリッジ134は、フィルム運搬体
130から分離される、又はフィルム運搬体130はフ
ィルムブリッジ134中の1つ又はそれ以上の組み込ま
れた、及びフィルムブリッジ134からの1つ又はそれ
以上の分離された多重駆動要素を有する。図はいくつか
の異なるフィルム運搬体88、及びフィルムブリッジ1
34を示す。
【0040】図13において、エンドレスベルト機構1
36の形のフィルムブリッジ134は、カメラフレーム
組立体10の中間部18上に配置されている。機構13
6はベルト140を配置し張るベルト駆動138とアイ
ドラ139から成る。エンドレスベルト140は図13
に示すフィルムストリップ21上にあるように、カメラ
フレーム組立体10のフィルムストリップ21と中間部
18の間に配置される。フィルムストリップ21上にあ
るエンドレスベルト140は穴( 図示せず)を有し、運
搬用のベルト140に対してフィルムストリップ21を
引き寄せるための真空を与え、フィルムストリップ21
に対して圧縮ガスを導き、又はベルト140からフィル
ムストリップ21を放出するための重力を用いる真空圧
縮ガスユニット141を含み。フィルム駆動43は図1
8に示す離れたキャプスパン142を含み、フィルムロ
ールチャンバー16に隣接させ、ベルト駆動140を補
充する又は元に戻す。キャプスタン142はフィルムロ
ールチャンバー16に隣接し、第1と第2のキャプスタ
ンローラ(図示せず)の間、又は単一ローラとカメラフ
レーム12の中間部18の間のニップ143を画定す
る。キャプスタンローラはフィルムストリップ21の端
のみが接触するように中心で解放される、又は2つのサ
ブローラ(図示せず)に分割される。
【0041】図14に同様な実施例を示すが、この場合
エンドレスベルト機構はタートルバック144により取
って代わる。タートルバック144はフィルムストリッ
プ21への最小の摩擦をもたらすことが好ましい。ター
トルバック144は、穴及びエアークッションをもたら
す圧縮ガスへの接続、又はロータリーベアリングのよう
な1つ又はそれ以上の摩擦減少機能(図示せず)を提供
する。適当なフィルムブリッジの別の例としては、米国
特許第5,125,630 号明細書に開示されているような真空
シャトルがある。
【0042】フィルムブリッジ134はレシーバ110
に関して永遠に配置されている、つまり作動機構120
は、中間現場上の使用位置と使用位置から離れて配置さ
れた静止位置の間を、レシーバ110に関してフィルム
ブリッジ134が移動できるようにする。他の部品11
2は作動と静止位置の間を同様な方法で再配置される。
(図18は一連の部品112に対して実線で作動位置
を、点線で静止つまり不作動位置を示す。) フィルム運搬体130は、フィルムストリップ21をフ
ィルムロールチャンバー16へ導くように配置された1
つ又はそれ以上のデフレクター(図示せず)を含む。デ
フレクターは中央で解放されており、又はさもなければ
フィルムストリップ21の画像領域との接触を無くす又
は最小にするように配置される。
【0043】フィルムローダ100を駆動させるフィル
ムエッジにおいて、フィルムカートリッジ24はまずつ
かまれ、カメラフレーム組立体10の巻き取りチャンバ
ー14に置かれる。カートリッジムーバ122は巻き取
りチャンバー14内のフィルムカートリッジ24をただ
配置させる、又は支持体(図示せず)からカートリッジ
24を持ち上げ、カートリッジ24を巻き取りチャンバ
ー14へ移動させたのちつかんだままにするか、又はさ
もなければフィルム巻き付けが終了するまで、ある位置
にカートリッジ24を保持させる。カメラフレーム組立
体10がフィルム巻き付け中に、フィルムカートリッジ
24の振動又は他の移動を防ぐ機能に欠けているなら
ば、これは便利である。作動閉鎖装置オープナー126
は、巻き取りチャンバー14内にカートリッジ24を配
置させる前に、アドバンストホトシステムTM(AP
TM)のような適当なフィルムカートリッジ24の作動
閉鎖装置を開けるために軸を中心に回転させる。このこ
とによりカメラフレーム組立体10はフィルム使用中
に、オープン位置に作動閉鎖装置を保持する移動止め
(図示せず)を含むことが可能となる。
【0044】フィルムストリップ21はフィルム進路に
沿ってカートリッジ24からフィルム運搬体130によ
り前進させられ、フィルムストリップ21の自由端30
はフィルムロールチャンバー16に入る。(明瞭にする
ために、フィルム運搬体130は単一キャプスタンロー
ラとしてある図に図解的に示される。)フィルム運搬体
130によるフィルムストリップ21の推進方法は、フ
ィルム型及びカメラフレーム組立体10の特性により変
化する。APSカートリッジ24のようなスラスト型フ
ィルムカートリッジ24では、スプール回転体128は
カートリッジ24のスプール27とかみ合わせ、スプー
ル27を回転させてカートリッジ24からフィルムスト
リップ21をスラストさせる。フィルム運搬体130は
スプール回転体に限定されるが、スプール回転体128
を引き継ぐ又は作動するキャプスパンのような別の機構
も含む。上記説明したようなカメラフレーム組立体10
のフィルム駆動43に依存して、フィルムブリッジ13
4はフレーム12の中間部18上に配置される。摩擦減
少は生じる。例えば、空気はフィルムブリッジ134の
真空/空気ベルト98内の穴を通して吹き付けられ、エ
アークッションが生じる。
【0045】この時、又はより早く、フィルム巻き付け
器101はフィルム空間軸51に通常垂直な方法に、フ
ィルムロールチャンバー16内で不作動位置から作動位
置に移動する。フィルム巻き付け器101は1組の対向
アーム146を有する。リムユニット148は各アーム
146に回転して取り付けられる。各リムユニット14
8はリムドライバー152による回転に適合する駆動部
分150を有する。駆動部分150と結合し連続的であ
るのはリム又はリム部分102である。リムユニット1
48は、リム102が共通リム軸153の周りに回転す
るように配置される。
【0046】リムユニット148はリム102が互いに
面し内側に伸び、駆動部分150が外側にあるようにす
るために、各アーム146にそれぞれ取り付けられる。
リム102はフィルムストリップ21の非画像マージン
と実質的に同等又はより短い距離に、内側で軸方向にに
それぞれ伸びている。APSTM及びタイプ135(35
mm)フィルムにおいて、フィルムの1つ又は双方の対
向非画像マージンは穴が開いており、光学的又は磁気的
情報領域を含む。よって、リム102は光学的及び磁気
的情報領域、又は画像領域に接触するまでは内側に伸び
ていないことが現在では好ましい。特定の実施例におい
て、リム102は各駆動部分150から約千分の76.
2cm(30インチ)の軸距離へ、放射状内側にそれぞ
れ伸びている。
【0047】各リム部分102は、フィルムストリップ
21の先導部28をつかむための締め付け機能154を
含む。締め付け機能154は、フィルムの穴又は他の適
当な構造に適合した小型フック、又は他の固定具のよう
なリム102のサイズにあった従来のフィルム取り付け
構造である。現在の好ましい締め付け機能154を、図
4−8及び11−12に示す。リム102は完全な内リ
ング156と、内リング156に外接し、外側に放射状
に配置されている部分的な外リング158をそれぞれ含
む。各リム102上のリング156、158双方の軸寸
法は同じであり、しかも内及び外リング158それぞれ
は、完全な又は断続円筒シリンダーの形である外表面を
有することが好ましい。外リング158の割り込み15
7と内リング156に相当し外接しない部分159は、
約15度から約45度、好ましくは約30度の角度以上
に伸びる。リング156、158はフィルムストリップ
21の先導部28を受けるギャラリー160だけ離れて
いる。外リング158の割り込み157と内リング15
6の外接しない部分159は、ギャラリー160へのリ
ーダー入口161を画定する。ギャラリー160はフィ
ルムストリップの2回転、又は好ましくはフィルムスト
リップ21の1回転以上を受け取るのに不十分なサイズ
である。ギャラリー160はリーダー入口161に隣接
する入口末端162から内側にテーパを付け、又はフィ
ルム空間軸51に対して放射状に均一寸法を有する。ギ
ャラリー160はブラインド又は効果的にブラインドで
あり、つまり末端が開放になっている。締め付け中に、
フィルムストリップ21の先導部28はギャラリー16
0に案内され、ギャラリー160の周りに巻きつけられ
る。このことが起こっている間、リム102は止められ
ていることが好ましい。フィルムの先導部28は締め付
けられ、つまり多様な異なる方法により捕捉される。例
えば、フィルムはテーパが付けられたギャラリー160
に押さえ込まれる。フィルムは外接しない部分159で
重ねられる。図に示した実施例において、先導部28が
ギャラリー160の周囲に完全巻かれる前に、300度
回転のギャラリーにおける累積摩擦は、それ自体で締め
付けを生じさせるのに十分である。締め付けは2つのう
ち1つのリムだけでギャラリー160の提供により生じ
させることができるが、その結果できあがるフィルムロ
ールはねじれる危険性が大きいので、これは好ましくな
い。
【0048】リムユニット148の駆動部分150はリ
ムユニット148がアームと接合し、リムドライバー1
52で操作で操作できるように配置される。駆動部分1
50の詳細な機能は変化するが、リム102を内側に越
えて軸方向に伸びないことが好ましい。このことは巻き
付け中にフィルムストリップ21との可能な接触を防止
し、リム102より駆動部分150上でのフィルムスト
リップ21の先導部28の不整合や締め付けの可能性を
防止する。図2−10に示す実施例において、駆動部分
150は歯車である。各アーム46の内面には固定され
たハブ164がある。ハブ164の末端は、駆動部分1
50からリム102の内部マージン166により形成さ
れる中空165へ伸びる。リムユニット148は単純な
固定具などによりある位置に保持される。例えば、図4
はハブ164に固定され、駆動部分150を通して伸び
ている穴に重なる留め金167を示す。
【0049】図2−10を参照するに、歯車列168は
リムユニット148の双方の駆動部分150と機械的に
結合し、1つのアーム146に取り付けたリムドライバ
ー152となる。図11は別の実施例を開示し、歯車列
168は歯のあるベルト169に取って代わる。図12
はさらに別の実施例を開示し、リムドライバー152は
リム102により形成された中空内に実質的に適合した
パンケーキモータ170を含む。パンケーキモータ17
0は各アーム146に接合し、内部接続(図示せず)に
よりリムユニット148を駆動させる。リムユニット1
48の駆動部分150はホイール又は滑車の形を有して
おり、ベルト(図示せず)を支えることができ、ベルト
又は歯車列168などを通して他のリムユニット148
を駆動させる。あるいは、リムユニット148双方はコ
ンピュータ化させた調整器(図示せず)などにより同期
させたパンケーキモータを含む。リムユニット148は
図2−12の実施例のように確実に駆動させることがで
き、つまりクラッチ継手又は摩擦継手により駆動させる
ことができる。確実な駆動が現在は好ましい。
【0050】望むならば、リムドライバー152は2つ
のリムユニット148の1つだけを駆動させることがで
き、一方他のユニット148は、フィルムが巻き付かれ
ているときは自由に回転する。リムユニット148双方
は同期して駆動し回転することが好ましい。なぜならこ
のことにより一方のリムユニット148が他方より過度
に回転し、フィルムストリップ21が巻き付け中に斜め
になる危険を少なくするからである。タンデム回転は回
転位置センサー及び同期制御とを組合せた別々の駆動モ
ータにより生じる。タンデム回転は固定された回転関係
にある2つのリムユニットを機械的に結合させるにより
生じる。図2−10に示す実施例において、機械的カッ
プリング172は共通シャフト174にそれぞれ固定さ
れた一対の中間歯車173により生じる。
【0051】巻き付け器101はフィルムロールチャン
バー16内の作動位置に介在させたとき、アーム146
の下部末端及びリムユニット148の駆動部分150は
各アクセスウエイ56に挿入される。作動位置でのリム
102はフィルム空間52の軸末端へ突き出て、ギャラ
リー160はフィルム空間52の内部周囲を画定する。
フィルム空間53の全体形は中空シリンダーのそれであ
る。図に示す実施例の作動位置において、巻き付け器の
リム軸153はフィルム空間軸51と実質的に同一線上
にある。アーム146及び取り付けられたリムユニット
148はフィルムロールチャンバー内で移動可能であ
り、作動位置からオフセット位置へリム軸153に沿っ
てお互いに離れる。オフセット位置において、リム10
2は各アクセスウエイ56内に完全に配置されており、
フィルム空間52から離れて配置される。
【0052】作動位置において、リーダー入口161は
フレーム12の後開口部29に面している。リムユニッ
ト148は巻き付け器がフィルムロールチャンバー16
に挿入される前後で、適当に回転する。リム102の相
対的回転位置は従来の手段により決められる。例えば、
図に示すように機械的又は光学的又は磁気的配列センサ
ー175は、アーム146に対して固定された関係で取
り付けられ、リムユニット148又はリムドライバー1
52の部分の配列特徴を検出する。
【0053】巻き付け器101はフィルムストリップ2
1が最初にフィルムロールチャンバー16へ運搬される
前又は運搬される時に、フィルムロールチャンバー16
へ伸ばされたフィルムガイド176を含む。ガイド17
6は支持体(図示せず)、及びフィルムロールチャンバ
ー16に挿入された自由端178に取り付けられた設置
端177を有する。便利なために、以下の議論はリム1
02に関して固定された位置に維持された軸181(図
5に“+ ”でマークされた)の周りに回転するフィルム
ガイド176のある実施例で主に説明する。フィルムガ
イド176は変化可能であることが理解できるであろ
う。例えば、フィルムガイド支持体はアーム146(図
示せず)に固定でき、又は分離され、フィルムガイド1
76の回転又は並進運動、又は双方(図示せず)とも生
じる。
【0054】巻き付け器101が作動位置にあるとき、
フィルムガイド176の自由端178は各リム102に
重なる一対の対向接触領域179を有する。図に示す実
施例において、巻き付け器101が作動位置にあるとき
に、自由端178はリム102の外接しない部分159
で位置合わせされる。フィルムガイド176は接触領域
179のあるフィルムと接するだけが好ましい。接触領
域179間の自由端178の部分は挿入され、表層部を
切り取って内部を見せている。自由端178はリム10
2に関して、フィルムストリップ21との接触をさらに
最小にするように凸状に曲げらていることが好ましく、
フィルムの自由端30が締め付けのためにギャラリー1
60へ進路を片寄らせるのに役に立つ。フィルムストリ
ップ21はフィルム巻き付け中に、リム102に対して
フィルムガイド176により進路を片寄らされるが、フ
ィルム運動にむらがあるために摩擦接触の大きな領域は
フィルムの擦り切れ、又はねじれの危険が生じるので、
このことは好ましくはない。中間部18からフィルムロ
ールチャンバー16へのフィルム進路は、多くのフィル
ムガイド176を避け、ギャラリー160へまっすぐに
進む緩やかな連続的なカーブに従うことが好ましい。図
2−3及び図5−10に示すカメラフレーム組立体10
において、側壁48の内部縁は後開口部29から挿入さ
れ、そのような緩やかな連続的にカーブのあるフィルム
経路を生じさせるのに役に立つ。
【0055】フィルムガイド176の取り付け末端17
7は、フィルムロールチャンバー16の外側にあり、フ
レーム12の中間部18の上にあるピボット軸181の
周りに回転可能である。フィルムガイド176は図5に
示す初期の位置から図8に示す最終の位置まで回転可能
である。初期の位置を超えてフィルムガイド176の更
なる回転は、ストップ182により限定される。(図8
に図解的に示す)よって初期の位置では、フィルムガイ
ド176はリム102から離れて配置されており、リム
の内リング156により、ギャラリー160へ導かれる
フィルムストリップ21の先導部28を通してフィルム
移動183を画定する。
【0056】リム102はフィルム取り付け中に回転
し、フィルムストリップ21はリム102上に巻き付け
られるので、フィルムガイド176はリム102から外
に向かい軸を中心に回転する。フィルムガイド176は
フィルムストリップ21をリム102に向けて導き続け
る。フィルムガイド176は、大きくなるフィルムロー
ル50から離れて配置された状態を維持するフィルム運
搬と協調して、フィルムロール50から離れて移動され
る。しかしながら、フィルムガイド176は大きくなる
フィルムロール50上に載り、リム102に対して放射
状にバイアス力が生じることが現在は好ましい。バイア
ス力はガイド176への重力の作用、又はばね(図示せ
ず)などにより生じる。センサーは巻き付け完了時にフ
ィルムガイド176に接触するように配置されたストッ
プ182に含まれる、又は関連しており、フィルム運搬
又は他の機能を制御する信号を供給する。
【0057】フィルム運搬はフィルムストリップ21の
主要部32がフィルムロール50の形成物上に巻き付け
られるまで継続する。フィルムストリップ21のトレー
リング部34は、フィルムカートリッジ24のスプール
27につながったままであり、巻き付け後、中間部22
をわたって最終フィルムロール50まで伸びる。フィル
ム運搬はトレーリング部34に過剰なひずみがかかる前
に止める。このことはすべに説明した1つの方法に加え
て、多様な方法で行われる。例えば、センサー(図示せ
ず)はトレーリング部34に達したため、増加した負荷
を検出できる。つまりフィルムスプール27又は別の回
転部の回転を数える、又はフィルムロールへ移動するフ
ィルムストリップ21の領域の長さを追跡する、又はフ
ィルムが所定の時間巻き付けられたなどである。いずれ
にしろ、スリップクラッチ(図示せず)は過剰のひずみ
に適応させるために装置100に設置される。
【0058】フィルム運搬が終了したときリム102の
回転は止まり、アーム146及び取り付けリムユニット
148は、フィルムチャンバー16内で軸方向に取り除
かれ、作動位置からオフセット位置へリム軸153に沿
ってお互いに離れる。この動きによりギャラリー160
からフィルムストリップ21の先導部28は解放され、
フィルムロールのマージンからリム102を取り外す。
リム102が取り外されるとき、フィルムロール拘束体
104のそばのどちらかの一端でフィルムロール50の
軸の動きは遮断される。解放されたフィルムロール50
は、フィルムロールチャンバー16、保護具54及びフ
ィルムガイド176によるバイアスにより課せられた限
度内で、外に向かってクロックスプリングするのは自由
である。次に巻き付け器101はフィルムロールチャン
バー16から出て不作動位置に移動する。フィルムガイ
ド176は巻き付け器101とともに取り外される、又
は巻き付け器は取り外される前後に無関係に取り外され
る。取り付け器101及びフィルムガイド176の双方
が取り外され後に、フィルムロール50は完全にクロッ
クスプリングし最終位置に行く。フィルムロールはほと
んど限定されたフィルム空間52に巻き付けられるの
で、クロックスプリングの程度はかなり小さくなるよう
に設計される。フィルムロール50からのリム102の
取り外しにより、フィルムの局所的な擦り切れ又は圧か
ぶりを引き起こすが、この擦り切れは画像領域の外側に
あり、フィルムの画像領域及び情報領域の双方の外側に
あることが好ましい。よって、リム102により引き起
こされる擦り切れ又は圧かぶりはほとんど、又は全く重
要ではない。これは事実であるので、リム102を取り
外す前に、リム102からフィルムロールを緩めるのを
助ける逆の方向にフィルムロールを回転させることは不
必要である。リム102の前進移送及び回転のみが必要
であり、逆方向に巻いた時にフィルムロール層間の擦り
切れの危険性を減らすので、このことはフィルム運搬を
簡単にする。
【0059】フィルム巻き付け後、フィルム運搬体13
0のような装置部品112は、カメラフレーム組立体1
0に関して不使用の位置へ移動させ、それから更なる工
程のために移動される。フィルムブリッジ134を有す
る実施例において、カメラフレーム組立体10はまずフ
ィルムブリッジ134に関して離され、フィルムストリ
ップ21のたるみは、そのフィルムストリップ21部分
をカートリッジ24へ巻く戻す、又はそのフィルムスト
リップ21部分をキャプスタンなどで前へ運ぶことによ
り巻き取られる。
【0060】フィルム運搬体130がカメラフレーム組
立体10から移動され離れた後、カメラフレーム組立体
10の後開口部28は遮光性があるように閉められる。
図17を参照するに、特定の実施例において、このこと
はチャンバー14、16及び中間部18上に遮光性バッ
クカバー40を、カメラフレーム組立体10上に前面カ
バー42を置くこと(矢印125で示す)により達成さ
れる。その結果カメラ組立体は完成したカメラになる、
又は他の組立操作において完成する。フィルムカートリ
ッジ及びフィルムロールを含むすでに説明した機能に加
え、カメラは当業者によく知られている他の従来のカメ
ラ機能をも含む。
【0061】主に図19−41を参照するに、別のフィ
ルム装填装置200を示す。本装置200はフィルムス
トリップ21を巻きつけゾーン202へ進ませ、フィル
ムはフィルムロール50への1つ又はそれ以上の組の対
向接触表面205、206に対して巻きつけ点で、上述
の方法とは異なるフィルム装填方法を利用する。巻きつ
けゾーン202は円筒であり、フィルム空間軸51に平
行である中心巻きつけ軸208を有する。フィルムスト
リップ21の巻きつけ中に各1組の接触表面205、2
06は、フィルム空間軸51及び巻きつけ軸208の双
方に横切るピボット軸210の周りに回転している間、
大きくなるフィルムロール50を連続的に締め付ける。
各1組の接触表面205,206の部材はフィルム装填
中は一定の距離を維持することが好ましい。多様な物理
的構造は必要な接触表面205、206を提供するのに
用いられるが、最も簡単な実用的手法は1つ又はそれ以
上の回転フック212の使用である。保護具のある及び
保護具のないカメラフレーム組立体10の双方で、装置
200及び方法は有用である。保護具のあるフィルムロ
ールチャンバー16を有する適当なフレーム組立体10
を図26に示す。
【0062】フック又はフック類212はフィルム装填
用にフィルムロールチャンバー16へ挿入される。フィ
ルム空間52を大雑把に3つに分割するようにフィルム
ロールチャンバー16内に配置された一対のフック20
2が特に好ましい。なぜならば単一のフック212又は
密接に配置された一対のフック212により、フィルム
ロール不整合が問題になるからである。2つ以上のフッ
クを用いることができるが、2つよりも多くのフック2
12はほとんど、又は全く利益のない多くの複雑さが与
える。便利なために、以下の説明は特に指摘しない場合
以外は、一対のフック212を有する装置200の実施
例について言及する。
【0063】フック212はフィルム装填中に、最初の
位置から最終の位置へ回転したのち、フィルム装填に続
いてカメラフレーム組立体10中で取り除くために、ア
クセスウエイ56bの取り外し位置へ横行する。本方法
のカメラフレーム組立体10は、上述した方法に利用さ
れたカメラフレーム組立体10とは異なる点を有する。
図23−27を参照するに、フィルムロールチャンバー
16は対向末端44(図26に示す)及び該末端44の
間に伸びる側壁48を有する。ここで説明する他のカメ
ラフレーム組立体と同じように、フィルムロール50が
全体の変形と、カメラ使用中に側壁48とのフィルム接
触により過剰な擦り切れを引き起こさない限りにおい
て、側壁48の形は重要ではない。フィルムロールチャ
ンバー16は、同じ大きさを有し中間部18の幅寸法と
整列されたフィルム空間52を画定する。フィルムロー
ルチャンバー16はフィルムスプール又は他の軸フィル
ム支持体を欠き、よってフィルム空間52は装填前は空
であり、装填後はフィルムロール50のみを含む。
【0064】図19−41を普通に参照するに、側壁4
8は中間部18及びフィルム空間52と整列された中央
部218を有する。側壁は48はフィルム空間52を超
えて突き出る各末端で付属部220(図26では最も容
易に観察)をも有する。末端壁46は各付属部220に
接合している。各末端壁46はフィルムロールチャンバ
ー16の各末端44で閉めることが好ましいが、1つ又
は双方の末端壁46は部分的に、又は完全に切り取られ
ている。各付属部220及び各末端壁46はフィルム空
間52の各軸末端で接触するアクセスウエイ56bを画
定する。末端壁46は完全に密閉されており、しかもフ
ィルム空間52へのアクセスはフィルムスロット61及
びアクセスウエイ56bに限定される。末端壁46は複
雑な形をアクセスウエイ56bを与えるために配置され
ているが、アクセスウエイ56bの無駄な空間は最小に
され、アクセスウエイ56bは中央部218として、フ
ィルム空間軸51に垂直な方向に、同じ断面形をそれぞ
れ有することが現在好ましい。各アクセスウエイ56b
の軸寸法はフィルム空間52の軸寸法のほんのわずかで
あり、約2−3mmガ好ましい。
【0065】本方法により装填されたカメラフレーム組
立体10は、保護具54を含むことが好ましい。他の実
施例と同じように、保護具54のゲート部分58は末端
壁46の双方から挿入され、ゲート部分は中間部と面す
る、又は隣接する。ステム部分60は単一プラスチック
成形品の1部分として又は音波溶接、溶媒溶接又は接着
の結果として、側壁48に接合する。ゲート部分58は
ステム部分60により片持ちされる、又はフィルム経路
の外のフレーム組立体へ伸びる1つ又はそれ以上のフラ
ンジ(図示せず)によりさらに支えられる。ゲート部分
58は上述したように、保護具54の延長部64を生じ
させることにより都合よく支えられる。
【0066】保護具54は側壁48の外縁に接合され、
装填装置200のフック又はフック類212を邪魔しな
いように配置されたステム部分60を有する。中間部1
8の幅寸法に平行な方向にステム部分60の幅は、フィ
ルム空間52の軸長さの約半分まで変化するが、ステム
部分60の幅は、フィルム空間52の軸長さの約4分の
1以下であることが好ましい。同様に、ステム部分60
は末端壁46の間の中間にある、又は軸方向にオフセッ
トされている。一対のフック212が用いられれば、ス
テム部分60は中央にあることが好ましい。2つのフッ
ク212と利用される便利なステム部分60は、フィル
ム空間52の軸長さの約3分の1以下の軸寸法を有し、
フィルム空間軸51に沿って中央に位置する。単一のフ
ック212又は1組の密接に配置されたフック212で
は、保護具54はフィルムロールチャンバー16の一端
へオフセットされる。
【0067】ステム部分60はゲート部分58へ横に伸
びる1組の側面マージン62を有する。側面マージン6
2及びフィルムロールチャンバー16は、フィルム空間
52に通じる少なくとも1つのアクセスウエイ56bを
いっしょに画定する。末端壁46はアクセスウエイ56
bに複雑な形になるように配置されるが、アクセスウエ
イ56bの無駄な空間を最小にし、フィルム空間52と
して、フィルム空間軸51に垂直な方向に、同じ断面形
をそれぞれが有することが現在は好ましい。各アクセス
ウエイ56bの軸寸法はフィルム空間52の軸寸法のほ
んの少しであり、約2−3mmが好ましい。
【0068】図26−27のガード54は、保護具54
のステム部分60を形成する“T”を基礎して、大雑把
にT形である。保護具54のゲート部分58は“T”の
キャップを形成し、フィルム空間軸51に平行なフィル
ムロールチャンバー16のスロート19に伸びる。単一
フックと使用される同様なガード( 図示せず)は大雑把
にL形であろう。
【0069】再び装置220と特に図28−30を参照
するに、各フック212はベル222及びシャンク、又
は支持体224を有する。各ベル222は2組の対向接
触表面205、206の1つを有する。用語“接触表
面”とはここではフック212に関して用いられ、フィ
ルム装填終了前に、フィルムに触れるベル222の部分
のことを呼ぶ。フィルム装填終了時には、フィルムは各
212の大部分に触れている。早い段階では、フィルム
は2つの限定され分離された領域でのみのベル222に
触れる。用語“接触表面”とはフィルム装填の段階に関
係なく、限定され及び分離された領域を累積的に呼ぶ。
【0070】フック212がフィルムロールチャンバー
16に介在しているときには、ベル222は弧の形に支
持体224から離れて伸び、内側に面するギャップ22
5を画定し、カメラフレーム組立体10の中心に向か
う。装填中、ベル222は巻きつけゾーン202の外周
を画定する。フィルムはギャップ225を通してベル2
22内の巻きつけゾーン202へ向かう。フィルムが装
填されるとき、ベル222は回転し、巻きつけゾーン2
02の外周に伸びる。
【0071】図に示すようにフィルムロールチャンバー
16の空間的制限のため、ベル222は面を画定する2
つの大きな空間と、それより小さい第3の空間を有する
ことが好ましく、2mmより少し小さいことが特に好ま
しい。このことは約2−3mmの軸寸法を有するアクセ
スウエイ56b内で、ベル222が容易に適合すること
を可能にする。ベル222はフィルム装填中に撓まない
くらいに十分に強固でありることが好ましい。なぜなら
フィルムが巻きつき、フック212の唯1つの回転機能
である所定の速度で巻きつけゾーン202が大きくなる
ことを確実にするので、このことによりフック212の
接触表面205、206間の一定の距離を維持できるか
らである。もしベル222が撓むと、フィルム装填中に
巻きつけゾーン202のサイズを制御することはより難
しくなる。ベル222は滑らかな湾曲した表面に沿って
フィルムストリップ21とのみ接触することも好まし
い。これらの特性は、固く円形断面ワイヤのベル222
をプレーナフック形に曲げることにより生じる。弧の約
270度の半円形ベル222が好ましいが、ベル222
は不完全な卵形又は不完全な多角形の形でもよい。
【0072】図21(a)ー22(h)を参照するに、
各フック212のベル222の大きい空間は平面を画定
する。フィルム装填のスタート時に、各フック212は
フィルムロールチャンバー16内に介在させ、ベル21
2による画定される平面はフィルム空間軸51と、ベル
222により画定される巻きつけ軸208を横切り、各
ベル222の中央に位置し、フィルム空間軸51に平行
である。フィルムがフィルム空間52へ進んだとき、各
フック212は、ベル222の平面が巻きつけ軸208
に斜めである初期位置から一連の中間位置を通して、ベ
ル222の平面が巻きつけ軸208に垂直又はほとんど
垂直である最終位置にピボット軸226(図22(e)
−22(h)において“+ ”で示される)の周りに回転
する。(回転矢印は図21(a)に示し、移動の相対的
な方向は図21(e)−21(h)の矢印で示す。)フ
ィルム巻き付け工程中のフック212のこの回転は、9
0度以下に角度に通すことが特に好ましい。なぜなら回
転の大きな角度は、フィルム巻き付け中のあるときにフ
ィルムロールを圧縮する傾向があるからである。
【0073】フック212が回転しているとき、フィル
ムは巻きつけゾーン202へ入り、巻きつけ軸208の
周りに巻きつく。巻きつけ軸208はフィルム装填中に
フック212を移動させることにより、ある距離移動さ
せることができる。巻きつき軸208はフィルム装填中
に非円形ベル222を有するフック212の使用によ
り、僅かな距離移動させるように作ることもできる。フ
ック212の回転は巻きつけ軸208から各接触表面の
放射状の分離を増加させ、よって巻きつけゾーン202
のサイズが大きくなる。無関係な回転はフィルムロール
のわん状変形を引き起こしやすいので、フック212は
連結して回転する。フック212の回転方向は重要でな
い。図22(a)−22(d)は巻きつけ軸208から
最大にオフセットされる一対のピボット軸226の周り
の可能な回転方向を示す。図22(e)−22(h)は
巻きつけ軸208を通って伸びる一対のピボット軸22
6の周りの可能な回転方向を示す。図22(a)−22
(b)及び図22(e)−22(f)において、フック
212は初期位置の交差する平面を画定し、一方のフッ
ク212は時計回りに回転し、他方のフック212は反
時計回りに回転する。図22(c)−22(d)及び2
2(g)−22(h)において、2つのフック212は
平行平面を連続的に画定し、時計回り又は反時計回りの
いずれかに双方とも回転する。
【0074】ピボット軸226は巻きつけ軸208を横
切る方向に伸びる。ピボット軸226は巻きつけ軸20
8と交差する、又は巻きつけ軸208からオフセットさ
れる。便利なフック212は巻きつけ軸208に垂直で
あり、フック212支持体を通して伸びるピボット軸2
26を有する。フック212はフィルムロール50によ
るフィルム装填中に、初期位置から最終位置へ回転す
る。この場合、フック212は初期の位置から最終位置
の軽いバイアスに対して回転するように取りつけられ、
フィルム移送によるフィルムへ加えられる刺激は、バイ
アスに対してフィルムロールを組立てるのに十分であ
る。フック212の回転はフック212とフィルムの間
の摩擦接触で決まるので、本手法は好ましくない。本手
法は断続的なフック212回転、及びフィルム擦り切れ
双方の危険がある。
【0075】図19及び33を特に参照するに、フック
212はフィルムロールではなくフック回転体228に
より回転することが特に好ましい。フック回転体228
は巻きつけゾーン202へフィルム搬送する速度に比例
した速度で、フック212を回転させるフックドライブ
230と、2つのフック212の回転に同期させたフッ
クカップル232を有する。フック回転体228の他の
多くの機能は希望により、又は個々の必要に応じて変化
する。例えば図19−20を参照するに、一実施例にお
いて、フックドライブ230は各フック212のシャン
ク224を駆動させる1組のサーボモータなどであり、
コンピュータ調整器又は機械連結の形で、フックカップ
ル(図示せず)により同期されている。
【0076】フック又はフック類212に加えて、巻き
つけガイド214もフィルム装填中に存在する。巻きつ
けガイド214はフィルムロール50に合うように曲げ
られ、フィルムストリップ21の巻きつけに役立つよう
に、フック212と一緒に配置される。フック又はフッ
ク類212は、回転フックフィルムローダ200の一部
である。巻きつけガイド214は装置200の一部であ
り、又はカメラフレーム組立体10の保護具54に含ま
れている。もし巻きつけガイド214が保護具54に含
まれるなら、その後巻きつけガイド214は装填後にフ
ィルムロールの時計ばねをも妨害する。図23−25の
カメラフレーム組立体において、保護具54は巻きつき
ガイド214を含む。保護具54はフィルム空間52の
中央の約3分の1と重なり、フィルム空間軸51付近の
ところまで伸びている。ガード54は外側に向かうポケ
ット233を含み、ポケットは完成カメラ内の閉鎖装置
の外部にあり、カバー40、42の開口部234と整列
されている。革ひも(図示せず)は開口部234とポケ
ット233に通されており、カバー40,42のステイ
ル234aに対して固定されている。
【0077】1組の対向フィルムロール拘束体204は
フィルム装填中に存在することも好ましい。フィルムロ
ール拘束体204はフィルム空間52の軸境界を定め、
フィルムが巻く付けられるときにわん状変形を防ぐ。フ
ィルムロール拘束体204はフィルム装填装置200の
一部、又はカメラフレーム組立体10の保護具54に含
まれる、のいずれかとしても提供される。図26−27
のカメラフレーム組立体10において、保護具54は巻
きつけガイド214及びフィルムロール拘束体204を
含む。巻きつけガイド214はステム部分60の一部で
ある。フィルムロール拘束体204はゲート部分58の
末端に取り付けられ、フィルム空間52の軸末端でフィ
ルムチャンバー16に伸びる。装置200において、巻
きつけガイド214及びフィルムロール拘束体204は
共通の支持体215に接合され、ガイド拘束ユニット2
16を形成する。支持体215は特定の空間的制限を満
たす必要に応じて配置される。いくつかの図に示す支持
体215は、フック212の隙間を与えるように切欠き
で接合される。
【0078】支持体215及びフック212はフィルム
装填中に、カメラフレーム組立体10に関してお互い
に、又は双方とも、大きくなるフィルムロール50の空
間を作る必要性に応じて移動できる。図19−20に示
す装置において、フック212は下がり(矢印213に
より示される方向に)、フィルム装填中に、フック21
2及び支持体215双方とも、中間部18から外に向か
って移動する(矢印215により示される方向)。図2
8−41に示す支持体215はフック212及びフィル
ムロールチャンバー16に関して上に移動し(矢印21
9により示される方向)、フィルム装填中大きくなるフ
ィルムロールを適応させる。フィルム装填が終了した段
階で、フック212が通り抜けている間、装置200の
一部がフィルムロールの軸移動を拘束するならば、フィ
ルムロール拘束体204はその位置のままである。フィ
ルムロール拘束体204がフレーム組立体の一部なら、
このことは自動的に起きる。特に図21(b)−21
(c)及び31−32を参照するに、フィルム装填の終
了時で、フック212はフィルムロール50を超えてア
クセスウエイ56bへ、巻きつき及びフィルム空間軸2
08、226に平行な方向(図21(b)に矢印で示
す)に通り抜ける。横行ユニットは、フック212に接
続された1組の直線アクチュエータ(図示せず)のよう
な分離機構として設けられ、フック回転体228の他の
機能と組込まれる。通過後、フック212はフィルムロ
ールチャンバー16から取り除かれる。
【0079】図33−41を参照するに、装置200の
他の実施例において、フックドライブは直線移動を与
え、一対の等価機構及びフックカップルが、一対機構を
同期作動用の単一の機械的にバランスの取れた構造へ結
び付けた各フックに、直線移動を回転移動に機械的に変
換させる。図33−41はこの目的用のカム機構の使用
を示す。歯車列又は一対の歯車列のような他の等価構造
は、当業者にはよく知られている。図33−41を参照
するに、フック212はワイヤであり、巻きつけ軸20
8に垂直なピボット軸210を有する。ピボット軸21
0はシャンク224に伸びている。シャンク224の上
部末端は各ピボットアーム236の末端に固定されてい
る。各ピボットアーム236の反対末端は、1次カム表
面240に対して移動可能なカム従動子238を有す
る。1次カム表面240は曲がっており、カム従動子2
38が1次カム表面240に沿って移動するときに、ピ
ボットアーム236は回転し、取り付けたフック212
は軸を中心に回転する。カム従動子238は、1次カム
表面240の上にあり、1次カム表面240に無関係で
ある各2次カム表面242に対してそれぞれ移動可能で
ある。
【0080】ピボットアーム236及び1次と2次カム
表面240、242は対に配置され、鏡像の外観を有す
る。1次カム表面240はフィルム装填中、フレーム組
立体10に関して一定の位置に維持される単一プレート
244の内部表面である。2次カム表面242は直線ア
クチュエータ248に接合したヘッド246の外部表面
である。ヘッド246は巻きつけ軸208に垂直な平面
にある方向で巻き付け操作中にプレート244を移動す
る。直線アクチュエータ248はフィルム移送と協調し
て制御器(図示せず)により操作される。カム従動子2
38は各2次カム表面に対してばねなどにより、誤った
フック回転を防止するためにバイアスされる。
【0081】図33−41に示すカム機能は形は単純で
あり、製造も容易である。ヘッド246は鈍い矢じりの
ような形をしており、2次カム表面242は直線であ
り、2つのカム従動子238間の点に向かって同じ角度
で内側に傾いている。カム従動子238は、各2次カム
表面242にかかっている上部と、各1次カム表面24
0にかかっている下部を有する円筒ポストである。1次
カム表面240はプレート244にアーチ形をした開口
部である。図33−39に示す装置において、フック2
12はベル222の最も内側のギャップ225のある最
初の位置でお互いに向かい合って曲がっており、最終の
位置にそれぞれ反時計回り及び時計回りに回転する。1
次カム表面240は同様に、反時計回り及び時計回りに
曲がっており、必要なフック回転が行われる。
【0082】図40−41に示す少し異なる実施例にお
いて、シャンク224はベアリングスライド252に保
持されるローラ部分250をそれぞれ有し、ピボット軸
226を中心として自由に回転できる。ベアリングスラ
イド252はフィルム空間軸51に平行な方向の移動の
ために、スライド支持体252に取り付けられる。ベア
リングスライド252は最初の位置に対してカム従動子
238にバイアスをかけるために、お互いに対して一方
に片寄らせてある。アルキメデスねじ257に適合させ
たトラベラ256はヘッド246に固定され、プレート
244にわたってヘッド246の直線移動を生じさせ
る。ねじ257のシャフトはフィルム運搬体130に機
械的に連動されている。(点線及びボックス258によ
り示す)図40−41において、フィルム運搬体130
は、連続又は不連続ローラ260及びハンドクランク2
61を有するシャフト259として示される。クランク
261の回転は、ローラ260とフレーム12の中間部
18の間のニップを通して、フィルムを移動させる。
(シャフトは明瞭にするためにオフセット位置に示して
あるので、図にはニップを示していない。)他の多様の
フィルム運搬130は上述し、それらも適当である。
【0083】図33−41の装置において、横行ユニッ
ト262はプレート244及びヘッド246上に、それ
ぞれ各1次及び2次カム表面240、242の連続とし
て、第1及び第2横行カム表面264、266を有す
る。第1横行カム表面264はまっすぐであり、フィル
ム空間52及び巻きつけ軸208に整列されている。第
2横行カム表面266は各2次カム表面242の直線的
連続である。ヘッド246がプレート244を移動する
と、1次カム表面240から第1横行カム表面264
へ、2次カム表面242から第2横行カム表面266
へ、カム従動子238は邪魔されずに移動する。カム従
動子238のこの移動は、フック212が今だ実質的に
巻きつけゾーン202に接する最初の位置から、各アク
セスウエイ内で巻きつけゾーン202に関して配置され
た位置へ取り付けフックを移動させる。それからフック
212は作用機構120により、アクセスウエイ56か
ら除かれる。
【0084】図52−57及び64−79は、上述した
方法とは異なる他のフィルム装填方法を示し、心棒30
2がフィルムロールチャンバー16へ軸方向に挿入さ
れ、フィルムを巻き付けるように回転する。巻き付け前
に、1つ又はそれ以上のガイド304は、締め付けのた
めに心棒302の周りのフィルムを巻きつけるために用
いる。かかる方法は米国特許第5,745,797 号及び1997年
12月23日に出願された米国特許出願第08/997,556号に開
示されている。これらの方法により、フィルムストリッ
プの先導部はガイドを用いて巻きつけられる。それから
先導部は心棒に締め付けられる。締め付け後、ガイドは
取り除かれ、心棒はフィルムを巻き付けるために回転す
る。巻き付け後、心棒は取り除かれる。これらの方法及
び装置は、ここでは一般にAPSフィルムに関して説明
するが、そのようなフィルムタイプに限定されない。
【0085】図42−51を参照するに、本方法の保護
具のあるカメラフレーム組立体10は上述した方法に用
いたカメラ組立体10とは異なる点がある。フィルムロ
ールチャンバー16は側壁48を有するが、1つ又は双
方の末端壁46は省略される。フィルムロールチャンバ
ー16の一端は、末端壁46により完全に密閉されてい
ることが好ましい。他端は心棒302及び1つ又はそれ
以上のガイド304を入れることができなけらばならな
い。フィルムロールチャンバー16のこの端は、心棒3
02及びガイド304の1つ、同軸ガイド306を入れ
るのに十分な大きさのある中央開口部305のある末端
壁46を有することが好ましい。本開口部305、つま
り省略された末端壁46は、フィルム空間52へのアク
セスウエイ56cを提供する。フィルム空間52は心棒
302の直径よりも必ず大きい。同軸ガイド306は心
棒302の直径よりもほんのわずかに大きい内部直径を
有する。同軸ガイド306の外部直径はフィルム空間5
2の直径よりも小さいような、同軸ガイド306は比較
的小さな半径寸法を有する。この場合、末端壁46にあ
る開口部305を通過するアクセスウエイ56cは、フ
ィルム空間52よりも小さい半径でもある。
【0086】保護具54は連続的であるが、フィルム空
間52上に開口部を有することが好ましく、第2のアク
セスウエイ56dを提供する。本アクセスウエイ56d
は、フィルム空間軸51の放射状方向に追加ガイド30
7が入ることを可能にする。図52−57及び64−7
9は、同軸ガイドに沿ったそのような追加ガイドを有す
る装置300を示す。図42−51に示す保護具54は
本装置300で利用できる。保護具54は幅広いアクセ
スウエイ56dとともに示し、同様な幅広い追加ガイド
307を収容する。アクセスウエイ56dはフィルム空
間52の一部の上の中心に位置している。アクセスウエ
イ56dは形及び位置は変化し、特定ガイドまたはガイ
ド類の要求を満たすために、多重アクセスウエイ(図示
せず)により置換することができる。例えば、保護具5
4のアクセスウエイは、フィルム空間52の全長の軸方
向に伸びるように変化できる、又はフィルム空間52の
軸末端の1組の開口部により置換することができる。保
護具54は少なくともフィルム空間52の末端を覆い、
異物の侵入に対してフィルムロールチャンバー16を保
護する。
【0087】フレーム組立体10はカートリッジチャン
バー14の末端壁46に取り付けられたサムホイール3
08を含む。サムホイール308は装置300の部品
(図示せず)によりカメラフレーム組立体10に取り付
けられる、又は前もって取り付けられる。サムホイール
308はフレーム12に取り付けられ、フレーム12に
関して取り付けられたところで自由に回転できる。サム
ホイール308は回転部材310を有し、完成カメラで
はフィルムを前進させるように回転する。サムホイール
308は軸方向に配置され、カートリッジチャンバー空
間14bに伸びているドライブキー312を有する。つ
ば又は弾性フランジなど(図示せず)は、フレーム12
のある位置にサムホイール308を保持する。完成カメ
ラにおいて、サムホイール308はかみ合い、フィルム
カートリッジ24のスプール27へ相互に鍵をかけた。
ここで用いた用語“相互に鍵をかけた”とは、お互いに
関してたった1つの回転配向にサムホイール308及び
スプール27のかみ合わせを可能にするカートリッジス
プール27とサムホイール308上の相補的構造のこと
を呼ぶ。例えばアドバンストホトシステムTMカートリッ
ジ24は、ソケットに沿った部分通路が軸方向に伸びる
カットアウト、つまりかみ合わせ部分314のある一般
的な円筒ソケットのあるスプールを有する。かみ合うサ
ムホイール308には、スプールの鍵溝に相補的な軸方
向に伸びる鍵のある一般的な円筒シャフトのあるドライ
ブキー312を有する。カートリッジ24は特定カメラ
に用いられるユニークな形のカットアウト314を有す
る。APSフィルムの使用には、ドライブキー312は
図68に示す形を有しており、たった1つの配向にカー
トリッジスプール27のカットアウト314と対にな
る。
【0088】図示されたカメラフレーム組立体10は、
サムホイール308のカム表面320により作動する作
動閉鎖装置クローサ318を含む。この一般タイプの作
動閉鎖装置クローサは、米国特許第5,614,976 号及び第
5,629,750 号に開示されている。ALLクローサ318
はフレーム12に、軸を中心にして取り付けられた駆動
ユニット322を有する。駆動ユニット322は一端に
ALLカップリング324を、他端に第1扇形歯車32
6を有する。ALLカップリング324はカートリッジ
24の作動閉鎖装置328をかみ合わせるために、カー
トリッジチャンバー14へ伸びる。ALLカップリング
324は、駆動ユニット322のピボット軸332から
外側に放射状に伸びる部分フランジ330を有する。第
1扇形歯車326は、フレーム12に軸を中心に回転し
てさらに取り付けられた第2扇形歯車334の歯にかみ
合う。第2扇形歯車334は、バイアスばね(図示せ
ず)によりサムホイール308のC形カム表面320に
対して片寄らせた被動歯車336を含む。センサーレバ
ー338は中間部に隣接するカートリッジチャンバー1
4のフレーム12に、軸を中心に回転して取り付けられ
る。センサーレバー338は後方に、つまり完成カメラ
のフィルムストリップ21の方に片寄らせ、露光領域以
外の領域にフィルムストリップが接触することを制限
し、後方に伸びている接触パッド340を有する。セン
サーレバー338上のつまみ342は、フィルムストリ
ップ21の存在を感知したときに、部分フランジ330
と接触させ、駆動ユニット322の回転を防止するよう
に配置させる。このフィルム感知位置にて、被動歯車3
36はサムホイール308のカム表面320から離れて
配置されたままであり、作動閉鎖装置328は開いたま
まである。完成カメラにおいて、フィルムストリップ2
1がカートリッジ24へ巻き戻されると、センサーレバ
ー338は後方に移動し、駆動ユニット322は、被動
歯車336がサムホイール308のカム表面320に対
して支えているフィルムのない閉鎖装置オープン位置へ
回転する。作動閉鎖装置328は、約10度の回転から
成る駆動ユニット322のこの動きにより部分的に閉鎖
される。サムホイール308がさらに回転するとき、被
動歯車336はカム表面320に沿って移動し、C形カ
ム表面320のギャップ344に入る。被動歯車336
のこの動きはフィルムのない閉鎖装置クローズド位置
へ、扇形歯車326、334を軸を中心に回転させ、作
動閉鎖装置328を完全に閉鎖させる。
【0089】フィルムストリップ21が前もって巻き付
けられ、バックカバー40がカメラフレーム組立体10
上に設置されるまで、センサーレバー338は駆動ユニ
ット322の回転を確実には防止できない。その前まで
に、作動閉鎖装置328の位置は、サムホイール308
のカム表面320上の被動歯車336の位置により決め
られる。被動歯車336はC形カム表面320の外側リ
ムに配置されたなら、その後作動閉鎖装置328は開
く。被動歯車336がカム表面320のギャップ344
に入れば、作動閉鎖装置328は閉まる。バックカバー
40がある位置に配置されるまで、センサーレバー33
8は効果的ではないので、たとえフィルムストリップ2
1が作動閉鎖装置328に存在しても、作動閉鎖装置3
28は閉まる。フィルムストリップ21損傷は起こり得
る結果となる。
【0090】装置300及び図52−57と64−79
の方法を参照するに、上述した方法及び装置と同様に、
暗室内でフィルムはカメラフレーム組立体10に前もっ
て巻き付けらる。第1ステーション118において、カ
メラフレーム組立体10は、ピック及び配置装置のよう
な適当な部品112により、レシーバ110に配置され
る。同じ又は以下のステーション118で、カートリッ
ジチャンバー14内のカートリッジ24の位置決め用の
カートリッジムーバ122を用いて、フィルムカートリ
ッジ24はフレーム組立体10に装填される。
【0091】カートリッジ24はカートリッジチャンバ
ー軸354、すなわちカートリッジ24の長い寸法に合
わせて配置され、カートリッジスプール27の軸はカー
トリッジ24チャンバーの長い寸法に整列される。カー
トリッジチャンバーはカメラ製造の通常の実施に従い、
カートリッジチャンバー軸354と合わないカートリッ
ジ24チャンバー内でカートリッジ24の配置を排除す
る大きさに作ることが望ましい。カートリッジ24は密
接に軸近接したサムホイールに隣接して更に配置され
た。より離れて配置することは、カートリッジ24が後
でサムホイールに向かって移動するときに、チャンバー
軸から離れてカートリッジ24が傾斜する危険が生じる
ので、軸近接は非常に密接している、すなわちサムホイ
ールから離れたカートリッジ24チャンバーの長さがほ
んの少しであることがかなり望ましい。
【0092】カートリッジムーバ122がカートリッジ
チャンバー14のカートリッジ24を配置させ、フィル
ム装填中はカートリッジ24をしっかりとつかむ、つま
り拘束し続けることを可能にする真空グリッパー124
を、カートリッジムーバ122は有する。フィルム巻き
付けが終了した後は、カートリッジ24は解放される。
フィルム装填中に、カメラフレーム組立体10にフィル
ムカートリッジ24の振動又は他の移動を防止する機能
が欠けていれば、これは便利である。カートリッジムー
バ122は、作動閉鎖装置オープナー126及びスプー
ル回転体128のような他の部品を支える。カートリッ
ジ24チャンバー現場のカートリッジ24の配置前に、
アドバンストホトシステムTM(APSTM)カートリッジ
24のような適当なフィルムカートリッジ24の作動閉
鎖装置を開けるために、作動閉鎖装置オープナー126
は軸を中心に回転する。このことによりカメラフレーム
組立体10は、フィルム使用中に作動閉鎖装置を開けた
位置に保持する移動止め(図示せず)を含めることが可
能となる。
【0093】サムホイール308の設置前後に、カート
リッジ24はカートリッジチャンバー14に配置され
る。カートリッジ24はまずネスト309(例えば図5
2に示す)に配置されたのち、フレーム組立体10に設
置される。カートリッジをカートリッジチャンバー14
に移動させるときに、カートリッジムーバ122はカー
トリッジ24をしっかりとつかみ、サムホイール308
のドライブキー312にかなり軸近接したカートリッジ
チャンバー14のカートリッジ24を配置させる。カー
トリッジ24はカートリッジスプール27のカットアウ
ト314とサムホイールドライブキー312がかみ合う
まで、カートリッジ24チャンバー空間14へは移動し
ない。理由はAPSカートリッジのようなフィルムカー
トリッジ24では、カートリッジドア328の開口部は
フィルムスプール27の鍵を外すからである。よって、
かみ合わせ部分314及びドライブキー312は不整合
であり、部品を強制的に一緒に合わせることは望ましく
はない。
【0094】図53−54を参照するに、同じステーシ
ョン又は別のステーションにおいて、直線アクチュエー
タ120によりフィルムカートリッジ24のスプール2
7に関して軸方向(矢印370で示す)に、キル(quil
l)349は移動させる。キル349は、カートリッジス
プール27の第2のカットアウト、つまりかみ合わせ部
分374(図53に点線で示す)と形が相補的であるキ
ルドライブキー(quill drivekey) 372を有する。カ
ートリッジスプール27の反対末端のカットアウト31
4、374は、同様な形を有する、又は異なることもあ
る。クランプ部材319は、2つの先端のある矢印32
1により図53に示したように移動する。サムホイール
アライナー346は、フィルムロールチャンバー16か
ら離れて配置された不使用位置から、クランプ部材31
9がサムホイール308に対して支える使用位置にも移
動する。クランプ部材319はサムホイール308を締
付け、フレーム12に関してサムホイール308の回転
を防止する。
【0095】キル349はフィルムカートリッジ24の
スプール27にかなり近接した軸に配置され、巻き戻し
方向に向けられる。キル349上の軽い軸荷重(作動装
置106により供給)は、カートリッジスプール27に
対してキル349を、とサムホイール308のドライブ
キー318に対してカートリッジスプール27を押し進
める。同時にキル349は後方向(矢印325により示
す)に作動装置により回転し、すなわちもしカートリッ
ジ24に加えられたら、回転方向に回転したキル349
は、カートリッジ24に戻る伸びたフィルムストリップ
21を回収するであろう。これはフィルムカートリッジ
24にとっては巻き戻し方向であり、すなわちカートリ
ッジ24に戻るフィルムを巻き戻すようにスプールを回
転させる方向である。スラスト型フィルムカートリッジ
24では、この方向はフィルムスラスティングの方向と
は反対でもある。同時に、キル349は作動装置120
により後方向(矢印325により示す)に回転する、す
なわちフィルムが巻き戻るようにカートリッジ24に加
えられたら、巻き戻し方向にキル349は回転する。回
転中、ドライブキー312、372がカートリッジスプ
ール27の各かみ合わせ部分314、374とかみ合う
ようになるまで、キルドライブキー372をカートリッ
ジ24に向けて押し進め、カートリジ24をサムホイー
ルドライブキー372に向けて押し進めるスプール27
に対して、キル349を駆動させる。サムホイール30
8は回転しない、なぜなら巻き戻し方向のサムホイール
308の回転は、一方向機構352により阻止されるか
らである。
【0096】キル349は巻き戻し方向に回転させ、ド
ライブキー312、372はスプール27の各かみ合わ
せ部分314、374とかみ合うように促しているのに
対し、ジャッキ350はキル349に軸合わしたサムホ
イールドライブキー312を絶えず保持する。この配列
保持によりドライブキー312、372とスプール27
をかみ合わせるに必要な平均時間が短くなり、カートリ
ッジチャンバー軸354との配列からサムホイールドラ
イブキー312とスプール27は折り曲がり、突き出る
危険が減少する。
【0097】キル349の回転は一方と、その後他方の
ドライブキー312、372と各カットアウト314、
374をキル349の2つの回転内で合わせる。スプー
ル27の第1のカットアウト314及びサムホイールド
ライブキー312が整列されるとき、第1カットアウト
314が移動し、サムホイール308及び末端壁46に
対して、サムホイールドライブキー312及びカートリ
ッジ24が対にかみに合うようにまるまで、カートリッ
ジ24は共通サムホイール及びカートリッジ軸313、
315に関して、キル349により加えられた力の元
で、軸方向(普通に矢印307で示される方向)に移動
する。同様に、スプール27のカットアウト374及び
キルドライブキー372が整列されるとき、ドライブキ
ー372は軸方向に第2カットアウト374へ移動す
る。対のカットアウト314、374及びドライブキー
312、372双方のかみ合わせが合う前のキル349
の移動中に、キル349のドライブキー372がばね荷
重され、キル349により加えられた力を和らげ、可能
なジャミングを防止する。カートリッジが装着された
後、クランプ部材はサムホイールから取り外される。ば
ね荷重は軸上であり、つまり軸方向及び1つ又はそれ以
上の他の方向における弾性双方に与え、キル349、カ
ートリッジ及びサムホイール軸313、315の可能な
不整合に適応させる。
【0098】特定の実施例において、第2スプールカッ
トアウト374は、放射スロット109以外で、円筒、
又は放射状に同様に対称的である。その実施例におい
て、キルドライブキー372はスロット109に適合す
るように配置された移動止め、つまり鍵部材111を含
む。鍵部材111はキル349の回転軸に実質的に放射
状の方向のドライブキー372の主要部に無関係に移動
可能であり、外側へ弾力的にバイアスされている。放射
状に不整合されている間、鍵部材111はキル349ド
ライブキーがカットアウト374へ入ることを可能にす
る。それから、鍵部材111が整列され、カットアウト
374へ弾力的に移動するまで、キルドライブキー37
2はカットアウト374内でスピンする。
【0099】ここでの議論は主にAPSカートリッジ2
4を用いた実施例に向けられる。しかしながら、本手順
はAPSカートリッジのようなスラスト型フィルムカー
トリッジ、及びタイプ135カートリッジのような非ス
ラスト型カートリッジの双方に応用できる。後者の場
合、カートリッジ装着中に、カートリッジへすべてのリ
ーダを取り除くことを避けることに注意しなければなら
ない。
【0100】検出器329はカートリッジチャンバー空
間への操作に関して、カートリッジ24などの軸移動を
感知するように搭載された。検出器329は制御システ
ムへ統合され、もし間違った状態を検出したら、操作を
停止させ、キル349を取り外すことができる。カート
リッジスプール27はフィルムストリップ21の先導部
をフィルムロールチャンバー16へ進める前に、任意な
位置に設置される。その場合、図66−70を参照する
に、装置300はキル349とともに利用されるサムホ
イールアライナー346を含む。アライナー346及び
キル349はカートリッジムーバ122と関連してお
り、ここではカートリッジポジショナー- スラスター3
48としてひとまとめにして呼ぶ。カートリッジムーバ
122、アライナー346、及びキル349はすべて装
置300の同じステーション118にあるが、必要なら
ばカートリッジムーバ122は上流ステーション118
に設置できる。カートリッジムーバ122、アライナー
346、及びキル349は、他の部品で上述した同様な
方法で、レシーバー110上のカメラ組立体10の現場
に関して配置され移動する。
【0101】アライナー346は、ジャッキ350及び
一方向機構352である一対のサブ部品を含む。アライ
ナー346が作動位置にあるときに、ジャッキ350は
カートリッジチャンバー軸354に同延である軸353
を有する。ジャッキ350はサムホイール308とかみ
合うように適応させ、ジャッキ軸351と位置合わせさ
れたサムホイール308を保持し、ジャッキ軸351の
周りにサムホイール308が回転できるようにする。図
に示すアライナー346において、ジャッキ350は、
サムホイール308内の大きさがほぼ等しい円筒ポスト
穴356により受け入れられる自由回転可能な円筒ポス
ト355を有する。
【0102】一方向機構352は図67の矢印357で
示されるスラスト方向に、ジャッキ軸351の周りにサ
ムホイール308が回転することを可能にするが、矢印
358で示される巻き戻し方向に、ジャッキ軸351の
周りにサムホイールが回転することを阻止する。もしカ
ートリッジ24が装着されたら、回転の巻き戻し方向は
まっすぐに伸びたフィルムストリップ21をカートリッ
ジ24へ戻すようにカートリッジスプール27を回転さ
せる方向である。スラスト型フィルムカートリッジで
は、この方向はフィルムスラスティングの方向とは反対
でもある。一方向機構の詳細な特性は重要ではない。多
様な一方向機構は、いろいろな特徴を有することはよく
知られており、例えば、一方向機構はジャッキと一体化
されたラチェットポール機構があるが、一方向機構35
2は図67に示すようなラチェッティングポールである
ことが、現在のところ好ましい。ラチェッティングポー
ル360はジャッキ350からは独立しており、しかも
サムホイール308は、ラチェッティングポールのつめ
車として作用するように適応された歯付きマージン36
2を有する。本実施例において、ラチェッティングポー
ル360及びジャッキ350は互いに固定された関係
で、強固な支持体364にそれぞれ接合されている。ラ
チェッティングポール360は支持体364に軸を中心
に回転させて取り付けたレバーアーム365を有し、サ
ムホイール308とかみ合うように配置される。ラチャ
ッティングポール360はサムホイール308に対して
一方に片寄らせる。サムホイール308が存在しないと
きに、ストップ366はレバーアーム365の回転を制
限する。一方に片寄らせることは、レバーアーム365
及びストップ366にかけるばね367により生じる。
サムホイール308の歯368及びレバーアーム365
のかみ合わせ部分369はスラスト方向に回転するが、
巻き戻し方向の回転は阻止するように形作られる。一方
向機構の本実施例は単純であるという利点を有し, しか
もその摩耗は、カメラリサイクリング中には必要に応じ
て交換できるサムホイールに主に限定される。
【0103】サムホイール308とスプール27、及び
スプール27とキル349のかみ合わせ後、キル349
の回転方向は逆であり、キル349は前進方向(矢印3
76により示される)にキルモータ375により駆動さ
れ、カートリッジスプール27を回転させ、カートリッ
ジ24からフィルムストリップ21の先導部28にスラ
ストさせる。サムホイール308はカートリッジスプー
ル27のスラスト方向に回転させる。このことはカート
リッジ24を装着させるのに利用した同じ組立ステーシ
ョン118で便利に行うことができる。フィルムストリ
ップ21の先導部28が中間部18上に配置されるま
で、又は先導部28はフィルムロールチャンバー16に
達するまで、スラスティングは継続される。
【0104】図64−65を参照するに、特定の実施例
において、装置300はリポジショナー400を含む。
スプールリポジショナー400は、ステーション118
間の運搬中に作動閉鎖装置が閉まることを防止するよう
に利用する。スプールリポジショナー400は別のステ
ーション118に、つまり上述したステーションの一部
として配置される。スプールリポジショナー400は上
述したキル349と同様に、フィルムカートリッジスプ
ール27とかみ合うように移動させるキル349を有す
る。スプールリポジショナー400は、カメラフレーム
組立体10の中間部18に向かって移動できる、又は中
間部から離れることができるグリップヘッド436のあ
るホルダー434をも有する。前述した方法でフィルム
運搬体により中間部18上にフィルムストリップ21の
先導部28が前進した後に、スプールリポジショナー4
00は用いられる。ホルダー434は作動位置へグリッ
プヘッド436を前進させる直線アクチュエータ120
を有する。作動位置において、グリップヘッド436は
摩擦により、又は真空ライン(図示せず)による吸引に
より先導部28をつかみ、カメラフレーム組立体10の
中間部18内及び中間部18に関して、固定した位置で
先導部28を保持する。スプールリポジショナー400
は、カートリッジ24の末端のスプール位置インジケー
タ440に対して、又はデジタルシャフトエンコーダー
のようなキル349の一部として設置されるインジケー
タ(図示せず)に対して向けられたセンサー438を有
する。(スプール位置インジケータは当業者にはよく知
られており、アドバンストホトシステムTMフィルムカー
トリッジにある。)センサー438は、スプール27及
びサムホイール308の位置を駆動ユニット322に関
して検出し、信号経路442に沿って制御器444へ信
号を送る。制御器444は反応してキル349の駆動を
作動させ、スプール27及びサムホイール308を回転
させ、360度以下の必要な正味の回転を生じさせる。
回転度はカートリッジスプール27が安全ゾーンに配置
される、すなわちALLクローサ318の被動歯車33
6がカム表面320に配置されることを確実にするのに
必要な程度である。C形カム表面320の適当な中間部
にスプール27を配置させることが現在のところ好まし
い。スラスト方向における回転は、フィルムバンチング
又は他のねじれの危険にさらすので、巻き戻し方向にし
か回転しないことが好ましい。キル349駆動の制御器
444はいつフィルムストリップ21がピンと張られ、
キル349が停止するかを検出する負荷センサーを含
む。スプールが再配置された後、望むならばカメラフレ
ーム組立体10は移送され、フィルムストリップ21の
自由端30がフィルムロールチャンバー16に入れるま
で、フィルムのスラスティングは継続される。自由端3
0がフィルムロールチャンバー16に達し、制御器(図
示せず)にスラスティング停止の信号を送るとき、検出
器329は光学的に又はいくつかの他の方法で感知する
ように配置される。
【0105】図57を参照するに、ある実施例におい
て、フィルムブリッジ134に組込まれたフィルムガイ
ド部材378は、フレーム組立体10に関して、フレー
ム組立体の中間部18上の作動位置へ次に移動させ、前
述したフィルム装填方法と同じ方法でフィルムは移送さ
れる。カートリッジ24装着ステーション又は次のステ
ーションで用いられたのと同じステーションにおいて、
フィルムスラスティング前又はその最中に、直線アクチ
ュエータ120によりフレーム組立体10の中間部18
上の位置に、フィルムガイド部材378を下げる。フィ
ルムガイド部材378は中間部18の上にある凹の底部
379を有する。フィルムガイド部材378はフィルム
保持指381つまりガード54の一部を受け取るポケッ
ト380を有する。検出器329はフィルムガイド部材
378に都合よく収納される。
【0106】特に図71−75を参照するに、フィルム
ストリップ21の先導部28の自由端30がフィルムロ
ールチャンバー16に進んだ後、フレーム組立体10は
別のステーション118へ移動する。このステーション
118において、心棒302つまり装置300に取り付
けられたスプールは、1つ、又は好ましくは複数のフィ
ルムガイド304に沿って、フィルムロールチャンバー
16へ導入される。ガイド304は心棒302の中心に
あるフィルムロールチャンバー16内の実質的に円筒な
予備ロール空間383を画定する。予備ロール空間38
3は、フィルムガイド304の内部配置により前もって
決められる半径384(以後“予備半径384”と呼
ぶ)を有する。フィルムストリップ21の先導分28は
予備ロール空間383へ送られ、心棒302及び巻きつ
け軸(図75のクロス150で示す)の周りに巻きつけ
られる。巻きつけ軸388はフィルムロールチャンバー
16内に配置され、巻きつけ中、心棒302の回転軸と
同延である。
【0107】ガイド304はフィルムロールチャンバー
16の内部壁386と心棒302の間に介在し、双方は
心棒302の周りにフィルムストリップ21の先導部2
8を案内し、心棒302及び巻きつけ軸388の回転の
共通軸の放射状方向に、フィルムストリップ21のゆが
みを制限する。フィルムストリップ21の最初の回転
(図示せず)は心棒302に締め付けられ、ガイド30
4はフィルムロールチャンバー16から引き戻される
(現在の好ましい実施例において、巻きつき軸388に
平行な方向に、フィルムストラップ21の大部分は最初
の回転の周りに包まれ、フィルムロール50を形成す
る。
【0108】心棒302は真空心棒が好ましく、すなわ
ち、通気道387により軸方向表面に穴を開けた中空シ
リンダーであり、真空ポンプつまり負空気圧源(図示せ
ず)に接続されている。フィルムストリップ21の先導
部28が心棒302の周りに巻きつけられるとき、真空
によりフィルムストリップ21は心棒302との接触が
押し進められる。心棒302は心棒軸388の周りに回
転し、フィルムストリップ21の自由端30が心棒30
2に接触する前後のいずれかで回転が始まり、フィルム
ストリップ21の先導部28が重なり、心棒302に対
して締め付けられ、その後フィルムストリップ21の主
要部32がフィルムロールの第1回転上に巻き付けられ
る。
【0109】図71−75を参照するに、フィルムスト
リップ21が導入される入口390以外で、1つ又はそ
れ以上のフィルムガイド304は、心棒軸388の放射
状方向に心棒302を囲む。これらの実施例において、
フィルムガイド304はフィルムストリップ21の先導
部28が予備ロール空間383の制限を画定する予備半
径384を超えて、心棒軸388の放射状方向にそれな
いようにする。よって、フィルムストリップ21の先導
部28が心棒302の周りに巻きつけられ締め付けられ
たときに、フィルムストリップ21の先導部28はフィ
ルムロールチャンバー16の内壁386から分離され
る。心棒軸388及び予備フィルム空間軸は同延であ
る。フィルムの巻き付け中に、心棒302はフィルムロ
ールチャンバー16へ下げられ、フィルムロールの最も
外側の回転とフィルムロールチャンバー16に進入して
くるフィルムストリップ21の部分の間の接触を維持す
る。特定の実施例において、フレーム12はフィルム保
持指381又はガードの同様な部分を有し、心棒302
はフィルム装填中、フィルムロールチャンバー16内の
中心の位置に保たれる。後者の手法には心棒302を移
動させる単純な装置が必要であるという利点がある。
【0110】図71−75に示す特定の実施例におい
て、心棒302は固定位置に保たれ、心棒302、予備
ロール空間383、及びフィルムロールチャンバー16
はすべてに共通な軸を有する。この実施例において、ガ
イド304の組立体は分離可能な上部及び下部ガイド3
92、394をそれぞれ有する。下部ガイド394はC
形断面を有するアーチ形部分スリーブ、又はシンチスリ
ーブであることが好ましい。部分スリーブ394は滑ら
かで、又はその他の点ではフィルムストリップ21に低
摩擦負荷を与えるように配置された凹の内表面を有す
る。部分スリーブ394の内表面は心棒302の近くに
隣接している。特定実施例において、距離はフィルムス
トリップ21の厚さの数倍、約1mmである。部分スリ
ーブ394は同軸であり、つまり実質的に心棒302と
同軸であり、挿入心棒302の半分以上(180度以
上)に伸びている。下部ガイド394は心棒軸388に
少なくとも大雑把に平行であり、及び心棒302の水平
直径である端部縁396を有する。下部ガイド394は
心棒軸388に大雑把に平行であり、及び心棒302に
接している想像上の水平線である中央縁397を有す
る。(用語“水平”及び“垂直”などはここでは相対的
な意味で用いており、フレーム組立体の最も長い寸法を
“水平”方向と定義する。実際の配向は、ゆるい部品へ
の重力の効果を考慮して希望に応じて変化する。) 上部ガイド392は、部分スリーブ394に無関係に移
動可能であるすべり金であることが好ましい。すべり金
392は下に伸び、部分スリーブ394の端部縁396
の近くに隣接する、又は接触するアーム398を有す
る。アーム398は連続的であり、図71−75に示す
ように2つの不連続部分へ分割される。アーム398は
凹の低摩擦内表面399を有する。アーム398は部分
スリーブ394の端部縁396と接する下部縁401を
有し、実質的に切れ目のないフィルムストリップ21の
誘導路を供給する。下部縁401及び端部縁396は接
し、狭いシームだけにより遮断される連続カーブが生じ
る。あるいは、下部縁401は端部縁396を超えて内
側に放射状に伸び、縁401、396の間の切れ目を飛
び越すフィルムストリップ21の誘導路を画定する。後
者の手法は少しの不整合誤差によるフィルムストリップ
21のガウジングの危険にさらすことがないとう利点が
ある。
【0111】すべり金392はすべり金アーム398の
中央にベアリング部材446(図75の左側に向かっ
て)を有する。上部及び下部ガイド392、394がフ
ィルムロールチャンバー16内で操作位置にあり、フィ
ルムストリップ21は心棒302とベアリング部材44
6の間にあるとき、ベアリング部材446は心棒302
からニップ447だけ離れるように配置される。ニップ
447は使用中にベアリング部材のゆがみの少なくとも
部分的機能であるように、又はベアリング部材は強固に
取り付けられ非圧縮性部分であるように、ベアリング部
材446は圧縮できるように、つまり弾力的に取り付け
られる。ベアリング部材446はフィルムストリップ2
1を滑らせて通す不動スキッド、又はブッシュである。
ベアリング部材446は、心棒302と同じ速度で、又
は心棒302とは異なった速度で回転する被駆動ローラ
又はベルトなどのような回転部材でもある。フィルム及
びベアリング部材の速度の相対的な差は、フィルムスト
リップ21の擦り切れ又は他の摩耗の危険にさらすの
で、これらはベアリング部材を駆動させるには不利では
ある。よって、ベアリング部材はフィルムストリップ2
1が通過するときに自由に回転し、フィルムストリップ
21へ低摩擦負荷を与えるアイドラローラ446のよう
な駆動されてない回転部材であることが好ましい。同じ
理由で、アイドラローラ446は心棒302の軸に平行
な軸の周りに回転することが好ましい。
【0112】心棒軸388に平行な方向のベアリング部
材446の幅は重要ではないが、相対的細いベアリング
部材は、装置の他の部品、補助装置などへの空間的拘束
を与えない。ベアリング部材446の都合の良い幅は、
フィルムストリップ21の幅の約半分以下である。図7
1−75の実施例において、ベアリング部材、つまりア
イドラローラ446は、フィルムストリップ21の幅の
約4分の1の幅を有する。
【0113】アイドラローラ446はローラ軸に放射状
のローラの残りから外側に伸びるフランジ(図示せず)
を有する。フランジはフィルムストリップ21の先導部
28と心棒302の位置合わせを、縦軸の周りのフィル
ムストリップ21に横の動きとトルクを与える動きの双
方を限定することにより、維持させることに役に立つ。
もしフィルムロールチャンバー16の前面端が閉じてい
たら、フランジは不必要である。
【0114】すべり金392はアーム398及びベアリ
ング部材446の物理的支持を与える支持部分448を
含む。例えば、図71−75の支持部分はベアリング部
材446の軸を有する。支持部分はフィルムストリップ
21と誤って接触する可能性を避けるように配置される
ことが好ましい。図75に示すように、特定実施例にお
いて、支持部分は、単一ユニットとしてフィルムブリッ
ジ又はフィルムガイド部材のような別の部品112に接
合される。
【0115】ガイド組立体にはフィルムストリッパ45
0を含む。ストリッパ450はフィルムロールの側面境
界を画定する肩452(図73で最もよく確認できる)
を有する。ストリッパ450はストリッパ軸の放射状方
向にある寸法を有し、その寸法は同じ方向のフィルムロ
ールチャンバー16の寸法より小さい、又は同じ、又は
大きい。特定実施例において、ストリッパ450は心棒
302と同軸である完成スリーブであり、心棒302か
らフィルムストリップ21の厚さ以下に、好ましくはフ
ィルムストリップ21の厚さの約半分だけ離れている。
この実施例において、ストリッパ軸(心棒軸388と同
延である)の放射状の方向のストリッパ450の寸法
は、同じ方向の予備ロール空間383の寸法以下であ
り、部分スリーブ392はストリッパ450と同軸であ
る。このことにより、心棒302、部分スリーブ392
及びストリッパ450は、お互いに無関係に干渉するこ
となく、同時に、装置全体及びフィルムロールチャンバ
ー16寸法を小さく保ちながら、共通軸に沿って移動で
きる。
【0116】図71−75に示す実施例において、ガイ
ド組立体は以下の方法により利用される。フィルムスト
リップ21の先導部28は、その自由端30がすべり金
392に取り付けられたセンサー(これらの図には示さ
ず)により検出されるまで、フィルムロールチャンバー
16へ前進させたのち、ストリッパ450の肩452が
フィルムストリップ21の端に接触するまで、ストリッ
パ450はフィルムロールチャンバー16に向かって、
直線アクチュエータにより移動させる。それからストリ
ッパ450は停止させる。次に部分スリーブ394は、
ストリッパ450に沿ってフィルムロールチャンバー1
6へ移動させる。部分スリーブ394の中央縁397
は、前方端453からスリーブの土台に向かって角を落
とすことが好ましい。部分スリーブ394はフィルムロ
ールチャンバー16に伸びるので、心棒302がチャン
バーに伸びるときに、フィルムストリップ21の自由端
30は、自由端30が心棒302を外さないような十分
な距離だけ持ち上げられる。それから心棒302はフィ
ルムロールチャンバー16へ伸びる。心棒302がフィ
ルムロールチャンバー16に入るとき、又は前に、心棒
302の回転は始まり、真空源の電源が入る。その後、
すべり金392が部分スリーブ394と接触し、所定の
ニップ447がアイドラローラ446と心棒302の間
で画定されるまで、すべり金392はフィルムロールチ
ャンバー現場に関して下げられる。これが起こったと
き、フィルムストリップ21の自由端30はニップ44
7に向かって導かれる。(フィルムストリップ21の自
由端30は傾斜のある先端を形成するように部分的に切
り込まれているように示される。これは典型的なフィル
ムの性質であり、本方法及び装置によって絶対的な条件
ではない)心棒302は回転を継続する。アイドラーロ
ーラ446は心棒302に対してフィルムストリップ2
1の先導部28をはさみ、真空により心棒軸338に向
かって放射状にフィルムストリップ21を引き寄せる。
約1回半回転後、フィルムストリップ21の先導部28
は心棒302上に締め付けられる。真空ラインに配置さ
れた真空センサー(図示せず)はエアフローの下降、つ
まり締め付けから生じる空気圧の減少を検出する。真空
センサーは制御系に信号を送り、反応してすべり金39
2及び部分スリーブ394を引き戻す。それからフィル
ムストリップ21の主要部32はチャンバー16へ心棒
302により引き寄せられ、先導部28上に巻き付けら
れ、フィルムロール50を形成する。図75を参照する
に、フィルムロール50は予備半径384よりも大きい
第1フィルムロール半径384を画定する最も外側の回
転455(図75では点線で示される)を有する。
【0117】フィルムストリップ21の主要部32がフ
ィルムロール50に達するまで、フィルムロールの巻き
付けは継続される。これはフィルムストリップ21の普
通の主要部である。フィルムストリップ21のトレーリ
ング部34はフィルムカートリッジ24のスプール27
に必ず付いたままであり、フィルムロール50に伸びて
いる。心棒302の回転はトレーリング部34に過剰の
ひずみがかかる前に停止させる。このことは多様な方法
で行われる。例えば、センサーがトレーリング部34に
達したことによる心棒302への増加した負荷を検出す
る、又は検出器がフィルムスプール又は別の回転部の回
転を数える、又は検出器がフィルムロールへ移行してい
るフィルムストリップ21の長さ又は面積を追跡する、
又はフィルムは所定の時間巻き付けられる。これらの手
法のいずれでも、スリップクラッチは心棒302に過剰
のひずみに適応できるようにさせる。
【0118】巻く付けが終了した後、心棒302はフィ
ルムロールチャンバー16から取り外される。まず真空
を止め、他の気体の圧縮空気を心棒302に吹き抜けさ
せ、フィルムロールの解放を促進させる。この時に心棒
302は回転の戻り方向に回転させ、つまりそれゆえフ
ィルムロールを解放させるのをさらに促す。これらの効
果の組合せによりフィルムロールを緩み膨張させ、最も
外側の回転455は第1フィルムロール半径384より
大きい第2フィルムロール半径を画定する。好ましい実
施例において、フィルムロールはフィルムロールチャン
バー16のスロート19を実質的に超えて大きくはなっ
ていない。これは別の方法で行うこともできる。例え
ば、フィルムロールチャンバー16は、参考のために引
用される米国特許第5,608,482 号に開示されている方法
のフィルムロールに利用される真空による真空ポート
(図示せず)を含む。あるいは、フレーム12はスロー
ト19の中央マージンにウエッジ200を有し、スロー
ト19をフィルムロールチャンバー16の最も幅の広い
部分の幅以下の幅に細くし、よってフィルムロールの時
計ばねを制限することになる。
【0119】次に心棒302は、フィルムロールチャン
バー16から心棒302をストリッパ450へ引っ込め
ることにより取り外されるのに対して、ストリッパ45
0はフィルムストリップ21の縁に対してその位置のま
まである。心棒302とストリッパ450の間の放射状
のギャップはフィルムストリップ21の厚さ以下である
から、わん状変形は少なくとも実質的に防止される。
【0120】現在での好ましくない実施例において、心
棒302はスプールと同じ装置から取り外し可能であ
る。スプールは比較的単純であるが、このことはさらに
カメラに他の部品と、スプールを取り外す解放機構の複
雑さを付加させる。フィルムブリッジ134が用いられ
た実施例において、フィルムブリッジ134は心棒30
2が取り外される前に、カメラフレーム組立体10に関
して離される。そのためフイルムストリップ21におけ
るたるみは、フィルムストリップ21の最終部分をフィ
ルムロール上に巻き付ける、又はフィルムストリップ2
1の1部分をカートリッジ24へ巻き戻すことにより巻
き取られる。
【0121】次にカメラフレーム組立体10の後開口部
28は閉められ、カメラフレーム組立体10は遮光性に
なる。このことは遮光性バックカバー40がフレーム1
2に取り付けらるという1段階で行われる、又は多段階
でも行われる。例えば、バックカバーは後開口部上に取
り付けられ、続いて底開口部をふさぎ、組立体を遮光性
にする。結果生じたカメラ組立体は完成カメラである
か、又は完成のために更なる組立操作が必要とするカメ
ラサブユニットである。フィルムカートリッジ24及び
フィルムロールを含むすでに説明した特徴に加え、カメ
ラ組立体は当業者によく知られている他の従来のカメラ
機能をも含む。
【0122】心棒302を取り外している間、又は心棒
302を取り外した後、もしカメラフレーム組立体10
に振動を与えたら、フィルムロール50は外側にわん状
変形する。カメラを遮光性にしたときに、フィルムロー
ル50の膨らんだ部分ははさみつぶされる又は他の損傷
の重大な危険にさらされる。よって、バックカバー40
を取り付ける前、又はその他の方法でカメラを閉める前
に、フィルムロールチャンバー16内のフィルムロール
50を軸上に完全に収めることを少なくとも1度は行う
ことがかなり好ましい(フィルム空間軸51に平行な方
向)。上述したように、ストリッパ450は心棒302
を取り外している間は軸上に収まっている。ストリッパ
450は1つ又はそれ以上のタンパ456により置き換
わる、又は付加されるとこともできる。図76に示すよ
うに、各タンパ456は分離ステーション118の装置
300に、フィルムロール50が形成された上述のステ
ーション118、又は継続ステーション118の1部と
して包含される。ストリッパ450と同様に、タンパ又
はタンパ類456は心棒302の取り外し中又は取り外
し後に、フィルムロールチャンバー16内のフィルムロ
ール50を保護する。各タンパ456は空気シリンダー
のような直線アクチャエータ120を含み、フィルムロ
ール50の末端に対してタンプヘッド458を詰め、フ
ィルムロールの外側にわん状変形した部分をフィルムロ
ールの残りへ戻し、フィルムロールチャンバー16の全
体のフィルムロール50を軸上に収める。図76に示す
タンパ456のタンプヘッド458は、直線アクチュエ
ータ120に固定される。
【0123】図74−79を参照するに、軸上に収める
ことは所定位置の部分壁460、つまり装填後のチャン
バー16の底にある壁462を利用することにより行わ
れる。部分壁460はカメラフレーム組立体10の1部
として供給され、ストリッパ450に取って代わる。部
分壁460はフレーム組立体公差に支配され、フィルム
ロールチャンバー16のフィルムロールの不正確な配置
及び不完全な軸収納の大きな危険にさらされるので、こ
のことはストリッパ450を用いるよりも好ましくはな
い。装填後壁462は心棒302の取り外し後に、カメ
ラフレーム組立体10に設けられる。装填後壁462は
部分的であるが、完全であることが好ましく、すなわち
設置後の装填後壁462は、フィルムロールチャンバー
16の全体の末端開口部を閉めることが好ましい。装填
後壁462は図78に示すようにフィルム空間軸51の
放射状の方向に取り付けられ、この場合はストリッパ4
50又はタンパ456はフィルムロールチャンバー16
のフィルムロール50を初期に固定させるのに必要であ
る。図79に示すように、装填後壁462はフィルム空
間軸51に平行な方向に取り付けることもできる。この
場合、装填後壁462及び壁取り付け装置463はタン
パ456を一緒に構成し、ストリッパ450の使用は任
意である。
【0124】本発明はある好ましい実施例の特定の引用
とともに詳細に説明されたが、発明の意図と範囲内にお
いて変形及び変種は実施されると理解される。添付図面
とを組合せた本発明の実施例を参照することにより、本
発明の上記説明したこと、他の特徴及び目的とそれらを
得る方法は明らかとなり、発明自体も理解されるであろ
う。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラフレーム組立体の実施例の単純化した背
面図である。
【図2】フィルムローダを駆動させるフィルムエッジの
斜視図であり、カメラフレーム組立体をも示し、明瞭に
するために、装置のレシーバのみと巻き付け機構を示
し、巻き付け機構のアームは、装置の作動機構に接続す
るアームの下を切り取ったものであり、フィルムセンサ
ーの案内役と巻き付け駆動も切り取ったものであり、カ
メラフレーム組立体は単純化されており、巻き取りチャ
ンバーは図示してない。
【図3】図2A−A線に沿って実質的にとった、図2に
示す装置及びカメラフレーム組立体の断端面図である。
【図4】図2の装置のギア型リムユニットの斜視図であ
り、フィルムローダの各アームの留め金とハブをも示
す。
【図5】図2のB−B線に沿って実質的にとった、図2
に示す装置及びカメラフレーム組立体の断側面であり、
装置はリムが定位の締め付け配置にあり、フィルムガイ
ドがリムに対して一方に片寄っている時とき、締め付け
のスタートを示す。フィルムストリップの先導部とフィ
ルム移送のキャプスタンをも示す。
【図6】図5と同じ図の部分的拡大図であるが、装置は
締め付けの末端を示す。
【図7】図5と同じ図の部分的拡大図であるが、装置は
リムの外リング上の初期の巻き付けをしている最中を示
し、リムの回転方向は矢印で示される。フィルムガイド
は継続して一方に片寄っている選択位置に示される。
【図8】図5と同じ図の部分拡大図であるが、装置はフ
ィルム巻き付けが終了後の、フィルム空間からのリムの
取出しを示す。
【図9】図3と同じ図であるが、装置は図8と同時の図
を示す。
【図10】図9と同じ図であるが、巻き付け器を取り外
し中の図を示す。
【図11】スプロケット型リムユニットと、フィルムロ
ーダを駆動させるフィルムエッジの別の実施例の駆動ベ
ルトの斜視図であり、巻き付け器の各アームの留め金と
ハブも示す。
【図12】フィルムローダを駆動させるフィルムエッジ
のさらに別の実施例の滑車型リムユニットの斜視図であ
り、巻き付け器の各アームのパンケーキ型モータをも示
す。
【図13】レシーバ及びフィルムブリッジを示し、フィ
ルムローダを駆動させるフィルムエッジの実施例の線図
を示し、フィルム巻き付け器は図示してなく、レシーバ
上にパレットが置いてあり、パレットはカメラフレーム
組立体(断面に単純化した形で図示する)を支える。
【図14】フィルム移送がタートルバックであり、フィ
ルムローダを駆動させる別のフィルムエッジの単純化し
た線図を示し、装置のフィルム巻き付け器と他の機能は
示してなく、カメラフレーム組立体は断面に単純化した
形で示す。
【図15】レシーバ及び作動機構を示すフィルムローダ
を駆動されるフィルムエッジの実施例の線図を示し、カ
メラフレーム組立体の現場の位置を点線で示される。部
品は作動と不作動位置を実線と点線で示される。
【図16】レシーバと一連の部品と作動機構を示すフィ
ルムローダを駆動させるフィルムエッジの別の実施例の
線図を示し、カメラフレーム組立体の現場の位置は点線
で示され、部品は作動と不作動位置を実線と点線で示さ
れる。
【図17】図13に示すカメラフレーム組立体と同じ図
を示すが、バックカバーの取付けを示し、バックカバー
は取付け前に点線で示され、取付け後は実線で示され
る。
【図18】フィルムローダを駆動させるさらに別のフィ
ルムエッジ及びカメラフレーム組立体の半図解式斜視図
を示し、明瞭にするために、レシーバは図示せずに、カ
メラフレーム組立体は単純形で示し、フィルムブリッジ
及びカートリッジムーバは実線で使用位置に示され、点
線で不使用又は静止位置に示される。
【図19】回転フックフィルムローダの実施例の斜視図
を示し、明瞭にするために、フック、フックドライブと
ガイド制限ユニットだけを示し、フィルムストリップの
1部分とカメラフレーム組立体のフレームの1部も示
し、この図はフィルムロールの第1回目の回転の巻きつ
け後のローダを示す。フックは初期の位置である。
【図20】図19のC−C線に沿って実質的にとられた
図19のフィルムローダ及びカメラフレーム組立体の断
面図を示す。
【図21】図21(a) ー21(c)はフィルム装填中
の図19のフィルムローダ、フィルムロールチャンバー
及びフィルムロール(点線で示される)を示す平面線図
であり、図21(a)は図19に同じ状態でのフックと
フィルムロールを示し、図21(b)は最終位置でのフ
ックと完成したフィルムロールを示し、図21(c)は
2つのアクセスウエイでの取出し位置でのフックを示
す。
【図22】図22(a)−22(h)はフック回転の方
向を示すフィルムローダのフックの平面線図であり、図
22(a)は図19の実施例を示し、図22(b)−2
2(h)は他の実施例を示す。
【図23】図23(a)と図23(b)は、それぞれ図
21のカメラフレーム組立体の組立分解線図と組立られ
た図を示す。
【図24】図23のカメラフレーム組立体のフィルムカ
セット及びフィルムロールの線図の拡大図である。
【図25】図23のカメラフレーム組立体の半図解式側
断面図である。
【図26】カメラフレーム組立体の別の実施例の半図解
式平面図である。
【図27】図26のカメラフレーム組立体の半図解式側
断面図である。
【図28】回転フックフィルムローダの別の実施例の斜
視図であり、明瞭にするために、フックとガイド制限ユ
ニットのみを示し、フィルムストリップの1部分とカメ
ラフレーム組立体のフレームの1部分をも示し、この図
はフィルム巻き付けが完了後のローダを示す。フックは
最終位置にある。
【図29】フックが取出し位置に示されている以外は図
28と同じ図である。
【図30】図29のD−D線に沿って実質的にとられた
図29のフィルムローダ及びカメラフレーム組立体の断
面図である。
【図31】図29のE−E線に沿って実質的にとられた
図29のフィルムローダ及びカメラフレーム組立体の断
面図である。
【図32】フックとガイド制限ユニットが不作動位置に
示される以外は図29と同じ図である。
【図33】回転フックフィルムローダの別の実施例の斜
視図であるり、明瞭にするために、フックとフック回転
体のみを示し、カメラフレーム組立体のフレームの1部
分も示す。フックは初めの位置にある。
【図34】明瞭にするためにフックドライブは図示して
ないが、図33と同じ図である。
【図35】図33と同じ図であるが、フックは最終位置
にある。
【図36】図35の回転フックフィルムローダの平面図
であり、明瞭にするために、フックとフック回転体のみ
を示し、カメラフレーム組立体のフレームの1部分も示
し、フックは最終位置にある。
【図37】図33及び図35と同じ図であるが、フック
は取出し位置にある。
【図38】図37と同じ図であるが、明瞭にするために
フックドライブは図示していない。
【図39】図36と同じ図であるが、フックは取出し位
置にある。
【図40】回転フックフィルムローダ及びカメラフレー
ム組立体の別の実施例の斜視図を示し、明瞭にするため
に、いくつかの特徴は図示せず、フックは最終位置にあ
る。
【図41】図40のフィルムローダ及びカメラフレーム
組立体の側面図を示し、フックの1つは初めの位置に示
されている。
【図42】カメラフレームの別の実施例の単純化した背
面図である。
【図43】カメラフレーム組立体の別の実施例の背面斜
視図である。
【図44】図43のカメラフレーム組立体の経路エンク
ロージャーの底面、背面斜視図である。
【図45】図44の経路エンクロージャーの底面、正面
斜視図である。
【図46】図43のカメラフレーム組立体のバックボー
ンの底面、背面斜視図である。
【図47】図44のカメラフレーム組立体の経路サブエ
ンクロージャーの1つの平面、正面斜視図である。
【図48】図44のカメラフレーム組立体の下部経路サ
ブエンクロージャーの平面、背面斜視図である。
【図49】図44のカメラフレーム組立体の上部経路サ
ブエンクロージャーの底面、正面斜視図である。
【図50】フィルムロールチャンバー及び保護具の1部
分を示す図43の部分拡大図である。
【図51】フィルムロールチャンバー及び保護具の1部
分を示す図43のカメラフレーム組立体の部分、底面、
背面斜視図である。
【図52】装置実施例のカートリッジ移動ステーション
の半図解式斜視図である。
【図53】カートリッジ装填の最初の段階を示す図52
と同じ図である。
【図54】カートリッジ装填の後半の段階を示す図52
と同じ図である。
【図55】フィルムが進行するのを示す図52に同じ図
である。
【図56】ガイドを含むフィルム運搬部品を有する改良
された装置を示す図52と同じ図である。
【図57】図56のフィルム運搬部品及びカメラフレー
ム組立体の半図解式垂直断面図である。
【図58】特定のカメラフレーム組立体の平面、背面斜
視図であり、カートリッジはサムホイールとかみ合って
示されるが、明瞭にするために図は部分的に分解され
(サムホイールはカメラフレーム組立体から離れて示さ
れ)、センサーレバーは図示してない。ガードも図示し
てない。
【図59】図58の部分拡大図であり、駆動ユニットは
フィルム感知位置にある。
【図60】図59と同じ図であるが、駆動ユニットはフ
ィルムのない閉鎖装置オープン位置にある。
【図61】図58の部分拡大図であるが、駆動ユニット
はフィルムのない閉鎖装置クローズド位置にある。
【図62】図58のカメラフレーム組立体の底面、背面
斜視図であり、駆動ユニットとセンサーレバーはフィル
ム感知位置に示してある。
【図63】図62と同じ図であるが、ドライブユニット
とセンサーレバーはフィルムのない閉鎖装置クローズド
位置に示されている。
【図64】別のフィルム装填装置、カメラフレーム組立
体、及びパレットの1部分のスプールリポジショナーの
斜視図であり、明瞭にするために、カメラフレーム組立
体の作動閉鎖装置クローサは図示せず、ガードも図示し
てない。
【図65】図64のスプールリポジショナーのホルダー
の斜視図である。
【図66】別のフィルムローダのカートリッジポジショ
ナー- スラスターの斜視図であり、装置のレシーバ及び
カメラフレーム組立体も示し、カメラフレーム組立体の
ガードは図示してない。
【図67】図66のカートリッジポジショナー- スラス
ターのサムホイールアライナーの拡大図であり、図は部
分的に分解されている(サムホイールはアライナーから
離れて示される)。
【図68】カートリッジムーバによりネストから持ち上
げられたカートリッジを示す図67のカートリッジポジ
ショナー- スラスターの斜視図であり、明瞭にするため
に、図は部分的に分解されている(アライナーのジャッ
キ及びサムホイールはカメラフレーム組立体及びお互い
に離れている)。
【図69】フィルムロールチャンバー中でカートリッジ
の位置決めと軸収納後の、図68と同じ図である。
【図70】フィルムカートリッジからのフィルムストリ
ップの先導部のスラスティング後の、図69と同じ図で
ある。
【図71】心棒及びガイドフィルムローダに巻き付くフ
ィルムの別の段階の半図解式斜視図である。
【図72】心棒及びガイドフィルムローダに巻き付くフ
ィルムの別の段階の半図解式斜視図である。
【図73】心棒及びガイドフィルムローダに巻き付くフ
ィルムの別の段階の半図解式斜視図である。
【図74】心棒及びガイドフィルムローダに巻き付くフ
ィルムの別の段階の半図解式斜視図である。
【図75】図71−74の巻き付けステーションの半図
解式部分断面図であり、フィルム運搬の部分も示す。
【図76】図76は心棒及びガイドフィルムローダのタ
ンパの線図であり、軸収納の方向は矢印で示される。
【図77】前もって位置決めされた部分壁を含むカメラ
フレーム組立体の半図解式部分側面図である。
【図78】装填後の壁を含む別のカメラフレーム組立体
の半図解式部分側面図であり、装填後の壁はフィルムロ
ールチャンバー軸(クロスで示される)の放射状方向に
フレームに取付けられている。
【図79】軸収納中に装填後の壁を受け取るフィルムロ
ールチャンバーの一端にある開口部を含む別のカメラフ
レーム組立体の半図解式平面図である。
【符号の説明】
10 カメラフレーム組立体 12 フレーム 14 巻き取りチャンバー 16 フィルムロールチャンバー 18 中間部 20 マージン 22 レール 44 対向末端 46 末端壁 48、53、180 側壁 51 フィルム空間軸 52 円筒フィルム空間 54、54a、 保護具 58 ゲート部 56、56a アクセスウエイ 60 ステム部分 61 フィルムスロット 62、62a マージン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フィルムロール使用のためのカメ
    ラフレーム組立体であって、 フィルムリターンチャンバーと、フィルム経路を横切る
    ように伸びるフィルム空間軸を有する円筒フィルム空間
    を画定する一対の対向末端を有するフィルムロールチャ
    ンバーと、該フィルムロールチャンバー間にあり、該チ
    ャンバー間を通過するフィルム経路を画定する中間部と
    を有するフレームと、 該フレームに固定した関係で接合され、該フィルム空間
    上に伸び、該中間部に面するゲート部分と、該フレーム
    に接合され、該フィルムロールチャンバーの末端からセ
    ットされ、該フィルムロールチャンバーとともに該フィ
    ルム空間とつながっている少なくとも1つのアクセスウ
    エイを画定する一対の対向マージンを有するステム部分
    とを有する保護具とから成カメラフレーム組立体。
  2. 【請求項2】 該保護具は剛体であり、該フィルム空
    間は該フィルム空間軸には何も入れてなく、該保護具は
    該フィルム空間軸と重なり、又は該フィルム空間にわた
    って完全に伸びていることを特徴とする請求項1記載の
    カメラフレーム組立体。
  3. 【請求項3】 該マージン及び該フィルムロールチャ
    ンバーは該フィルムロールチャンバーとつながっている
    2つの離れて配置されたアクセスウエイを画定し、該ア
    クセスウエイの一方は該フィルム空間に対して放射状に
    広がっており、該アクセスウエイの他方は該フィルム空
    間に対して軸方向に又は放射状に広がっていることを特
    徴とする請求項1記載のカメラフレーム組立体。
JP11164349A 1998-06-12 1999-06-10 フィルム保護具のあるフィルムロ―ルチャンバ―を有するカメラフレ―ム組立体 Pending JP2000039688A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US097200 1998-06-12
US09/097,200 US6101331A (en) 1998-06-12 1998-06-12 One-time use camera having guarded film roll chamber

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000039688A true JP2000039688A (ja) 2000-02-08

Family

ID=22262005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11164349A Pending JP2000039688A (ja) 1998-06-12 1999-06-10 フィルム保護具のあるフィルムロ―ルチャンバ―を有するカメラフレ―ム組立体

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6101331A (ja)
EP (1) EP0964294A3 (ja)
JP (1) JP2000039688A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7181133B2 (en) 2004-04-01 2007-02-20 Foster Assets Corporation Camera with film chamber for selective loading of film roll or cartridge and method of selective loading
US20090196589A1 (en) * 2008-02-01 2009-08-06 Foster Assets Corporation Camera with double cassette film system

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB558515A (en) * 1942-02-13 1944-01-07 Kodak Ltd Improvements in or relating to photographic apparatus employing roll film
US2521956A (en) * 1947-01-17 1950-09-12 Eastman Kodak Co Film cradle for roll film cameras
US2674931A (en) * 1951-02-13 1954-04-13 Eastman Kodak Co Film winding control for extrusion loading cameras
US3377936A (en) * 1964-07-27 1968-04-16 Canon Camera Kabushiki Easy loading apparatus for film supply for photographic cameras
US3465657A (en) * 1966-03-14 1969-09-09 Pentacon Dresden Veb Film take-up spool device for cameras
US3648586A (en) * 1969-07-03 1972-03-14 Pentacon Dresden Veb Film winding apparatus for cameras
US3868710A (en) * 1972-03-27 1975-02-25 Osch John H Van Still camera film metering mechanism
JPS5237775B2 (ja) * 1972-10-25 1977-09-24
US3961850A (en) * 1973-05-21 1976-06-08 Lure Camera Ltd. Optical index and method for cameras and film processing
JPS5415633Y2 (ja) * 1973-08-17 1979-06-22
DE3120864C1 (de) * 1981-05-26 1982-10-28 Agfa-Gevaert Ag, 5090 Leverkusen Fotografische Rollfilmkamera mit einer spulenlosen Aufwickelkammer und in letzterer vorgesehenen Filmwickelbildungsmitteln
DE3745082C2 (de) * 1986-12-01 1997-11-20 Fuji Photo Film Co Ltd Einwegkamera
JPH07209721A (ja) * 1994-01-17 1995-08-11 Olympus Optical Co Ltd レンズ付きフィルムユニット
JPH08211482A (ja) * 1994-11-29 1996-08-20 Canon Inc カメラ
JPH08171181A (ja) * 1994-12-19 1996-07-02 Konica Corp フィルム一体型カメラの製造方法
JPH0968745A (ja) * 1995-09-04 1997-03-11 Nikon Corp 撮影用フィルムを使用する装置
US5752116A (en) * 1997-02-06 1998-05-12 Shansun Technology Company, Ltd. Camera having a screen adjustment frame

Also Published As

Publication number Publication date
EP0964294A3 (en) 2000-04-26
US6101331A (en) 2000-08-08
EP0964294A2 (en) 1999-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5632452A (en) Photographic film cassette, and apparatus and method of loading and removing photographic film in association with the cassette
US5895126A (en) Apparatus and methods using mandrel to roll film in camera chamber
JP3132737B2 (ja) レンズ付きフイルムユニットの製造方法
US5873002A (en) Cartridge loading apparatus and methods
JP2000029109A (ja) フィルムロ―ダを駆動させるフィルムエッジ、フィルム装填方法及びカメラフレ―ム組立体
JP2000039689A (ja) 一体構造サブエンクロ―ジャ―を有するカメラフレ―ム組立体
JP2000039688A (ja) フィルム保護具のあるフィルムロ―ルチャンバ―を有するカメラフレ―ム組立体
JPH095947A (ja) 巻かれた写真フィルムのカートリッジを容器に挿入する方法及び装置
JPH03200634A (ja) カバー巻取り装置
JP2000029108A (ja) 回転フックフィルムロ―ダ及びその方法
US5815739A (en) Camera assembly with quill drivekey for engaging film cartridge
JPH10301240A (ja) シングルユースカメラにフィルムを装入する装置と方法および該装置と方法を用いてフィルムを装入されるシングルユースカメラ
JPH08262633A (ja) レンズ付きフイルムユニットの製造方法
US5805935A (en) Two roller film scroller and method
US3539132A (en) Film handling system and takeup and supply mechanism therefor
US6128440A (en) Spool repositioning apparatus for camera assembling and methods
US5797045A (en) Three roller film winder and method
JPH1164952A (ja) カメラアセンブリのための装置および方法
JP4168384B2 (ja) フィルム搬送ユニット
US5937208A (en) Film scrolling method, apparatus and camera
JP3956301B2 (ja) 画像読取装置
MXPA98003104A (en) Camera assembly using a mandrel to roll the movie in the cam
JPH0611800A (ja) ロールフィルム収納カートリッジの組立方法及び装置
JPH0333740A (ja) フィルム巻取りカートリッジ
US20050191045A1 (en) Photographic camera