JP3956301B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィルムに形成された駒画像を読み取る画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、カメラで撮影した画像をプリントすべく、フィルムに形成された駒画像を画像データとして読み取る画像読取装置がある。
【0003】
かかる画像読取装置は、帯状のフィルムを長手方向に搬送するように構成された搬送レーンを有する搬送部と、搬送レーンで搬送されるフィルムの駒画像を順次読み取っていく撮像部と、搬送レーンの下流側に配され、搬送レーンから搬送されてきたフィルムを一時的に巻き取る巻取部とを備えたものが一般的であり、該巻取部は、種々形態のものが提供されており、その一つとして駆動を用いることなくフィルムを巻き取るように構成されたものがある。
【0004】
かかる巻取部は、フィルムの挿入するスリット状の挿入口と、該挿入口と連通した収容空間とを備えており、該収容空間は、挿入口から挿入したフィルムの一方の面が摺接して案内されるように形成された環状の内周面と、該内周面で形成された両端開口を閉塞する対向した一対の閉塞面とで包囲されて閉塞状態をなすように形成されている。具体的には、前記巻取部は、周壁にスリット状の挿入口が形成された前記内周面を有する環状の胴部に対し、該胴部の両端開口を閉塞するプレート状の閉塞板がネジ部材、或いは接着剤等を介して固着されることで、前記収容空間が閉塞した状態となるようになっている。
【0005】
上記構成の画像読取装置は、搬送レーンがフィルムを長手方向に搬送することで、該フィルムの上流側の一端部を巻取部の挿入口を介して収容空間に送り込むようになっており、収容空間内にフィルムが入り込んだ際に、該フィルムの一方の面が内周面に案内され、これによりフィルムが渦巻き状になって収容空間に収容されるようになっている。
【0006】
また、該画像読取装置は、フィルムの他端部が搬送レーンの下流端部に位置した状態で、該フィルムの搬送を一旦停止した後、搬送レーンがフィルムの他端部を先頭にして該フィルムを搬送することで、収容空間内に収容されたフィルムが引き出されるようになっている。
【0007】
このように、該画像読取装置は、搬送レーンの下流側で駆動を用いることなく、フィルムの巻き取ることができるとともに、巻き戻しを行うことができるようになっており、この巻き取りと巻き戻しを行う際にフィルムが折れ曲がったり、損傷したりするのを防止して該フィルムを円滑に往復搬送させることができるようになっている。
【0008】
これにより、該画像読取装置は、搬送レーンで上流側からフィルムを巻取部のある下流側に向けて搬送する際に、フィルムの駒画像を画像データとして読み取りプレスキャニングを行う一方で、前記下流側(巻取部側)から前記上流側に向けて搬送する際に、再度該フィルムの駒画像を画像データとして読み取って本スキャニングを行い、プレスキャニングと本スキャングとで得た画像データを基に、最適な画像データを得ることができるようになっている。(例えば、特許文献1参照)
【0009】
【特許文献1】
特開2002―189259号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、何らかの原因で搬送レーンが暴走して収容空間にフィルムの全てが入り込んだり、収容空間内でフィルムの巻き取りが不調となったりした場合に、上記構成の画像読取装置では、収容空間が閉塞されているため、該収容空間内の状況把握ができず、また、収容空間からフィルムを外部に取り出す等といったトラブルの修復作業を容易に行うことができない場合があった。
【0011】
また、上記巻取部の挿入口は、フィルムを円滑に挿入させることができるように開放状態にあり、該挿入口を介して閉塞状態にある収容空間内に粉塵が入り込むことがあるが、上述の如く収容空間が閉塞されているため、粉塵が収容空間に入り込んでも該収容空間を形成する内周面等を清掃することができず、該粉塵が内周面に摺接して案内されるフィルムにおける駒画像の形成面を傷付けてしまうといった問題があった。
【0012】
そこで、本発明は、斯かる実情に鑑み、フィルムを収容する収容空間内の状況確認を容易に行うことができ、収容空間内の清掃やトラブルの解消等を容易に行うことのできる画像読取装置を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる画像読取装置は、帯状のフィルムを長手方向に搬送する搬送レーンを備えた搬送部と、搬送レーンで搬送されるフィルムの駒画像を読み取る撮像部と、搬送レーンから搬送されてくるフィルムを巻き取る巻取部とを備え、該巻取部が搬送レーンから搬送されてくるフィルムが挿入される挿入口を備えるとともに、該挿入口から挿入してきたフィルムを収容する収容空間を備えてなり、該収容空間が、挿入口から挿入してきたフィルムの一方の面が摺接して案内される環状の内周面と、該内周面で形成される両端開口を閉塞する対向した一対の閉塞面とで包囲されて形成されてなる画像読取装置において、前記巻取部は、前記収容空間を開放可能、且つ閉塞可能な扉体と、前記内周面を有する環状の胴部とを備え該胴部の周壁には、中心軸方向に延びるスリット状の前記挿入口が形成され、前記扉体が胴部に対して開閉可能に蝶着されてなることを特徴とする。
【0014】
上記構成の画像読取装置によれば、巻取部が搬送レーンから搬送されてきたフィルムを収容する収容空間を開放可能、且つ閉塞可能な扉体を有しているので、収容空間内でフィルムの巻き取り状態が不調となって、当該フィルムを収容空間内に送り込むことができないようになった場合や、フィルムの全てが収容空間内に入り込んでしまった場合、収容空間に粉塵が入り込んだ場合等に、収容空間を開放するように扉体を開けば、収容空間内の状況を確認することができ、収容空間内でのトラブルの修復作業や、フィルムの取り出し、収容空間内の清掃等を容易に行うことができる。また、前記巻取部は、前記内周面を有する環状の胴部を備え、該胴部の周壁には、中心軸方向に延びるスリット状の前記挿入口が形成され、前記扉体が胴部に対して開閉可能に蝶着されているので、扉体を完全に取り外すことなく、容易に収容空間を開放しまた閉塞することができる。
【0015】
また、前記扉体は、平面部を有し、該平面部が前記閉塞面を形成するように設けられてなることが好ましい。このようにすれば、収容空間を開放するように扉体を開けば、内周面で形成した開口を介して収容空間内部が露呈することとなるので、収容空間内で渦巻き状に巻かれた、あるいは巻かれつつあるフィルムの状況を確認することができる。
【0017】
また、前記胴部又は扉体の何れか一方に、係止片が突設され、他方に係止片と係止可能な係止部が設けられてなり、係止部に係止片が係止されることで扉体の閉状態を維持するように構成されることが好ましい。このようにすれば、収容空間を閉塞させておく必要のあるとき、すなわち、フィルムが入り込んでくるときや、搬送レーンに出て行くときなど、胴部又扉体の何れか一方に突設された係止片と、他方に設けられた係止部とを係止状態にすることで、扉体の閉状態が維持されて収容空間を確実に閉塞させることができる。
【0018】
さらに、前記胴部は、中心軸方向で分割された複数の分割胴が連結されて形成されてなり、前記スリット状の挿入口は、長さが挿入されるフィルムのフィルム幅に対応するように設定されるとともに、両端部が分割胴の連結面をかわして分割胴の周壁上に位置するように形成されることが好ましい。
【0019】
このように胴部を分割体で構成すれば、例えば、胴部の内周面の中央部に周方向の溝部を形成する場合等において、段付き状の内穴を有する分割胴を樹脂成型して連結することで、機械加工(切削加工等)を行うことなく周方向の溝の形成された内周面を備えた胴部を容易に形成することができ、胴部の製造コストを低減することができる。また、分割胴の連結面をかわして両端が分割胴の周壁上に位置するように挿入口が形成されることで、フィルムの側端部が連結面近傍を通過することなく挿入口から入り込むこととなり、該フィルムの側端が連結面間に挟まり込んで、収容空間内への挿入が阻害されるといった事態が発生するのを防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態にかかる画像読取装置について、添付図面を参照して説明する。本実施形態にかかる画像読取装置は、帯状の35mmフィルム(以下、135フィルムという)、及びAPS(アドバンスト・フォト・システム)フィルムのカートリッジ内に収納された帯状のフィルム(以下、240フィルムという)に形成された駒画像を読み取るものであるが、その読み取り対象となる35mmフィルムやAPSフィルム等の構成は周知であるので、これらについての説明は割愛する。なお、以下の説明においては、135フィルムや240フィルム等の帯状の写真フィルムを総称して単に「フィルム」ということもある。
【0021】
本実施形態にかかる画像読取装置は、図1に示す如く、フィルムを搬送する搬送部である搬送装置10と、搬送装置10から搬送されてきたフィルムを巻き取るように構成された巻取ユニット20と、搬送装置10によって搬送されるフィルムに形成された駒画像を読み取る撮像部である撮像装置30とで構成されている。
【0022】
前記搬送装置10は、図2及び図3に示す如く、APSフィルムのカートリッジを装填する装填部110と、240フィルムを搬送する搬送レーンである第一レーンR1及び135フィルムを搬送する搬送レーンである第二レーンR2を備えたフィルム搬送部130とで構成されている。
【0023】
装填部110は、装填されたAPSフィルムのカートリッジを保持するホルダー部111と、該ホルダー部111に保持されたAPSフィルムのスプール軸を回転させる駆動部117と、ホルダー部111に保持されたAPSフィルムのスプール軸を支持する支持部125とで構成されている。
【0024】
前記ホルダー部111は、APSフィルムのカートリッジを挿入するホルダー本体112と、該ホルダー本体112が蝶着されてフィルム搬送部130に取り付けられる取付部材113とで構成されている。
【0025】
ホルダー本体112は、外周形状がAPSフィルムのカートリッジの端面形状と略相似した形状に設定されてドーナツ状に形成されたベース部114と、該ベース部114の外周方向に所定間隔を有し、ベース部114の外周縁部から中心線方向に突出した複数の保持片115,115,…とで構成されている。
【0026】
複数の保持片115,115,…は、先端側にAPSフィルムのカートリッジを装填する装填口Icを形成しており、当該保持片115,115,…で包囲した領域内にAPSフィルムのカートリッジを軸心方向に挿入可能に配置されている。また、複数の保持片115,115,…は、APSフィルムのカートリッジを装填した状態で、カートリッジのシャッター部(フィルムを引き出す引出口)が保持片115,115,…間にくるように配置され、240フィルムの引き出しが可能となるように配置されている。
【0027】
前記取付部材113は、後述する下部本体140に着脱可能に構成されており、前記ホルダー本体112のベース部114が蝶着されている。ホルダー本体112と取付部材113とを蝶着した軸体116には、ねじりコイルバネ(図示しない)が外嵌されており、ホルダー本体112が軸体116回りに付勢されている。
【0028】
該ホルダー部111は、装填したカートリッジのシャッター部が第一レーンR1側となるように、取付部材113がフィルム搬送部130(下部本体140)に取り付けられ、この状態でホルダー本体112は、装填されたカートリッジ内のスプール軸が横臥状態となるフィルム引出姿勢と、装填口Icが上方に向く装填姿勢との間で姿勢変更可能になっている。該ホルダー部111は、フィルム引出姿勢において、第一レーンR1の後述する第一レーン挿入口とカートリッジのシャッター部とが対向し、カートリッジから240フィルムを引き出して第一レーンR1に挿入できるようになっている。一方、装填姿勢においては、装填口Icが上方に向き、APSフィルムのカートリッジの装填及び取り出しを行うことができるようになっている。
【0029】
前記駆動部117は、フィルム搬送部130に連結されるベース体120と、駆動源である電動モータ118と、該電動モータ118の回転を減速する減速機構119とを備えている。ベース体120は、フィルム搬送部130の下面に取り付けられており、該ベース体120には、前記電動モータ118及び減速機構119が垂設されている。前記減速機構119の出力軸(図示しない)は、一端部がホルダー本体112に向けて突出するように設けられており、ホルダー本体112のベース部114の穴を介し、装填姿勢からフィルム引出姿勢になったカートリッジ内のスプール軸の一端部と係合して電動モータ118の駆動がスプール軸に伝達されるようになっている。なお、前記電動モータ118は、前記減速機構119を介してフィルム搬送部130の駆動も担っている。
【0030】
前記支持部125は、スプール軸の他端部を支持する回転自在な支持軸121を備えている。具体的には、該支持部125は、APSフィルムにおけるカートリッジのシャッター部を開閉する開閉機構を備えている。該開閉機構は、電動モータ126と、該電動モータ126の駆動をカートリッジのシャッター部を開閉するように伝達する伝達機構体127とを備えており、前記支持軸121は、伝達機構体127に回転自在に軸支されている。このように構成された開閉機構は、ベース128に支持されており、フィルム引出姿勢になったカートリッジ内のスプール軸の軸心方向に進退可能に設けられている。
【0031】
前記支持軸121は、APSフィルムのスプール軸の他端部と係合可能に構成されており、当該支持部125がカートリッジに向けて前進することで、スプール軸の他端部と係合するように構成されている。一方、支持部125が、カートリッジから離間するように後退することで、スプール軸と出力軸との係合が解除されるようになっている。
【0032】
前記フィルム搬送部130は、上下に対向配置された下部本体140と、上部本体160とで構成されている。下部本体140は、平面視略矩形状に形成されており、長手方向の一端側における一方の角部が、平面視略角形に切り欠かれ、前記装填部110を配置する配置スペースを形成している。
【0033】
図4、図5(図3におけるA−A断面図)、及び図6(図3におけるB−B断面図)に示す如く、下部本体140における上部本体160と対向する面には、前記第一レーンR1を形成するための第一下溝141と、第二レーンR2を形成するための第二下溝150とが形成されている。
【0034】
第一下溝141は、240フィルムの幅に対応した幅に設定されており、装填部110の配置スペースの形成位置(装填部110内に装填されたカートリッジのシャッター部の配置位置)に対応するように、当該下部本体140の長手方向に全長に亘って形成されている。該第一下溝141の底面には、長手方向(フィルムの搬送方向)に所定間隔を有して複数の凹部142が形成されており、該凹部142には、回転駆動する駆動ローラ143が内装されている。該駆動ローラ143は、第一下溝141の底面から一部を突出させるように設けられており、上部本体160の後述する従動ローラ163と当接するようになっている。
【0035】
第一下溝141の底面の所定位置には、溝幅方向に延びて上下方向に貫通したスリット状の第一下透過部144が形成され、該第一下透過部144に対して当該下部本体140の一端側には、上部本体160に設けられた後述する磁気ヘッド165に240フィルムを押し付ける回転自在なヘッド用ローラ145が埋設されている。
【0036】
また、第一下溝141には、フィルムに形成された検知用のパーフォレーションを検知するセンサー(例えば、透過型センサーであれば、投光器又は受光器の一方(図示しない))が適宜埋設されるとともに、第一下透過部144より下部本体140の一端側にフィルムの一方の面をクリーニングするブラシ146が埋設されている。
【0037】
第二下溝150は、135フィルムのフィルム幅に対応した幅に設定されており、第一下溝141に対して該下部本体140の長手方向(フィルムの搬送方向)と直交する方向(短手方向)に所定間隔を有して並列(略平行)状態をなすように、該下部本体140の長手方向で全長に亘って形成されている。
【0038】
該第二下溝150の底面には、長手方向(フィルムの搬送方向)に所定間隔を有して複数の凹部151が形成されており、該凹部151には、回転駆動する駆動ローラ152が内装されている。該駆動ローラ152は、第二下溝150の底面から一部を突出させるように設けられており、上部本体160の後述する従動ローラ172と当接するようになっている。
【0039】
第二下溝150の底面には、溝幅方向に延びて上下方向に貫通したスリット状の第二下透過部153が形成されており、該第二下透過部153は、第一下透過部144の延長線上に形成されている。また当該底面にも、該第二透過部に対して下部本体の一端側にフィルムの一方の面をクリーニングするブラシ154が埋設されている。
【0040】
前記上部本体160は、平面視矩形状に形成されており、長手方向が前記第一レーンR1に全長に対応した長さに設定され、短手方向が下部本体140の短手方向の長さに対応した長さに設定されている。
【0041】
該上部本体160は、装填部110を躱して下部本体140に対向配置されており、短手方向の一端部が下部本体140の短手方向の一端部に蝶着されている。これにより、上部本体160は、下部本体140に対して開閉可能となっており、該上部本体160と下部本体140との対向面同士が密接する密接状態と、前記対向面が離間する離間状態との間で姿勢変更可能となっている。
【0042】
該上部本体160における下部本体140と対向する面には、前記第一下溝141と伴に前記第一レーンR1を形成するための第一上溝161と、前記第二下溝150と伴に第二レーンR2を形成するための第二上溝170とが形成されている。
【0043】
第一上溝161は、第一下溝141と同様に、240フィルムの幅に対応した幅に設定されており、第一下溝141の形成位置に対応して長手方向に全長に亘って形成されている。該第一上溝161の天面には、第一下溝141の凹部142の形成位置に対応して長手方向(240フィルムの搬送方向)に所定間隔を有して複数の凹部162が形成されており、該凹部162には、回転自在な前記従動ローラ163が内装されている。従動ローラ163は、第一上溝161の天面から下方に向けて一部を突出させるように設けられており、前記下部本体140の駆動ローラ143と伴に240フィルムを狭持できるようになっている。
【0044】
第一上溝161は、第一下溝141の第一下透過部144の形成位置に対応して、溝幅方向に延びて上下方向に貫通したスリット状の第一上透過部164が天面の所定位置に形成されている。
【0045】
第一上溝161内には、前記第一上透過部164より当該上部本体160の一端側に前記磁気ヘッド165が設けられている。該磁気ヘッド165は、ヘッド面が第一下溝141の底面に向けて配置されており、ヘッド用ローラ145と当接するようになっている。
【0046】
具体的には、図7に示す如く、該磁気ヘッド165は、下部本体140の駆動ローラ143間に配置されるようになっており、ヘッド面が前記下部本体140の駆動ローラ143…と上部本体160の従動ローラ163,…とで形成される240フィルムの搬送経路面Vを基準にして下方(下部本体側140)側に所定寸法αの位置に設けられており、本実施形態における所定寸法αは、搬送経路面Vを基準にして0.5mm以上になるように設定されている。つまり、磁気ヘッド165に対して上流側の駆動ローラ143と従動ローラ163、及び下流側の駆動ローラ143と従動ローラ163が240フィルムを弛ませることなく搬送するに際し、磁気ヘッド165と隣接する上流側及び下流側の駆動ローラ143が支点となり、該支点間の240フィルムが磁気ヘッド165のヘッド面に沿って搬送されるようになっている。
【0047】
なお、磁気ヘッド165のヘッド面の配置の基準となる240フィルムの搬送経路面Vは、駆動ローラ143と従動ローラ163の硬度差により異なり、例えば、駆動ローラ143の硬度が従動ローラ163の硬度より高い場合には、従動ローラ163が変形することとなるため、隣接する駆動ローラ143の接線上がヘッド面の配置位置の基準としての搬送経路面Vに設定される。
【0048】
これにより、240フィルムを強制的に磁気ヘッド165のヘッド面に向けて付勢する付勢手段を設けなくても、240フィルムの磁気層が確実且つ十分に磁気ヘッド165のヘッド面に接触するようになっている。前記ヘッド用ローラ145は、ヘッド面と接触する外周面が、前記ヘッド面の配置位置より所定寸法β上方に位置するように配置されており、磁気ヘッド165のヘッド面と当接した際に僅かに変形した状態で240フィルムを補助的にヘッド面に押し付けるようになっている。なお、ヘッド面を基準にした前記所定寸法βは、0.2mm以上に設定されている。
【0049】
図5及び図6に戻り、第一上溝161の天面には、第一下溝141に埋設したセンサーに対応するように、投光器又は受光器の他方が(図示しない)適宜埋設されるとともに、下部本体140のブラシ146と対応するように240フィルムの他方の面をクリーニングするブラシ166が埋設されている。
【0050】
第二上溝170は、第二下溝150と同様に、135フィルムのフィルム幅に対応した幅に設定されており、第一上溝161に対して該上部本体160の長手方向(135フィルムの搬送方向)と直交する方向(短手方向)に所定間隔を有して並列(略平行)状態をなすように、該上部本体160の長手方向で全長に亘って形成されている。
【0051】
該第二上溝170の天面には、第二下溝150の凹部151の形成位置に対応して、長手方向(135フィルムの搬送方向)に所定間隔を有して複数の凹部171が形成されており、該凹部171には、回転自在な従動ローラ172が内装されている。従動ローラ172は、第二上溝170の天面から下方(対向した下部本体)に向けて一部を突出させるように設けられており、前記下部本体140の駆動ローラ152と伴に135フィルムを狭持できるようになっている。
【0052】
第二上溝170は、第二下溝150の第二下透過部153の形成位置に対応して、溝幅方向に延びて上下方向に貫通したスリット状の第二上透過部173が天面の所定位置に形成されている。また、第二上溝170には、下部本体140のブラシ154と対応するように135フィルムの他方の面をクリーニングするブラシ174が埋設されている。
【0053】
上記構成のフィルム搬送部130は、上部本体160を下部本体140に密接状態にすることで、第一下溝141と第一上溝161とが一体となり、当該フィルム搬送部130の長手方向の一端面に第一レーン挿入口を形成した断面略矩形状の穴が長手方向の全長に亘って形成され、下部本体140の駆動ローラ143と上部本体160の従動ローラ163とが接触状態となるとともに、磁気ヘッド165とヘッド用ローラ145が接触状態となって第一レーンR1が形成されるようになっている。
【0054】
この状態において、第一レーンR1は、装填部110に装填したAPSフィルムのカートリッジから引き出して第一レーン挿入口から穴内に挿入した240フィルムの搬送が可能になるとともに、第一下透過部144及び第一上透過部164が連通して上下方向に透過可能な第一透過部131が形成され、第一透過部131を介して240フィルムの駒画像が読み取り可能な状態となる。
【0055】
また、この状態において第一レーンR1は、該第一レーンR1の前記穴を形成する対向した一対の側部壁面(第一下溝141を形成する対向した一対の立面と、第一上溝161を形成する対向した一対の立面とで形成した一対の連続面)によって搬送する240フィルムをガイドすることができる状態にもなっている。
【0056】
また、フィルム搬送部130は、第一レーンR1と同様に、第二下溝150と第二上溝170とが一体となり、前記第一レーン挿入口と並列状態の第二レーン挿入口を形成した断面略矩形状の穴が当該フィルム搬送部130の長手方向に貫通して形成され、下部本体140の駆動ローラ152と上部本体の従動ローラ172とが接触状態となって第二レーンR2が形成されるようになっている。
【0057】
この状態において第二レーンR2は、第二レーン挿入口から穴内に挿入した135フィルムの搬送が可能になるとともに、第二下透過部153及び第二上透過部173が連通して上下方向に透過可能な第二透過部132が形成され、第二透過部132を介して当該135フィルムの駒画像を読み取り可能な状態となる。
【0058】
また、この状態において第二レーンR2は、当該第二レーンR2の断面矩形状の穴を形成する対向した一対の側部壁面(第二下溝150を形成する対向した一対の立面と、第二上溝170を形成する対向した一対の立面とで形成した一対の連続面)によって搬送する135フィルムをガイドできる状態にもなっている。
【0059】
前記巻取ユニット20は、図2に示す如く、第一レーンR1で搬送されてくるAPSフィルムの240フィルムを一時的に回収して収容する巻取部である第一巻取部210と、第二レーンR2で搬送されてくる135フィルムを一時的に回収する巻取部である第二巻取部250と、第一巻取部210及び第二巻取部250をユニット化してフィルム搬送部130に対して取り付けるフレーム部280とで構成されている。
【0060】
前記第一巻取部210は、図8及び図9に示す如く、第一レーンR1から搬送されてくる240フィルムが挿入される挿入口であるスリット状の第一挿入口219と、該第一挿入口219と連通し、240フィルムを収容する収容空間とを備えており、収容空間は、環状の内周面と、該内周面で形成した両端開口を閉塞する対向した一対の閉塞面とで包囲されて形成されている。
【0061】
該第一巻取部210について具体的に説明すると、該第一巻取部210は、前記内周面を有する環状の胴部212と、該胴部212の一端開口を閉塞して前記一方の閉塞面を形成するプレート状の閉塞板211と、胴部212の他端開口を閉塞して前記他方の閉塞面を形成する扉体213とで構成されている。
【0062】
前記胴部212は、中心軸方向に分割(二分割)された分割胴である環状の第一分割胴214aと、該胴部212の他端開口を形成する分割胴である環状の第二分割胴214bとが連結されることにより形成されており、前記第一分割胴214aは、前記閉塞板211と一体的に形成されており、胴部212の一端開口となる当該第一分割胴214aの一端開口が閉塞板211によって閉塞された状態をなしている。
【0063】
第一分割胴214aと第二分割胴214bとが連結されて形成された胴部212の前記内周面は、上下方向で対向する凹状をなす一対の円弧面215a,215bと、円弧面215a,215b同士を連続させる起立した一対の起立面216a,216bとで構成されており、略小判状の開口(内穴)を形成している。
【0064】
また、該胴部212の内周面は、中心軸方向の幅が240フィルム幅と同等、或いはそれよりやや広く設定されており、中央部の全周に溝217が形成されている。これにより、胴部212の内周面は、他端開口部及び前記閉塞板211側の開口部(内周面の幅方向の両側部)の内径が中央部分よりも小さくなるように形成され、収容空間に入り込んだ240フィルムの両側端部(駒画像非形成領域)が胴部212の内周面の両側部にのみ摺接して移動するようになっている。
【0065】
前記第一挿入口219は、胴部212の周壁に形成されており、長さ(スリット長さ)が240フィルムの幅と対応するように、240フィルムの幅と略同等、或いはそれよりやや長く設定されている。
【0066】
該第一挿入口219について具体的に説明すると、該第一挿入口219は、第一分割胴214a及び第二分割胴214bのそれぞれに形成された挿入口形成溝218a,218bが繋がって形成されたものである。各挿入口形成溝218a,218bは、第一分割胴214a、及び第二分割胴214bの周壁が、各連結面から胴部212(第一分割胴214a,及び第二分割胴214b)の中心軸方向にスリット状に掘り下げられて形成されたものである。
【0067】
したがって、第一挿入口219は、第一分割胴214a、及び第二分割胴214bを連結した状態で、両端のそれぞれが第一分割胴214a及び第二分割胴214bの連結面をかわして、各分割胴214a,214bの周壁上に位置して形成されている。これにより、第一挿入口219から挿入してきた240フィルムの側端部が第一分割胴214a、及び第二分割胴214b間(連結面間)に挟まって挿入動作を阻害するのを防止するようになっている。
【0068】
上記構成の第一挿入口219は、収容空間を形成する前記起立面216aと直交方向で且つ上方側の円弧面215aに対して接線方向の上下で対向する面を形成している。該第一挿入口219を形成する上下で対向した面のうち上方側の面は、前記上方側の円弧面215aと連続状態をなしており、該第一挿入口219から挿入してきた240フィルムの一方の面が胴部212の内周面で円滑に案内されるようになっている。
【0069】
また、該胴部212の一端側(閉塞板211側)における上部外面には、第二巻取部250の後述する支持フレーム251を載置可能な載置部220が形成されている。該載置部220は、支持フレーム251の載置片252に形成された位置決穴253に挿入される位置決用凸部224が形成されている。また、胴部212の上部外面には、載置部220に載置した支持フレーム251が上方に向けて移動するのを規制する規制爪221が上方に向けて突設されている。
【0070】
胴部212の一端開口を閉塞した閉塞板211の外面には、第一挿入口219を形成した周壁から外部に向けて突出するように連結部225が設けられている。該連結部225は、ネジ部材を介して当該巻取ユニット20をフィルム搬送部130に着脱可能になっており、フィルム搬送部130に連結した際に、第一レーンR1で搬送されてくる240フィルムが第一挿入口219に挿入可能な配置となるように設けられている。
【0071】
前記扉体213は、前記収容空間を閉塞可能、且つ開放可能に前記胴部212に取り付けられている。具体的には、扉体213は、プレート状に形成されており、一端部が胴部212における第一挿入口219側の端縁部に蝶着されて胴部212の他端開口に対して開閉できるようになっている。これにより、扉体213を閉状態にした際に、一方の面で閉塞面を形成して収容空間を閉塞させる一方、扉体213を開状態にした際に、収容空間が開放して該収容空間内の状況を確認できるようになっている。また、扉体213は、胴部212の開口端縁部に形成された係止部である係止用凹部222に係止可能な係止片である係止爪223が他端部に突設されており、該扉体213を閉じた際に、該閉状態を維持できるようになっている。
【0072】
上記構成の第一巻取部210は、上述の如く、胴部212の内周面の幅が、240フィルムのフィルム幅に対応して設定され、扉体213が閉状態を維持することができるので、収容空間に挿入した240フィルムの一方の面が胴部212の内周面に案内されているときに、該240フィルムの一側端が閉塞板211に内側面(閉塞面)に案内され、他側端が扉体213の内側面(閉塞面)に案内され、当該240フィルムが大きく蛇行するのを防止するようになっている。
【0073】
第二巻取部250は、図10、図11(図10におけるA−A断面図)、及び図12(図10におけるB−B断面図)に示す如く、135フィルムを巻き取るための巻取用ドラム256と、該巻取用ドラム256に圧着することで135フィルムを巻取用ドラム256に巻き取っていく方向に案内する複数の圧着ローラ257,…とを備え、また、各圧着ローラ257を端部にて回転自在に支持する可動ガイド部材258を複数備えている。
【0074】
複数の可動ガイド部材258,…(本実施形態では3つ)は、それぞれ端部が一対の支持フレーム251,254間で支持される軸259周りに揺動可能に支持されている。具体的には、上流側から第一可動ガイド部材258aは、上流側の端部が揺動中心(軸259)となり、第二可動ガイド部材258bは、下流側の端部が揺動中心(軸259)となり、第三可動ガイド部材258cは、上流側の端部が第二可動ガイド部材258bと共通する揺動中心(軸259)となる。
【0075】
圧着ローラ257は、可動ガイド部材258の揺動中心とは反対側の端部で回転自在に支持されるもので、具体的には、上流側から第一圧着ローラ257aは、第一可動ガイド部材258aの下流側の端部に位置し、第二圧着ローラ257bは、第二可動ガイド部材258bの上流側の端部に位置し、第三圧着ローラ257cは、第三可動ガイド部材258cの下流側の端部に位置する。
【0076】
そして、各可動ガイド部材258は、ばね(図示しない)により径内方向に付勢されており、これにより、各圧着ローラ257は、巻取用ドラム256に対して常時圧着された状態となる。なお、巻取用ドラム256には、各圧着ローラ257の対応位置に樹脂製のブッシュ259が外嵌されており、実際には、各圧着ローラ257は、ブッシュ259に対して圧着された状態となる。
【0077】
また、各可動ガイド部材258は、それぞれ巻取用ドラム256を周回するように配置され、従って、それぞれ内周面は、135フィルムを巻き取っていくための案内面を構成するが、巻取用ドラム256の周方向に比較的長い寸法を有する可動ガイド部材258(第一可動ガイド部材258a及び第三可動ガイド部材258c)の中間部位には、案内用ローラ260が適宜設けられている。
【0078】
巻取用ドラム256は、135フィルムを巻き取る際の蛇行を規制すべく、135フィルムのフィルム幅に対応した鍔部256aを両端部に備えている。また、ワンウェイクラッチ(図示しない)を介してドラム回転軸261に同軸に連結される。そして、このドラム回転軸261が支持フレーム251,254に回転自在に支持されることにより、巻取用ドラム256は、支持フレーム251,254に対して回転自在となる。
【0079】
支持フレーム254から突出するドラム回転軸261には、フリクションクラッチ262が取り付けられ、さらにその先には入力用の歯車263が取り付けられている。なお、135フィルムを巻取用ドラム256にたるみの無いように巻き取るには、駆動ローラ152による単位時間当たりの送り長さよりも巻取用ドラム256による単位時間当たりの巻き取り長さ(これは巻き取り径により変化する)が大きくなるように設定する必要があり、この巻き取り長さと送り長さの差を吸収するためにフリクションクラッチ262が設けられる。
【0080】
図8及び図9に戻り、前記フレーム部280は、第一巻取部210の閉塞板211の外面から胴部212に中心軸方向に突出したアーム部281と、該アーム部281の先端部から上方に突出した支持アーム部282とで構成されており、正面視略L型に形成されている。
【0081】
支持アーム部282には、前記閉塞板211から突設された連結部225と同様に、フィルム搬送部130との連結側に突出した連結部283が設けられている。支持アーム部282の上端面は、第二巻取部250の前記支持フレーム254を載置することができ、また位置決めできるように形状設定されている。この支持アーム部282の上端面には、上下方向にネジ穴284が穿設されており、ネジ部材Bを介して載置した支持フレーム254の載置片255を固定できるようになっている。
【0082】
また、支持アーム部282は、当該巻取ユニット20をフィルム搬送部130に連結した際に、フィルム搬送部130から動力を受けることができる歯車機構285が設けられている。該歯車機構285は、第二巻取部250をフレーム部280に取り付けた際に、第二巻取部250の歯車263と噛合する歯車287と、フレーム部280をフィルム搬送部130に取り付けた際に、該フィルム搬送部130の駆動用歯車(図示しない)と噛合する歯車286を備えている。
【0083】
前記撮像装置30は、図13に示す如く、前記搬送装置10で搬送されるフィルムに形成された駒画像を読み取る撮像体310と、該撮像体310による画像の読み取りを確実にすべく、搬送中のフィルムに光を照射する光源体320と、撮像体310及び光源体320を連結して支持する連結フレーム330とで構成されている。
【0084】
前記撮像体310は、ライン状に形成された可視光用の撮像素子311a(以下、可視光用ラインCCDという)と、ライン状に形成された赤外用の撮像素子311b(以下、赤外用ラインCCDという)と、搬送装置10で搬送されるフィルムの駒画像を像として前記可視光用ラインCCD311a及び赤外用ラインCCD311bに導くダイクロイックミラー312と、該ダイクロイックミラー312に前記像を導く光学系であるレンズ313とで構成されており、本実施形態においては、搬送装置10(第一透過部131又は第二透過部132)の上方に配置されている。
【0085】
可視光用ラインCCD311aは、読み取り面がフィルムの駒画像形成面に対して略平行、且つ直交した状態となるように配置され、赤外用ラインCCD311bは、読み取り面が前記第一透過部131及び第二透過部132の形成方向に対応して、第一透過部131及び第二透過部132の何れか一方と対向するように配置されている。
【0086】
前記ダイクロイックミラー312は、第一透過部131又は第二透過部132の配置位置に対応して配置されており、第一透過部131又は第二透過部132を介して、透過した像を前記可視光用ラインCCD311a及び赤外用ラインCCD311bに導けるように傾斜状態で配置されるとともに、レンズ313は、ダイクロイックミラー312に像を導けるようにダイクロイックミラー312と搬送装置10との間に介装されている。
【0087】
前記光源体320は、搬送装置10(第一透過部131又は第二透過部132部)の下方に配置されており、赤外光、及び赤色光を発光する複数の赤外赤色発光素子321R(以下、単に赤色LEDという)、緑色光を発光する複数の緑色発光素子321G(以下、緑色LEDという)、青色光を発光する複数の青色発光素子321B(以下、青色LED)、これらからの光の方向を変えるダイクロイックミラー322、光学系であるレンズ323により構成されている。
【0088】
前記複数の赤色LED321Rはライン状の配置され、ダイクロイックミラー322、レンズ323を介して、搬送装置10の第一透過部131、又は第二透過部132に向けて赤色光を照射し、該赤色光が第一透過部131又は第二透過部132を介して撮像体310に到達するようになっている。また、緑色LED321G、青色LED321Bのそれぞれも、赤色LED321Rと同様にライン状に配置され、ダイクロイックミラー322、及びレンズ323を介して、搬送装置10の第一透過部131、又は第二透過部132に向けて緑色光、青色光を照射し、該緑色光、及び青色光が第一透過部又は第二透過部を介して撮像体310に到達するようになっている。
【0089】
前記連結フレーム330は、搬送装置10の上方に配置された撮像体310と、搬送装置10の下方に配置された光源体320とを連結している。該連結フレーム330は、搬送装置10におけるフィルムの搬送方向と略直交(交差)する方向に往復動可能に構成されており、撮像体310及び光源体320が、第一レーンR1の第一透過部に対応した第一位置と、第二レーンR2の第二透過部に対応した第二位置との間で移動できるようになっている。これにより、第一レーンR1における第一透過部131から透過する像の撮像と、第二レーンR2における第二透過部132から透過する像の撮像を切り替えることができるようになっている。
【0090】
以上の構成からなる画像読取装置によって240フィルムの駒画像を読み取るには、まず、カートリッジを装填したホルダー本体112をフィルム引出姿勢にし、スプール軸を支持部125の支持軸121で支持させるとともに駆動部117の出力軸と係合させる。
【0091】
そして、カートリッジから引き出した240フィルムを第一レーン挿入口から第一レーンR1の穴内に挿入すると、該240フィルムは、第一レーンR1の駆動ローラ143及び従動ローラ163によって当該フィルム搬送部130の他端側(巻取ユニット20側)に向けて搬送されることとなる。この際、装填部110における240フィルムの送り出し速度(スプール軸の回転速度)は、240フィルムが弛まないように、駆動ローラ143による搬送速度に比してやや低速、或いは同等になっている。
【0092】
そして、240フィルムが第一透過部131を通過する際に、撮像装置30の光源体320からの光が駒画像に照射され、これによって得られた像が撮像体310(赤外用ラインCCD311a、可視光用ラインCCD311b)によってライン状に順次読み取られることとなる。
【0093】
そして、240フィルムは、先端部が第一巻取部210の第一挿入口219に入り込み、扉体213の内面及び胴部212の一端開口を閉塞した閉塞板211の内側面によってガイドされた状態で、該240フィルムの先端部が第一巻取部210の内周面に沿って移動して自発的に順次巻かれていき、第一巻取部210内の収容空間に一時的に回収される。
【0094】
そして、駒画像の全てを読み込んだ後、駆動部117の電動モータ118が逆転してスプール軸を回転させ、第一巻取部210に一時的に回収された240フィルムが再度カートリッジ内に巻き戻されることとなる。なお、240フィルムの駒画像の読み取りには、プレスキャニングと本スキャニングの二度の画像読み取りを行う場合と、本スキャニングのみを行う場合とがあり、プレスキャニングと本スキャニングとを行う場合には、第一巻取部210に向けて搬送する際にプレスキャニングを行い、カートリッジ内に再度巻き取る際に本スキャニングを行うようになっている。
【0095】
そして、上記のようにカートリッジから240フィルムを引き出したり、引き出した240フィルムをカートリッジ内に巻き戻したりする動作が円滑に行えない場合、例えば、240フィルムがフィルム搬送部130によって搬送されている際に、第一巻取部210内に240フィルムが入り込まなくなるようなトラブルが発生した場合には、第一巻取部210の扉体213を開き、第一巻取部210の収容空間内の状況を確認することとなる。この確認により、第一巻取部210内にトラブルの原因が有った場合には、作業者が胴部212の一端開口を介して第一巻取部210内の状況を改善し、再度240フィルムの搬送を行い、駒画像の読み取りが再開される。
【0096】
また、240フィルムの搬送を阻害する原因が、フィルム搬送部130内に有る場合には、上部本体160を開くとともに、扉体213を開いて作業者が胴部212の一端開口から収容空間内に指を入れ、胴部212内(収容空間内)の240フィルムを第一挿入口219から外部(フィルム搬送部130側)に送り出したり、240フィルムをカートリッジ側で切断して胴部212内に引き込んで一端開口から取り出したりして、240フィルムを当該搬送装置10から取り除くこととなる。
【0097】
また、該画像読取装置は、本スキャニングのみを行う場合には、上述の如く、240フィルムを第一巻取部210に一時的に回収した後に、カートリッジに巻き戻すようにする他に、巻取ユニット20(第一巻取部210)をフィルム搬送部130から取り外して、第一レーン挿入口にカートリッジから分離した240フィルムを挿入し、該240フィルムを一方向に搬送して本スキャニングのみを行うこともできるようにもなっている。
【0098】
135フィルムの駒画像を読み取る場合には、撮像体310(光源体320)が第二透過部132に対応した第二位置に位置するように、撮像装置30を搬送装置10のフィルムの搬送方向と直交する方向に移動させる。
【0099】
そして、135フィルムを第二レーンR2の第二レーン挿入口に挿入すると、該135フィルムは、第二レーンR2の駆動ローラ152及び従動ローラ172によって当該フィルム搬送部の他端側(巻取ユニット側)に向けて搬送されることとなる。
【0100】
そして、135フィルムが第二透過部132を通過する際に、撮像装置30の光源体320からの光が駒画像に照射され、これによって得られた像が赤外用ラインCCD311a及び可視光用ラインCCD311bによってライン状に順次読み取られることとなる。
【0101】
そして、135フィルムは、先端が第二巻取部250の第二挿入口(第一可動ガイド部材258aと第二可動ガイド部材258cとの間)に入り込み、該先端部が巻取用ドラム256を包囲した可動ガイド部材258によって案内されて巻取用ドラム256によって巻き取られ、一時的に回収されることとなる。この回収時において、135フィルムは、第二巻取部250の案内部(巻取用ドラム256の鍔部256a,256a)によって幅方向の両側端が蛇行を規制された状態で巻き取られ、全ての駒画像を読み取った状態で後端部が駆動ローラ152と従動ローラ172とで挟持された状態で、135フィルムの搬送が停止する。そして、駆動ローラ152が逆転して第二レーン挿入口に向けて搬送される。
【0102】
この第二レーンR2においても、135フィルムの駒画像の読み取りには、第一レーンR1と同様にプレスキャニングと本スキャニングの二度の画像読み取りを行う場合と、本スキャニングのみを行う場合があり、プレスキャニングと本スキャニングとを行う場合には、第二巻取部250に向けて搬送する際にプレスキャニングを行い、第二レーン挿入口に向けて搬送する際に本スキャニングを行うようになっている。
【0103】
そして、上記のように135フィルムの搬送、及び第二巻取部250での巻き取り動作が円滑に行えない場合、例えば、135フィルムがフィルム搬送部130によって搬送されている際に、第二巻取部250内に135フィルムが入り込まなくなるようなトラブルが発生した場合には、可動ガイド部材258を開いて(径外方向に可動ガイド部材258を揺動させて)、巻取用ドラム256のフィルムの巻き取り状態を確認することとなる。
【0104】
この確認により、第二巻取部250内にトラブルの原因が有った場合には、第二巻取部250をフレーム部280から取り外し、トラブルの原因を解消することとなる。これにより、狭いスペースで無理やりにトラブルを解消する作業を行うことがなく、解消作業時に135フィルムを傷めるといった事態を防止して作業が行われる。
【0105】
該画像読取装置は、上述の如く、本スキャニングのみを行う場合には、135フィルムを第二レーンR2で一端から他端に向けて搬送して第二巻取部250で巻き取って一旦回収した後、該回収した135フィルムを第二レーン挿入口に向けて搬送して第二レーン挿入口から取り出すようにする他に、当該第二巻取部250をフレーム部280から取り外し、135フィルムを一方向に搬送し、該135フィルムを第二レーンR2における他端側から回収できるようにもなっている。
【0106】
以上のように、本実施形態にかかる画像読取装置によれば、撮像装置30が搬送装置10におけるフィルムの搬送方向に対して直交方向に移動するように構成され、第一レーンR1と第二レーンR2のそれぞれに対して第一巻取部210及び第二巻取部250が設けられているので、第一巻取部210、第二巻取部250を含めて第一レーンR1又は第二レーンR2でフィルム搬送に関してトラブルが発生しても、撮像装置30を移動させることで、該撮像装置30で撮像することのできる第一レーンR1又は第二レーンR2に切り替えることができる。
【0107】
これにより、第一レーンR1又は第二レーンR2の何れか一方でフィルムを搬送させることのできないトラブルが発生しても、作業効率を低下させることなく、第一レーンR1又は第二レーンR2の何れか他方でフィルムを搬送して画像の読み取りを行うことができる。
【0108】
この際、トラブルが発生した第一レーンR1又は第二レーンR2の修復作業を行うことができ、読み取り作業を中止させる頻度を極めて小さくすることができる。
【0109】
また、第一レーンR1及び第二レーンR2のそれぞれに対して設けた第一巻取部210及び第二巻取部250が、フィルムの種類(幅)に対応してそれらをガイドしつつ巻き取るように構成されているので、フィルムの回収(巻き取り)中にフィルムが幅方向に大きく蛇行して巻き取りが不調になるのを防止することができる。
【0110】
また、240フィルムがフィルム搬送部130によって第一巻取部210に送り込まれ、この送り込みにより240フィルムが第一巻取部210の内周面に沿って移動することで、当該240フィルムが自発的に巻かれるように第一巻取部210を構成したので、240フィルムの巻き取りに駆動を必要とせず、巻取ユニット20の構成を簡素にすることができる。
【0111】
また、第一巻取部210の収容空間を開放可能且つ閉塞可能な扉体213を設けたので、第一巻取部210内、又はフィルム搬送部130内でトラブル等が発生した際に、収容空間内の状況を確実に把握することができ、240フィルムを傷めることなく、容易且つ確実にトラブルを解消することができる。
【0112】
さらに、第一巻取部210の胴部212が第一分割胴214aと第二分割胴214bとを連結することで形成されるとともに、240フィルムが挿入される第一挿入口219が、長手方向の両端を第一分割胴214aと第二分割胴214bの連結面をかわした状態で、第一分割胴214a及び第二分割胴214bの周壁上に位置するように形成されているので、240フィルムが当該第一挿入口219に入り込む際に該240フィルムの側端が連結面状近傍を通過せず、側端部が連結面間に挟まれて挿入動作が阻害されるといった事態が防止され、240フィルムの円滑な挿入が可能である。
【0113】
また、第一巻取部210、及び第二巻取部250(巻取ユニット20全体)をフィルム搬送部130に対して着脱可能に設けたので、トラブルが発生して修復する際に、これらを取り外して効率良く修復作業を行うことができる。また、使用者の要求する使用態様(プレスキャニングと本スキャニングによる二回読み取り、又は本スキャニングのみの一回読み取り)によりフィルムの駒画像を読み取ることができる。
【0114】
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0115】
本実施形態において、第一巻取部210と第二巻取部250とを異なる構成にしたが、これに限定されるものではなく、第二巻取部250を第一巻取部210と同様の構成にしたものが好ましく、このようにすれば、フィルムの巻取部に一切駆動を必要とせず、簡易な構成でフィルムの巻き取り、及び巻き戻しを行うことができる。
【0116】
本実施形態において、扉体213は、プレート状に形成されたが、扉体は、これに限定されるものではなく、例えば、扉体が、第二分割胴214bと、該第二分割胴214bを閉塞する閉塞板(本実施形態にかかる扉体213)とが一体的に形成され、該扉体の第二分割胴214bと、閉塞板211で一端開口の閉塞された第一分割胴214aとを蝶着するようにしてもよい。この場合、本実施形態と同様に、第一挿入口219は、両端が第一分割胴214a、及び第二分割胴214bの周壁上に位置するように形成することは勿論のことであり、第一分割胴214aと第二分割胴214bとの蝶着位置は、第一挿入部219の形成された周壁と対向した周壁部同士にすることが好ましい。このようにすれば、収容空間を開放する際に、第一挿入口219が分割されるので、トラブル発生時にフィルムを容易に取り出すことができる。
【0117】
本実施形態において、閉塞面を形成する扉体213が、胴部212に対して開閉可能に設けられたが、扉体213は、これに限定されるものではなく、例えば、胴部212の周壁に開口を形成し、扉体を該開口を閉塞可能且つ開放可能に設けたものであってもよい。このようにしても、胴部212内(収容空間)の内部状況を確認することができ、開口を介してトラブルの修復作業も行うことができる。
【0118】
さらに、胴部212及び扉体213の少なくとも何れか一方は、透過性を有する材料、例えば、透明プラスチック材料で形成することが好ましい。このようにすれば、扉体213を開くまでもなく、収容空間内の状況を把握することができ、トラブルを認識した際に扉体213を開いて修復作業を行うことができる。
【0120】
本実施形態において、第一巻取部210の胴部212を中心軸方向に二分割した第一分割胴214aと、第二分割胴214bとを連結して形成するようにしたが、胴部212は、二分割したものに限定されるものではなく、二以上に分割した複数の分割胴を連結して形成するようにしてもよい。この場合、胴部210の周壁に形成される第一挿入口219は、両端が分割胴の連結面をかわして分割胴の周壁上に位置するように形成することは勿論のことである。
【0121】
本実施形態にかかる巻取ユニット20は、搬送装置10に対して別体で構成したが、これに限定されるものではなく、巻取ユニット20(第一巻取部210)を搬送装置10と一体に構成しても勿論よい。
【0122】
本実施形態にかかる搬送装置は、第一レーンR1及び第二レーンR2の二列の搬送レーンが設けられたが、搬送レーンの列数はこれに限定されるものではなく、一列であってもよい。この場合、搬送レーンに連結される巻取部は、本実施形態の第一巻取部210と同様のものにすることは勿論のことである。
【0123】
また、搬送レーンは、二列以上設けられてもよい。この場合、搬送レーンを切り替えることができるように、フィルムの搬送方向と直交する方向での撮像装置の移動量を搬送レーンの列数に対応するように設定するとともに、搬送装置10の搬送レーンのそれぞれの下流側にフィルムを巻き取る巻取部を配置するようにすればよい。この場合、本実施形態にかかる第一巻取部210と同様の構成の巻取部を少なくとも一つ以上、搬送レーンに対応して設けることが好ましい。
【0124】
また、本実施形態にかかる搬送装置は、第一レーンR1で搬送するフィルムと、第二レーンR2で搬送するフィルムの種類が異なっていたが、各搬送レーンは、搬送するフィルムをフィルム幅や種類が同一のものであってもよい。したがって、この場合においては各搬送レーンは同一構成のものとなる。
【0125】
本実施形態において、第一レーンR1の幅方向に延びる第一透過部131の延長線上に第二透過部132を形成したため、撮像装置30をフィルムの搬送方向に対して略直交方向に移動可能に設けたが、該撮像装置30の移動方向は、フィルムの搬送方向に対して略直交方向に限定されるものではなく、例えば、第一透過部131がフィルムの搬送方向に対して交差方向に形成され、第二透過部132が第一透過部131の延長線上に形成された場合には、前記撮像装置30の撮像体310及び光源体320が第一透過部131及び第二透過部132の形成位置に対応するように、撮像装置30をフィルムの搬送方向と交差方向に移動できるようにしてもよい。
【0126】
本実施形態にかかる撮像装置30は、搬送装置10の上方に撮像体310が配置されるとともに、搬送装置10の下方に光源体320が配置されたものであるが、撮像装置30はこれに限定されるものではなく、例えば、撮像体310が搬送装置10の下方に配置され、光源体320が搬送装置10の上方に配置されたものであってもよい。
【0127】
また、撮像装置30の撮像体310は、赤外用ラインCCD311a及び可視光用ラインCCD311bの二つを備えたものに限定されるものではなく、一つのラインCCDを備えたもの、或いは、二つ以上備えたものであってもよい。したがって、光源体の光源についても、LEDに限定されるものではなく、例えば、ハロゲンランプ等を採用してもよい。ただし、CCDの特性に応じて光源や、レンズなどの光学系を適宜選択することは勿論のことである。
【0128】
【発明の効果】
以上のように、本発明にかかる画像読取装置によれば、挿入口から挿入してきたフィルムを収容する収容空間を備えた巻取部が、収容空間を開放可能、且つ閉塞可能な扉体を有しているので、フィルムを収容する収容空間内の状況確認を容易に行うことができ、収容空間内の清掃やトラブルの解消等を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる画像読取装置の全体斜視図を示す。
【図2】同実施形態にかかる搬送装置の全体斜視図を示す。
【図3】同実施形態にかかる搬送装置の平面図を示す。
【図4】同実施形態にかかる搬送装置の斜視図であって、上部本体を開いた状態を示す。
【図5】図3におけるA−A断面図を示す。
【図6】図3におけるB−B断面図を示す。
【図7】同実施形態にかかる搬送装置の磁気ヘッドを説明するための断面図を示す。
【図8】同実施形態にかかる巻取ユニットの第一巻取部及びフレーム部の斜視図を示す。
【図9】同実施形態にかかる巻取ユニットの一部(第二巻取部)を分解した斜視図を示す。
【図10】同実施形態にかかる第二巻取部の平面図を示す。
【図11】図10におけるA−A断面図を示す。
【図12】図10におけるB−B断面図を示す。
【図13】同実施形態にかかる撮像装置を説明するための断面図を示す。
【符号の説明】
10…搬送装置(搬送部)、20…巻取ユニット、30…撮像装置(撮像部)、110…装填部、111…ホルダー部、112…ホルダー本体、113…取付部材、114…ベース部、115…保持片、116…軸体、117…駆動部、118…電動モータ、119…減速機構、120…ベース体、121…支持軸、125…支持部、126…電動モータ、127…伝達機構体、128…ベース、130…フィルム搬送部、131…第一透過部、132…第二透過部、140…下部本体、141…第一下溝、142…凹部、143…駆動ローラ、144…第一下透過部、145…ヘッド用ローラ、146…ブラシ、150…第二下溝、151…凹部、152…駆動ローラ、153…第二下透過部、154…ブラシ、160…上部本体、161…第一上溝、162…凹部、163…従動ローラ、164…第一上透過部、165…磁気ヘッド、166…ブラシ、170…第二上溝、171…凹部、172…従動ローラ、173…第二上透過部、174…ブラシ、210…第一巻取部(巻取部)、211…閉塞板(閉塞面)、212…胴部、213…扉体(閉塞面)、214a…第一分割胴(分割胴)、214b…第二分割胴(分割胴)、215a,215b…円弧面、216a,216b…起立面、217…溝、218a,218b…挿入口形成溝、219…第一挿入口(挿入口)、220…載置部、221…規制爪、222…係止用凹部(係止部)、223…係止爪(係止片)、224…位置決用凸部、225…連結部、250…第二巻取部(巻取部)、251…支持フレーム、252…載置片、253…位置決穴、254…支持フレーム、255…載置片、256…巻取用ドラム、257…圧着ローラ、257a…第一圧着ローラ、257b…第二圧着ローラ、257c…第三圧着ローラ、258…可動ガイド部材、258a…第一可動ガイド部材、258b…第二可動ガイド部材、258c…第三可動ガイド部材、259…ブッシュ、260…案内用ローラ、261…ドラム回転軸、262…フリクションクラッチ、280…フレーム部、281…アーム部、282…支持アーム部、283…連結部、284…ネジ穴、285…歯車機構、286,287…歯車、310…撮像体、311a…撮像素子(赤外用ラインCCD)、311b…撮像素子(可視光用ラインCCD)、312…ダイクロイックミラー、313…レンズ、320…光源体、321R…赤外赤色発光素子(赤色LED)、321G…緑色発光素子(緑色LED)、321B…青色発光素子(青色LED)、322…ダイクロイックミラー、330…連結フレーム、323…レンズ、R1…第一レーン、R2…第二レーン

Claims (4)

  1. 帯状のフィルムを長手方向に搬送する搬送レーンを備えた搬送部と、搬送レーンで搬送されるフィルムの駒画像を読み取る撮像部と、搬送レーンから搬送されてくるフィルムを巻き取る巻取部とを備え、該巻取部が搬送レーンから搬送されてくるフィルムが挿入される挿入口を備えるとともに、該挿入口から挿入してきたフィルムを収容する収容空間を備えてなり、該収容空間が、挿入口から挿入してきたフィルムの一方の面が摺接して案内される環状の内周面と、該内周面で形成される両端開口を閉塞する対向した一対の閉塞面とで包囲されて形成されてなる画像読取装置において、前記巻取部は、前記収容空間を開放可能、且つ閉塞可能な扉体と、前記内周面を有する環状の胴部とを備え該胴部の周壁には、中心軸方向に延びるスリット状の前記挿入口が形成され、前記扉体が胴部に対して開閉可能に蝶着されてなることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記扉体は、平面部を有し、該平面部が前記閉塞面を形成するように設けられてなる請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記胴部又は扉体の何れか一方に、係止片が突設され、他方に係止片と係止可能な係止部が設けられてなり、係止部に係止片が係止されることで扉体の閉状態を維持するように構成されてなる請求項1又は2記載の画像読取装置。
  4. 前記胴部は、中心軸方向で分割された複数の分割胴が連結されて形成されてなり、前記スリット状の挿入口は、長さが挿入されるフィルムのフィルム幅に対応するように設定されるとともに、両端部が分割胴の連結面をかわして分割胴の周壁上に位置するように形成されてなる請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像読取装置。
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