JPH10300984A - 光コネクタ - Google Patents

光コネクタ

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Publication number
JPH10300984A
JPH10300984A JP12626297A JP12626297A JPH10300984A JP H10300984 A JPH10300984 A JP H10300984A JP 12626297 A JP12626297 A JP 12626297A JP 12626297 A JP12626297 A JP 12626297A JP H10300984 A JPH10300984 A JP H10300984A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramic sleeve
split
pin
molding
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12626297A
Other languages
English (en)
Inventor
Akito Nishimura
顕人 西村
Yasuhiro Tamaki
康博 玉木
Toru Arikawa
徹 有川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 かん合穴18をセラミックスリーブ20でラ
イニングしたマスタコネクタの場合、セラミックスリー
ブ20に成形ピンを通しておいて成形するが、両者の間
の隙間による偏心が製品歩留りに影響を及ぼしていた。
そして、歩留りを向上させるためには、セラミックスリ
ーブ20内径の精度向上が必要で、そのために加工時間
が長くなり、コストアップの一因となっていた。 【解決手段】 割り22のあるセラミックスリーブ20
を用い、その内径より大きい外径を有する成形ピン38
を通しておいて、従来と同じ方法で成型を行う。その
際、金型内に圧入される樹脂12’が割り22内に入る
ことで、セラミックスリーブ20の内径は固定(安定)
される。これにより、マスタコネクタの穴径・偏心精度
及び成形歩留りの向上が達成され、しかもコストアップ
にならない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、かん合穴を有し
その中に位置合わせ用のガイドピンを挿入して結合する
方式の光コネクタに関するもので、特に前記かん合穴を
セラミックスリーブによりライニングしたマスタコネク
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2に、従来のマスタコネクタの一例を
示す。このコネクタは、MTコネクタCF12形多心光
ファイバコネクタのマスタコネクタである。マスタコネ
クタとは、接続損失を測定する際に用いられる標準コネ
クタであり、接続切り替えの際にガイドピンの抜き差し
が多数回行われても、かん合穴が摩耗しないことが要求
される。 [構造]10はフェルールの全体を示す。その本体12
はエポキシ樹脂等の精密成型品からなり、両側部にかん
合穴18を有する。結合に際しては、相手側フェルール
との精密位置決めをするため、このかん合穴18にガイ
ドピン(図示せず)を挿入する。かん合穴18の回りに
ジルコニア等のセラミックスリーブ20がライニングさ
れる。14はファイバ穴、16は樹脂注入用の窓であ
る。
【0003】[製造方法]図3に上記のフェルール10
を製造するための金型の一例を示す。30は下型で、キ
ャビティ32,V溝34等を有する。36は中子で、成
形ピン38等を有する。40は上型で、U溝42,樹脂
入口44等を有する。
【0004】図4に、成形の様子を模型的に示した。 (a)は、図3の金型におけるV溝34,U溝42を
通る断面である。なお、中子36については、成形ピン
38のみを示し、その他は図示を省略した。 (b)のように、セラミックスリーブ20に成形ピン
38を通して、V溝34,U溝42間にセットする。 金型内に樹脂12’を圧入し(トランスファ成形)
し、硬化させる。 金型の温度が下がらないうちに、成形ピン38を抜き
去る(c)。 金型を開いて成型品、すなわち、フェルール10を取
り出す(d)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、成形の
際にセラミックスリーブ20に成形ピン38を通すが
(図4(b)参照)、図5に誇張して示すように、成形
ピン38とセラミックスリーブ20との間のクリアラン
ス39による偏心が製品歩留りに影響を及ぼしていた。
歩留りを向上させるためには、成形ピン38が挿入でき
て、しかもクリアランス39が殆どないようにセラミッ
クスリーブ20内径の精度を向上させる必要がある。そ
して、精度向上のためには、加工時間が長くなり、コス
トアップの一因となっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、割り22入
りのセラミックスリーブ20を用いる。なお、割り22
とは、図1(b)のように、セラミックスリーブ20の
本体の一方の端から他方の端まで連続して形成される狭
い隙間という意味である。この割り22(隙間)は、同
図のように円筒形のセラミックスリーブ20の母線に沿
って設けてもよいし、母線に対して斜めに設けてもよ
い。また、割り22は直線状であっても曲線状であって
もよい。
【0007】上記のように成形ピン38を通したセラミ
ックスリーブ20を金型に装着してインサート成形し、
その後前記成形ピン38を抜き取って、前記セラミック
スリーブ20でライニングされたかん合穴18を有する
フェルール10を得る、光コネクタを製造するに際し
て、当初のセラミックスリーブ径が、成形ピン径よりも
小であり、成形後において、当該セラミックスリーブ2
0の当初の内径より大きい外径を有する成形ピン38で
も滑らかに通せるようにしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】図1(b)のように直線状の割り
22のあるジルコニア製のセラミックスリーブ20を用
いた。このセラミックスリーブ20は、割り22がある
ために、少し力を加えることにより拡縮径が可能であ
る。したがって、当初(インサートモールドされず外力
が加えられていない状態)は成形ピン径よりも幾分か小
径であるが、押し込んでゆけば、成形ピン38に外填め
することができる。そうしておいて、上記の従来と同じ
方法で成型を行った。その際、樹脂12’を金型内に圧
入すると、図1(c)に示すように(図4(b)のC−
C拡大断面に相当)、割り22に樹脂12’が入ること
で、セラミックスリーブ20の内径は固定(安定)され
る。
【0009】そのため、成形ピン38との間にクリアラ
ンス39のないセラミックスリーブ20を有するフェル
ール10が得られる(図1(a))。
【0010】使用方法は、従来品と同じである。
【0011】
【発明の効果】割り22を有するセラミックスリーブ2
0を使用したマスタコネクタとすることにより、穴径・
偏心精度及び成形歩留りの向上を達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の説明図。
【図2】従来のマスタコネクタの一例の説明図。
【図3】従来成型用金型の説明図。
【図4】従来の成形工程の説明図。
【図5】解決すべき課題の説明図。
【符号の説明】
10 フェルール 12 フェルール本体 12’樹脂 14 ファイバ穴 16 窓 18 かん合穴 20 セラミックスリーブ 22 割り 30 下型 32 キャビティ 34 V溝 36 中子 38 成形ピン 39 クリアランス 40 上型 42 U溝 44 樹脂入口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かん合穴18を有し、当該かん合穴18
    に位置合わせ用のガイドピンを挿入して結合する方式の
    光コネクタであって、かつ前記かん合穴18がセラミッ
    クスリーブ20によりライニングされ、前記セラミック
    スリーブ20に割り22が設けられているものにおい
    て、前記セラミックスリーブ20の当初の内径が前記成
    形ピン38よりも幾分か小径であることを特徴とする、
    光コネクタ。
JP12626297A 1997-04-30 1997-04-30 光コネクタ Pending JPH10300984A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12626297A JPH10300984A (ja) 1997-04-30 1997-04-30 光コネクタ

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JP12626297A JPH10300984A (ja) 1997-04-30 1997-04-30 光コネクタ

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JPH10300984A true JPH10300984A (ja) 1998-11-13

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