JPH0980264A - 多心光コネクタ及びその製造方法 - Google Patents
多心光コネクタ及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH0980264A JPH0980264A JP25717595A JP25717595A JPH0980264A JP H0980264 A JPH0980264 A JP H0980264A JP 25717595 A JP25717595 A JP 25717595A JP 25717595 A JP25717595 A JP 25717595A JP H0980264 A JPH0980264 A JP H0980264A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide hole
- ferrule
- pin
- guide
- molding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多数のMTコネクタの接続特性を検査すると
きには、多数回のコネクタ着脱の度にガイドピンをマス
タコネクタのガイド穴12に挿入しなければならず、測
定に時間を要していた。また、ガイドピンがガイド穴1
2の後方から飛び出すことがあり、それを押し戻す作業
が必要であった。 【解決手段】 ガイド穴12の後端部120を、それ以
外の部分122より僅かに細くすることにより、上記課
題を解決できる。なおこのようなフェルール10は、ガ
イド穴12用成形ピンの変形により製造できるが、通常
の(変形させない)成形ピンに、ガイド穴12の長さよ
り少し短いセラミックスリーブを、前に寄せて外嵌め
し、インサート成形することによっても得られる。すな
わち、成形樹脂の収縮により、ガイド穴後端部120
(スリーブの存在しない部分)がスリーブの部分より多
く縮小して細くなる。
きには、多数回のコネクタ着脱の度にガイドピンをマス
タコネクタのガイド穴12に挿入しなければならず、測
定に時間を要していた。また、ガイドピンがガイド穴1
2の後方から飛び出すことがあり、それを押し戻す作業
が必要であった。 【解決手段】 ガイド穴12の後端部120を、それ以
外の部分122より僅かに細くすることにより、上記課
題を解決できる。なおこのようなフェルール10は、ガ
イド穴12用成形ピンの変形により製造できるが、通常
の(変形させない)成形ピンに、ガイド穴12の長さよ
り少し短いセラミックスリーブを、前に寄せて外嵌め
し、インサート成形することによっても得られる。すな
わち、成形樹脂の収縮により、ガイド穴後端部120
(スリーブの存在しない部分)がスリーブの部分より多
く縮小して細くなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガイドピンで光
ファイバの軸合わせをするタイプの多心光コネクタ(M
Tコネクタ,MPOコネクタ等)及びその製造方法に関
し、主としてマスタコネクタに関するものである。ただ
しマスタコネクタ以外の通常のコネクタにも適用でき
る。
ファイバの軸合わせをするタイプの多心光コネクタ(M
Tコネクタ,MPOコネクタ等)及びその製造方法に関
し、主としてマスタコネクタに関するものである。ただ
しマスタコネクタ以外の通常のコネクタにも適用でき
る。
【0002】
【従来の技術】以下、主にMTコネクタの場合について
説明する。図3にMTコネクタの概略を示した。10は
フェルール、12はガイド穴、20はガイドピン、30
はテープ心線、32は光ファイバ(フェルール10の前
端面に露出する)である。
説明する。図3にMTコネクタの概略を示した。10は
フェルール、12はガイド穴、20はガイドピン、30
はテープ心線、32は光ファイバ(フェルール10の前
端面に露出する)である。
【0003】接続に際しては、図4(a)のように、ガ
イド穴12にガイドピン20を挿入して、両方のフェル
ール10を突き合わせる。
イド穴12にガイドピン20を挿入して、両方のフェル
ール10を突き合わせる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】たとえば一つの基準コ
ネクタ(マスタコネクタ)で、多数のMTコネクタの接
続特性を検査するときには、多数回のコネクタ着脱を行
う必要が生ずる。従来は、通常、ガイドピン20が固定
されていないため、測定毎にガイドピン20をガイド穴
12に挿入しなければならず、測定に時間を要してい
た。
ネクタ(マスタコネクタ)で、多数のMTコネクタの接
続特性を検査するときには、多数回のコネクタ着脱を行
う必要が生ずる。従来は、通常、ガイドピン20が固定
されていないため、測定毎にガイドピン20をガイド穴
12に挿入しなければならず、測定に時間を要してい
た。
【0005】また、MTコネクタ接続の際、図4(b)
のようにガイドピン20がガイド穴12の後方から飛び
出すことがあり、そのような場合は、ガイドピン20を
押し戻す作業が必要であった。
のようにガイドピン20がガイド穴12の後方から飛び
出すことがあり、そのような場合は、ガイドピン20を
押し戻す作業が必要であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1に例示するように、
ガイド穴12の後端部120の内径を、その他の部分1
22の内径よりも小さくした構造にする(請求項1に対
応)。
ガイド穴12の後端部120の内径を、その他の部分1
22の内径よりも小さくした構造にする(請求項1に対
応)。
【0007】また、従来、MTコネクタのフェルール1
0を成形する場合は、ガイド穴の成形ピンを金型内に配
置しておいて樹脂を充填し、その後前記成形ピンを抜き
去ることにより、ガイド穴を有するフェルールを得てい
たのであるが、その際、図2に例示するように、樹脂よ
り成型時の収縮率が小さい材料からなりかつガイド穴1
2の長さより少し短いスリーブ48を、その先端がフェ
ルールのキャビティ42の先端と一致するように成形ピ
ン46に外嵌めしておいて、樹脂を充填し、成形ピン4
6を抜いた後、前記樹脂の収縮により、ガイド穴後端部
120(スリーブ48の存在しない部分)の内径が、前
記スリーブ48の存在する部分より小さくなるようにす
る(請求項2に対応)。
0を成形する場合は、ガイド穴の成形ピンを金型内に配
置しておいて樹脂を充填し、その後前記成形ピンを抜き
去ることにより、ガイド穴を有するフェルールを得てい
たのであるが、その際、図2に例示するように、樹脂よ
り成型時の収縮率が小さい材料からなりかつガイド穴1
2の長さより少し短いスリーブ48を、その先端がフェ
ルールのキャビティ42の先端と一致するように成形ピ
ン46に外嵌めしておいて、樹脂を充填し、成形ピン4
6を抜いた後、前記樹脂の収縮により、ガイド穴後端部
120(スリーブ48の存在しない部分)の内径が、前
記スリーブ48の存在する部分より小さくなるようにす
る(請求項2に対応)。
【0008】
【発明の実施態様】図1は、フェルール10を模型的に
示したもので、本発明の対象であるガイド穴12だけ実
線で示し、それ以外のファイバ穴14や心線挿入穴16
は破線で示した。ガイド穴12の後端部120だけ僅か
に内径が小さくしてある。ガイド穴12の内径は、通常
0.7mmなので、この場合は、後端部120の内径をそれ
より極く僅か小さい程度とし(図1では誇張してあ
る)、その他の部分122は0.7mmとした。この後端部
120は、少し力を入れれば前方からガイドピン20を
押し込むことができる程度の内径(細さ)にする。余り
細くし過ぎると、前方から挿入したガイドピン20が段
部に引っかかって行き止まりになるだけで、また前方に
抜け出る恐れが十分にある。
示したもので、本発明の対象であるガイド穴12だけ実
線で示し、それ以外のファイバ穴14や心線挿入穴16
は破線で示した。ガイド穴12の後端部120だけ僅か
に内径が小さくしてある。ガイド穴12の内径は、通常
0.7mmなので、この場合は、後端部120の内径をそれ
より極く僅か小さい程度とし(図1では誇張してあ
る)、その他の部分122は0.7mmとした。この後端部
120は、少し力を入れれば前方からガイドピン20を
押し込むことができる程度の内径(細さ)にする。余り
細くし過ぎると、前方から挿入したガイドピン20が段
部に引っかかって行き止まりになるだけで、また前方に
抜け出る恐れが十分にある。
【0009】ガイド穴12を有するフェルール10は、
上記のように金型内にガイド穴の成形ピンを配置してお
いて樹脂を充填し、その後前記成形ピンを抜き去ること
により製造する。その際、成形ピンの形状を変えること
により、図1のように後端部120の少し細いガイド穴
12を有するフェルール10を、成形で作ることができ
る。
上記のように金型内にガイド穴の成形ピンを配置してお
いて樹脂を充填し、その後前記成形ピンを抜き去ること
により製造する。その際、成形ピンの形状を変えること
により、図1のように後端部120の少し細いガイド穴
12を有するフェルール10を、成形で作ることができ
る。
【0010】しかし、従来公知の、ガイド穴12の回り
にセラミックスリーブを嵌め込む技術を利用し、従来の
成形ピンを変形させることなく、後端部120の細いガ
イド穴12を有するフェルール10を製造することがで
きる。それが、次に述べる請求項2の手段である。
にセラミックスリーブを嵌め込む技術を利用し、従来の
成形ピンを変形させることなく、後端部120の細いガ
イド穴12を有するフェルール10を製造することがで
きる。それが、次に述べる請求項2の手段である。
【0011】図2の40は金型を模型的に示したもの
で、フェルール10を成形するためのキャピティ42や
樹脂入口44などを有する。スリーブ48には、成形樹
脂(通常エポキシ系樹脂)より成型時の収縮率が小さい
材質のものを用いるが、特にマスタコネクタの場合は、
従来から使われているセラミックス(ジルコニア等)
が、繰り返し使用に対する磨耗の点からも適当である。
この場合は、特にスリーブ48の長さをガイド穴12の
長さよりも少し短くする。そして、金型40内にスリー
ブ48をセットするとき、図1(a)のようにキャピテ
ィ42の先端と一致させ、キャピティ42の後端との間
に少し隙間ができるようにする。
で、フェルール10を成形するためのキャピティ42や
樹脂入口44などを有する。スリーブ48には、成形樹
脂(通常エポキシ系樹脂)より成型時の収縮率が小さい
材質のものを用いるが、特にマスタコネクタの場合は、
従来から使われているセラミックス(ジルコニア等)
が、繰り返し使用に対する磨耗の点からも適当である。
この場合は、特にスリーブ48の長さをガイド穴12の
長さよりも少し短くする。そして、金型40内にスリー
ブ48をセットするとき、図1(a)のようにキャピテ
ィ42の先端と一致させ、キャピティ42の後端との間
に少し隙間ができるようにする。
【0012】以上のようにしておい、従来通り成形を行
う。金型を外し、成形ピン46を抜いた直後は同図
(b)のようガイド穴12の内径は前後を通じて一様で
あるが、その後、成形樹脂の収縮により、同図(c)の
ように、後端部120だけ内径が小さくなる。
う。金型を外し、成形ピン46を抜いた直後は同図
(b)のようガイド穴12の内径は前後を通じて一様で
あるが、その後、成形樹脂の収縮により、同図(c)の
ように、後端部120だけ内径が小さくなる。
【0013】以上、MTコネクタについてだけ説明して
きたが、同様にガイドピンにより光ファイバの軸合わせ
を行うMPOコネクタにも、本発明は適用できる。
きたが、同様にガイドピンにより光ファイバの軸合わせ
を行うMPOコネクタにも、本発明は適用できる。
【0014】
(1)本発明のマスタコネクタで多数のMTコネクタ等
の接続特性検査を行う際、フェルールの着脱の際にガイ
ドピンがマスタ側に残るようになり、測定毎にガイドピ
ンを挿入する必要が無く、測定時間を短縮することがで
きる。 (2)この構造のコネクタ同士を嵌合する際、ガイド穴
後方からピンが飛び出さなくなり、接続時間を短縮する
ことができる。
の接続特性検査を行う際、フェルールの着脱の際にガイ
ドピンがマスタ側に残るようになり、測定毎にガイドピ
ンを挿入する必要が無く、測定時間を短縮することがで
きる。 (2)この構造のコネクタ同士を嵌合する際、ガイド穴
後方からピンが飛び出さなくなり、接続時間を短縮する
ことができる。
【図1】本発明の実施例の構造の模型的説明図。
【図2】本発明の実施例の製造方法の説明図。
【図3】MTコネクタについての概略説明図。
【図4】MTコネクタ接続時におけるガイドピンの挙動
の説明図。
の説明図。
10 フェルール 12 ガイド穴 120 ガイド穴後端部 122 その他の部分 14 ファイバ穴 16 心線挿入穴 20 ガイドピン 30 テープ心線 32 光ファイバ 40 金型 42 キャピティ 44 樹脂入口 46 成形ピン 48 スリーブ
Claims (2)
- 【請求項1】 ガイド穴を有するフェルール及びガイド
ピンを有し、前記ガイド穴に挿入したガイドピンによ
り、前記フェルール内に挿入固定した光ファイバの軸合
わせを行う方式の光コネクタにおいて、前記ガイド穴の
後端部の内径がそれ以外の部分の内径よりも小さくなっ
ていることを特徴とする、多心光コネクタ。 - 【請求項2】 金型内にガイド穴の成形ピンを配置して
おいて樹脂を充填し、その後前記成形ピンを抜き去るこ
とにより、ガイド穴を有するフェルールを成形するに際
して、前記樹脂より成型時の収縮率が小さい材料からな
りかつ前記ガイド穴の長さより少し短いスリーブを、そ
の先端が前記フェルールのキャビティの先端と一致する
ように前記成形ピンに外嵌めしておいて、前記樹脂を充
填し、前記成形ピンを抜いた後、前記樹脂の収縮によ
り、ガイド穴後端部の前記セラミックスリーブの存在し
ない部分の内径が、前記セラミックスリーブの存在する
部分の内径より小さくなるようにすることを特徴とす
る、多心光コネクタの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25717595A JPH0980264A (ja) | 1995-09-09 | 1995-09-09 | 多心光コネクタ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25717595A JPH0980264A (ja) | 1995-09-09 | 1995-09-09 | 多心光コネクタ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0980264A true JPH0980264A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=17302735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25717595A Pending JPH0980264A (ja) | 1995-09-09 | 1995-09-09 | 多心光コネクタ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0980264A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003004976A (ja) * | 2001-06-21 | 2003-01-08 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光コネクタ用フェルール |
JP2003107287A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光コネクタ |
JP2005249941A (ja) * | 2004-03-02 | 2005-09-15 | Fujikura Ltd | 光コネクタ |
-
1995
- 1995-09-09 JP JP25717595A patent/JPH0980264A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003004976A (ja) * | 2001-06-21 | 2003-01-08 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光コネクタ用フェルール |
JP2003107287A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光コネクタ |
JP4626116B2 (ja) * | 2001-09-28 | 2011-02-02 | 住友電気工業株式会社 | 光コネクタ |
JP2005249941A (ja) * | 2004-03-02 | 2005-09-15 | Fujikura Ltd | 光コネクタ |
JP4553606B2 (ja) * | 2004-03-02 | 2010-09-29 | 株式会社フジクラ | 光コネクタ |
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