JPH10300328A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH10300328A
JPH10300328A JP11642997A JP11642997A JPH10300328A JP H10300328 A JPH10300328 A JP H10300328A JP 11642997 A JP11642997 A JP 11642997A JP 11642997 A JP11642997 A JP 11642997A JP H10300328 A JPH10300328 A JP H10300328A
Authority
JP
Japan
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inner box
heat insulating
partition
hole
refrigerator
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11642997A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoyuki Murakoso
基幸 村社
Osamu Mochizuki
修 望月
Takashi Kato
隆 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP11642997A priority Critical patent/JPH10300328A/ja
Publication of JPH10300328A publication Critical patent/JPH10300328A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/40Refrigerating devices characterised by electrical wiring

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  • Refrigerator Housings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 区画部材を内箱に固定する作業を著しく円滑
化した冷蔵庫を提供する。 【解決手段】 冷蔵庫1は、内箱3と外箱間に断熱材を
発泡充填した断熱箱体にて構成され、この断熱箱体内を
内箱3に取り付けられた区画部材により、上下に区画し
て成るものであって、内箱3に形成された透孔94と、
仕切前断熱部材29から側方に突出し、内箱3の透孔9
4を貫通して内箱3外に臨む突起部76と、仕切前断熱
部材29の側方に対応する内箱3外面に配置され、仕切
前断熱部材29が固定される止め板88とを備えてお
り、この止め板88は、突起部76が貫通する貫通孔9
2と、この貫通孔92の縁部に形成され、突起部76の
外面に噛み込む爪部101とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱箱体内を内箱
に取り付けられた区画部材によって上下に区画して成る
冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種家庭用冷蔵庫は、鋼板製
の外箱と硬質樹脂製の内箱間に発泡ポリウレタンなどの
発泡断熱材を現場発泡方式にて充填した断熱箱体から構
成されており、この断熱箱体内を上下複数に区画するこ
とによって、−20℃などの凍結温度に冷却される冷凍
室や、+5℃などの冷蔵温度に維持される冷蔵室、そし
て、野菜などの乾燥を嫌う食品を保存するための野菜室
などを形成している。
【0003】特に、近年では例えば特開平8−3386
81号公報(F25D23/00)に示される如く、頻
繁に食品の納出が行われる冷蔵室や野菜室を上方に配置
し、長期保存を目的とした冷凍室は庫内の最下部に配置
した冷蔵庫が開発されている。この場合、冷蔵室は断熱
箱体内の最上部に、野菜室は下部の冷凍室と上部の冷蔵
室の間に形成される。
【0004】ここで、上記各室を区画形成するための区
画部材、特に冷蔵室と野菜室とを区画する区画部材は、
通常開口縁の断熱性仕切前部材と、その後側の板状仕切
部材とによって構成される。そして、仕切前部材は断熱
材の発泡前に内箱に固定され、仕切部材は断熱箱体の完
成後に仕切前部材後方の内箱内に取り付けられる。
【0005】この場合、仕切前部材の側方に対応する位
置の内箱外面には、鋼板製の止め板が配置されると共
に、外箱内に内箱を組み込む以前に、仕切前部材はこの
止め板に内箱を介してネジ止めされ、固定されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は止め板を仕切前部材の固定箇所に対応する内箱外面に
押さえ付けながらネジ止めしなければならなかったた
め、固定作業が極めて面倒なものとなっていた。
【0007】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、区画部材を内箱に固定す
る作業を著しく円滑化した冷蔵庫を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の冷蔵庫は、内箱
と外箱間に断熱材を発泡充填した断熱箱体にて構成さ
れ、この断熱箱体内を内箱に取り付けられた区画部材に
より、上下に区画して成るものであって、内箱に形成さ
れた透孔と、区画部材から側方に突出し、内箱の透孔を
貫通して内箱外に臨む突起部と、区画部材の側方に対応
する内箱外面に配置され、区画部材が固定される止め板
とを備えており、この止め板は、突起部が貫通する貫通
孔と、この貫通孔の縁部に形成され、突起部外面に噛み
込む爪部とを有しているものである。
【0009】本発明によれば、内箱に透孔を形成し、区
画部材には側方に突出して、内箱の透孔を貫通し、内箱
外に臨む突起部を設け、区画部材の側方に対応する内箱
外面には、区画部材を固定するための止め板を配置する
と共に、この止め板には、突起部が貫通する貫通孔を形
成し、且つ、この貫通孔の縁部には突起部外面に噛み込
む爪部を形成したので、止め板の爪部を突起部外面に噛
み込ませることによって、区画部材と止め板は内箱の内
外においてそれぞれ安定的に仮り止めされるかたちとな
る。
【0010】これにより、区画部材と止め板とをネジ止
めなどによって固定する際、止め板などが脱落してしま
うなどの不都合も防止でき、組立作業性が著しく向上す
るものである。
【0011】請求項2の発明の冷蔵庫は、上記において
区画部材の突起部には電気配線を挿通するための配線孔
を形成すると共に、止め板には、当該止め板の外縁と貫
通孔とを連通する切欠部を形成したものである。
【0012】請求項2の発明によれば、上記に加えて区
画部材の突起部に電気配線を挿通するための配線孔を形
成した場合に、止め板にその外縁と貫通孔とを連通する
切欠部を形成したので、上記電気配線は切欠部を通して
貫通孔に配置すること可能となる。
【0013】これにより、配線の先端を止め板の貫通孔
に挿入し、そこに通しながら止め板を内箱外面に配置す
る必要が無くなり、組立作業性が一段と向上するもので
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明を適用した実施例として
の冷蔵庫1の各扉を除く正面図、図2は同じく扉を除く
冷蔵庫1の一部切欠正面図、図3は冷蔵庫1の縦断側面
図、図4は冷蔵庫1のもう一つの縦断側面図である。
【0015】本発明の冷蔵庫1は、前方に開口する鋼板
製の外箱2と、薄肉硬質樹脂(例えばABS樹脂)製の
内箱3間に発泡ポリウレタン断熱材4を現場発泡方式に
より充填して成る断熱箱体6により構成されており、こ
の断熱箱体6の庫内は、略中央部に設けられた区画部材
7によって上下に区画され、この区画部材7の上方を冷
蔵温度(+5℃程)に維持される冷蔵室8としている。
【0016】区画部材7の下方は更に区画部材10にて
上下に区画され、この区画部材10と区画部材7の間を
野菜などの乾燥を嫌う食品を収納するための野菜室11
とし、区画部材10の下方を凍結温度(−20℃程)に
冷却される冷凍室12としている。
【0017】前記冷蔵室8内には上下複数段の棚13・
・が架設されており、その下部には上面に開口する氷温
容器16が前後方向に納出自在に配置されている。この
氷温容器16の上側は棚板17にて閉塞され、前面は氷
温容器16の引き出し動作で開閉する蓋18にて閉じら
れており、これによって、氷温容器16内に氷温(0℃
〜−3℃)に維持される氷温室19を構成する。また、
冷蔵室8の前面開口は回動式の扉21にて開閉自在に閉
塞されている。
【0018】更に、冷蔵室8の背部には上部がY字状に
分岐した冷蔵室ダクト24が上下に渡って形成されてお
り、その左右には冷蔵室ダクト24の上端部と冷蔵室8
内に連通した冷蔵室冷気吐出口26が上下に複数形成さ
れている。また、前記氷温容器16内の氷温室19の背
方にも冷蔵室ダクト24に連通した氷温室冷気吐出口2
5、25が形成されると共に、その奥部には冷蔵室冷気
戻り口27が形成されている。即ち、氷温室19内を循
環した冷気と冷蔵室8内を循環した冷気の一部はこの冷
蔵室冷気戻り口27に流入する。
【0019】一方、前記区画部材7は、後部の仕切板2
8とその前側の内箱3開口縁部に取り付けられた仕切前
断熱部材29とから構成されている。仕切板28の前部
には、冷蔵室冷気戻り口31が形成されており、氷温容
器16の前部下側に位置している。この氷温容器16は
仕切板28と仕切前断熱部材29上に間隔を存して架設
されており、これによって、扉21の内側を降下して来
た冷蔵室8内の冷気は、氷温容器16の前側から冷蔵室
冷気戻り口31に流入可能としている。
【0020】前記仕切前断熱部材29は、内部中空の箱
状に構成されている。そして、図6に示す如くその左右
両側面前部には円筒状を呈して左右に突出した突起部7
6、76が形成され、この突起部76、76の内側には
仕切前断熱部材29の内外を連通するハーネス(電気配
線)77用の配線孔78、78が構成されている。
【0021】更に、この突起部76、76の後方の仕切
前断熱部材29の両側面には、ウレタン注入用の注入孔
79、79がそれぞれ開口形成されると共に、その後側
には側方に突出したボス80が形成されている。また、
仕切前断熱部材29の下面は後端部から前方に低く傾斜
しており、更にこの傾斜面には前後方向に延在する複数
のリブが一体に突出形成されている。
【0022】また、この仕切前断熱部材29の下面前部
には上蓋32が前方から差し込まれて固定されている。
この上蓋32は仕切前断熱部材29及び仕切板28の下
側に位置し、その固定部分を除いて仕切前断熱部材29
及び仕切板28との間に所定の間隔Gを形成する。そし
て、この間隔Gは少なくとも上蓋32の前端部で野菜室
11内に開放している。
【0023】この間隔Gの後端は連通孔33にてその後
方のダクト空間34に連通しており、ダクト空間34の
上部は前記冷蔵室冷気戻り口27に連通している。ま
た、前記冷蔵室ダクト24からはバイパスダクト36が
分岐して形成されており、このバイパスダクト36はダ
クト空間34の上部に連通している。
【0024】そして、前記野菜室11の右上奥部には野
菜室冷気戻り口37が形成されており、この野菜室11
の前面開口は引き出し式の扉38により開閉自在に閉塞
される。この場合、扉38の後面左右には図示しない扉
側レールが後方に延在して取り付けられており、内箱3
側左右には内箱側レール42が取り付けられ、扉側レー
ルがローラを介して内箱側レール42に滑動自在に支持
されるものである。
【0025】そして、この扉側レールには扉38の裏面
に位置して上面に開口した野菜容器43が取り付けられ
る。この野菜容器43の上縁周囲は、扉38が閉じられ
た状態で上蓋32に密着し、それによって、上面開口は
閉塞される。
【0026】他方、前記区画部材10は断熱材を内蔵し
た断面略L字状の断熱仕切壁9と、その前側の内箱3の
開口縁部に取り付けられた仕切前部材83とから構成さ
れている。また、この仕切前部材83の下方の内箱3の
開口縁部にはもう一つの仕切前部材84が取り付けら
れ、冷凍室12に対応する断熱箱体6の開口部を上下に
仕切っている。
【0027】これら仕切前部材83及び84は断熱材4
の充填以前に内箱3に取り付けられると共に、後側の断
熱仕切壁9は断熱箱体6の完成後に取り付けられるもの
であるが、この場合、仕切前部材83、84は、図5に
示す如く左右に形成された爪部81・・を内箱3の開口
縁部両側に形成された係合孔82・・・に前方から係合
させることによって内箱3に取り付けられる。
【0028】一方、前記冷凍室12の背部には仕切板4
4により冷却室46が画成されており、この冷却室46
は冷凍室12の背方から野菜室11後面の断熱仕切壁9
の背方まで渡っている。そして、この冷却室36内には
冷却装置を構成する冷却器47が縦設されると共に、こ
の冷却器47の上方の冷却室46内には、野菜室11背
方の断熱仕切壁9背方に位置して送風機48が設置され
ている。
【0029】この冷凍室12前面の上下二つ開口は前述
の扉38の場合と同様の方式で引き出し自在とされた上
下二段の引き出し式の扉51、52によりそれぞれ開閉
自在に閉塞される。これら扉51、52の裏面にはそれ
ぞれ上面に開口した容器53、54が取り付けられると
共に、各容器53、54が冷凍室12内の上下に配置さ
れて、冷凍食品やアイスクリームなどを収納するかたち
となる。
【0030】前記仕切板44と冷却器47及び送風機4
8間には冷気分配用ダクト56が形成されており、仕切
板44にはこのダクト56と冷凍室12とに連通する冷
凍室冷気吐出口57、58が各容器53、54の上奥部
に対応して開口している。また、断熱仕切壁9の下面に
はダクト56に連通した冷凍室用冷気ダクト64が形成
されている。冷凍室12内上部には自動製氷機61が取
り付けられており、自動製氷機61には冷凍室冷気吐出
口57から冷気が供給される。尚、62はこの自動製氷
機61への給水管である。また、容器54の背方には冷
却室46の下部に連通した冷凍室冷気戻り口63が形成
されている。
【0031】ダクト56の上部には送風機48の側方に
位置して冷気分配口66が形成され、この冷気分配口6
6から上昇する連通ダクト67は、野菜室11の背方に
おいて冷蔵室ダクト24の下端に連通している。この連
通ダクト67内には、前記各吐出口26、25やバイパ
スダクト36の手前に位置して、モータ駆動のダンパー
68が取り付けられており、野菜室11の背方に位置し
ている。
【0032】また、冷却器47の右側方には冷蔵室・野
菜室冷気戻りダクト71が形成されており、その上端は
前記野菜室冷気戻り口37に連通し、その下端は冷却室
46の下部に開口した冷蔵室・野菜室冷気戻り口72に
て冷却室46内に連通している。
【0033】この場合、冷却器47下側の冷却室46に
は右方に突出した凹部46Aが連続して形成されてお
り、前記冷蔵室・野菜室冷気戻り口72は、この凹部4
6Aの上面において、下前方に指向した状態で開放して
いる(図3参照)。
【0034】一方、断熱箱体6の底壁は後部が階段状に
立ち上がる形状とされており、この底壁の後部外側には
機械室73が形成されている。この機械室73内には冷
却装置を構成する図示しない圧縮機や蒸発皿コンデンサ
などが設置される。
【0035】係る構成で冷蔵庫1の動作及び冷気循環を
説明する。前記圧縮機と送風機48が運転されると、冷
却器47が冷却作用を発揮する。この冷却器47にて冷
却された極めて低温(−25℃〜−30℃)の冷気は、
上方の送風機48の運転により吸引され、前方の分配ダ
クト56に吹き出される。分配ダクト56に吹き出され
た冷気は冷凍室冷気吐出口57、58及び冷凍室用ダク
ト64から冷凍室12内の各容器53、54及び自動製
氷機61内に吐出され、−20℃程の凍結温度に冷却す
ると共に、製氷を行う。そして、冷凍室12内の冷気は
冷凍室冷気戻り口63から冷却器47の吸い込み側の冷
却室46内に帰還する(各図に矢印で示す)。
【0036】分配ダクト56に吹き出された冷気は、ま
た、冷気分配口66から連通ダクト67及びダンパー6
8を経て冷蔵室ダクト24に流入し、そこを上昇した
後、各冷蔵室冷気吐出口26・・及び氷温室冷気吐出口
25より冷蔵室8及び氷温室19内に吐出される(図中
矢印参照)。ダンパー68は冷蔵室8内の温度に基づき
制御されて連通ダクト67を開閉するので、それによっ
て、冷蔵室8内を+5℃程の冷蔵温度に、氷温室19内
は0℃〜−3℃程の氷温に維持される。
【0037】尚、このダンパー68を経た冷気(冷却器
47と熱交換した直後の低温の冷気)の一部は前記バイ
パスダクト36に流入し、直接ダクト空間34の上部に
流入する。
【0038】他方、冷蔵室8内を循環して扉21の内側
を流下して来た冷気は、氷温容器16の前部下側の冷蔵
室冷気戻り口31から上蓋32と区画部材7間の間隔G
内に流入する。そして、前方に移動しながら仕切前断熱
部材29下面の傾斜に沿って下方の野菜容器43周囲の
野菜室11内の空間に流下する。
【0039】また、氷温室19内を循環した冷気と、冷
蔵室8内を循環した冷気の残りは後部の冷蔵室冷気戻り
口27からダクト空間34内上部に流入し、そこで、バ
イパスダクト36を経て来た低温の冷気と混合される。
その後、連通孔33から間隔Gの後部に流入し、前述同
様に前方に移動し、途中冷蔵室冷気戻り口31からの冷
気と混じり合いながら仕切前断熱部材29下面の傾斜に
沿って下方の野菜容器43周囲の野菜室11内の空間に
流下する。
【0040】これによって、野菜容器43内を周囲から
保冷する。そして、野菜室11内を循環した冷気は野菜
室冷気戻り口37より冷蔵室・野菜室冷気戻りダクト7
1に流入し、そこを流下して冷蔵室・野菜室冷気戻り口
72より冷却器47の吸い込み側の冷却室46内に帰還
する(各図中矢印参照)。
【0041】このとき、冷蔵室・野菜室冷気戻り口72
は、冷却器47下側の冷却室46に連続して右方に突出
形成された凹部46Aの上面において、下前方に指向し
た状態で開放されているので、冷却器56との間に充分
な距離が確保されている。従って、比較的温度の高い湿
った冷気が冷蔵室・野菜室冷気戻り口72から冷却室4
6内に吹き出されても、戻り口72周囲に着霜が生じ難
くなる。
【0042】また、冷却器56の局部的な着霜も生じ難
くなるので、霜閉塞による冷却効果の悪化も抑制され
る。そして、戻り口72は冷却室46(凹部46Aを含
む)底面から離間しているので、除霜時に冷却器47か
ら滴下した除霜水が戻り口72に流入する危険性も無
い。これにより、冷蔵室・野菜室冷気戻り口72周囲の
水シールが不要となり、構造が簡素化される。
【0043】特に、以上のようにダンパー68を経た冷
気の一部を、冷蔵室8や氷温室19内を経ること無く直
接野菜室11に供給するバイパスダクト36を設けたの
で、このバイパスダクト36から野菜室11に冷蔵室8
などを経ていない新鮮な(低温)冷気を供給することが
できるようになる。
【0044】これにより、野菜室11には冷蔵室8から
の戻り冷気に加えて低温の冷気が供給されるようになる
ので、冷蔵室8側の負荷の状況に拘わらず、野菜室11
を安定的に冷却することができるようになる。
【0045】また、区画部材7を、仕切板28とこの仕
切板28の前側に設けられた仕切前断熱部材29とから
構成し、仕切板28には氷温容器16の前部下側に位置
して冷蔵室冷気戻り口31を形成すると共に、仕切前断
熱部材29の下面を前方に低く傾斜させたので、冷蔵室
8からの戻り冷気は氷温容器16の前部下側から区画部
材7と上蓋32間の間隔Gに流入し、前方に移動しなが
ら仕切前断熱部材29下面の傾斜に沿って下方の野菜容
器43周囲に流下するようになる。
【0046】そして、野菜容器43周囲を循環した冷気
は野菜室11の上奥部の野菜室冷気戻り口37に流入す
るので、これらによって、野菜容器43周囲を冷気が満
遍なく円滑に循環できるようになり、野菜容器43内を
斑無く良好に冷却することが可能となる。特に、冷蔵室
冷気戻り口31は氷温容器16の下側にあるので、見え
難く、扉21を開けた状態の外観にも支障を生じない。
【0047】更に、氷温容器16後側に形成されたもう
一つの冷蔵室冷気戻り口27から出た冷気がバイパスダ
クト36を経た冷気と混じり合い、区画部材7と上蓋3
2間の間隔G後部に流入するようにしたので、バイパス
ダクト36からの冷気が直接当たる区画部材7の仕切板
28或いは上蓋32部分の野菜室11が過冷却されるこ
とを防止することができる。これにより、野菜室11の
冷却効果を維持しつつ、仕切板28や上蓋32に断熱材
を貼る必要性や、野菜室11内の温度斑の発生を一層効
果的に解消することができるようになる。
【0048】次ぎに、以上の如き冷蔵庫1の断熱箱体6
の組立手順を説明する。先ず、内箱3を外箱2内に組み
込む以前に、仕切前断熱部材29と仕切前部材83、8
4を内箱3の所定の開口縁部に取り付ける。尚、仕切前
部材83、84に関しては前述したので説明を省略する
(図5)。
【0049】この場合、仕切前断熱部材29を固定する
部分の内箱3外面(仕切前断熱部材29の左右両側方に
対応する)には、鋼板製の止め板88が配置され、この
仕切前断熱部材29の側面周囲と内箱3との間にシール
材を介在させた状態で、この止め板88側からネジ91
・・を仕切前断熱部材29まで螺合させることによっ
て、後に詳述する如く仕切前断熱部材29は内箱3に固
定される(図9、図10)。尚、ネジ91・・を止め板
88側から止めるため、仕切前断熱部材29と内箱3間
に隙間が生じ難くなり、シール材によるシールも容易と
なる。
【0050】このとき、止め板88は仕切前断熱部材2
9の側面と略同等の寸法を呈しており、配線孔78を備
えた突起部76と注入孔79及びボス80にそれぞれ対
応する位置に、円形の貫通孔92と矩形状の注入孔93
及びボス孔90とがそれぞれ形成されている。特に、止
め板88の貫通孔92の縁部には、その円の中心に向け
て少許突出する三角形状の爪部101・・が複数形成さ
れており、更に、貫通孔92と止め板88の下縁(外
縁)とを連通するように所定幅の切欠部102も形成さ
れている(図8)。
【0051】また、仕切前断熱部材29の側面が対応す
る内箱3の側面にも、突起部76と注入孔79及びボス
80にそれぞれ対応する位置に透孔94と注入孔96及
びボス孔100が形成されている。
【0052】次ぎに、仕切前断熱部材29を内箱3に取
り付ける際には、先ず電気配線77の先端のコネクタ7
7Cを内箱3の透孔94に通し、電気配線77を透孔9
4の内側から外側に通してから、突起部76を透孔94
内に内側から差し込んでその先端部分の所定寸法分を外
側に臨ませる。また、ボス80もボス孔100に差し込
む(図6〜図7、図8)。これによって、仕切前断熱部
材29は内箱3に対して水平状態で位置決めされる。
【0053】次ぎに、止め板88の切欠部102を通し
て電気配線77を貫通孔92内に引き入れた状態で、貫
通孔92内に仕切前断熱部材29の突起部76の先端部
を差し込み、ボス80をボス孔90に差し込む。
【0054】このとき、止め板88の各爪部101・・
の先端を結ぶ円は、突起部76の外径よりも少許小さく
設定されている。そのため、突起部76を貫通孔92に
差し込んで行くことにより、各爪部101・・・は突起
部76の外面に噛み込むかたちとなり、これによって止
め板88は強固に突起部76に嵌合し、仮り止めされる
ことになる。
【0055】以上のようにして止め板88を仮り止めし
た後、ネジ91・・を止め板88側(外側)から図9、
図10の如く仕切前断熱部材29まで螺合させることに
よって、内箱3を挟んだ状態で仕切前断熱部材29を止
め板88に固着し、仕切前断熱部材29を内箱3に固定
する。
【0056】このように本発明では内箱3に透孔94を
形成し、区画部材7の仕切前断熱部材29には側方に突
出して、内箱3の透孔94を貫通し、内箱3外に臨む突
起部76を設け、仕切前断熱部材29の側方に対応する
内箱3の外面には、仕切前断熱部材29を固定するため
の止め板88を配置すると共に、この止め板88には、
突起部76が貫通する貫通孔92を形成し、且つ、この
貫通孔92の縁部には突起部76外面に噛み込む爪部1
01・・を形成したので、止め板88の爪部101を突
起部76外面に噛み込ませることによって、仕切前断熱
部材29と止め板88を内箱3の内外においてそれぞれ
安定的に仮り止めできる。
【0057】これにより、仕切前断熱部材29と止め板
88とをネジ止めする際、止め板88が脱落してしまう
などの不都合も防止でき、組立作業性が著しく向上す
る。特に、止め板88にはその下縁と貫通孔92とを連
通する切欠部102を形成したので、ハーネス77はこ
の切欠部102を通して貫通孔92に配置すること可能
となる。
【0058】これにより、ハーネス77の先端のコネク
タ77Cを止め板88の貫通孔92に挿入し、そこに通
しながら止め板88を内箱3外面に配置する必要が無く
なり、組立作業性が一段と向上する。
【0059】尚、この状態で、仕切前断熱部材29内は
各注入孔79、93、96を介して内箱3の外側に連通
する。このように仕切前断熱部材29と仕切前部材8
3、84が取り付けられた内箱3を外箱2内に組み込
み、それらの開口を下側として図示しない発泡治具内に
装填する。そして、外箱2の背面から断熱材4のウレタ
ン原液を注入する。
【0060】注入されたウレタン原液は発泡反応しなが
ら外箱2と内箱3間に充満すると共に、注入孔79、9
3及び96を通って仕切前断熱部材29内に両側方から
流入し、発泡充填される。これにより、仕切前断熱部材
29内に成形断熱材を取り付ける必要が無くなり、部品
点数の削減と生産性の著しい向上を図ることができるよ
うになる。また、仕切前断熱部材29内にも内箱3、外
箱2間の断熱材4が一体に充填されることにより、仕切
前断熱部材29の取付強度も著しく向上する。
【0061】係る断熱材4の発泡充填後、仕切板28は
仕切前断熱部材29の後方の内箱3に取り付けられると
共に、断熱仕切壁9は前述の如く仕切前部材83の後方
の内箱3にネジ止めされるものである。
【0062】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、内箱
に透孔を形成し、区画部材には側方に突出して、内箱の
透孔を貫通し、内箱外に臨む突起部を設け、区画部材の
側方に対応する内箱外面には、区画部材を固定するため
の止め板を配置すると共に、この止め板には、突起部が
貫通する貫通孔を形成し、且つ、この貫通孔の縁部には
突起部外面に噛み込む爪部を形成したので、止め板の爪
部を突起部外面に噛み込ませることによって、区画部材
と止め板は内箱の内外においてそれぞれ安定的に仮り止
めされるかたちとなる。
【0063】これにより、区画部材と止め板とをネジ止
めなどによって固定する際、止め板などが脱落してしま
うなどの不都合も防止でき、組立作業性が著しく向上す
るものである。
【0064】請求項2の発明によれば、上記に加えて区
画部材の突起部に電気配線を挿通するための配線孔を形
成した場合に、止め板にその外縁と貫通孔とを連通する
切欠部を形成したので、上記電気配線は切欠部を通して
貫通孔に配置すること可能となる。
【0065】これにより、配線の先端を止め板の貫通孔
に挿入し、そこに通しながら止め板を内箱外面に配置す
る必要が無くなり、組立作業性が一段と向上するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施例としての冷蔵庫の各扉
を除く正面図である。
【図2】同じく扉を除く本発明の冷蔵庫の一部切欠正面
図である。
【図3】本発明の冷蔵庫の縦断側面図である。
【図4】本発明の冷蔵庫のもう一つの縦断側面図であ
る。
【図5】本発明の冷蔵庫の内箱と仕切前部材の分解斜視
図である。
【図6】本発明の冷蔵庫の内箱と仕切前断熱部材及び止
め板の分解斜視図である。
【図7】止め板を取り付ける手順を示す本発明の冷蔵庫
の内箱と仕切前断熱部材及び止め板の分解斜視図であ
る。
【図8】仕切前断熱部材部分の図7の内箱の拡大斜視図
である。
【図9】止め板をネジ止めする状態を示す本発明の冷蔵
庫の内箱と仕切前断熱部材及び止め板の斜視図である。
【図10】止め板部分の図9の内箱の拡大斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 2 外箱 3 内箱 4 ポリウレタン断熱材 6 断熱箱体 7、10 区画部材 8 冷蔵室 9 断熱仕切壁 11 野菜室 12 冷凍室 29 仕切前断熱部材 46 冷却室 47 冷却器 48 送風機 76 突起部 77 ハーネス(電気配線) 88 止め板 91 ネジ 92 貫通孔 94 透孔 101 爪部 102 切欠部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内箱と外箱間に断熱材を発泡充填した断
    熱箱体にて構成され、この断熱箱体内を前記内箱に取り
    付けられた区画部材により、上下に区画して成る冷蔵庫
    において、 前記内箱に形成された透孔と、前記区画部材から側方に
    突出し、前記内箱の透孔を貫通して内箱外に臨む突起部
    と、前記区画部材の側方に対応する前記内箱外面に配置
    され、前記区画部材が固定される止め板とを備え、この
    止め板は、前記突起部が貫通する貫通孔と、この貫通孔
    の縁部に形成され、前記突起部外面に噛み込む爪部とを
    有していることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 区画部材の突起部には電気配線を挿通す
    るための配線孔を形成すると共に、止め板には、当該止
    め板の外縁と貫通孔とを連通する切欠部を形成したこと
    を特徴とする請求項1の冷蔵庫。
JP11642997A 1997-04-18 1997-04-18 冷蔵庫 Withdrawn JPH10300328A (ja)

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