JP3490861B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP3490861B2
JP3490861B2 JP08455797A JP8455797A JP3490861B2 JP 3490861 B2 JP3490861 B2 JP 3490861B2 JP 08455797 A JP08455797 A JP 08455797A JP 8455797 A JP8455797 A JP 8455797A JP 3490861 B2 JP3490861 B2 JP 3490861B2
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隆 加藤
修 望月
基幸 村社
宏 木部
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Sanyo Electric Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
    • F25D2700/02Sensors detecting door opening

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、断熱箱体の前面開
口を開閉自在に閉塞する扉と、この扉の開閉を検出する
ための扉スイッチを内箱の開口部に備えた冷蔵庫に関す
るものである。 【0002】 【従来の技術】従来よりこの種家庭用冷蔵庫は、何れも
前面に開口する鋼板製の外箱及び硬質樹脂製の内箱間に
発泡ポリウレタンなどの発泡断熱材を現場発泡方式にて
充填した断熱箱体から構成されており、この断熱箱体内
を区画することによって、−20℃などの凍結温度に冷
却される冷凍室や、+5℃などの冷蔵温度に維持される
冷蔵室、そして、野菜などの乾燥を嫌う食品を保存する
ための野菜室などを形成している。 【0003】特に、近年では例えば特開平8−3386
81号公報(F25D23/00)に示される如く、頻
繁に食品の納出が行われる冷蔵室や野菜室を上方に配置
し、長期保存を目的とした冷凍室は庫内の最下部に配置
した冷蔵庫が開発されている。この場合、冷蔵室は断熱
箱体内の上部に、野菜室は下部の冷凍室と上部の冷蔵室
の間に形成される。 【0004】そして、前記公報にも示される如く、冷蔵
室の前面開口は回動式の扉により、また、野菜室と冷凍
室の前面開口は引き出し式の扉によってそれぞれ開閉自
在に閉塞されていた。特に、冷凍室の場合には送風機の
運転を制御する関係上、内箱の開口縁には扉スイッチが
取り付けられる。この扉スイッチは、本体が断熱材側と
され、アクチュエータが内箱表面に突出するように配設
されており、開閉動作にて扉がこの扉スイッチのアクチ
ュエータを押し込み、或いは、それから離れることによ
って、扉の開閉を検出するようにしていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、特に上述の
如く冷蔵室や野菜室が冷凍室より上方に形成されている
場合、各室内に水などの液体をこぼした場合、或いは、
各室の内箱面に結露水などが付着した場合、これら水分
は内箱内面を伝って流下する。そして、区画部材などと
内箱との隙間を通って冷凍室まで侵入して来る。 【0006】一方で、冷凍室を含む各室には棚や容器の
支持のために内箱側面に前後に延在する凹凸部が形成さ
れているため、これらの水分はこれら凹凸面を伝って前
方開口方向に移動し、やがて内箱からアクチュエータが
突出する部分から扉スイッチ内に侵入するようになる。 【0007】この扉スイッチに浸水を来すと、内部の接
点の接触不良や短絡などを生起するため、従来では防水
型のスイッチを用いたり、格別な防水部品を取り付ける
などの対策を施しており、コストが高騰し、部品点数も
増加するなどの問題があった。 【0008】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、扉スイッチの浸水を簡単
な構成にて防止した冷蔵庫を提供することを目的とす
る。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明の冷蔵庫は、内箱
と外箱間に断熱材を充填した断熱箱体から構成され、こ
の断熱箱体の前面開口を開閉自在に閉塞する扉と、内箱
の開口部に取り付けられ、扉の開閉を検出するためのア
クチュエータを有した扉スイッチとを備えて成るもので
あって、内箱前部には、アクチュエータが内箱表面に突
出する部分より後側に位置して、上下に延在する溝を形
成したものである。 【0010】本発明によれば、内箱と外箱間に断熱材を
充填した断熱箱体から構成され、この断熱箱体の前面開
口を開閉自在に閉塞する扉と、内箱の開口部に取り付け
られ、扉の開閉を検出するためのアクチュエータを有し
た扉スイッチとを備えた冷蔵庫において、内箱前部に、
アクチュエータが内箱表面に突出する部分より後側に位
置して上下に延在する溝を形成したので、内箱内面を伝
って扉スイッチに接近する水分は、扉スイッチのアクチ
ュエータに至る以前に溝内に入り、そこを伝って流下す
るようになる。 【0011】これにより、断熱箱体内に生じた水分によ
る扉スイッチの浸水を確実に防止することができると共
に、内箱に溝を形成すると云う簡単な構造のため、従来
に比して著しいコストの削減と生産性の向上を図ること
ができるようになるものである。 【0012】 【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明を適用した実施例として
の冷蔵庫1の各扉を除く正面図、図2は同じく扉を除く
冷蔵庫1の一部切欠正面図、図3は冷蔵庫1の縦断側面
図、図4は冷蔵庫1のもう一つの縦断側面図である。 【0013】本発明の冷蔵庫1は、前方に開口する鋼板
製の外箱2と、これも前面に開口する硬質樹脂製の内箱
3間に発泡ポリウレタン断熱材4を現場発泡方式により
充填して成る断熱箱体6により構成されており、この断
熱箱体6の庫内は、略中央部に設けられた区画部材7に
よって上下に区画され、この区画部材7の上方を冷蔵温
度(+5℃程)に維持される冷蔵室8としている。 【0014】区画部材7の下方は更にた断面略L字状の
断熱仕切壁9にて上下に区画され、この断熱仕切壁9と
区画部材7の間を野菜などの乾燥を嫌う食品を収納する
ための野菜室11とし、断熱仕切壁9の下方を凍結温度
(−20℃程)に冷却される冷凍室12としている。 【0015】前記冷蔵室8内には上下複数段の棚13・
・が架設されており、その下部には上面に開口する氷温
容器16が前後方向に納出自在に配置されている。この
氷温容器16の上側は棚板17にて閉塞され、前面は氷
温容器16の引き出し動作で開閉する蓋18にて閉じら
れており、これによって、氷温容器16内に氷温(0℃
〜−3℃)に維持される氷温室19を構成する。また、
冷蔵室8の前面開口は回動式の扉21にて開閉自在に閉
塞されている。 【0016】更に、冷蔵室8の背部には上部がY字状に
分岐した冷蔵室ダクト24が上下に渡って形成されてお
り、その左右には冷蔵室ダクト24の上端部と冷蔵室8
内に連通した冷蔵室冷気吐出口26が上下に複数形成さ
れている。また、前記氷温容器16内の氷温室19の背
方にも冷蔵室ダクト24に連通した氷温室冷気吐出口2
5、25が形成されると共に、その奥部には冷蔵室冷気
戻り口27が形成されている。即ち、氷温室19内を循
環した冷気と冷蔵室8内を循環した冷気の一部はこの冷
蔵室冷気戻り口27に流入する。 【0017】一方、前記区画部材7は、後部の仕切板2
8とその前側の仕切前断熱部材29とから構成されてい
る。仕切板28の前部には、冷蔵室冷気戻り口31が形
成されており、氷温容器16の前部下側に位置してい
る。この氷温容器16は仕切板28と仕切前断熱部材2
9上に間隔を存して架設されており、これによって、扉
21の内側を降下して来た冷蔵室8内の冷気は、氷温容
器16の前側から冷蔵室冷気戻り口31に流入可能とし
ている。 【0018】他方、仕切前断熱部材29の下面は後端部
から前方に低く傾斜している。また、この仕切前断熱部
材29の下面前部には上蓋32が前方から差し込まれて
固定されている。この上蓋32は仕切前断熱部材29及
び仕切板28の下側に位置し、その固定部分を除いて仕
切前断熱部材29及び仕切板28との間に所定の間隔G
を形成する。そして、この間隔Gは少なくとも上蓋32
の前端部で野菜室11内に開放している。 【0019】この間隔Gの後端は連通孔33にてその後
方のダクト空間34に連通しており、ダクト空間34の
上部は前記冷蔵室冷気戻り口27に連通している。ま
た、前記冷蔵室ダクト24からはバイパスダクト36が
分岐して形成されており、このバイパスダクト36はダ
クト空間34の上部に連通している。 【0020】そして、前記野菜室11の右上奥部には野
菜室冷気戻り口37が形成されており、この野菜室11
の前面開口は引き出し式の扉38により開閉自在に閉塞
される。この場合、扉38の後面左右には図示しない扉
側レールが後方に延在して取り付けられており、内箱3
側左右には内箱側レール42が取り付けられ、扉側レー
ルがローラを介して内箱側レール42に滑動自在に支持
されるものである。 【0021】そして、この扉側レールには扉38の裏面
に位置して上面に開口した野菜容器43が取り付けられ
る。この野菜容器43の上縁周囲は、扉38が閉じられ
た状態で上蓋32に密着し、それによって、上面開口は
閉塞される。 【0022】一方、前記冷凍室12の背部には仕切板4
4により冷却室46が画成されており、この冷却室46
は冷凍室12の背方から野菜室11後面の断熱仕切壁9
の背方まで渡っている。そして、この冷却室36内には
冷却装置を構成する冷却器47が縦設されると共に、こ
の冷却器47の上方の冷却室46内には、野菜室11背
方の断熱仕切壁9背方に位置して送風機48が設置され
ている。尚、図5は仕切板44を装着した状態の冷凍室
12の正面図である。図6は仕切板44を取り去った冷
却室46の正面図で、図6中49は冷却器47の除霜ヒ
ータである。 【0023】この冷凍室12の前面開口は上下二段の引
き出し式の扉51、52により開閉自在に閉塞される。
この場合、冷凍室12の側面に位置する内箱3には内箱
側レール77、78が凹凸形状によって一体に形成され
ており、前記扉51、52の裏面に取り付けられた扉側
レールこれら内箱側レール77、78とその前端部のロ
ーラ79、81に支持されることによって、各扉51、
52は引き出し自在に設けられている。 【0024】そして、これら扉51、52の裏面にはそ
れぞれ上面に開口した容器53、54が取り付けられ、
冷凍食品やアイスクリームなどを収納するかたちとな
る。 【0025】また、この冷凍室12に対応する内箱3の
右側開口縁には扉スイッチ74、76が上下にそれぞれ
取り付けられている(図2では外されている)。この場
合、図8に示す如く扉スイッチ74、76は内箱3の裏
側(断熱材4側)に取り付けられ、そのアクチュエータ
74A、76Aが内箱3の表面に臨んで前方に突出する
かたちとされている。 【0026】そして、各扉51、52が閉じられると、
扉51、52が各扉スイッチ74、76のアクチュエー
タ74A、76Aをそれぞれ押し込むので、これによっ
て、各扉51、52が閉じられたことが検出される。他
方、扉51、52が開放される(引き出される)と、扉
51、52がアクチュエータ74A、76Aから離れ、
それらが突出するので、扉51、52が開放されたこと
が検出される。 【0027】更に、各扉スイッチ74、76の取付部分
の内箱3の側面には上下に延在する溝83、83が形成
されており、各溝83はアクチュエータ74A、76A
の突出部分よりも後側に位置している。また、下方の溝
83の上方の内箱3の側面にも溝82が上下に形成さ
れ、これは内箱側レール78よりも前側に位置してい
る。更に、上方の溝83の上方の内箱3の側面にも溝8
4が上下に形成されており、これは断熱区画壁9の継ぎ
目Pよりも前側に位置している。 【0028】前記仕切板44と冷却器47及び送風機4
8間には冷気分配用ダクト56が形成されており、仕切
板44にはこのダクト56と冷凍室12とに連通する冷
凍室冷気吐出口57、58が各容器53、54の上奥部
に対応して開口している。また、断熱仕切壁9の下面に
はダクト56に連通した冷凍室用冷気ダクト64が形成
されている。冷凍室12内上部には自動製氷機61が取
り付けられており、自動製氷機61には冷凍室冷気吐出
口57から冷気が供給される。尚、62はこの自動製氷
機61への給水管である。また、容器54の背方には冷
却室46の下部に連通した冷凍室冷気戻り口63が形成
されている。 【0029】ダクト56の上部には送風機48の側方に
位置して冷気分配口66が形成され、この冷気分配口6
6から上昇する連通ダクト67は、野菜室11の背方に
おいて冷蔵室ダクト24の下端に連通している。この連
通ダクト67内には、前記各吐出口26、25やバイパ
スダクト36の手前に位置して、モータ駆動のダンパー
68が取り付けられており、野菜室11の背方に位置し
ている。 【0030】また、冷却器47の右側方には冷蔵室・野
菜室冷気戻りダクト71が形成されており、その上端は
前記野菜室冷気戻り口37に連通し、その下端は冷却室
46の下部に開口した冷蔵室・野菜室冷気戻り口72に
て冷却室46内に連通している。 【0031】この場合、冷却器47下側の冷却室46に
は右方に突出した凹部46A(図6参照)が連続して形
成されており、前記冷蔵室・野菜室冷気戻り口72は、
この凹部46Aの上面において、下前方に指向した状態
で開放している(図3参照)。 【0032】一方、断熱箱体6の底壁は後部が階段状に
立ち上がる形状とされており、この底壁の後部外側には
機械室73が形成されている。この機械室73内には冷
却装置を構成する図示しない圧縮機や蒸発皿コンデンサ
などが設置される。 【0033】係る構成で動作及び冷気循環を説明する。
前記圧縮機と送風機48が運転されると、冷却器47が
冷却作用を発揮する。この冷却器47にて冷却された極
めて低温(−25℃〜−30℃)の冷気は上方の送風機
48の運転により吸引され、前方の分配ダクト56に吹
き出される。分配ダクト56に吹き出された冷気は冷凍
室冷気吐出口57、58及び冷凍室用ダクト64から冷
凍室12内の各容器53、54及び自動製氷機61内に
吐出され、−20℃程の凍結温度に冷却すると共に、製
氷を行う。そして、冷凍室12内の冷気は冷凍室冷気戻
り口63から冷却器47の吸い込み側の冷却室46内に
帰還する(各図に矢印で示す)。 【0034】分配ダクト56に吹き出された冷気はま
た、冷気分配口66から連通ダクト67及びダンパー6
8を経て冷蔵室ダクト24に流入し、そこを上昇した
後、各冷蔵室冷気吐出口26・・及び氷温室冷気吐出口
25より冷蔵室8及び氷温室19内に吐出される(図中
矢印参照)。ダンパー68は冷蔵室8内の温度に基づき
制御されて連通ダクト67を開閉し、それによって、冷
蔵室8内を+5℃程の冷蔵温度に、氷温室19内は0℃
〜−3℃程の氷温に維持される。 【0035】また、送風機48は各扉スイッチ74、7
6によって扉51、52が閉じられていることを検出し
ている状態で運転可能とされ、扉51、52が前述の如
く開放されると送風機48は強制的に停止される。それ
によって、冷凍室12からの冷気漏洩を抑制する。 【0036】尚、ダンパー68を経た冷気(冷却器47
と熱交換した直後の低温の冷気)の一部は前記バイパス
ダクト36に流入し、直接ダクト空間34の上部に流入
する。 【0037】他方、冷蔵室8内を循環して扉21の内側
を流下して来た冷気は、氷温容器16の前部下側の冷蔵
室冷気戻り口31から上蓋32と区画部材7間の間隔G
内に流入する。そして、前方に移動しながら仕切前断熱
部材29下面の傾斜に沿って下方の野菜容器43周囲の
野菜室11内の空間に流下する。 【0038】また、氷温室19内を循環した冷気と、冷
蔵室8内を循環した冷気の残りは後部の冷蔵室冷気戻り
口27からダクト空間34内上部に流入し、そこで、バ
イパスダクト36を経て来た低温の冷気と混合される。
その後、連通孔33から間隔Gの後部に流入し、前述同
様に前方に移動し、途中冷蔵室冷気戻り口31からの冷
気と混じり合いながら仕切前断熱部材29下面の傾斜に
沿って下方の野菜容器43周囲の野菜室11内の空間に
流下する。 【0039】これによって、野菜容器43内を周囲から
保冷する。そして、野菜室11内を循環した冷気は野菜
室冷気戻り口37より冷蔵室・野菜室冷気戻りダクト7
1に流入し、そこを流下して冷蔵室・野菜室冷気戻り口
72より冷却器47の吸い込み側の冷却室46内に帰還
する(各図中矢印参照)。 【0040】このとき、冷蔵室・野菜室冷気戻り口72
は、冷却器47下側の冷却室46に連続して右方に突出
形成された凹部46Aの上面において、下前方に指向し
た状態で開放されているので、冷却器56との間に充分
な距離が確保されている。従って、比較的温度の高い湿
った冷気が冷蔵室・野菜室冷気戻り口72から冷却室4
6内に吹き出されても、戻り口72周囲に着霜が生じ難
くなる。 【0041】また、冷却器56の局部的な着霜も生じ難
くなるので、霜閉塞による冷却効果の悪化も抑制され
る。そして、除霜ヒータ49による冷却器47の除霜時
にも露水が戻り口72に付着することが無くなると共
に、戻り口72は冷却室46(凹部46Aを含む)底面
から離間しているので、除霜時に冷却器47から滴下し
た除霜水が戻り口72に流入する危険性も無い。これに
より、冷蔵室・野菜室冷気戻り口72周囲の水シールが
不要となり、構造が簡素化される。 【0042】特に、以上のようにダンパー68を経た冷
気の一部を、冷蔵室8や氷温室19内を経ること無く直
接野菜室11に供給するバイパスダクト36を設けたの
で、このバイパスダクト36から野菜室11に冷蔵室8
などを経ていない新鮮な(低温)冷気を供給することが
できるようになる。 【0043】これにより、野菜室11には冷蔵室8から
の戻り冷気に加えて低温の冷気が供給されるようになる
ので、冷蔵室8側の負荷の状況に拘わらず、野菜室11
を安定的に冷却することができるようになる。 【0044】また、区画部材7を、仕切板28とこの仕
切板28の前側に設けられた仕切前断熱部材29とから
構成し、仕切板28には氷温容器16の前部下側に位置
して冷蔵室冷気戻り口31を形成すると共に、仕切前断
熱部材29の下面を前方に低く傾斜させたので、冷蔵室
8からの戻り冷気は氷温容器16の前部下側から区画部
材7と上蓋32間の間隔Gに流入し、前方に移動しなが
ら仕切前断熱部材29下面の傾斜に沿って下方の野菜容
器43周囲に流下するようになる。 【0045】そして、野菜容器43周囲を循環した冷気
は野菜室11の上奥部の野菜室冷気戻り口37に流入す
るので、これらによって、野菜容器43周囲を冷気が満
遍なく円滑に循環できるようになり、野菜容器43内を
斑無く良好に冷却することが可能となる。特に、冷蔵室
冷気戻り口31は氷温容器16の下側にあるので、見え
難く、扉21を開けた状態の外観にも支障を生じない。 【0046】更に、氷温容器16後側に形成されたもう
一つの冷蔵室冷気戻り口27から出た冷気がバイパスダ
クト36を経た冷気と混じり合い、区画部材7と上蓋3
2間の間隔G後部に流入するようにしたので、バイパス
ダクト36からの冷気が直接当たる区画部材7の仕切板
28或いは上蓋32部分の野菜室11が過冷却されるこ
とを防止することができる。これにより、野菜室11の
冷却効果を維持しつつ、仕切板28や上蓋32に断熱材
を貼る必要性や、野菜室11内の温度斑の発生を一層効
果的に解消することができるようになる。 【0047】他方、冷蔵室8や野菜室11内に水などの
液体をこぼした場合、或いは、各室の内箱3内面に結露
水などが付着した場合、これら水分は内箱3内面を伝っ
て流下し、区画部材7や断熱区画壁9と内箱3との隙間
を通って冷凍室12まで侵入して来る。そして、これら
の一部は図8に破線矢印で示す如く内箱側レール77や
78上面を伝って前方に移動して来るが、やがて溝84
或いは82に入って流下し、更に、溝84からは扉スイ
ッチ74部分の溝83に入り、溝82からは扉スイッチ
76部分の溝83に順次入って流下するようになる。 【0048】このように、内箱3内面を伝って扉スイッ
チ74、76に接近する水分は、扉スイッチ74、76
のアクチュエータ74A、76Aに至る以前に溝83内
に入り、そこを伝って流下するようになる。 【0049】これにより、各室内に生じた水分による扉
スイッチ74、76の浸水を確実に防止することができ
ると共に、内箱3に溝を形成すると云う簡単な構造のた
め、従来に比して著しいコストの削減と生産性の向上を
図ることができるようになる。 【0050】 【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、内箱
と外箱間に断熱材を充填した断熱箱体から構成され、こ
の断熱箱体の前面開口を開閉自在に閉塞する扉と、内箱
の開口部に取り付けられ、扉の開閉を検出するためのア
クチュエータを有した扉スイッチとを備えた冷蔵庫にお
いて、内箱前部に、アクチュエータが内箱表面に突出す
る部分より後側に位置して上下に延在する溝を形成した
ので、内箱内面を伝って扉スイッチに接近する水分は、
扉スイッチのアクチュエータに至る以前に溝内に入り、
そこを伝って流下するようになる。 【0051】これにより、断熱箱体内に生じた水分によ
る扉スイッチの浸水を確実に防止することができると共
に、内箱に溝を形成すると云う簡単な構造のため、従来
に比して著しいコストの削減と生産性の向上を図ること
ができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を適用した実施例としての冷蔵庫の各扉
を除く正面図である。 【図2】同じく扉を除く本発明の冷蔵庫の一部切欠正面
図である。 【図3】本発明の冷蔵庫の縦断側面図である。 【図4】本発明の冷蔵庫のもう一つの縦断側面図であ
る。 【図5】本発明の冷蔵庫の冷凍室部分の正面図である。 【図6】本発明の冷蔵庫の冷却室部分の正面図である。 【図7】冷凍室部分の本発明の冷蔵庫の縦断側面図であ
る。 【図8】本発明の冷蔵庫の扉スイッチ部分の拡大側面図
である。 【符号の説明】 1 冷蔵庫 2 外箱 3 内箱 4 ポリウレタン断熱材 7 区画部材 8 冷蔵室 9 断熱仕切壁 11 野菜室 12 冷凍室 16 氷温容器 24 冷蔵室ダクト 27、31 冷蔵室冷気戻り口 28 仕切板 29 仕切前断熱部材 32 上蓋 34 ダクト空間 36 バイパスダクト 37 野菜室冷気戻り口 43 野菜容器 46 冷却室 47 冷却器 48 送風機 51、52 扉 56 分配ダクト 67 連通ダクト 74、76 扉スイッチ 74A、76A アクチュエータ 82、83、84 溝
フロントページの続き (72)発明者 木部 宏 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−127487(JP,U) 実開 昭57−182085(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 29/00 F25D 23/00 307

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 内箱と外箱間に断熱材を充填した断熱箱
    体から構成され、この断熱箱体の前面開口を開閉自在に
    閉塞する扉と、前記内箱の開口部に取り付けられ、前記
    扉の開閉を検出するためのアクチュエータを備えた扉ス
    イッチとを備えて成る冷蔵庫において、 前記内箱前部には、前記アクチュエータが内箱表面に突
    出する部分より後側に位置して、上下に延在する溝を形
    成したことを特徴とする冷蔵庫。
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