JP2000337748A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

Info

Publication number
JP2000337748A
JP2000337748A JP14287299A JP14287299A JP2000337748A JP 2000337748 A JP2000337748 A JP 2000337748A JP 14287299 A JP14287299 A JP 14287299A JP 14287299 A JP14287299 A JP 14287299A JP 2000337748 A JP2000337748 A JP 2000337748A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerator
room
duct
air
cool air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14287299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3440025B2 (ja
Inventor
Michio Fukuda
道雄 福田
Mitsuhiko Nakamura
光彦 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP14287299A priority Critical patent/JP3440025B2/ja
Publication of JP2000337748A publication Critical patent/JP2000337748A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3440025B2 publication Critical patent/JP3440025B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2317/00Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2317/06Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation
    • F25D2317/067Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation characterised by air ducts

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵室のダクト構造において、コスト低減と
組立て工数の低減を図る。 【解決手段】 内箱23に形成したアンダーカット形状
の凹部55に、断面略コの字状をした発泡ポリスチレン
製のダクト板54の先端膨張部54aを嵌挿固定して冷
気吐出風路53を形成し、シール部材およびダクト板固
定部材が不要な簡素な風路構成で、コスト低減と組立て
工数の低減を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷蔵庫における風路
構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫の風路構成であるダクト装
置は、構成部材ならびに冷蔵庫内へ設置する際の組立性
がより簡素化されたものとなっている。
【0003】従来の冷蔵庫に設けられたダクト装置とし
ては実公昭51−4369号公報に示されるものがあ
る。
【0004】以下図面を参照しながら上記従来の冷蔵庫
を説明する。
【0005】図6は従来の冷蔵庫の正面図である。図7
は従来の冷蔵庫の縦断面図である。図8は従来の冷蔵庫
の図6におけるA−A断面図である。図6から図8にお
いて、1は冷蔵庫外箱、2は冷蔵室3を形成する冷蔵室
内箱、4はその下部に設置された冷凍室5を形成する冷
凍室内箱である。各内箱は別体に形成されたのちネジな
どで冷蔵庫外箱1内に適宜固定されている。6は各内箱
と冷蔵庫外箱1との間に充填された断熱材である。7は
冷凍室冷気を冷蔵室上部へ導く冷蔵室吹出ダクトで、図
8に詳示するように冷蔵室内箱2に凸部8を形成し、そ
の背面に設置されたフォームなどの断熱体9および前記
断熱体9を介して冷蔵室内箱2にネジ止めされた鋼板製
のダクト板10とより構成されている。11は冷凍室冷
気入口であり、12は冷気出口である。また、13は冷
蔵室吸込ダクト、14は冷蔵室空気入口であり、15は
冷蔵室空気出口である。16は冷蔵室吸込ダクト13の
前方部に重合状態に設けられた冷却器室で、17は冷却
器、18は冷凍室冷気吸入口、19は冷凍室冷気吹出口
である。20はファンモータにより駆動されるファンで
ある。
【0006】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作を説明する。
【0007】まず冷却器17で冷却された冷気はまず冷
凍室5に冷却器室16の冷凍室冷気吹出口19から吹出
され、実線矢印で示したように循環し、再び冷却器室1
6の下部の冷凍室冷気吸入口18より吸引される。一方
冷凍室5に吹出された冷気の一部は破線矢印で示すよう
に冷気入口11から吹出ダクト7内に入り冷気出口12
を通って冷蔵室3内に入り、冷蔵室3内を冷却後冷蔵室
空気入口14から吸込ダクト13内に入り、冷蔵室空気
出口15を通って冷却器室16の下部より吸引され、そ
れぞれの室3,5を適温に保持する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成は、ダクト板10を断熱材6の中に設けているた
め、シール部材として断熱体9が必要となっており、さ
らに冷蔵室吹出ダクト7の全高寸法が増加すればその
分、断熱体9も増加するためコストアップにつながると
いう欠点があった。さらに、ダクト板10はネジにより
冷蔵室内箱2に固定されているため組立工数も増大し、
ダクト板10と冷蔵室内箱2間のシール性を確保するた
めにネジの本数も増やさなければならないという事も、
組立工数の増加につながっているという欠点があった。
さらに、ダクト板10は鋼板製となっているため単品と
しての重量も増大し、また冷蔵庫本体の重量も増大する
ため、ダクト板単品ならびに冷蔵庫本体共、運搬性に欠
けるという欠点があった。
【0009】また、ダクト7内は冷気温度が低くしかも
長さが長いためダクト7内に露が付きやすく、鋼板製の
ダクト板10は錆防止のため高価な材料となるという欠
点があった。
【0010】また、冷蔵室吹出ダクト7と冷蔵室吸込ダ
クト13の配置が特に配慮されておらず、冷気出口12
から冷蔵室空気入口14に向けて通過する冷気は冷蔵室
3内全域には循環されず、室内に冷却温度むらが生じる
という欠点があった。
【0011】また、図示していないが、冷蔵室3内を照
明する室内照明灯を取り付ける場合、庫内の任意の場所
に配置すると室内照明灯の発熱により室内の温度上昇や
周辺部品の熱変形などの影響を及ぼす場合があった。さ
らに、冷凍室5内に自動製氷装置を設ける場合にあって
は、冷蔵室3内に備えた給水タンクから製氷機に至る給
水パイプの配置を任意に行なえば室内の対流冷気や温度
分布の影響により、給水パイプ内の残留水が氷結して給
水障害を引き起こす場合があった。
【0012】本発明は従来の課題を解決するもので、ダ
クト部のコストダウンおよび組立工数減を図り、貯蔵室
内の容積を有効に確保しながら効率よく冷却できる冷蔵
庫を提供することを目的としている。
【0013】また、室内や周辺部品への熱影響を排除し
た室内照明灯の配置を提供することを目的としている。
【0014】また、氷結による給水障害を防止できる自
動製氷装置の給水パイプの配置を提供することを目的と
している。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、冷蔵庫本体の内箱に形成された凹部と、ダ
クト板とを係合し通風路を形成するものである。
【0016】これにより、簡素な構造で風路が構成でき
る。
【0017】また、本発明は内箱をアンダーカット成形
して形成した凹部に、断面略コの字状のダクト板の先端
膨張部を嵌挿固定するものである。
【0018】これにより、ダクト部におけるシール部材
ならびに固定部材を廃止することができ、コストダウン
と組立工数減が図れる。
【0019】また、本発明は通風路を冷気吐出風路とし
て貯蔵室内の背面左右のいずれか一側に上下方向に形成
し、他側に上下方向に形成された冷気吸入風路を有する
ものである。
【0020】これにより、簡素な風路構成で貯蔵室内の
奥行き容量を確保しながら冷却分布が均一化される。
【0021】また、本発明は冷気吐出風路を形成するダ
クト板を、仕切壁を貫通して冷却器室に上下に連通させ
るよう構成したものである。
【0022】これにより仕切壁において、ダクトとの連
結部を廃止することにより、連結部でのシール部材を廃
止することができ、コストダウンと組立工数減に加え冷
気漏れ防止を図ることができる。
【0023】また、本発明は冷蔵室の冷気吸入風路内に
室内照明灯を設置したものである。
【0024】これにより、室内照明の熱による温度上昇
や周辺部品の熱影響を抑制することが出来る。
【0025】また、本発明は冷気吸入風路内に製氷用給
水パイプを設置したものである。
【0026】これにより、製氷用給水パイプ内の水の凍
結を防止することが出来る。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、冷蔵庫本体の内箱に形成された凹部にダクト板を係
合して通風路を形成したものであり、内箱の凹部とダク
ト板との係合により、ダクト板が内箱凹部に密接し、ダ
クト板と凹部の間に上下に連通した通気空間が形成され
る。
【0028】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、内箱をアンダーカット成形して形成し
た凹部に断面略コの字状に形成したダクト板の先端膨張
部を嵌挿固定したものであり、凹部のアンダーカット部
にダクト板の膨張部が嵌着されてダクト板が内箱に固定
され、風路の冷気漏れが防止される。
【0029】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、ダクト板の材質を発泡ポリス
チレンとしたものであり、適度な復元性で内箱凹部と密
着嵌合され、風路の断熱作用も発揮する。また、鋼板製
のダクト板に比べ重量が軽減される。
【0030】請求項4に記載の発明は、請求項1から3
のいずれか一項に記載の発明にさらに、通風路を冷気吐
出風路として貯蔵室内の背面左右のいずれか一側に上下
方向に設け、他側に冷気吸入風路を設けたものであり、
収納性の良い貯蔵室内の中央部に風路が出張らず奥行き
方向の貯蔵空間を確保でき、貯蔵室内全体を左右に横断
する冷気の流れで冷却むらが抑えられる。
【0031】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明にさらに、断熱箱体を複数の貯蔵室に区画し、一
方の貯蔵室の一画に冷凍サイクルの冷却器を配置した冷
却器室を備え、ダクト板は仕切壁を貫通して他方の貯蔵
室から冷却器室に上下に連通させたものであり、貯蔵室
間をダクト板が連通することにより、各貯蔵室間に設置
された仕切壁においてダクトとの連結部が不要となる。
【0032】請求項6に記載の発明は、請求項4または
5に記載の発明において、冷蔵庫本体上部に設けた貯蔵
室を冷蔵室とし、前記冷蔵室の冷気吸入風路内に室内照
明灯を設置したものであり、室内照明灯の熱が冷蔵室内
に直接作用せず、周辺部品が通風雰囲気中にあり温度上
昇しにくい。
【0033】請求項7に記載の発明は、請求項4または
5に記載の発明において、冷蔵庫本体上部に設けた貯蔵
室を冷蔵室とし、前記冷蔵室の冷気吸入風路内に自動製
氷装置の製氷用給水パイプを配置することを特徴とする
ものであり、給水タンクから製氷装置へ導かれる経路と
なる製氷用給水パイプが、冷蔵室を循環した後の冷気吸
入風路内にあるので給水パイプ内の水が氷結しない。
【0034】
【実施例】以下、本発明の冷蔵庫の実施例について、図
面を参照しながら説明する。
【0035】(実施例1)図1は本発明の実施例1によ
る冷蔵庫の正面図である。図2は、図1における縦断面
図である。図3は図1におけるB−B断面図である。図
4は本発明による実施例の冷蔵庫のC−C断面図であ
る。図5は本発明による実施例1の冷蔵庫の断面D−D
図である。図1から図5において21は冷蔵庫本体を構
成する断熱箱体、22は外箱、23は内箱、24は前記
外箱22と前記内箱23との間に充填された断熱材であ
る。前記内箱23内は仕切り板25、26によって冷蔵
室27、野菜室28、冷凍室29とに仕切られている。
前記仕切壁26は前記野菜室28と前記冷凍室29を区
画し、中には断熱材(例えば発泡ポリスチレンや発泡ポ
リウレタンなど)が充填されている。30は前記冷蔵室
27内に適当な間隔で複数設けられた棚であり、前記棚
30の相互間に複数の収納区画31を構成している。3
2は前記冷蔵室27内の下部に設けた低温室であり、収
納容器33を備えて主として肉、魚介類などの生鮮食品
を冷蔵室以下の温度(例えば約0℃のチルドや約―3℃
のパーシャルフリージングなど)で貯蔵する。
【0036】34は前記冷蔵室27の開口面に開閉自在
に取付けられた回転式扉である。
【0037】35は前記野菜室28の開口面に開閉自在
に取付けられた引き出し式扉であり、室内側の収納容器
36を一体に引き出せるよう構成されている。また37
は前記冷凍室29の開口面に開閉自在に取付けられた引
き出し式扉であり、室内側の収納容器38を一体に引き
出せるよう構成されている。39は前記収納容器38の
上部に前後方向に移動可能に設けられた第2の収納容器
である。
【0038】40は断熱箱体21の下部に形成された機
械室であり冷凍室29の後方に冷凍サイクルの圧縮機4
1、前記圧縮機41と断熱箱体21の断熱壁42を介し
て左右方向に並設された冷却器43を配置しており、さ
らに冷凍室29の下方には凝縮器44を収納している。
45は前記冷却器43の下方に配置した除霜水蒸発用の
蒸発皿であり、前記圧縮機41から凝縮器44に至るま
での凝縮器配管44aが貯水された除霜水に浸積するよ
うに配置されている。46は機械室40内に設けて前記
圧縮機41、凝縮器44、蒸発皿45への空気対流を促
進するための強制通風用の送風機である。
【0039】また、47は前記機械室40の前面に開口
して前記凝縮器44側に空気を取り取り入れるための空
気吸入口、48は前記機械室40の前面に開口した空気
吐出口であり、前記空気吸入口47と前記空気吐出口4
8に連通するそれぞれの通風路は仕切板49によって仕
切られている。そして送風機46の強制通風作用により
空気は前記空気吸入口47、凝縮器44、蒸発皿45、
圧縮機41、空気吐出口48と順に流れるように構成さ
れている。
【0040】また、50は前記冷却器43の上方に位置
し強制通風用の送風機である。51は前記送風機50と
左右方向に並設され前記圧縮機41の上方に設けられた
ダンパー装置であり前記冷蔵室27、野菜室28、低温
室32への冷気供給量を調節する。また、52は前記冷
却器43が配置される冷却器室で、前記冷却器室52に
は少なくとも前記冷却器43、前記送風機50、そして
前記ダンパー装置51が配置され前方の貯蔵室(たとえ
ば冷凍室29)と区画形成されている。
【0041】53は前記ダンパー装置51より前記冷蔵
室27、低温室32へと冷気を導く冷気吐出風路であ
り、前記冷気吐出風路53を形成するダクト板54は断
熱材(例えば発泡ポリスチレンなど)でできた断面略コ
の字状の部材で、前記ダクト板54と係合する内箱23
には上下方向に二条の凹部55が形成され、前記凹部5
5は前記ダクト板54が嵌め込まれたとき凹部55から
冷気が漏れないように固定される。
【0042】ここで、前記凹部55の形状としては、例
えば入口の間口より内部寸法の大きい所謂アンダーカッ
ト形状に内箱23を成形し、それに嵌合するようにダク
ト板54のコの字状先端部に膨張部54aを形成して差
し込むことで密着固定される。
【0043】また、前記冷気吐出風路53は庫内の奥面
の片側側端部を上下方向に連通し、冷蔵室27内では背
面化粧板56に覆われて、前記複数の収納区画31に開
口する冷気吐出口57を設けている。58は低温室32
に開口する冷気吐出口である。
【0044】59は冷蔵室27の上部に設けた空気循環
用送風機である。60は前記空気循環用送風機59の吐
出側に連通し冷蔵室27の天面に設けられた空気吐出風
路であり、61は前記空気吐出風路60の先端で冷蔵室
27に開口する空気吐出口である。62は前記空気循環
用送風機59の吸入側に連通し、背面化粧板56の裏面
に形成した空気吸入風路である。また、63は前記空気
吸入風路62に対応して冷蔵室27の適所で前記背面化
粧板56に開口した空気吸入口である。
【0045】64は冷蔵室27、野菜室28、低温室3
2を冷却した冷気を前記冷却器43に帰還させるための
冷気吸入風路であり、前記冷気吐出風路53とは相対し
た庫内の奥面の片側側端部を上下方向に連通し、冷蔵室
27内では背面化粧板56に覆われて、前記複数または
1つの収納区画31に開口する冷気吸入口65を設けて
いる。
【0046】66は野菜室28の奥面に開口され前記冷
気吸入風路64に合流する冷気吸入口である。
【0047】67は室内照明灯で、表面には照明カバー
68を備え、前記照明カバー68は半透明を基調とし
て、冷蔵室27内側へ湾曲した形状をしており、背面化
粧板56に着脱できるように設置されている。
【0048】69は冷蔵室27の下部に配置された給水
タンクで、冷凍室29に備えられた自動製氷装置70へ
製氷用給水パイプ71によって結合されている。
【0049】72は前記仕切板25の前方に設けられた
連通口である。73は前記送風機50の前方に開口され
た前記冷凍室29内への冷気吐出口である。74は冷凍
室29の奥面下部に設けられ前記冷却器43の下端部に
連通する冷気吸入口である。75は冷却器43の後方を
通過し、冷却器43の左右幅全体を使って帰還するよう
に前記冷気吸入風路64を形成した断面略コの字状のダ
クト板である。
【0050】また、76は冷凍室29の奥面に設けて冷
凍室内の温度を検知する温度検知器で、77は冷蔵室2
7の奥面に設けて冷蔵室内の温度を検知する温度検知器
である。
【0051】以上のように構成された冷蔵庫について以
下、その動作について説明する。
【0052】まず、冷凍室29内の温度検知器76の検
知温度が設定値より高い場合、冷凍サイクルを構成する
圧縮機41が運転し、冷却器43で冷却された冷気は送
風機50によって強制通風され、冷凍室29については
冷気吐出口73から冷凍室29に吐出された後、冷気吸
入口74から冷却器43に戻される。そしてこの冷気循
環を繰り返し温度検知器76の検知温度が設定値より低
くなると圧縮機41は停止し、以後この作用を繰り返し
て冷凍室29は所定の冷凍室温度(たとえば−18℃な
ど)に維持される。
【0053】また、温度検知器76、77の検知温度が
設定値より高い場合、ダンパー装置51が開放して、冷
却器43で冷却された冷気は送風機50によって強制通
風され、一部は冷凍室29に吐出される冷気吐出口73
へ導かれ、残りの冷気は開放されたダンパー装置51を
通って冷気吐出風路53へ連通し、残りの冷気の一部は
冷気吐出口58から低温室32に吐出され所定のチルド
温度(たとえば0℃など)に維持される。そして低温室
32を循環した冷気は低温室32と野菜室28を仕切る
仕切板25前方に設けられた連通口72に導かれ、野菜
室28の収納容器36内を間接的に冷却した後、冷気は
冷気吸入口66に導かれ冷気吸入風路62に合流し冷却
器43へ帰還する。これによって収納容器36内の野菜
は所定の野菜室温度(たとえば6℃など)に維持され
る。
【0054】また、残った冷気は冷気吐出風路53を通
って冷気吐出口57から冷蔵室27内に吐出され所定の
冷蔵室温度(たとえば4℃など)に維持される。吐出さ
れた冷気は冷蔵室27内を循環した後、一部は冷気吸入
口63から冷気吸入風路64へ導かれ冷却器43へ帰還
する。前記冷気吸入風路64を形成する吸入ダクト75
を通過する冷気は冷却器43と均一に熱交換され、偏っ
た着霜を低減できる。
【0055】また、冷蔵室27内を循環した残りの冷気
は空気吸入口63から空気吸入風路62に流入し、室内
照明灯67を通過した後、空気循環用送風機59によっ
て天面の空気吐出風路60を通じて空気吐出口61より
冷蔵室27上部前面に吐出される。また前記空気循環用
送風機59はダンパー装置51の開放期間に合わせて、
また冷蔵室の扉34の開放終了後、一定時間運転される
よう構成されている。
【0056】このように冷気吐出風路53を構成するダ
クト板54と内箱の凹部55の組み合わせ構造について
は、凹部55のアンダーカット形状にダクト板の先端膨
張部54aを圧入して嵌合しているためダクト板54が
抜け落ちることなく密着して固定される。特にダクト板
54が適度の復元性をもった発泡ポリスチレンで形成さ
れているため、アンダーカット部に装着する際に押込め
ば簡単に装着でき外れない。
【0057】このため、従来のようにダクト板54を固
定するための部材やシール部材が不要となりコストダウ
ンが図れ、組立て工数の低減も図れる。また、ダクト板
54自体が発泡ポリスチレン性であり冷気吐出風路53
の断熱が図れる。また、冷蔵庫の軽量化にも寄与する。
【0058】そして、冷気吐出風路53はダンパー装置
51より上方にほぼ直結して送風抵抗の少ない構成とな
っているために冷却効率が高い。また、従来のように仕
切壁25、26の部分で風路を連結する必要がないた
め、連結のためのシール部材が不要となり、コストダウ
ンと組立て工数の低減が図れる。また、冷気漏れの心配
がない。
【0059】さらに、冷蔵室27内では吐出された冷気
が上下方向に設けた複数の冷気吐出口57から空気吸入
口63へ室内を横断するように流通するため室内全体の
冷却むらが抑制される。
【0060】また、冷気吐出風路53と冷気吸入風路6
4が冷蔵室27の背面左右に配置されているため最も収
納性の高い室内中央部に風路が出張らず、冷蔵室27の
奥行きの有効容積が増加して使い勝手が向上する。
【0061】また、冷蔵室の室内照明灯67が冷気吸入
風路64内に配置されているため、室内照明灯67の発
熱が直接冷蔵室27内に影響せず室内温度上昇を抑制す
ることができる。また、通気路中にあって熱がこもらな
いため室内照明灯67の周辺部品の熱変形など熱的影響
を排除することができる。
【0062】また、製氷用給水パイプ72は給水タンク
69から出たあと冷気吸入風路64を形成する吸入ダク
ト75内に固定配置され、断熱壁である仕切り板26内
に挿入固定され冷凍室29の上部にある自動製氷装置7
0に導かれるため、前記製氷用給水パイプ71が配置さ
れる部分は常にプラス温度帯の空間なので、給水パイプ
71内の水が凍結することはない。
【0063】なお、本実施例では主に吐出ダクトについ
て述べたが、ダクトの基本構成を吸入ダクト側に適用す
ることも可能である。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、、冷蔵庫本体の内箱に形成された凹部にダクト板
を係合して通風路を形成したものであり、簡素な構造で
風路が構成できる。
【0065】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、内箱に形成された凹部に、冷気吐出風
路を形成するためのダクトを差し込み固定したもので、
ダクト部におけるシール部材ならびに固定部材を廃止す
ることができ、コストダウンと組立工数減を図ることが
できる。
【0066】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、ダクト板の材質を発泡ポリス
チレンとしたもので、適度な復元性で内箱凹部と密着性
が高まる。また、風路の断熱作用も発揮し、軽量化にも
寄与する。
【0067】請求項4に記載の発明は、請求項1から3
のいずれか一項に記載の発明にさらに、通風路を冷気吐
出風路として貯蔵室内の背面左右のいずれか一側に上下
方向に設け、他側に冷気吸入風路を設けたもので、収納
性の良い貯蔵室内の中央部に風路が出張らず奥行き方向
の有効容積が増加して使い勝手が向上する。また、貯蔵
室内全体を左右に横断する冷気の流れで冷却温度むらが
抑えられ冷却効率が高まる。
【0068】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明にさらに、断熱箱体を複数の貯蔵室に区画し、一
方の貯蔵室の一画に冷凍サイクルの冷却器を配置した冷
却器室を備え、ダクト板は仕切壁を貫通して他方の貯蔵
室から冷却器室に上下に連通させたもので、仕切壁にお
いてダクトとの連結部が不要となりコストダウンと組立
て工数の低減が図れ、シールの信頼性が高まる。
【0069】請求項6に記載の発明は、請求項4または
5に記載の発明において、冷蔵庫本体上部に設けた貯蔵
室を冷蔵室とし、前記冷蔵室の冷気吸入風路内に室内照
明灯を設置したもので、室内照明灯の熱による冷蔵室内
の温度上昇と周辺部品への熱影響が防止できる。
【0070】請求項7に記載の発明は、請求項4または
5に記載の発明において、冷蔵庫本体上部に設けた貯蔵
室を冷蔵室とし、前記冷蔵室の冷気吸入風路内に自動製
氷装置の製氷用給水パイプを配置することを特徴とする
もので、給水パイプ内の水の氷結を防止でき、自動製氷
装置に安定した水の供給を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による冷蔵庫の正面図
【図2】本発明の実施例1による冷蔵庫の縦断面図
【図3】図1のB−B線断面図
【図4】図1のC−C線断面図
【図5】図1のD−D線断面図
【図6】従来の冷蔵庫の正面図
【図7】従来の冷蔵庫の縦断面図
【図8】図6のA−A線断面図
【符号の説明】
21 断熱箱体 23 内箱 25 仕切壁 26 仕切壁 27 冷蔵室(貯蔵室) 29 冷凍室(貯蔵室) 43 冷却器 52 冷却器室 53 冷気吐出風路(通風路) 54 ダクト板(発泡ポリスチレン) 54 膨張部 55 凹部 64 冷気吸入風路 67 室内照明灯 71 製氷用給水パイプ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱箱体の内箱に形成された凹部と、前
    記凹部と係合するダクト板により通風路を形成したこと
    を特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 内箱をアンダーカット成形して形成した
    凹部に断面略コの字状に形成したダクト板の先端膨張部
    を嵌挿固定したことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵
    庫。
  3. 【請求項3】 ダクト板の材質を発泡ポリスチレンとし
    たことを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 通風路を冷気吐出風路として、断熱箱体
    で形成した貯蔵室内の背面左右のいずれか一側に上下方
    向に設け、他側に冷気吸入風路を設けたことを特徴とす
    る請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 断熱箱体を仕切壁で複数の貯蔵室に区画
    し、一方の貯蔵室の一画に冷凍サイクルの冷却器を配置
    した冷却器室を備えて、ダクト板は前記仕切壁を貫通し
    て他方の貯蔵室から前記冷却器室に上下に連通させたこ
    とを特徴とする請求項4記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 断熱箱体上部に設けた貯蔵室を冷蔵室と
    し、前記冷蔵室の冷気吸入風路内に室内照明灯を配置し
    たことを特徴とする請求項4または5に記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 断熱箱体上部に設けた貯蔵室を冷蔵室と
    し、前記冷蔵室の冷気吸入風路内に自動製氷装置の製氷
    用給水パイプを配置したことを特徴とする請求項4また
    は5に記載の冷蔵庫。
JP14287299A 1999-05-24 1999-05-24 冷蔵庫 Expired - Fee Related JP3440025B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14287299A JP3440025B2 (ja) 1999-05-24 1999-05-24 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14287299A JP3440025B2 (ja) 1999-05-24 1999-05-24 冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000337748A true JP2000337748A (ja) 2000-12-08
JP3440025B2 JP3440025B2 (ja) 2003-08-25

Family

ID=15325569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14287299A Expired - Fee Related JP3440025B2 (ja) 1999-05-24 1999-05-24 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3440025B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010007870A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Panasonic Corp 冷蔵庫
JP2013164259A (ja) * 2013-05-28 2013-08-22 Panasonic Corp 冷蔵庫
JP2013238323A (ja) * 2012-05-14 2013-11-28 Panasonic Corp 冷蔵庫
JP2015042909A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 日立アプライアンス株式会社 冷蔵庫
WO2017183105A1 (ja) * 2016-04-19 2017-10-26 三菱電機株式会社 冷蔵庫、及び冷蔵庫の製造方法
WO2019125373A1 (en) 2017-12-18 2019-06-27 Whirlpool Corporation Wall panel for an appliance

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010007870A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Panasonic Corp 冷蔵庫
JP2013238323A (ja) * 2012-05-14 2013-11-28 Panasonic Corp 冷蔵庫
JP2013164259A (ja) * 2013-05-28 2013-08-22 Panasonic Corp 冷蔵庫
JP2015042909A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 日立アプライアンス株式会社 冷蔵庫
WO2017183105A1 (ja) * 2016-04-19 2017-10-26 三菱電機株式会社 冷蔵庫、及び冷蔵庫の製造方法
WO2019125373A1 (en) 2017-12-18 2019-06-27 Whirlpool Corporation Wall panel for an appliance
EP3728969A4 (en) * 2017-12-18 2021-09-01 Whirlpool Corporation APPLIANCE WALL PANEL
US11274874B2 (en) 2017-12-18 2022-03-15 Whirlpool Corporation Wall panel for an appliance
US11585592B2 (en) 2017-12-18 2023-02-21 Whirlpool Corporation Wall panel for an appliance
US11913712B2 (en) 2017-12-18 2024-02-27 Whirlpool Corporation Wall panel for an appliance

Also Published As

Publication number Publication date
JP3440025B2 (ja) 2003-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100379785B1 (ko) 냉장고
KR102627719B1 (ko) 냉장고
JP2007010174A (ja) 冷蔵庫
WO2012105250A1 (ja) 冷蔵庫
JP6706749B2 (ja) 冷蔵庫
JP3904866B2 (ja) 冷蔵庫
JP4672506B2 (ja) 冷蔵庫
JP3440025B2 (ja) 冷蔵庫
JP3507670B2 (ja) 冷蔵庫
JP4488977B2 (ja) 冷蔵庫
JP3600579B2 (ja) 冷蔵庫
JP3510770B2 (ja) 冷蔵庫
KR19990030104A (ko) 냉장고
JP3627326B2 (ja) 冷蔵庫
CN112074699A (zh) 冰箱
JP4270920B2 (ja) 冷凍冷蔵庫
JP3322495B2 (ja) 冷凍冷蔵庫
CN115479428B (zh) 冷藏冷冻装置及其安装方法
JPH08247638A (ja) 冷蔵庫
JPH06257929A (ja) 冷却貯蔵庫
JP3179671B2 (ja) 冷蔵庫
KR200292004Y1 (ko) 냉장고
JPH08105679A (ja) 冷蔵庫
KR100763152B1 (ko) 사이드 바이 사이드 타입 냉장고의 냉기 공급장치
JPS6018778Y2 (ja) 冷凍冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080613

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090613

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090613

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090613

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100613

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100613

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees